JP5098854B2 - ステータコイルの溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータコイルの溶接方法に関するものである。
ステータコアのスロットに挿通された多数の略U字状のセグメント導体を順次接合して形成された略U字状のセグメント導体順次接合型ステータコイルが、例えば特許文献1及び2等で提案されている。この略U字状のセグメント導体順次接合型ステータコイルは、セグメント導体の一対の脚部を回転子の略磁極ピッチだけ互いに離れたステータコアの一対のスロットに個別に挿通し、スロットから飛び出したセグメント導体の両端部を周方向へ曲げ、各セグメント導体の両脚部の先端の接合端部をアーク溶接により順次接合して形成されている。
特許文献2に記載されているような8層のセグメント導体を有するステータコイルを製造する場合、セグメント導体の溶接すべき8個の接合端部が半径方向に整列された接合端部の列をステータコア1の一端側に多数形成する。図7はそのような接合端部の一つの列及びその周辺に配置される電極類を模式的に示したものである。8個の接合端部に内周側から1番、2番、・・・、8番と序数を付けたとき、1番2番、3番4番、5番6番、及び7番8番の接合端部がそれぞれ第1〜第4の接合ペア33p1〜33p4を作って溶接される。溶接は、溶接対象の接合端部の上方に配置された溶接トーチ104と接合端部との間に発生するアークによってなされ、溶接電流は共通電極103及び内押圧電極101又は外押圧電極102をとおして流れる。従来、溶接は図中の丸数字で示してある順序で内周側から外周側へ順に進むように行われている。
特開2004−48941号公報 特開2008−79353号公報
しかしながら、前述したように内周側から外周側へ順に接合端部の溶接を進めると、第3の接合ペア33pの溶接の不良率が他に比べて高いという問題があった。また発生した溶接不良は接合端部のアースの不良が原因であって、このアースの不良は、6番の接合端部に本来接触すべき共通電極103が接触しないことにより生じることがわかった。
本発明は前述した課題に鑑みてなされたもので、その目的は、セグメント導体の接合端部の安定した溶接品質を確保できるステータコイルの溶接方法を提供することである。
本発明は、上記課題を達成するための技術的手段として、たとえ接合端部と共通電極との接触が不十分であったとしても接合端部がアースに確実に接続されるステータコイルの溶接方法を提供する。
請求項1に記載された本発明は、ステータコア(1)のスロット(35)に挿通された略U字状の多数のセグメント導体(33)を具備するステータコイル(3)の溶接方法であって、ステータコア(1)の一端側で半径方向に一列に整列されたセグメント導体(33)の8個の接合端部(33c)からなる接合端部(33c)の列が多数列形成されたステータコイル(3)の半完成品にして、整列された8個の接合端部(33c)に内周側から1番、2番、・・・、8番と序数を付したとき、1番と2番、3番と4番、5番と6番、及び7番と8番の一対の接合端部(33c)が第1、第2、第3、及び第4の接合ペア(33p1、33p2、33p3、33p4)をそれぞれ形成し、接合端部(33c)の一の列における1番と4番、2番と3番、6番と7番、及び5番と8番の接合端部(33c)がセグメント導体(33)によってそれぞれ互いに電気的に接続しているステータコイル(3)の半完成品の第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)を溶接する工程を含み、溶接する工程が、1番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、8番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)をアーク溶接する段階とを含んでおり、アーク溶接する段階において、第2の接合ペア(33p2)が第1の接合ペア(33p1)の溶接後に溶接され、及び第3の接合ペア(33p3)が第4の接合ペア(33p4)の溶接後に溶接されることを特徴とするものである。
これにより、第2又は第3の接合ペアを溶接するときにはそれぞれ第1又は第4の接合ペアが既に溶接されており、その結果、3番と4番及び5番と6番の接合端部(33c)に共通電極(103)が接触していない場合であっても、3番と4番及び5番と6番の接合端部(33c)は、1番と2番及び7番と8番の接合端部(33c)をそれぞれ介してアースに接続されており、従ってそれらは安定に溶接され得る。
本発明では、アーク溶接する段階において、接合端部(33c)の一の列における異なる番号の接合ペアよりも、接合端部(33c)の他の列における同一番号を有する接合ペアを先に溶接するように溶接の順序が定められていることが好適である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明による好適な実施形態の、略U字状のセグメント導体を具備するステータコイルの溶接方法について図面を参照しながら説明する。最初に、本発明による方法が適用されるステータコイル及びその構成要素である略U字状のセグメント導体について説明する。ただし、そのようなステータコイル及び略U字状のセグメント導体及びその製造方法は、前述した特許文献1及び特許文献2等から良く知られているので概略的に記すにとどめる。
図1は、本発明による溶接方法によって製造されたステータコイル3を含む回転電機10の縦断面図である。図2は、略U字状のセグメント導体33がステータコア1のスロット35に挿入されるところを示す斜視図である。図3は、略U字状のセグメント導体33がスロットに挿入された後の形態を示す斜視図である。図4は、ステータコア1に設けられたスロット35内におけるセグメント導体33の収容状態を示す部分断面図である。
図1に示される回転電機10は、車両のエアコンの圧縮機動力発生用のモータ10として使用されるものである。モータ10は、ステータコア1、ロータ2、ステータコイル3、ハウジング4、及び回転軸7を含んで構成されている。ステータコア1は、ハウジング4の周壁内周面に固定されている。また、ステータコア1は、本実施形態では96個のスロット35を有しており、これらのスロット35にステータコイル3が巻装されている。ロータ2は、ハウジング4に回転自在に支持された回転軸7に固定されたIPM型ロータ2であり、ステータコア1の内径側に配置されている。ステータコイル3は、三相電機子巻線であって、外部のバッテリに接続された三相インバータから給電されている。
このモータ10は、永久磁石型三相ブラシレスDCモータ10(同期モータ)であるが、モータ構造としては、公知の種々の形式に置換可能である。このような種々の形式の同期機自体は周知であるので動作原理についての説明は省略する。
ステータコイル3は、ステータコア1の一方の端面側に全体としてリング状に存在する頭部側コイルエンド部31と、ステータコア1の他方の端面側に全体としてリング状に存在する端部側コイルエンド部32と、スロット35内に存在するスロット導体部とに区分される。図1において、頭部側コイルエンド部31は、各セグメント導体33の略U字状の頭部により構成され、端部側コイルエンド部32は、各セグメント導体33の後述する飛び出し端部及び接合端部により構成されている。
ステータコイル3は、図2に示す一対の略U字状のセグメント導体33をステータコア1の一方の端面側からステータコア1の異なる二つのスロット35に挿通し、各セグメント導体33の飛び出し端部をスロット35からステータコア1の他方の端面側に必要な長さだけ突出させる。次いで、図示しない専用の成形装置を使って各セグメント導体33の飛び出し端部を周方向にほぼ電気角でπ/2だけそれぞれ捻り、図3に示されるように成形した後、各セグメント導体33の飛び出し端部の先端の接合端部を所定の組み合わせで溶接することにより形成される。また、セグメント導体33は、溶接部分即ち前記接合端部を除いて樹脂皮膜で被覆されている。
セグメント導体33はその略U字状の頭部の大きさの違う2種類のものをペアにしてスロット35に挿入される。今後、サイズを区別して呼ぶ必要があるとき、参照符号に添え字1又は2が付され、大きいセグメント導体33を大セグメント導体331、小さいセグメント導体33を小セグメント導体332と呼ぶ。また、大セグメント導体331と小セグメント導体とのペアをセグメント導体セットSと呼び、前記セグメント導体セットSは、図1に示されるように、内周側に配置されたものの参照符号がS1及び外周側に配置されたものの参照符号がS2と付番される。
次に、大セグメント導体331及び小セグメント導体332とからなるセグメント導体セットSについて図2及び図3を参照してより詳しく説明する。
大小のセグメント導体331、332は、矩形断面を有する線材あるいは板材から形成されており、ほぼU字状のターン部としての頭部33b1、33b2と、この頭部の両端から直線的に延びて異なるスロット35に収容される一対のスロット導体部33aL1、33aR1及び33aL2、33aR2をそれぞれ備えている。ここで前記参照符号の添え字のLとRは、一対のスロット導体部33aのうち図2の左側のスロット35L又は右側のスロット35Rに挿入されるものであることを表している。各セグメント導体331及び332はスロットに挿入された後、図示しない成形機によって図3に示されるように成形されることにより、両スロット導体部から半径方向かつ図の上方へ延びる一対の飛び出し端部33dL1,33dR1及び33dL2,33dR2と、前記一対の飛び出し端部の先端にそれぞれ形成された接合端部33cL1、33cR1及び33cL2、33cR2とを有する。
図3に示されるように、大セグメント導体331の二つのスロット導体部33aL1と33aR1は異なるスロット35にそれぞれ収容され、小セグメント導体332の二つのスロット導体部33aL2と33aR2は大セグメント導体331のスロット導体部33aL1及びスロット導体部33aR1とそれぞれ同じスロットに収容される。
図3では、実線で示された大小のセグメント導体331,332と共に別の大小のセグメント導体331´、332´の各部分が破線で示されており、別のセグメント導体331´、332´の各部分は、実線で示されたセグメント導体と同様の参照符号にダッシュ「´」を付加された参照符号を有している。
図3では、スロットは図示されないが、最内周側のスロット導体部33aL1と中内層のスロット導体部33aL2がステータコア1の一のスロット35Lに収容される場合、同じ大セグメント導体331及び小セグメント導体332の最外層のスロット導体部33aR1と中外層のスロット導体部33aR2は、この一のスロット35Lから所定奇数磁極ピッチT離れた他のスロット35Rに収容されている。また、小セグメント導体332の頭部33b2は大セグメント導体331の頭部33b1に囲まれるようにして配置されている。
ステータコア1の各スロット35におけるセグメント導体33のスロット導体部の配置の状態を図4を用いて説明する。本実施形態の場合、各スロット35には半径方向に一列に8本のスロット導体部33aが収容されており、スロット導体部33aは内周側から33aL1、33aL2、33aR2´、33aR1´の順で4本が収容され、さらに同様の4本のセットがその外側に収容されている。本明細書では説明のために、このようにスロット35に収容されたスロット導体部33aに対して内周側から1番、2番、...8番の序数を付すこととする。
次に、ステータコイル3の溶接が施される接合端部33cについて、図5及び図6を参照して説明する。図5は、ステータコアの一端側で溶接のために整列された接合端部33cと、溶接のために配置された内押圧電極101と、外押圧電極102と、串状の共通電極103を模式的に示すステータコイル3と電極の部分平面図である。図6は、一列の接合端部33cと各電極を模式的に示すステータコイル3と電極の部分縦断面図である。
図5に示されるように接合端部33cは8個が一列に整列される。8個の接合端部33cに内周側から1番、2番、・・・、8番と序数を付したとき、8個の接合端部33cは、隣接する奇数番と偶数番のものが余りを作らないようにペアにされて互いに溶接される。本明細書では、溶接されるそのような接合端部33cのペアを接合ペア33pと呼ぶこととする。具体的には、1番2番、3番4番、5番6番、及び7番8番の接合端部33cが第1〜第4の接合ペア33p1〜33p4をそれぞれ作っている。
また、図6に示されるように、2番と3番の接合端部33cは一つの小セグメント導体332の一対の接合端部33cL2と33cR2からそれぞれなるものであり、同様に6番と7番の接合端部33cは他の一つの小セグメント導体332の一対の接合端部33cL2と33cR2からそれぞれなるものである。一方、1番と4番の接合端部33cは互いに異なる大セグメント導体331の接合端部33cL1と33cR1からなるものであり、同様に5番と8番の接合端部33cも互いに異なる大セグメント導体331の接合端部33cL1と33cR1からなるものである。但し、1番と4番、及び5番と8番の接合端部33cは図示されない他のセグメント導体を介してそれぞれ互いに電気的に接続している。
本実施形態では、溶接はアーク溶接により行われるため、内押圧電極101、外押圧電極102、共通電極103、及び溶接トーチ104が用いられる。内押圧電極101及び外押圧電極102は1番及び8番の接合端部33cにそれぞれ接触して1番及び8番の接合端部33cを半径方向に押圧することができる。
共通電極103は、内周側に先細のテーパの付いた串状の平面形状を有しており、隣接する2列の接合端部33cの列の間に配置され、2列の各接合端部33cの側面に接触するように形成されている。
溶接は、溶接対象となる接合ペア33pの軸方向上方に所定の空間をあけて配置された溶接トーチ104と接合ペア33pとの間に発生するアークによってなされ、溶接電流は接合端部33cから共通電極103に流れるだけでなく、内押圧電極101及び外押圧電極102にも流れる。
また、ステータコイル3が巻装されたステータコア1及び各電極は図示しない回転移動装置に連結されて一体に回転し且つ所定の角度位置で停止されることが可能であり、また溶接トーチ104は図示しない移動アームに連結されて半径方向に移動し所定の半径方向位置で停止されることが可能である。したがって本実施形態では、ステータコイル側の回転と溶接トーチ104の半径方向の移動を組み合わせることにより、溶接トーチ104の接合ペア33pに対する位置決めが行われる。
本実施形態の溶接方法では、溶接順序は図6の丸数字で示されるように、第1の接合ペア33p1の溶接の後に第2の接合ペア33p2が溶接され、第4の接合ペア33p4の溶接の後に第3の接合ペア33p3が溶接される。さらに本実施形態では、接合端部33cの一つの列内における異なる番号の接合ペアよりも、接合端部33cの他の列における同一番号を有する接合ペアが先に溶接される。
次に、前述した溶接方法のより具体的な手順の一例を示す。なお、接合端部33cの列数はNであるとする。
最初に、内押圧電極101を1番の接合端部33cに、外押圧電極102を8番の接合端部33cに、及び共通電極103を1番〜8番の接合端部33cに接触させる。
接合端部33cの第1の列における第1の接合ペア33p1の溶接を行う。
次に、前記第1の列に隣接する第2の列から第Nの列における第1の接合ペア33p1の溶接を同様に行う。
次に、第1の列における第2の接合ペア33p2の溶接を行う。
次に、第2の列から第Nの列における第2の接合ペア33p2の溶接を同様に行う。
次に、第1の列における第4の接合ペア33p4の溶接を行う。
次に、第2の列から第Nの列における第4の接合ペア33p4の溶接を同様に行う。
次に、第1の列における第3の接合ペア33p3の溶接を行う。
次に、第2の列から第Nの列における第3の接合ペア33p3の溶接を同様に行い、一つのステータコイルにおける接合ペア33pの溶接が完了する。
本発明の実施形態において溶接の順序を前述したように規定している理由を5番と6番の接合端部33cからなる第3の接合ペア33p3を例に以下に説明する。
5番の接合端部33cは、それに共通電極103が接触していない場合であっても、8番の接合端部33cに電気的に接続しているので8番の接合端部33cを介して外押圧電極102に電気的に接続しており、一方6番の接合端部33cは、それに共通電極103が接触していない場合であっても、同一のセグメント導体の7番の接合端部33cに電気的に接続し、そして、第3の接合ペア33p3を溶接するときに第4の接合ペア33p4が既に溶接されていることにより、6番の接合端部33cも、7番の接合端部33cと、7番の接合端部33cに既に溶接された8番の接合端部33cとを介して外押圧電極102に電気的に接続されるためである。
(その他の実施形態)
前述の実施形態の溶接方法では、第1の接合ペア33p1を最初に溶接したが、最初に第4の接合ペア33p4を溶接し、次に第3の接合ペア33p3、第1の接合ペア33p1、及び第2の接合ペア33p2という順序で溶接を進めてもよい。
本発明による方法によって製造されたステータコイルを含む回転電機の縦断面図である。 ステータコアのスロットに挿入される略U字状のセグメント導体を示す斜視図である。 スロットに挿入されて成形された略U字状のセグメント導体を示す斜視図である。 スロット内におけるセグメント導体の収容状態を示す部分断面図である。 ステータコイル及び電極の模式的な部分平面図である。 ステータコイル及び電極の模式的な部分縦断面図である。 ステータコイル及び電極の模式的な部分縦断面図である。
符号の説明
1 ステータコア
3 ステータコイル
33 セグメント導体
33c 接合端部
33p 接合ペア
101 内押圧電極
102 外押圧電極
103 共通電極
104 溶接トーチ

Claims (4)

  1. ステータコア(1)のスロット(35)に挿通された略U字状の多数のセグメント導体(33)を具備するステータコイル(3)の溶接方法であって、
    前記ステータコア(1)の一端側で半径方向に一列に整列された前記セグメント導体(33)の8個の接合端部(33c)からなる接合端部(33c)の列が多数列形成されたステータコイル(3)の半完成品にして、前記整列された8個の接合端部(33c)に内周側から1番、2番、・・・、8番と序数を付したとき、1番と2番、3番と4番、5番と6番、及び7番と8番の一対の接合端部(33c)が第1、第2、第3、及び第4の接合ペア(33p1、33p2、33p3、33p4)をそれぞれ形成し、前記接合端部(33c)の一の列における前記1番と4番、2番と3番、6番と7番、及び5番と8番の接合端部(33c)がセグメント導体(33)によってそれぞれ互いに電気的に接続しているステータコイル(3)の半完成品の前記第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)を溶接する工程を含み、
    前記溶接する工程が、前記1番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、前記8番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、前記第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)をアーク溶接する段階とを含んでおり、
    前記アーク溶接する段階において、前記第2の接合ペア(33p2)が前記第1の接合ペア(33p1)の溶接後に溶接され、及び前記第3の接合ペア(33p3)が前記第4の接合ペア(33p4)の溶接後に溶接されることを特徴とする、ステータコイル(3)の溶接方法。
  2. 前記アーク溶接する段階において、前記接合端部(33c)の一の列における異なる番号の前記接合ペア(33p)よりも、前記接合端部(33c)の他の列における同一番号を有する接合ペア(33p)を先に溶接するように溶接の順序が定められていることを特徴とする、請求項1に記載のステータコイル(3)の溶接方法。
  3. 前記1番の接合端部(33c)をアースに接続する前記段階において、前記1番の接合端部(33c)に接触するとともに前記1番の接合端部(33c)を半径方向に押圧する内押圧電極が用いられ、
    前記8番の接合端部(33c)をアースに接続する前記段階において、前記8番の接合端部(33c)に接触するとともに前記8番の接合端部(33c)を半径方向に押圧する外押圧電極が用いられることを特徴とする、請求項1又は2に記載のステータコイル(3)の溶接方法。
  4. ステータコア(1)のスロット(35)に挿通された略U字状の多数のセグメント導体(33)を具備するステータコイル(3)を製造する方法であって、
    前記ステータコア(1)の一端側で半径方向に一列に整列された前記セグメント導体(33)の8個の接合端部(33c)からなる接合端部(33c)の列が多数列形成されたステータコイル(3)の半完成品にして、前記整列された8個の接合端部(33c)に内周側から1番、2番、・・・、8番と序数を付したとき、1番と2番、3番と4番、5番と6番、及び7番と8番の一対の接合端部(33c)が第1、第2、第3、及び第4の接合ペア(33p1、33p2、33p3、33p4)をそれぞれ形成し、前記接合端部(33c)の一の列における前記1番と4番、2番と3番、6番と7番、及び5番と8番の接合端部(33c)がセグメント導体(33)によってそれぞれ互いに電気的に接続しているステータコイル(3)の半完成品を準備する工程と、
    前記第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)を溶接する工程とを含む、ステータコイル(3)を製造する方法において、
    前記溶接する工程が、前記1番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、前記8番の接合端部(33c)をアースに接続する段階と、前記第1〜第4の接合ペア(33p1〜33p4)をアーク溶接する段階とを含んでおり、
    前記アーク溶接する段階において、前記第2の接合ペア(33p2)が前記第1の接合ペア(33p1)の溶接後に溶接され、及び前記第3の接合ペア(33p3)が前記第4の接合ペア(33p4)の溶接後に溶接されることを特徴とする、ステータコイル(3)を製造する方法。
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