JP2011129313A - 端子ピン接続構造及び方法 - Google Patents

端子ピン接続構造及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011129313A
JP2011129313A JP2009285281A JP2009285281A JP2011129313A JP 2011129313 A JP2011129313 A JP 2011129313A JP 2009285281 A JP2009285281 A JP 2009285281A JP 2009285281 A JP2009285281 A JP 2009285281A JP 2011129313 A JP2011129313 A JP 2011129313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal pin
magnet wire
winding
wound around
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009285281A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Nagai
学 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP2009285281A priority Critical patent/JP2011129313A/ja
Publication of JP2011129313A publication Critical patent/JP2011129313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、端子ピンの周面に形成された溝を用いてマグネットワイヤを巻き付けることにより、重なりをなくすことを目的とする。
【解決手段】本発明による端子ピン接続構造及び方法は、端子ピン(2)の周面(2a)に形成した溝(5)内にマグネットワイヤ(3)の巻き始め始端(3a)を係合させた後に、マグネットワイヤ(3)が端子ピン(2)の周面(2a)に巻き付けられている構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子ピン接続構造及び方法に関し、特に、端子ピンの周面に形成された溝を用いてマグネットワイヤを巻き付け、巻き始め部分のワイヤの重合をなくすための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のレゾルバ等の端子ピンへのマグネットワイヤの巻き付け構造としては、例えば、特許文献1に開示されている回転検出器における端子ピンのように、端子ピンの外周にマグネットワイヤを巻き付け、その巻き付けの具体的構造としては図3に示されるように構成されていた。
図3において、符号1で示されるものは、回転検出器等に設けられた板等からなる保持部材であり、この保持部材1に埋め込み又はインサート成形等で設けられた端子ピン2の周面2aには、マグネットワイヤ3が巻き付けられている。
前記周面2aに巻き付けられるマグネットワイヤ3は、図3の(B)で示されるように、端子ピン2の上部2bに図示しない巻線機のニードルを位置させ、巻き始め始端3aを周面2aに接触させて一気に上方へ巻き付け、数回の巻き付けが終了すると、その上端部3bを一気に下方へ降下させて降下部3cを形成する。
前記降下部3cは、前記上部2bに巻き付けられた巻き始め始端3a及び巻き付け上部3dを外側から抑えるように二重巻き状となり、その後、数回、端子ピン2の下部2cを巻回して図示しない磁極側への巻き付けが行われる。
その後、上部の巻き始め部分3AをTIG溶接等により溶接すると、(C)に示される球状の溶接部4が形成されて接続する。
米国特許第6724109号明細書
従来の端子ピンへの巻き付け構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、巻線機のニードルを用いて端子ピンにマグネットワイヤを巻き付ける場合、マグネットワイヤの先端を端子ピンに係止することができないため、図3の(B)に示されるように、マグネットワイヤの巻き始め部分が二重状となり、この二重状の状態で溶接部を形成するため、溶接を円滑に行うことが困難であった。
また、図3の(B)に示されるように、マグネットワイヤの先端を巻き付けた後に、端子ピンの上部から降下させるマグネットワイヤの降下部によって、その先端の巻き始め始端を外側から抑えて固定しなければならず、巻線機のニードルの動作が複雑となり、巻線時間の短縮化及び歩留まりの向上が困難であった。
本発明による端子ピン接続構造は、保持部材に保持された端子ピンにマグネットワイヤを巻き付け、前記端子ピンの上部とマグネットワイヤの巻き始め部分を溶接で接続するようにした端子ピン接続構造において、前記端子ピンの周面に形成された溝内に前記マグネットワイヤの巻き始め始端を係合させた後に、前記マグネットワイヤが前記端子ピンの周面に巻き付けられている構成であり、また、前記溝は、前記端子ピンの長手方向と交差する方向に形成されている構成であり、また、前記端子ピンに巻き付けられる前記巻き始め部分における前記マグネットワイヤは、互いに重なることなく巻き付けられている構成であり、また、本発明による端子ピン接続方法は、保持部材に保持された端子ピンにマグネットワイヤを巻き付け、前記端子ピンの上部とマグネットワイヤの巻き始め部分を溶接で接続するようにした端子ピン接続方法において、前記端子ピンの周面に形成された溝内に前記マグネットワイヤの巻き始め始端を係合させた後に、前記マグネットワイヤが前記端子ピンの周面に巻き付けられている方法であり、また、前記溝は、前記端子ピンの長手方向と交差する方向に形成されている方法であり、また、前記端子ピンに巻き付けられる前記巻き始め部分における前記マグネットワイヤは、互いに重なることなく巻き付けられている方法である。
本発明による端子ピン接続構造及び方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、保持部材に保持された端子ピンにマグネットワイヤを巻き付け、前記端子ピンの上部とマグネットワイヤの巻き始め部分を溶接で接続するようにした端子ピン接続構造において、前記端子ピンの周面に形成された溝内に前記マグネットワイヤの巻き始め始端を係合させた後に、前記マグネットワイヤが前記端子ピンの周面に巻き付けられていることにより、従来のように重ね巻きをする必要がなくなり、巻線作業が極めて容易となり、巻線速度の向上、歩留まりの向上を得ることができる。
また、前記溝は、前記端子ピンの長手方向と交差する方向に形成されていることにより、マグネットワイヤの先端の係合及び係止を確実に行うことができる。
また、前記端子ピンに巻き付けられる前記巻き始め部分における前記マグネットワイヤは、互いに重なることなく巻き付けられていることにより、前述のように、端子ピンに対する巻付け速度を従来よりも大幅に向上させることができる。
本発明による端子ピン接続構造及び方法を示すための工程図である。 図1の端子ピンの巻線前の拡大図である。 従来の端子ピン接続構造及び方法を示す工程図である。
本発明は、端子ピンの周面に形成された溝を用いてマグネットワイヤを巻き付け、巻き始め部分のワイヤの重合をなくすようにした端子ピン接続構造及び方法を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による端子ピン接続構造及び方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは、回転検出器等に設けられた板等からなる保持部材であり、この保持部材1に埋め込み又はインサート成形等で設けられた端子ピン2の周面2aには、マグネットワイヤ(ステータコイル)3が巻き付けられている。
前記周面2aに巻付けられるマグネットワイヤ3は、図2に特に示されるように、その巻き始め始端3aが前記周面2aに形成された溝5内に係合されて係止され、その後、ニードル(図示せず)が端子ピン2の周面2aを回ることにより、所定のピッチ又は整列巻きでマグネットワイヤ3の巻き付けが行われる。尚、この巻き始め始端3aは、ニードルの動作により、溝5内に挿入される。
前述のマグネットワイヤ3の巻き付けにより、端子ピン2の上部2bに巻き始め部分3Aが形成され、この巻き始め部分3Aから下方へ向けて巻き付けられたマグネットワイヤ3の巻き終わり部分3Bにわたっては従来の図3のような重なり合う重合部分を伴うことなく、全体を巻き付けることができる。
従って、前述のように、巻き始め部分3Aは、端子ピン2の全長にわたり、重合部分のない巻き終わり部分3Bと同様の円滑な巻付けを行うことができる。
次に、図1の(B)のように、マグネットワイヤ3の巻き付けが完了した後は、(C)に示されるように、TIG溶接等によって端子ピン2の上部2bと巻き始め部分3Aを加熱することにより、溶融して球状の溶接部4が形成され、端子ピン2とマグネットワイヤ3とは互いに一体状に接続される。
尚、前述の端子ピン2の周面2aに形成された溝5は、端子ピン2の長手方向Xと交差する方向に形成され、図1のように、直交する方向、非直交方向の何れでも可能である。
また、溝5の溝幅5Aは、マグネットワイヤ3の直径とほぼ同一又はやや大径で、図示しないニードルによって、溝5内にマグネットワイヤ3が挿入されて係合しやすく、その結果、溝5内に係止されるように構成されている。
また、前記端子ピン2の形状は、丸ピン、角ピン、楕円ピンの何れであっても可能である。
本発明による端子ピン接続構造は、回転検出器に限らず、モータ、アクチュエータ等のステータ巻線を用いる全ての機器に適用することができる。
1 保持部材
2 端子ピン
2a 周面
2b 上部
3 マグネットワイヤ
3a 巻き始め始端
3A 巻き始め部分
3B 巻き終り部分
4 溶接部
5 溝
5A 溝幅

Claims (6)

  1. 保持部材(1)に保持された端子ピン(2)にマグネットワイヤ(3)を巻き付け、前記端子ピン(2)の上部(2b)とマグネットワイヤ(3)の巻き始め部分(3A)を溶接で接続するようにした端子ピン接続構造において、
    前記端子ピン(2)の周面(2a)に形成された溝(5)内に前記マグネットワイヤ(3)の巻き始め始端(3a)を係合させた後に、前記マグネットワイヤ(3)が前記端子ピン(2)の周面(2a)に巻き付けられていることを特徴とする端子ピン接続構造。
  2. 前記溝(5)は、前記端子ピン(2)の長手方向(X)と交差する方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子ピン接続構造。
  3. 前記端子ピン(2)に巻き付けられる前記巻き始め部分(3A)における前記マグネットワイヤ(3)は、互いに重なることなく巻き付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の端子ピン接続構造。
  4. 保持部材(1)に保持された端子ピン(2)にマグネットワイヤ(3)を巻き付け、前記端子ピン(2)の上部(2b)とマグネットワイヤ(3)の巻き始め部分(3A)を溶接で接続するようにした端子ピン接続方法において、
    前記端子ピン(2)の周面(2a)に形成された溝(5)内に前記マグネットワイヤ(3)の巻き始め始端(3a)を係合させた後に、前記マグネットワイヤ(3)が前記端子ピン(2)の周面(2a)に巻き付けられていることを特徴とする端子ピン接続方法。
  5. 前記溝(5)は、前記端子ピン(2)の長手方向(X)と交差する方向に形成されていることを特徴とする請求項4記載の端子ピン接続方法。
  6. 前記端子ピン(2)に巻き付けられる前記巻き始め部分(3A)における前記マグネットワイヤ(3)は、互いに重なることなく巻き付けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の端子ピン接続方法。
JP2009285281A 2009-12-16 2009-12-16 端子ピン接続構造及び方法 Pending JP2011129313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009285281A JP2011129313A (ja) 2009-12-16 2009-12-16 端子ピン接続構造及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009285281A JP2011129313A (ja) 2009-12-16 2009-12-16 端子ピン接続構造及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011129313A true JP2011129313A (ja) 2011-06-30

Family

ID=44291696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009285281A Pending JP2011129313A (ja) 2009-12-16 2009-12-16 端子ピン接続構造及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011129313A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194861A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Showa Corp 端子と導線との接合構造および端子と導線との接合方法
US10951100B2 (en) 2015-12-08 2021-03-16 Mitsubishi Electric Corporation Winding method for electric motor stator, electric motor stator, and fan electric motor

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000091146A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Tdk Corp 電気,電子部品のワイヤ接続構造
JP2002117913A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Hitachi Ltd 金属線の溶接接合継手及びその接合方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000091146A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Tdk Corp 電気,電子部品のワイヤ接続構造
JP2002117913A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Hitachi Ltd 金属線の溶接接合継手及びその接合方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014194861A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Showa Corp 端子と導線との接合構造および端子と導線との接合方法
US10951100B2 (en) 2015-12-08 2021-03-16 Mitsubishi Electric Corporation Winding method for electric motor stator, electric motor stator, and fan electric motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6330670B2 (ja) ステータの製造方法
JP2013005541A (ja) バスバーの成形方法、バスバー
JP2007318874A (ja) 回転電機の巻線端部成形装置および成形方法
JP2014075958A (ja) 巻線装置
JP2013039001A (ja) 回転電機の固定子の製造方法及びその製造装置
JP2014087085A (ja) 回転電機、固定子結合体、及び結線基板
JP6060017B2 (ja) 回転電機用のステータの製造方法
JP2011129313A (ja) 端子ピン接続構造及び方法
KR101758807B1 (ko) 스테이터용 서포터
JP5941015B2 (ja) 回転電機用のステータの製造方法
JP5516617B2 (ja) 絶縁インシュレータ及びステータ並びにステータ製造方法
US10027209B2 (en) Method for manufacturing a stator for a rotating electrical machine
JP2009044780A (ja) 回転電機の渡り導体接合型ステータコイル
JP2007195278A (ja) 輪状ステータ
JP6629136B2 (ja) 巻線方法
JP5098854B2 (ja) ステータコイルの溶接方法
JP5622663B2 (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP5181245B2 (ja) レゾルバのステータ構造及びレゾルバ
JP2004135430A (ja) レゾルバのコイルと端子接続構造
JP6784242B2 (ja) コイル捻り装置
JP4211699B2 (ja) コイルエンドのレーシング方法
JP6805876B2 (ja) カフサ支持装置
JP2012210015A (ja) モータのステータ構造
JP7044178B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機の固定子の製造方法
JP6665027B2 (ja) 巻線装置、および巻線方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120822

A977 Report on retrieval

Effective date: 20130712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311