JP5263022B2 - 動力伝達機構及び撮像装置の動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構及び撮像装置の動力伝達機構 Download PDF

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Description

本発明は、駆動源による回転駆動力が伝えられる状態と、該回転駆動力の伝達が解除される状態とに切り替えられる回転駆動部材を有する動力伝達機構に関する。本発明はまた、この種の回転駆動部材を有する撮像装置の動力伝達機構に関する。
デジタル一眼レフカメラでは、光学ファインダによる被写体観察とは別に、イメージセンサで得られる電子画像をモニタ上で観察する、いわゆるライブビューモードを備えたものが知られている。ライブビューモードでは、被写体観察時にクイックリターンミラー(以下、ミラー)が撮影光路上から退避された位置(ミラーアップ状態)に保持されている点が、光学ファインダによる観察状態とは異なる。そのため、ライブビューモードで撮影動作を行う場合は、通常撮影モードとは異なる態様でミラーやシャッタの駆動制御を行う必要がある。
非特許文献1の一眼レフカメラでは、撮影に用いるイメージセンサとは別に、ファインダ光学系の中にライブビュー専用のイメージセンサを設け、ライブビューモードでのミラーアップは行わず、このファインダ内の専用センサを用いて擬似的にライブビューを行っている。このタイプは、撮影時に用いるイメージセンサとは別のイメージセンサによる電子画像を観察するので、厳密な意味でのライブビューでなく、モニタで観察した画像と撮影した画像の不一致が生じるおそれがある。また、ファインダ内にイメージセンサ用の搭載スペースを要するためカメラの小型化の妨げとなり、製造コストも高くなる点が問題である。
非特許文献2の一眼レフカメラでは、ミラー駆動機構とシャッタ駆動機構にそれぞれ個別の駆動源を備えており、ライブビューモードでの撮影動作は、ミラー駆動機構によってミラーアップ状態を維持させつつ、シャッタ駆動機構によってシャッタチャージを行わせる。このタイプでは、ミラー駆動系とシャッタ駆動系のそれぞれに独立した駆動源や機構を設けるため、カメラの小型軽量化が難しく、また製造コストが高くなるという欠点がある。
出願人は、ライブビュー可能な一眼レフカメラにおいて、ミラー駆動系とシャッタチャージ系の作動機構部に対するモータ駆動力の伝達機構として遊星ギヤ機構を用いることで、非特許文献1及び2における以上の問題点を解決して、カメラの小型軽量化やコストダウンを達成できることを見出した。具体的には、特許文献1のような2系統のカムギヤを備えた作動機構部によってライブビューにおける撮影シーケンスを構築し、このカムギヤに対して遊星ギヤ機構で駆動力を伝達するものである。
特許第3153482号
「アサヒカメラ 2008年8月号」、朝日新聞出版、2008年、202頁及び203頁 「アサヒカメラ 2008年1月号」、朝日新聞出版、2008年、230頁及び231頁
以上のような一眼レフカメラのミラー駆動系やシャッタチャージ系の動力伝達機構としてカムギヤを備える場合、撮影シーケンスを構築するためにカムギヤの回転位置が厳密に管理されていなければならない。例えば、非特許文献2のようにミラー駆動系やシャッタチャージ系に個別の駆動源を備えるタイプでは、駆動源によるカムギヤの回転駆動が停止されている状態で、駆動源の負荷によってカムギヤを一定位置に保持させておくことができる。一方、上記の遊星ギヤ機構のような駆動切替手段によってカムギヤの駆動状態を選択させるタイプでは、遊星ギヤとの噛合が解除された状態でカムギヤの回転位置が変位してしまうおそれがあった。カムギヤの回転位置が変位すると、カメラ機構部の状態が本来とは異なる状態になってしまい、カメラの駆動制御に影響を及ぼすおそれがある。ここでは一眼レフカメラにおけるカムギヤを用いた動力伝達機構を例としたが、回転位置の高精度な管理を要する回転駆動部材を備えた動力伝達機構一般において、回転部材に動力源からの駆動力以外の動力が作用する場合に同様の問題が生じうる。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、駆動源による回転駆動力が伝達される状態と、該回転駆動力の伝達が解除される状態とに切り替えられる回転駆動部材に対して、回転駆動力の伝達解除状態においてもその回転位置を高精度に管理することが可能な動力伝達機構を得ることを目的とする。
本発明の動力伝達機構は、回転により被駆動部材を駆動する回転駆動部材;駆動源の駆動力を回転駆動部材に伝達して回転させる伝達状態と、該回転駆動部材への駆動力伝達を解除する伝達解除状態に切替可能な駆動切替手段;及び、駆動切替手段が伝達状態にあるとき回転駆動部材の回転を許容し、駆動切替手段が伝達解除状態にあるとき回転駆動部材に係合して回転を規制する回転規制手段;を備えたことを特徴としている。
回転駆動部材に対する回転規制手段の回転規制と回転許容の切り替えは、該回転駆動部材に対する駆動切替手段の駆動力伝達と解除の切替移動力を利用して行わせることが好ましい。これによって、独自の動力源によらずに回転規制手段を動作させることができ、構造を簡略化することができる。
例えば、回転駆動部材に設けたギヤ部に対する噛合位置と噛合解除位置の間で揺動可能な遊星ギヤと、該遊星ギヤを支持する揺動アームを備えた遊星ギヤ機構によって駆動切替手段を構成し、回転駆動部材に係合する回転規制位置と該係合を解除する回転許容位置の間で揺動可能なロックレバーによって回転規制手段を構成し、遊星ギヤが回転駆動部材に対する噛合解除位置にあるとき、ロックレバーを付勢部材によって回転規制位置に保持し、遊星ギヤが回転駆動部材に対する噛合位置にあるとき、遊星ギヤ機構の揺動アームによって付勢部材の付勢力に抗してロックレバーを回転許容位置に保持させるとよい。
より詳しくは、回転駆動部材は周面カムを有するカムギヤからなり、被駆動部材は、周面カムにフォロアを当接させカムギヤの回転に応じて該周面カムの軌跡に従って揺動される揺動部材として構成することができる。そして、カムギヤの特定回転位置で周面カムとは別に揺動部材を保持させる揺動端保持手段を備え、揺動端保持手段により揺動部材を保持する状態である特定回転位置にカムギヤが位置するときに、ロックレバーによってカムギヤの回転規制を行うようにすると効果的である。カムギヤには周面カムと回転軸方向位置を異ならせてロック凹部を設け、ロックレバーには、このロック凹部に対して係脱可能な係合爪を設けるとよい。
さらに、遊星ギヤによってカムギヤと択一的に噛合され、該遊星ギヤを介して回転駆動されることにより上記の揺動部材を含む2つの揺動部材の揺動を制御する別のカムギヤを備えることもできる。この場合、ロックレバーにより回転規制可能な側のカムギヤに対して遊星ギヤが噛合するとき、別のカムギヤに対して上記2つの揺動部材の少なくとも一方による保持力が作用するように構成することが好ましい。このタイプの動力伝達機構を搭載するのに好適な機器として、撮像光学系からの光を反射させてファインダ光学系に導くファインダ観察位置と、撮像光学系からの光を反射せずに上記撮像媒体に入射させる退避位置に揺動可能なミラーと、撮像光学系から撮像媒体への光の入射を遮断及び許容するシャッタを備えた撮像装置が挙げられる。この撮像装置では、2つのカムギヤのそれぞれにより揺動制御される揺動部材を、シャッタの走行を許容するチャージ解除位置と、該シャッタをチャージさせるチャージ位置の間で揺動可能なシャッタチャージレバーとすることが好ましい。また、2つのカムギヤのうち一方(別のカムギヤ)のみによって揺動制御される揺動部材を、ミラーをファインダ観察位置に保持させるミラーダウン位置と、該ミラーを退避位置に保持させるミラーアップ位置の間で揺動可能なミラー駆動レバーとすることが好ましい。
本発明はまた撮像装置の動力伝達機構に関するものである。この撮像装置は、上記と同様のミラー、シャッタ、ミラー駆動レバー及びシャッタチャージレバーを備え、回転によってミラー駆動レバーとシャッタチャージレバーの揺動を制御するミラーシャッタ制御カムギヤと、回転によってシャッタチャージレバーの揺動を制御するシャッタ制御カムギヤを有する。ミラーシャッタ制御カムギヤとシャッタ制御カムギヤに対しては、遊星ギヤ機構の遊星ギヤによって択一的に駆動源の回転駆動力が伝達される。そして、ミラーシャッタ制御カムギヤとシャッタ制御カムギヤの少なくとも一方に遊星ギヤが噛合するとき、他方のカムギヤに係合して回転を規制する回転規制手段を備えたことを特徴とする。
以上の本発明の動力伝達機構によれば、駆動源からの回転駆動力伝達が解除された状態の回転駆動部材を回転規制する回転規制手段を備えたことにより、回転駆動部材の回転位置の変位を防いでその回転位置を高精度に管理することができる。
本発明による動力伝達機構を備えた一眼レフカメラの光学系の概略を示す図である。 同一眼レフカメラの制御系の要部を示すブロック図である。 同一眼レフカメラのミラーボックス側部に設けられるミラー・シャッタ駆動機構を、一部を断面としてカメラ前方から見た図である。 同ミラー・シャッタ駆動機構を、一部を断面としてカメラ後方から見た図である。 ミラーが撮影光路上の下降位置(ファインダ観察位置)に保持されかつシャッタチャージが完了した、通常撮影シーケンスの初期状態におけるミラー・シャッタ駆動機構の側面図である。 ミラーが撮影光路からの退避位置に保持され、かつシャッタチャージレバーがチャージ解除位置に保持された露光可能状態におけるミラー・シャッタ駆動機構の側面図である。 ライブビューモードでの撮影動作時に、図6に示す露光可能状態からモータが逆転駆動(他の方向に駆動)されて、遊星ギヤが第1カムギヤとの噛合位置から第2カムギヤとの噛合位置へ揺動している途中の状態のミラー・シャッタ駆動機構を示す側面図である。 図7の状態から遊星ギヤが第2カムギヤへの噛合位置に達して第2カムギヤへモータ駆動力が伝達されるようになった状態のミラー・シャッタ駆動機構を示す側面図である。 図8の状態から第2カムギヤが回転され、シャッタチャージレバーによるチャージ動作が完了した状態のミラー・シャッタ駆動機構を示す側面図である。 ミラー・シャッタ駆動機構を構成する遊星ギヤ機構により、モータ駆動力が第1カムギヤに伝達される状態を示した側面図である。 同遊星ギヤ機構により、モータ駆動力の伝達先が第1カムギヤから第2カムギヤに切り替わっている途中の図7に対応した状態を示した側面図である。 同遊星ギヤ機構により、モータ駆動力が第2カムギヤに伝達される状態を示した側面図である。 ミラーが規制ピンに当接する下降位置にあり、ミラー駆動レバーがミラーダウン位置に保持されている状態を示す側面図である。 通常撮影モードの動作シーケンスを示すタイミングチャート図である。 ライブビューモードの動作シーケンスを示すタイミングチャート図である。 ライブビューモードにおける撮影動作シーケンスを示すタイミングチャート図である。 図5の原点位置にあるときの第1カムギヤと、ミラー駆動レバー及びシャッタチャージレバーとの関係を示す側面図である。 図6のミラーアップ完了位置にあるときの第1カムギヤと、ミラー駆動レバー及びシャッタチャージレバーとの関係を示す側面図である。 図8の原点位置にあるときの第2カムギヤと、シャッタチャージレバー及びロックレバーとの関係を示す側面図である。 図9のシャッタチャージ完了位置にあるときの第2カムギヤと、シャッタチャージレバー及びロックレバーとの関係を示す側面図である。
図1に示すデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラ)10は、本発明を適用した撮像装置の一実施形態である。カメラ10は、カメラボディ11の前面にレンズ鏡筒12を着脱させるレンズマウントを有し、その内方にミラーボックス(固定部材)13が設けられている。ミラーボックス13内には、ミラーシートヒンジ14xを軸として揺動可能なクイックリターンミラー(以下、ミラー)14が支持されている。ミラー14の後方にはフォーカルプレーンシャッタ(以下、シャッタ)15が設けられ、シャッタ15の後方にはイメージセンサ16が設けられている。ミラー14は、図1の実線や図5に示すように、レンズ鏡筒12内の撮影レンズ(撮像光学系)12aからイメージセンサ16に至る撮影光路上に進出する下降位置(ファインダ観察位置)と、図1の二点鎖線や図6ないし図9に示すように、この撮影光路から上方に退避した上方退避位置の間で揺動される。ミラー14は、ミラーシート上にミラーを支持した構造になっており、図5ないし図9に表われているのはミラーシート部分である。ミラー14が下降位置にあるときには、該ミラー14からの反射光がファインダ光学系17(ペンタプリズムや接眼レンズなどにより構成される)に入射され、ファインダ窓17aを通して被写体を観察することができる。一方、ミラー14が上方退避位置にあるときには、撮影レンズ12aからの光はミラー14で反射されずにシャッタ15側に進み、シャッタ15を開くことでイメージセンサ16の受光面上に光を入射させることができる。カメラボディ11の後面に設けたLCDモニタ18には、イメージセンサ16により得られる被写体の電子画像や、電子画像以外の各種の情報を表示することができる。
シャッタ15は、イメージセンサ16に対する入射光軸と直交する面内で走行可能な先幕15a(図2)と後幕15b(図2)からなるシャッタ幕を有している。露光動作時には先幕15aと後幕15bが所定の時間差をもって走行し、後述するシャッタチャージ動作により先幕15aと後幕15bが走行前の位置に戻される。シャッタ15の先幕15a及び後幕15bと連係する部材として、シャッタセットレバー51が設けられている。シャッタセットレバー51は不図示の軸を中心として揺動可能に支持されており、図4ないし図9、図17ないし図20にそれぞれ示されているのは、シャッタセットレバー51の自由端部である。シャッタセットレバー51は揺動によってこの自由端部の位置を上下方向に変位させ、自由端部が図5や図9に示す下方のシャッタ保持位置にあるとき、先幕15a及び後幕15bの走行を機械的に規制し、図6ないし図8に示す上方のシャッタ開放位置にあるとき、先幕15a及び後幕15bの走行を許す。シャッタセットレバー51は、セットレバー復元バネ55(図5ないし図9、図17ないし図20に概念的に示す)によって、シャッタ開放位置に向けて付勢されている。そして、シャッタ開放位置からシャッタ保持位置へのシャッタセットレバー51の移動により、先幕15aと後幕15bのシャッタチャージが行われる。チャージされた状態の先幕15aと後幕15bはそれぞれ、先幕保持マグネット52(図2)と後幕保持マグネット53(図2)によって保持する(走行を規制する)ことができる。先幕保持マグネット52は、通電されると励磁(オン)されて吸着力が作用して先幕15aを保持し、通電解除されると非励磁(オフ)状態になって先幕15aを走行させる。同様に、後幕保持マグネット53は、通電されると励磁(オン)されて吸着力が作用して後幕15bを保持し、通電解除されると非励磁(オフ)状態になって後幕15bを走行させる。
ミラーボックス13の側部にはミラー・シャッタ駆動機構20が設けられている。図3や図4に示すように、ミラーボックス13の側面に対向する位置(図5ないし図9における紙面手前側)にカバー板21が固定され、カバー板21の下端部付近に駆動モータ(駆動源)22が支持されている。駆動モータ22の回転出力軸にはモータピニオン23が設けられ、モータピニオン23の回転は、3つの減速ギヤ24、25及び26からなる減速ギヤ列を介して遊星ギヤ機構(駆動切替手段)30を構成する太陽ギヤ31に伝達される。図10ないし図12に示すように、遊星ギヤ機構30は、太陽ギヤ31の回転軸31xを中心として揺動可能な遊星ギヤアーム(揺動アーム)32を有し、該遊星ギヤアーム32の先端側に、回転軸31xと平行な回転軸33xによって遊星ギヤ33が回転可能に支持されている。遊星ギヤ33は太陽ギヤ31に対して噛合しており、かつ遊星ギヤ33と遊星ギヤアーム32の間には、遊星フリクションバネ34(図3、図4)によって所定の大きさのフリクション(回転抵抗)が付与されている。
遊星ギヤ33は、遊星ギヤアーム32の揺動によって第1カムギヤ(別のカムギヤ、ミラーシャッタ制御カムギヤ)35と第2カムギヤ(回転駆動部材、カムギヤ、シャッタ制御カムギヤ)36に対して択一的に噛合される。遊星ギヤアーム32は、太陽ギヤ31の回転軸31xと遊星ギヤ33の回転軸33xを結ぶアーム延設方向に対して側方に延出されたサブアーム32aを備え、このサブアーム32aと、ミラーボックス13に形成した揺動制限凸部13aとの係合によって、第1カムギヤ35に対する噛合方向への遊星ギヤアーム32の揺動端が決められる。また、サブアーム32aと、ミラーボックス13に形成した揺動制限凸部13bとの係合によって、第2カムギヤ36に対する噛合方向への遊星ギヤアーム32の揺動端が決められる。詳細には、図10ないし図12に示すように、サブアーム32aは「く」字型に屈曲した形状をなし、その一方の側面に揺動制限凸部13aに対向する揺動規制面32bが形成され、他方の側面に揺動制限凸部13bに対向する揺動規制面32cが形成されている。また、サブアーム32aの端部にはアンロック維持面32dが形成され、このアンロック維持面32dと揺動規制面32cの間にロックレバー押圧斜面32eが形成されている。
第1カムギヤ35と第2カムギヤ36はそれぞれ、遊星ギヤ33の回転軸33xと平行な回転軸35x、36xを中心として回転可能にミラーボックス13側面とカバー板21の間に支持されており、その外周部には遊星ギヤ33と噛合可能な周面ギヤが形成されている。第1カムギヤ35と第2カムギヤ36は略同径であり、その周面ギヤの歯数が同一(減速比1:1)である。第1カムギヤ35と第2カムギヤ36にはそれぞれ、カバー板21に向く側の面にコード板ブラシ37、38が設けられており、カバー板21にはコード板ブラシ37、38が摺接するコード板39(図3、図4)が支持されている。コード板39上に形成したパターンとコード板ブラシ37、38の導通関係によって、第1カムギヤ35と第2カムギヤ36のそれぞれにおける特定の回転位置が検出される。この検出される各カムギヤ35、36の回転位置の詳細については後述する。以上のモータピニオン23から第1カムギヤ35及び第2カムギヤ36に至るまでの各ギヤの回転軸は全て、ミラーシートヒンジ14xの軸線と略平行である。
第1カムギヤ35には、コード板ブラシ37と反対側の面に、ミラー制御カム40と第1シャッタ制御カム41が形成されている。図10ないし図12、図17及び図18に示すように、ミラー制御カム40と第1シャッタ制御カム41はそれぞれ、回転軸35xを中心とする最大外径位置に、その回転方向位置が変化しても回転軸35xからの半径方向距離が変わらないカム面形状をなす大径の定径カム部40a、41aが形成され、定径カム部40a、41aよりも回転軸35xに近い半径方向位置に小径の逃げカム部40c、41cが形成され、この逃げカム部40c、41cと定径カム部40a、41aの間を、回転方向位置の変化に応じて回転軸35xからの半径方向距離が変化するカム面形状の非定径カム部40b、41bで接続した構成になっている。
第2カムギヤ36には、コード板ブラシ38と反対側の面に第2シャッタ制御カム(周面カム)42が形成されている。図10ないし図12、図19及び図20に示すように、第2シャッタ制御カム42は、回転軸36xを中心とする最大外径位置に、その回転方向位置が変化しても回転軸36xからの半径方向距離が変わらないカム面形状をなす大径の定径カム部42aが形成され、定径カム部42aよりも回転軸36xに近い半径方向位置に小径の逃げカム部42cが形成され、この逃げカム部42cと定径カム部42aの間を、回転方向位置の変化に応じて回転軸36xからの半径方向距離が変化するカム面形状の非定径カム部42bで接続した構成になっている。さらに第2カムギヤ36には、第2シャッタ制御カム42とは回転軸方向に位置を異ならせてロックピース44が設けられ(図3参照)、このロックピース44の周面上に、回転軸36xに接近する方向への凹状をなすロック凹部43が形成されている。
ミラーボックス13側面とカバー板21の間には、ミラーシートヒンジ14xの軸線と略平行な回転軸45xを中心として揺動可能にミラー駆動レバー(別の揺動部材)45が支持されている。ミラー駆動レバー45は、その先端部付近にミラー押さえ部45aを有し、該ミラー押さえ部45aとミラーアップバネ46によって、ミラー14のミラーシートに設けたミラーシートボス14aを挟んで保持し、回転軸45xを中心としたミラー駆動レバー45の揺動に応じて、ミラー14が上述の下降位置と上方退避位置の間で揺動される。すなわち、ミラー駆動レバー45は、ミラー14を光路上の下降位置に保持させるミラーダウン位置(図5、図17)と、ミラー14を上方退避位置に保持させるミラーアップ位置(図6ないし図9、図18)との間で揺動される。ミラー駆動レバー45は、ミラーダウンバネ47によってミラーダウン位置に向けて回動付勢されている。ミラーダウンバネ47は、ミラー駆動レバー45の回転軸45x回りに配したコイル部と、該コイル部から延出された一対のアームを有するトーションばねからなり、その一方のアームがミラー駆動レバー45のバネ掛け部45cに係合し、他方のアームがミラーボックス13の側面に設けたバネ掛け突起13cに係合している。図5及び図17に示すように、ミラー駆動レバー45がミラーダウン位置にあるとき、ミラー押さえ部45aがミラーシートボス14aを下方に押し込んで、ミラー14を下降位置に保持させる。図3及び図13に示すように、ミラー14の下降位置を定める規制ピン19がミラーボックス13に設けられており、ミラー駆動レバー45は、この規制ピン19によって回動規制されたミラー14のミラーシートボス14aに対してミラー押さえ部45aを当接させることによりミラーダウン位置に保持される。一方、ミラー駆動レバー45に設けたカムフォロア45bに対して第1カムギヤ35のミラー制御カム40が当接可能であり、第1カムギヤ35を図6ないし図9及び図18に示す位置(ミラーアップ完了位置)まで回転させると、ミラー制御カム40の定径カム部40aによってカムフォロア45bを押し上げて、ミラー駆動レバー45をミラーダウンバネ47の付勢力に抗してミラーアップ位置に保持させることができる。ミラー駆動レバー45がミラーアップ位置にあるとき、ミラーアップバネ46がミラーシートボス14aを押し上げて、ミラー14を上方退避位置に保持させる。このとき、ミラーアップバネ46を若干撓ませることによって、ミラー駆動レバー45の回動量の誤差を吸収してミラー14を確実に上方退避位置に保持させることができるようになっている。また、ミラーボックス13には、このミラー14の上方退避位置でミラーシートの先端部付近が当接する緩衝体(ミラークッション)48が設けられている。
ミラーボックス13側面とカバー板21の間にはまた、ミラーシートヒンジ14xの軸線と略平行な回転軸50xを中心として揺動可能にシャッタチャージレバー(被駆動部材、揺動部材)50が支持されている。シャッタチャージレバー50は、回転軸50xを中心として異なる方向に延出された第1アーム50aと第2アーム50bを有し、第1アーム50aの先端に、シャッタセットレバー51の自由端部に対して当接する先端当接部50cを有している。シャッタチャージレバー50は、先端当接部50cを介してシャッタセットレバー51をシャッタ保持位置に押し込むチャージ位置(図5、図9、図17及び図20)と、該押し込みを解除してシャッタセットレバー51のシャッタ開放位置への移動を許すチャージ解除位置(図6ないし図8、図18及び図19)との間で揺動可能であり、チャージレバー復元バネ54によってチャージ解除位置に向けて回動付勢されている。チャージレバー復元バネ54は引張バネからなり、その一端部を第1アーム50a上のバネ掛け突起50dに係合させ、他端部をミラーボックス13の側面に設けたバネ掛け突起13dに係合させている。シャッタチャージレバー50は、第1アーム50a上に設けたストッパ部(揺動端保持手段)50e(図19、図20参照)をミラーボックス13上の揺動制限凸部(揺動端保持手段)13e(図3ないし図9、図17及び図18)に当接させることで、この付勢方向への揺動端(すなわちチャージ解除位置)が定められる。また、第1アーム50a上には第1カムフォロア50fが設けられ、第2アーム50b上には第2カムフォロア50gが設けられている。第1カムフォロア50fと第2カムフォロア50gは、回転軸50xから略等距離に配されている。第1カムフォロア50fに対しては第1カムギヤ35の第1シャッタ制御カム41が当接可能であり、第2カムフォロア50gに対しては第2カムギヤ36の第2シャッタ制御カム42が当接可能である。第1カムギヤ35が図5及び図17に示す位置(原点位置)にあるとき、第1シャッタ制御カム41の定径カム部41aによって第1カムフォロア50fを押し下げて、チャージレバー復元バネ54の付勢力に抗してシャッタチャージレバー50をチャージ位置に保持させることができる。同様に、第2カムギヤ36を図9及び図20に示す位置(シャッタチャージ完了位置)に回転させることによっても、第2シャッタ制御カム42の定径カム部42aによって第2カムフォロア50gを押し上げて、チャージレバー復元バネ54の付勢力に抗してシャッタチャージレバー50をチャージ位置に保持させることができる。
ミラーボックス13側面とカバー板21の間にはさらに、ミラーシートヒンジ14xの軸線と略平行な回転軸70xを中心として揺動可能にロックレバー(回転規制手段)70が支持されている。ロックレバー70は、回転軸70xを中心として異なる方向に延出されたロックアーム70aと被動アーム70bを有する略L字状をなしている。ロックアーム70aの先端部には、第2カムギヤ36のロック凹部43に対して係脱可能なロック爪70cが設けられ、被動アーム70bの側面には、揺動アーム32(サブアーム32a)のアンロック維持面32dと係合可能なアンロック維持面70dが形成されている。ロックレバー70は、ロック爪70cをロックピース44に当接させる方向(被動アーム70bをサブアーム32aに接近させる方向)、すなわち図5ないし図12、図19及び図20の反時計方向へ向けて、ロックレバー付勢バネ(付勢部材)71によって回動付勢されている。ロックレバー付勢バネ71は、ロックレバー70の回転軸70x回りに配したコイル部と、該コイル部から延出された一対のアームを有するトーションバネからなっており、その一方のアームを被動アーム70bに係合させ、他方のアームをミラーボックス13の側面に設けたバネ掛け突起13fに係合させている。このロックレバー付勢バネ71による付勢方向へのロックレバー70の回動は、サブアーム32aと被動アーム70bの係合によって制限することが可能である。すなわち、サブアーム32aが被動アーム70bに対して離れている状態では、ロックレバー70は、ロックレバー付勢バネ71の付勢力によって、ロック爪70cの先端が第2カムギヤ36のロック凹部43に当接する位置まで回動することができる。一方、被動アーム70bがサブアーム32aの押圧を受けると、ロックレバー付勢バネ71の付勢に抗して、ロック凹部43からロック爪70cを離脱させる方向へロックレバー70が押圧回動される。換言すれば、回転軸31xを中心とした揺動アーム32(サブアーム32a)の角度位置の変化によってロックレバー70を揺動させることができ、揺動アーム32が図10ないし図12の時計方向に回動すると、ロックレバー付勢バネ71の付勢力に抗してロックレバー70が時計方向に押圧回動され、揺動アーム32が同図の反時計方向に回動すると、ロックレバー付勢バネ71の付勢力によってロックレバー70が揺動アーム32に追随して反時計方向に回動される。そして、図10のように揺動アーム32が遊星ギヤ33を第1カムギヤ35に噛合させる角度位置にあるとき、ロックレバー70はロックレバー付勢バネ71の付勢力によってロック爪70cをロック凹部43に進入させる位置に保持され、該ロック爪70cとロック凹部43(ロックピース44)の係合関係によって第2カムギヤ36の回転が規制される。このときのロックレバー70の位置(揺動端)をロック位置と呼ぶ。一方、図12のように、揺動アーム32が遊星ギヤ33を第2カムギヤ36に噛合させる角度位置にあるとき、ロックレバー70は、サブアーム32aによってロックレバー付勢バネ71の付勢力に抗する方向に押圧されて、ロック爪70cをロック凹部43から離脱(ロックピース44よりも外径側に位置)させた位置に保持され、第2カムギヤ36の回転を規制しない。このときのロックレバー70の位置(揺動端)をアンロック位置と呼ぶ。なお、ロック爪70cの爪幅とロック凹部43の開口幅の関係は、第2カムギヤ36に対する回転方向位置の許容範囲に応じて決まる。例えば、ロックレバー70によって保持すべき回転方向位置の許容範囲が大きければロック凹部43の開口幅を広げることが可能であり、許容範囲が小さければロック凹部43の開口幅を(ロック爪70cが係合可能な範囲で)狭くする。
カメラ10には、ミラー・シャッタ駆動機構20とは別に、レンズ鏡筒12に設けた絞り12bを駆動制御するための絞り制御機構27(図1に概念的に示す)が設けられている。この絞り制御機構27は、ミラー・シャッタ駆動機構20の駆動モータ22とは別の駆動源によって駆動され、後述するライブビュー中において、イメージセンサ16によって得られる被写体の明るさ情報に応じて絞り12bの大きさ(絞り値)を随時変化させることができる。
図2は、本実施形態におけるカメラ10の制御系の要部を示すブロック図である。なお、カメラ10は、絞り制御機構27による絞り値の設定やシャッタスピードの設定に関わる露出制御装置や、被写体距離情報に基づいて合焦動作を行う自動合焦装置などを備えているが、これらについては図2では省略している。制御回路60は、レリーズスイッチ61、ライブビュースイッチ62、ミラーダウンスイッチ63、ミラーアップスイッチ64、チャージ完了スイッチ65、チャージレバー退避スイッチ66からの信号入力により、内部メモリに格納されたプログラムに従って、駆動モータ22、先幕保持マグネット52及び後幕保持マグネット53の動作を制御する。レリーズスイッチ61は、カメラボディ11の外面に設けたレリーズ釦の押し込み操作によってオンさせることができ、ライブビュースイッチ62は、レリーズ釦とは別にカメラボディ11の外面に設けたライブビュー釦の操作によりオンオフさせることができる。
ミラーダウンスイッチ63とミラーアップスイッチ64は、コード板ブラシ37とコード板39によって検出される第1カムギヤ35の回転位置情報として入力される。具体的には、第1カムギヤ35が回転して図5及び図17の回転位置(原点位置)に達するとき、ミラーダウンスイッチ63がオンになり、第1カムギヤ35が回転して図6及び図18の回転位置(ミラーアップ完了位置)に達するとき、ミラーアップスイッチ64がオンになる。また、チャージ完了スイッチ65とチャージレバー退避スイッチ66は、コード板ブラシ38とコード板39によって検出される第2カムギヤ36の回転位置情報として入力される。具体的には、第2カムギヤ36が回転して図9及び図20の回転位置(シャッタチャージ完了位置)に達するとき、チャージ完了スイッチ65がオンになり、第2カムギヤ36が回転して図8及び図19の回転位置(原点位置)に達するとき、チャージレバー退避スイッチ66がオンになる。
また、制御回路60は画像処理回路を含んでおり、イメージセンサ16の受光面上に結像した被写体像を処理して電子画像データを生成し、メモリカード67などの記録媒体への画像データの記録や、LCDモニタ18での画像表示を行う。
以上のカメラ10の動作について説明する。以下の動作説明で言及されるカムギヤ35、36などの回転方向は、図5ないし図13や図17ないし図20に基づくものである。図5及び図17は、通常撮影モードにおけるミラー・シャッタ駆動機構20の初期状態を示している。初期状態では、ミラー14は規制ピン19に当接して下降位置に保持され、ミラー駆動レバー45は、ミラーダウンバネ47の付勢力によってミラーシートボス14aにミラー押さえ部45aを当接させることによってミラーダウン位置に保持される。このときミラー駆動レバー45は、第1カムギヤ35の回転軸35xに対してカムフォロア45bを最も接近させた状態にあり、カムフォロア45bは、ミラー制御カム40の逃げカム部40cに対して離間した状態で対向している。また、シャッタチャージレバー50は、第1カムフォロア50fが第1シャッタ制御カム41の定径カム部41aに当接することでチャージ位置に保持されている。このときシャッタチャージレバー50は、第1カムギヤ35の回転軸35xに対して第1カムフォロア50fを最も離間させた状態にあり、チャージレバー復元バネ54及びセットレバー復元バネ55の撓み(伸び)量は最大となっている。そして、シャッタチャージレバー50の先端当接部50cに押し下げられて、シャッタセットレバー51はシャッタ保持位置に保持されている。一方、第2カムギヤ36の第2シャッタ制御カム42は第2カムフォロア50gに当接しておらず、シャッタチャージレバー50の位置制御には関与していない。このときシャッタ15のチャージは完了しており、シャッタセットレバー51がシャッタ保持位置にあることによって先幕15aと後幕15bの走行が機械的に規制されている。先幕保持マグネット52と後幕保持マグネット53はオフされている。
以上の初期状態における第1カムギヤ35、第2カムギヤ36の回転位置を原点位置とする。そして、初期状態では、遊星ギヤ機構30は、遊星ギヤ33を第1カムギヤ35側に噛合させた状態にある(図10参照)。ロックレバー70は、ロックレバー付勢バネ71の付勢力によって、ロック爪70cをロック凹部43に係合させるロック位置に保持されており、第2カムギヤ36の回転が規制されている。図10から分かるように、ロックレバー70のロック位置では、ロック爪70cの先端部がロック凹部43の底部に当接することで、ロック方向(ロックレバー付勢バネ71の付勢方向)へのロックレバー70の回動が規制される。このとき、ロックレバー70の被動アーム70bは遊星ギヤアーム32のサブアーム32aからわずかに離間している。つまり、この初期状態では、第2カムギヤ36の第2シャッタ制御カム42に対してシャッタチャージレバー50の第2カムフォロア50gが当接しておらず、該シャッタチャージレバー50による保持力が第2カムギヤ36に作用していないが、ロック爪70cとロック凹部43の係合関係によって第2カムギヤ36の回転が規制される。このようにロックレバー70で第2カムギヤ36を原点位置に保持させておくことで、第1カムギヤ35によってシャッタチャージレバー50の作動制御を行っている間(遊星ギヤ機構30が第1カムギヤ35側に接続している間)は、第2カムギヤ36の第2シャッタ制御カム42が第2カムフォロア50gに当接することがなく、第2カムギヤ36の変位を原因とするシャッタチャージレバー50の異常動作が生じることがない。
この初期状態においてレリーズスイッチ61がオンされると、図14のタイミングチャートに示す通常撮影モードでの撮影が行われる。通常撮影モードでは、モータピニオン23を図5の反時計方向に回転させるように駆動モータ22が駆動制御される。このモータ駆動方向を正転(一の方向)と呼ぶ。また、これと反対の、図5の時計方向にモータピニオン23を回転させるモータ駆動方向を逆転(他の方向)と呼ぶ。レリーズスイッチ61がオンされると(図14のU1、以下同様に「U〜」は図14を参照)、まず先幕保持マグネット52と後幕保持マグネット53が通電されてシャッタ15の先幕15aと後幕15bを電磁的に保持する(U2)。ここで、露出制御(測光、絞り値やシャッタスピードの設定)やAF制御のための各種演算やレンズ鏡筒12側との通信が行われるが、その詳細は省略する。
続いて駆動モータ22が正転され(U3)、モータピニオン23から減速ギヤ24、25及び26を介して太陽ギヤ31が図5の反時計方向に回転駆動される。この太陽ギヤ31の回転方向は、揺動アーム32及び遊星ギヤ33を第1カムギヤ35に接近させる方向の回転であるが、遊星ギヤ33が第1カムギヤ35に対して既に噛合しており、かつ当該方向への遊星ギヤアーム32の移動はサブアーム32aと揺動制限凸部13aの関係によって規制されている。そのため、太陽ギヤ31の反時計方向回転によって遊星ギヤ33がその軸位置を変えずに図5の時計方向に回転され、第1カムギヤ35が同図の反時計方向に回転される。第1カムギヤ35がその原点位置から所定量回転すると、ミラー制御カム40の非定径カム部40bがカムフォロア45bに当接してミラー駆動レバー45をミラーアップ位置方向へ押圧回動させる。すると、ミラーアップバネ46によってミラーシートボス14aが上方へ押し上げられ、ミラー14が下降位置から上方退避位置へ向けて回動される(U4)。第1カムギヤ35が原点位置から回転されることで、コード板39に対するコード板ブラシ37の接触位置が変化し、ミラーダウンスイッチ63がオフになる(U5)。また、原点位置からの第1カムギヤ35の反時計方向回転ではさらに、第1シャッタ制御カム41の非定径カム部41bによって第1カムフォロア50fが案内されて(第1カムフォロア50fに対する押し下げ量が徐々に小さくなり)、チャージレバー復元バネ54の付勢力によってシャッタチャージレバー50がチャージ位置からチャージ解除位置に向けて回動される(U6)。このシャッタチャージレバー50の回動に追随して、シャッタセットレバー51も、セットレバー復元バネ55の付勢力によって、シャッタ保持位置からシャッタ開放位置に向けて回動される。
第1カムギヤ35が図6及び図18に示すミラーアップ完了位置まで回転されるとミラーアップスイッチ64がオンされ(U7)、このスイッチ入力により駆動モータ22の正転が停止される(U8)。すると、ミラーアップ動作(ミラー14及びミラー駆動レバー45の上昇回動)とシャッタチャージレバー50の退避動作(上昇回動)が停止される。詳細には、ミラー駆動レバー45は、カムフォロア45bがミラー制御カム40の定径カム部40aに当接することでミラーダウンバネ47の付勢力に抗してミラーアップ位置に保持され、これによってミラー14が上方退避位置に保持される(U9)。また、シャッタチャージレバー50は、第1カムフォロア50fが第1シャッタ制御カム41の逃げカム部41cに離間して対向し、チャージレバー復元バネ54及びセットレバー復元バネ55の付勢力によってストッパ部50eが揺動制限凸部13eに当接することによってチャージ解除位置に保持される(U10)。このときミラー・シャッタ駆動機構20は図6及び図18に示す露光可能状態になっている。同図から分かるように、露光可能状態では初期状態に引き続いてロックレバー70がロック爪70cをロック凹部43に係合させたロック位置に保持されており、第2カムギヤ36の回転規制状態は維持されている。そして、駆動モータ22の停止後、先幕保持マグネット52が通電解除され(U11)、すでに機械的係止の解除されているシャッタ15の先幕15aが走行する(U12)。続いて、設定されたシャッタスピードに基づくシャッタ開閉時間の経過がチェックされ、先幕走行から所定時間を経過すると後幕保持マグネット53が通電解除されて(U13)、シャッタ15の後幕15bが走行する(U14)。この先幕15aと後幕15bの差動によってイメージセンサ16の受光面に被写体光が入射し、露光が行われる。
露光完了後に駆動モータ22は正転駆動され(U15)、ミラー14の復帰動作とシャッタチャージ動作が行われる。まず、第1カムギヤ35が図6及び図18のミラーアップ完了位置から回転することによりミラーアップスイッチ64がオフになる(U16)。また、第1カムギヤ35の回転に伴い第1シャッタ制御カム41の非定径カム部41bによって第1カムフォロア50fが案内されて(押し下げられて)、チャージレバー復元バネ54及びセットレバー復元バネ55の付勢力に抗してシャッタチャージレバー50がチャージ解除位置からチャージ位置に向けて回動される(U17)。このシャッタチャージレバー50の回動によってシャッタセットレバー51が下方に押し込まれ、シャッタ15の先幕15aと後幕15bのチャージが行われる(U18)。また、第1カムギヤ35の回転に伴ってミラー制御カム40の非定径カム部41bによってカムフォロア45bが案内されて(押し上げ量が徐々に小さくなり)、ミラーダウンバネ47の付勢力によってミラー駆動レバー45がミラーアップ位置からミラーダウン位置へ向けて回動される。このミラー駆動レバー45の回動によって、ミラー押さえ部45aがミラーシートボス14aを押し下げ、ミラー14が上方退避位置から下降位置に向けて回動される(U19)。第1カムギヤ35が一回転して原点位置に復帰する時点で、ミラー14の下降位置への回動(ミラー駆動レバー45のミラーダウン位置への回動)と、シャッタチャージレバー50のチャージ位置への回動は完了しており(U20、U21)、第1カムギヤ35が原点位置に達してミラーダウンスイッチ63のオンが検出されると(U22)、駆動モータ22の正転駆動が停止され(U23)、ミラー・シャッタ駆動機構20が図5及び図17の初期状態に戻る。図6及び図18の露光可能状態からこの初期状態に戻るまでの間も、ロックレバー70はロックレバー付勢バネ71の付勢力によってロック位置に保持され続け、ロックレバー70による第2カムギヤ36の回転規制状態が維持されている。
つまり、通常撮影モードにおける1回の撮影シーケンスでは、第1カムギヤ35が原点位置から一回転されてミラー14(ミラー駆動レバー45)とシャッタ15(シャッタチャージレバー50)に関する動作を制御する。そして、この通常撮影モードの撮影シーケンスでは常にロックレバー70によって第2カムギヤ36の回転が規制される。
図5及び図17に示すミラー・シャッタ駆動機構20の初期状態でライブビュースイッチ62がオンされると(図15のV1、以下同様に「V〜」は図15を参照)、図15のタイミングチャートに示すライブビューモードに入る。ライブビューモードでは、図6及び図18の露光可能状態になるまでは通常撮影モードと同様に動作する。すなわち、図15に示すV2〜V10は、先に説明した図14のU2〜U10と同じ制御及び動作であり、駆動モータ22の正転駆動(V3)によって第1カムギヤ35が原点位置からミラーアップ完了位置まで回転され、この間にミラーアップ動作(V4、V9)とシャッタチャージレバー50の退避動作(V6、V10)が行われる。第1カムギヤ35が図6及び図18のミラーアップ完了位置に達すると、先幕保持マグネット52の通電がオフされ(V11)、シャッタ15の先幕15aが走行する(V12)。通常撮影モードと異なり、先幕15aに続けて後幕15bは走行されず、シャッタ15が開かれた状態が維持される。よって、撮影レンズ12a側からの光線が継続してイメージセンサ16の受光面に入射し、画像処理を経てその電子画像がLCDモニタ18上に表示される。一方、ミラー14が上方退避位置にあるため、ファインダ光学系17による被写体観察は不可となる。通常撮影モードと同じく、ライブビュースイッチ62のオンを受けて第1カムギヤ35が原点位置からミラーアップ完了位置に達するまでの間、ロックレバー70はロック位置に保持され続ける。
ここでライブビュースイッチ62をオフすると(V13)、後幕保持マグネット53がオフになり(V14)、シャッタ15の後幕15bが走行する(V15)。続いて駆動モータ22が正転駆動され(V16)、これ以降は図14のU16〜U23と同様の初期状態への復帰動作が行われる(V17〜V24)。つまり、第1カムギヤ35が図6及び図18のミラーアップ完了位置から図5及び図17の原点位置まで回転し、この間にミラーダウン動作(V20、V21)とシャッタチャージ動作(V18、V19、V22)が行われる。このライブビュースイッチ62のオフに伴う第1カムギヤ35のミラーアップ完了位置から原点位置への復帰回転の間も、ロックレバー70はロック位置に保持され続ける。
一方、図15における先幕15aの走行(V12)後のライブビュー状態(このときミラー・シャッタ駆動機構20は図6及び図18の状態にある)で、レリーズスイッチ61をオンして撮影動作を行うことができる。このライブビューモードでの撮影動作を示したのが図16のタイミングチャートであり、レリーズスイッチ61がオンされると(図16のK1、以下同様に「K〜」は図16を参照)、まず後幕保持マグネット53の通電がオフされて(K2)後幕15bが走行し(K3)、シャッタ15が一旦閉じられる。これでシャッタ15はチャージされていない状態となるため、続く撮影動作の準備としてシャッタチャージを実行する。図14に示す通常撮影モードでは、駆動モータ22の正転により第1カムギヤ35を回転させてシャッタチャージを行うが、このライブビューモードでの撮影時には、後幕15bの走行後に駆動モータ22が逆転駆動される(K4)。
駆動モータ22が逆転駆動されると、モータピニオン23から減速ギヤ24、25及び26を介して太陽ギヤ31が図6の時計方向に回転駆動される。遊星フリクションバネ34の付勢力によって遊星ギヤ33が遊星ギヤアーム32に対して所定のフリクションで押し付けられているため、この太陽ギヤ31の時計方向回転によって、遊星ギヤ33は、回転軸31xを中心として遊星ギヤアーム32を同図の時計方向へ回転させながら太陽ギヤ31の周面上を移動(公転)し、第1カムギヤ35との噛合を解除して第2カムギヤ36に噛合する。この遊星ギヤ33の噛合切替動作によって遊星ギヤアーム32のサブアーム32aが被動アーム70bを押圧し、ロックレバー70をロックレバー付勢バネ71の付勢力に抗してロック位置からアンロック位置(時計方向)に回動させてロック爪70cをロック凹部43との係合位置から離脱させる。より詳しくは、遊星ギヤ33が第1カムギヤ35に噛合している図10の状態では、サブアーム32aは被動アーム70bからわずかに離間しているが、この状態から遊星ギヤアーム32が第2カムギヤ36への接近方向に回動すると、サブアーム32aのロックレバー押圧斜面32eが被動アーム70bに当接してこれを押し込んでロックレバー70をアンロック方向に回動させる。ロックレバー70が所定量回動されると、図7及び図11に示すようにロック爪70cがロック凹部43から離脱して、ロックレバー70による第2カムギヤ36の回転規制が解除される。すなわちロックレバー70がアンロック位置になる。図7及び図11の状態では、第2カムギヤ36に対する遊星ギヤ33の噛合はまだ生じておらず、このギヤ噛合よりも前に、第2カムギヤ36に対するロックレバー70のロック解除が生じるようにタイミングが設定されている。さらに遊星ギヤアーム32が第2カムギヤ36側へ回動し、サブアーム32aの揺動規制面32cが揺動制限凸部13bに当接する揺動端まで達すると、図8及び図12に示すように、遊星ギヤ33が第2カムギヤ36に噛合し、かつサブアーム32aのアンロック維持面32dがロックレバー70のアンロック維持面70dに係合する。このときのアンロック維持面32d、70dは、ロックレバー70のロック方向(反時計方向)への回動を規制する方向の面となっているため、この係合によってロックレバー70はアンロック位置に保持される。
図8及び図19は、第2カムギヤ36への遊星ギヤ33の噛合直後の状態を示している。第2カムギヤ36は、図5及び図17の初期状態から図6及び図18の露光可能状態に至るまでモータ駆動力が伝達されておらず、かつロックレバー70による回転規制を受けているため原点位置に保持され続けており、図8及び図19の状態でも原点位置にある。そして、図8及び図19のように遊星ギヤ33が第2カムギヤ36に噛合すると、これ以降は駆動モータ22の逆転駆動力を受けて、ロックレバー70による回転規制が解除された状態の第2カムギヤ36が図8及び図19に示す原点位置から時計方向に回転される。
ライブビューモードでの撮影時には、第2カムギヤ36の回転位置(コード板ブラシ38とコード板39)に応じてオンオフされるチャージ完了スイッチ65とチャージレバー退避スイッチ66によって駆動が制御される。図8及び図19に示す第2カムギヤ36の原点位置では、コード板ブラシ38とコード板39の接触関係によってチャージレバー退避スイッチ66がオンになっているが、この原点位置からの回転によりコード板ブラシ38とコード板39の接触位置が変化し、チャージレバー退避スイッチ66がオフになる(K5)。第2カムギヤ36の原点位置では、シャッタチャージレバー50は揺動制限凸部13eとストッパ部50eの当接によってチャージ解除位置に保持されており、第2カムフォロア50gが第2シャッタ制御カム42の逃げカム部42cに対向している。そして、第2カムギヤ36が原点位置から所定量回転すると、第2シャッタ制御カム42の非定径カム部42bが第2カムフォロア50gに当接してこれを押し上げて、チャージレバー復元バネ54の付勢力に抗してシャッタチャージレバー50がチャージ解除位置からチャージ位置に向けて回動される(K6)。このシャッタチャージレバー50の回動によって、シャッタセットレバー51がセットレバー復元バネ55の付勢力に抗してシャッタ開放位置からシャッタ保持位置に向けて回動され、先幕15aと後幕15bに対するシャッタチャージが行われる(K7)。第2カムギヤ36が図9及び図20に示すシャッタチャージ完了位置に達すると、第2カムフォロア50gが第2シャッタ制御カム42の定径カム部42aに当接し、これによりシャッタチャージレバー50がチャージ位置に保持されてシャッタチャージが完了し(K8)、チャージ完了スイッチ65がオンになる(K9)。この信号入力を受けて、先幕保持マグネット52と後幕保持マグネット53がそれぞれ通電されて、先幕15aと後幕15bが電磁的に保持される(K10)。第2カムギヤ36が原点位置からシャッタチャージ完了位置に達するまでの間、ロックレバー70は遊星ギヤアーム32によってアンロック位置に保持され続けているため、第2カムギヤ36の回転が規制されることはない。
このシャッタチャージ完了後も駆動モータ22の逆転駆動が継続されて第2カムギヤ36が回転され、チャージ完了スイッチ65がオフになり(K11)、第2シャッタ制御カム42の非定径カム部42bによって第2カムフォロア50gが案内され(押し上げが徐々に解除され)て、シャッタチャージレバー50がチャージレバー復元バネ54の付勢力によって図9及び図20のチャージ位置から図8及び図19のチャージ解除位置に向けて回動される(K12)。やがてチャージレバー退避スイッチ66がオンになり(K13)、この信号入力により駆動モータ22の逆転駆動が停止される(K14)。このとき、第2カムギヤ36は図8及び図19に示す原点位置に戻っており、チャージレバー復元バネ54の付勢力によってシャッタチャージレバー50がチャージ解除位置に保持される(K15)。また、シャッタチャージレバー50に追随して、シャッタセットレバー51も、セットレバー復元バネ55の付勢力によってシャッタ開放位置に保持される。そして、第2カムギヤ36がシャッタチャージ完了位置から原点位置まで戻るまでの間も、ロックレバー70は遊星ギヤアーム32によってアンロック位置に保持され続けているため、第2カムギヤ36の回転が規制されることはない。
続いて、通常撮影モードと同様に、先幕保持マグネット52が通電オフされて(K16)先幕15aが走行し(K17)、設定されたシャッタスピードに応じた所定時間後に後幕保持マグネット53が通電オフされて(K18)、後幕15bが走行し(K19)、露光が行われる。この露光後の状態ではシャッタ15が閉じられているため、シャッタ15を開いてライブビュー状態にするべく、第2カムギヤ36が原点位置からもう一回転される。その動作は、先に述べたK4〜K15と同様のものなので簡潔に述べる。まず後幕15bの走行後に駆動モータ22が逆転駆動されて第2カムギヤ36の回転を開始させ(K20)、チャージレバー退避スイッチ66がオフになる(K21)。第2カムギヤ36の回転に伴い、第2シャッタ制御カム42の非定径カム部42bによって第2カムフォロア50gを押圧し、シャッタチャージレバー50がチャージ解除位置からチャージ位置へ向けて回動され(K22)、シャッタチャージが行われる(K23)。やがて、第2カムギヤ36が図9及び図20に示すシャッタチャージ完了位置に達すると、第2シャッタ制御カム42の定径カム部42aによってシャッタチャージレバー50がチャージ位置に保持され(K24)、チャージ完了スイッチ65がオンになり(K25)、この信号入力に応じて先幕保持マグネット52と後幕保持マグネット53が通電されて先幕15aと後幕15bを電磁的に保持する(K26)。駆動モータ22の逆転駆動は継続され、チャージ完了スイッチ65はオフになり(K27)、第2シャッタ制御カム42の非定径カム部42bによって第2カムフォロア50gが案内され(押圧が徐々に解除され)て、シャッタチャージレバー50はチャージレバー復元バネ54の付勢力によって再度チャージ解除位置へ回動する(K28)。やがてチャージレバー退避スイッチ66のオンが検出されると(K29)、駆動モータ22の逆転駆動が停止され(K30)、シャッタチャージレバー50がチャージ解除位置にて保持される(K31)。ここで、先幕保持マグネット52の通電をオフして(K32)、先幕15aが走行され(K33)、後幕15bは走行させずに保持させることで、図15のV12後における先幕走行後と同じライブビュー状態になる。K20からK30までの駆動モータ22の逆転駆動時においても、ロックレバー70は遊星ギヤアーム32によってアンロック位置に保持され続けており、第2カムギヤ36の回転が規制されることはない。
以上の図16に示すライブビューモードでの撮影時には、遊星ギヤ33が第2カムギヤ36に噛合した状態にあって、第1カムギヤ35は図6ないし図9及び図18に示すミラーアップ完了位置に留まっているため、ミラー14は上方退避位置に保持され続ける。つまり、ライブビューモードでの撮影時には、ミラー14の昇降動作が一切生じない。
図16におけるK33の先幕走行後のライブビュー状態で、ライブビュースイッチ62をオフしてライブビューモードを終了すると、先に説明した図15のV13〜V22と同様の動作が行われ、図5及び図17の初期状態に戻る。但し、図16のライブビューモードでの撮影シーケンスを経た後は、遊星ギヤ33が第1カムギヤ35ではなく第2カムギヤ36に対して噛合している点が、撮影動作を行わずに(図16の撮影シーケンスに入らずに図15のシーケンスのみで)ライブビューモードから抜けた場合と相違する。そのため、図16の撮影シーケンスを経た場合は、図15のV16における駆動モータ22の正転駆動時に、遊星ギヤ33が第2カムギヤ36との噛合を解除して第1カムギヤ35に再噛合するという遊星ギヤ機構30の噛合切替動作が生じる。この噛合切替動作において、遊星ギヤアーム32のサブアーム32aによる被動アーム70bの押圧が解除され、ロックレバー70がロックレバー付勢バネ71の付勢力によってアンロック位置からロック位置に回動する。その結果、ロック爪70cがロック凹部43に係合し、第2カムギヤ36の回転が規制される。そしてミラー・シャッタ駆動機構20は図8の状態から図6の状態に戻り、以降は先に説明した通りのライブビューモードの終了処理が行われる(V17〜V22)。
以上のように、本実施形態のミラー・シャッタ駆動機構20では、駆動モータ22の正転、逆転に応じて遊星ギヤ機構30によって第1カムギヤ35と第2カムギヤ36に対して択一的にモータ駆動力を伝達させることによって、駆動源が単一の駆動モータ22でありながら、ライブビューモードでの撮影動作時にミラー14の昇降動作を伴わずにシャッタチャージを行うことが可能となっている。そして、遊星ギヤ機構30によって第1カムギヤ35にモータ駆動力が伝達されている間は、ロックレバー70で第2カムギヤ36の回転を規制して確実に原点位置に保持させることができるため、シャッタチャージ機構に対する第2カムギヤ36の異常操作が生じるおそれがない。例えば、第1カムギヤ35によってシャッタチャージレバー50の作動制御を行うべき通常撮影動作時に第2カムギヤ36の回転位置が変位していると、シャッタチャージレバー50の退避動作が正常に行われず(第2シャッタ制御カム42に第2カムフォロア50gが当接して退避動作が途中でストップしてしまい)、シャッタ幕が正常に走行できなくなる可能性がある。しかし、本実施形態の構造によれば、このような異常操作の原因となる第2カムギヤ36の変位を、ロックレバー70によって確実に防ぐことができる。また、シャッタチャージレバー50の作動制御に第2カムギヤ36を用いるライブビューモードでの撮影動作においても、遊星ギヤ33の噛合が第1カムギヤ35から第2カムギヤ36に切り替わるときには該第2カムギヤ36が常に正しく原点位置にあることが保証されるので、高精度な駆動を実現できる。
また、ロックレバー70は遊星ギヤ機構30を構成する遊星ギヤアーム32の揺動動作力に応じてロック位置とアンロック位置に動作されるため、ロックレバー70を駆動させるための独自の駆動源を要さず、部品点数が少なく簡略で安価な構成となっている。
なお、2つのカムギヤ35、36のうち、第2カムギヤ36側にのみロックレバー70が設けているのは次の理由による。先の動作説明から分かる通り、第2カムギヤ36がロックレバー70による回転規制を受けるのは原点位置であり、この原点位置では第2シャッタ制御カム42の逃げカム部42cが第2カムフォロア50gによる押圧を受けず、シャッタチャージレバー50による保持力が第2カムギヤ36に対して作用していない。したがってロックレバー70によって回転規制を行うことが効果的である。一方、第1カムギヤ35に関しては、原点位置ではシャッタチャージレバー50の第1カムフォロア50fが第1シャッタ制御カム41の定径カム部41aを押圧し、ミラーアップ完了位置ではミラー駆動レバー45のカムフォロア45bがミラー制御カム40の定径カム部40aを押圧し、いずれの状態でも各レバー45、50による保持力が作用している。そのため、第1カムギヤ35については遊星ギヤ33の噛合解除状態でその回転位置がずれるおそれがなく、ロックレバー70のような回転規制手段が設けられていない。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、図示実施形態では前述の理由から第1カムギヤ35側には回転規制手段が設けられていないが、より確実な回転規制を行うべく、ロックレバー70に相当する回転規制手段を第1カムギヤ35側に設けることも可能である。
また、図示実施形態は、第1カムギヤ35と第2カムギヤ36の間の駆動切替手段を遊星ギヤ機構30とし、その遊星ギヤアーム32の揺動によってロックレバー70をロック位置とアンロック位置に動作させているが、本発明は遊星ギヤ機構以外の駆動切替手段を備えた動力伝達機構にも適用が可能である。例えば、駆動力伝達切替手段として、回転軸方向に離間する2つのギヤ(回転駆動部材)に対して、該回転軸方向に移動可能なすべり歯車(スライドギヤ)を択一的に噛合させるすべり歯車機構を用いることができる。この場合、すべり歯車の噛合切替動作(回転軸方向の移動)に連動してギヤに対するロック位置とアンロック位置に切り替わるようにロック部材を構成すればよい。
また、図示実施形態では、ロックレバー70側にロック爪70cを設け、第2カムギヤ36側にロック凹部43を形成しているが、この係合部における凹凸関係を逆にすることも可能である。
また、図示実施形態はデジタル一眼レフカメラにおけるライブビューモードを構築するための動力伝達機構として本発明を適用しているが、これ以外の動力伝達機構としても適用が可能である。
10 デジタル一眼レフカメラ
11 カメラボディ
12 レンズ鏡筒
12a 撮影レンズ(撮像光学系)
12b 絞り
13 ミラーボックス
13a 13b 揺動制限凸部
13e 揺動制限凸部(揺動端保持手段)
13c 13d 13f バネ掛け突起
14 クイックリターンミラー
14a ミラーシートボス
14x ミラーシートヒンジ
15 フォーカルプレーンシャッタ
15a 先幕
15b 後幕
16 イメージセンサ
17 ファインダ光学系
18 LCDモニタ
19 規制ピン
20 ミラー・シャッタ駆動機構
21 カバー板
22 駆動モータ(駆動源)
23 モータピニオン
24 25 26 減速ギヤ
27 絞り制御機構
30 遊星ギヤ機構(駆動切替手段)
31 太陽ギヤ
32 遊星ギヤアーム(揺動アーム)
32a サブアーム
32b 32c 揺動規制面
32d アンロック維持面
32e ロックレバー押圧斜面
33 遊星ギヤ
34 遊星フリクションバネ
35 第1カムギヤ(別のカムギヤ、ミラーシャッタ制御カムギヤ)
35x 回転軸
36 第2カムギヤ(回転駆動部材、カムギヤ、シャッタ制御カムギヤ)
36x 回転軸
37 38 コード板ブラシ
39 コード板
40 ミラー制御カム
40a 定径カム部
40b 非定径カム部
40c 逃げカム部
41 第1シャッタ制御カム
41a 定径カム部
41b 非定径カム部
41c 逃げカム部
42 第2シャッタ制御カム(周面カム)
42a 定径カム部
42b 非定径カム部
42c 逃げカム部
43 ロック凹部
44 ロックピース
45 ミラー駆動レバー(別の揺動部材)
45a ミラー押さえ部
45b カムフォロア
45c バネ掛け部
45x 回転軸
46 ミラーアップバネ
47 ミラーダウンバネ
48 緩衝体(ミラークッション)
50 シャッタチャージレバー(被駆動部材、揺動部材)
50a 第1アーム
50b 第2アーム
50c 先端当接部
50d バネ掛け突起
50e ストッパ部(揺動端保持手段)
50f 第1カムフォロア
50g 第2カムフォロア
50x 回転軸
51 シャッタセットレバー
52 先幕保持マグネット
53 後幕保持マグネット
54 チャージレバー復元バネ
55 セットレバー復元バネ
60 制御回路
61 レリーズスイッチ
62 ライブビュースイッチ
63 ミラーダウンスイッチ
64 ミラーアップスイッチ
65 チャージ完了スイッチ
66 チャージレバー退避スイッチ
67 メモリカード
70 ロックレバー(回転規制手段)
70a ロックアーム
70b 被動アーム
70c ロック爪
70d アンロック維持面
70x 回転軸
71 ロックレバー付勢バネ(付勢部材)

Claims (8)

  1. 回転により被駆動部材を駆動する回転駆動部材;
    駆動源の駆動力を上記回転駆動部材に伝達して回転させる伝達状態と、該回転駆動部材への駆動力伝達を解除する伝達解除状態に切替可能な駆動切替手段;及び
    上記駆動切替手段が伝達状態にあるとき上記回転駆動部材の回転を許容し、上記駆動切替手段が伝達解除状態にあるとき上記回転駆動部材に係合して回転を規制する回転規制手段;
    を備えたことを特徴とする動力伝達機構。
  2. 請求項1記載の動力伝達機構において、上記回転規制手段は、上記回転駆動部材に対する上記駆動切替手段の駆動力伝達と解除の切替移動力を利用して、該回転駆動部材に対する回転規制と回転許容の切り替えを行うことを特徴とする動力伝達機構。
  3. 請求項1または2記載の動力伝達機構において、上記駆動切替手段は、上記回転駆動部材に設けたギヤ部に対する噛合位置と噛合解除位置の間で揺動可能な遊星ギヤと、該遊星ギヤを支持する揺動アームを備えた遊星ギヤ機構からなり、
    上記回転規制手段は、上記回転駆動部材に係合する回転規制位置と該係合を解除する回転許容位置の間で揺動可能なロックレバーを備え、
    該ロックレバーは、上記遊星ギヤが噛合解除位置にあるとき、付勢部材によって上記回転規制位置に保持され、上記遊星ギヤが噛合位置にあるとき、上記遊星ギヤ機構の揺動アームによって該付勢部材の付勢力に抗して上記回転許容位置に保持されることを特徴とする動力伝達機構。
  4. 請求項3記載の動力伝達機構において、上記回転駆動部材は周面カムを有するカムギヤからなり、
    上記被駆動部材は、上記周面カムに当接可能なフォロアを有し上記カムギヤの回転に応じて該周面カムの軌跡に従って揺動される揺動部材からなり、
    上記カムギヤの特定回転位置で上記周面カムとは別に上記揺動部材を保持させる揺動端保持手段を備え、揺動端保持手段により揺動部材を保持する状態である上記特定回転位置に上記カムギヤが位置するとき、上記ロックレバーがカムギヤの回転規制を行うことを特徴とする動力伝達機構。
  5. 請求項4記載の動力伝達機構において、上記カムギヤは、上記周面カムと回転軸方向位置を異ならせてロック凹部を有し、上記ロックレバーは該ロック凹部に係脱可能な係合爪を有していることを特徴とする動力伝達機構。
  6. 請求項4または5記載の動力伝達機構において、上記遊星ギヤによって上記カムギヤと択一的に噛合され、該遊星ギヤを介して回転駆動されることにより上記揺動部材及び別の揺動部材の揺動を制御する別のカムギヤを備え、上記カムギヤに対して遊星ギヤが噛合するとき、上記別のカムギヤに対して上記揺動部材と別の揺動部材の少なくとも一方による保持力が作用することを特徴とする動力伝達機構。
  7. 請求項6記載の動力伝達機構は、
    撮像光学系からの光を反射させてファインダ光学系に導くファインダ観察位置と、撮像光学系からの光を反射せずに上記撮像媒体に入射させる退避位置に揺動可能なミラー;及び
    上記撮像光学系から撮像媒体への光の入射を遮断及び許容するシャッタ;
    を備えた撮像装置に設けられ、
    上記揺動部材は、上記シャッタの走行を許容するチャージ解除位置と、該シャッタをチャージさせるチャージ位置の間で揺動可能なシャッタチャージレバーからなり、
    上記別の揺動部材は、上記ミラーを上記ファインダ観察位置に保持させるミラーダウン位置と、該ミラーを上記退避位置に保持させるミラーアップ位置の間で揺動可能なミラー駆動レバーからなることを特徴とする動力伝達機構。
  8. 撮像光学系からの光を反射させてファインダ光学系に導くファインダ観察位置と、撮像光学系からの光を反射せずにイメージセンサに入射させる退避位置に揺動可能なミラー;
    上記イメージセンサへの光の入射を遮断及び許容するシャッタ;
    上記ミラーを上記ファインダ観察位置に保持させるミラーダウン位置と、該ミラーを上記退避位置に保持させるミラーアップ位置の間で揺動可能なミラー駆動レバー;
    上記シャッタの走行を許容するチャージ解除位置と、該シャッタをチャージさせるチャージ位置の間で揺動可能なシャッタチャージレバー;
    回転によって上記ミラー駆動レバーとシャッタチャージレバーの揺動を制御するミラーシャッタ制御カムギヤ;
    回転によって上記シャッタチャージレバーの揺動を制御するシャッタ制御カムギヤ;
    上記ミラーシャッタ制御カムギヤとシャッタ制御カムギヤに択一的に噛合する遊星ギヤを有し、該遊星ギヤの噛合状態でそれぞれのカムギヤに駆動源の回転駆動力を伝達する遊星ギヤ機構;及び
    上記ミラーシャッタ制御カムギヤとシャッタ制御カムギヤの少なくとも一方に上記遊星ギヤが噛合するとき、他方のカムギヤに係合して回転を規制する回転規制手段;
    を備えたことを特徴とする撮像装置の動力伝達機構。
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