JP5244753B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複合機や複写機などの画像形成装置の技術分野に関し、特に、交換部品の管理に関するものである。
複合機や複写機などの画像形成装置には、感光体ドラムや現像器など寿命を有する部品(以下、交換部品という)が搭載されているため、この種の装置においては、通常、交換部品が寿命に近づいたり達したりすると、ユーザやサービスマンにその旨を報知する処理を行う。
一般的に、交換部品が寿命に近づいたり達したりしているか否かは、その交換部品の使用回数や印字回数に基づいて判断され、また、交換部品の使用回数や印字回数は、画像形成装置の主電源をオフにした場合でもその検出値が保持されるように、EEPROMなどの不揮発性のROMを用いて記憶される。
ここで、不揮発性のROMは、交換部品側に搭載される場合と装置本体側に搭載される場合とがあるが、前者の場合は、交換部品ごとに不揮発性のROMが必要となりコストの増大を招来する可能性があることから、この点を考慮して、不揮発性のROMを装置本体側に搭載する手段が採用されることがある。
一方、下記特許文献1には、履歴の内容(使用回数)に応じた帯電チャージャへの電流値を予め記憶しておくとともに、再利用の履歴(使用回数)を表示したバーコードラベルを帯電部に貼付しておき、該バーコードラベルのバーコードを読み取り、帯電チャージャへの電流値を、該バーコードが示す履歴の内容(使用回数)に応じた電流値に設定する点が開示されている。
また、下記特許文献2には、交換可能部品を画像読取手段でスキャンし、そのスキャン画像に基づいて、前記交換可能部品が当該画像形成装置に適合しているか否かを判定する点が開示されている。
また、下記特許文献3には、感光体ベルトの一側縁に、当該感光体ベルトのシリアルナンバーと、トナーの色情報と、当該感光体ベルトの感度情報とをもたせ、プリンタ本体のリセット時や感光体の交換時にバーコードの情報を取り込み、バーコードの情報に含まれるユニットシリアルナンバーと、EEPROMに保存されているユニットシリアルナンバーとを比較し、異なる場合は、ユニットシリアルナンバーの更新や使用時間のクリアを行う点が開示されている。
また、下記特許文献4には、トナーカートリッジ内のトナーの有無を予測する技術が開示されている。
特開2000−66554号公報 特開2003−162187号公報 特開平3−210573号公報 特開平3−171070号公報
ところで、従来、複写機や複合機などの画像形成装置の寿命を有する部品を交換する作業は主にサービスマンが行っているが、近年では、保守費やサービス費の低減のため、重大な不具合を除く交換等の簡易な作業をユーザ側で実施する内容のサービスを提供する場合がある。
ところが、ユーザによる交換作業は、サービスマンによる作業と比較して確実性に欠ける傾向にあり、前記交換部品の新旧交換のため取り外した方の交換部品(旧品)を再度装置に装着したり、交換部品の交換後に、交換部品の使用回数(印字回数)の計測値をクリアするのを忘れたりすることが多々ある。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、交換部品の交換作業をユーザが行う場合であっても、その交換作業が正確且つ確実に行われるようにする技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像を形成する画像形成部と、当該画像形成装置に装着される交換部品に設置され、交換部品の個体を識別するための識別情報を保持する識別情報保持部と、前記交換部品の使用回数をカウントするカウント部と、前記カウント部のカウント値に基づいて前記交換部品の新旧交換の要否を判断する交換要否判断部と、前記識別情報保持部が保持している識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記交換要否判断部により前記交換部品の新旧交換が必要と判断されると、新たに装着すべき使用履歴の無い交換部品の前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施を指示する第1指示部と、交換直前に前記画像形成装置に装着されている方の交換部品の識別情報を予め記憶している識別情報記憶部と、前記第1指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否かを判断する第1判断部と、前記第1指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されていないものであると前記第1判断部により判断されると、該識別情報が読み取られた交換部品を当該画像形成装置に装着する旨の指示を行った後、前記交換部品の新旧交換のため取り外された方の交換部品に設置された前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施を指示する第2指示部と、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否かを判断する第2判断部と、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断された後に、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させる画像形成制御部と、前記試験的な画像形成動作が適切なものであるか否かの入力を要求する第1要求部と、前記第1要求部により要求された入力を受け付ける第1受付部とを備え、前記カウント部は、前記試験的な画像形成動作が適切なものである旨の入力が前記第1受付部により受け付けられると、カウント値をクリアする画像形成装
置である。
この発明によれば、前記交換要否判断部により前記交換部品の新旧交換が必要と判断されると、第1指示部により、新たに装着すべき使用履歴の無い交換部品の前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施が指示され、前記第1指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により識別情報が読み取られると、この識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否か、すなわち、識別情報が前記識別情報読取部に読み取られた交換部品が、使用履歴のある交換部品(旧品)であるか否かが第1判断部により判断される。
そして、前記識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されていないものである(識別情報が前記識別情報読取部に読み取られた交換部品が、使用履歴のない交換部品(新品)である)と前記第1判断部により判断されると、第2指示部により、該識別情報が読み取られた交換部品を当該画像形成装置に装着する旨の指示が行われた後、前記交換部品の新旧交換のため取り外された方の交換部品に設置された前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施が指示される。
次に、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否かが前記第2判断部により判断され、前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、その後、画像形成制御部により所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作が実行される。
そして、第1要求部により、前記試験的な画像形成動作が適切なものであるか否かの入力が要求され、前記試験的な画像形成動作が適切なものである旨の入力が前記第1受付部により受け付けられると、前記カウント部によりカウント値がクリアされる。
このように、該識別情報が読み取られた交換部品を当該画像形成装置に装着する旨の指示を行うようにしたので、ユーザが、前記第1指示部の指示に基づいて新品に設置された識別情報保持部の識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせた後に、誤って、前記交換部品の新旧交換のため取り外した方の交換部品(旧品)を画像形成装置に再度装着するのをできるだけ防止することができる。
また、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断された後に、画像形成制御部により所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行して、この試験的な画像形成動作が適切なものであるか否かをユーザに確認させるようにしたので、交換作業により画像形成装置に新たに装着した新品の装着状態や該新品における不良の有無等を確認することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、前記画像形成部に所定の画像データを用いて試験的な画像形成動作を実行させるか否かの入力を要求する第2要求部と、前記第2要求部により要求された入力を受け付ける第2受付部とを更に備え、前記画像形成制御部は、前記画像形成部に所定の画像データを用いて試験的な画像形成動作を実行させる旨の入力が前記第2受付部により受け付けられると、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させるものである。
この発明によれば、前記試験的な画像形成動作の要否をユーザに判断させて入力させる機会を与えるようにしたので、試験的な画像形成動作が不要であるとユーザが考える場合でも前記試験的な画像形成動作を強制的に実施する場合に対して現像剤や時間の浪費を回避することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成制御部は、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させるものである。
この発明によれば、前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、自動的に、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作が実行されるようにしたので、請求項2に記載の発明のような前記試験的な画像形成動作の要否の入力作業をユーザに課すのを回避することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、複数の色ごとに備えられた複数の画像形成ユニットを備えてなり、前記複数の画像形成ユニットは、それぞれ前記交換部品を含み、前記画像形成制御部は、前記複数の画像形成ユニットのうち、今回交換された交換部品が含まれる画像形成ユニットのみに前記試験的な画像形成動作を実行させるものである。
この発明によれば、前記画像形成部が複数の色ごとに備えられた複数の画像形成ユニットを備えて構成されている場合には、今回交換された交換部品が含まれる画像形成ユニットのみに前記試験的な画像形成動作を実行させるようにしたので、今回交換された交換部品を含む画像形成ユニット以外の画像形成ユニットにも前記試験的な画像形成動作を実行させる場合に対して現像剤の浪費を回避することができる。
前記複数の色としては、請求項5に記載の発明のように、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックが想定される。
また、請求項4又は5に記載の画像形成装置において、前記画像形成制御部は、請求項6に記載の発明のように、文字及び印字率が100%のべた画像のうちいずれか一方の画像形成動作を前記試験的な画像形成動作として前記画像形成部に実行させるとよい。
また、請求項7に記載の発明のように、前記複数の画像形成ユニットのうち、2以上の画像形成ユニットの交換部品が交換され、前記画像形成制御部は、前記2以上の画像形成ユニットの色を用いた混合色の前記文字又は前記べた画像の画像形成動作を前記試験的な画像形成動作として前記画像形成部に実行させるとよい。
請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記識別情報保持部は、請求項8に記載の発明のように、交換部品本体又は交換部品を梱包する箱体に設置するとよい。
請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記識別情報保持部を、例えば請求項9に記載の発明のように、前記識別情報を表したバーコードとするとよい。
また、請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記識別情報読取部として、例えば請求項10に記載の発明のように、原稿の画像を読み取る原稿読取部とするとよい。これにより、原稿の画像を読み取る原稿読取部が画像形成装置に設置されている場合に、原稿読取部とは別に前記識別情報読取部を設ける場合に比して、画像形成装置の大規模化やコストアップを抑制することができる。
本発明によれば、ユーザが、誤って、前記交換部品の新旧交換のため取り外した方の交換部品(旧品)を画像形成装置に再度装着するのをできるだけ防止することができるとともに、交換部品の交換後に、カウント値(交換部品の使用回数(印字回数)の計測値)がクリアされることなくカウントされ続けるのを防止することができる。その結果、交換部品の交換作業をユーザが行う場合であっても、その交換作業が正確且つ確実に行われるようにすることができる。
また、交換部品の交換動作後の試験的な画像形成動作についての適否をユーザに確認させるようにしたので、交換作業により画像形成装置に新たに装着した新品の装着状態や該新品における不良の有無等を確認することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を示す側面図である。 複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 制御部の交換処理を示すフローチャートである。 制御部の交換処理を示すフローチャートである。 複合機に搭載される各種の交換部品のうち交換時期に近づいた交換部品を報知する交換報知画面の一例を示す図である。 複合機で実施させる処理の処理内容を設定するための設定画面を示す図である。 新品に設置されているコードナンバー保持部が保持するコードナンバーを原稿読取部で読み取らせる作業の実施を指示するための読取作業指示画面を示す図である。 今回コードナンバーが読み取られた交換部品が、図3に示すフローチャートのステップ♯1で交換の必要があると判断した交換部品ではない旨を報知する報知画面を示す図である。 新品の装着指示を行うための報知画面を示す図である。 旧品に設置されているコードナンバーを原稿読取部で読み取らせる作業の実行指示を行う報知画面を示す図である。 コードナンバー保持部の設置態様を示す図である。 コードナンバー記憶部の記憶内容を示す図である。 テスト印刷の要否の入力を要求する要求画面の一例を示す図である。 テスト印刷により出力された画像や複合機の状態に不具合が無いか否かの入力を要求する要求画面を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の変形例を示す図である。 テスト印刷で形成する形成物の一例を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を示す側面図である。
図1に示すように、複合機1は、コピーモード、プリンタモード、スキャナモード及びファクシミリモード等の各モードを備えており、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部4と、原稿読取部4の上方に配設された原稿給送部5とを有している。
原稿読取部4は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部6と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台7と、原稿読取スリット8とを備える。スキャナ部6は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台7に載置された原稿を読み取るときは、原稿台7に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを図略の画像処理部へ出力する。また、原稿給送部5により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット8と対向する位置に移動され、原稿読取スリット8を介して原稿給送部5による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを上記画像処理部へ出力する。
原稿給送部5は、原稿を載置するための原稿載置部9と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部10と、原稿載置部9に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット8に対向する位置へ搬送し、原稿排出部10へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構11を備える。原稿搬送機構11は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット8と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を、原稿読取スリット8を介してスキャナ部6から読取可能にしている。
原稿給送部5は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部5の前面側を上方に移動させて原稿台7の上面を開放することにより、該原稿台7の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット12と、給紙カセット12から記録紙を1枚ずつ繰り出して後述の画像形成部14へ搬送する給紙ローラ13と、給紙カセット12から搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成部14とを備える。
画像形成部14は、スキャナ部6等で取得された画像データに基づきレーザ等を出力して感光体ドラム15を露光する光走査装置16と、感光体ドラム15の表面に形成された静電潜像を顕像化して画像を形成する現像部17と、感光体ドラム15上に形成された画像を記録紙に転写する転写部18と、画像が転写された記録紙を加熱して該画像を記録紙に定着させる定着部19と、画像形成部14内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ22まで搬送する搬送ローラ20,21等とを備える。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部14で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ22側の搬送ローラ20にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ20を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部14の上流域に再度搬送し、画像形成部14により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ22に排出する。
複合機1のフロント部には、操作部23が設けられている。操作部23には、ユーザが印刷実行指示や読取実行指示を入力するためのスタートキー24と、印刷部数等を入力するためのテンキー25と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部26と、表示部26で設定された設定内容等をリセットするリセットキー27と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー28と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー29とが備えられている。
図2は、複合機1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、図1に示す構成と同一の構成については同一の番号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、複合機1は、前述した原稿読取部4、原稿給送部5、画像形成部14及び操作部23に加えて、通信部30と、制御部31とを備える。通信部30は、各種のデータをパーソナルコンピュータなどの所定の外部機器X(図示せず)との間で通信を行うものである。
制御部31は、データを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、プログラムを予め記憶するフラッシュメモリ、及び、前記プログラム等をフラッシュメモリから読み出して実行するCPUを備えて構成されており、CPUとRAM及びフラッシュメモリとはデータバスを介してデータの授受を行うように構成されている。CPUは、フラッシュメモリに格納されているプログラムを適宜実行することで、そのプログラムの内容に応じた処理を実行する。
ところで、本実施形態では、複合機1に搭載される現像部17や感光体ドラム15などの各交換部品には、個体の識別番号であるシリアルナンバーが割り当てられており、各交換部品は、このシリアルナンバーを用いて当該複合機1において個別に交換時期が管理・監視されている。各交換部品に割り当てられたシリアルナンバーは、例えばバーコードで表した形でコードナンバー保持部(識別情報保持部の一例)100に保持されており、コードナンバー保持部100は、例えば図11(a)に示すように交換部品を構成する筐体(交換部品本体)の表面に貼付される形態や、図11(b)に示すように該交換部品を梱包する箱体の適所に貼付される形態で設けられている。なお、本実施形態におけるコードナンバー保持部100は、例えばバーコードラベルとして構成され、図11(a)に示す形態で設けられているものとする。
そして、本実施形態では、前記交換部品の交換時期が近づくと、その旨をユーザに報知し、前記コードナンバー保持部100を用いた本件特有の交換作業をユーザに行わせるための処理を行う。
この処理を実施するべく、本実施形態の制御部31は、使用回数カウント部311と、交換要否判断部312と、報知処理部313と、入力受付部314と、コードナンバー抽出部315と、コードナンバー記憶部316と、コードナンバー判断部317と、画像形成制御部318としての機能を有する。
使用回数カウント部311は、各交換部品の使用回数を交換部品ごとにカウントするものである。交換要否判断部312は、例えば使用回数カウント部311によるカウント値が更新されたときに、その更新後のカウント値が予め定められた閾値に達したか否かに基づいて前記交換部品の交換の要否を判断するものである。
報知処理部313は、前記交換要否判断部312により交換部品の交換が必要であると判断されるとその旨を報知したり、原稿読取部(識別情報読取部の一例)4にコードナンバーを読み取らせる作業の実施を指示したりする。また、報知処理部313は、後述するように原稿読取部4で読み取られたコードナンバーが、使用履歴の無い新しい交換部品(以下、新品という)のものであるのかそれとも使用済みの交換部品(以下、旧品という)のものであるのかの判断が後述するコードナンバー判断部317により行われた場合に、その判断結果の報知や該判断結果に応じて必要となる作業の実行指示を、例えば表示部26での画面表示で行う。
さらに、本実施形態に係る複合機1は、新品が複合機1に装着され、且つ、後述するコードナンバー判断部317により、複合機1から取り外された交換部品が旧品であることがコードナンバーに基づいて確認された場合に、新品の装着状態が適正か否かとか新品の不良の有無などをユーザが確認するためのテスト印刷を行うテストモードを有しており、報知処理部313は、前記テストモードでテスト印刷の要否の入力を要求する要求画面を表示する。
また、本実施形態に係る複合機1においては、前記テスト印刷により出力された画像や複合機1の状態(例えばジャムの発生状況など)に不具合が無いことがユーザにより確認され、当該複合機1にその旨が入力された場合に、交換部品の交換作業に係る一連の処理を終了するようになっており、報知処理部313は、複合機1がテスト印刷を実施すると、出力された画像や複合機1の状態に不具合が無いか否かの入力を要求する要求画面を表示する。
入力受付部314は、前記報知処理部313の処理により表示される各種画面での操作を受け付けるものである。コードナンバー抽出部315は、原稿読取部4で読み取られた画像からコードナンバーを抽出するものである。コードナンバー記憶部316は、図12に示すように、コードナンバー抽出部315により抽出されたコードナンバーを交換部品の種類で区分して記憶するものであり、識別情報記憶部に相当する。
コードナンバー判断部317は、コードナンバーが原稿読取部4により読み取られた場合に、そのコードナンバーが新品のものであるのか旧品のものであるのかの判断等を行うものである。具体的な判断内容については後述する。コードナンバー判断部317は、第1判断部及び第2判断部に相当する。
画像形成制御部318は、画像形成部14の画像形成動作を制御するものであり、特に本実施形態では、前記テスト印刷の実行指示がユーザにより入力されると、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を前記画像形成部14に実施させる。
図3、図4は、制御部31の交換処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、或る交換部品の交換時期が近づいたものと交換要否判断部312が判断すると(ステップ♯1でYES)、報知処理部313は、その旨を例えば前記交換報知画面G1で報知する(ステップ♯2)。前記交換報知画面G1の一例を図5に示す。
図5に示す交換報知画面G1は、当該複合機1に搭載される各種の交換部品のうち交換時期に近づいたものと交換要否判断部312が判断した種類の交換部品を、当該複合機1の概略構造図にその設置場所を斜線で示すことで報知するとともに、その交換部品が交換時期に近づいた旨を報知するメッセージM1と、該交換部品を交換するか否かを入力させるためのボタンB1,B2とを表示している。
なお、或る交換部品の交換時期が近づいたものと交換要否判断部312により判断されるまでの通常の期間においては、表示部26には、当該複合機1で実施させる処理の処理内容を設定するための設定画面G2(図6参照)が表示されており、本実施形態では、或る交換部品の交換時期が近づいたものと交換要否判断部312により判断されると、前記設定画面G2が例えば黒色でマスクされ、その上に前記交換報知画面G1が重ねて表示される。なお、以下、交換部品の交換に関連する画面は、この交換報知画面G1と同様の表示形態で表示部26に表示される。
前記交換報知画面G1において交換部品を交換する旨の入力が無い場合は(ステップ♯3でNO)、所定時間が経過するまで待機し(ステップ♯4)、所定時間が経過すると(ステップ♯4でYES)、ステップ♯2に戻る。一方、前記交換報知画面G1において交換部品を交換する旨の入力が前記入力受付部314により受け付けられると(ステップ♯3でYES)、コードナンバー判断部317は、前記交換部品に関連するコードナンバーをコードナンバー記憶部316から読み出し(ステップ♯5)、図7に示す読取作業指示画面G3において、新品に設置されているコードナンバー保持部100が保持するコードナンバーを原稿読取部4(図7では「スキャナ」と表記)で読み取らせる作業の実施をユーザに指示する(ステップ♯6)。
ユーザは、この指示を受けて、交換部品を、その筐体(交換部品本体)の表面に貼付されたコードナンバー保持部100が保持するコードナンバーを原稿読取部4に向けて原稿台7上に載置し、スタートキー24により読取実行指示を入力する。
この入力をトリガとしてコードナンバーが原稿読取部4で読み取られると(ステップ♯7でYES)、前記コードナンバー判断部317は、この読み取られたコードナンバーに基づき、今回コードナンバーが読み取られた交換部品が、ステップ♯1で交換要否判断部312が交換の必要があると判断した種類の交換部品(現像部17や感光体ドラム15)であるか否か(今回交換すべき適正な交換部品であるか否か)を判断する(ステップ♯8)。
前記コードナンバー判断部317は、今回コードナンバーが読み取られた交換部品が、ステップ♯1で交換要否判断部312が交換の必要があると判断した種類の交換部品ではない(不適正な交換部品である)と判断すると(ステップ♯8でNO)、例えば図8に示す報知画面G4でその旨を報知し(ステップ♯9)、ステップ♯3の処理に戻る。
これにより、今回交換すべき交換部品であるか否かをユーザに強く認識させつつ交換作業をユーザに行わせることができ、ユーザが、誤って、今回交換すべき交換部品でない交換部品を複合機1に再度装着するのをできるだけ防止することができる。
一方、前記コードナンバー判断部317は、今回コードナンバーが読み取られた交換部品が、ステップ♯1で交換要否判断部312により交換の必要があると判断された種類の交換部品である(今回交換すべき種類の交換部品である)と判断する(ステップ♯8でYES)と、図4に示すように、原稿読取部4で読み取られたコードナンバーは旧品のコードナンバーであるか否かを判断する(ステップ♯10)。
前記コードナンバー判断部317は、原稿読取部4で読み取られたコードナンバーは旧品のコードナンバーであると判断した場合には(ステップ♯10でYES)、その旨を報知した後(ステップ♯11)、ステップ♯3の処理に戻る一方、そうでないと判断した場合には(ステップ♯10でNO)、ユーザへの新品の装着指示を例えば図9に示す報知画面G5で行う(ステップ♯12)。
ユーザにより交換部品が装着されると、旧品に設置されているコードナンバー保持部100のコードナンバーを原稿読取部4で読み取らせる作業の実行指示を、ユーザに対し例えば図10に示す報知画面G6で行う(ステップ♯13)。
ユーザは、この指示を受けて、交換部品の筐体(交換部品本体)の表面に貼付されたコードナンバー保持部100が保持するコードナンバーを原稿読取部4に向けて交換部品を原稿台7上に載置し、スタートキー24により読取実行指示を入力する。
この入力をトリガとして原稿台7上に載置されている交換部品のコードナンバーが原稿読取部4で読み取られると(ステップ♯14でYES)、コードナンバー判断部317は、この読み取られたコードナンバーが旧品のコードナンバー(コードナンバー記憶部316に記憶されているコードナンバー)であるか否かを判断する(ステップ♯15)。
コードナンバー判断部317が、ステップ♯13で読み取られたコードナンバーが旧品のコードナンバーであるべきであるのに旧品のコードナンバーではないと判断した場合には(ステップ♯15でNO)、報知処理部313は、その旨を例えば図8に示す報知画面G4で報知して(ステップ♯16)、ステップ♯2の処理に戻る。
これにより、ユーザが、ステップ♯12の新品の装着指示に基づき誤って旧品を複合機1に装着した場合に、誤った交換作業を行っていることをユーザに認識させて、旧品が誤って複合機1に装着されたままの状態で複合機1が再び稼働するという状態が発生するのをできるだけ防止することができる。
一方、コードナンバー判断部317が、ステップ♯14で読み取られたコードナンバーが旧品のコードナンバーであると判断した場合には(ステップ♯15でYES)、報知処理部313は、前記テスト印刷の要否の入力を要求する要求画面を表示部26に表示させる(ステップ♯17)。前記要求画面の一例を図13に示す。
図13に示す要求画面G7は、テスト印刷を実行するか否かを尋ねるメッセージM2と、テスト印刷を実行する指示を入力するためのボタンB2と、テスト印刷を実行しない指示を入力するためのボタンB3とを有する。
この要求画面G7において、ボタンB4によりテスト印刷を実行しない指示が入力されると(ステップ♯18でNO)、使用回数カウント部311は、カウント値をクリアして(ステップ♯22)、交換部品の交換作業に係る一連の処理を終了する一方、ボタンB3によりテスト印刷を実行する指示が入力されると(ステップ♯18でYES)、画像形成制御部318は、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を前記画像形成部14に実施させる(ステップ♯19)。ユーザは、前記テスト印刷により出力された画像や複合機1の状態を目視して、新品の装着状態が適正か否かとか新品の不良の有無、或いはジャムが発生していないかなどを確認する。
次に、報知処理部313は、前記テスト印刷により出力された画像や複合機1の状態に不具合が無いか否かの入力を要求する要求画面を表示部26に表示させる(ステップ♯20)。該要求画面の一例を図14に示す。
図14に示す要求画面G8は、前記テスト印刷により出力された画像などに不具合があるか否かを尋ねるメッセージM3と、不具合がある旨を入力するためのボタンB5と、不具合が無い旨を入力するためのボタンB6とを有する。
この要求画面G8において、ボタンB5により不具合がある旨の入力が行われた場合には(ステップ♯21でNO)、ステップ♯17の処理に戻る一方、ボタンB6により不具合が無い旨の入力が行われた場合には(ステップ♯21でYES)、使用回数カウント部311は、カウント値をクリアして(ステップ♯22)、交換部品の交換作業に係る一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、交換部品の交換前に、新品に設置されているコードナンバー保持部100が保持するコードナンバーを原稿読取部4で読み取らせる作業の実施をユーザに指示し、該指示に基づいてコードナンバーが読み取られた交換部品が、交換の必要がある種類の交換部品と異なる場合はその旨を報知するようにしたので、今回新たに交換しようとする交換部品が、交換すべき交換部品であるか否かをユーザに強く認識させつつ交換作業をユーザに行わせることができ、ユーザが、誤って、今回交換すべき交換部品ではない交換部品を複合機1に再度装着するのをできるだけ防止することができる。
また、前記指示に基づいてコードナンバーが読み取られた交換部品が、交換の必要がある交換部品である場合に、前記コードナンバーは旧品のコードナンバーであるか否かを判断し、そうでないと判断したときには、ユーザへの新品の装着指示を出力するようにしたので、誤って、前記交換部品の新旧交換のため取り外した方の交換部品(旧品)を複合機1に再度装着するのをできるだけ防止することができる。
また、前記新品の装着指示に基づき交換部品が複合機1に装着されると、交換部品の新旧交換のため取り外された方の交換部品のコードナンバーを原稿読取部4に読み取らせる作業の実施を指示し、この指示に基づいて原稿読取部4により読み取られたコードナンバーが旧品のものではない場合は、その旨を報知するようにしたので、ユーザが、誤って旧品を複合機1に再度装着した場合に、誤った交換作業を行っていることをユーザに認識させて、旧品が誤って複合機1に装着されたままの状態で複合機1が再び稼働するという状態が発生するのをできるだけ防止することができる。
また、特に本実施形態においては、新品が複合機1に装着され、且つ、コードナンバー判断部317により、複合機1から取り外された交換部品が旧品であることがコードナンバーに基づいて確認された場合に、例えば図13に示す要求画面G7にてテスト印刷の要否の入力をユーザに要求し、テスト印刷の実行指示が入力された場合には該テスト印刷を行い、出力された画像や複合機1の状態に不具合が無いか否かをユーザに確認させるようにしたので、交換作業により複合機1に新たに装着した新品の装着状態や該新品における不良の有無等を確認することができる。
そして、出力された画像や複合機1の状態に不具合が無い旨の入力が行われると、使用回数カウント部311がカウント値をクリアするようにしたので、交換部品の交換後に、交換部品の使用回数の計測値がクリアされることなくカウントされ続けるのを確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、テスト印刷の要否の入力を要求する要求画面G7を表示部26に表示し、この要求画面G7において、テスト印刷を実行する指示が入力された場合に、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実施するようにしたが、この形態に限らず、ステップ♯17,♯18を省略した形態でもよい。
すなわち、図3に示すステップ♯15において、ステップ♯14で読み取られたコードナンバーが旧品のコードナンバーであると判断すると、前記要求画面G7を表示部26に表示することなくステップ♯19の処理に移行し、自動的・強制的にテスト印刷を実施するようにしても、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて、次のような変形形態も採用可能である。
(1)本件は、図15に示すように、本体内に複数の色(ここではマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)とする)ごとに画像形成ユニット14M、14C、14Y、14Kを有する画像形成装置1’にも適用可能である。なお、前記実施形態と同様の機能を有する部材や機構については同一の番号を付してその説明を省略する。
画像形成ユニット14M,14C,14Y,14K(これらを纏めて画像形成部14という)は、感光体ドラム15、この感光体ドラム15の周囲に配設された帯電部401、光走査装置16、現像部17及び感光体クリーニング部402を備えている。帯電部401は、感光体ドラム15の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。感光体クリーニング部402は、後述する中間転写ベルト403へのトナー画像の一次転写終了後、感光体ドラム15表面上のトナーを除去する。
画像形成ユニット14M,14C,14Y,14Kの下方には、感光体ドラム15表面に顕像化したトナー像の中間転写(一次転写)を行うための中間転写ローラ404及び中間転写ベルト403が配設されている。中間転写ベルト403は、無端状のベルト体からなり、各感光体ドラム15と対向配置された中間転写ローラ404によって感光体ドラム15に押圧された状態で、複数の駆動ローラ405によって無端回転するように構成されている。各感光体ドラム15上に形成される各色のトナー像は、走行する中間転写ベルト403上に、それぞれタイミングを合わせて、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの順に転写されて重ね合わされる。これにより、中間転写ベルト403上にY、M、C、Kの4色からなるカラー画像が形成される。
また、画像形成装置1’は、各サイズの用紙を収納する給紙カセット12、用紙が搬送される経路である搬送路406及び搬送路406中の用紙の搬送を行う搬送ローラ等を備え、給紙カセット12から1枚ずつ取り出された用紙は、前記搬送路406を介し定着部19に向けて搬送される。搬送路406の適所には、前記各駆動ローラ405のうちの1つと2次転写ローラ407とが対向し、2次転写ローラ407に対して制御部31から転写バイアスが印加されることにより、中間転写ベルト403上のカラー画像が用紙に転写され、その後、カラー画像の転写後の用紙に対して定着部19により定着処理が行われる。定着後の用紙は、本体上部の用紙排出トレイ408に排出される。一方、転写後の中間転写ベルト403に対しては、除電クリーニング409により該中間転写ベルト10の表面に残留するトナーを除去(回収)する動作が行われる。
このような画像形成装置1において、交換部品が交換された場合には、その交換された交換部品に対応する色の画像形成ユニットにのみ前記テスト印刷動作を行わせる、例えば、マゼンタの画像形成ユニット14Mの感光体ドラム15が交換された場合に該画像形成ユニット14Mにのみ前記テスト印刷動作を行わせるようにすると、今回交換された交換部品に対応する色以外の画像形成ユニットにも前記テスト印刷動作を実行させる場合に対して、今回交換された交換部品に対応する色以外の色の現像剤の分だけ、現像剤の浪費を回避することができる。
また、テスト印刷により用紙に形成する形成物としては、所定の文字とか、図16に示すように、印字率が100%のべた画像のうちいずれか一方とするとよい。なお、図16は、全ての色の画像形成ユニット14M,14C,14Y,14Kにおける各交換部品が交換された場合に形成される形成物を示しており、この形成物は、各色のべた画像を個別に並べたものである。また、交換された交換部品が複数の色の画像形成ユニットに係るものであるときには、図16に示すように、各色の形成物を個別に形成する形態に代えて、それらの色の混合色の文字や前記べた画像を前記テスト印刷で形成するようにしてもよい。
(2)前記第1の実施形態においては、各交換部品に割り当てられたシリアルナンバーをバーコードで表し、前記コードナンバー保持部100をバーコードラベルとして構成したが、本件は、特にこれに限定されるものではない。
(3)前記第1の実施形態においては、バーコードラベルに保持されているバーコード(シリアルナンバー)を原稿読取部4で読み取るようにしたが、原稿読取部4と異なる読取部を設け、該読取部によってバーコード(シリアルナンバー)を読み取るようにしてもよい。ただし、原稿読取部4を、バーコード(シリアルナンバー)の読取りにも用いるようにすることで、原稿読取部4とは別の読取部を設ける場合に比して、複合機1の大規模化やコストアップを抑制することができる。
1 複合機
4 原稿読取部
31 制御部
100 コードナンバー保持部
311 使用回数カウント部
312 交換要否判断部
313 報知処理部
314 入力受付部
315 コードナンバー抽出部
316 コードナンバー記憶部
317 コードナンバー判断部
318 画像形成制御部

Claims (10)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    当該画像形成装置に装着される交換部品に設置され、交換部品の個体を識別するための識別情報を保持する識別情報保持部と、
    前記交換部品の使用回数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部のカウント値に基づいて前記交換部品の新旧交換の要否を判断する交換要否判断部と、
    前記識別情報保持部が保持している識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記交換要否判断部により前記交換部品の新旧交換が必要と判断されると、新たに装着すべき使用履歴の無い交換部品の前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施を指示する第1指示部と、
    交換直前に前記画像形成装置に装着されている方の交換部品の識別情報を予め記憶している識別情報記憶部と、
    前記第1指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否かを判断する第1判断部と、
    前記第1指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されていないものであると前記第1判断部により判断されると、該識別情報が読み取られた交換部品を当該画像形成装置に装着する旨の指示を行った後、前記交換部品の新旧交換のため取り外された方の交換部品に設置された前記識別情報保持部が保持している識別情報を前記識別情報読取部に読み取らせる作業の実施を指示する第2指示部と、
    前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであるか否かを判断する第2判断部と、
    前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断された後に、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させる画像形成制御部と、
    前記試験的な画像形成動作が適切なものであるか否かの入力を要求する第1要求部と、
    前記第1要求部により要求された入力を受け付ける第1受付部と
    を備え、
    前記カウント部は、前記試験的な画像形成動作が適切なものである旨の入力が前記第1受付部により受け付けられると、カウント値をクリアする画像形成装置。
  2. 前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、前記画像形成部に所定の画像データを用いて試験的な画像形成動作を実行させるか否かの入力を要求する第2要求部と、
    前記第2要求部により要求された入力を受け付ける第2受付部と
    を更に備え、
    前記画像形成制御部は、前記画像形成部に所定の画像データを用いて試験的な画像形成動作を実行させる旨の入力が前記第2受付部により受け付けられると、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成制御部は、前記第2指示部の指示に基づいて前記識別情報読取部により読み取られた識別情報が前記識別情報記憶部に記憶されているものであると前記第2判断部により判断されると、所定の画像データを用いた試験的な画像形成動作を実行させる請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部は、複数の色ごとに備えられた複数の画像形成ユニットを備えてなり、
    前記複数の画像形成ユニットは、それぞれ前記交換部品を含み、
    前記画像形成制御部は、前記複数の画像形成ユニットのうち、今回交換された交換部品が含まれる画像形成ユニットのみに前記試験的な画像形成動作を実行させる請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の色は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックである請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成制御部は、文字及び印字率が100%のべた画像のうちいずれか一方の画像形成動作を前記試験的な画像形成動作として前記画像形成部に実行させる請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の画像形成ユニットのうち、2以上の画像形成ユニットの交換部品が交換され、前記画像形成制御部は、前記2以上の画像形成ユニットの色を用いた混合色の前記文字又は前記べた画像の画像形成動作を前記試験的な画像形成動作として前記画像形成部に実行させる請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記識別情報保持部は、交換部品本体又は交換部品を梱包する箱体に設置されている請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記識別情報保持部は、前記識別情報を表したバーコードである請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記識別情報読取部は、原稿の画像を読み取る原稿読取部である請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置。
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