JPH08289528A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH08289528A
JPH08289528A JP10906695A JP10906695A JPH08289528A JP H08289528 A JPH08289528 A JP H08289528A JP 10906695 A JP10906695 A JP 10906695A JP 10906695 A JP10906695 A JP 10906695A JP H08289528 A JPH08289528 A JP H08289528A
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JP
Japan
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terminal
stepping motor
coil
case
tooth
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Application number
JP10906695A
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English (en)
Inventor
Masao Okita
正夫 大北
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Publication of JPH08289528A publication Critical patent/JPH08289528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断線を防止するとともに、フロッピディスク
ドライブなどの製品コストを低減するのに好適なステッ
ピングモータを提供することである。 【構成】 第1,第2のコイルボビン5,6に端子5
z,6zを設けるとともに、第1,第2のケース1,2
に切り欠き1x,2xを設け、端子5z,6zを切り欠
き1x,2xから突出させ、切り欠き1x,2x内で移
動可能とせしめ、端子5z,6zを回路基板16に固定
して、回路基板16と電気的に接続した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブなどの送り機構に用いられるPM(パーマネント
マグネット)型ステッピングモータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のステッピングモータを図
6〜図11に基づいて説明する。
【0003】図6〜図11に示すステッピングモータ
は、第1,第2のケース1,2と、第1,第2の歯極板
3,4と、第1,第2のコイルボビン5,6と、永久磁
石7と、スクリューシャフト8と、第1,第2の軸受
9,10と、ボール20aによって主に構成されてい
る。
【0004】珪素鋼板などの材料からなる円筒状の第
1,第2のケース1,2は、一端側が開放され、底面部
1a,2aの中心部には円形の孔1b,2bが形成され
ており、周壁部1c,2cには4ヶ所に切り欠き1d,
2dが設けられおり、このうち対向する一対の2つの切
り欠き1d,2dは、図6に示すように、他の2つより
も深く形成されている。第1,第2のケース1,2の底
面部1a,2aには、複数の山形の歯極1e,2eが第
1,第2のケース1,2内部に孔1b,2bの縁に沿っ
て等間隔に立設されている。また、第2のケース2の周
壁部2cには、2つの通孔2fが180゜位相をずらし
て設けられている。
【0005】そして、第1,第2のケース1,2を組み
合わせたときには、開放端側に設けられた切り欠き1
d,2dが対向するようになっている。
【0006】珪素鋼板などの材料からなる円板状の第
1,第2の歯極板3,4は、その中心部に円形の孔3
b,4bが形成されており、孔3b,4bの縁には、図
6に示すように、複数の山形の歯極3e,4eが等しい
間隔を置いて立設されている。また、第1,第2の歯極
板3,4の外縁には、4つの鍔部3g,4gが形成され
ている。
【0007】そして、第1,第2の歯極板3,4は、4
つの鍔部3g,4gが重なるように位置決めして組み合
わされて、第1,第2のケース1,2の内部に収納され
るようになっており、収納された際には、歯極3e,4
eがそれぞれ歯極1e,2eの間に位置して噛み合うよ
うになっているとともに、鍔部3g,4gが切り欠き1
d,2dにはめ込まれるようになっている。
【0008】ポリブチレンテレフタレートなどの樹脂材
料からなるリング状の第1,第2のコイルボビン5,6
は、中心部に孔を有するH型をなし、両端縁には、その
外周壁の全周にわたって鍔体5h,6hが一体に形成さ
れている。
【0009】この第1,第2のコイルボビン5,6の外
周壁には、図9に示すように、コイル線5o,6oが巻
回されており、図7に示すように、それぞれのコイル線
5o,6oの巻始め端と巻終り端は、リード線12a,
12b,12c,12dの他端側に半田付けなどにより
接続され導通した状態となっている。このリード線12
a,12b,12c,12dは、コイル線5o,6oが
半田付けなどにより接続された部分を除いて樹脂製のチ
ューブで被膜されており、図8に示すように、一端側が
コネクタ11に接続されている。
【0010】そして、この第1,第2のコイルボビン
5,6が、第1,第2のケース1,2の内部に収納され
た際には、歯極1e,2eがそれぞれ第1,第2のコイ
ルボビン5,6孔に位置し、図8に示すように、リード
線12a,12b,12c,12dが深い切り欠き1
d,2dから第1,第2のケース1,2の外部に導出さ
れるようになっている。
【0011】フェライトなどの磁性材料からなる円柱状
の永久磁石7は、その全周にわたって交互にN極、S極
の着磁が施されており、図9に示すように、その中心部
には、ステンレスなどの材料からなり、一端側に送り溝
8iが形成されたスクリューシャフト8が、永久磁石7
を貫通した状態で嵌合固定されている。
【0012】この状態で永久磁石7は、第1,第2のケ
ース1,2の中心部内部に収納され、収納された際に
は、その一部が第1,第2の歯極板3,4の孔3b,4
b内に位置して歯極1e,2e,3e,4eと対向し、
スクリューシャフト8の一端側が第1のケース1の孔1
bから外部へ突出するようになっている。
【0013】亜鉛鍍金鋼板などの材料からなる略楕円板
状の第1の軸受9は、孔9kを有する円筒状の軸受部9
jを備え、図6に示すように、軸受部9jが第1の軸受
9の中心部に形成された孔にはめ込まれ、かしめなどの
方法により取付固定されている。
【0014】この状態で第1の軸受9は、第1のケース
1の底面部1aに溶着などの方法により取り付けられ、
取り付けられた際には、スクリューシャフト8の一端側
が軸受部9jの孔9kから突出し、軸受部9jによって
軸承されるようになっている。
【0015】ステンレスなどの材料からなる円板状の第
2の軸受10には、図6に示すように、その中心部をU
の字状に切り起こすことにより、軸受部10jが設けら
れている。また、第2の軸受10の外縁には、2つの腕
部10mが180゜位相をずらして設けられており、さ
らにこの腕部10mの先端部を折り曲げることによって
フック10nが形成されている。
【0016】この第2の軸受10は、腕部10mのフッ
ク10nが第2のケース2の通孔2fに掛け止めされ
て、第2のケース2に取り付けられ、図9に示すよう
に、軸受部10jがスクリューシャフト8の他端をボー
ル20aを介して押圧した状態で軸承するようになって
いる。
【0017】次に、ステッピングモータが組み付けられ
るフロッピディスクドライブを図8〜図11に基づいて
説明すると、スティール材料からなる筐体状のシャーシ
13は、側壁13pおよび支持柱部13rを備えてい
る。そして図9に示すように、この側壁13pには、第
1の軸受9の軸受部9jの径より僅かに大きい孔13q
が設けられているとともに、孔13qの両脇にネジ14
のための図示せぬネジ孔が設けられており、支持柱部1
3rには、ボール軸受13sが設けられている。
【0018】そしてステッピングモータは、孔13qに
スクリューシャフト8および軸受部9jを挿入し、第1
の軸受9を側壁13pに当接させ、ワッシャ15をネジ
14で側壁13pにネジ止めすることにより、図8に示
すように、第1の軸受9がワッシャ15の一部分で側壁
13pに押さえ付けられて、シャーシ13に取り付けら
れるようになっており、取り付けられた際には、図9に
示すように、スクリューシャフト8とボール軸受13s
とでボール20bを挟むことによって、スクリューシャ
フト8の一端が軸承されるようになっている。
【0019】紙フェノール樹脂などの材料からなる回路
基板16は、図示せぬ電子部品を搭載し、ステッピング
モータの回転制御を行うようになっており、ステッピン
グモータのコネクタ11が接続されて、シャーシ13の
裏面に取り付けられている。
【0020】樹脂材料からなる直方体状のキャリッジ1
7は、図10,図11に示すように、下側ヘッド17r
を搭載し、フォロワピン17sとフォロワばね17tを
支持する支持部材17uが一体的に突設されている。そ
して、キャリッジ17には、上側磁気ヘッド18vが搭
載端部で揺動自在となるように他端部で支持されたホー
ルドケース18と、キャリッジ17の一縁側でこのキャ
リッジ17を支持するガイドシャフト19が取り付けら
れている。
【0021】この状態でキャリッジ17は、シャーシ1
3に取り付けられ、取り付けられた際には、フォロワピ
ン17sとフォロワばね17tでスクリューシャフト8
を挟持するとともに、フォロワピン17sがスクリュー
シャフト8の送り溝8i上に載置され、スクリューシャ
フト8が回転すると、フォロワピン17sがその回転運
動を直線運動に変換し、キャリッジ17はスクリューシ
ャフト8の回転量に応じてガイドシャフト19に沿って
往復動できるようになっている。
【0022】次に、従来のステッピングモータの組立方
法を説明すると、先ずコイル線5o,6oが巻回され、
そのコイル線5o,6oの巻始め端と巻終り端にリード
線12a〜12dの他端側が接続された第1,第2のコ
イルボビン5,6を、それぞれ第1の軸受9が底面部1
aに溶着された第1のケースと第2のケース2の内部に
収納し、リード線12a〜12dを第1,第2のケース
1,2の深い切り欠き1d,2dから外部へ導出させ
る。次に、第1,第2の歯極板3,4を歯極3e,4e
が外向きになるように背中合わせで組み合わせて接着
し、第2の歯極板4を第2のケース2の内部に収納す
る。
【0023】次に、スクリューシャフト8が嵌合固定さ
れた永久磁石7を第1,第2の歯極板3,4の孔3b,
4b内に挿入し、スクリューシャフト8を第1のケース
1の孔1bから第1の軸受9の孔9kに通して第1のケ
ース1外へ導出させ、第1のケース1と第2のケース2
を組み合わせて溶接すると、第1のケース1の内部に第
1の歯極板3を収納された状態となる。
【0024】次に、スクリューシャフト8の他端に図示
せぬグリスを塗布し、そのグリスの粘性によって、ボー
ル20aをスクリューシャフト8の他端に仮止めする。
【0025】続いて、第2の軸受10をその腕部10m
が第2のケース2の通孔2fに対応するように、第2の
ケース2に近づけると、腕部10mの先端部に形成され
たフック10nが、第2のケース2の底面部2aにぶつ
かった状態となり、この状態でさらに第2の軸受10を
押し込むと腕部10mの弾性によって腕部10mが外方
へ撓み、フック10nが通孔2fの上に位置したとき
に、腕部10mは元の状態に復元し、フック10nが通
孔2fに掛け止めされて、第2の軸受10が第2のケー
ス2に取り付けられる。このとき、軸受部10jがボー
ル20aと当接した状態となる。
【0026】しかる後、リード線12a,12b,12
c,12dの一端側をコネクタ11に接続する。
【0027】次に、ステッピングモータとキャリッジ1
7をシャーシ13に組み付ける方法について説明する
と、先ずスクリューシャフト8の一端に図示せぬグリス
を塗布し、そのグリスの粘性によって、ボール20bを
スクリューシャフト8の一端に取り付ける。次に、回路
基板16が取り付けられたシャーシ13の孔13qにス
クリューシャフト8および第1の軸受9の軸受部9jを
挿入し、図9に示すように、第1の軸受9を側壁13p
に当接させ、且つボール20bをボール軸受13sに当
接させた状態で、ネジ14でワッシャ15を側壁13p
にネジ止めすることにより、図8に示すように、ワッシ
ャ15で第1の軸受9の両端を押さえて、ステッピング
モータをシャーシ13に取り付け、リード線12a〜1
2dをコネクタ11を介して回路基板16に接続する。
【0028】このようにして組立られたステッピングモ
ータは、スクリューシャフト8がボール20a,20b
を介して軸受部9j,10jによって回転可能に取り付
けられるとともに、所定のステップ角度で永久磁石7が
回転することによって、スクリューシャフト8が永久磁
石7と一体に回転するようになっている。
【0029】しかる後、フォロワピン17sをスクリュ
ーシャフト8の送り溝8iに係合させ、フォロワピン1
7sとフォロワばね17tでスクリューシャフト8を挟
んで、キャリッジ17をシャーシ13に取り付ける。
【0030】このようにして組み付けは完了するが、組
み付け後は、ステッピングモータを駆動してキャリッジ
17を往復動させ、上側ヘッド18vおよび下側ヘッド
17rを指令された図示せぬ磁気ディスクの任意のトラ
ック位置に移送できることの確認を行う。即ち、磁気デ
ィスクのトラック幅は0.1ミリ程度と非常に狭く、ス
テッピングモータおよびキャリッジ17の組立精度やシ
ャーシ13の加工精度さらにはこれらの組み付け精度の
問題から、指令されたトラック位置に上側ヘッド18v
および下側ヘッド17rを移送したときに、その移送位
置が実際のトラック位置に対してずれてしまっているこ
とがある。
【0031】このような場合、ネジ14を若干ゆるめ、
第1,第2のケース1,2を矢印A方向に回動すること
により、第1,第2のケース1,2内に収納された第
1,第2のコイルボビン5,6および歯極板3,4が第
1,第2のケース1,2とともに回動し、この回動に伴
って永久磁石7が歯極3e,4eと磁力により引き合っ
て回動して、永久磁石7に嵌合固定されたスクリューシ
ャフト8が回動することにより、キャリッジ17を僅か
に移動させて、図示せぬ磁気ディスクのトラック位置に
対する上側ヘッド18vおよび下側ヘッド17rの位置
補正を行っていた。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たステッピングモータは、図8に示す矢印A方向に回動
される補正作業中に、第1,第2のコイルボビン5,6
は第1,第2のケース1,2とともに回動するので、リ
ード線12a〜12dが引っ張られ、コイル線5o,6
oに負荷がかかって、リード線12a〜12dとコイル
線5o,6oとの接続部分が断線してしまうという問題
があった。
【0033】また、回路基板16と接続するためにリー
ド線12a〜12dおよびコネクタ11を必要とするこ
とから、部品点数が多く、フロッピディスクドライブな
どのステッピングモータが組み付けられる製品がコスト
高になるという問題があった。
【0034】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は、断線を防止し、フロ
ッピディスクドライブなどの製品コストを低減するのに
好適なステッピングモータを提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明のステッピングモータは、
複数の歯極と、前記歯極を励磁するコイル線が巻回され
たコイルボビンと、前記複数の歯極と対向して回転する
永久磁石と、前記永久磁石と一体に回転するシャフト
と、前記複数の歯極と前記コイルボビンと前記永久磁石
を収納するケースを備え、前記ケースを前記コイルボビ
ンに対し回動可能とした構成とした。
【0036】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、前記第1の手段において、前記ケースに窓部
を設け、前記コイルボビンに端子を取り付け前記コイル
線と接続させ、前記端子を前記窓部から突出させた構成
とした。
【0037】また、前記課題を解決するための第3の手
段として、前記第1の手段において、前記ケースに窓部
を設け、前記コイルボビンに端子部を一体形成し、前記
端子部に端子を取り付け前記コイル線と接続させ、前記
端子および前記端子部を前記窓部から突出させた構成と
した。
【0038】また、前記課題を解決するための第4の手
段として、前記第2,3の手段において、前記端子を回
路基板に直に固定し、前記端子と前記回路基板とを電気
的に接続した構成とした。
【0039】
【作用】前記の第1の手段によれば、前記ケースが前記
コイルボビンに対し回動可能であるので、前記コイル線
に負荷がかかることがない。
【0040】また、前記の第2の手段によれば、前記コ
イルボビンに前記コイル線と接続される端子を取り付け
たので、前記コイル線を前記端子を介して外部と導通さ
せることができる。
【0041】また、前記の第3の手段によれば、前記コ
イルボビンに一体形成した端子部を前記窓部から突出さ
せた構成となっているので、前記端子が前記ケースと接
触することがない。
【0042】また、前記の第4の手段によれば、前記端
子を回路基板に直に固定し、前記端子と前記回路基板と
を電気的に接続した構成となっているので、リード線お
よびコネクタを必要としない。
【0043】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明するが、ここでは従来例と同一部分は同一番号
を付与し、詳細な説明は省略する。
【0044】第1,第2のケース1,2の周壁部1c,
2cの端部には、図1,図2に示すように、その周方向
に窓部を構成する幅の広い切り欠き1x,2xと、幅の
狭い1y,2yが形成されている。
【0045】第1,第2の歯極板3,4には、図1,図
3に示すように、その外縁に第1,第2のケース1,2
の切り欠き1x,2xと同程度の幅の切り欠き3x,4
xが形成されている。
【0046】第1,第2のコイルボビン5,6には、図
1,図2,図5に示すように、その鍔体5h,6hに外
径方へ突出する端子部5p,6pが一体に形成されてお
り、それぞれ2本の端子5z,6zが端子部5p,6p
に設けられた小孔に圧入またはインサート成形されて端
子部5p,6pに突設されている。この端子5z,6z
にはそれぞれ第1,第2のコイルボビン5,6に巻回さ
れたコイル線5o,6oの巻始め端と巻終り端が巻回さ
れ半田付けなどにより固定されて導通した状態となって
いる。また、端子部6pには凸部6qが設けられてお
り、端子部5pには凸部6qに対応する小孔が設けられ
ている。
【0047】そして、第1,第2の歯極板3,4がその
鍔部3g,4gおよび切り欠き3x,4xを対向させて
組み合わされ溶着され、その歯極3e,4eを第1,第
2のコイルボビン5,6内に位置させて、第1,第2の
コイルボビン5,6の鍔体5h,6hが第1,第2の歯
極板3,4に当接されており、図5に示すように、凸部
6qが端子部5pの小孔に圧入されて、第1,第2のコ
イルボビン5,6が第1,第2の歯極板3,4を挟んで
固定した状態となっている。これによって、第1,第2
のコイルボビン5,6および第1,第2の歯極板3,4
は一体に取り扱うことができ、第1,第2のケース1,
2の内部に、第1,第2の歯極板3,4および第1,第
2のコイルボビン5,6が収納された際には、図2,図
5に示すように、端子部5p,6pが歯極板3,4の切
り欠き3x,4x内および第1,第2のケース1,2の
1x,2xで構成される周方向の窓部内に位置して、そ
の端子部5p,6pおよび端子5z,6zが第1,第2
のケース1,2の切り欠き1x,2xから外部へ突出し
た状態となっている。この状態で端子5z,6z側を固
定し、第1,第2のケース1,2を矢印A方向に回動す
ると、第1,第2の歯極板3,4および永久磁石7に嵌
合固定されたスクリューシャフト8が、第1,第2のケ
ース1,2と一体に回動するようになっている。このよ
うに本来は端子部5p,6pが固定側であるが、図3は
端子部5p,6pを回動させた状態を示し、端子部5
p,6pは、第1,第2のケース1,2の切り欠き1
x,2xの範囲内で、第1,第2のコイルボビン5,6
と一体に回動可能となっており、その回動端では切り欠
き1x,2xの縁部に当接するようになっている。
【0048】そして、このステッピングモータはフロッ
ピディスクドライブのシャーシ13に取り付けられ、図
4,図5に示すように、端子5z,6zが回路基板16
の孔に差し込まれ半田付けによって直に固定され、回路
基板16と電気的に接続されている。そして、ネジ14
を若干ゆるめ、第1,第2のケース1,2を矢印A方向
に回動すると、第1,第2のコイルボビン5,6のみが
固定された状態で、第1,第2の歯極板3,4および永
久磁石7に嵌合固定されたスクリューシャフト8が、第
1,第2のケース1,2と一体に回動されるようになっ
ており、指令されたトラック位置に対する上側ヘッド1
8vおよび下側ヘッド17rの移送位置のずれを補正で
きるようになっている。
【0049】このような構成のステッピングモータにお
いては、コイル線5o,6oの巻始め端と巻終り端を巻
回接続された端子5z,6zが第1,第2のコイルボビ
ン5,6とともに回路基板16に接続固定された状態
で、第1,第2のケース1,2を回動させることによ
り、スクリューシャフト8を回転させることができるよ
うになっているので、指令されたトラック位置に対する
上側ヘッド18vおよび下側ヘッド17rの移送位置の
ずれを補正する時に、コイル線5o,6oに負荷がかか
ることがなく、コイル線5o,6oと端子5z,6zと
の接続部分および端子5z,6zと回路基板16との接
続部分での断線を防止することができる。
【0050】また、端子5z,6zを回路基板16に直
に接続した状態で、指令されたトラック位置に対する上
側ヘッド18vおよび下側ヘッド17rの移送位置のず
れを補正することができるので、リード線12a〜12
dおよびコネクタ11が不要であり、ステッピングモー
タが組み付けられるフロッピディスクドライブなどの製
品の部品点数が少なくでき、製品コストを低減すること
ができる。
【0051】また、端子部5p,6pが第1,第2のケ
ース1,2の切り欠き1x,2xから外部へ突出し、そ
の回動端では端子部5p,6pが切り欠き1x,2xの
縁部に当接するようになっているので、端子5z,6z
が第1,第2のケース1,2に接触することがなく、端
子5z,6zと第1,第2のケース1,2との間を常に
絶縁状態に保持することができる。
【0052】さらにまた、トラック位置に対する上側ヘ
ッド18vおよび下側ヘッド17rの位置補正を行う際
に、ネジ14をゆるめても、端子5z,6zが回路基板
16に固定されているので、ステッピングモータがシャ
ーシ13の側壁13pから外れてしまうことがなく、作
業性を向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステッピ
ングモータによれば、前記ケースが前記コイルボビンに
対し回動可能であるので、磁気ディスクのトラック位置
に対する上側ヘッドおよび下側ヘッドの位置補正時に
は、前記コイル線に負荷がかかることがなく、断線を防
止することができる。
【0054】また、前記コイルボビンに前記コイル線と
接続される端子を取り付けたので、前記コイル線を前記
端子を介して外部と導通させることができ、断線がな
く、前記コイル線と外部との接続を容易に行うことがで
きる。
【0055】また、前記コイルボビンに一体形成した端
子部を前記窓部から突出させた構成となっているので、
前記端子が前記ケースと接触することがなく、前記端子
と前記ケースとの間を常に絶縁状態に保持することがで
きる。
【0056】また、前記端子を回路基板に直に固定し、
前記端子と前記回路基板とを電気的に接続した構成とな
っているので、リード線およびコネクタを必要とせず、
ステッピングモータが組み付けられる製品の部品点数が
少なくでき、製品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるステッピングモータ
を構成する主要部材の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるステッピングモータ
の低面図である。
【図3】図2に示すステッピングモータのB−B線に沿
う断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係わるステッピングモータ
の正面図である。
【図5】本発明の一実施例に係わるステッピングモータ
の一部を断面にした側面図である。
【図6】従来例に係わるステッピングモータを構成する
主要部材の分解斜視図である。
【図7】従来例に係わり、コイル線とリード線の接続状
態を説明するためのコイルボビンの側面図である。
【図8】従来例に係わり、フロッピディスクドライブに
組み込まれたステッピングモータの斜視図である。
【図9】従来例に係わるステッピングモータの一部を断
面にした側面図である。
【図10】従来例に係わり、フロッピディスクドライブ
に組み込まれるキャリッジの平面図である。
【図11】図10に示すキャリッジの正面図である。
【符号の説明】
1 第1のケース 1e 歯極 1x 切り欠き 2 第2のケース 2e 歯極 2x 切り欠き 3 第1の歯極板 3e 歯極 4 第2の歯極板 4e 歯極 5 第1のコイルボビン 5o コイル線 5p 端子部 5z 端子 6 第2のコイルボビン 6o コイル線 6p 端子部 6z 端子 7 永久磁石 8 スクリューシャフト 16 回路基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歯極と、前記歯極を励磁するコイ
    ル線が巻回されたコイルボビンと、前記複数の歯極と対
    向して回転する永久磁石と、前記永久磁石と一体に回転
    するシャフトと、前記複数の歯極と前記コイルボビンと
    前記永久磁石を収納するケースを備え、前記ケースを前
    記コイルボビンに対し回動可能としたことを特徴とする
    ステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記ケースに窓部を設け、前記コイルボ
    ビンに端子を取り付け前記コイル線と接続させ、前記端
    子を前記窓部から突出させたことを特徴とする請求項1
    に記載のステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 前記ケースに窓部を設け、前記コイルボ
    ビンに端子部を一体形成し、前記端子部に端子を取り付
    け前記コイル線と接続させ、前記端子および前記端子部
    を前記窓部から突出させたことを特徴とする請求項1に
    記載のステッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記端子を回路基板に直に固定し、前記
    端子と前記回路基板とを電気的に接続したことを特徴と
    する請求項2,3に記載のステッピングモータ。
JP10906695A 1995-04-10 1995-04-10 ステッピングモータ Pending JPH08289528A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103812246A (zh) * 2012-11-05 2014-05-21 日本电产三协株式会社 马达以及马达的制造方法
CN104079121A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 日本电产三协株式会社 马达

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CN103812246A (zh) * 2012-11-05 2014-05-21 日本电产三协株式会社 马达以及马达的制造方法
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