JP2020137315A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】端子ピンにリード線を半田によって接続した際に発生した半田粒が、歯車伝達機構が配置されている空間に落下することを抑制することのできるモータを提供すること。【解決手段】モータ1において、第1コイルボビン31の出力側L2に歯車伝達機構7が設けられている。第1コイルボビン31の出力側L2のフランジ部311の径方向外側には端子台35が設けられており、モータ本体1aには、端子台35を径方向外側から覆うように第1カバー8が保持されている。端子ピン6は、端子台35に保持された第1部分61と、第1部分61の径方向外側の端部から屈曲した第2部分62とを備え、第1カバー8では、第2部分62を径方向外側に突出させる開口部810がモータ軸線L方向にスリット状に延在している。第2部分62には、リード線10が半田により接続されているが、第2部分62は、歯車伝達機構7とは反対側の反出力側L1に屈曲している。【選択図】図3
Description
本発明は、コイルボビンに設けられた端子台に端子ピンが保持されたモータに関するものである。
コイル線が胴部に巻回されたコイルボビン、およびコイルボビンを内側に収容するモータケースを備えたモータ本体と、コイルボビンの出力側フランジ部に対してモータ軸線方向の出力側に設けられた歯車伝達機構とを有するモータにおいて、コイルボビンの出力側フランジ部の径方向外側に設けられた端子台によって端子ピンを保持した構造が提案されている。かかるモータにおいて、端子ピンは、径方向外側に突出した第1部分と、第1部分の径方向外側の端部でモータ軸線方向に沿うように屈曲した第2部分とを有しており、第1部分は端子台に保持されている。モータ本体の径方向外側には端子台を覆うカバーが設けられており、カバーは、端子ピンの第1部分を径方向外側に突出させる開口部が設けられた隔壁部と、隔壁部に径方向外側から被さるハウジング部とが設けられている。従って、隔壁部とハウジング部との間は、端子ピンの第2部分が位置するコネクタ挿入部として構成される。
しかしながら、特許文献1に記載のモータのように、コネクタを用いた場合、コストが嵩むとともに、電気的な接続部分の信頼性が低いという問題点がある。一方、端子ピンにリード線を半田によって接続した場合、半田粒が隔壁部の開口部から歯車伝達機構が配置されている空間に落下し、歯車伝達機構に不具合が発生させるおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、端子ピンにリード線を半田によって接続した際に発生した半田粒が歯車伝達機構が配置されている空間に落下することを抑制することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、コイル線が胴部に巻回されたコイルボビン、および前記コイルボビンを内側に収容するモータケースを備えたモータ本体と、前記コイルボビンの出力側フランジ部に対してモータ軸線方向の出力側に設けられた歯車伝達機構と、前記出力側フランジ部の径方向外側に設けられた端子台と、前記端子台から径方向外側に突出するように前記端子台に保持された第1部分、および前記第1部分の径方向外側の端部から前記モータ軸線方向の反出力側に屈曲した第2部分を備え、前記コイル線が接続された端子ピンと、前記端子台を径方向外側から覆うように前記モータ本体に保持され、前記第2部分を径方向外側に突出させる開口部が前記モータ軸線方向にスリット状に延在する第1カバーと、前記第1カバーに径方向内側から支持され、前記第2部分に半田により電気的に接続されたリード線と、を有することを特徴とする。
本発明では、コイルボビンの出力側フランジ部の径方向外側に設けられた端子台に保持された端子ピンのうち、モータ軸線方向に屈曲した第2部分にリード線が半田により接続されている。このため、コネクタを用いる場合より、コストを低減することができるとと
もに、電気的な接続部分の信頼性を向上することができる。また、モータ本体には第1カバーが保持され、第1カバーは、リード線を径方向内側から支持している。従って、リード線を第2部分に半田により接続する際、リード線の取扱い等が容易である。また、第1カバーには、第2部分を径方向外側に突出させるスリット状の開口部が形成されているが、第2部分は第1部分の径方向外側の端部から反出力側に屈曲している。このため、開口部は反出力側に延在している。従って、第2部分にリード線を半田により接続する際に発生した半田粒が開口部を介して落下した場合でも、半田粒は、モータ本体側に落下するので、出力側フランジ部に対して出力側の歯車伝達機構が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。それ故、半田粒が原因で歯車伝達機構に不具合が発生することを抑制することができる。
もに、電気的な接続部分の信頼性を向上することができる。また、モータ本体には第1カバーが保持され、第1カバーは、リード線を径方向内側から支持している。従って、リード線を第2部分に半田により接続する際、リード線の取扱い等が容易である。また、第1カバーには、第2部分を径方向外側に突出させるスリット状の開口部が形成されているが、第2部分は第1部分の径方向外側の端部から反出力側に屈曲している。このため、開口部は反出力側に延在している。従って、第2部分にリード線を半田により接続する際に発生した半田粒が開口部を介して落下した場合でも、半田粒は、モータ本体側に落下するので、出力側フランジ部に対して出力側の歯車伝達機構が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。それ故、半田粒が原因で歯車伝達機構に不具合が発生することを抑制することができる。
本発明において、前記開口部は、径方向外側からみたとき、前記第2部分と重なっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第2部分を第1カバーの開口部を介して径方向外側に突出させやすいので、第1カバーを設けやすい。
本発明において、前記開口部のうち、前記出力側フランジ部より前記出力側に位置する部分には、前記端子台が径方向内側から重なっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、出力側フランジ部に対して出力側の歯車伝達機構が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。
本発明において、前記開口部のうち、前記出力側フランジ部より前記出力側に位置する部分には、前記端子台が径方向内側から重なっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、出力側フランジ部に対して出力側の歯車伝達機構が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。
本発明において、前記第2部分および前記リード線の一部を径方向外側から覆うように前記第1カバーに保持された第2カバーを有する態様を採用することができる。かかる態様によれば、第2カバーによって、リード線と第2部分との接続部分を保護することができる。
本発明では、コイルボビンの出力側フランジ部の径方向外側に設けられた端子台に保持された端子ピンのうち、モータ軸線方向に屈曲した第2部分にリード線が半田により接続されている。このため、コネクタを用いる場合より、コストを低減することができるとともに、電気的な接続部分の信頼性を向上することができる。また、モータ本体には第1カバーが保持され、第1カバーは、リード線を径方向内側から支持している。従って、リード線を第2部分に半田により接続する際、リード線の取扱い等が容易である。また、第1カバーには、第2部分を径方向外側に突出させるスリット状の開口部が形成されているが、第2部分は第1部分の径方向外側の端部から反出力側に屈曲している。このため、開口部は反出力側に延在している。従って、第2部分にリード線を半田により接続する際に発生した半田粒が開口部を介して落下した場合でも、半田粒は、モータ本体側に落下するので、出力側フランジ部に対して出力側の歯車伝達機構が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。それ故、半田粒が原因で歯車伝達機構に不具合が発生することを抑制することができる。
図面を参照して、本発明を適用したモータを説明する。本形態において、モータ1はギアードモータとして構成されている。かかるモータ1では、ロータ5の回転中心軸線、および出力軸50の回転中心軸線が存在するが、以下の説明では、出力軸50の回転中心軸線をモータ軸線Lとして説明する。モータ軸線Lが延在している方向(モータ軸線L方向)のうち、出力軸50が突出している側とは反対側である反出力側にL1を付し、出力軸50が突出している側である出力側にL2を付して説明する。また、以下の説明では、「モータ軸線L方向の一方側」が反出力側L1に相当し、「モータ軸線L方向の他方側」が出力側L2に相当する。
また、以下の説明では、第1カバー8等を説明するにあたって、その向きが分かりやすいように、互いに直交する3方向を示すX軸、Y軸およびZ軸を図示してある。X軸方向は、第1カバー8においてモータ本体1aの周方向に沿う幅方向に相当し、Y軸方向は、第1カバー8においてモータ本体1aの径方向に相当する。Z軸方向は、モータ軸線Lに沿う方向である。また、以下に参照する図面には、X軸方向の一方側にX1を付し、X軸方向の他方側にX2を付し、Y軸方向の一方側にY1を付し、Y軸方向の他方側にY2を付し、Z軸方向の一方側にZ1を付し、Z軸方向の他方側にZ2を付して説明する。ここで、Y軸方向の一方側Y1は径方向内側に相当し、Y軸方向の他方側Y2は径方向外側に相当する。また、Z軸方向の一方側Z1はモータ軸線L方向の一方側(反出力側L1)に相当し、Z軸方向の他方側Z2はモータ軸線L方向の他方側(出力側L2)に相当する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したモータ1の全体構成の一態様を示す説明図であり、モータ1を出力側L2からみた斜視図である。図2は、図1に示すモータ1の分解斜視図である。図3は、図1に示すモータ1をモータ軸線Lを通る面で切断したYZ断面図である。
図1は、本発明を適用したモータ1の全体構成の一態様を示す説明図であり、モータ1を出力側L2からみた斜視図である。図2は、図1に示すモータ1の分解斜視図である。図3は、図1に示すモータ1をモータ軸線Lを通る面で切断したYZ断面図である。
図1、図2および図3に示すモータ1は、ステッピングモータを用いたギアードモータである。モータ1において、モータ本体1aは、有底円筒形の金属製のモータケース20、モータケース20の内側に配置された円筒状のステータ3、およびステータ3の内側に配置されたロータ5等を有している。
ステータ3は、A相用の第1コイルを構成する第1コイル線48が巻回された第1コイルボビン31と、B相用の第2コイルを構成する第2コイル線49が巻回された第2コイルボビン32とを備えており、第1コイルボビン31と第2コイルボビン32とは、モータ軸線L方向で重なるように配列されている。第1コイルボビン31は、出力側L2に配置され、第2コイルボビン32は、反出力側L1に配置されている。
第1コイルボビン31は、樹脂成形品であり、第1コイル線48が巻回された円筒状の胴部310の両端部に一対のフランジ部311、312を備えている。第2コイルボビン32も、第1コイルボビン31と略同様な樹脂成形品であり、第2コイル線49が巻回された円筒状の胴部320の両端部に一対のフランジ部321、322を備えている。
ステータ3において、第1コイルボビン31のフランジ部311に重なるようにA相用の外ステータコア41が配置され、第1コイルボビン31のフランジ部312に重なるようにA相用の内ステータコア42が配置されている。外ステータコア41および内ステータコア42では、フランジ状の円環部の内周縁からモータ軸線L方向に向けて複数の極歯45が屈曲しており、外ステータコア41の極歯45と内ステータコア42の極歯45は
、第1コイルボビン31の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。また、第2コイルボビン32のフランジ部321に重なるようにB相用の外ステータコア43が配置され、第2コイルボビン32のフランジ部322に重なるようにB相用の内ステータコア44が配置されている。B相用の外ステータコア43および内ステータコア44でも、A相用の外ステータコア41および内ステータコア42と同様、モータ軸線L方向に複数の極歯46が屈曲しており、外ステータコア43の極歯46と内ステータコア44の極歯46は、第2コイルボビン32の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。本形態において、外ステータコア43は、モータケース20の底板部205からなり、底板部205には、反出力側L1からシール部材25が貼られている。
、第1コイルボビン31の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。また、第2コイルボビン32のフランジ部321に重なるようにB相用の外ステータコア43が配置され、第2コイルボビン32のフランジ部322に重なるようにB相用の内ステータコア44が配置されている。B相用の外ステータコア43および内ステータコア44でも、A相用の外ステータコア41および内ステータコア42と同様、モータ軸線L方向に複数の極歯46が屈曲しており、外ステータコア43の極歯46と内ステータコア44の極歯46は、第2コイルボビン32の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。本形態において、外ステータコア43は、モータケース20の底板部205からなり、底板部205には、反出力側L1からシール部材25が貼られている。
ステータ3の内側には、外周面に永久磁石53が固定されたロータ5が配置され、ロータ5は、支軸511によって回転可能に支持されている。ロータ5の出力側端部の外周面にはピニオン510が形成されている。支軸511は、モータケース20の底板部205と、モータケース20の出力側の開口端を塞ぐ端板28とに支持されている。底板部205とロータ5との間には板バネ21が配置され、ロータ5は出力側L2に付勢されている。
ステータ3の出力側L2の端面には、円環状の地板26が重ねて配置されている。地板26の端部からは、出力側L2に向けて2本の支持板部261が突出しており、支持板部261は、モータケース20の開口縁とともに端板28を支持している。端板28には円形の貫通穴285が形成されており、貫通穴285は、出力軸50の端部を出力側L2に向けて突出させている。貫通穴285の周りには、出力軸50を回転可能に支持する円筒部286が形成されている。端板28には、モータ1をモータ機器に取り付けるための突部288と、支軸511を支持する受け部284とが形成されている。
第1コイルボビン31のフランジ部311に対して出力側L2には、地板26と端板28との挟まれた空間に、ロータ5の回転を減速して出力軸50に伝達する歯車伝達機構7が配置されている。このため、端板28には、複数の軸穴281が形成されている一方、地板26には、歯車伝達機構7の複数の歯車71を回転可能に支持する支軸72を軸穴281とともに保持する軸穴(図示せず)が複数形成されている。
このようにして、第1コイルボビン31の出力側L2のフランジ部311に対して出力側L2に歯車伝達機構7が配置されている。
(端子台35等の構造)
図4は、図1に示すモータ1の端子台35付近を拡大したYZ断面図である。図5は、図4等に示す端子台35を径方向外側からみたときの斜視図である。図6は、図5に示す端子台35を第1カバー8で覆った状態を径方向外側からみたときの斜視図である。図7は、図4等に示す端子台35を径方向内側からみたときの斜視図である。図8は、図7に示す端子台35を第1カバー8で覆った状態を径方向内側からみたときの斜視図である。図9は、図7に示す端子台35に第1カバー8および第2カバー9を取り付けた状態を径方向内側からみたときの斜視図である。
図4は、図1に示すモータ1の端子台35付近を拡大したYZ断面図である。図5は、図4等に示す端子台35を径方向外側からみたときの斜視図である。図6は、図5に示す端子台35を第1カバー8で覆った状態を径方向外側からみたときの斜視図である。図7は、図4等に示す端子台35を径方向内側からみたときの斜視図である。図8は、図7に示す端子台35を第1カバー8で覆った状態を径方向内側からみたときの斜視図である。図9は、図7に示す端子台35に第1カバー8および第2カバー9を取り付けた状態を径方向内側からみたときの斜視図である。
図2、図3、および図4に示すように、本形態のモータ1では、第1コイルボビン31の出力側L2のフランジ部311の径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)に端子台35が形成されている。端子台35には複数の端子ピン6が保持されており、複数の端子ピン6には、図2および図3に示す第1コイル線48および第2コイル線49の端部が各々、接続されている。端子ピン6は、X軸方向(幅方向)に沿って所定の間隔で5本、配列されており、5本の端子ピン6にはコモン用の端子ピンが含まれている。
図5〜図9に示すように、端子台35は、フランジ部311の径方向外側の端部で出力側に突出した凸部350と、凸部350のX軸方向の両側で径方向内側(Y軸方向の一方側Y1)、および径方向外側に突出した第1板部356とを有している。第1板部356の径方向内側の端部には、凸部350とは反対側に屈曲した第2板部357が形成されている。
凸部350の径方向内側は、複数の端子保持穴36が開口する平面になっている一方、凸部350の径方向外側は、モータ軸線L方向に延在する複数の凸条部37がX軸方向に配列されている。凸条部37の径方向外側の部分は凸曲面になっている。凸部350では、複数の凸条部37が設けられた位置を径方向に貫通する端子保持穴36が形成されている。複数の凸条部37の間、および凸条部37と第1板部356との間は各々、モータ軸線L方向に延在する溝状のガイド部38になっている。
端子ピン6は、端子保持穴36の内側で径方向外側に延在する第1部分61と、第1部分61のうち、凸部350から径方向外側に突出した径方向外側端部で出力側L2(モータ軸線L方向の一方側)に屈曲した第2部分62とを有しており、第1部分61は端子保持穴36に圧入により保持されている。端子ピン6は、第1部分61のうち、凸部350から径方向内側に突出した径方向内側端部で出力側L2に屈曲した第3部分63を有している。本形態において、第2部分62は第1部分61に対して約90°の角度で屈曲し、第3部分63は、第1部分61に対して約60°の角度で屈曲している。
かかる構成は、例えば、直線的に延在する金属ピン(図示せず)を端子保持穴36に圧入した後、金属ピンを屈曲させることによって実現できる。具体的には、金属ピンを端子保持穴36に圧入した後、端子保持穴36から径方向外側に突出した部分を反出力側L1に屈曲させて第2部分62を構成する。また、金属ピンにおいて、端子保持穴36から径方向内側に突出した部分を約90°の角度で出力側L2に折り曲げて第3部分63を形成した後、第1コイル線48および第2コイル線49を溝状のガイド部38を経由して第3部分63に巻き付け、その後、第3部分63を第1部分61に対して約60°の角度を成すように屈曲させる。その結果、第1コイル線48および第2コイル線49には弛みを付与されるので、断線が発生しにくい。
図3および図4に示すように、端子保持穴36のうち、端子台35の径方向外側に位置する部分は、第1部分61が隙間嵌めされる第1穴部361になっており、端子台35の径方向内側に位置する部分は、第1部分61が圧入される第2穴部362になっている。隙間嵌めとは、軸の径が穴の径より小さく、常にすきまのある形式の嵌め合いを意味する。また、図5および図7に示すように、端子ピン6は、第1部分61を含む全体が断面四角形であるのに対し、第1穴部361は断面四角形であり、第1部分61を圧入する前の状態で、第2穴部362は断面円形である。
従って、端子保持穴36に端子ピン6(金属ピン)を圧入に固定する際、端子台35の径方向外側の第1穴部361に加わる応力が小さいので、端子台35の径方向外側の部分にクラックが発生しにくい。従って、端子台35の径方向外側では、クラックに起因する端子ピン6の位置ずれが発生しにくいので、端子ピン6の第2部分62の位置精度が高い。それ故、後述するリード線10を端子ピン6の第2部分62に効率よく半田により接続することができる。
本形態では、以下に説明するように、端子台35を径方向外側から覆うように、第1カバー8をモータ本体1aに取り付けた後、端子ピン6の第2部分62にリード線10を接続し、その後、第2部分62およびリード線10の一部を径方向外側から覆うように、第2カバー9を第1カバー8に取り付ける。
(第1カバー8の構成)
図2に示すように、モータ本体1aにおいて、モータケース20には、モータ軸線L方向に延在する切り欠き201が形成されており、モータ本体1aには、切り欠き201を塞ぐように、樹脂製の第1カバー8が取り付けられる。
図2に示すように、モータ本体1aにおいて、モータケース20には、モータ軸線L方向に延在する切り欠き201が形成されており、モータ本体1aには、切り欠き201を塞ぐように、樹脂製の第1カバー8が取り付けられる。
図5および図7に示すように、第1カバー8は、端子台35および切り欠き201を径方向外側から覆う壁部81を有している。壁部81の反出力側L1の端部には円弧状の板部801が形成されており、板部801に対して出力側L2には、板部801より径方向外側に、周方向に突出した板部802が形成されている。従って、第1カバー8を切り欠き201を覆うように配置すると、板部801は、切り欠き201からモータケース20の内側に進入してモータケース20の内周面に当接し、板部802は、モータケース20の外周面に当接する。また、壁部81の周方向の両側において、板部802より出力側L2には、径方向内側に突出した板部803が形成されており、板部803は、フランジ部311に出力側L2から当接するとともに、切り欠き201からモータケース20の内側に進入してモータケース20に内周面に当接する。また、板部803に形成された係合爪804が端子台35の第2板部357に径方向内側から係合する。この状態で、第1カバー8は、モータ本体1aに保持される。
壁部81には、端子台35を径方向外側から覆うように第1カバー8をモータ本体1aに取り付けた際、端子ピン6の第2部分62を壁部81より径方向外側に突出させる開口部810が形成されている。開口部810は、モータ軸線L方向に延在するスリットであり、開口部810は、端子ピン6の第1部分61および第2部分62に径方向で重なっている。従って、第1カバー8を径方向外側から端子台35に重ねると、第2部分62は、開口部810を通り抜けて壁部81より径方向外側に突出する。また、開口部810のうち、フランジ部311より出力側L2に位置する部分には、端子台35が径方向内側から重なる。
壁部81の外周面は、開口部810が形成されている部分の途中に傾斜面811が形成されており、反出力側L1に位置する部分812(図3参照)は、出力側L2に位置する面89より径方向内側に位置する。本形態では、壁部81の外周面のうち、反出力側L1に位置する部分には、壁部81から径方向外側に突出した受け部82が形成されている。受け部82の径方向外側の面には、モータ軸線L方向に延在する複数の板状の隔壁部84が径方向外側に突出しており、隔壁部84は、幅方向に沿って等間隔に複数形成されている。このため、隣り合う隔壁部84の間は、リード線10をモータ軸線L方向に延在する状態で収容する溝状のリード線収容溝840になっており、リード線収容溝840において径方向内側に位置する底部は、リード線10を径方向内側から支持するリード線支持部85になっている。
リード線10は、金属線11の周りに可撓性の絶縁被覆層12が設けられており、リード線支持部85は、リード線10の絶縁被覆層12を径方向内側から支持する。その結果、リード線10の金属線11は、端子ピン6の第2部分62と重なる位置に配置される。従って、リード線10を第2部分62に半田により容易に接続することができる。本形態において、端子ピン6の第2部分62の幅は、金属線11の外径より広い。従って、金属線11を第2部分62に効率よく適正に接続することができる。
このように、本形態のモータ1では、第1コイルボビン31の出力側L2のフランジ部311の径方向外側に設けられた端子台35に保持された端子ピン6のうち、モータ軸線L方向に屈曲した第2部分62にリード線10が半田により接続されている。このため、コネクタを用いる場合より、コストを低減することができるとともに、電気的な接続部分
の信頼性を高めることができる。また、モータ本体1aには第1カバー8が保持され、第1カバー8は、リード線10を径方向内側から支持している。従って、リード線10を第2部分62に半田により接続する際、リード線10の取扱い等が容易である。
の信頼性を高めることができる。また、モータ本体1aには第1カバー8が保持され、第1カバー8は、リード線10を径方向内側から支持している。従って、リード線10を第2部分62に半田により接続する際、リード線10の取扱い等が容易である。
また、第1カバー8には、第2部分62を径方向外側に突出させるスリット状の開口部810が形成され、第2部分62は第1部分61の径方向外側の端部から反出力側L1に屈曲している。このため、開口部810は、第1部分61より反出力側L1に延在している。従って、第2部分62が上方に位置するように、モータ軸線Lを水平にした状態で、第2部分62にリード線10を半田により接続した際、半田粒が開口部810を介して落下した場合でも、半田粒は、モータ本体1a側に落下する。それ故、出力側L2のフランジ部311に対して出力側L2で、歯車伝達機構7が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。よって、半田粒が原因で歯車伝達機構7に不具合が発生することを抑制することができる。
また、開口部810のうち、出力側L2のフランジ部311より出力側L2に位置する部分には、端子台35が径方向内側から重なっている。このため、フランジ部311に対して出力側の歯車伝達機構7が設けられている空間に半田粒が落下することを抑制することができる。
さらに、開口部810は、径方向外側からみたとき、第2部分62と重なっている。このため、第2部分62を第1カバー8の開口部810を介して径方向外側に突出させやすいので、第1カバー8を設けやすい。
(リード線支持部85の詳細構成)
図3および図4に示すように、リード線支持部85は、反出力側L1(モータ軸線L方向の一方側)の第1端部851、および出力側L2(モータ軸線L方向の他方側)の第2端部852のうち、少なくとも一方は、リード線10の絶縁被覆層12と接触する部分850から径方向内側に向かう部分が凸曲面または傾斜面になっている。
図3および図4に示すように、リード線支持部85は、反出力側L1(モータ軸線L方向の一方側)の第1端部851、および出力側L2(モータ軸線L方向の他方側)の第2端部852のうち、少なくとも一方は、リード線10の絶縁被覆層12と接触する部分850から径方向内側に向かう部分が凸曲面または傾斜面になっている。
本形態においては、リード線支持部85の反出力側L1の第1端部851、および出力側L2の第2端部852の双方が、リード線10の絶縁被覆層12と接触する部分から径方向内側に向かう部分が凸曲面または傾斜面になっている。なお、本形態では、第1端部851および第2端部852が凸曲面になっている場合を例示してあるが、第1端部851および第2端部852は傾斜面であってもよい。
このような構成によれば、リード線10は、第1カバー8のリード線支持部85に径方向内側から支持される。このため、リード線10の端部を端子ピン6の第2部分62に位置合わせしやすい。従って、端子ピン6にリード線10を効率よく接続することができる。
また、リード線支持部85は、リード線支持部85の第1端部851および第2端部852の双方が、リード線10の絶縁被覆層12と接触する部分850から径方向内側に向かう部分が凸曲面または傾斜面になっているため、リード線10は、凸曲面または傾斜面に沿って径方向内側に変形可能である。このため、リード線10のうち、リード線支持部85と接していない部分を変形させても、リード線10に大きな負荷が加わりにくい。
例えば、リード線10の位置が端子ピン6の第2部分62に対して径方向外側にずれている場合に、リード線10の出力側L2の端部を径方向内側に曲げたときでも、リード線10は、凸曲面または傾斜面からなる第2端部852に沿って曲がることになる。従って、リード線10およびリード線支持部85に大きな負荷が加わることを抑制することがで
きる。
きる。
また、リード線10のうち、リード線支持部85より反出力側L1に位置する部分を径方向内側に移動させたときでも、リード線10は凸曲面または傾斜面からなる第1端部851に沿って曲がることになる。従って、リード線10およびリード線支持部85に大きな負荷が加わることを抑制することができる。
(第2カバー9の構成)
図2、図3および図4に示すように、本形態では、リード線10を第2部分62に半田により接続した後、第2カバー9を第2部分62、およびリード線10の一部を径方向外側から覆うように、樹脂製の第1カバー8に取り付ける。従って、第2カバー9によって、リード線10と第2部分62との接続部分を保護することができる。
図2、図3および図4に示すように、本形態では、リード線10を第2部分62に半田により接続した後、第2カバー9を第2部分62、およびリード線10の一部を径方向外側から覆うように、樹脂製の第1カバー8に取り付ける。従って、第2カバー9によって、リード線10と第2部分62との接続部分を保護することができる。
図6および図8に示すように、第2カバー9は、端子ピン6の第2部分62およびリード線10の一部を径方向外側から覆う端板部90と、端板部90の周方向の端部から径方向内側に突出して第2部分62を周方向から覆う第1側板部91を有している。また、第2カバー9は、第1側板部91より反出力側L1で端板部90の周方向の端部から径方向内側に突出して第1カバー8の側面86に周方向の外側から重なる第2側板部92を有している。側面86には、穴または凸部からなる第1被係合部860が形成されており、第2側板部92には、側面86の第1被係合部860と係合する第1係合部920が形成されている。本形態において、第1被係合部860は、径方向外側に斜面を向ける凸部からなり、第1係合部920は、第1被係合部860が嵌る穴からなる。ここで、第1側板部91と第2側板部92との間にはスリット95が設けられており、第1側板部91と第2側板部92とは分割されている。従って、スリット95は、第2側板部92を第1側板部91から独立して弾性変形可能としている。
図6に示すように、第1カバー8には、第1被係合部860より出力側L2に穴または凸部からなる第2被係合部870が形成されており、第2カバー9には、第2被係合部870と係合する第2係合部930が形成されている。本形態において、第2被係合部870は、第1カバー8の出力側L2に向いた面87に設けられている。より具体的には、第1カバー8の壁部81には、開口部810より出力側L2に前壁部816と、前壁部816の周方向の両端部から反出力側L1に延在する側壁部817とが形成されており、第2被係合部870は、前壁部816の側壁部817との連結部分の出力側L2の面87に設けられている。これに対して、第2カバー9には、端板部90の出力側L2の端部から径方向内側に突出して第1カバー8の面87に出力側L2から重なる板部93が形成されており、第2係合部930は板部93に形成されている。本形態において、第2被係合部870は、径方向外側に斜面を向ける凸部からなり、第2係合部930は、第2被係合部870が嵌る穴からなる。
従って、図3に一点鎖線L9で示すように、第2係合部930と第2被係合部870とを出力側L2で係合させた後、第2カバー9を第1カバー8に向けて押し付けると、第1カバー8の側面86に第2カバー9の第2側板部92が重なり、第1被係合部860と第1係合部920とが係合する。従って、第2カバー9は、第1カバー8に保持される。その際、第1側板部91と第2側板部92との間にはスリット95が設けられているため、第2側板部92は、適度な弾性をもって変形する。また、第1側板部91の出力側L2の端部には切り欠き97が形成されている。このため、第2係合部930が形成された板部93がモータ軸線L方向に弾性変形するので、第2係合部930と第2被係合部870との係合が容易であるとともに、第2係合部930と第2被係合部870とが係合した状態を維持しやすい。なお、切り欠き97は、第1カバー8の側壁部817によって塞ぐことができるので、端子ピン6の第2部分62とリード線10との接続部分を保護することが
できる。
できる。
また、第2カバー9の端板部90の出力側L2の端部901と第1カバー8の壁部81との間には隙間が空いているが、かかる隙間は、第1カバー8の前壁部816によって塞がれる。
このように本形態では、第2カバー9は、端子ピン6の第2部分62およびリード線10の一部を径方向外側から覆う端板部90と、端板部90の周方向の端部から径方向内側に突出して第2部分62を周方向から覆う第1側板部91を有しているため、第2部分62とリード線10との接続部分を第1側板部91によって保護することができる。また、第2カバー9は、モータ軸線L方向で離間する位置において、第1カバー8の第1被係合部860と第2カバー9の第1係合部920との係合、および第1カバー8の第2被係合部870と第2カバー9の第2係合部930との係合によって第1カバー8に固定されている。ここで、第1係合部920が形成された第2側板部92は、第1側板部91との間に設けられたスリット95によって、第1側板部91から独立して弾性変形可能である。従って、第2側板部92は容易に撓むので、第1被係合部860と第1係合部920との係合が容易である。
なお、第2被係合部870は、第1カバー8の反出力側L1(モータ軸線L方向の一方側)に向いた面88(図6参照)に設けられてもよく、この場合、第2係合部930は、第1カバー8の面88に反出力側L1から重なる部分に設けられる。また、第2被係合部870は、第1カバー8の径方向外側に向いた面89(図6参照)に設けられてもよく、この場合、第2係合部930は、第1カバー8の面88に径方向外側から重なる部分に設けられる。
(リード線押さえ部990の構成)
図8に示すように、第2カバー9の端板部90の径方向内側の面は、リード線10に径方向外側から重なる部分がリード線10の延在方向(モータ軸線L方向)に延在する凸条部99になっており、凸条部99の間が溝98になっている。従って、第1カバー8に第2カバー9を取り付けた際、凸条部99が第1カバー8のリード線収容溝840(図5参照)に嵌り、溝98には、第1カバー8の隔壁部84(図5参照)が嵌る。
図8に示すように、第2カバー9の端板部90の径方向内側の面は、リード線10に径方向外側から重なる部分がリード線10の延在方向(モータ軸線L方向)に延在する凸条部99になっており、凸条部99の間が溝98になっている。従って、第1カバー8に第2カバー9を取り付けた際、凸条部99が第1カバー8のリード線収容溝840(図5参照)に嵌り、溝98には、第1カバー8の隔壁部84(図5参照)が嵌る。
ここで、凸条部99には、リード線10の絶縁被覆層12を第1カバー8のリード線支持部85に向けて押圧する凸状のリード線押さえ部990が設けられている。本形態において、リード線押さえ部990は、リード線10の延在方向の複数個所に設けられている。従って、図3および図4に示すように、リード線10のうち、端子ピン6との接続部分の付近に位置する部分は、リード線押さえ部990とリード線支持部85との間で保持される。このため、リード線10に外力が加わっても、リード線10と端子ピン6との接続部分に応力が加わりにくいので、リード線10と端子ピン6との電気的な接続部分の信頼性を高めることができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、第1カバー8の径方向外側に第2カバー9が設けられていたが、本発明は、第2カバー9が設けられていないモータに適用してもよい。本発明は、ステッピングモータに限らず、他の種類のモータに適用してもよい。
上記実施の形態では、第1カバー8の径方向外側に第2カバー9が設けられていたが、本発明は、第2カバー9が設けられていないモータに適用してもよい。本発明は、ステッピングモータに限らず、他の種類のモータに適用してもよい。
1…モータ、1a…モータ本体、3…ステータ、5…ロータ、6…端子ピン、7…歯車伝達機構、8…第1カバー、9…第2カバー、10…リード線、11…金属線、12…絶縁被覆層、20…モータケース、31…第1コイルボビン、32…第2コイルボビン、35
…端子台、36…端子保持穴、48…第1コイル線、49…第2コイル線、50…出力軸、61…第1部分、62…第2部分、63…第3部分、84…隔壁部、85…リード線支持部、86…側面、90…端板部、91…第1側板部、92…第2側板部、95…スリット、310、320…胴部、311、312、321、322…フランジ部、361…第1穴部、362…第2穴部、810…開口部、840…リード線収容溝、850…部分、851…第1端部、852…第2端部、860…第1被係合部、870…第2被係合部、920…第1係合部、930…第2係合部、990…リード線押さえ部、L…モータ軸線、L1…反出力側、L2…出力側
…端子台、36…端子保持穴、48…第1コイル線、49…第2コイル線、50…出力軸、61…第1部分、62…第2部分、63…第3部分、84…隔壁部、85…リード線支持部、86…側面、90…端板部、91…第1側板部、92…第2側板部、95…スリット、310、320…胴部、311、312、321、322…フランジ部、361…第1穴部、362…第2穴部、810…開口部、840…リード線収容溝、850…部分、851…第1端部、852…第2端部、860…第1被係合部、870…第2被係合部、920…第1係合部、930…第2係合部、990…リード線押さえ部、L…モータ軸線、L1…反出力側、L2…出力側
Claims (4)
- コイル線が胴部に巻回されたコイルボビン、および前記コイルボビンを内側に収容するモータケースを備えたモータ本体と、
前記コイルボビンの出力側フランジ部に対してモータ軸線方向の出力側に設けられた歯車伝達機構と、
前記出力側フランジ部の径方向外側に設けられた端子台と、
前記端子台から径方向外側に突出するように前記端子台に保持された第1部分、および前記第1部分の径方向外側の端部から前記モータ軸線方向の反出力側に屈曲した第2部分を備え、前記コイル線が接続された端子ピンと、
前記端子台を径方向外側から覆うように前記モータ本体に保持され、前記第2部分を径方向外側に突出させる開口部が前記モータ軸線方向にスリット状に延在する第1カバーと、
前記第1カバーに径方向内側から支持され、前記第2部分に半田により電気的に接続されたリード線と、
を有することを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記開口部は、径方向外側からみたとき、前記第2部分と重なっていることを特徴とするモータ。 - 請求項2に記載のモータにおいて、
前記開口部のうち、前記出力側フランジ部より前記出力側に位置する部分には、前記端子台が径方向内側から重なっていることを特徴とするモータ。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載のモータにおいて、
前記第2部分および前記リード線の一部を径方向外側から覆うように前記第1カバーに保持された第2カバーを有することを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
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JP2019030014A JP2020137315A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2020137315A true JP2020137315A (ja) | 2020-08-31 |
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ID=72263813
Family Applications (1)
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JP2019030014A Pending JP2020137315A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | モータ |
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Country | Link |
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-
2019
- 2019-02-22 JP JP2019030014A patent/JP2020137315A/ja active Pending
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