JP2015108782A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】焦点検出精度の低下を防止して、撮影画像の合焦精度の向上を図ることができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮影光路内に位置するミラーダウン状態と、撮影光路外に位置するミラーアップ状態との間で回動可能な第1のミラー部材と、回動軸を中心に、第1のミラー部材に対して、開状態と閉状態との間を回動可能な第2のミラー部材と、第2のミラー部材が開状態になるように、第2のミラー部材を付勢する第1の付勢部材と、第2のミラー部材が開状態のとき、第2のミラー部材を付勢する第2の付勢部材と、を有し、第1の付勢部材がミラー部材を付勢することで、第2のミラー部材が回動軸の第1端を付勢する方向と、第2の付勢部材が第2のミラー部材を付勢することで、第2のミラー部材が回動軸の第1端と反対側の第2端を付勢する方向が平行である。
【選択図】図2
【解決手段】撮影光路内に位置するミラーダウン状態と、撮影光路外に位置するミラーアップ状態との間で回動可能な第1のミラー部材と、回動軸を中心に、第1のミラー部材に対して、開状態と閉状態との間を回動可能な第2のミラー部材と、第2のミラー部材が開状態になるように、第2のミラー部材を付勢する第1の付勢部材と、第2のミラー部材が開状態のとき、第2のミラー部材を付勢する第2の付勢部材と、を有し、第1の付勢部材がミラー部材を付勢することで、第2のミラー部材が回動軸の第1端を付勢する方向と、第2の付勢部材が第2のミラー部材を付勢することで、第2のミラー部材が回動軸の第1端と反対側の第2端を付勢する方向が平行である。
【選択図】図2
Description
本発明は、ミラー機構を備える一眼レフカメラ等の撮像装置に関する。
従来、ミラー機構を備える一眼レフカメラ等の撮像装置が知られている。例えば、特許文献1では、ハーフミラーからなるメインミラーと、メインミラーに対して回動可能に支持されるサブミラーとを備えたミラー機構が開示されている。メインミラーは、回動軸を中心とした回動動作により、ファインダ観察時には撮影光路に進入し、撮影時には撮影光路から退避する。メインミラーが撮影光路に進入しているとき、撮影レンズを通った被写体光はメインミラーで上方に反射する光とメインミラーを透過する光とに分かれる。メインミラーで上方に反射した光は、ペンタプリズムを介してファインダへと導かれる。また、メインミラーを透過した光は、サブミラーで反射して下方に配置された焦点検出装置に導かれ、これにより、TTL位相差AFを可能としている。
特許文献2の焦点検出装置では、あらかじめ光学部材の作動積算回数と焦点検出信号補正量との関係を記憶しておき、焦点検出時の作動積算回数と、記憶された作動積算回数と焦点検出信号補正量との関係に基づいて焦点検出信号を補正する。
特許文献1では、サブミラーの受け板に形成された嵌合穴は、メインミラーの受け板に設けられた回動軸に嵌合している。嵌合穴はサブミラーが滑らかに回転できるように回動軸に対して隙間を有して嵌合されるため、回動軸のラジアル方向にがたつきが生じる。この場合、光軸に対するサブミラーの反射面の角度が変化し、焦点検出装置に対する光の指向方向がずれてしまう。そのため、ユーザがレリーズボタンを操作して撮影動作を行うごとに変化する可能性があるため、焦点検出精度にばらつきが生じ、撮影画像の合焦精度が低下するという問題がある。
また、作動を繰り返すことで嵌合穴や回動軸等の部品が摩耗により変形する。作動積算回数による摩耗などの変化は個体差もあるため、特許文献2のように、焦点検出信号の補正だけでは完全な補正をすることができない。
このような課題を鑑みて、本発明は、焦点検出精度の低下を防止して、撮影画像の合焦精度の向上を図ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮影光路内に位置するミラーダウン状態と、前記撮影光路外に位置するミラーアップ状態との間で回動可能な第1のミラー部材と、回動軸を中心に、前記第1のミラー部材に対して、開状態と閉状態との間を回動可能な第2のミラー部材と、前記第2のミラー部材が前記開状態になるように、前記第2のミラー部材を付勢する第1の付勢部材と、前記第2のミラー部材が前記開状態のとき、前記第2のミラー部材を付勢する第2の付勢部材と、を有し、前記第1の付勢部材が前記ミラー部材を付勢することで、前記第2のミラー部材が前記回動軸の第1端を付勢する方向と、第2の付勢部材が前記第2のミラー部材を付勢することで、前記第2のミラー部材が前記回動軸の前記第1端と反対側の第2端を付勢する方向が平行であることを特徴とする。
本発明によれば、焦点検出精度の低下を防止して、撮影画像の合焦精度の向上を図ることができる撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例である一眼レフカメラの要部断面図である。図2はミラー機構10の側面図であり、図3はミラー機構10を斜め下側から見た図である。本発明の撮像装置と、撮像装置に着脱可能に交換される交換レンズによりカメラシステムが構成される。
ミラー機構10は、ファインダ観察時には撮影光路内に進入するミラーダウン状態となり、撮影時には撮影光路外に退避するミラーアップ状態となる。ミラー機構10は、ハーフミラーからなるメインミラー154と、メインミラー154に対して回動可能に支持されるサブミラー153とを備える。
メインミラー154は受け板150に保持されており、受け板150の端部には回動軸150aが一体に設けられている。カメラ本体の前板101に設けられたU字溝101aに回動軸150aが嵌合されることで、メインミラー154は前板101に対してミラーダウン状態とミラーアップ状態との間で回動可能に支持される。回動軸150aは板ばね148によって光軸と略平行に被写体側に付勢されているため、U字溝101a内での回動軸150aの光軸方向のがたつきが防止されている。なお、メインミラー154および受け板150は、本発明の第1のミラー部材の一例に相当する。
サブミラー153は受け板151に保持されており、ミラーダウン状態のメインミラー154の受け板150の背面側(像面側)に、受け板151の嵌合穴151bが受け板150の回動軸150cに嵌合することで回動可能に支持される。受け板151は、ミラーダウン状態のとき受け板150に対して開状態となり、ミラーアップ状態のとき受け板150に対して閉状態となる。受け板151は、反転ピン155がバネ(不図示)によって開状態となるように図1中のA方向に付勢される。受け板151が開状態のとき、受け板151は、図2中のI方向に付勢された状態で位置決めダボ152に当接することで、メインミラー154に対して所定の角度をなす位置で交差する方向に位置決めされる。なお、サブミラー153および受け板151は本発明の第2のミラー部材の一例に相当し、反転ピン155は本発明の第1の付勢部材の一例に相当する。
ミラーダウン状態において、撮影レンズ(不図示)を通って撮影光路に進入した被写体光は、メインミラー154で上方に反射する光とメインミラー154を透過する光とに分かれる。メインミラー154で上方に反射した光は、ペンタプリズムPPを介してファインダへと導かれる。また、メインミラー154を透過した光は、サブミラー153で反射して下方に配置された焦点検出装置としてのTTL位相差AFユニット156に進入する。
上述したように、サブミラー153の受け板151に形成された嵌合穴151bは、メインミラー154の受け板150に設けられた回動軸150cに嵌合されている。受け板151を滑らかに回動させるためには、図2に示されるように、回動軸150cと嵌合穴151bとの間に隙間を設ける必要がある。すなわち、回動軸150cの径より嵌合穴151bの径を大きくする必要がある。また、図3に示されるように、サブミラー153の受け板151とメインミラー154の受け板150の回動方向に対するスラスト方向のすき間(図3のD方向)も設ける必要がある。
ここで、本発明のガタよせについて、図4〜図6を用いて説明する。図4は図3のC部の詳細図、図5は図2に示されるミラー機構10を背面側から見た図、図6は図2のH方向から見たときのミラー機構10の模式図である。
本実施形態では、板バネであるラジアル付勢バネ158とコイルばねであるスラスト付勢バネ159を用いてガタよせを行う。なお、ラジアル付勢バネ158は本発明の第2の付勢部材の一例に相当し、スラスト付勢バネ159は本発明の第3の付勢部材の一例に相当する。
ラジアル付勢バネ158は、回動軸150cの反転ピン155と接触していない側と同軸に設けられ、回動軸150cよりも太い軸150dに嵌合している。
図5において、サブミラー153の受け板151が反転ピン155から受ける力の方向をA方向、受け板151が位置決めダボ152から受ける力の方向をF方向とする。このとき、受け板151の嵌合穴151bは、メインミラー154の受け板150の回動軸150cに対して図5中の回動軸150cと垂直な方向であるG方向に付勢している。一方、図2において、ラジアル付勢バネ158は、バネ部158aによってサブミラー153の受け板151をG方向と平行な図2中のB方向に付勢する。ラジアル付勢バネ158の付勢力によって、受け板151の嵌合穴151bは、メインミラー154の受け板150の回動軸150cの第1端とは反対側の第2端に対してG方向と平行に付勢する。
ここで、図6(a)は左右の嵌合穴151bと回動軸150cへの付勢方向を同方向にした場合、図6(b)は左右の嵌合穴151bと回動軸150cへの付勢方向を異なる方向にした場合を示している。
図6(b)に示されるように、左右の嵌合穴151bと回動軸150cを異なる方向に付勢してしまうと、サブミラー153の反射面が左右で角度を持ってしまう。そのため、TTL位相差AFユニット156への光線170が中心からずれてしまう。図6(b)に示されるように、回動軸150cの第1端をL方向、回動軸150cの第2端をM方向に付勢した場合、サブミラーがN方向に回転してしまう。さらに、作動を繰り返すことで嵌合穴151bと回動軸150cの各当接部が摩耗により変形し、より大きくN方向にサブミラー153が変位してしまう。また、図6(b)では、嵌合穴151bと回動軸150cとの当接は点接触となり、各当接部への圧力が大きくなり、摩耗の進行も早い。
本実施形態では、図6(a)に示されるように、左右の嵌合穴151bと回動軸150cを同方向に付勢している。そのため、サブミラー153の回転方向の光軸ズレがなくなるとともに、嵌合穴151bと回動軸150cとの当接が線接触となり、各当接部の接触圧が低下するため、摺動による摩耗が低減できる。したがって、作動積算回数によるサブミラー153の角度変化は図2中のI方向のみとなり、TTL位相差AFユニット156への光線のズレは少なくなる。また、作動積算回数による補正も行いやすくなる。さらに、摺動摩耗が低減されるのでミラーボックス内の摩耗粉による汚染も低減される。
スラスト付勢バネ159は、ラジアル付勢バネ158と同様に、回動軸150cの第2端側において、軸150dに嵌合している。ラジアル付勢バネ158とサブミラー153の受け板151との間に圧縮させたスラスト付勢バネ159は、ラジアル付勢バネ158をメインミラー154の受け板150の中心方向に付勢する。すなわち、圧縮されたスラスト付勢バネ159は、サブミラー153の受け板151を図3中のD方向に付勢する。
以上、説明したように、本実施形態では、レリーズごとのサブミラー153の停止位置がばらつくことがなくなり、AF精度ムラが低減される。
本実施形態では、ラジアル付勢バネ158は板バネでできている。コストを考えた場合、メインミラー154の受け板150とサブミラー153の受け板151は、モールド成型により作成するのが望ましい。板バネの方が線バネに比べて、ラジアル付勢を行った際の接触面積が増え、摩耗によるバネ圧の変化や摩耗粉でのミラーボックスの汚染が抑制される。しかしながら、撮影画像の合焦精度を向上させる目的においては線バネを用いても同様の効果が得られる。
また、ラジアル付勢バネ158には、右回転を抑制する立ち曲げ部158bと左回転を抑制する立ち曲げ部158cが設けられている。それぞれの立ち曲げ部158b、158cはメインミラー154の受け板151に設けられた突き当て部150e、150fによって回転を規制されている。これによりラジアル付勢バネ158が回転しなくなり、付勢方向が変化しなくなる。
さらに、立ち曲げ部158b、158cを突き当て部150e、150fの下に隠すことで、カメラのレンズを外した際に外観部となるメインミラー154の受け板150のレンズ側面に、バネを露出しないようにすることが可能となる。仮に、トーションバネなどで作成した場合は受け板150の型設計上バネが外観面に露出してしまう。
なお、立ち曲げ部158bおよび立ち曲げ部158cは、本発明の規制部の一例に相当する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
150 受け板
150c 回動軸
151 受け板
153 サブミラー
154 メインミラー
155 反転ピン(第1の付勢部材)
158 ラジアル付勢バネ(第2の付勢部材)
150c 回動軸
151 受け板
153 サブミラー
154 メインミラー
155 反転ピン(第1の付勢部材)
158 ラジアル付勢バネ(第2の付勢部材)
Claims (7)
- 撮影光路内に位置するミラーダウン状態と、前記撮影光路外に位置するミラーアップ状態との間で回動可能な第1のミラー部材と、
回動軸を中心に、前記第1のミラー部材に対して、開状態と閉状態との間を回動可能な第2のミラー部材と、
前記第2のミラー部材が前記開状態になるように、前記第2のミラー部材を付勢する第1の付勢部材と、
前記第2のミラー部材が前記開状態のとき、前記第2のミラー部材を付勢する第2の付勢部材と、を有し、
前記第1の付勢部材が前記ミラー部材を付勢することで、前記第2のミラー部材が前記回動軸の第1端を付勢する方向と、第2の付勢部材が前記第2のミラー部材を付勢することで、前記第2のミラー部材が前記回動軸の前記第1端と反対側の第2端を付勢する方向が平行であることを特徴とする撮像装置。 - 前記第2のミラー部材を前記回動軸と平行な方向へ付勢する第3の付勢部材を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2の付勢部材および前記第3の付勢部材は、前記第2の回動軸の前記第2端側に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記第2の付勢部材は、回転を規制するための規制部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記回動軸と平行な方向において、前記第1のミラー部材は、前記規制部よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記第2のミラー部材が前記回動軸の前記第1端および前記第2端を付勢する方向は、前記回動軸と垂直な方向であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置と、
前記撮像装置に着脱可能に交換される交換レンズと、を有することを特徴とするカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013252473A JP2015108782A (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013252473A JP2015108782A (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015108782A true JP2015108782A (ja) | 2015-06-11 |
Family
ID=53439159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013252473A Pending JP2015108782A (ja) | 2013-12-05 | 2013-12-05 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015108782A (ja) |
-
2013
- 2013-12-05 JP JP2013252473A patent/JP2015108782A/ja active Pending
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