JPH0643788Y2 - 一眼レフカメラ - Google Patents

一眼レフカメラ

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JPH0643788Y2
JPH0643788Y2 JP2494987U JP2494987U JPH0643788Y2 JP H0643788 Y2 JPH0643788 Y2 JP H0643788Y2 JP 2494987 U JP2494987 U JP 2494987U JP 2494987 U JP2494987 U JP 2494987U JP H0643788 Y2 JPH0643788 Y2 JP H0643788Y2
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JP
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mirror
lever
charge
slide lever
eyepiece
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和男 石川
英一 望月
裕孝 城下
尚弘 久本
正男 辻村
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファインダ(接眼レンズ)からの逆入射光を
遮るためのアイピースシャッタを、ミラーのアップ・ダ
ウン動作に連動して開閉制御するように構成してなる一
眼レフカメラに関する。
〔従来の技術〕
TTL測光方式による一眼レフカメラにおいてレンズシャ
ッタ式のものでは、撮影レンズを通りミラーを介して接
眼レンズに導かれるファインダ光学系の一部を、ミラー
アップ時において遮り接眼レンズからの逆入射光による
フィルム感光面の露光を防止することが必要とされてお
り、このためにアイピースシャッタが用いられている。
そして、このようなアイピースシャッタは、前記ミラー
アップ動作に連動して閉塞されるとともに、ミラーダウ
ン動作により再び開放されるように動作されるものであ
るが、この場合に若干の問題を生じている。
すなわち、上述した構成による一眼レフカメラにあって
は、撮影時におけるミラーアップ動作を、上述したアイ
ピースシャッタが閉じてから行なわせるように構成する
一方、撮影終了後においてミラーダウン動作が行なわれ
た後にアイピースシャッタが開けられるような構成とす
ることで、これらミラーのアップ・ダウン動作とアイピ
ースシャッタの開閉動作との間には若干の遅延時間を設
けるこが必要とされるものである。これは、ファインダ
からの逆入射光による露光を防ぐというアイピースシャ
ッタの必要性から容易に理解されよう。
そして、このように所要の遅延時間をおいてアイピース
シャッタの開閉動作とミラーのアップ・ダウン動作とを
行なわせるために、たとえば実公昭58-39455号広報等に
示されるように、アイピースシャッタの開閉を電磁石装
置で行なうように構成し、かつこの電磁石装置への通電
制御を、レリーズ操作に連動する遅延機構等を介して開
閉される開閉スイッチで行なうような構成としたものが
従来から知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したような従来構造では、その構成
部品点数が多く、構造が複雑となるばかりでなく、電磁
石装置を一連の撮影動作が終了するまでの間、励磁状態
で保持することが必要である等といった問題があり、さ
らにこのような電磁石装置やその制御回路等が必要とさ
れるため、コスト高を招き、またカメラの小型、軽量化
等を図るうえでも問題となるもので、このような問題点
を一掃し得る何らかの対策を講じることが必要とされて
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る一眼レフ
カメラは、撮影レンズを通りミラーを介して接眼レンズ
に導かれるファインダ光学系の一部を開閉するアイピー
スシャッタと、前記ミラーを上昇位置に跳上げ回動させ
るミラーアップ機構を構成するフックレバーと、レリー
ズ操作により長手方向の一方に走行される長尺なスライ
ドレバーを備え、前記アイピースシャッタをスライドレ
バーの走行動作に連動して閉方向に回動させるととも
に、このスライドレバーに対して、常時はフックレバー
に対し所定間隔おいて対向し前記走行途中で係合するこ
とでミラーアップ機構をミラーアップ動作させる係合部
を設け、かつこのスライドレバーを、フィルム巻上げ動
作により長手方向の他方に復旧移動させるように構成さ
れているものである。
〔作用〕
本考案によれば、レリーズ操作によって係止状態が解除
されてスライドレバーが走行することにより、その走行
開始直後にアイピースシャッタが閉成されるとともに、
走行動作途中でフックレバーの係止状態が解除され、ミ
ラーアップが行なわれる一方、撮影動作終了後にフィル
ム巻上げ操作によりスライドレバーが復旧移動されるこ
とによって、フックレバーが再び係止位置に戻りミラー
が下降位置で保持されるとともに、その走行終期におい
てアイピースシャッタが開放される。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図(a),(b),(c)は本考案に係る一眼レフ
カメラの一実施例を示すものであり、これらの図におい
て、符号1は図示しない電動モータによるフィルム巻上
げ動作に連動して減速歯車機構(図示せず)を介して図
中反時計方向に回動されるチャージカム、2はこのチャ
ージカム1の外周に摺接して回動される係合部2aを有し
前記フィルム巻上げ時に図中時計方向(チャージ方向)
に回動されるチャージレバー、3はこのチャージレバー
2と同軸上に支持されるとともにミラーアップチャージ
用のばね4により互いに接近する方向に付勢されダブル
レバーとして一体的に回動可能なミラーアップレバー
で、このミラーアップレバー3が図中時計方向に回動さ
れることにより回動可能な可能ミラー5がミラーアップ
動作されるように構成されている。なお、図中3aはミラ
ー5側部の突部5aに押上げ力を作用させる係合端、3bは
前記チャージばね4の付勢力で前記チャージレバー2他
端側の係合突部2bに係合する係合縁部、3cは前記係合突
部2bに一端が係止されたチャージばね4の他端が係止さ
れることで作用する付勢力をチャージした状態で後述す
るフックレバーにより常時は係止状態に保持される係止
突部で、また6は前記チャージレバー2を反時計方向に
付勢する復帰ばね、7は前記ミラー5を図中時計方向
(下降方向)に付勢する復帰ばねである。
8はレリーズ操作により励磁されることで吸着力が解除
されるキャンセル型のマグネット,9はその可動端8aに一
端が枢支されたマグネットレバーで、このマグネットレ
バー9他端の係止爪9aにより後述するスライドレバーの
係止突部が係止されるように構成されている。また、こ
のマグネットレバー9の枢支軸には、係止爪9a側のアー
ム部途中で一側縁側に設けられた突部9bと反対側の側縁
とに両端が係止されるばね10が巻回して設けられ、かつ
このばね10の一端10aが前記スライドレバーに設けられ
た係止ピンに係合してチャージされることにより前記マ
グネットレバー9を図中反時計方向(係止方向)に回動
させ得るごとく構成されている。なお、図中11は前記マ
グネットレバー9をマグネット8の励磁時においてスラ
イドレバーの係止状態を解除する方向に付勢するための
ばねである。
12は上述したようにレリーズ操作により係止状態が解除
されて走行するスライドレバーの係止突部が係合するこ
とで図中時計方向に回動されるフックレバーで、このフ
ックレバー12の他端係止端12aが常時は前記ミラーアッ
プレバー3の係止突部3cをチャージ状態で係止保持し、
かつ前記スライドレバー下降動作時において係止が解除
して前記ミラー5を跳上げ回動させるような構成とされ
ている。なお、図中13は前記フックレバー12をスライド
レバー側の係止突部に係合し得る状態に維持するばねで
ある。
ここで、本実施例によれば、このようなクイックリター
ンミラー機構において前記ミラーアップレバー3とダブ
ルレバーとなるチャージレバー2をフィルム巻上げ用モ
ータにより回動させるチャージカム1を、チャージレバ
ー2をチャージ方向に回動させる円弧面終端の最大カム
部でチャージ状態に維持するとともにこれに連続する最
小カム部で前記フィルム巻上げ回動初期にチャージレバ
ー2のミラーダウン方向への回動を許容するカム面14を
形成するような構成としている。なお、ここでは、上述
したカム面14を、チャージカム1の点対称位置に一対等
配して形成した場合を示しており、前述したフィルム巻
上げ時にこのチャージカム1は180°づつ回動駆動され
る。
また、本実施例によれば、前記カム面14の最大カム部に
前記チャージレバー2の係合部2aが到達した最大チャー
ジ状態の時点で前記電動モータへの停止信号を送出する
タイミングスイッチ15を、このチャージカム1に一体に
設けたスイッチ作動用カム部によりオン・オフ動作する
ような構成としている。この場合、チャージカム1の外
周に等配して設けられた一対のカム面14のうちチャージ
レバー2に関与しない側のカム面14を前記スイッチ作動
用カム部として利用しており、前記タイミングスイッチ
15は、第1図中実線で示すようにその接点片15aを接点
子15bで一度オン状態としてから最大カム部と最小カム
部との間で生じる段差部でオフされるオフ信号をモータ
停止信号とし得る状態で配設されている。
さて、本考案によれば、このような構成によるクイック
リターンミラー機構において、その機構動作によるミラ
ー5の昇降動作に連動して、ファインダ部Fからの逆入
射光を遮るためのアイピースシャッタ20をファインダ光
学系の一部で開閉動作させるにあたって、レリーズ操作
により長手方向の一方に走行される長尺なスライドレバ
ー21を巧みに利用するようにしたところに特徴を有して
いる。
すなわち、このスライドレバー21は、前述したようにレ
リーズ操作によりキャンセル型マグネット8の励磁で吸
着力が解除されて回動するマグネットレバー9の係止爪
9cにより係止解除される係止突部21aを有し、かつばね2
2で図中下向きにスライド走行されるように付勢されて
いる。そして、このスライドレバー21は、その下向きへ
の走行途中で前記係止突部21aが前記フックレバー12に
係合してこれをミラーアップレバー3の係止状態を解除
するごとく図中時計方向に回動させるように構成されて
いる。
また、このスライドレバー21の上端部には、このスライ
ドレバー21で押上げられることで前記アイピースシャッ
タ20の開状態を保ちかつレバー21が下降されることでこ
れに連動してその付勢力を解除するばね23の一端が係止
されている。なお、24はアイピースシャッタ20を閉方向
に付勢するはねで、さらに前記スライドレバー21は長溝
21c,21dがガイドピン25,25で案内されることにより長手
方向にのみスライド走行自在に支持されている。また、
26はスライドレバー21の走行位置を検出するためのミラ
ーダウンスイッチで、レバー21に並設されているプリン
ト基板26a上を摺動するような構成とされている。この
ミラーダウンスイッチ26は、第3図(b)(c)(f)
から明らかなように、シャッタを開動作させる信号を得
るためのものである。
ここで、このようなスライドレバー21によりミラー5の
上下動と共に前記アイピースシャッタ20の開閉動作させ
るにあたって問題とされることに、始めにアイピースシ
ャッタ20が閉じてからミラーアップが行なわれ、かつミ
ラーダウンしてからアイピースシャッタ20が開けられる
という構成としなければならず、アイピースシャッタ20
とミラー5の動作に遅延時間を設けることが必要とされ
ることがある。このため、本考案によれば、このスライ
ドレバー21を長尺な帯板状に形成しかつこれを長手方向
に走行させるような構成としている。そして、このスラ
イドレバー21の走行開始直後において前記アイピースシ
ャッタ20を閉動作させるとともに、走行動作途中で前記
係止突部21aで前記フックレバー12の係止状態を解除
し、ミラーアップが行なわれるようにしている。また、
このスライドレバー21が逆方向に走行するフィルム巻上
げ時には、前記係止突部21aがフックレバー12から離脱
してミラーアップ系を初期状態すなわちミラーダウン状
態とするとともに、その走行終期において前記アイピー
スシャッタ20を開動作させるような構成とされている。
なお、図中27は前記チャージカム1と一体に形成されフ
ィルム巻上げ動作により回動されるセクタギヤで、スラ
イドレバー21の走行時には切欠き部が対応するとともに
フィルム巻上げ時には、その歯部がスライドレバー側の
歯部21bに噛合してこれを初期状態に復帰するように走
行させ得る構成とされている。
そして、このような構成によれば、上述したアイピース
シャッタ20が閉じてからミラーアップが行なわれ、かつ
ミラーダウンしてからアイピースシャッタ20が開けられ
るという遅延時間を、一つのスライドレバー21を長尺に
形成するだけで簡単かつ確実に行なえるもので、機械構
成が簡素化される等の利点を奏するものである。
また、上述した構成によるクイックリターンミラー機構
およびこれに連動するアイピースシャッタ駆動系は、次
のように動作する。すなわち、第1図中実線で示すフィ
ルム巻上げ完了時には、チャージレバー2はチャージカ
ム1のカム面14における最大カム部によりチャージばね
4をチャージした状態で保持され、このときミラーアッ
プレバー3は、前記マグネット8により吸着されている
マグネットレバー9の係止端9aで上端位置に係止されて
いるスライドレバー21が初期位置に保持されているた
め、フックレバー12によりチャージ状態で係止され、こ
れによりミラー5は撮影光路を閉塞する下降位置にあ
る。勿論、このときには、アイピースシャッタ20は、ス
ライドレバー21により押上げられているばね23によりフ
ァインダFを開放している。
そして、この状態においてレリーズ操作が行なわれ、前
記マグネット8が励磁されてマグネットレバー9の吸着
保持状態が解除されると、このレバー9は前記ばね11の
付勢力で図中一点鎖線で示す位置へと回動され、これに
よりその係止爪9aによるスライドレバー21の係止状態が
解除される。すると、スライドレバー21は、ばね22の付
勢力によって下向きへの走行を開始し、これによりこの
走行開始直後において前記ばね23の係止状態が外れ、ア
イピースシャッタ20が閉塞されるとともに、この走行途
中で係止突部21aが前記フックレバー12に係合し、ミラ
ーアップレバー3の係止状態が解除される。すると、こ
のミラーアップレバー3は、チャージばね4のチャージ
力で上方に回動され、これによりミラー5は上昇回動さ
れてミラーアップが行なわれ、この状態で図示しないシ
ャッタ機構が作動し、一連の露光動作が行なわれる。な
お、この露光動作時における各部の位置状態を図中一点
鎖線で示している。また、前記マグネット8は、係止解
除が行なわれた時点で励磁が解除され、吸着可能な状態
とはなっているが、マグネットレバー9はばね11により
係止解除状態が維持されている。
一方、この露光動作が完了し、一定時間後にモータが回
転されることにより、前記チャージカム1が巻上げ回動
される。すると、チャージカム1は、図中矢印方向に回
転され、これにより前記チャージレバー2は、この巻上
げ回動初期においてカム面14の最大カム部から外れて最
小カム部に対応することとなり、これによりこのチャー
ジレバー2はミラーアップレバー3と共に図中反時計方
向に回動し、その結果としてミラー5はばね7により下
降動作し、ミラーダウンが行なわれる。ここで、上述し
たミラーアップレバー3はその係止縁3bが係止突部2bに
当接しており、これにより一体的に回動されることは容
易に理解されよう。
また、このとき、前記チャージカム1と一体に回転され
るセクタギヤ27により、前記スライドレバー21は徐々に
上向きに復旧走行され、フックレバー12の復旧をすると
ともに、さらにその走行終期において前記アイピースシ
ャッタ20を開方向に回動させるばね23に係合してこれを
押上げ、アイピースシャッタ20をミラーダウンから所定
時間遅延させて開放させ得るものである。なお、このス
ライドレバー21は、その走行終了時において係止ピンが
前記マグネットレバー9を付勢するばね10に係合し、こ
のレバー9を図中反時計方向に回動させて係止爪9aによ
る係止状態とする一方、このレバー9は再びマグネット
8に吸着された初期状態に維持される。
また、上述したチャージカム1がモータで回動される
と、その一方のカム面14の円弧面でチャージレバー2
は、徐々に時計方向に回動され、チャージばね4のチャ
ージが行なわれる。これは、前記ミラーダウン時におい
てスライドレバー21による係合状態が解除されること
で、フックればー12は復帰回動し、その係止端12aで前
記ミラーアップレバー3を係止保持することになるため
である。そして、さらにモータが回転されることにより
チャージカム1におけるカム面14の最大カム部にチャー
ジレバー2の係合部2aが対応すると、巻上げ動作途中で
一旦オンされたタイミングスイッチ15が再度オフし、こ
れによりモータの回転が停止されて前述したチャージ完
了状態に戻り、以後順次同じ動作が繰返される。
ここで、このような構成では、チャージ状態をチャージ
カム1のカム面14での最大カム部がチャージレバー2に
対応した時点でフィルム巻上げ動作を完了させ、かつチ
ャージ状態を維持するとともに、次のフィルム巻上げ回
動初期においてカム面14の最大カム部から最小カム部へ
の段差部でミラーダウンを行なう構成とされており、部
品点数の少ない簡単な構成によって負荷が小さく、また
動作的にも信頼性の高いクイックリターンミラー機構を
得ることが可能となるものである。また、前記チャージ
カム1に等配して設けた別のカム面14でスイッチをオン
・オフさせることによりモータの停止信号を送出するよ
うに構成し、巻上げ動作の制限を行なうように構成した
ので、従来のような別の回転板の切欠き部に係入される
制限レバー等を適宜設けるといった構成に比べ、各部の
構成が簡素化し、動作上での信頼性をも発揮させ得る等
の利点がある。
ここで、本考案を適用して好適な小型一眼レフカメラ30
の概略構成を第2図を用いて簡単に説明すると、31は幅
方向に薄型な略々箱体形状を呈するカメラ本体で、その
前面側にはストロボユニット32と四群のレンズ系からな
りシャッタ機構としてプログラム式レンズシャッタ33a
を有するズーム式撮影レンズ33とが露呈して設けられ、
さらにその下側には各種電子機構部品の動力源となるバ
ッテリ(電池)34が内設されている。35はカメラ本体31
背面側上部に設けられ撮影レンズ33を介して視野を決定
する接眼レンズを有するファインダ部(F)、36はその
下側で蓋体31aにより閉塞されたパトローネフィルム装
填部である。なお、前記撮影レンズ33を構成する第3の
レンズは鏡胴に対し固定され、残りの三群のレンズは軸
線方向に摺動動作自在に設けられ、望遠/広角に至るズ
ーミング駆動とAFセンサ37aからの信号による自動焦点
合せ(オートフォーカス)とを行なう構成とされてお
り、図中37b,37cはドライバ回路である。
そして、前記パトローネフィルム装填部36のフィルム露
光面前面側で撮影レンズ33背面側には、前述したクイッ
クリターンミラー機構により可動されるミラー5が配設
され、かつ撮影レンズ33を通る光路はこのミラー5およ
びファインダ光学系38を介して撮影視野を決定するため
の前記ファインダ部35に導かれている。なお、図中39は
ミラー5を保持するミラー枠で、このミラー枠39がフィ
ルム感光面を蛇腹状フード39aと協動して遮光すること
で、撮影レンズ33からの光路をミラー5により前記ファ
インダ部35側に反射させて導くような構成とされてい
る。また、このミラー5は、開放時にはミラー枠39と共
に図中想像線で示す位置までミラーアップ回動され、こ
れによりフィルム感光面に撮影レンズ33を介して光束が
到達し、撮影が行なわれることは勿論である。さらに、
前記ファインダ光学系38は、複数群のレンズ系や反射ミ
ラー等からなり、またその途中には撮影時においてファ
インダ部35からの逆光がフィルム感光面にまで導入され
るのを阻止する前記アイピースシャッタ20が配設されて
いる。そして、このアイピースシャッタ20と前記ミラー
5との間であって図中二点鎖線で示すカメラ側面に前記
スライドレバー21を摺動自在に支持することで、前述し
たように所要の動作関係に保たれた撮影時のシャッタ動
作が可能となるものである。特に、上述した第1図に示
す構成は、この第2図におけるカメラ構造のように、ミ
ラー5とアイピースシャッタ20とが略々同一鉛直線上で
所定間隔離間して配設されている場合に適用してその効
果を発揮させ得るものである。
なお、本実施例では、上述したフィルム装填部36でのフ
ィルム巻上げおよび前記ミラーアップチャージ等を行な
うための駆動源となる電動モータ40を、巻上側のスプー
ル内に内設した場合を示し、これによりモータドライブ
機能を発揮させ得る場合を示している。勿論、こ場合に
図示を省略したが、上述したモータ40からの回転力を減
速して伝播し得る減速歯車機構等が適宜付設されるもの
であり、またこのモータ40の代りに手動操作レバー等を
設けてもよいものである。
ここで、上述した構成による小型一眼レフカメラ30によ
る写真撮影時の操作および動作順序を第3図を用いて簡
単に説明する。まず、前記第1図中実線で示す位置に各
部が維持された状態でレリーズ操作が行なわれ、図中
(a)のレリーズスイッチがオンすると、図中(b)
(c)に示されるようにシャッタ駆動モータが正転して
シャッタ33aが閉成される。そして、所定時間経過後に
図中(d)(e)(g)に示されるように、ミラーアッ
プマグネット8がオンし、これによりスライドレバー21
が走行することでアイピースシャッタ20およびミラー5
が順次所定の動きを行なう。すなわち、開放されていた
アイピースシャッタ20が閉じ、さらにミラー5が上昇
し、この状態でレンズシャッタ33aが図中(b)(c)
に示すように、所定時間後に開いて露光が行なわれる。
そして、その後、フィルム巻上げモータが図中(i)の
ように正転され、これによりミラー5が図中(d)に示
すように下降し、さらレンズシャッタ33a、アイピース
シャッタ20が開くことは、図中(b)(g)から明らか
であろう。そして、この動作後にミラーアップチャージ
が行なわれるとともに、フィルム巻上げも行なわれてお
り、さらにこの巻上げ終了時に前記タイミングスイッチ
15がオフし、これにより巻上げモータが停止される。こ
のとき、前述したようにミラーアップチャージをチャー
ジカム1の最大カム部で適切かつ確実に停止させるため
に、図中(i)のようにモータの慣性を停止させるよう
にモータを一時的に逆転させるように構成するとよい。
そして、これにより一回の撮影動作が終了する。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば上述した実施例では、マグネットレバー9
によるスライドレバー21の係止位置を、フックレバー12
を係止解除させる係止突部21aと兼用し、またアイピー
スシャッタ20を付勢するばね23をスライドレバー21で直
接押圧するように構成した場合を説明したが、本考案は
これに限定されず、たとえば第4図(a),(b)に示
すように、スライドレバー21の別の位置にマグネットレ
バー9の係止爪9aで係止される係止突起21eを設けるよ
うにしたり、アイピースシャッタ20の係合端20aに、前
記スライドレバー21の走行方向に形成したカム面50にば
ね51で係合することによりその走行位置に応じて回動さ
れるシャッタレバー52の係合端52aを係合させること
で、アイピースシャッタ20を開閉させるようにする等の
種々の変形例が考えられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る一眼レフカメラによ
れば、ファインダ光学系の一部を開閉するアイピースシ
ャッタと、ミラーを跳上げ回動させるミラーアップ機構
を構成するフックレバーと、レリーズ操作により長手方
向の一方に走行される長尺なスライドレバーを備え、前
記アイピースシャッタをスライドレバーの走行動作に連
動して閉方向に回動させるとともに、このスライドレバ
ーに対し常時はフックレバーに対し所定間隔おいて対向
し前記走行途中で係合することでミラーアップ機構をミ
ラーアップ動作させる係合部を設け、かつこのスライド
レバーをフィルム巻上げ動作により長手方向の他方に復
旧移動させるように構成したので、簡単な構成にもかか
わらず、一個の長尺なスライドレバーを用いるだけで、
アイピースシャッタの開閉動作とミラーのアップ・ダウ
ン動作とを、所定の遅延時間をおいて適切かつ確実に動
作させることができ、機構構成が簡素化され、コスト的
にも安価である等といった実用上種々優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本考案に係る一眼レフ
カメラの一実施例を示す要部構成図およびその部分的な
両側面図、第2図は本考案を適用して好適な一眼レフカ
メラの概略側断面図、第3図はカメラの撮影動作を説明
するためのタイムチャート、第4図(a),(b)は本
考案の別の実施例を示す概略構成図およびその部分的な
側面図である。 1……チャージカム、2……チャージレバー、3……ミ
ラーアップレバー、4……チャージばね、5……可動ミ
ラー、8……マグネット、9……マグネットレバー、12
……フックレバー、20……アイピースシャッタ、21……
スライドレバー、22……ばね、23……ばね、27……セク
タギヤ、30……小型一眼レフカメラ、35……ファインダ
部(F)。
フロントページの続き (72)考案者 久本 尚弘 東京都渋谷区神宮前6丁目27番8号 京セ ラ株式会社東京原宿事業所内 (72)考案者 辻村 正男 東京都渋谷区神宮前6丁目27番8号 京セ ラ株式会社東京原宿事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを通りミラーを介して接眼レン
    ズに導かれるファインダ光学系の一部を開閉するアイピ
    ースシャッタと、前記ミラーを上昇位置に跳上げ回動さ
    せるミラーアップ機構を構成するフックレバーと、レリ
    ーズ操作により長手方向の一方に走行される長尺なスラ
    イドレバーを備え、前記アイピースシャッタはこのスラ
    イドレバーの走行動作に連動して閉方向に回動されると
    ともに、このスライドレバーには、常時は前記フックレ
    バーに対し所定間隔おいて対向し前記走行途中で係合す
    ることで前記ミラーアップ機構をミラーアップ動作させ
    る係合部が設けられ、かつこのスライドレバーは、フィ
    ルム巻上げ動作により長手方向の他方に復旧移動される
    ように構成されていることを特徴とする一眼レフカメ
    ラ。
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