JP5251060B2 - 気化フィルタおよび加湿装置 - Google Patents
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Description
また、基材が樹脂であれば発泡構造や三次元立体編物構造などにでき、これらの構造にすることで柔軟性が向上し、気化フィルタが変形するような環境でも使用可能で汎用性が高く、また、気化フィルタを洗浄する際にもみ洗いが可能であるため、より綺麗に洗浄することができ気化フィルタを清潔に保つことができる。
図1に気化フィルタの断面の一例を示すように、柔軟な親水性加工を施した気化フィルタ11は、樹脂で空気が通過できる空隙12を有する発泡構造体である基材としての発泡ウレタン13の表面に、樹脂14により多孔質な三次元構造を形成し、三次元構造の表面15に抗菌剤16、防カビ剤17を添着したものである。
実施の形態1と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図2に断面の一例を示すように、気化フィルタ21は、コロイダルシリカ重合樹脂エマルジョン22を用いて、添着材で粒子である水酸化マグネシウム23をフィルタ基材24に固定化したものである。
実施の形態1、2と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図3に断面の一例を示すように、気化フィルタ31は、空気が通過できる空隙を有する開口のある表面と開口のある裏面とを繊維で連結してなる三次元構造体である樹脂の基材としてのポリエステル32に、樹脂としてのアクリル33で固定化した添着材で粒子である水酸化カルシウム34を、添着材を溶解する能力のある酸性溶液であるクエン酸溶液35で溶解して三次元構造を作成したものである。
実施の形態1乃至3と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図4にその概略断面図を示す加湿装置41は、疎水性加工を施した気化フィルタ42と送風手段としてのファン43と水供給手段としての水槽44を備えてなり、疎水性加工を施した気化フィルタ42の風上側にヒータ45を配している。ファン43によって加湿装置41内へ取り入れられた乾燥空気46は、ヒータ45で温められた後、疎水性加工を施した気化フィルタ42に接触し抜けていく。このとき、疎水性加工を施した気化フィルタ42は、水供給手段としての水槽44から水を受けて湿った状態にあるので水が気化し、下流側には加湿された空気が供給される。
アクリルエマルジョンを、水で10倍に希釈し、これに水酸化マグネシウムと抗菌材料を加え攪拌して処理液とした。作成した処理液を、開口のある表面と開口のある裏面とをポリエステル繊維で連結してなる三次元立体編物の表裏両面にスプレー噴霧した。その後、約100℃で20分間乾燥し、気化フィルタを作成した。乾燥後、クエン酸溶液に浸漬し、30分間置いて水酸化マグネシウムを溶出させ、樹脂で多孔質な三次元構造を構成した気化フィルタを作成した。
アクリルエマルジョンを、水で10倍に希釈し、これに粒子径0.6μmの水酸化マグネシウムを加え攪拌して処理液とした。作成した処理液を、開口のある表面と開口のある裏面とをポリエステル繊維で連結してなる三次元立体編物の表裏両面にスプレー噴霧した。その後、約100℃で20分間乾燥した。乾燥後、クエン酸溶液に浸漬し、30分間置いて水酸化マグネシウムを溶出させ、気化フィルタを作成した。
12 空隙
13 発泡ウレタン
14 樹脂
15 三次元構造の表面
16 抗菌剤
17 防カビ剤
21 気化フィルタ
22 コロイダルシリカ重合樹脂エマルジョン
23 水酸化マグネシウム
24 フィルタ基材
31 気化フィルタ
32 ポリエステル
33 アクリル
34 水酸化カルシウム
35 クエン酸溶液
41 加湿装置
42 疎水性加工を施した気化フィルタ
43 ファン
44 水槽
45 ヒータ
46 乾燥空気
101 気化フィルタ
102 水槽
103 ファン
201 水汲み用リブ
202 気化フィルタ
301 気化フィルタ
302 空隙
303 基材
304 無機材料
Claims (13)
- 気化フィルタの基材の表面に、樹脂で構成する多孔質の三次元構造を持たせ、前記多孔質の三次元構造を有するために加湿能力が得られ、前記気化フィルタが柔軟であり、前記気化フィルタ基材の材質が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリカーボネート、あるいはアクリルであり、添着材を樹脂で前記基材の表面に固定化後に、前記添着材を、それを溶解する能力のある溶液で溶出させることで、前記基材の表面に前記樹脂で構成する三次元構造を作り、前記添着材が粒子であり、多孔質な三次元構造の孔径を制御することを特徴とする気化フィルタ。
- 気化フィルタの基材の表面に、樹脂で構成する多孔質の三次元構造を持たせ、前記多孔質の三次元構造を有するために加湿能力が得られ、前記気化フィルタが柔軟であり、前記気化フィルタ基材の材質が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリカーボネート、あるいはアクリルであり、添着材を樹脂で前記基材の表面に固定化後に、前記添着材を、それを溶解する能力のある溶液で溶出させることで、前記基材の表面に前記樹脂で構成する三次元構造を作り、前記添着材が水酸化マグネシウムの粒子であり、前記添着材を固定化した前記樹脂が水で希釈し水酸化マグネシウムの粒子を加えた樹脂エマルジョンを乾燥したものであることを特徴とする気化フィルタ。
- 樹脂がアクリルを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の気化フィルタ。
- 樹脂がコロイダルシリカを重合していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 添着材を溶解する能力のある溶液が酸性、アルカリ性の水溶液、または有機溶剤のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 添着材を溶解する能力のある液体がクエン酸を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 空気が通過できる空隙を有する基材が発泡構造体であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 空気が通過できる空隙を有する基材が開口のある表面と開口のある裏面とを繊維で連結してなる三次元構造体であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 樹脂が多孔質の樹脂エマルジョンであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 気化フィルタに抗菌剤および/または防カビ剤を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 気化フィルタに親水性、または疎水性の処理を施したことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の気化フィルタ。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載の気化フィルタと、気化フィルタに水を供給するための水供給手段と、水を供給された湿潤した気化フィルタに空気を送るための送風手段とを設けた加湿装置。
- 請求項1乃至12のいずれかに記載の気化フィルタと、気化フィルタに水を供給するための水供給手段と、水を供給された湿潤した気化フィルタに空気を送るための送風手段と、気化フィルタに送る空気の温度を上げるための空気加熱手段とを設けた加湿装置。
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