JP5239822B2 - 巻線型コイル部品の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、複数本のワイヤーをコアに巻回した巻線型コイル部品の製造方法に関するものである。
従来、2本のワイヤーを撚った状態でコアに巻回する巻線型コイル部品の製造方法として特許文献1及び特許文献2が開示されている。
ここで、従来のこのような巻線型コイル部品の製造方法を、図1を基に説明する。
まず図1(A)に示すように、ワイヤーガイド2及び巻線ノズル3に2本のワイヤー1を通し、ワイヤー1の先端1Sをコア4の外部電極部に接続する。
次に図1(B)に示すように、巻線ノズル3を図中矢印方向に回転させて、ワイヤー1に撚りを加えてワイヤーの撚り部T1を形成し、図1(C)に示すように、コア4を回転させて、ワイヤーの撚り部T1部分をコア4に巻回する。
その後、図1(D)に示すように、前記巻線ノズル3を逆回転させることにより、撚り部T2の撚りを戻す。この時、ワイヤー1の先端部をクランプしている治具(不図示)も一緒に回転する。
その後、図1(A)の工程に戻って、次のコア4について同様な処理を繰り返す。
特開平11−97274号公報 特開2003−109836号公報
ところが、図1に示した従来の巻線型コイル部品の製造方法においては、図1の(C)から(D)にかけて、巻線ノズル3の下部のワイヤー1をクランプする治具とともに巻線ノズル3を逆回転させて、巻線ノズル3の上部の撚りを戻すための工程が必要であり、またワイヤー1の先端部をクランプしたまま回転させるための装置が必要であり、製造コストが嵩むという問題があった。
そこで、この発明の目的は、上述の問題を解消して、製造効率を高めて製造コストを削減した、巻線型コイル部品の製造方法を提供することにある。
前記課題を解消するために、この発明の巻線型コイル部品の製造方法は、
複数本のワイヤーをワイヤーガイド及び巻線ノズルを通し、前記ワイヤーの先端をコアの外部電極部に接続する第1の工程と、
巻線ノズルを所定回数だけ正回転させて、前記巻線ノズルの上方及び下方に前記ワイヤーの撚り部をそれぞれ形成する第2の工程と、
コアを回転させて、前記巻線ノズルの下方の前記ワイヤーの撚り部を前記コアに巻回する第3の工程と、
前記巻線ノズルを逆回転させて、前記巻線ノズルの上方の撚り部の撚りを戻すとともに前記巻線ノズルの下方に撚り部を形成する第4の工程と、
前記コアを回転させ、前記巻線ノズルの下方の前記ワイヤーの撚り部を前記コアに巻回する第5の工程と、
前記ワイヤーの元部を前記コアの外部電極部に接続する第6の工程と、
を順に処理することを特徴としている。
この発明によれば、巻線ノズルの上部に形成された撚りを戻すための無駄な時間が生じないのでリードタイムを削減でき、低コスト化を図ることができる。また、ワイヤー1の先端をクランプしたまま巻線ノズルとともに逆回転により巻線ノズルの上部のワイヤーの撚りを戻す治具が不要となり、製造装置のコストも削減できる。
図2は、この発明の実施形態に係る巻線型コイル部品の製造方法を示す図であり、図2(A)〜図2(E)は、第1の工程から第5の工程の各工程での状態を示している。図3は第6の工程での状態を示している。
[第1工程]
まず、ワイヤーガイド2、及び回転機構を備えた巻線ノズル3に2本のワイヤー1を通し、それらの先端1Sをコア4の外部電極部4a,4bに対してそれぞれ熱圧着し、取り付ける。
なお、外部電極部4a,4bは、予め形成された下地電極であってもよい。
[第2工程]
次に、図2(B)に示すように、巻線ノズル3を所定回数(例えば10回)正回転することによって、巻線ノズル3の下部にワイヤーの撚り部T1及び巻線ノズル3の上部にワイヤー1の撚り部T2をそれぞれ形成する。
[第3工程]
その後、図2(C)に示すように、コア4を図に示す方向に回転させ、図2(B)で示したワイヤー1の撚り部T1部分をコア4に巻き取る。このとき巻線ノズル3の上部に形成されている撚り部T2がそのままの形状を保つように、コア4の回転に伴って巻線ノズル3を降下させる。
[第4工程]
その後、図2(D)に示すように、巻線ノズル3を前記正回転の回転数と同じ回数(上述の例では10回)だけ逆回転することによって、図2(C)に示したワイヤー1の撚り部T2の撚りを戻すとともに、巻線ノズル3の下部にワイヤー1の撚り部T3を形成する。
[第5工程]
その後、図2(E)に示すように、コア4を図に示す方向に回転させて、巻線ノズル3の下部に形成されていた撚り部T3をコア4に巻き取る。
[第6工程]
最後に、図3に示すように、ワイヤー1の一部(後に切り離しによって終端となる元部)をコア4の外部電極部4c,4dにそれぞれ熱圧着し、取り付けるとともに切断する。
その後は、ワイヤー1の先端部をクランプする治具で、図2(A)に示したように、次のコア4の外部電極部4a,4bに対して接続する。
以降、上記工程1〜工程6を繰り返すことによって巻線型コイル部品を連続的に製造する。
この発明によれば、図2(B)に示した巻線ノズル3の正回転及び図2(D)に示した逆回転のいずれにおいてもワイヤー1に対して撚りを加えることができ、従来のように巻線ノズル3の上部に形成された撚りを戻すための無駄な工程が不要であるので、リードタイムを削減でき、低コスト化を図ることができる。また、ワイヤー1の先端をクランプしたまま巻線ノズル3とともに逆回転により巻線ノズル3の上部のワイヤーの撚りを戻す治具が不要となり製造装置のコストも削減できる。
図4は、従来方法により製造された巻線型コイル部品と本発明の実施形態による巻線型コイル部品とについて、その特性の違いを示す図である。
図4の横軸は周波数、縦軸はノーマルモード(ディファレンシャルモード)インピーダンスZdである。この発明によれば、コア4に対して2本のワイヤー1を撚った状態で巻回する際、第1方向に撚った部分と、それとは逆の第2方向に撚った部分とを備えるため、2つワイヤー間では撚り方向が打ち消されることになるので、図4に示すように従来構造の巻線型コイル部品に比べてノーマルモードインピーダンスZdが低くなる。そのため、コモンモードをチョークコイルとして用いた際に信号品位を劣化させることが少ないという効果を奏する。
なお、以上に示した例ではコアに対して2本のワイヤーを撚った状態で巻回したが、本発明は3本以上のワイヤーを撚ったものにも同様に適用できる。
従来の巻線型コイル部品の製造方法を示す図である。 この発明の実施形態に係る巻線型コイル部品の製造方法を示す図であり、図2(A)〜図2(E)は、第1の工程から第5の工程の各工程での状態を示している。 この発明の実施形態に係る巻線型コイル部品の第6の工程での状態を示している。 従来方法により製造された巻線型コイル部品と本発明の実施形態による巻線型コイル部品とについて、その特性の違いを示す図である。
符号の説明
1…ワイヤー
1S…先端
2…ワイヤーガイド
3…巻線ノズル
4…コア
4a,4b…外部電極部
4c,4d…外部電極部
T1,T2,T3…撚り部

Claims (1)

  1. 複数本のワイヤーをワイヤーガイド及び巻線ノズルを通し、前記ワイヤーの先端をコアの外部電極部に接続する第1の工程と、
    巻線ノズルを所定回数だけ正回転させて、前記巻線ノズルの上方及び下方に前記ワイヤーの撚り部をそれぞれ形成する第2の工程と、
    コアを回転させて、前記巻線ノズルの下方の前記ワイヤーの撚り部を前記コアに巻回する第3の工程と、
    前記巻線ノズルを逆回転させて、前記巻線ノズルの上方の撚り部の撚りを戻すとともに前記巻線ノズルの下方に撚り部を形成する第4の工程と、
    前記コアを回転させ、前記巻線ノズルの下方の前記ワイヤーの撚り部を前記コアに巻回する第5の工程と、
    前記ワイヤーの元部を前記コアの外部電極部に接続する第6の工程と、
    を順に処理する巻線型コイル部品の製造方法。
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