JP2013150436A - ステッピングモータ - Google Patents

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Masahiro Komiya
正浩 小宮
Tomoaki Iwasa
知明 岩佐
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Abstract

【課題】簡単な構造で軸受板をヨーク及び端板に固定する。
【解決手段】軸周りに磁石22が固定された回転軸21を取り囲むように筒状のヨーク42が配置される。ヨーク42の内周部には複数の極歯43が形成されている。極歯間には凹部44が形成される。ヨーク42の端部には軸受板6が配置され、回転軸21を支持する。ヨーク42の端面には端板7が固定される。軸受板6はヨーク42と端板7との間に挟み込まれる。軸受板6には、外周から径方向外方に延びる凸部63が設けられる。端板7には爪部73及び収納部71が形成される。爪部73はヨーク42の凹部44に入り、収納部71には軸受板6の凸部63が入ることで、軸受板6及び端板7の位置決めがなされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸を軸受板により支持するステッピングモータに関する。
ステッピングモータは、パルス信号に応じて回転軸が回転するモータであり、光学ドライブやデジタルカメラなどに用いられている。このようなステッピングモータの構成としては、例えば、円筒状の永久磁石を備えた回転軸の周囲を、軟磁性材料で構成された円筒状のヨークが覆い、ヨーク内には励磁コイルを巻回したボビンが収納される。
この種のステッピングモータでは、回転軸の駆動部と逆側の端部は、ヨーク端部に配置された軸受板に支持されている。軸受板は、孔部を設けた端板に溶接や圧入等で固着されている。この端板をヨーク端面に溶接等により固定させることで、軸受板はヨークに固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−295070号公報
しかしながら、このような構成では、軸受板を端板に強固に固定するために、軸受板の上部をヨーク端面から大きく突き出すように設ける必要があり、軸受板やモータ全体の小型化を図れないという問題があった。また、端板の表面に設けた複数の凸部をヨークの極歯間に差し込んでヨークへの位置合わせをしていたが、複数の凸部を極歯間に正確に位置合わせするのは容易ではなく、作業効率に問題があった。さらに、その組立工程においては、軸受板の端板への圧入固定と、端板のヨークへの溶接固定という二段階の固定の工程が必要であった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。その目的は、ステッピングモータの組み立てにおいて、位置決めや取り付けを容易に行うことができ、さらに軸受板やモータ全体を小型化することができるステッピングモータを提供することにある。
本発明のステッピングモータは、以下のように構成される。
(a)軸周りに磁石が固定された回転軸と、前記磁石を取り囲み、内周部に形成された複数の極歯と、該極歯間に形成された凹部とを備える筒状のヨークと、前記筒状のヨークの端部に配置され前記回転軸の一端を支持する軸受板と、前記ヨークの端面に固定され、前記軸受板を前記ヨークとの間で挟みこむ端板とを備える。
(b)軸受板には、外周から径方向外方に延びる凸部が設けられる。
(c)端板には爪部及び収納部が形成される。
(d)端板の爪部はヨークの凹部に入り、収納部には軸受板の凸部が入る。これによって、端板の位置決めがなされる。
以上のような本発明によれば、軸受板は端板とヨークとの間で挟みこむことで脱落が規制される。そのため、軸受板をヨーク端面から大きく突出させて端板やヨークに固定する必要がなく、軸受板やモータ全体を小型化することができる。また、軸受板を端板に圧入等で予め固定する必要がなく、端板を溶接等でヨークに固定すれば済むので、組み立て作業が効率化される。さらに、軸受板に凸部を設け、端板に凸部の収納部とヨークの凹部に入る爪部を設けることによって、端板及び軸受板のヨークへの配置及び位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の実施形態のステッピングモータの全体構成を示す、モータ軸線方向断面図である。 ステッピングモータの詳細な構成を示す分解斜視図である。 ステッピングモータの詳細な構成を示す斜視図である。 (a)は図3の平面図である。(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面図である。 ステッピングモータの組み立て状態を示す斜視図である。 (a)は、ステッピングモータに使用するカバーを示す斜視図であり、(b)はカバーをモータに取り付けた状態を示すモータ軸線方向断面図である。
本実施形態に係るステッピングモータについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、ステッピングモータの全体構成を概略的に説明し、次に詳細部分についての構成を説明する。さらに、各部の配置及び組立の態様について説明する。
(1.全体構成)
図1に示すように、ステッピングモータ1は、大別すると回転磁界により回転するロータ2と、回転磁界を発生させるステータ3から構成される。
ロータ2の回転軸21は、一部がステータ3の内部に収容され、残りの部分は外部へ突出する。回転軸21の、ステータ3内部に収容されている部分には、永久磁石22が周囲を覆うように取り付け固定されている。永久磁石22は、円周上にNSNS…と交互に多極着磁され、ステータ3と所定の間隔を介して対向している。回転軸21の、ステータ3外部に突出した部分は、その表面にねじ部が設けられる。図示しないが、ナット等がこのねじ部に嵌入され、回転軸21の回転によってナットを移動させ、このナットを介して他の部材の移動を行っている。
ステータ3は、2つのステータユニット3a及び3bから構成され、これら2つのステータユニット3a及び3bはモータ軸線L方向に重ねて配置されている。2つのステータユニット3a及び3bはそれぞれ、外ヨーク42と、コイルボビン5と、コイルボビン5を外ヨーク42との間で挟んで支持する内ヨーク41とを備えている。
内ヨーク41及び外ヨーク42は軟磁性材料で構成されている。内ヨーク41は円環状の部材であり、外ヨーク42は筒状部材である。内ヨーク41及び外ヨーク42のそれぞれの内周部には、複数の極歯43がモータ軸線L方向に沿うように設けられ、円周等配位置に配置されている。内ヨーク41の外周縁は外ヨーク42の外周縁に嵌合して固定され、1つのヨーク(ステータコアともいう)を形成する。内ヨーク41の各極歯43は、外ヨーク42の各極歯とステータ3内部で周方向に交互に並び、ロータ2の永久磁石22と対向する。
コイルボビン5には端子ピン51が設けられ、この端子ピン51に励磁コイルの端部が保持されてコイルボビン5の周面に巻回される。
ステータユニット3bの外ヨーク42には軸受板6が取り付けられている。軸受板6はステータ3内部に収容された回転軸21の一端、すなわち反出力端を支持する。外ヨーク42には、端板7が軸受板6を覆うように取り付けられ固定されている。
回転軸21の反出力端の反対側、すなわち出力端は、モータ取付板8に支持される。モータ取付板8は、ステータ3の出力端側端面に固定される基端側垂直部81と、そこから垂直に立設される水平部82と、水平部82の先端から直角に折れ曲がり、基端側垂直部81と平行に延びる先端側垂直部83を有する。先端側垂直部83には、出力端側軸受板9が設けられている。回転軸21は、ステータ3から基端側垂直部81に設けられた孔81aを介して延び、出力端側軸受板9に回転可能に支持される。水平部82には孔82aが設けられている。この孔82aを介して、ステッピングモータ1を各種機器にボルト締め等によって取り付ける。
(2.詳細構成)
次に、ステッピングモータ1の詳細な構成として、外ヨーク42、軸受板6、及び端板7の構成を説明する。外ヨーク42、軸受板6、及び端板7は、図2に示すように別個の部材であるが、ステッピングモータ1においては図3に示すように組み合わされた状態となっている。
(2−1.外ヨーク)
外ヨーク42は、図1に示すように、ステータユニット3a及び3bのそれぞれに備えられているが、本実施形態では、軸受板6及び端板7と組み合わされる、反出力端側のステータユニット3bの外ヨーク42について述べる。
図2に示すように、円筒状の外ヨーク42は、一端が開口し、他端には円環状の端面が形成されている。極歯43は、円環状の端面の内周縁に基端部を有し、開口端部に向かってモータ軸線L方向に延びる。本実施形態では4つの極歯43が、円周等配位置に設けられている。各極歯43の基端部の間には内周部から外周部に向かって半径方向に凹む4つの凹部44が形成されている。4つの凹部44は同一形状であり、90°の等間隔で形成されている。
(2−2.軸受板)
軸受板6は、所定の厚みを有する円盤部材であり、樹脂成形品で構成される。本実施形態では、軸受板6の外ヨーク42側に位置する方を底面とし、端板7側に位置する方を外面とする。軸受板6の底面中央部は外ヨーク42側へ隆起し、底面の中心から外面の中心へ抜ける貫通孔62が設けられている。軸受板6の外周は、外ヨーク42の内周部より若干小径となっている。
軸受板6の外面側には、凸部63が形成されている。凸部63は、軸受板6の外面の外周近傍に設けられ、外面と直交する方向に所定の厚みを有し、軸受板6の外周からはみ出して半径方向外方へ突出する。軸受板6は凸部63を2個有する。2個の凸部63は、図4(a)に示すように、モータ軸線Lに直交する線上に設けられ、モータ軸線Lを挟んで左右対称となっている。
さらに、図2に示すように、軸受板6の外面側には、表面の一部を切り欠いた切り欠き部64が形成されている。切り欠き部64は全体として鍵穴形状である。具体的には、軸受板6の外周から溝状に切り込まれ、緩やかに傾斜して貫通孔62に至り、貫通孔62を取り囲むような形状となっている。
(2−3.端板)
端板7は薄肉の金属円板である。端板7は外ヨーク42の外周と同径か若干小径に作られている。円板中央には、孔部71が設けられている。孔部71は全体として略T字形状である。T字の脚部には板バネ72が設けられ、T字の水平部に向かって延びる。板バネ72は端板7の表面から軸受板6側に向けて所定角度斜めになるように切り起こされ、先端領域がモータ軸線Lに対して直角に近い角度となるように折り曲げられている。この先端領域は端板7の円中心に位置する。T字の水平部は、図4(a)に示すように、モータ軸線Lに直交する線上に設けられ、モータ軸線Lを挟んで左右対称の形状となっている。水平部は、軸受板6の2つの凸部63の外周面に沿って掛け渡される大きさとなっている。
端板7の外周の一部は円中心に向かって略矩形に切り込まれている。切り込み部分には、爪部73が設けられている。爪部73は、孔部71の水平部が位置する線Mと直交する線N上に配置されている。爪部73は端板7の表面から軸受板6側に向けて斜め方向に屈曲する。この屈曲方向は、板バネ72が切り起こされる方向と同じである。爪部73は、外ヨーク42の凹部44の内径に入る大きさとなっている。端板7の円中心から爪部73の基端までの長さは、外ヨーク42の内周部の半径に略等しくなっている。
(3.各部の配置)
軸受板6及び端板7の外ヨーク42への配置について、組み立て方法に言及しつつ説明する。また、これらの部分と他の部分との配置についても簡潔に述べる。
(3−1.軸受板の配置)
図5に示すように、軸受板6を、外ヨーク42の端部に配置する。具体的には、軸受板6の、中央部が隆起した底面側を外ヨーク42側に向けて外ヨーク42の内周部に貫入させる。2つの凸部63は、外ヨーク42の4つの凹部44のうち、対向する2つの凹部44を覆うように載置する。図4(b)に示すように、軸受板6の外周は、外ヨーク42の内周部の極歯43の基端部に当接する。これによって、軸受板6の水平方向の動きは規制され、軸受板6は外ヨーク42と軸合わせされる。さらに、軸受板6の外周からはみ出した凸部63の外ヨーク42側の面、すなわち底面が外ヨーク42の凹部44近傍の端面上に載置される。これによって、軸受板6のモータ軸線L方向の位置決めがなされる。軸受板6は、概ね外ヨーク42の内周部に収容され、凸部63のみが外ヨーク42の端面から突出した状態となる。
(3−2.端板の配置)
軸受板6の配置完了後、端板7を外ヨーク42の端面に取り付ける。まず、爪部73を外ヨーク42の凹部44に差し込む。上述のように、4つの凹部44のうち対向する2つの凹部44は軸受板6の凸部63に覆われている。したがって残り2つの凹部44のいずれかに爪部73を差し込む。爪部73の先端は、図4(c)に示すように、凹部44の内面に突き当たる。次に、端板7の表面を外ヨーク42の端面に近づけていき、孔部71の水平部に、外ヨーク42の端面から突出した軸受板6の2つの凸部63を、外周面を沿わせるように嵌め込む。最後に、板バネ72を軸受板6の切り欠き部64に差し込み、端板7を外ヨーク42の端面上に載置する。上述のように、端板7の円中心から爪部73の基端までの長さと外ヨーク42の内周部の半径が略等しい。そのため、このように爪部73を起点として端板7を配置すると、端板7の円中心に位置する板バネ72の先端領域がモータ軸線L上に位置し、さらに軸受板6の貫通孔62の直上に位置する状態となる。
端板7の爪部73が外ヨーク42の凹部44に差し込まれることによって、端板7は外ヨーク42に連結される。この状態で、端板7の孔部71に軸受板6の凸部63を嵌め込んで、端板7と軸受板6を連結する。それによって、軸受板6は端板7を介して外ヨーク42に連結され、水平移動だけでなく外ヨーク42の内周部での回転も規制される。さらに、端板7も外ヨーク42と軸受板6とに連結されることで、移動が規制される。このように軸受板6と端板7が相互の移動を規制することで、端板の溶接固定の前に位置ずれが生じることを防止することができる。
図4(a)及び(c)に示すように、軸受板6の外面は、端板7のヨーク側の面、すなわち下面に当接している。そして、図4(c)に示すように、軸受板6の凸部63の底面は外ヨーク42の端面上に載置されている。この状態で、端板7を溶接又は接着剤によって外ヨーク42の端面に固定する。これにより、軸受板6は外ヨーク42と端板7に挟まれて、外ヨーク42の内周部からの脱落が規制される。
(3−3.他の部分の配置)
図1に示すように、端板7の固定後に、外ヨーク42の外周壁と極歯43との間にコイルボビン5を取り付ける。さらに、外ヨーク42と内ヨーク41とを組み合わせ、ステータユニット3bを構成する。又、先端側垂直部83に出力端側の軸受板9を設置し、モータ取付板8の基端側垂直部81にステータユニット3aを構成する外ヨーク42を取り付ける。この外ヨーク42に回転軸21を挿入し、回転軸21の先端側を軸受板9にはめるとともに、外ヨーク42の外周壁と極歯43との間にコイルボビン5を取り付け、外ヨーク42と内ヨーク41とを組み合わせ、ステータユニット3aを構成する。さらに、ステータユニット3bを回転軸21に挿通させ、ステータユニット3aとステータユニット3bを接合してステータ3を構成し、ステッピングモータ1が完成する。この時、回転軸21の反出力端は軸受板6の貫通孔62を挿通して、端板7の板バネ72に当接し、係止される。外ヨーク42及び内ヨーク41の極歯43は、回転軸21の周囲に並んで、永久磁石22を取り囲む。反出力端側の軸受板6及び出力端側の軸受板9は、ラジアル軸受として回転軸21のラジアル荷重を支持する。さらに、板バネ72はその弾性力によって回転軸21を出力端側方向に付勢し、アキシャル軸受として回転軸21のアキシャル荷重を支持する。
(4.本実施形態の効果)
(1)軸受板6は、外ヨーク42と端板7との間に挟み込まれることで、外ヨーク42からの脱落が規制される。そのため、軸受板6を外ヨーク42の端面から大きく突出させて端板7や外ヨーク42に固定する必要がなく、軸受板6を小型化し、ひいてはステッピングモータ1全体の小型化も図ることができる。また、軸受板を端板に圧入等で予め固定する必要がなく、端板を溶接等でヨークに固定すれば済むので、組み立て作業が効率化される。
(2)軸受板6には外周から径方向外方に延びる凸部63が設けられ、端板7には凸部63の収納部となる孔部71が設けられる。端板7にはさらに、外ヨーク42の極歯43間の凹部44に入る爪部73が設けられる。これらによって、ステッピングモータ1の組み立ての際、軸受板6及び端板7の外ヨーク42への位置決めが容易となる。
具体的には、軸受板6の外周部が外ヨーク42の内周部の極歯43の基端部に当接することにより、軸受板6の水平移動が規制される。軸受板6の凸部63の底面が外ヨーク42の端面と当接することにより、軸受板6のモータ軸線L方向の位置、すなわち高さ位置が決定される。端板7の爪部73を外ヨーク42の凹部44に差し込み、孔部71に軸受板6の凸部63を嵌め込むことで、端板7の外ヨーク42の端面上の位置が決定される。このように、軸受板6及び端板7に設けられた部分同士を組み合わせるだけで、正確な位置決めを容易に行うことができる。
(3)さらに、端板7の爪部73が外ヨーク42の凹部44に差し込まれることで、端板7は外ヨーク42に連結される。この端板7を軸受板6に連結することで、軸受板6の回転が規制される。端板7も、外ヨーク42と軸受板6とに連結することで移動が規制される。このように、軸受板6及び端板7が相互の移動を規制することで、端板の溶接固定の前に位置ずれが生じることを防止することができ、ステッピングモータ1の組み立て精度を高めることができる。
(4)本実施形態ではさらに、端板7の外周部から孔部71の中央部分に延びる板バネ72を設け、軸受板6の外面の一部を切り欠いて、板バネ72が差し込まれる切り欠き部64を設けている。これによって、軸受板6の貫通孔62の直上に板バネ72の先端が位置することになり、貫通孔62に挿通された回転軸21を板バネ72によって係止することができる。
(5.他の実施形態)
本発明は、図示の実施形態に限定されるものではなく、下記の様な他の実施形態も包含する。
(1)例えば、端板7には、さらに図6(a)に示すような金属製のカバー74を付けて、板バネを保護するように構成してもよい。図6(b)に示すように、カバー74は端板7の端面に重ねて溶接等で固定される。
(2)上述の実施形態では、内ヨーク41を環状部材、外ヨーク42を筒状部材としたが、ヨーク41を筒状部材、外ヨーク42を環状部材としても良い。
(3)上述の実施形態では、回転軸21を回転可能に支持する軸受として、樹脂成形品で形成された滑り軸受けである軸受板6を使用したが、焼結材で形成された滑り軸受やボール軸受やころ軸受等を用いても良い。
(4)上述の実施形態では、軸受板の凸部63を2個設けたが、3個以上設けても良い。その場合、端板7の孔部71は、凸部63全体に掛け渡されるような形状にしてもよく、又はそれぞれ係合するように複数の孔部としてもよい。
(5)上述の実施形態では、端板7の収納部として孔部71を設け、この孔部71に軸受板6の凸部63を入れ込んでいるため、軸受板の凸部63が端板7から露出している。これに限らず、端板7の収納部として凹部を設け、この凹部に軸受板6の凸部63を収納してもよい。また、孔部71は板バネと回転軸を接続させるための端板7の孔と連接して一体的なT字形状の孔として形成しているが、別個の孔部として設けても良い。
(6)上述の実施形態では、軸受板6の外周全体を外ヨーク42の内周部に貫入させ、凸部63のみが外ヨーク42の端面から突出した状態となるようにして外ヨーク42の端部に配置したが、本発明はこれに限られない。例えば、軸受板6の外周の一部を径方向外方に突出させてフランジを設け、このフランジを外ヨーク42の端面に当接させることで、凸部63の補強又は凸部63の代わりとしても良い。
(7)本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 ステッピングモータ
2 ロータ
21 回転軸
22 永久磁石
3 ステータ
3a 3b ステータユニット
41 内ヨーク
42 外ヨーク
43 極歯
44 凹部
5 コイルボビン
51 端子ピン
6 軸受板
62 貫通孔
63 凸部
64 切り欠き部
7 端板
71 孔部
72 板バネ
73 爪部
74 カバー
8 モータ取付板
81 基端側垂直部
81a 孔部
82 水平部
82a 孔部
83 先端側垂直部
9 出力端側の軸受板
L モータ軸線

Claims (5)

  1. 軸周りに磁石が固定された回転軸と、
    前記磁石を取り囲み、内周部に形成された複数の極歯と、該極歯間に形成された凹部とを備える筒状のヨークと、
    前記ヨークの端部に配置され前記回転軸の一端を支持する軸受板と、
    前記ヨークの端面に固定され、前記軸受板を前記ヨークとの間で挟みこむ端板とを備え、
    前記軸受板には、外周から径方向外方に延びる凸部が設けられ、
    前記端板には爪部及び収納部が形成され、
    前記爪部は前記ヨークの凹部に入り、前記収納部に前記軸受板の凸部が入ることで、前記端板の位置決めがなされることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記軸受板は前記ヨークの内周部に当接して前記軸受板の水平移動が規制され、前記軸受板の凸部の底面が前記ヨークの端面と当接して前記軸受板のモータ軸線方向の位置決めがなされることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ。
  3. 前記端板の爪部が前記ヨークの凹部に入り、前記端板の収納部に前記軸受板の凸部が入ることで、前記軸受板は前記端板を介して前記ヨークに連結されて回転が規制されることを特徴とする請求項1又は2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記軸受板には凸部が複数設けられ、
    前記端板の収納部は、前記複数の凸部を収納可能に設けられていること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のステッピングモータ。
  5. 前記軸受板には貫通孔が形成され、
    前記端板には、前記貫通孔に向けて切り起こされた板バネが設けられ、
    前記回転軸は、前記軸受板の貫通孔を挿通して前記端板の板バネに当接し、前記板バネにより付勢されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のステッピングモータ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019176678A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 日本電産株式会社 モータ

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