JP2016099407A - 撮像装置 - Google Patents

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正憲 酒井
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Abstract

【課題】電磁アクチュエータを必要とせず、ミラーとシャッタの独立駆動が可能な撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像装置は、モータが第1の回転方向へ駆動することで、ミラー部材がダウン状態であり、羽根駆動部材が駆動カムに当接し、羽根移動部材が第1の係止部材により係止され、閉鎖状態である第1の状態、ミラー部材がアップ状態であり、羽根駆動部材が駆動カムに当接せず、羽根移動部材が第2の係止部材により係止され、開放状態である第2の状態、ミラー部材がアップ状態であり、羽根駆動部材が駆動カムに当接せず、羽根移動部材が閉鎖状態である第3の状態、の順に変化し、撮像装置が第2の状態から第3の状態に変化する際に、第1の係止部材が第2の係止部材を押圧することで、羽根駆動部材が走行して羽根移動部材が閉鎖状態になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、シャッタ装置を具備するデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
撮像素子に電子シャッタ機能を有するデジタルカメラには、撮影秒時を規定するためのメカシャッタは必要としないが、撮像素子の汚れや光焼けを防ぐための遮光部材として、シャッタ装置を有するものがある。また、デジタルカメラには、撮影の際、被写体を観察するためのファインダ像として、撮像素子で撮像した被写体像をLCD(液晶表示器)等のモニタに表示する機能(以下、ライブビュー)を有するものがある。
特許文献1に開示されたシャッタ装置では、一組の羽根群を電磁アクチュエータによって開閉させている。また、特許文献2に開示されたシャッタ装置では、一つのモータを用いて、一組の羽根群とクイックリターンミラーを動作させている。
特開2004−317665号公報 特許第5511211号公報
特許文献1のシャッタ装置では、シャッタ装置専用の電磁アクチュエータが必要である。デジタル一眼レフカメラ等の撮像装置は、大概、電磁アクチュエータ以外に、ミラー駆動のためのモータを有する。
一方、特許文献2のシャッタ装置では、シャッタ装置専用の電磁アクチュエータは不要であるが、ミラー駆動とシャッタ駆動を独立して行うことができない。そのため、ライブビューでの連写時において、本来動作不要であるクイックリターンミラーの動作が発生してしまう。
このような課題を鑑みて、本発明は、電磁アクチュエータを必要とせず、ミラーとシャッタの独立駆動が可能なシャッタ装置を具備する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、シャッタ地板に形成される露光用開口を開閉する羽根部材と、前記羽根部材が前記露光用開口を開放する開放状態と前記羽根部材が前記露光用開口を閉鎖する閉鎖状態との間を移動する羽根移動部材と、前記羽根移動部材が前記開放状態になるように付勢する第1の付勢部材と、前記羽根移動部材が前記開放状態から前記閉鎖状態になるように、前記羽根移動部材を駆動する羽根駆動部材と、前記羽根駆動部材を付勢する第2の付勢部材と、前記羽根移動部材が前記閉鎖状態から移動しないように係止する第1の係止部材と、前記羽根移動部材が前記開放状態であるときに、前記羽根移動部材の移動軌跡内に進入する第2の係止部材と、ミラー部材がアップ状態とダウン状態となるように、前記ミラー部材を駆動するミラー駆動部材と、前記ミラー駆動部材が前記アップ状態になるように付勢する第3の付勢部材と、前記ミラー駆動部材に当接して前記ミラー駆動部材を回動させるミラーカムと、前記羽根駆動部材に当接して前記第2の付勢部材をチャージする駆動カムと、前記第1の係止部材に当接して前記第1の係止部材を回動させる係止カムと、を備えたカム部材と、前記カム部材を駆動するモータと、を有する撮像装置であって、前記撮像装置は、前記モータが第1の回転方向へ駆動することで、前記ミラー部材が前記ダウン状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接し、前記羽根移動部材が前記第1の係止部材により係止され、前記閉鎖状態である第1の状態、前記ミラー部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接せず、前記羽根移動部材が前記第2の係止部材により係止され、前記開放状態である第2の状態、前記ミラー部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接せず、前記羽根移動部材が前記閉鎖状態である第3の状態、の順に変化し、前記撮像装置が前記第2の状態から前記第3の状態に変化する際に、前記第1の係止部材が前記第2の係止部材を押圧することで、前記羽根駆動部材が走行して前記羽根移動部材が前記閉鎖状態になることを特徴とする。
本発明によれば、電磁アクチュエータを必要とせず、ミラーとシャッタの独立駆動が可能なシャッタ装置を具備する撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラ本体および交換レンズの中央断面図である。 シャッタユニットとメインミラーの分解斜視図である。 シャッタユニットの要部を示す平面図および斜視図である。 シャッタユニットの要部を示す側面図である。 シャッタユニットの一部拡大図である。 カムギアのカム線図とモータの回転方向、各位相でのメカの動作を一覧で示した図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、第1係止レバーの解除の瞬間を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、羽根リターンが完了し、ミラーアップが完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、カムギアが羽根カムのカムトップ終端にある状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、走行前の待機状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、第2係止レバーの解除動作の開始を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、走行動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおけるミラーチャージ動作の完了状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおける第2係止レバーのセット動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのファインダ撮影モードにおいて、第1係止レバーのセット動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー撮影モードにおいて、走行前の待機状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー撮影モードにおいて、走行動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー撮影モードにおいて、第2係止レバーのセット動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー撮影モードにおいて、第1係止レバーのセット動作が完了した状態を表す平面図である。 シャッタユニットのライブビュー撮影モードにおいて、羽根チャージ動作が完了した状態を表す平面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラ本体(以下、カメラという)1および交換レンズ5の中央断面図である。
交換レンズ5は、カメラ1側のマウント部11と交換レンズ5側のマウント部51によって、カメラ1に対して着脱可能に固定される。交換レンズ5がカメラ1に装着されると、カメラ1の接点部12と交換レンズ5の接点部52が電気的に接続される。これにより、カメラ1は、交換レンズ5が装着されたことを検知する。また、接点部12,52を介してカメラ1から交換レンズ5に電力の供給や交換レンズ5を制御するための通信を行う。
交換レンズ5のフォーカスレンズ53を透過した光束は、カメラ1のメインミラー13に入射する。メインミラー(ミラー部材)13は、メインミラー保持枠131に保持され、回転軸部131aによってミラーアップ位置とミラーダウン位置との間を回動可能に軸支されている。
メインミラー13はハーフミラーとなっており、メインミラー13を透過した光束は、サブミラー14により下方へ反射され、焦点検出ユニット15に導かれる。
サブミラー14は、サブミラー保持枠141に保持されている。サブミラー保持枠141は、ヒンジ軸(不図示)によってメインミラー保持枠131に対して回動可能に軸支されている。
焦点検出ユニット15は、フォーカスレンズ53のデフォーカス量を検出し、フォーカスレンズ53が合焦状態となるフォーカスレンズ53の駆動量を算出する。交換レンズ5は、接点部12,52を介して、算出された駆動量を受信する。交換レンズ5は、受信した駆動量に基づいてモータ(不図示)を制御し、フォーカスレンズ53を駆動することで焦点調節を行う。
メインミラー13により反射された光束は、光学ファインダ16に導かれる。光学ファインダ16は、ピント板17、ペンタプリズム18、接眼レンズ19で構成されている。メインミラー13によって光学ファインダ16に導かれた光束は、ピント板17に被写体像を結像する。使用者は、ペンタプリズム18および接眼レンズ19を介して、ピント板17上の被写体像を観察可能である。
サブミラー14の後方には、シャッタユニット20が配置されている。シャッタユニット20の後方には、光学ローパスフィルター21、撮像素子ホルダー22、撮像素子23、カバー部材24、ゴム部材25が配置されている。撮影時には、光学ローパスフィルター21を透過した光束が、撮像素子23に入射する。撮像素子23に入射した光束は、撮像素子23により光電変換し、画像信号を出力する。撮像素子ホルダー22は、ビス(不図示)によってカメラ1の筐体に固定されている。撮像素子23は、撮像素子ホルダー22によって保持されている。カバー部材24は、撮像素子23を保護している。ゴム部材25は、光学ローパスフィルター21を保持するとともに、光学ローパスフィルター21と撮像素子23の間を密閉する。
表示モニタ26は、LCD(液晶表示器)等で構成されたモニタであり、撮影画像の表示や、カメラ1の各種設定状態の表示を行う。
図2は、シャッタユニット20とメインミラー13の分解斜視図である。
シャッタ地板201は、カメラ1内のミラーボックス(不図示)に固定されており、羽根群(羽根部材)212の駆動機構を構成する各部品が取り付けられている。シャッタ地板201には、被写体光束が通過する開口部(露光用開口)201eが形成されている。羽根群212が展開されたときには開口部201eは閉鎖され、羽根群212が重畳されたときには開口部201eは開放される。なお、開口部201eは、通常閉鎖されている。
ミラー駆動レバー(ミラー駆動部材)202は、MG地板203の軸部203aを中心にして回動可能に支持されている。ミラー駆動レバー202に形成された当接部202aは、メインミラー保持枠131の被駆動部である軸部131bと当接する。メインミラー保持枠131は、ミラー駆動レバー202の動きに追従するようにバネ(不図示)によって付勢されている。
カムギア(カム部材)204は、シャッタ地板201に形成された軸201bを中心に回動可能に支持されている。
羽根駆動レバー(羽根駆動部材)205は、シャッタ地板201に形成された軸201aを中心にして回動可能に支持されている。羽根駆動レバー205には円筒部205aが形成されており、羽根移動レバー(羽根移動部材)206は円筒部205aに回動可能に支持されている。羽根移動レバー206は、羽根群212が開口部201eを閉鎖する閉鎖状態と羽根群212が開口部201eを開放する開放状態との間を回動する。
第1係止レバー(第1の係止部材)207は、シャッタ地板201に形成された軸201cを中心にして回動可能に支持されている。第1係止レバー207に設けられたカムフォロワ207aは、カムギア204に設けられた係止カム204cと当接する。カムギア204が回動すると、カムフォロワ207aが係止カム204cをトレースして、第1係止レバー207は搖動する。
第2係止レバー(第2の係止部材)208は、シャッタ地板201に形成された軸201dを中心にして回動可能に支持されている。第1係止レバー207が第2係止レバー208に設けられたコロ208aを押圧することで、第2係止レバー208は回動する。第2係止レバー208は、羽根移動レバー206の移動を規制する規制位置と羽根移動レバー206の移動規制を解除する解除位置との間を移動する。
モータ211は、シャッタ地板201に取り付けられている。モータ211の駆動力はシャッタ地板201の背面側に配置されたギア列213を介してカムギア204に伝達され、カムギア204が回転する。この回転によって、ミラー駆動レバー202、羽根駆動レバー205、羽根移動レバー206、第1係止レバー207、第2係止レバー208の回動動作が行われ、メインミラー13の回動と羽根群212の往復動作を行うことができる。また、モータ211には、端子211a,211bが設けられている。モータ211に流れる電流の向きが切り替わるように端子211a,211bにかける電圧を設定することで、モータ211の回転方向を切り替えることが可能である。
次に、シャッタユニット20の構成について、図2に加えて、図3〜図5を参照しながら詳細に説明する。図3〜図5は、カメラ1が停止しているときのシャッタユニット20の状態を示している。
図3は、シャッタユニット20の主要部材のみを抜き出した図であり、図3(a)は被写体側(図2中のメインミラー13側)から見た平面図、図3(b)は被写体側から見た斜視図、図3(c)は撮影者側から見た斜視図である。
図4は、シャッタユニット20の主要部材のみを抜き出した図であり、図4(a)は図3のA方向から見た側面図、図4(b)は図3のB方向から見た側面図である。
図5は、シャッタユニット20の一部拡大図である。図5(a)は、被写体側から見たシャッタユニット20の略右半分だけを示した平面図である。ミラー駆動レバー202は、主要形状のみを記載している。図5(b)は、図5(a)からミラー駆動レバー202を省略し、カムギア204のみ図4(a)の断面C−Cで切断した状態で示した図である。なお、図面の見易さのために不要な部品を省略して記載している。
ミラー駆動レバー202には、ミラー駆動バネ(第3の付勢部材)Sp3が取り付けられている。図5(a)において、ミラー駆動バネSp3は、ミラー駆動レバー202を時計回り方向(メインミラー13をアップさせる方向)へ付勢している。また、カムフォロワ202bは、ミラーカム204aに設けられた第1ミラーカム面204a1と当接している。ミラーカム204aは、カムフォロワ202bを介して、ミラー駆動バネSp3のチャージ動作を行う。
羽根駆動レバー205には、羽根駆動バネ(第2の付勢部材)Sp2が取り付けられている。図5において、羽根駆動バネSp2は、羽根駆動レバー205を時計回り方向(羽根群212を展開させる方向)へ付勢している。また、羽根駆動レバー205に設けられたコロ205bは、カムギア204に設けられた羽根カム(駆動カム)204bと当接している。図5において、羽根駆動レバー205は、オーバーチャージ状態となっている。羽根カム204bは、コロ205bを介して、羽根駆動レバー205に取り付けられた羽根駆動バネSp2のチャージ動作を行う。なお、羽根駆動バネSp2の付勢力は、後述するサブアーム212bの羽根移動バネSp1の付勢力よりも強い。
羽根移動レバー206に設けられた駆動ピン206aは、シャッタ地板201に形成された溝部201fを貫通し、羽根群212のメインアーム212aに形成された穴212a1と係合している。羽根群212は、メインアーム212a、サブアーム212b、1番羽根212c、2番羽根212d、3番羽根212e、羽根カシメダボ212fで構成されており、平行リンク機構を形成している。サブアーム212bには、羽根移動バネ(第1の付勢部材)Sp1が取り付けられている。羽根移動バネSp1は、羽根群212を重畳する向きの力を付勢している。駆動ピン206aは穴212a1と係合しているため、羽根移動レバー206とメインアーム212aは一体的に動作する。羽根移動レバー206は、溝部201fによって回動範囲が制限されている。また、羽根移動レバー206に設けられた突出部206cが羽根駆動レバー205に設けられた突起部205dと当接することで、羽根移動レバー206は羽根群212が展開する際に羽根駆動レバー205と一体的に回動する。
第1係止レバー207には、第1係止レバー付勢バネSp4が取り付けられている。図5において、第1係止レバー付勢バネSp4は、第1係止レバー207を反時計回り方向へ付勢している。図3〜図5においては、カムフォロワ207aは係止カム204cには当接しておらず、第1係止レバー207の第1係止部207bが羽根移動レバー206の壁部(凸部)206dに突き当たった状態となっている。また、第1係止部207bは、羽根移動レバー206に設けられた第1被係止部206bを係止している。そのため、羽根群212は、重畳方向へ移動することなく展開状態を保っている。
また、壁部206dは、図4に示すように、フォトインタラプタ215の遮光用の壁としての役割も持っている。フォトインタラプタ215からの出力光を壁部206dが遮光したり、通過させたりすることによって、羽根移動レバー206の位置が検出される。
第2係止レバー208には、ねじりコイルバネSp5が取り付けられている。図5において、ねじりコイルバネSp5は、第2係止レバー208を反時計回り方向へ付勢している。また、図5において、第2係止レバー208は、羽根移動レバー206の円弧部206eに接触した状態となっている。第1係止レバー207が搖動すると、第1係止レバー207の突起部207cがコロ208aに当接して、第2係止レバー208は搖動する。
次に、実際に撮影を行う際のシャッタユニット20の動作について、図5〜図21を参照しながら説明する。
以下の説明において、撮影者が光学ファインダ16で被写体像を確認しながら撮影するモードをファインダ撮影モード、表示モニタ26で被写体像を確認しながら撮影するモードをライブビュー撮影モードと定義する。
また、本実施例では、カムギア204が被写体側から見て時計回りに回転することを正転、反時計回りに回転することを逆転と定義する。同様に、カムギア204が正転するときのモータ211の回転方向を正転方向(第1の回転方向)、カムギア204が逆転するときのモータ211の回転方向を逆転方向(第2の回転方向)と定義する。
図6は、カムギア204のカム線図とモータ211の回転方向、各位相でのメカの動作を一覧で示した図である。また、ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードそれぞれでの制御を一覧で示し、各ポイントに対応する図面番号(図5、図7〜図21)も記載している。図6において、角度A,B,C・・・L,M,Aと進むことで、カムギア204が360度回転することを示している。また、図6において、FDはファインダ、LVはライブビューを示している。
図7〜21は、シャッタユニット20の各動作状態を表した図である。図7〜図21において、図5と同じく各図(a)は、被写体側から見たシャッタユニット20の略右半分だけを示した平面図である。ミラー駆動レバー202は、主要形状のみを記載している。各図(b)は、各図の(a)からミラー駆動レバー202を省略し、カムギア204のみ図4(a)の断面C−Cで切断した状態で示した図である。なお、図面の見易さのために不要な部品を省略して記載している。
《ファインダ撮影モード》
まず、ファインダ撮影モードの動作について説明する。
カメラ1が停止しているとき、カムギア204は、図6の角度Aと角度Bの間で示されるカメラ停止状態にある。メインミラー13がミラーダウン位置であり、図5は、角度Aの状態を示している。ファインダ撮影モードで撮影を行うときは、カメラ停止状態において、モータ211に正転方向の電圧を印加することでカムギア204が正転する。カムギア204が正転することで、カムギア204の角度は、角度B,C,D,E,Fと順番に進んでいく。カムギア204の角度が角度AからBの間、カメラ1はメインミラー13がミラーダウン位置に位置し、羽根駆動レバー205のコロ205bが羽根カム204bに当接し、羽根移動レバー206が閉鎖状態である第1の状態である。
図7は、角度Cの状態を示しており、図5の状態からカムギア204が正転し羽根移動レバー206と第1係止レバー207の係止が外れた瞬間を表している。図7(b)において、係止カム204cがカムフォロワ207aを押圧することで第1係止レバー207が時計回りに回転し、第1係止部207bが第1被係止部206bから外れた状態になっている。この状態を「第1係止解除状態」と呼ぶ。
図8は、角度Dの状態を示しており、後述する「羽根リターン動作」と「ミラーアップ動作」が完了した状態を表している。図7において第1係止レバー207と羽根移動レバー206の係止が解除されたことにより、羽根移動レバー206は反時計回りに回転する。このとき、羽根群212は、シャッタ地板201の開口部201eを覆った状態から開放した状態になる。この羽根移動レバー206の動作を「羽根リターン動作」と呼ぶ。
図5、図7では、第2係止レバー208は、羽根移動レバー206の円弧部206eに接触した状態で停止している。図8では、羽根移動レバー206が反時計回りに回転したことで第2係止レバー208も反時計回りに回転し、第2係止レバー208のストッパー部208bがシャッタ地板201の突起部201gに当接した状態で止まっている。
また、ミラー駆動レバー202の当接部202aは、図8では不図示のメインミラー保持枠131の軸部131bと当接している。メインミラー保持枠131は、ミラーボックスに当接し、撮影光軸から退避した状態となっている。一連の動作を「ミラーアップ動作」と呼ぶ。
また、図8では、カムフォロワ207aは、係止カム204cに形成された第2カム面204c2に当接している。すなわち、第1係止レバー207は、図7の状態よりさらに時計回りに回転した状態となっている
図9は、角度Eの状態を示しており、コロ205bが羽根カム204bの終端にある状態を表している。図9の状態よりさらにカムギア204が正転すると、羽根駆動レバー205のオーバーチャージ状態の解除が行われる。
図10は、角度Fの状態を示しており、図9の状態からカムギア204が正転することで、コロ205bが羽根カム204bのカム面204b1から離反し、オーバーチャージ状態が解除された走行前待機状態を表している。オーバーチャージ状態が解除されることで、羽根駆動レバー205は羽根移動レバー206と一体となって時計回りに回転可能となるが、このとき、第2係止レバー208の第2係止部208cが羽根移動レバー206の時計回りの移動軌跡内に進入している。そのため、羽根移動レバー206の第2被係止部206fが第2係止部208cと当接することになり、羽根駆動レバー205と羽根移動レバー206の回転は制限される。一連の動作を「羽根解除動作」と呼ぶ。このとき、カメラ1は、メインミラー13がミラーアップ位置に位置し、羽根駆動レバー205のコロ205bが羽根カム204bに当接せず、羽根移動レバー206が開放状態である第2の状態になる。
図10の状態において、撮像素子23の「電子シャッタ動作」を行うことで、撮影露光動作(電子シャッタ撮影)が行われる。
ここで、角度Aから角度Fの区間における、モータ211の動作について説明する。図6の矢印FD−01で示されるように、まず、カメラ停止状態において、モータ211を正転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は正転する。そして、カムギア204が角度Fの状態になると、モータ211の端子211a,211bの間をショートさせる。すなわち、モータ211にいわゆるショートブレーキをかけることで、カムギア204は角度Fと角度Gの間で示されるファインダ撮影位相の間で停止する。
「電子シャッタ動作」完了後、再びモータ211に正転方向の電圧が印加され、カムギア204は正転を始める。
図11は、角度Gの状態を示しており、第2係止レバー208の解除動作の開始を表している。図11において、カムフォロワ207aは、第2カム面204c2の端部に当接した状態になっている。つまり、第1係止レバー207は、図8(角度D)から図11(角度G)の間では動いていない。
図12は、角度Hの状態を示しており、後述する「第2係止解除動作」と「走行動作」が完了した状態を表している。図11の状態から図12の状態に変化する過程で、カムフォロワ207aが第2カム面204c2をトレースする状態から第1カム面204c1をトレースする状態となることにより、第1係止レバー207は時計回りに回転する。第1カム面204c1は、回転中心から外周面までのカム径が第2カム面204c2に比べて大きくなるように形成されている。また、第2係止レバー208は、コロ208aが突起部207cに押圧されることにより、時計回りに回転する。このとき、第2係止レバー208の第2係止部208cは、羽根移動レバー206の移動軌跡から退避した状態となる。一連の動作を「第2係止解除動作」と呼ぶ。第2係止レバー208の第2係止部208cが羽根移動レバー206の移動軌跡から退避した位置が解除位置となる。
「第2係止解除動作」が行われると、羽根駆動バネSp2の付勢力によって羽根駆動レバー205と羽根移動レバー206が一体的に時計回りに走行する。それに伴い、羽根群212がシャッタ地板201の開口部201eを覆った状態となる。羽根駆動レバー205と羽根移動レバー206が一体的に走行する動作を「走行動作」と呼ぶ。このとき、カメラ1は、メインミラー13がミラーアップ位置に位置し、羽根駆動レバー205のコロ205bが羽根カム204bに当接せず、羽根移動レバー206が閉鎖状態である第3の状態になる。
角度Hから角度Iにおいて、カムフォロワ202bが第2ミラーカム面204a2に押されることで、ミラー駆動レバー202は反時計回りに回転する。図13は、角度Iの状態を示しており、カムフォロワ202bが第1ミラーカム面204a1に当接した状態を表している。図13において、ミラー駆動バネSp3のチャージが完了している。また、メインミラー保持枠131は、ミラー駆動レバー202に連動してダウンし、撮影光軸に進入したミラーダウン状態となっている。一連の動作を「ミラーチャージ動作」と呼ぶ。
角度Jから角度Kにおいて、カムフォロワ207aが第1カム面204c1をトレースする状態から第2カム面204c3をトレースする状態となることで、第1係止レバー207は反時計回りに回転する。図14は、角度Kの状態を示している。第1係止レバー207が反時計回りに回転することにより、第2係止レバー208は、反時計回りに回転し、羽根移動レバー206の円弧部206eに当接する。このとき、コロ208aは、突起部207cから離反した状態となっている。一連の動作を「第2係止セット動作」と呼ぶ。
角度Lから角度Mにおいて、カムフォロワ207aが第2カム面204c3から脱落し、第1係止レバー207は反時計回りに回転する。図15は、角度Mの状態を示しており、第1係止レバー207が羽根移動レバー206の壁部206dに当接した状態を表している。この第1係止レバー207の動作を「第1係止セット動作」と呼ぶ。
角度Mから角度Aにおいて、カムギア204の羽根カム204bがコロ205bを押すことで羽根駆動バネSp2をチャージし、図5で示される初期状態に戻る。この動作を「羽根チャージ動作」と呼ぶ。このとき、第1係止部207bが第1被係止部206bを係止するため、羽根移動レバー206の「羽根リターン動作」は抑制される。また、羽根群212は、シャッタ地板201の開口部201eを覆った状態を保っている。
ここで、角度Fから角度Aの区間における、モータ211の動作について説明する。まず、図6の矢印FD−02で示されるように、ファインダ撮影位相において、モータ211を正転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は正転する。カムギア204が角度Aの状態になると、モータ211にショートブレーキをかけることで、カムギア204はカメラ停止状態の位相の間で停止する。
《ライブビュー撮影モード》
次に、ライブビュー撮影モードの動作について説明する。
ライブビュー撮影モードの動作は、ライブビュー移行動作、ライブビュー1駒目撮影動作、ライブビューチャージ動作、ライブビュー連写2駒目以降撮影動作、の4つの動作に分けられる。
ライブビュー移行動作は、カメラ1が停止している状態から、「羽根リターン動作」と「ミラーアップ動作」を行い、表示モニタ26で被写体像を確認可能なライブビュー状態になるまでの動作を指している。
ライブビュー1駒目撮影動作は、ライブビュー状態から「電子シャッタ動作」、「走行動作」を完了するまでの動作を指している。
ライブビューチャージ動作は、ライブビュー1駒目撮影動作、または、ライブビュー連写2駒目以降撮影動作が完了してから、羽根駆動バネSp2のチャージが完了するまでの動作を指している。
ライブビュー連写2駒目以降撮影動作は、ライブビューチャージ動作が完了した後、「電子シャッタ動作」、「走行動作」が完了するまでの動作を指している。
[ライブビュー移行動作]
カメラ停止状態において、モータ211に正転方向の電圧を印加することでカムギア204が正転する。カムギア204が正転することで、カムギア204の角度は、角度B,C,Dと進む。この間に「羽根リターン動作」および「ミラーアップ動作」が行われる。つまり、図5の状態から図8の状態に遷移する。このときの制御方法は、ファインダ撮影モードと同じであるため、詳細な説明は省略する。
ファインダ撮影モードでは、図8の状態からさらにモータ211が正転し、角度E,Fと進んでいくが、ライブビュー移行動作では、図8の状態からカムギア204が逆転し、角度C,Bと進む。
図16は、角度Bの状態を示している。カムフォロワ202bは、ミラーカム204aの内側に形成された凹部(溝部)204dに入った状態になっている。凹部204dの存在によって、ミラーアップ状態のままカムギア204を逆転することができる。また、「羽根リターン動作」が完了しているため、シャッタ地板201の開口部201eが開放された状態になっている。そのため、被写体光を撮像素子23に導くことができ、ライブビューを行うことができるようになっている。図16の状態に遷移したのち、撮像素子23で撮像された被写体像を表示モニタ26に表示することでライブビュー状態となる。また、図16に示されるように、コロ205bは、羽根カム204bのカム面204b1に乗っているオーバーチャージ状態に戻っている。このとき、カメラ1は、メインミラー13がミラーアップ位置に位置し、羽根駆動レバー205のコロ205bが羽根カム204bに当接し、羽根移動レバー206が開放状態である第4の状態になる。
以上説明したように、ライブビュー状態とカメラ停止状態は、カムギア204が同じ位相であるにもかかわらず、羽根群212の開閉状態と、ミラー駆動レバー202のアップダウン状態が異なる。
ここで、ライブビュー移行動作における、モータ211の動作について説明する。まず、図6の矢印LV−01で示されるように、カメラ停止状態において、モータ211を正転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は正転する。カムギア204が角度Dの状態になると、モータ211にショートブレーキをかける。こうすることで、カムギア204は、角度Dと角度Eの間で表される折り返し位相1の間で停止する。次に、矢印LV−02で示されるように、モータ211を逆転させるように電圧を印加する。カムギア204が角度Bの状態になると、モータ211にショートブレーキをかける。こうすることで、カムギア204は、角度Bと角度Aの間で停止する。
[ライブビュー1駒目撮影動作]
ライブビュー状態(図16の状態)において、カムギア204を逆転させることで、カムギア204の角度は、角度A,Mと進む。
角度Aから角度Mの区間で羽根駆動レバー205のオーバーチャージ状態が解除され、図17で示されるライブビュー走行前待機状態となる。
図17では、ライブビュー移行動作と同様に、カムフォロワ202bは凹部204dに入った状態になっている。凹部204dの存在によって、ライブビュー状態からさらにカムギア204を逆転することができる。また、図17では、ファインダ撮影モードの図10と同様に、第2係止レバー208の第2係止部208cが羽根移動レバー206の時計回りの移動軌跡内に進入している。そのため、羽根移動レバー206の第2被係止部206fが第2係止部208cと当接することになり、駆動レバー205と羽根移動レバー206の回転は制限される。
図17の状態において、撮像素子23の「電子シャッタ動作」を行うことで、撮影露光動作(電子シャッタ撮影)が行われる。
「電子シャッタ動作」完了後、再びモータ211に逆転方向の電圧が印加され、カムギア204は逆転を始める。
図18は、角度Jの状態を示しており、「第2係止解除動作」と「走行動作」が完了した状態を表している。角度Kと角度Jの間において、ファインダ撮影モードの角度Gと角度Hと同じ動作をしている。
すなわち、図17の状態から図18の状態に変化する過程で、カムフォロワ207aが第2カム面204c3をトレースする状態から第1カム面204c1をトレースする状態となることにより、第1係止レバー207は時計回りに回転する。第1カム面204c1は、回転中心から外周面までのカム径が第2カム面204c3に比べて大きくなるように形成されている。また、第2係止レバー208は、コロ208aが突起部207cに押圧されることにより、時計回りに回転する。このとき、第2係止レバー208の第2係止部208cは、羽根移動レバー206の移動軌跡から退避した状態となる。第2係止レバー208の第2係止部208cが羽根移動レバー206の移動軌跡から退避した位置が解除位置となる。
「第2係止解除動作」が行われると、羽根駆動バネSp2の付勢力によって羽根駆動レバー205と羽根移動レバー206が一体的に時計回りに走行する。それに伴い、羽根群212がシャッタ地板201の開口部201eを覆った状態となる。
ここで、ライブビュー1駒目撮影動作における、モータ211の動作について説明する。まず、図6の矢印LV−11で示されるように、LV状態において、モータ211を逆転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は逆転する。カムギア204が角度Mの状態になると、モータ211にショートブレーキをかけることで、カムギア204はライブビュー撮影位相の間で停止する。「電子シャッタ動作」完了後、矢印LV−02で示されるように、再びモータ211を逆転させるように電圧を印加する。カムギア204が角度Jの状態になると、モータ211にショートブレーキをかける。こうすることで、カムギア204は角度Jと角度Iの間で表される折り返し位相2の間で停止する。
[ライブビューチャージ動作]
図18の状態からカムギア204を正転させ、カムギア204の角度が角度J,K,L,Aと進むことで、ライブビューチャージ動作が行われる。
角度Jから角度Kにおいて、「第2係止セット動作」が行われ、図19に示すライブビュー撮影モードにおける「第2係止セット動作」完了状態となる。
角度Lから角度Mにおいて、「第1係止セット動作」が行われ、図20に示すライブビュー撮影モードにおける「第1係止セット動作」完了状態となる。
角度Mから角度Aにおいて、「羽根チャージ動作」が行われ、図21に示すライブビューチャージ完了状態となる。このとき、第1係止部207bが第1被係止部206bを係止するため、羽根移動レバー206の「羽根リターン動作」は抑制され、羽根群212はシャッタ地板201の開口部201eを覆った状態を保っている。つまり、ライブビュー状態とライブビューチャージ完了状態は同じ位相であるにもかかわらず、羽根群212の開閉状態が異なる。このとき、カメラ1は、メインミラー13がミラーアップ位置に位置し、羽根駆動レバー205のコロ205bが羽根カム204bに当接し、羽根移動レバー206が閉鎖状態である第5の状態である。
ここで、角度Jから角度Aの区間における、モータ211の動作について説明する。図6の矢印LV−21に示されるように、モータ211を正転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は正転する。カムギア204が角度Aの状態になると、モータ211にショートブレーキをかけることで、カムギア204はライブビューチャージ完了位相の間で停止する。
ライブビューチャージ動作の完了後、連写を行わずにライブビュー状態に戻る場合はライブビュー移行動作を行い、連写する場合はライブビュー連写2駒目以降撮影動作を行う。
[ライブビュー連写2駒目以降撮影動作]
ライブビューチャージ完了状態(図21の状態)において、モータ211に正転方向の電圧を印加することでカムギア204が正転する。カムギア204が正転することで、カムギア204の角度は、角度B,C,Dと進む。この間に「羽根リターン動作」が行われる。つまり、図21の状態から図8の状態に遷移する。
次に、図8の状態からカムギア204が逆転し、角度C,B,A,Mと進む。角度Aから角度Mの区間で羽根駆動レバー205のオーバーチャージ状態が解除され、図17で示されるライブビュー走行前待機状態となる。
図17の状態において、撮像素子23の「電子シャッタ動作」を行うことで、撮影露光動作が行われる。
「電子シャッタ動作」完了後、再びモータ211に逆転方向の電圧が印加され、カムギア204は逆転を始め、角度L,K,Jと進む。角度L,K,Jでの動きはライブビュー1駒目撮影動作と同じであるため、詳細説明は省略する。
ここで、ライブビュー連写2駒目以降撮影動作における、モータ211の動作について説明する。まず、図6の矢印LV−31で示されるように、ライブビューチャージ完了状態において、モータ211を正転させるように電圧を印加する。モータ211の駆動力はギア列213を経由してカムギア204に伝達され、カムギア204は正転する。カムギア204が角度Dの状態になると、モータ211にショートブレーキをかける。こうすることで、カムギア204は、角度Dと角度Eの間で表される折り返し位相1の間で停止する。次に、矢印LV−32で示されるように、モータ211を逆転させるように電圧を印加する。カムギア204が角度Mの状態になると、モータ211にショートブレーキをかけことで、カムギア204はライブビュー撮影位相の間で停止する。「電子シャッタ動作」完了後、矢印LV−33で示されるように、再びモータ211を逆転させるように電圧を印加する。カムギア204が角度Jの状態になると、モータ211にショートブレーキをかける。こうすることで、カムギア204は、角度Jと角度Iの間で表される折り返し位相2の間で停止する。
以上説明したように、本実施形態のシャッタユニットは、1つのモータのみで、電磁アクチュエータを使わずに、ミラーと羽根群の両方を駆動するファインダ撮影モードと、ミラーアップ状態で羽根群のみを駆動するライブビュー撮影モードの両方を実現できる。すなわち、従来に比べ、安価な構成でファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードの両方を実現可能なシャッタユニットを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
13 メインミラー(ミラー部材)
201 シャッタ地板
201e 開口部(露光用開口)
202 ミラー駆動レバー(ミラー駆動部材)
204 カムギア(カム部材)
204a ミラーカム
204b 羽根カム(駆動カム)
204c 係止カム
205 羽根駆動レバー(羽根駆動部材)
206 羽根移動レバー(羽根移動部材)
207 第1係止レバー(第1の係止部材)
208 第2係止レバー(第2の係止部材)
211 モータ
212 羽根群(羽根部材)
Sp1 羽根移動バネ(第1の付勢部材)
Sp2 羽根駆動バネ(第2の付勢部材)
Sp3 ミラー駆動バネ(第3の付勢部材)

Claims (8)

  1. シャッタ地板に形成される露光用開口を開閉する羽根部材と、
    前記羽根部材が前記露光用開口を開放する開放状態と前記羽根部材が前記露光用開口を閉鎖する閉鎖状態との間を移動する羽根移動部材と、
    前記羽根移動部材が前記開放状態になるように付勢する第1の付勢部材と、
    前記羽根移動部材が前記開放状態から前記閉鎖状態になるように、前記羽根移動部材を駆動する羽根駆動部材と、
    前記羽根駆動部材を付勢する第2の付勢部材と、
    前記羽根移動部材が前記閉鎖状態から移動しないように係止する第1の係止部材と、
    前記羽根移動部材が前記開放状態であるときに、前記羽根移動部材の移動軌跡内に進入する第2の係止部材と、
    ミラー部材がアップ状態とダウン状態となるように、前記ミラー部材を駆動するミラー駆動部材と、
    前記ミラー駆動部材が前記アップ状態になるように付勢する第3の付勢部材と、
    前記ミラー駆動部材に当接して前記ミラー駆動部材を回動させるミラーカムと、前記羽根駆動部材に当接して前記第2の付勢部材をチャージする駆動カムと、前記第1の係止部材に当接して前記第1の係止部材を回動させる係止カムと、を備えたカム部材と、
    前記カム部材を駆動するモータと、を有する撮像装置であって、
    前記撮像装置は、前記モータが第1の回転方向へ駆動することで、
    前記ミラー部材が前記ダウン状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接し、前記羽根移動部材が前記第1の係止部材により係止され、前記閉鎖状態である第1の状態、
    前記ミラー部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接せず、前記羽根移動部材が前記第2の係止部材により係止され、前記開放状態である露光用開口が開放している第2の状態、
    前記ミラー部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接せず、前記羽根移動部材が前記閉鎖状態である第3の状態、の順に変化し、
    前記撮像装置が前記第2の状態から前記第3の状態に変化する際に、前記第1の係止部材が前記第2の係止部材を押圧することで、前記羽根駆動部材が走行して前記羽根移動部材が前記閉鎖状態になることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記係止カムには、第1のカム径である第1のカム面と、前記第1のカム径より大きい第2のカム径である第2のカム面が形成され、
    前記撮像装置が前記第2の状態から前記第3の状態に変化する際に、前記第1の係止部材が前記第1のカム面に当接する状態から前記第2のカム面に当接する状態に変化することで、前記第1の係止部材が前記第2の係止部材を押圧することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ミラー駆動部材は、前記ミラーカムに当接するカムフォロワを有し、
    前記ミラーカムの内側には、溝部が形成され、
    前記ミラー部材が前記アップ状態において、
    前記モータが前記第1の回転方向へ駆動すると、前記カムフォロワが前記ミラーカムに当接し、前記第3の付勢部材がチャージされることで、前記ミラー部材は前記ダウン状態になり、
    前記モータが前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向へ駆動すると、前記ミラーカムは前記カムフォロワと当接せずに、前記カムフォロワが前記溝部に入り込み、前記ミラー部材の前記アップ状態が保たれることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、前記ミラー部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接し、前記羽根移動部材が前記開放状態である第4の状態になることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は、前記第1の状態において、前記モータを前記第1の回転方向へ駆動させ、前記ミラー部材が前記アップ状態になった後、前記モータを前記第2の回転方向へ駆動させることで前記第4の状態になることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置は、前記ミラー駆動部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接し、前記羽根移動部材が前記第1の係止部材により係止され、前記閉鎖状態である第5の状態になることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置は、前記第4の状態において、前記モータを前記第2の回転方向へ駆動させた後、前記第1の回転方向へ駆動させることで、前記ミラー駆動部材が前記アップ状態であり、前記羽根駆動部材が前記駆動カムに当接し、前記羽根移動部材が前記第1の係止部材により係止され、前記閉鎖状態である第5の状態になることを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  8. 被写体像を光電変換する撮像素子を更に有し、
    前記第2の状態において、前記撮像素子による電子シャッタ撮影を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
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