JP2015130760A - コイルボビンおよびモータ - Google Patents

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哲夫 保科
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Abstract

【課題】ボビン本体に保持された端子ピンに、端子ピンの延在方向の一方側に向かう負荷が加わっても、端子ピンの変位を抑制することのできるコイルボビンおよびモータを提供する。【解決手段】モータにおいて、コイルボビン7aは、コイル線が巻回された筒状の胴部71を備えた絶縁性のボビン本体70と、ボビン本体70に保持された端子ピン8aとを有している。端子ピン8aは、Z方向の一方側Z1に延在する第1延在部81と、第1延在部81のZ方向の他方側の端部からX方向に向けて屈曲した中継部82と、中継部82の第1延在部81とは反対側端部からZ方向の他方側Z2に向けて延在する第2延在部83とを備えている。ボビン本体70は、中継部82をZ方向の一方側Z1から支持して第2延在部83のZ方向の一方側Z1への変位を規制する受け部785を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、端子ピンがボビン本体に保持されたコイルボビンおよびモータに関するものである。
モータ等に用いられるコイルボビンは、コイル線が巻回される筒状の胴部を備えた絶縁性のボビン本体と、直線状に延在する端子ピンとを有しており、胴部に巻回されたコイル線の端部は、端子ピンの一方側の端部に絡げられている(特許文献1参照)。
このような構成のコイルボビンにおいて、端子ピンは、ボビン本体の穴への圧入や、ボビン本体を成形する際のインサート成形により、ボビン本体に保持されている。
特開2004−251656号公報
特許文献1に記載のコイルボビンにおいて、端子ピンを介してコイル線に給電するにあたっては、例えば、端子ピンの他方側端部に配線基板をハンダ付けにより接続し、配線基板を介して端子ピンに給電する。
しかしながら、特許文献1に記載のコイルボビンでは、端子ピンが直線状に延在しているため、端子ピンの他方側端部に配線基板を接続する際に端子ピンに負荷が加わると、端子ピンが一方側に変位することがあり、その場合、コイル線の端部に過大な張力が加わって切断するおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ボビン本体に保持された端子ピンに、端子ピンの延在方向の一方側に向かう負荷が加わっても、端子ピンの変位を抑制することのできるコイルボビンおよびモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るコイルボビンは、コイル線が巻回される筒状の胴部を備えた絶縁性のボビン本体と、該ボビン本体に保持された端子ピンと、を有するコイルボビンにおいて、前記端子ピンは、第1方向の一方側に延在して前記ボビン本体から突出する部分に、前記コイル線の端部が絡げられた第1端子部を備えた第1延在部と、該第1延在部の前記第1方向の他方側の端部から前記第1方向と交差する第2方向に向けて屈曲した中継部と、該中継部の前記第1延在部とは反対側端部から前記第1方向の前記他方側に向けて延在し、前記ボビン本体から突出する部分に第2端子部を備えた第2延在部と、を有し、前記ボビン本体は、前記中継部を前記第1方向の前記一方側から支持して前記第2延在部の前記第1方向の前記一方側への変位を規制する受け部を備えていることを特徴とする。
本発明において、端子ピンは、第1方向の一方側に延在する第1延在部と、第1延在部の第1方向の他方側の端部から第1方向と交差する第2方向に向けて屈曲した中継部と、中継部の第1延在部とは反対側端部から第1方向の他方側に向けて延在する第2延在部とを備え、ボビン本体は、中継部を第1方向の一方側から支持する受け部を備えている。こ
のため、第2延在部の第2端子部に負荷が加わっても、かかる負荷に起因する第2延在部および中継部の第1方向の一方側への変位は、ボビン本体の受け部で抑制される。このため、端子ピンにおいて、コイル線の端部が絡げられた第1端子部が変位しにくい。
本発明において、前記受け部は、前記中継部のうち、少なくとも、前記中継部と前記第2延在部との間の屈曲部を前記第1方向の前記一方側から支持していることが好ましい。かかる構成によれば、第2延在部に加わった負荷をボビン本体の受け部で確実に受け止めるので、第2延在部および中継部の第1方向の一方側への変位をより確実に抑制することができる。
本発明において、前記受け部は、前記中継部の全体を前記第1方向の前記一方側から支持していることが好ましい。かかる構成によれば、第2延在部に加わった負荷をボビン本体の受け部で確実に受け止めるので、第2延在部および中継部の第1方向の一方側への変位をより確実に抑制することができる。
本発明において、前記ボビン本体は、前記第1方向および前記第2方向の双方に対して交差する第3方向の両側から前記中継部に接して前記中継部の前記第3方向への変位を規制する壁部を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、端子ピンの第1延在部回りの回転等を防止することができる。
本発明において、前記壁部および前記受け部は、前記第1方向の前記他方側に向けて開口して前記中継部が内側に収容された溝内に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、第1方向の他方側から中継部を挿入するようにして、端子ピンをボビン本体に取り付けることができる。
本発明において、前記第1延在部は、前記ボビン本体において前記第1方向に延在する貫通穴内に圧入されていることが好ましい。かかる構成によれば、ボビン本体の穴に第1延在部を圧入することにより、端子ピンをボビン本体に取り付けることができる。
本発明において、前記端子ピンは、前記ボビン本体において、前記胴部の一方端に形成された第1鍔部、および前記胴部の他方端に形成された第2鍔部のうちの一方で保持されている構成を採用することができる。
本発明は、上記構成を有するコイルボビンを備えたモータとして規定することができ、この場合、モータは、前記胴部の内側に突極が挿入されたステータコアを有している。
本発明において、前記胴部の内面には、前記突極に当接して前記突極に対する前記胴部の前記突極の突出方向における移動を抑制する凸部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、ステータコアとコイルボビンとの位置ずれを回避することができる。
本発明において、端子ピンは、第1方向の一方側に延在する第1延在部と、第1延在部の第1方向の他方側の端部から第1方向と交差する第2方向に向けて屈曲した中継部と、中継部の第1延在部とは反対側端部から第1方向の他方側に向けて延在する第2延在部とを備え、ボビン本体は、中継部を第1方向の一方側から支持する受け部を備えている。このため、第2延在部の第2端子部に負荷が加わっても、かかる負荷に起因する第2延在部および中継部の第1方向の一方側への変位は、ボビン本体の受け部で抑制される。このため、端子ピンにおいて、コイル線の端部が絡げられた第1端子部が変位しにくい。
本発明を適用したモータの説明図である。 本発明を適用したモータの分解斜視図である。 本発明を適用したモータのステータの説明図である。 本発明を適用したモータのコイルボビンをZ方向の他方側からみた説明図である。 本発明を適用したモータのコイルボビンをZ方向の一方側からみた説明図である。 本発明を適用したモータの別のコイルボビンをZ方向の他方側からみた説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したコイルボビンおよびモータを説明する。
(モータの全体構成)
図1は、本発明を適用したモータの説明図であり、図1(a)、(b)は、モータを出力軸が突出している側からみた斜視図、およびモータの側面図である。図2は、本発明を適用したモータの分解斜視図であり、図2(a)、(b)、(c)は、第1ケースを第2ケースから外した状態の分解斜視図、さらにステータを外した状態の分解斜視図、およびさらに輪列を外した状態の分解斜視図である。図1および図2において、軸線L方向のうち、出力軸10が突出している側を一方側L1とし、出力軸10が突出している側とは反対側を他方側L2としてある。
図1および図2に示すモータ1は、ケース2から軸線L方向の一方側L1に出力軸10が突出した構造を有しており、例えば、出力軸10に指針(図示せず)を連結すれば、指針式のメータとして用いることができる。ケース2は、軸線L方向からみたときに略円形の第1ケース21と、軸線L方向からみたときに略円形の第2ケース22とを有している。第1ケース21は、軸線L方向の他方側L2に配置され、第2ケース22は、軸線L方向の一方側L1に配置されている。第1ケース21の側板部211には、周方向の複数個所に軸線L方向の一方側L1に突出したフック219が形成されており、第2ケース22の側板部221には、周方向の複数個所にフック219が係合する凸部229が形成されている。従って、フック219と凸部229とを係合させれば、第1ケース21と第2ケース22とによって、ケース2を構成することができる。
このように構成したケース2において、第2ケース22の底板部222には、出力軸10が突出する筒部223、図1(b)に示す配線基板3を第2ケース22に重ねる際の位置決め突起224、および端子ピン8の第2端子部80bを突出させる穴225が形成されている。
(ケース2の内部の構成)
図2に示すように、モータ1は、ケース2の内部に、ケース2に回転可能に支持されたロータ5と、ロータ5の周りに配置されたステータ6とを有している。ロータ5は、ケース2に回転可能に支持された回転軸51を有している。また、モータ1は、ロータ5の回転を減速して出力軸10に伝達する輪列4を有しており、かかる輪列4も、ロータ5およびステータ6と同様、ケース2に支持されている。
ロータ5は、回転軸51の軸線L方向の他方側L2の端部に固定されたピニオン(図示せず)と、ピニオンと一体化された円筒状のマグネット50とを有している。本形態において、マグネット50とピニオンとはインサート成形により一体化されており、マグネット50とピニオンとは、樹脂製の円板部59によって結合されている。
輪列4は、ロータ5のピニオンに噛合する大径歯車411と第2歯車42に噛合する小径歯車(図示せず)とを備えた第1歯車41と、第1歯車41の小径歯車に噛合する大径の第2歯車42とを有しており、第2歯車42に出力軸10が固定されている。なお、第1歯車41は支軸48を中心に回転可能である。
(ステータ6の詳細構成)
図3は、本発明を適用したモータ1のステータ6の説明図であり、図3(a)、(b)、(c)は、ステータ6の分解斜視図、コイルボビン7の胴部の内部を示す説明図、および端子ピンの断面図である。
図3(a)に示すように、ステータ6は、マグネット50の外周面に隙間を隔てて対向する複数の突極61(突極61a〜61f)を備えたステータコア60と、複数の突極61のうち、突極61fに装着されたコイルボビン7(コイルボビン7a)と、コイルボビン7を介して突極61fの周りを周回するコイル9(コイル9a)と、複数の突極61のうち、突極61bに装着されたコイルボビン7(コイルボビン7b)と、コイルボビン7を介して突極61bの周りを周回するコイル9(コイル9b)とを有している。本形態において、突極61の数は6個であり、マグネット50では、S極とN極とが4対形成されている。
ステータ6は、図2を参照して説明したロータ5が配置される部分が開口部64になっており、かかる開口部64の内周縁には、マグネット50の外周面に向けて突出する複数の突極61(突極61a〜61f)が周方向に配置されている。突極61の径方向内側の端部は、マグネット50の外周面に隙間を介して対向しており、突極61の径方向内側の端部とマグネット50の外周面との隙間寸法は、複数の突極61のいずれにおいても等しい。
但し、ステータコア60は、コイルボビン7が装着された突極61b、61fが、他の突極61a、61c〜61eより長い。このため、ステータコア60は、突極61b、61fが形成されている部分が径方向外側に略矩形形状に張り出しており、突極61b、61fは、ステータコア60の矩形部69b、69fの外周部分から径方向内側に突出している。
本形態において、ステータコア60は板状であり、上記の形状に打ち抜いた磁性板を複数枚、積層することにより、構成されている。なお、ステータコア60には、突極61aの根元付近に、図2に示す支軸48が嵌った穴68が形成され、突極61dの径方向外側には、径方向外側に突出して、図1に示す第1ケース21と第2ケース22とに挟まれた凸部67が形成されている。
(コイルボビン7の構成)
図4は、本発明を適用したモータ1のコイルボビン7をZ方向の他方側Z2からみた説明図であり、図4(a)、(b)は、コイルボビン7全体の斜視図、およびコイルボビン7の分解斜視図である。図5は、本発明を適用したモータ1のコイルボビン7をZ方向の一方側Z1からみた説明図であり、図5(a)、(b)は、コイルボビン7全体の斜視図、およびコイルボビン7の分解斜視図である。なお、図4および図5においては、2つのコイルボビン7a、7bのうち、コイルボビン7aの端子ピン8aにおいて、第1延在部81および第2延在部83が延在している第1方向をZ方向とし、中継部82が延在している第2方向(第1方向と交差する方向)をX方向とし、第1方向および第2方向の双方に対して交差する第3方向をY方向としてある。また、図4および図5においては、Z方向(第1方向)の一方側をZ1(本発明における第1方向の一方側)とし、他方側をZ2(本発明における第1方向の他方側、出力軸10が突出している側)とし、X方向(第2
方向)の一方側をX1とし、他方側をX2とし、Y方向(第3方向)の一方側をY1とし、他方側をY2としてある。
図3(a)に示すように、コイルボビン7aとコイルボビン7bとは、突極61a、61dを結んだ線を中心とする線対称に構成されており、同一の構造を有している。従って、コイルボビン7aの構成を中心に説明する。
図3(a)、図4および図5に示すように、コイルボビン7は、コイル9を形成するコイル線90が巻回される筒状の胴部71を備えた絶縁性のボビン本体70と、ボビン本体70に保持された2本の端子ピン8(端子ピン8a、8b)とを有している。ボビン本体70は樹脂製であり、端子ピン8は金属製である。
ボビン本体70は、胴部71の径方向内側の端部(一方端)に、胴部71より外形寸法が大きい第1鍔部72を備え、胴部71の径方向外側の端部(他方端)には、胴部71より外形寸法が大きい第2鍔部73を備えている。第1鍔部72と第2鍔部73とは胴部71を挟んで対向しており、第1鍔部72と第2鍔部73との間では、胴部71の周りにコイル線90が巻回されている。
本形態において、胴部71は四角筒状であり、かかる胴部71の内側にはステータコア60の突極61fが挿入される。ここで、胴部71の内面711には、胴部71の延在方向(図3(a)に示す突極61fの突出方向)に沿って延在する凸部710(図3(b)参照)が形成されている。本形態では、胴部71の4つの内面711のいずれにも、凸部710が形成されている。従って、凸部710は、ステータコア60の突極61fに4方から当接するので、胴部71が突極61fに対して突極61fの突出方向に移動してステータコア60に対してコイルボビン7が位置ずれすることが抑制されている。また、胴部71の内面711と突極61fとの間にクリアランスがある場合でも、凸部710が突極61fに4方から当接しているので、胴部71が突極61fに対してY方向およびZ方向に移動してステータコア60に対してコイルボビン7が位置ずれすることが抑制されている。
本形態において、第1鍔部72は四角形の板状である。第2鍔部73は、胴部71の端部において、Z方向の一方側Z1の辺に形成された肉厚の連結部731と、連結部731のY方向の他方側Y2の端部から胴部71においてZ方向に延在する辺に沿って形成された肉厚の第1柱状部74と、連結部731のY方向の一方側Y1の端部から胴部71においてZ方向に延在する辺に沿って形成された肉厚の第2柱状部75とを備えており、第1柱状部74と第2柱状部75とは、胴部71を挟んで対向している。また、第1柱状部74のZ方向の他方側Z2の端部には、肉厚の第1端子台部76が形成され、第2柱状部75のZ方向の他方側Z2の端部には、肉厚の第2端子台部77が形成されており、第1端子台部76と第2端子台部77とは連結部732によって連結されている。このようにして、胴部71の径方向外側の端部(他方端)には、連結部731、第1柱状部74、第2柱状部75、第1端子台部76、第2端子台部77、および連結部732によって第2鍔部73が構成されている。
このように構成したボビン本体70において、第2鍔部73には、2本の端子ピン8(端子ピン8a、8b)が保持されている。ここで、端子ピン8aは、Z方向の一方側Z1に延在してボビン本体70からZ方向の一方側Z1(第1方向の一方側)に向けて突出する部分に、コイル線90の端部(図示せず)が絡げられた第1端子部80aを備えた第1延在部81を有している。また、端子ピン8aは、第1延在部81のZ方向の他方側Z2の端部からZ方向と交差するX方向に向けて屈曲した中継部82と、中継部82の第1延在部81とは反対側端部からZ方向の他方側Z2(第1方向の他方側)に向けて延在した
第2延在部83とを有しており、第2延在部83は、ボビン本体70からZ方向の他方側Z2に向けて突出する部分に第2端子部80bを備えている。本形態において、中継部82は、第1延在部81に対して直角に屈曲し、第2延在部83は、中継部82に対して直角に屈曲している。このため、中継部82と第1延在部81との間には直角に屈曲する屈曲部87が構成され、中継部82と第2延在部83との間には直角に屈曲する屈曲部86が構成されている。
このような端子ピン8aの形状に対応して、ボビン本体70の第2鍔部73には、第1柱状部74および第1端子台部76に、端子ピン8aを保持する端子ピン保持部78が形成されており、端子ピン保持部78は、中継部82をZ方向の一方側Z1から支持して第2延在部83のZ方向の一方側Z1への変位(移動)を規制する受け部785を備えている。
より具体的には、第1端子台部76のZ方向の他方側Z2の端面には、中継部82の延在方向(X方向)に沿って延在する溝781が形成されており、第1柱状部74には、溝781のX方向の他方側X2の端部(第1延在部81が位置する側の端部、第2延在部83が位置する側とは反対側の端部)からZ方向の一方側Z1に向けて延在する貫通穴782が形成されており、溝781と貫通穴782とによって端子ピン保持部78が形成されている。かかる端子ピン保持部78では、溝781がZ方向の他方側Z2に向けて開口していることから、端子ピン8aの第1延在部81を貫通穴782に圧入し、中継部82を溝781に押し込むと、端子ピン8aは、第1延在部81の端部がZ方向の一方側Z1から突出するとともに、第2延在部83がZ方向の他方側Z2に向けて突出した状態となる。
この状態で、溝781の底部は、中継部82の少なくとも第2延在部83との屈曲部86をZ方向の一方側Z1から支持する受け部785となる。本形態において、受け部785は、中継部82の全体をZ方向の一方側Z1から支持している(図3(c)参照)。
また、溝781の側壁部786、787は、Z方向およびX方向の双方に対して交差するY方向の両側から中継部82に接して中継部82のY方向への変位を規制する壁部として機能する。
一方、端子ピン8bは、中継部82の延在方向が端子ピン8aと相違するが、基本的な構成は、端子ピン8aと同様である。このため、端子ピン8bは、端子ピン8aと同様、Z方向の一方側Z1に延在してボビン本体70からZ方向の一方側Z1に向けて突出する部分に、コイル線90の端部(図示せず)が絡げられた第1端子部80aを備えた第1延在部81を有している。また、端子ピン8bは、第1延在部81のZ方向の他方側Z2の端部からZ方向と交差する方向に向けて屈曲した中継部82と、中継部82の第1延在部81とは反対側端部からZ方向の他方側Z2に向けて延在した第2延在部83とを有しており、第2延在部83は、ボビン本体70からZ方向の他方側Z2に向けて突出する部分に第2端子部80bを備えている。このような端子ピン8bの形状に対応して、ボビン本体70の第2鍔部73には、第2柱状部75および第2端子台部77に、端子ピン8bを保持する端子ピン保持部79が形成されている。端子ピン保持部79は、第2端子台部77のZ方向の他方側Z2の面および第2端子台部77の胴部71側の面に形成された段部791と、段部791の端部(第1延在部81が位置する側の端部、第2延在部83が位置する側とは反対側の端部)からZ方向の一方側Z1に向けて延在する貫通穴792とを備えており、段部791のZ方向の一方側Z1の底部によって、中継部82の全体をZ方向の一方側Z1から支持する受け部(図示せず)が構成されている。なお、段部791の貫通穴792側の端部には、中継部82の第1延在部81側の端部を胴部71側から支持する側壁部793が形成されており、中継部82が胴部71の側に移動することが側壁部
793によって抑制されている。
なお、コイルボビン7bは、コイルボビン7aと同様な構造を有しているため、説明を省略する。
(電気的な接続構造)
上記のコイルボビン7を用いてモータ1を構成するには、コイル線90の巻き始めの端部を端子ピン8a、8bの一方の第1端子部80aに絡げた後、はんだにより接続し、コイル線90の巻き終わりの端部を端子ピン8a、8bの他方の第1端子部80aに絡げた後、はんだにより接続する。次に、コイルボビン7(コイルボビン7a、7b)をステータコア60の突極61b、61fに装着し、ステータ6を構成する。この状態で、コイルボビン7の第2鍔部73の第1柱状部74および第2柱状部75は、ステータコア60の矩形部69b、69fの内側に位置し、第1端子台部76および第2端子台部77は、ステータコア60の矩形部69b、69fに対してZ方向の他方側Z2で重なる。
かかるステータ6、ロータ5および輪列4等をケース2の内部に収容し、モータ1を構成すると、端子ピン8a、8bの第1延在部81のZ方向の一方側Z1の端部は、図2に示す第1ケース21の底板部215の穴216に収容される。また、端子ピン8aの第1端子部80aおよび端子ピン8bの第2端子部80bは、第2ケース22から突出する。従って、図1(b)に示すように、第2ケース22に配線基板3を重ね、配線基板3に形成した穴から出力軸10、および端子ピン8a、8bの第2端子部80bを配線基板3から突出させる。そして、端子ピン8a、8bの第2端子部80bを配線基板3のランドに対してはんだにより接続する。なお、第1ケース21において、穴216は、貫通穴および有底の凹部のいずれであってもよい。いずれの場合も、端子ピン8a、8bの第1延在部81のZ方向の一方側Z1の端部は、第1ケース21の底板部215に当接しないようになっている。
そして、配線基板3および端子ピン8(端子ピン8a、8b)を介してコイル9(コイル9a、9b)に給電すると、モータ1が動作し、出力軸10が回転する。従って、出力軸10に指針(図示せず)を連結すれば、指針式のメータを構成することができ、かかる指針式のメータでは、コイル9に供給された駆動パルスにより、指針の角度位置が切り換わる。その際、指針を時計周りに目標位置まで回転させた後、停止用の駆動パルスを供給すれば、指針を目標位置で停止させることができる。また、逆回転用の駆動パルスを供給すれば、指針を反時計周りに別の目標位置まで回転させることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のコイルボビン7およびモータ1において、端子ピン8は、Zの一方側Z1に延在する第1延在部81と、第1延在部81のZ方向の他方側Z2の端部からZ方向と交差するX方向に向けて屈曲した中継部82と、中継部82の第1延在部81とは反対側端部からZ方向の他方側Z2に向けて延在する第2延在部83とを備え、ボビン本体70は、中継部82をZ方向の一方側Z1から支持する受け部785を備えている。このため、例えば、図1(b)に示すように、第2ケース22に配線基板3を重ね、配線基板3に形成した穴から端子ピン8の第2端子部80bを配線基板3から突出させる際、端子ピン8と配線基板3とが接触して第2延在部83の第2端子部80bに負荷が加わっても、かかる負荷に起因する第2延在部83および中継部82のZ方向の一方側Z1への変位は、ボビン本体70の受け部785で抑制される。このため、モータ1の組み立ての際、端子ピン8において、コイル線90の端部が絡げられた第1端子部80aが変位しにくい。従って、コイル線90の端部に過大な張力が加わらないので、コイル線90に断線が発生しにくい。また、モータ1(指針式のメータ)を車に搭載した際、振動によって、第1端子部80aが変位することを抑制することができる。
また、ボビン本体70において、受け部785は、中継部82のうち、少なくとも、中継部82と第2延在部83との間の屈曲部86をZ方向の一方側Z1から支持している。特に本形態では、受け部785は、中継部82の全体をZ方向の一方側Z1から支持している。このため、第2延在部83に加わった負荷をボビン本体70の受け部785で確実に受け止めるので、第2延在部83および中継部82のZ方向の一方側Z1への変位をより確実に抑制することができる。
また、端子ピン8aは、溝781の内部に収容されており、かかる溝781の側壁部786、787によって、Z方向およびX方向の双方に対して交差するY方向の両側から中継部82に接して中継部82のY方向への変位を規制する壁部が構成されている。このため、端子ピン8の第1延在部81回りの回転等を防止することができる。また、中継部82は、Z方向の他方側Z2に向けて開口する溝781内に収容されているため、Z方向の他方側Z2から中継部82を挿入するようにして、端子ピン8をボビン本体70に取り付けることができる。また、第1延在部81は、ボビン本体70においてZ方向に延在する貫通穴782内に圧入されているため、端子ピン8をボビン本体70に容易に取り付けることができる。かかる構成は、端子ピン8bでも同様である。
また、ボビン本体70の胴部71の内面には、胴部71の延在方向に沿って延在する凸部710が形成されている。従って、凸部710は、ステータコア60の突極61fに当接するので、胴部71の内部において、突極61fが不用意に変位することを抑制することができる。
(別の実施の形態)
図6は、本発明を適用したモータ1の別のコイルボビン7をZ方向の他方側Z2からみた説明図である。
上記実施の形態では、端子ピン8aの中継部82が溝781に収容されていたが、図6に示すように、本形態では、ボビン本体70に溝781が形成されておらず、第2鍔部73のZ方向の他方側Z2の端面730で貫通穴782が開口している。このため、端子ピン8aの中継部82は、第2鍔部73の端面730に沿って延在している。従って、第2鍔部73の端面730によって、端子ピン8aの中継部82をZ方向の一方側Z1から支持する受け部が構成されている。また、本形態では、ボビン本体70に段部791が形成されておらず、第2鍔部73の端面730で貫通穴792が開口している。このため、端子ピン8bの中継部82は、第2鍔部73の端面730に沿って延在している。従って、第2鍔部73の端面730によって、端子ピン8bの中継部82をZ方向の一方側Z1から支持する受け部が構成されている。かかる構成の場合、中継部82の両側に突起からなる壁部を設け、端子ピン8(端子ピン8a、8b)の回転を防止してもよい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、端子ピン8の中継部82の全体を受け部785や端面730(受け部)で支持していたが、屈曲部86等の中継部82の一部を受け部が支持している構造を採用してもよい。また、ボビン本体70に凸状の受け部に形成し、凸状の受け部によって、屈曲部86等の中継部82の一部を支持している構造を採用してもよい。
上記実施の形態では、端子ピン8を圧入によりボビン本体70に取り付けたが、ボビン本体70を成形する際、端子ピン8をインサート成形してコイルボビン7を製造してもよい。
上記実施の形態では、ロータ5がステータ6の内側に位置する構成であったが、ロータ
5がステータ6の外側に位置するモータに本発明を適用してもよい。この場合、突極61は、ステータコア60から径方向外側に突出してマグネット50の内周面(周面)に対向した構成となる。
1・・モータ
3・・配線基板
5・・ロータ
6・・ステータ
10・・出力軸
7・・コイルボビン
8、8a、8b・・端子ピン
60・・ステータコア
61・・突極
70・・ボビン本体
71・・胴部
80a・・第1端子部
80b・・第2端子部
81・・第1延在部
82・・中継部
83・・第2延在部
90・・コイル線
711・・胴部の内面
730・・ボビン本体の端面(受け部)
781・・溝
782・・貫通穴
785・・受け部
786、787・・側壁部(壁部)

Claims (9)

  1. コイル線が巻回される筒状の胴部を備えた絶縁性のボビン本体と、該ボビン本体に保持された端子ピンと、を有するコイルボビンにおいて、
    前記端子ピンは、第1方向の一方側に延在して前記ボビン本体から突出する部分に前記コイル線の端部が絡げられた第1端子部を備えた第1延在部と、該第1延在部の前記第1方向の他方側の端部から前記第1方向と交差する第2方向に向けて屈曲した中継部と、該中継部の前記第1延在部とは反対側端部から前記第1方向の前記他方側に向けて延在し、前記ボビン本体から突出する部分に第2端子部を備えた第2延在部と、を有し、
    前記ボビン本体は、前記中継部を前記第1方向の前記一方側から支持して前記第2延在部の前記第1方向の前記一方側への変位を規制する受け部を備えていることを特徴とするコイルボビン。
  2. 前記受け部は、前記中継部のうち、少なくとも、前記中継部と前記第2延在部との間の屈曲部を前記第1方向の前記一方側から支持していることを特徴とする請求項1に記載のコイルボビン。
  3. 前記受け部は、前記中継部の全体を前記第1方向の前記一方側から支持していることを特徴とする請求項2に記載のコイルボビン。
  4. 前記ボビン本体は、前記第1方向および前記第2方向の双方に対して交差する第3方向の両側から前記中継部に接して前記中継部の前記第3方向への変位を規制する壁部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のコイルボビン。
  5. 前記壁部および前記受け部は、前記第1方向の前記他方側に向けて開口して前記中継部が内側に収容された溝内に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のコイルボビン。
  6. 前記第1延在部は、前記コイルボビンにおいて前記第1方向に延在する貫通穴内に圧入されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のコイルボビン。
  7. 前記端子ピンは、前記ボビン本体において、前記胴部の一方端に形成された第1鍔部、および前記胴部の他方端に形成された第2鍔部のうちの一方で保持されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のコイルボビン。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のコイルボビンを備えたモータであって、
    前記胴部の内側に突極が挿入されたステータコアを有していることを特徴とするモータ。
  9. 前記胴部の内面には、前記突極に当接して前記突極に対する前記胴部の前記突極の突出方向における移動を抑制する凸部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のモータ。
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