JP3402799B2 - モータの端子装置 - Google Patents
モータの端子装置Info
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- JP3402799B2 JP3402799B2 JP28368094A JP28368094A JP3402799B2 JP 3402799 B2 JP3402799 B2 JP 3402799B2 JP 28368094 A JP28368094 A JP 28368094A JP 28368094 A JP28368094 A JP 28368094A JP 3402799 B2 JP3402799 B2 JP 3402799B2
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- terminal holding
- winding frame
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K11/00—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
- H02K11/40—Structural association with grounding devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2本の巻線が巻装され
た一対の巻枠を備えたモータにおいて、各巻枠に巻装さ
れた巻線に給電を行なうためのモータの端子装置に関す
る。
た一対の巻枠を備えたモータにおいて、各巻枠に巻装さ
れた巻線に給電を行なうためのモータの端子装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、4相のステップモータ等で
は、図8に示す如く、ロータの外周に位置させる固定子
の巻枠として、2相分(2本)の巻線L1,L2及びL
3,L4を夫々巻装した一対の巻枠W1,W2を、モー
タの回転軸方向に並べて配置することが行なわれている
(特開平1−107631号公報等参照)。
は、図8に示す如く、ロータの外周に位置させる固定子
の巻枠として、2相分(2本)の巻線L1,L2及びL
3,L4を夫々巻装した一対の巻枠W1,W2を、モー
タの回転軸方向に並べて配置することが行なわれている
(特開平1−107631号公報等参照)。
【0003】また、この種のモータでは、各巻枠W1,
W2を熱可塑性の合成樹脂にて成形し、図8に示す如
く、各巻枠W1,W2において互いに対向する対向面
に、夫々、所定間隔を空けて3つの端子保持部H11,H
12,H13及びH21,H22,H23を突設し、更に、各端子
保持部H11〜H23に、各巻枠W1,W2の巻線に給電を
行なうための端子ピンP11,P12,P13,P21,P22,
P23を夫々立設した端子装置が使用されている。
W2を熱可塑性の合成樹脂にて成形し、図8に示す如
く、各巻枠W1,W2において互いに対向する対向面
に、夫々、所定間隔を空けて3つの端子保持部H11,H
12,H13及びH21,H22,H23を突設し、更に、各端子
保持部H11〜H23に、各巻枠W1,W2の巻線に給電を
行なうための端子ピンP11,P12,P13,P21,P22,
P23を夫々立設した端子装置が使用されている。
【0004】そして、この種の端子装置によれば、モー
タへの組付け時には、各巻枠の端子保持部を他方の端子
保持部の間隙に互いに挿入することにより、各端子保持
部H11〜H23を互いに噛合させて、各巻枠W1,W2を
容易に位置決めすることができ、また、各端子保持部H
11〜H23に立設された合計6本の端子ピンP11〜P23
を、所定間隔で1列に配列することができるため、給電
用の6本のリード線を1箇所で容易に接続でき、外部装
置との配線も簡単に行なうことができる。
タへの組付け時には、各巻枠の端子保持部を他方の端子
保持部の間隙に互いに挿入することにより、各端子保持
部H11〜H23を互いに噛合させて、各巻枠W1,W2を
容易に位置決めすることができ、また、各端子保持部H
11〜H23に立設された合計6本の端子ピンP11〜P23
を、所定間隔で1列に配列することができるため、給電
用の6本のリード線を1箇所で容易に接続でき、外部装
置との配線も簡単に行なうことができる。
【0005】なお、各巻枠W1,W2毎に、端子保持部
を3つ設けているのは、図9に示す如く、各巻枠W1,
W2に巻装された2本の巻線L1,L2及びL3,L4
を個々に通電制御するには、その巻線L1,L2及びL
3,L4の一端を電源電圧印加或は接地用の共通端子と
することができるものの、他端は必ず独立させる必要が
あるためであり、従来では、各巻枠W1,W2の3つの
端子保持部H11〜H13,H21〜H23のうち、中央の端子
保持部H12及びH22に夫々立設された端子ピンP12,P
22を共通端子として、各巻線L1,L2及びL3,L4
の一端を接続し、両側の端子保持部H11,H13及びH2
1,H23に夫々立設された端子ピンP11,P13及びP2
1,P23を独立端子として、各巻線L1〜L4の他端を
個々に接続している。従って、従来装置によれば、図9
に示す如く、各巻枠W1,W2の各巻線L1〜L4毎
に、通電・非通電を制御することができるようになる。
を3つ設けているのは、図9に示す如く、各巻枠W1,
W2に巻装された2本の巻線L1,L2及びL3,L4
を個々に通電制御するには、その巻線L1,L2及びL
3,L4の一端を電源電圧印加或は接地用の共通端子と
することができるものの、他端は必ず独立させる必要が
あるためであり、従来では、各巻枠W1,W2の3つの
端子保持部H11〜H13,H21〜H23のうち、中央の端子
保持部H12及びH22に夫々立設された端子ピンP12,P
22を共通端子として、各巻線L1,L2及びL3,L4
の一端を接続し、両側の端子保持部H11,H13及びH2
1,H23に夫々立設された端子ピンP11,P13及びP2
1,P23を独立端子として、各巻線L1〜L4の他端を
個々に接続している。従って、従来装置によれば、図9
に示す如く、各巻枠W1,W2の各巻線L1〜L4毎
に、通電・非通電を制御することができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
各巻線L1〜L4を個々に通電制御して、モータを駆動
する場合、そのときの駆動方法にもよるが、一般には、
図9に点線にて示す如く、各巻枠W1,W2において共
通端子となる端子ピンP12,P22を互いに接続して、こ
れに電源電圧Vcを印加し、各巻線L1〜L4に個々に
接続された独立端子P11,P13,P21,P23側をスイッ
チング素子S1,S2,S3,S4を介して個々に接地
することにより、各巻線L1〜L4を個々に通電して、
モータを駆動することが多い。そして、この場合には、
モータ組付け時に、中央に位置する各巻枠W1,W2の
共通端子(端子ピンP12,P22)を互いに接続して、こ
れにリード線を接続すればよい。
各巻線L1〜L4を個々に通電制御して、モータを駆動
する場合、そのときの駆動方法にもよるが、一般には、
図9に点線にて示す如く、各巻枠W1,W2において共
通端子となる端子ピンP12,P22を互いに接続して、こ
れに電源電圧Vcを印加し、各巻線L1〜L4に個々に
接続された独立端子P11,P13,P21,P23側をスイッ
チング素子S1,S2,S3,S4を介して個々に接地
することにより、各巻線L1〜L4を個々に通電して、
モータを駆動することが多い。そして、この場合には、
モータ組付け時に、中央に位置する各巻枠W1,W2の
共通端子(端子ピンP12,P22)を互いに接続して、こ
れにリード線を接続すればよい。
【0007】しかしながら、従来では、各端子ピンP11
〜P23は、全て等間隔で配置されており、しかも、これ
ら各端子ピンの間隔は、各端子ピンP11〜P23に給電用
のリード線を半田付けした際に、他の端子ピンとの間で
半田ブリッジ等が生じることのないよう、所定距離以上
に設定されていたため、共通端子を接続するには、接続
用のリード線等を別途使用する必要があり、その接続作
業が面倒であった。
〜P23は、全て等間隔で配置されており、しかも、これ
ら各端子ピンの間隔は、各端子ピンP11〜P23に給電用
のリード線を半田付けした際に、他の端子ピンとの間で
半田ブリッジ等が生じることのないよう、所定距離以上
に設定されていたため、共通端子を接続するには、接続
用のリード線等を別途使用する必要があり、その接続作
業が面倒であった。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、上記のように一対の巻枠に夫々形成される3個の
端子ピンを有し、しかもこの端子ピンはモータ組付け時
に略一列に配列される端子装置において、共通端子とな
る中央の2本の端子ピンに1本のリード線を半田接続す
る作業を容易に行なうことができるようにすることを目
的とする。
ので、上記のように一対の巻枠に夫々形成される3個の
端子ピンを有し、しかもこの端子ピンはモータ組付け時
に略一列に配列される端子装置において、共通端子とな
る中央の2本の端子ピンに1本のリード線を半田接続す
る作業を容易に行なうことができるようにすることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、2本の巻線が巻
装された環状の巻枠を、モータの回転軸方向に2個並設
してなるモータに設けられ、各巻枠に巻装された巻線に
給電を行なうための端子装置であって、前記各巻枠の互
いに対向する対向面に、夫々、他方の巻枠側と互いに噛
合可能な3つの端子保持部を所定間隔を空けて突設する
と共に、該端子保持部の各々に、前記回転軸方向とは略
直交する端子ピンを各巻枠の外方向に立設し、前記各巻
枠の3つの端子保持部のうちの中央の端子保持部に立設
された端子ピンには、各巻枠に巻装された2本の巻線の
一方の端部を共に接続して、該端子ピンを共通端子と
し、両側の端子保持部に立設された2つの端子ピンに
は、2本の巻線の他方の端部を各々接続して、該端子ピ
ンを巻線毎の独立端子とし、更に、前記各巻枠におい
て、前記共通端子を2本の独立端子の中心位置より一方
の独立端子側に偏心した位置に配設して、前記端子保持
部噛合時の各巻枠の共通端子間の距離を、他の端子間距
離より短くしたことを特徴とする。
めになされた請求項1に記載の発明は、2本の巻線が巻
装された環状の巻枠を、モータの回転軸方向に2個並設
してなるモータに設けられ、各巻枠に巻装された巻線に
給電を行なうための端子装置であって、前記各巻枠の互
いに対向する対向面に、夫々、他方の巻枠側と互いに噛
合可能な3つの端子保持部を所定間隔を空けて突設する
と共に、該端子保持部の各々に、前記回転軸方向とは略
直交する端子ピンを各巻枠の外方向に立設し、前記各巻
枠の3つの端子保持部のうちの中央の端子保持部に立設
された端子ピンには、各巻枠に巻装された2本の巻線の
一方の端部を共に接続して、該端子ピンを共通端子と
し、両側の端子保持部に立設された2つの端子ピンに
は、2本の巻線の他方の端部を各々接続して、該端子ピ
ンを巻線毎の独立端子とし、更に、前記各巻枠におい
て、前記共通端子を2本の独立端子の中心位置より一方
の独立端子側に偏心した位置に配設して、前記端子保持
部噛合時の各巻枠の共通端子間の距離を、他の端子間距
離より短くしたことを特徴とする。
【0010】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のモータの端子装置において、各端子保持部は、夫
々、同一幅に形成されると共に、各巻枠に他方の端子保
持部を嵌入可能な一定間隔にて突設され、各巻枠におい
て、各独立端子は両側の端子保持部の略中心位置に夫々
立設され、共通端子は中央の端子保持部の中心位置より
一方の独立端子側に偏心した位置に立設されていること
を特徴とする。
記載のモータの端子装置において、各端子保持部は、夫
々、同一幅に形成されると共に、各巻枠に他方の端子保
持部を嵌入可能な一定間隔にて突設され、各巻枠におい
て、各独立端子は両側の端子保持部の略中心位置に夫々
立設され、共通端子は中央の端子保持部の中心位置より
一方の独立端子側に偏心した位置に立設されていること
を特徴とする。
【0011】また請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載のモータの端子装置において、各巻枠において各独
立端子が立設される両側の端子保持部のうち、共通端子
が前記偏心により遠ざけられる側の端子保持部では、独
立端子を当該端子保持部の中心位置より前記共通端子と
は反対側に偏心した位置に立設させて、各端子保持部噛
合時の各巻枠の独立端子間の距離を更に長くしたことを
特徴とする。
記載のモータの端子装置において、各巻枠において各独
立端子が立設される両側の端子保持部のうち、共通端子
が前記偏心により遠ざけられる側の端子保持部では、独
立端子を当該端子保持部の中心位置より前記共通端子と
は反対側に偏心した位置に立設させて、各端子保持部噛
合時の各巻枠の独立端子間の距離を更に長くしたことを
特徴とする。
【0012】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の端子装置にお
いては、各巻枠において、2本の巻線の一端が共に接続
されて共通端子となる端子ピンが、各巻線の他端が各々
接続されて独立端子となる両側の端子ピンの中心位置よ
り、一方の端子側に偏心した位置に配設されている。
いては、各巻枠において、2本の巻線の一端が共に接続
されて共通端子となる端子ピンが、各巻線の他端が各々
接続されて独立端子となる両側の端子ピンの中心位置よ
り、一方の端子側に偏心した位置に配設されている。
【0013】このため、本発明によれば、モータ組付け
時に各巻枠の端子保持部を噛合させた際に、各巻枠の中
央の端子ピン(共通端子)間距離を他の端子間距離より
短くすることができ、電源電圧の印加或は接地のため
に、これら両共通端子に同時に1本のリード線を接続す
る際には、例えば、一方の共通端子にリード線を接続し
て、この共通端子と他方の共通端子とは半田によりブリ
ッジさせるとか、或は、リード線の先端を曲げて両共通
端子間をブリッジさせ、その部分を半田接続する、とい
ったことにより、両共通端子間のブリッジとリード線の
接続と一度の半田付け作業で簡単に行なうことができ、
リード線接続時の作業性を向上できる。
時に各巻枠の端子保持部を噛合させた際に、各巻枠の中
央の端子ピン(共通端子)間距離を他の端子間距離より
短くすることができ、電源電圧の印加或は接地のため
に、これら両共通端子に同時に1本のリード線を接続す
る際には、例えば、一方の共通端子にリード線を接続し
て、この共通端子と他方の共通端子とは半田によりブリ
ッジさせるとか、或は、リード線の先端を曲げて両共通
端子間をブリッジさせ、その部分を半田接続する、とい
ったことにより、両共通端子間のブリッジとリード線の
接続と一度の半田付け作業で簡単に行なうことができ、
リード線接続時の作業性を向上できる。
【0014】また請求項2に記載の端子装置において
は、端子保持部が同一幅に形成され、しかも、各端子保
持部は、各巻枠に、他方の端子保持部を嵌入可能な一定
間隔にて突設されている。そして、各巻枠において、独
立端子は両側の端子保持部の略中心位置に夫々立設さ
れ、共通端子は中央の端子保持部の中心位置より一方の
独立端子側に偏心した位置に立設されている。
は、端子保持部が同一幅に形成され、しかも、各端子保
持部は、各巻枠に、他方の端子保持部を嵌入可能な一定
間隔にて突設されている。そして、各巻枠において、独
立端子は両側の端子保持部の略中心位置に夫々立設さ
れ、共通端子は中央の端子保持部の中心位置より一方の
独立端子側に偏心した位置に立設されている。
【0015】このため、本発明によれば、各端子保持部
を噛合させた際に、共通端子間の距離を他の端子間距離
よりも短くすることができ、請求項1に記載の装置と同
様の効果を得ることができる。また、本発明によれば、
各端子保持部は巻枠側の端子保持部の間隙に嵌入される
ため、各端子保持部を噛合させるだけで、両巻枠の相対
位置をしっかりと固定することができ、モータ組付け時
の各巻枠の位置決め作業も簡単に行なうことができるよ
うになる。
を噛合させた際に、共通端子間の距離を他の端子間距離
よりも短くすることができ、請求項1に記載の装置と同
様の効果を得ることができる。また、本発明によれば、
各端子保持部は巻枠側の端子保持部の間隙に嵌入される
ため、各端子保持部を噛合させるだけで、両巻枠の相対
位置をしっかりと固定することができ、モータ組付け時
の各巻枠の位置決め作業も簡単に行なうことができるよ
うになる。
【0016】また次に、請求項3に記載の端子装置にお
いては、独立端子が立設される両側の端子保持部のう
ち、共通端子が遠ざけられる側の端子保持部では、独立
端子が端子保持部の中心位置より共通端子とは反対側に
偏心した位置に立設される。このため、請求項2に記載
の端子装置に対して、端子保持部噛合時の各巻枠の独立
端子間の距離を更に長くすることができ、両共通端子へ
のリード線の接続作業に加えて、各独立端子に個々にリ
ード線を接続する際の作業性をも向上することができ
る。
いては、独立端子が立設される両側の端子保持部のう
ち、共通端子が遠ざけられる側の端子保持部では、独立
端子が端子保持部の中心位置より共通端子とは反対側に
偏心した位置に立設される。このため、請求項2に記載
の端子装置に対して、端子保持部噛合時の各巻枠の独立
端子間の距離を更に長くすることができ、両共通端子へ
のリード線の接続作業に加えて、各独立端子に個々にリ
ード線を接続する際の作業性をも向上することができ
る。
【0017】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図2は本発明が適用された実施例のステップモータ
の側断面図である。図2に示す如く、ステップモータの
ケース1は、金属板をC字筒状に屈曲させたフレーム部
2と、このフレーム部2の両端開口部を覆うように溶接
等で固着された一対の端板3,4とにより、中空状に形
成されている。そして、後方の端板4の内面側には、回
り止め11aを介してロータ(回転子)10の中心に固
定されたモータ軸11を回転自在に軸支する軸受け6を
保持するための合成樹脂製の軸受支持板5が取付けられ
ている。軸受支持板5は、軸受け6を成形型に嵌がめた
状態でのインサート成形等の処理により一工程で作成で
きるものである。
る。図2は本発明が適用された実施例のステップモータ
の側断面図である。図2に示す如く、ステップモータの
ケース1は、金属板をC字筒状に屈曲させたフレーム部
2と、このフレーム部2の両端開口部を覆うように溶接
等で固着された一対の端板3,4とにより、中空状に形
成されている。そして、後方の端板4の内面側には、回
り止め11aを介してロータ(回転子)10の中心に固
定されたモータ軸11を回転自在に軸支する軸受け6を
保持するための合成樹脂製の軸受支持板5が取付けられ
ている。軸受支持板5は、軸受け6を成形型に嵌がめた
状態でのインサート成形等の処理により一工程で作成で
きるものである。
【0018】一方、前方の端板3内面側には、固定子9
を一体的に固定するための硬質合成樹脂(例えばPB
T:ポリブチレンテレフタレート等)が半径中央側に延
出して構成されるスペーサ部12が介在されている。こ
のスペーサ部12の半径中央部には、モータ軸11を回
転自在に軸支する軸受け13が固定されており、このス
ペーサ部12と前記軸受支持板5とにより、ロータ10
と固定子9側とが電気的に離間されるようになってい
る。なお、前記両軸受け6,13は、気孔性材料に潤滑
油を含浸させてなるもの、例えば、鉄系または銅系の粉
末材料を加圧成形した後、潤滑油を含浸させてなるもの
である。
を一体的に固定するための硬質合成樹脂(例えばPB
T:ポリブチレンテレフタレート等)が半径中央側に延
出して構成されるスペーサ部12が介在されている。こ
のスペーサ部12の半径中央部には、モータ軸11を回
転自在に軸支する軸受け13が固定されており、このス
ペーサ部12と前記軸受支持板5とにより、ロータ10
と固定子9側とが電気的に離間されるようになってい
る。なお、前記両軸受け6,13は、気孔性材料に潤滑
油を含浸させてなるもの、例えば、鉄系または銅系の粉
末材料を加圧成形した後、潤滑油を含浸させてなるもの
である。
【0019】ロータ10は、図4に示す如く、硬質合成
樹脂材(例えばPBT:ポリブチレンテレフタレート
等)とガラス短繊維との混合(ガラス繊維強化プラスチ
ック)からなる円筒状のロータ体25の中心に、回り止
め11aを設けたモータ軸11を位置させ、ロータ体2
5の外周面に、多数の磁極を有する円筒状の磁石26を
位置させて、これら各部を一体的に成形したものであ
る。また、ロータ体25の両端面には、軸受け6,13
の端面と対向する位置に、薄肉円板状のワッシャ部2
7,28も一体成形されている。このワッシャ部27,
28の合成樹脂材は、例えば、アセタール樹脂(ホルム
アルデヒドの重合により作成される結晶性熱可塑性ホモ
ポリマー)に化学潤滑材を混合させたものである。
樹脂材(例えばPBT:ポリブチレンテレフタレート
等)とガラス短繊維との混合(ガラス繊維強化プラスチ
ック)からなる円筒状のロータ体25の中心に、回り止
め11aを設けたモータ軸11を位置させ、ロータ体2
5の外周面に、多数の磁極を有する円筒状の磁石26を
位置させて、これら各部を一体的に成形したものであ
る。また、ロータ体25の両端面には、軸受け6,13
の端面と対向する位置に、薄肉円板状のワッシャ部2
7,28も一体成形されている。このワッシャ部27,
28の合成樹脂材は、例えば、アセタール樹脂(ホルム
アルデヒドの重合により作成される結晶性熱可塑性ホモ
ポリマー)に化学潤滑材を混合させたものである。
【0020】固定子9は、図3に示す如く、モータ軸1
1の軸線方向に延びる多数のくし歯状の磁極18を円周
方向に沿って交互に備えた対のヨーク14,15及び1
6,17と、その向かい合わせの対のヨーク14,15
と別の対のヨーク16,17にそれぞれ挟まれるように
ヨークの外周に位置する巻枠19,20とからなる。巻
枠19,20は、熱可塑性合成樹脂にて環状に形成した
ものであり、その円環部分は、周方向に開口した断面略
U字状に形成されている。また、各巻枠19,20に
は、夫々、各相の巻線L1,L2或はL3,L4となる
2本のポリウレタン線からなる巻線21が巻装されてお
り、その巻線21の一端が、夫々、各巻枠19,20の
互いに対向するフランジ部19a,20aに一体的に形
成された端子ホルダ22に立設する3個の端子ピン23
に捲着されている。そして、各端子ホルダ22の凹凸箇
所を噛み合わせるように、各ヨーク15,16における
対面するフランジ部15a,16aの外面同士を合わ
せ、更に、この対のヨーク14,15,16,17にお
ける磁極18と巻枠19,20の内周面との隙間に電気
絶縁性の硬質合成樹脂材24を充填することにより、こ
れら各部が一体的に固定されている。なお、上記各端子
ピン23には、給電用のリード線8がそれぞれ接続され
る。
1の軸線方向に延びる多数のくし歯状の磁極18を円周
方向に沿って交互に備えた対のヨーク14,15及び1
6,17と、その向かい合わせの対のヨーク14,15
と別の対のヨーク16,17にそれぞれ挟まれるように
ヨークの外周に位置する巻枠19,20とからなる。巻
枠19,20は、熱可塑性合成樹脂にて環状に形成した
ものであり、その円環部分は、周方向に開口した断面略
U字状に形成されている。また、各巻枠19,20に
は、夫々、各相の巻線L1,L2或はL3,L4となる
2本のポリウレタン線からなる巻線21が巻装されてお
り、その巻線21の一端が、夫々、各巻枠19,20の
互いに対向するフランジ部19a,20aに一体的に形
成された端子ホルダ22に立設する3個の端子ピン23
に捲着されている。そして、各端子ホルダ22の凹凸箇
所を噛み合わせるように、各ヨーク15,16における
対面するフランジ部15a,16aの外面同士を合わ
せ、更に、この対のヨーク14,15,16,17にお
ける磁極18と巻枠19,20の内周面との隙間に電気
絶縁性の硬質合成樹脂材24を充填することにより、こ
れら各部が一体的に固定されている。なお、上記各端子
ピン23には、給電用のリード線8がそれぞれ接続され
る。
【0021】次に本発明にかかわる主要部である端子ホ
ルダ22の形状について説明する。図5及び図6に示す
ように、端子ホルダ22は、夫々、一対の巻枠19,2
0の対面するフランジ部19a,20aの外端面に一体
的に形成されており、各フランジ部19a,20aに所
定間隔を空けて突設された3個の端子保持部22a,2
2b,22cと、これら各端子保持部22a〜22cの
各々に、モータの回転軸方向とは略直交し且つ各巻枠の
外方向に立設された端子ピン23a,23b,23cと
から構成されている。
ルダ22の形状について説明する。図5及び図6に示す
ように、端子ホルダ22は、夫々、一対の巻枠19,2
0の対面するフランジ部19a,20aの外端面に一体
的に形成されており、各フランジ部19a,20aに所
定間隔を空けて突設された3個の端子保持部22a,2
2b,22cと、これら各端子保持部22a〜22cの
各々に、モータの回転軸方向とは略直交し且つ各巻枠の
外方向に立設された端子ピン23a,23b,23cと
から構成されている。
【0022】端子保持部22a〜22cは、直方体に形
成されて略一列に配設されており、その配列方向の幅及
び間隔(T1〜T5)は、モータへの組付け時に他方の
巻枠側と互いに噛合できるように設定されている。なお
本実施例では、T1=T2=T3=T4=T5であり、
噛合時に各巻枠19,20側の端子保持部22a〜22
cが隙間なく嵌合し合い、巻枠19,20同士の位置決
めをしっかりできるようにされている。
成されて略一列に配設されており、その配列方向の幅及
び間隔(T1〜T5)は、モータへの組付け時に他方の
巻枠側と互いに噛合できるように設定されている。なお
本実施例では、T1=T2=T3=T4=T5であり、
噛合時に各巻枠19,20側の端子保持部22a〜22
cが隙間なく嵌合し合い、巻枠19,20同士の位置決
めをしっかりできるようにされている。
【0023】端子ピン23a〜23cは、各巻枠19,
20の成形時に、端子ピン23a〜23cの基部を端子
保持部22a〜22cに埋め込んだ状態でインサート成
形することにより、各端子保持部22a〜22cに一体
形成されている。なお、端子ピン23a〜23cは、各
巻枠19,20の形成後、その端子保持部22a〜22
cに、その基部を埋め込むようにしてもよい。そして、
これら3個の端子ピン23a〜23cのうち、両側の端
子ピン23a及び23cには、各巻枠19,20に夫々
巻装された2本のポリウレタン線からなる巻線21(L
1,L2及びL3,L4)の一端が各々接続され、中央
の端子ピン23bにはこれら各巻線L1,L2或はL
3,L4の他端が接続されている。この結果、両側の端
子ピン23a,23cは、各巻線L1,L2或はL3,
L4への通電制御を行なうための独立端子となり、中央
の端子ピン23bは、各巻線L1,L2或はL3,L4
の共通端子となる。
20の成形時に、端子ピン23a〜23cの基部を端子
保持部22a〜22cに埋め込んだ状態でインサート成
形することにより、各端子保持部22a〜22cに一体
形成されている。なお、端子ピン23a〜23cは、各
巻枠19,20の形成後、その端子保持部22a〜22
cに、その基部を埋め込むようにしてもよい。そして、
これら3個の端子ピン23a〜23cのうち、両側の端
子ピン23a及び23cには、各巻枠19,20に夫々
巻装された2本のポリウレタン線からなる巻線21(L
1,L2及びL3,L4)の一端が各々接続され、中央
の端子ピン23bにはこれら各巻線L1,L2或はL
3,L4の他端が接続されている。この結果、両側の端
子ピン23a,23cは、各巻線L1,L2或はL3,
L4への通電制御を行なうための独立端子となり、中央
の端子ピン23bは、各巻線L1,L2或はL3,L4
の共通端子となる。
【0024】そして、図1(a)に示す如く、上記3個
の端子ピン23a〜23cのうち、各巻枠19,20の
フランジ部19a,20aに向って左側の端子ピン23
aは、端子保持部22aの中心位置に立設されている。
また、共通端子となる中央の端子ピン23bは、各巻枠
19,20の端子ホルダ22を互いに噛合させた際にセ
ンター位置となる端子保持部22bの端子ピン23a側
側面からの距離Pb(図6に示すT3)が端子保持部2
2bの幅Paの1/2より小さくなる位置(Pb<Pa
/2)、換言すれば、端子保持部22bの中心位置から
端子ピン23a側に偏心した位置に立設され、右側の端
子ピン23cは、端子保持部22cの中心位置から端子
ピン23bとは反対側に、端子ピン23bの端子保持部
22bでの偏心距離と同じ距離だけ偏心した位置に立設
されている。
の端子ピン23a〜23cのうち、各巻枠19,20の
フランジ部19a,20aに向って左側の端子ピン23
aは、端子保持部22aの中心位置に立設されている。
また、共通端子となる中央の端子ピン23bは、各巻枠
19,20の端子ホルダ22を互いに噛合させた際にセ
ンター位置となる端子保持部22bの端子ピン23a側
側面からの距離Pb(図6に示すT3)が端子保持部2
2bの幅Paの1/2より小さくなる位置(Pb<Pa
/2)、換言すれば、端子保持部22bの中心位置から
端子ピン23a側に偏心した位置に立設され、右側の端
子ピン23cは、端子保持部22cの中心位置から端子
ピン23bとは反対側に、端子ピン23bの端子保持部
22bでの偏心距離と同じ距離だけ偏心した位置に立設
されている。
【0025】従って、各巻枠19,20において、フラ
ンジ部19a,20aに向って左側の端子ピン(独立端
子)23aと中央の端子ピン(共通端子)23bとの離
間距離Pcは、中央の端子ピン(共通端子)23bと右
側の端子ピン(独立端子)23cとの離間距離Pdに比
べて小さくなり、図1(b)に示す如く、各端子ホルダ
22を噛合させた際には、各巻枠19,20側の共通端
子23b間距離Pxが他の端子間距離Pyより短く、且
つ他の端子間距離Pyは全て同じ距離となる。
ンジ部19a,20aに向って左側の端子ピン(独立端
子)23aと中央の端子ピン(共通端子)23bとの離
間距離Pcは、中央の端子ピン(共通端子)23bと右
側の端子ピン(独立端子)23cとの離間距離Pdに比
べて小さくなり、図1(b)に示す如く、各端子ホルダ
22を噛合させた際には、各巻枠19,20側の共通端
子23b間距離Pxが他の端子間距離Pyより短く、且
つ他の端子間距離Pyは全て同じ距離となる。
【0026】以上説明したように、本実施例において
は、各巻枠19,20の端子ホルダ22を噛合させる
と、各端子ホルダ22において共通端子となる端子ピン
23bの距離Pxが他の端子間距離Pyより短くなる。
従って、図7に示す如く、電源電圧の印加或は接地のた
めに、これら両端子ピン23bに同時に1本のリード線
8を接続する際には、そのリード線8を両端子ピン23
b間に配設して、半田付けすることにより、両端子ピン
23bに1本のリード線を同時に接続することができ、
リード線接続時の作業性を向上できる。
は、各巻枠19,20の端子ホルダ22を噛合させる
と、各端子ホルダ22において共通端子となる端子ピン
23bの距離Pxが他の端子間距離Pyより短くなる。
従って、図7に示す如く、電源電圧の印加或は接地のた
めに、これら両端子ピン23bに同時に1本のリード線
8を接続する際には、そのリード線8を両端子ピン23
b間に配設して、半田付けすることにより、両端子ピン
23bに1本のリード線を同時に接続することができ、
リード線接続時の作業性を向上できる。
【0027】またこれら共通端子以外の端子間距離Py
は、一方の独立端子である端子ピン23cの立設位置を
端子保持部22cの外側にずらすことにより、一定距離
に設定されている。このため、全ての端子間距離を一定
距離に設定した従来装置に比べて、その端子間距離Py
を長くでき、各独立端子にリード線8を接続する場合の
半田付け作業も容易に行なうことができる。
は、一方の独立端子である端子ピン23cの立設位置を
端子保持部22cの外側にずらすことにより、一定距離
に設定されている。このため、全ての端子間距離を一定
距離に設定した従来装置に比べて、その端子間距離Py
を長くでき、各独立端子にリード線8を接続する場合の
半田付け作業も容易に行なうことができる。
【0028】また本実施例では、各端子ホルダ22にお
いて、端子保持部22a〜22cの幅及びその間隔(T
1〜T5)を全て同一に設定しているため、端子ホルダ
22の噛合時に、端子ホルダ22同士をしっかりと固定
でき、両巻枠19,20の位置決め作業も簡単に行なう
ことができる。
いて、端子保持部22a〜22cの幅及びその間隔(T
1〜T5)を全て同一に設定しているため、端子ホルダ
22の噛合時に、端子ホルダ22同士をしっかりと固定
でき、両巻枠19,20の位置決め作業も簡単に行なう
ことができる。
【0029】なお、本実施例では、端子ホルダ噛合時の
各端子ピン間の距離のうち、共通端子間距離Px以外は
全て同一距離(Py)となるように構成したが、共通端
子間距離Pxを他の端子間距離短くできれば、2つの共
通端子へのリード線接続を簡単に行なうことができるよ
うにする、といった所期の目的を達成できるため、他の
端子間距離Pyについては必ずしも一致させる必要はな
く、例えば、独立端子となる端子ピン23a,23cに
ついては、端子保持部22a,22cの中心位置に立設
するようにしてもよい。
各端子ピン間の距離のうち、共通端子間距離Px以外は
全て同一距離(Py)となるように構成したが、共通端
子間距離Pxを他の端子間距離短くできれば、2つの共
通端子へのリード線接続を簡単に行なうことができるよ
うにする、といった所期の目的を達成できるため、他の
端子間距離Pyについては必ずしも一致させる必要はな
く、例えば、独立端子となる端子ピン23a,23cに
ついては、端子保持部22a,22cの中心位置に立設
するようにしてもよい。
【0030】また、本実施例では、端子保持部22a〜
22cの幅及びその間隔(T1〜T5)を全て同一に設
定しているが、端子ホルダ22同士を噛合でき、その噛
合時に共通端子間距離を他の端子間距離より短くできれ
ばよいため、端子保持部22a−22b間の距離T2
は、その間に挿入される端子保持部22bの幅T3以上
(T2≧T3)、端子保持部22b−22c間の距離T
4は、その間に挿入される端子保持部22aの幅T1以
上(T4≧T1)、という条件を満足する範囲内であれ
ば、端子保持部22a〜22cの幅及びその間隔(T1
〜T5)を各々異なる値に設定してもよい。
22cの幅及びその間隔(T1〜T5)を全て同一に設
定しているが、端子ホルダ22同士を噛合でき、その噛
合時に共通端子間距離を他の端子間距離より短くできれ
ばよいため、端子保持部22a−22b間の距離T2
は、その間に挿入される端子保持部22bの幅T3以上
(T2≧T3)、端子保持部22b−22c間の距離T
4は、その間に挿入される端子保持部22aの幅T1以
上(T4≧T1)、という条件を満足する範囲内であれ
ば、端子保持部22a〜22cの幅及びその間隔(T1
〜T5)を各々異なる値に設定してもよい。
【0031】また更に本実施例では、端子ホルダ22の
噛合時に、全て(6個)の端子ピン23が直線に配列さ
れるものとして説明したが、各巻枠19,20側にて3
個の端子ピンが略直線に配列されていればよく、噛合時
に各巻枠の端子ピンが交互(所謂ジグザグ状)に配列さ
れてもよい。
噛合時に、全て(6個)の端子ピン23が直線に配列さ
れるものとして説明したが、各巻枠19,20側にて3
個の端子ピンが略直線に配列されていればよく、噛合時
に各巻枠の端子ピンが交互(所謂ジグザグ状)に配列さ
れてもよい。
【図1】実施例の端子ホルダの構成を表わす平面図であ
る。
る。
【図2】実施例のステップモータの側断面図である。
【図3】実施例の固定子の分解斜視図である。
【図4】実施例のロータ及び固定子の一部破断斜視図で
ある。
ある。
【図5】実施例の巻枠を端子ホルダ側から見た側面図で
ある。
ある。
【図6】実施例の端子ホルダの構成を表わす斜視図であ
る。
る。
【図7】実施例の端子ホルダへのリード線取付け状態を
表わす説明図である。
表わす説明図である。
【図8】従来の端子装置の構成及びリード線取付け状態
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図9】一対の巻枠に巻装された2本の巻線と各端子と
の接続状態を説明する説明図である。
の接続状態を説明する説明図である。
9…固定子 10…ロータ 11…モータ軸 1
9,20…巻枠 19a,20a…フランジ部 21(L1,L2,L
3,L4)…巻線 22…端子ホルダ 22a〜22c…端子保持部 23a〜23c…端子ピン
9,20…巻枠 19a,20a…フランジ部 21(L1,L2,L
3,L4)…巻線 22…端子ホルダ 22a〜22c…端子保持部 23a〜23c…端子ピン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 3/04
H02K 3/46
H02K 5/22
H02K 37/14 535
Claims (3)
- 【請求項1】 2本の巻線が巻装された環状の巻枠を、
モータの回転軸方向に2個並設してなるモータに設けら
れ、各巻枠に巻装された巻線に給電を行なうための端子
装置であって、 前記各巻枠の互いに対向する対向面に、夫々、他方の巻
枠側と互いに噛合可能な3つの端子保持部を所定間隔を
空けて突設すると共に、該端子保持部の各々に、前記回
転軸方向とは略直交する端子ピンを各巻枠の外方向に立
設し、 前記各巻枠の3つの端子保持部のうちの中央の端子保持
部に立設された端子ピンには、各巻枠に巻装された2本
の巻線の一方の端部を共に接続して、該端子ピンを共通
端子とし、両側の端子保持部に立設された2つの端子ピ
ンには、2本の巻線の他方の端部を各々接続して、該端
子ピンを巻線毎の独立端子とし、 更に、前記各巻枠において、前記共通端子を2本の独立
端子の中心位置より一方の独立端子側に偏心した位置に
配設して、前記端子保持部噛合時の各巻枠の共通端子間
の距離を、他の端子間距離より短くしたことを特徴とす
るモータの端子装置。 - 【請求項2】 各端子保持部は、夫々、同一幅に形成さ
れると共に、各巻枠に他方の端子保持部を嵌入可能な一
定間隔にて突設され、 各巻枠において、各独立端子は両側の端子保持部の略中
心位置に夫々立設され、共通端子は中央の端子保持部の
中心位置より一方の独立端子側に偏心した位置に立設さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のモータの端
子装置。 - 【請求項3】 各巻枠において各独立端子が立設される
両側の端子保持部のうち、共通端子が前記偏心により遠
ざけられる側の端子保持部では、独立端子を当該端子保
持部の中心位置より前記共通端子とは反対側に偏心した
位置に立設させて、各端子保持部噛合時の各巻枠の独立
端子間の距離を更に長くしたことを特徴とする請求項2
に記載のモータの端子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28368094A JP3402799B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モータの端子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28368094A JP3402799B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モータの端子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149728A JPH08149728A (ja) | 1996-06-07 |
JP3402799B2 true JP3402799B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=17668685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28368094A Expired - Fee Related JP3402799B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | モータの端子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402799B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10136632A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-22 | Nippon Seiki Co Ltd | ステッピングモータ |
JP3464443B2 (ja) | 2000-10-26 | 2003-11-10 | 三菱電機株式会社 | 電磁機器 |
JP7337594B2 (ja) * | 2019-08-09 | 2023-09-04 | ミネベアミツミ株式会社 | ステッピングモータ |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP28368094A patent/JP3402799B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08149728A (ja) | 1996-06-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |