JP6218326B2 - 巻線装置及び巻線方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数本の線材を撚りながら被巻線部材に巻回する巻線装置及び巻線方法に関するものである。
従来、小型電子機器等に用いられるトランスやチップコイルとして、複数本の線材を互いに平行に設けられた複数本のノズルに別々に通し、その複数本のノズルをそのノズルと平行な回転軸周りに回転させてその線材を予め撚り、その撚った状態の線材を被巻線部材に巻回させる巻線方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、この巻線方法では、線材間の密着度を向上させることができるとしている。
特開平11−97274号公報
しかし、複数のノズルに別々に通された複数の線材が別々のスプールに巻回されて貯線されたものである場合には、そのスプール側において問題が生じる。即ち、複数のスプールから別々に巻回されて貯線された線材は、そのスプールから巻解かれて複数のノズルに別々に挿通されることになる。
そして、その複数本のノズルを回転させて、ノズルから繰出される線材を撚って、その撚った状態の線材を被巻線部材に巻回させるとすると、複数のスプールからノズルにまで延びる複数の線材も、そのスプールとノズルの間で撚られることになる。従って、被巻線部材に巻かれる複数の線材の撚る量は、スプールとノズルの間で撚ることのできる回数に限られ、比較的多くの回数において線材を撚ることができない未だ解決すべき課題が残存していた。
また、複数本のノズルを回転させて、ノズルから繰出される線材を撚った状態で被巻線部材に巻回させた後には、複数本のノズルを逆方向に回転させて、スプールとノズルの間の線材の撚りを解消させなければ、次の巻線を行うことができない。このため、連続的な巻線が困難になる不具合もある。
更に、ノズルから繰出される線材を撚った状態で被巻線部材に巻回させ、その密着度を高めるには、複数の線材を所定のピッチで規則正しく撚る必要があり、いずれかの線材が真っ直ぐに伸びて、その周囲に他の線材が周回するような撚られ方は好ましくない。このため、複数本のノズルを回転させて繰出される線材を撚るには、各ノズルから繰出される線材の張力を略等しくして、その張力変動を極力押さえる必要がある。
本発明の目的は、複数のノズルに別々に通された複数の線材が別々のスプールに巻回されて貯線されたものであっても、線材を撚るために回転させるノズルの回数に限界はなく、かつ連続的な巻線を可能とする巻線装置及び巻線方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、各ノズルから繰出される線材の張力を略等しくして、規則正しく撚られた複数の線材を被巻線部材に巻回し得る巻線装置及び巻線方法を提供することにある。
本発明は、複数のスプールから別々に巻解かれた複数の線材が別々に挿通されて繰出す複数のノズルと、複数のノズルを略平行に保持するノズル保持手段と、ノズル保持手段を複数のノズルと略平行な回転軸の回りで回転させるノズル回転駆動手段と、ノズル回転駆動手段を制御する制御手段とを備え、回転する複数のノズルからそれぞれ繰出される複数の線材を撚りつつ被巻線部材の外周に巻回する巻線装置である。
その特徴ある構成は、複数のスプールを略平行に支持するスプール支持手段と、スプール支持手段を複数のスプールと略平行であってノズル保持手段の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで回転させるスプール回転駆動手段とを備え、制御手段は、ノズル保持手段の回転と同期してスプール支持手段を回転させるようにスプール回転駆動手段を制御するところにある。
この場合、スプール支持手段に、複数のスプールから別々に巻解かれた複数の線材に別々に所定の張力を加える複数のテンション装置が設けられることが好ましく、複数のテンション装置は、スプールから巻解かれた線材を移動可能に挟持する挟持手段と、挟持手段からノズル方向に延びる様に設けられた芯棒と、芯棒の先端に枢支された第1折り返しプーリと、芯棒に移動可能に設けられたスライダと、スライダを第1折り返しプーリから遠ざける方向に付勢する付勢手段と、スライダに枢支され挟持手段を通過して第1折り返しプーリにより折り返されて挟持手段に向かう線材をノズルに向かうように再び折り返す第2折り返しプーリとをそれぞれ備えることが更に好ましい。
そして、挟持手段が、スプールから巻解かれた線材に沿う固定摺接部材と、スプール支持手段の回転方向に移動可能に設けられ固定摺接部材とともに線材を挟む可動摺接部材と、スプール支持手段の回転方向に延びて設けられ可動摺接部材を固定摺接部材に押しつけるように付勢するコイルスプリングとを備えることもできる。
一方、別の本発明は、略平行に保持された複数のスプールから別々に巻解かれた複数の線材を略平行に保持された複数のノズルに別々に挿通させ、複数のノズルを複数のノズルと略平行な回転軸の回りで回転させて、複数のノズルに挿通されてそれぞれ繰出される複数の線材を撚りつつ被巻線部材の外周に巻回する巻線方法である。
その特徴ある点は、複数のスプールを複数のスプールと略平行であって複数のノズルの回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで、複数のノズルの回転と同期して回転させるところにある。
上記本発明の巻線装置を用いて端子を有する被巻線部材への巻線方法であれば、複数のノズルから繰出される複数の線材の各々の先端を端子に固定する工程と、ノズル回転駆動手段により複数のノズルを回転し複数の線材を撚りつつ被巻線部材から一定長さの撚り部を形成する工程と、回転する複数のノズルからそれぞれ繰出される複数の線材を撚りつつ軸回りで回転する被巻線部材の外周に巻回する工程とを備え、制御手段は、被巻線部材の回転する速度に対応して撚り部の長さを一定に保つようにノズル回転駆動手段により複数のノズルの回転を制御することを特徴とする巻線方法である。
本発明の巻線装置及び巻線方法では、複数のスプールを複数のノズルの回転と同期して回転させる。このため、複数のノズルに別々に通された複数の線材が別々のスプールに巻回されて貯線されたものであって、線材を撚るために複数本のノズルを回転させても、それとともに複数のスプールも回転するので、スプールとノズルの間の線材が撚られることは無い。よって、被巻線部材に巻かれる複数の線材の撚る量に限界を生じさせることはない。
また、撚った状態の線材を被巻線部材に巻回させた後に、複数本のノズルを逆方向に回転させて、スプールとノズルの間の線材の撚りを解消させることも必要なくなり、このようなよりもどしを行うことなく次の巻線が可能になるので、連続的な巻線が可能となる。
そして、複数のスプールから別々に巻解かれた複数の線材に別々に所定の張力を加える複数のテンション装置を設ければ、各ノズルから繰出される線材の張力は略等しくなり、その張力変動を押さえて、所定のピッチで規則正しく撚られた線材を被巻線部材に巻回させることができる。
本発明実施形態の巻線装置の側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 そのテンション装置を示す図2のF方向から見た図である。 図5のE−E線断面図である。 その線材巻線機構の正面図である。 その線材巻線機構の上面図である。 その線材巻線機構の側面図である。 その被巻線部材とそれを支持するチャックを示す斜視図である。 その被巻線部材をチャックに支持させて線材を一方の端子に固定する状態を示す斜視図である。 その被巻線部材からノズルに延びる複数の線材を撚った状態を示す斜視図である。 その回転させたノズルから繰出されて撚られた線材を巻胴部に巻回させる状態を示す斜視図である。 その巻終わりの線材を被巻線部材の他方の端子に固定する状態を示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の巻線装置を図1に示す。本発明の巻線装置9は、複数本の線材17を繰出す線材操出機構60と、その線材操出機構60から繰出された複数本の線材17を被巻線部材11に巻回させる線材巻線機構10とを有する。ここで、互いに直交するX、Y、Zの三軸を設定し、X軸が水平前後方向、Y軸が水平横方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして本発明の巻線装置9について説明する。
先ず、巻線装置9における線材巻線機構10を説明する。
この実施の形態における線材巻線機構10には、線材17が巻回される被巻線部材11を装着可能なチャック13が備えられる。
図10に示すように、この実施の形態における被巻線部材11は、誘電体、磁性体、絶縁体セラミックスやプラスチックスなどの絶縁性材料より成り、巻胴部11cの両端部に鍔部11a,11bが形成されたボビンである。この被巻線部材11の巻胴部11cは断面が方形を成し、その両端部における鍔部11a,11bは、チャック13により把持可能な方形を成して形成される。そして、各鍔部11a,11bには、後述する線材17が固定される端子である電極11d,11eが2カ所づつ形成される。
このような被巻線部材11を把持するチャック13は、図9に示すように、基台10aに設けられたチャック用モータ14の鉛直方向(Z軸方向)に延びる回転軸14aの上端部に同軸に取付けられる。よって、チャック13は、このチャック用モータ14を介して基台10aに設けられる。そのチャック用モータ14を基台10aに固定する取付部材16は、基台10aにボルト16aにより固定される台板16bと、その台板16bに溶接されてZ軸方向に伸びる壁板16cと、その壁板16cの上部に溶接されてた水平な上板16dとを備え、この上板16dにチャック用モータ14がその回転軸14aをZ軸方向に延ばして取付けられる。
なお、本実施の形態においては、被巻線部材11を装着する手段としてチャック13を用いているが、被巻線部材11の形状によっては、コレット式や冶具芯式と呼ばれる他の方法を採用することも可能である。
図9の拡大図D及び図10に示すように、チャック13は、回転軸14aに同軸に接続する円盤状の大径部13aと、その大径部13aに同軸に連続するように設けられた主把持部13bと、その主把持部13bに枢支された揺動片13cとを有する。主把持部13bに重なった揺動片13cはその主把持部13bにピン13dにより枢支され、そのピン13dより先端側の揺動片13cは主把持部13bに重なった状態で、図10に示すように、被巻線部材11の下端部における鍔部11bを包囲して支持する凹部13fが形成される。
この凹部13fに収容された鍔部11bを揺動片13cと主把持部13bの先端が挟持することにより(図11)、このチャック13は被巻線部材11の鍔部11bを把持可能に構成される。凹部13fは鍔部11bの電極11eが設けられた側面を表出させるようにその一部が切り欠かれ、その電極11eが表出する側の主把持部13b及び揺動片13cには、複数の下側係止ピン13jが設けられる。
図11に示すように、この下側係止ピン13jは、これに掛け回されて上側に引き回された線材17が、被巻線部材11における電極11eに重ねられる様な位置に設けられる。
また、図9の拡大図に示すように、ピン13dより大径部13a側の揺動片13cと主把持部13bとの間にはそれらの間隔を拡大して、揺動片13cの先端と主把持部13bの先端により被巻線部材11の端部における鍔部11a,11bを把持するように付勢するコイルスプリング13eが介装される。
そして、このスプリング13eの付勢力に抗して、ピン13dより大径部13a側の揺動片13cと主把持部13bとの間の間隔を縮め、揺動片13cの先端と主把持部13bの先端の間を拡大させる操作突起13hがピン13dより大径部13a側の揺動片13cに形成される。
図1及び図9に示すように、このようなチャック13が回転軸14aの先端に設けられたチャック用モータ14には、この巻線装置9を制御する制御手段であるコントローラ15の制御出力が接続される。
この実施の形態におけるコントローラ15は基台10aに内蔵され、このコントローラ15からの指令によりチャック用モータ14は駆動してその回転軸14aを回転させ、その回転軸14aに設けられたチャック13をそこに支持された被巻線部材11とともに回転させ、線材操出機構60から繰出される線材17を回転する被巻線部材11の巻胴部11cに巻回するように構成される。
また、この線材巻線機構10は、線材操出機構60における複数のスプール61から別々に巻解かれた複数の線材17が別々に挿通されて繰出す複数のノズル18と、複数のノズル18を略平行に保持するノズル保持手段19を備える。
この実施の形態における線材17は、Cuよりなる導線と、その導線の外周面を被覆するように形成されて後述する半田により融解する絶縁被覆とを有する絶縁被覆導線であって、引っ張ることにより引きちぎることが可能な太さのものが用いられる場合を示す。
複数の線材17は別々のスプール61に巻回されて貯線されたものであって、この実施の形態では、2本の線材17が被巻線部材11に巻回されるものとする。そして、この2本の線材17を別々に挿通されるノズル18は、このような線材17が通過可能な管状体であって、2本設けられる。
この2本のノズル18はノズル保持手段により略平行に保持される。この実施の形態におけるノズル保持手段は、断面が円形のシャフト19であり、複数のノズル18はシャフト19の軸心に平行に、その軸心から同じ長さ偏倚してそのシャフト19に挿通支持される。
そして、このノズル保持手段であるシャフト19は、このシャフト19を複数のノズル18と略平行な中心軸の回りで回転させるノズル回転駆動手段21と、このノズル回転駆動手段21をシャフト19と複数のノズル18ともに移動させるノズル移動手段31を介して基台10aに取付けられる。
図8及び図9に示すように、ノズル回転駆動手段21は、基台10aにおける上面と平行な移動板22と、その移動板22に立設された支持壁23と、回転モータ24とを備える。複数のノズル18が挿通支持されたシャフト19は支持壁23に中心軸をY軸方向に向けて枢支される。具体的に、このシャフト19は、その中心軸がY軸方向に平行に水平になるように支持壁23の支持孔23a(図8)に貫通され、ベアリング26を介してシャフト19はその支持壁23に回転自在に支持される。
シャフト19の基端には、シャフト19の中心軸に中心軸が一致する第一プーリ27aが取付けられ、その中心軸に平行な回転軸24aを有する回転モータ24がシャフト19に隣接して設けられる。この回転モータ24は移動板22に立設された取付板28に取付けられ、その回転軸24aに第二プーリ27bが取付けられる。
そして、第一プーリ27aと第二プーリ27bの間にベルト27cが掛け回される。回転モータ24には、制御手段であるコントローラ15の制御出力が接続され、そのコントローラ15からの指令により回転モータ24が駆動してその回転軸24aが第二プーリ27bとともに回転すると、その回転はベルト27cにより第一プーリ27aに伝達され、その第一プーリ27aが設けられたシャフト19が複数のノズル18とともに回転するように構成される。
このノズル回転駆動手段21を複数のノズル18とともに三軸方向に移動させるノズル移動手段31は、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ32〜34の組み合わせにより構成される。
図9に示すように、この実施の形態では、ノズル回転駆動手段21が設けられた移動板22をY軸方向に移動可能にY軸方向伸縮アクチュエータ32のハウジング32dに取付け、そのY軸方向伸縮アクチュエータ32とともにその移動板22をZ軸方向に移動可能に、Y軸方向伸縮アクチュエータ32の従動子32cがZ軸方向伸縮アクチュエータ33のハウジング33dにアングル部材35を介して取付けられる。
また、そのY及びZ軸方向伸縮アクチュエータ32,33とともにその移動板22をX軸方向に移動可能に、そのZ軸方向伸縮アクチュエータ33の従動子33cがX軸方向伸縮アクチュエータ34の従動子34cに取付けられる。そして、X軸方向伸縮アクチュエータ34のハウジング34dがX軸方向に伸びて基台10aに固定される。
図8に示すように、移動板22には、ノズル回転駆動手段21とともに、ノズル18から繰出された線材17を被巻線部材11の電極11d,11e(図10)に接続可能な電熱鏝36が設けられる。この実施の形態では、被巻線部材11に形成された電極11d,11e(図10)は、各鍔部11a,11bの端縁に形成された半田層からなる。
この移動板22はノズル移動手段31により三軸方向のいずれにも移動可能であり、電極11d,11eに重ねられた線材17にその電熱鏝36を接触させることにより(図11,図14)、電熱鏝36は、それらの電極11d,11eに重ねられた線材17を加熱して半田層から成る電極11d,11eに線材17を半田付け可能に構成される。
図7及び図9に示すように、巻線装置9は、線材17の端部を把持する把持手段40を備える。この実施の形態における把持手段40は、複数のノズル18から繰出された線材17を別々に把持する複数のクランプ装置41,42であって、このクランプ装置41,42は、その挟持片41a,41b,42a,42bをクランプ13側である下方に突出させた状態で可動板44に取付けられる。
可動板44には、一方のクランプ装置41が直接取付けられ、他方のクランプ装置42はそのクランプ装置42をX軸方向に移動させて一方のクランプ装置41との距離を拡大又は縮小させるエアシリンダ43を介して可動板44に取付けられる。
このクランプ装置41,42は、圧縮エアが供給又は排気されることによりその挟持片41a,41b,42a,42bを開閉して線材17を把持又は解放するように構成され、エアシリンダ43は、圧縮エアが供給又は排気されることにより他方のクランプ装置42をX軸方向に移動させるように構成される。そして、このクランプ装置41,42及びエアシリンダ43には、コントローラ15からの指令により圧縮エアの供給又は排気が行われるように構成される。
このクランプ装置41,42は、クランプ移動手段45を介して基台10aに取付けられる。図9に示すように、クランプ移動手段45は、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ46〜48の組み合わせにより構成される。この各伸縮アクチュエータ46〜48は、上述したノズル移動手段31のものと同一構造である。
具体的に、この実施の形態では、クランプ装置41,42が設けられた可動板44をZ軸方向に移動可能にZ軸方向伸縮アクチュエータ46のハウジング46dに取付け、そのZ軸方向伸縮アクチュエータ46とともにその可動板44をY軸方向に移動可能に、Z軸方向伸縮アクチュエータ46の従動子46cがY軸方向伸縮アクチュエータ47のハウジング47dにL型ブラケット49を介して取付けられる。
また、そのZ軸及びY軸方向伸縮アクチュエータ46,47とともにその可動板44をX軸方向に移動可能に、そのY軸方向伸縮アクチュエータ47の従動子47cがX軸方向伸縮アクチュエータ48の従動子48cに取付けられる。そして、X軸方向伸縮アクチュエータ48のハウジング48dがX軸方向に伸びて架橋部材10bに取付けられる。
図7及び図9に示すように、架橋部材10bは、チャック13を跨ぐように基台10aに固定され、各伸縮アクチュエータ46〜48から成るクランプ移動手段45は、この架橋部材10bを介して、そのチャック13のZ軸方向上方に設けられる。それらの各伸縮アクチュエータ46〜48における各サーボモータ46a〜48aは、これらを制御するコントローラ15の制御出力に接続される。
そして、このクランプ移動手段45は、移動板22とともにクランプ装置41,42を移動させて、図11及び図14に示すように、ノズル18から繰出された複数の線材17のそれぞれの端部を把持し、それらの線材17を引き回すことにより、被巻線部材11に形成された電極11d,11eに線材17を重ねることができるように構成される。
また、図7〜図9に示すように、架橋部材10bにより覆われる基台10aには、係止部材51がシリンダ52を介して取付けられる。このシリンダ52は,その出没軸52aをチャック13に臨むY軸方向に延ばして基台10aに取付けられ、出没軸52aの突出端に係止部材51が取付けられる。係止部材51は、その出没軸52aに取付けられた板材51aと、その板材51aから突出する複数の上側係止ピン51bから成る。
図11及び図14に示すように、出没軸52aが突出した状態で板材51aは、チャック13が下側鍔部11bを把持する被巻線部材11の上側鍔部11aにY軸方向から接触するように構成される。そして、この状態で、板材51aから突出する複数の上側係止ピン51bに線材17を掛け回すことにより、その掛け回された線材17をチャック13が保持する被巻線部材11の電極11d,11eに重ね合わせることができるように構成される。
次に、巻線装置9における線材操出機構60を説明する。
図1に示すように、巻線装置9における線材操出機構60は、複数のスプール61を略平行に支持するスプール支持手段62と、スプール支持手段62を複数のスプール61の軸心に略平行であってノズル保持手段であるシャフト19の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで回転させるスプール回転駆動手段63とを備える。
この実施の形態におけるスプール支持手段62は、中心軸をY軸方向に向ける円盤62であって、その回転駆動手段は、回転軸をY軸方向に向ける比較的大型のサーボモータ63である。円盤62はサーボモータ63の回転軸63aに同軸に取付けられ、サーボモータ63は、その回転軸63aを線材巻線機構10に向かうY軸方向に向けて可動台60aに固定される。
線材17を貯線するスプール61の数は、上述した巻線機構10におけるノズル18の数又はそれよりも多くなるように構成され、この実施の形態では、図2に示すように、円盤62の4つのスプール61が取付けられる場合を示す。これらのスプール61は、その中心軸をY軸方向に向けて円盤62にネジ止めされるものとする。この実施の形態では2本の線材17を用いるので、円盤62に取付けられた4つのスプール61の内の2つのスプール61に線材17が巻回されて貯線されることになる。
図1に戻って、スプール回転駆動手段であるサーボモータ63には、制御手段であるコントローラ15からの制御出力が接続され、この制御手段であるコントローラ15は、ノズル保持手段であるシャフト19の回転と同期して、スプール支持手段である円盤62を回転させるように構成される。
そして、スプール回転駆動手段であるサーボモータ63のY軸方向に延びて設けられた回転軸63aを回転させることにより、スプール支持手段62である円盤62は回転して、その円盤62を複数のスプール61の中心軸と略平行であってノズル保持手段であるシャフト19の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで回転させるように構成される。
また、スプール支持手段である円盤62には、複数のスプール61から別々に巻解かれた複数の線材17に別々に所定の張力を加える複数のテンション装置64が設けられる。
この実施の形態におけるテンション装置64は全て同一であり、そのうちの1つを代表して説明する。
図5及び図6に示すように、このテンション装置64は、スプール61から巻解かれた線材17を移動可能に挟持する挟持手段66と、挟持手段66からノズル18方向に延びる様に設けられた芯棒67と、芯棒67の先端に枢支された第1折り返しプーリ68と、芯棒67に移動可能に設けられたスライダ69と、スライダ69を第1折り返しプーリ68から遠ざける方向に付勢する付勢手段71と、スライダ69に枢支され挟持手段66を通過して第1折り返しプーリ68により折り返されて挟持手段66に向かう線材17をノズル18に向かうように再び折り返す第2折り返しプーリ72とを備える。
図1に示すように、円盤62にはY軸方向に延びる支柱73を介して鉛直板74が取付けられ、その鉛直板に方形板76が円盤62と同軸に取付けられる。
図2に示すように、方形板76の4隅には切り欠き76aが形成され、この切り欠き76a部分に、スプール61から巻解かれた線材17を移動可能に挟持する挟持手段66が設けられる。
図5に示すように、本実施の形態としての挟持手段66は、スプール61から巻解かれた線材17に沿う固定摺接部材66aと、円盤62の回転方向に移動可能に設けられ固定摺接部材66aとともに線材17を挟む可動摺接部材66bと、円盤62(図2)の回転方向に延びて設けられ可動摺接部材66bを固定摺接部材66aに押しつけるように付勢するコイルスプリング66cとを備える。
固定摺接部材66aは、サファイア等の高い耐摩耗性、耐熱性を備えた部材から成り、方形板76の切り欠き76a部分にネジ止めされた取付具66dに接着される。この取付具66dには、スプール61からの線材17をその固定摺接部材66aに沿うようにY軸方向に案内する案内孔66eが固定摺接部材66aのY軸方向の両側に形成される。
取付具66dには、円盤62(図2)とともに回転する方形板76の回転方向に延びる比較的長尺の可動ピン66fが貫通して設けられ、固定摺接部材66a側に突出した可動ピン66fの一端部には取付台66gが取付けられる。この取付台66gには、固定摺接部材66aに線材17を介して対向する様に、可動摺接部材66bが接着される。
この可動摺接部材66bも固定摺接部材66aと同様に、サファイア等の高い耐摩耗性、耐熱性を備えた部材から形成され、可動ピン66fが取付台66gとともに方形板76の回転方向に移動して、可動摺接部材66bが固定摺接部材66aに接近することにより、可動摺接部材66bは固定摺接部材66aとともに線材17を挟むように構成される。
一方、取付具66dに貫通した可動ピン66fの他端側にはコイルスプリング66cが嵌入され、可動ピン66fの他端部には雄ねじ66hが形成される。この雄ねじ66hには雌ねじナット66jが螺合され、雌ねじナット66jは取付具66dとともにコイルスプリング66cを圧縮するように構成される。圧縮されたコイルスプリング66cは、雌ねじナット66jを取付具66dから遠ざける方向に符勢し、その雌ねじナット66jが螺合された可動ピン66fを他端側に引っ張って、可動摺接部材66bを固定摺接部材66aに押しつけるように付勢する。
可動摺接部材66bと固定摺接部材66aにより線材17が挟持されると、その挟持圧によりにその線材17を長手方向に移動させる力が必要になり、その線材17を長手方向に摺動移動させる力は、可動摺接部材66bを固定摺接部材66aに押しつける付勢力に比例することになる。よって、このテンション装置64は、雌ねじナット66jの螺合量を調整して、コイルスプリング66cの圧縮量を変更することにより、線材17の繰出し力を調整可能に構成される。
そして、このコイルスプリング66cは、スプール支持手段である円盤62の回転方向に延びて設けられているので、その円盤62が回転することによる遠心力が生じても、その遠心力は円盤62の半径方向に生じるので、回転方向に延びるコイルスプリング66cの付勢力に影響を与えない。よって、円盤62が回転しても、可動摺接部材66bを固定摺接部材66aに押しつける付勢力が変化することはなく、調整された線材17の繰出し力が、円盤62の回転により変化することはないものとなる。
また、このテンション装置64は、挟持手段66の近傍からノズル18方向であるY軸方向に延びて芯棒67が設けられる。この芯棒67は、挟持手段66の近傍の方形板76にその基端が取付けられる。この芯棒67は、その方形板76からY軸方向に延びてその先端に方形板76に平行な先端板77が方形板76と同軸に取付けられる。
図1に示すように、この方形板76と先端板77は、芯棒67の他に一対の保持板78がそれらを挟むように取付けられ、Y軸方向に延びる芯棒67が湾曲したりすることを防止するように構成される。
図5及び図6に示すように、芯棒67の先端に設けられた先端板77には、挟持手段66を通過した線材17を折り返す第1折り返しプーリ68が枢支される。この第1折り返しプーリ68は、枢支板79を介して先端板77に取付けられ、その先端板77の隅部に取付けられた枢支板79に第1折り返しプーリ68が枢支される。
また、方形板76と先端板77の間の芯棒67には、スライダ69がその間を往復移動可能に設けられる。このスライダ69には、挟持手段66を通過して第1折り返しプーリ68により折り返されて再び挟持手段66に向かう線材17をノズル18に向かうように再び折り返す第2折り返しプーリ72が枢支される。
また、このスライダ69と方形板76との間にはコイルスプリング71が架設され、このコイルスプリング71はスライダ69を方形板76方向に引っ張ることにより、そのスライダ69に枢支された第2折り返しプーリ72を第1折り返しプーリ68から遠ざける方向に付勢するように構成される。
そして、ノズル18に臨む先端板77には、第2折り返しプーリ72により折り返されてノズル18に向かう線材17が通過する通過孔77aが形成される。なお、付勢する機能があればコイルスプリング71に換えて他の手段を用いることも可能である。
このようなテンション装置64では、コイルスプリング71がスライダ69を方形板76方向に引っ張る力が線材17に加わり、その線材17に所定のテンションを生じさせる。このテンションはコイルスプリング71の自由長から引き延ばされた伸張量に比例し、コイルスプリング71の伸張量は、挟持手段66において線材17を長手方向に摺動移動させる力に比例することになる。
よって、このテンション装置64では、雌ねじナット66jの螺合量を調整することにより、線材17のテンションを調整することが可能になる。
図1に示すように、線材巻線機構10の基台10a及び線材操出機構60の可動台60aには、ローラ10c,60cと固定脚10d,60dがそれぞれ設けられる。固定脚10d,60dは伸縮可能に構成され、縮めた状態でローラ10c,60cが接地し、そのローラ10c,60cにより線材巻線機構10及び線材操出機構60を移動可能に構成される。そして、所望の位置で固定脚10d,60dを伸張させることにより、その線材巻線機構10及び線材操出機構60を接地するように構成される。
なお、基台10aと可動台60aを別のものとして説明したが、同一の台であってもよい。また、X軸、Y軸、Z軸方向における装置や機構の配置は、本発明の構成の範囲であれば配置を変更することも可能である。
次に、本発明の巻線方法を説明する。
本発明の巻線方法は、略平行に保持された複数のスプール61から別々に巻解かれた複数の線材17を略平行に保持された複数のノズル18に別々に挿通させ、複数のノズル18を複数のノズル18と略平行な回転軸63aの回りで回転させて、複数のノズル18に挿通されてそれぞれ繰出される複数の線材17を撚りつつ被巻線部材11の外周に巻回する巻線方法である。
その特徴ある点は、複数のスプール61を複数のスプール61と略平行であって複数のノズル18の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで、複数のノズル18の回転と同期して回転させるところにある。
上記巻線装置9を用いて端子としての電極11d,11eを有する被巻線部材11への巻線方法にあっては、複数のノズル18から繰出される複数の線材17の各々の先端を電極11eに溶着し固定する工程と、ノズル回転駆動手段21により複数のノズル18を回転させて複数の線材17を撚りつつ被巻線部材11から一定長さの撚り部17aを形成する工程と、回転する複数のノズル18からそれぞれ繰出される複数の線材17を撚りつつ軸回りで回転する被巻線部材11の外周に巻回する工程とを備え、制御手段15は、被巻線部材11の回転する速度に対応して撚り部17aの長さを一定に保つようにノズル回転駆動手段21による複数のノズル18の回転を制御することを特徴とする。
これらの各工程を以下に詳説する。
<巻初め線材溶着工程>
この線材溶着工程では、チャック13に一方の端部が把持された被巻線部材11のその一方の端部に形成された端子としての電極11eに複数のノズル18から繰出されるそれぞれの線材17を接合させる。
このため、先ず、図1に示すように、線材17が貯線された複数のスプール61を準備する。そして、この複数のスプール61をスプール保持手段である円盤62に取付ける。そして、それらのスプール61から巻解かれた線材17をノズル18に通しておく。
具体的に、この実施の形態では、テンション装置64が設けられているので、スプール61から解きほぐされた線材17は、図5及び図6に示すように、挟持手段66における案内孔66eに挿通される。
そして、第1折り返しプーリ68により折り返し、第2折り返しプーリ72により更に折り返して、先端板77の通過孔77aを通過させる。通過孔77aを通過させた線材17は、線材巻線機構10にまで案内されてノズル18に挿通され、その繰出し端は、クランプ装置41,42に把持させておく。
一方、図11に示すように、チャック13には、被巻線部材11の端部における一方の鍔部11bを把持させる。これは、被巻線部材11の一方の端部を構成する一方の鍔部11aをチャック13の先端の凹部13f(図10)に収容して、コイルスプリング13e(図9)により付勢された揺動片13cと主把持部13bの先端によりその一方の鍔部11bを挟持することにより、先端の凹部13fに収容された被巻線部材11の一方の端部を構成する鍔部11bをそのチャック13により把持させる。
次に、図11に示すように、シリンダ52の出没軸52aを突出させて、チャック13が下側鍔部11bを把持する被巻線部材11の上側鍔部11aに板材51aをY軸方向から接触させる。
そして、ノズル移動手段31及びクランプ移動手段45によりノズル18とクランプ装置41,42をそれぞれ移動させて、ノズル18(図1)の先端から繰出されてクランプ装置41,42により把持されている線材17を引き回し、下側係止ピン13jに掛け回わして上側に引き出し、その線材17を更に上側係止ピン51bに更に掛け回す。
このようにして、下側係止ピン13jと上側係止ピン51bの間の線材17を被巻線部材11の一方の鍔部11bに形成された電極11eに載せる。その後、ノズル移動手段31により電熱鏝36を移動させて、その電極11eに重ねられた線材17にその電熱鏝36を接触させることにより、線材17を加熱して電極11eを形成する半田層にその線材17をそれぞれ半田付けする。
電極11eに線材17をそれぞれ半田付けした後には、シリンダ52の出没軸52aを没入させて、被巻線部材11の上側鍔部11aから係止部材51を離間させ、ノズル移動手段31により電熱鏝36をその電極11eから遠ざける。それとともに、クランプ移動手段45(図9)によりそのクランプ装置41,42を電極11eから遠ざけて、クランプ装置41,42が把持する線材17をその電極11eの近傍において引きちぎり、その後そのクランプ装置41,42を待機位置まで移動させて待機させる。
このようにして、被巻線部材11の一方の端部を構成する鍔部11bの2つの電極11eに、ノズル18から繰出される線材17を巻初めの線材としてそれぞれ接合させる。
<撚り部形成工程>
この撚り部形成工程では、ノズル回転駆動手段21により複数のノズル18を回転し複数の線材17を撚りつつ被巻線部材11から一定長さの撚り部17aを形成する。このために、先ず、ノズル18を移動させるとともに、チャック13を被巻線部材11とともに1〜2回ほど回転させて、図12に示すように、電極11eに接合された巻初めの線材を巻胴部11cに引き込み、それに連続してノズル18から繰出される線材17を被巻線部材11の巻胴部11cに案内する。
一方の鍔部11bから線材17を巻胴部11cに引き込んだ後、ノズル回転駆動手段21(図8及び図9)により、複数のノズル18が保持されたシャフト19をその軸心を回転中心として回転させて、そのノズル18から被巻線部材11に延びる2本の線材17を撚って、撚り部17aを形成する。
このとき、図1に示すように、線材17を繰出す線材操出機構60にあっては、制御手段であるコントローラ15から制御信号により、複数のスプール61が設けられたスプール保持手段である円盤62を、複数のスプール61とともに、複数のノズル18の回転と同期してスプール回転駆動手段であるサーボモータ63により回転させる。
すると、複数のノズル18に別々に通された複数の線材17が別々のスプール61に巻回されて貯線されたものであって、線材17を撚るために複数本のノズル18を回転させても、それとともに複数のスプール61も回転し、スプール61とノズル18の間の線材17が撚られることは無い。このため、被巻線部材に巻かれる複数の線材17の撚る量に限界はなく、所望の長さの撚り部17aを形成することができる。
<線材巻回工程>
この線材巻回工程では、回転する複数のノズル18からそれぞれ繰出される複数の線材17を撚りつつ軸回りで回転する被巻線部材11の外周に巻回する。このため、巻線手段であるチャック用モータ14(図9)を駆動させて、その回転軸14aに同軸に設けられたチャック13を、そこに支持された被巻線部材11とともに回転させる。
そして、図13に示すように、複数のノズル18を回転させて、複数のノズル18から新たに繰出される線材17を撚りつつ回転する被巻線部材11の巻胴部11cに巻回させる。このとき、図13の実線矢印で示すように、ノズル移動手段31(図9)によりノズル18を被巻線部材11の軸方向に往復移動させることが好ましい。なお、ノズル18の往復移動においては、移動ピッチを規制するユニットを設けてもよい。
そして、線材17が所定数巻回されて、その所定回数巻回された線材17から成るコイル70(図14)を得る。
そして、この線材巻回工程においても、図1に示すように、制御手段であるコントローラ15は、被巻線部材11の回転する速度に対応して撚り部17aの長さを一定に保つようにノズル回転駆動手段21により複数のノズル18の回転を制御する。
即ち、撚り部形成工程において複数の線材17を所定のピッチで捩った撚り部17aを形成したけれども、この線材巻回工程においても、制御手段であるコントローラ15はノズル回転駆動手段21により複数のノズル18の回転を制御し、巻胴部11cにその撚り部17aが所定の長さ巻き取られる毎に必要な量の回転をさせて、同程度のピッチの撚り部17aを順次形成させる。
ここで、複数のスプール61から別々に巻解かれた複数の線材17には、別々に設けられた複数のテンション装置64にて所定の張力が加えるので、各ノズル18から繰出される線材17の張力を略等しくすることにより、ノズル18から繰出される線材17の張力変動が押さえられる。これにより、所定のピッチで規則正しく撚られた線材17を得て、それを被巻線部材11に巻回させることができる。
そして、この線材巻回工程にあっても、線材17を繰出す線材操出機構60にあっては、制御手段であるコントローラ15から制御信号により、複数のスプール61が設けられたスプール保持手段である円盤62を、複数のスプール61とともに、複数のノズル18の回転と同期してスプール回転駆動手段であるサーボモータ63により回転させる。そして、スプール61とノズル18の間の線材17が撚られることを防止する。
ノズル18を回転させた撚り部17aの形成は、その撚り部17aが全て巻胴部11cに巻回させるまでの長さとし、その撚り部17aが全て巻胴部11cに巻回されて、必要な所定回数巻回された線材17から成るコイル70(図14)を得られた段階で、被巻線部材11の回転を止めて線材巻回工程を終了させる。
<巻終わり線材溶着工程>
この巻終わり線材溶着工程では、チャック13に一方の端部が把持された被巻線部材11の他方の端部11aにノズル18から繰出される線材17を接合させる。このため、先ず、シリンダ52の出没軸52aを突出させて、チャック13が下側鍔部11bを把持する被巻線部材11の上側鍔部11aに板材51aをY軸方向から再び接触させる。
そして、ノズル移動手段31(図9)によりノズル18を移動させて、図14に示すように、ノズル18の先端から繰出されて巻胴部11cに巻回された線材17を、その巻胴部11cから引き出して、上側係止ピン51bにそれぞれ引っ掛ける。
このようにして、コイル70に連続する巻き終わりの線材を被巻線部材11の他方の鍔部11aに形成された電極11dに載せる。
次に、クランプ移動手段45(図9)によりクランプ装置41,42を移動させて、図14に示すように、ノズル18の先端から繰出されて上側係止ピン51bに掛け回された線材17を、そのノズル18と上側係止ピン51bの間において、そのクランプ装置41,42により把持させる。
その後、ノズル移動手段31(図1)により電熱鏝36を移動させて、その電極11dに重ねられた線材17にその電熱鏝36を接触させることにより、その線材17を加熱して電極11dを形成する半田層にその線材17を半田付けする。このとき、電極11dが形成された上側鍔部11aには、板材51aが反対側から接触して支持しているので、その電極11dに重ねられた線材17にその電熱鏝36を確実に接触させることができる。
電極11dに線材17を半田付けした後には、ノズル移動手段31(図1)により電熱鏝36をその電極11dから遠ざける。それとともに、クランプ移動手段45(図9)によりそのクランプ装置41,42を電極11dから遠ざけて、クランプ装置41,42が把持する線材17をその電極11dの近傍において引きちぎる。
このようにして、被巻線部材11の他方の端部を構成する鍔部11aの電極11dに、コイル70に連続する巻終わりの線材として接合させる。これにより、巻始めの線材と巻終わりの線材を、被巻線部材11の両側から別々に引き出して接合させることになる。
そして、その後、シリンダ52の出没軸52aを没入させて、被巻線部材11の上側鍔部11aから係止部材51を離間させ、コイル70が形成された被巻線部材11を、そのコイル70とともにチャック13から取り外す。これにより、一連の巻線を終了させる。
なお、線材17を引きちぎったクランプ装置41,42は、その後、ノズル18から繰出される線材17を把持した状態で待機位置まで移動させて待機させる。これにより、次の被巻線部材11への巻線に直ちに移行させることが可能になる。
以上説明したように、本発明の巻線装置及び巻線方法では、複数のスプール61を複数のノズル18の回転と同期して回転させるので、複数のノズル18に別々に通された複数の線材17が別々のスプール61に巻回されて貯線されたものであっても、線材17を撚るために複数本のノズル18を回転させても、それとともに複数のスプール61も回転し、スプール61とノズル18の間の線材17が撚られることは無い。このため、被巻線部材に巻かれる複数の線材17の撚る量に限界はない。
また、撚った状態の線材17を被巻線部材11に巻回させた後に、複数本のノズル18を逆方向に回転させて、スプール61とノズル18の間の線材17の撚りを解消させることも必要なくなり、このようなよりもどしを行うことなく次の巻線が可能になるので、連続的な巻線が可能となる。
そして、複数のスプール61から別々に巻解かれた複数の線材17に別々に所定の張力を加える複数のテンション装置64を設けるので、各ノズル18から繰出される線材17の張力を略等しくすることにより、その張力変動を押さえて、所定のピッチで規則正しく撚られた線材17を被巻線部材11に巻回させることができる。
なお、上述した実施の形態では、断面が方形の巻胴部11cを有する被巻線部材11を用いて説明したけれども、被巻線部材11は、断面が方形の巻胴部11cを有するものに限るものではなく、例えば断面が円形のものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、接合手段が、電熱鏝36を用いた半田付けである場合を説明したけれども、この接合手段は、図示しないが、熱圧着により、電極11d,11eに線材17を電気的に接合するようなものであっても良い。
また、端子としての電極に線材を半田付けする事例を示したが、端子への端末処理としては、絡げやヒュージングによる手段を用いて端子へ線材を固定することも可能である。
また、上述した実施の形態では、ノズル回転駆動手段21として、回転モータ24を備えたものを例示したけれども、このノズル回転駆動手段21は、複数のノズル18を回転可能である限り、モータに限られない。例えば、圧縮エア等の流体圧により複数のノズル18を回転可能な流体圧モータを備えるようなものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、2本の線材17が撚られて被巻線部材11に巻回される場合を説明したけれども、撚られる線材17の数は2本に限られない。この場合、撚るべき線材17の数に等しいノズル18を準備し、その全てのノズル18をノズル保持手段が保持して、ノズル回転駆動手段21がそれら複数のノズル18を同時に回転可能である限り、線材17の数は、3本であっても、4本であっても、5本であっても、6本以上であっても良い。
9 巻線装置
11 被巻線部材
11d,11e 電極
15 コントローラ(制御手段)
17 線材
17a 撚り部
18 ノズル
19 シャフト(ノズル保持手段)
21 ノズル回転駆動手段
61 スプール
62 円盤(スプール支持手段)
63 モータ(スプール回転駆動手段)
64 テンション装置
66 挟持手段
66a 固定摺接部材
66b 可動摺接部材
66c コイルスプリング
67 芯棒
68 第1折り返しプーリ
69 スライダ
71 スプリング(付勢手段)
72 第2折り返しプーリ

Claims (6)

  1. 複数のスプール(61)から別々に巻解かれた複数の線材(17)が別々に挿通されて繰出す複数のノズル(18)と、前記複数のノズル(18)を略平行に保持するノズル保持手段(19)と、前記ノズル保持手段(19)を前記複数のノズル(18)と略平行な回転軸の回りで回転させるノズル回転駆動手段(21)と、前記ノズル回転駆動手段(21)を制御する制御手段(15)とを備え、回転する前記複数のノズル(18)からそれぞれ繰出される複数の線材(17)を撚りつつ被巻線部材(11)の外周に巻回する巻線装置であって、
    前記複数のスプール(61)を略平行に支持するスプール支持手段(62)と、
    前記スプール支持手段(62)を前記複数のスプール(61)と略平行であって前記ノズル保持手段(19)の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで回転させるスプール回転駆動手段(63)と
    を備え、
    前記制御手段(15)は、前記ノズル保持手段(21)の回転と同期して前記スプール支持手段(62)を回転させるように前記スプール回転駆動手段(63)を制御する
    ことを特徴とする巻線装置。
  2. スプール支持手段(62)に、複数のスプール(61)から別々に巻解かれた複数の線材(17)に別々に所定の張力を加える複数のテンション装置(64)が設けられた請求項1記載の巻線装置。
  3. 複数のテンション装置(64)は、スプール(61)から巻解かれた線材(17)を移動可能に挟持する挟持手段(66)と、前記挟持手段(66)からノズル(18)方向に延びる様に設けられた芯棒(67)と、前記芯棒(67)の先端に枢支された第1折り返しプーリ(68)と、前記芯棒(67)に移動可能に設けられたスライダ(69)と、前記スライダ(69)を前記第1折り返しプーリ(68)から遠ざける方向に付勢する付勢手段(71)と、前記スライダ(69)に枢支され前記挟持手段(66)を通過して前記第1折り返しプーリ(68)により折り返されて前記挟持手段(66)に向かう前記線材(17)を前記ノズル(18)に向かうように再び折り返す第2折り返しプーリ(72)とをそれぞれ備えた請求項2記載の巻線装置。
  4. 挟持手段(66)が、スプール(61)から巻解かれた線材(17)に沿う固定摺接部材(66a)と、スプール支持手段(62)の回転方向に移動可能に設けられ前記固定摺接部材(66a)とともに前記線材(17)を挟む可動摺接部材(66b)と、前記スプール支持手段(62)の回転方向に延びて設けられ前記可動摺接部材(66b)を前記固定摺接部材(66a)に押しつけるように付勢するコイルスプリング(66c)とを備えた請求項3記載の巻線装置。
  5. 略平行に保持された複数のスプール(61)から別々に巻解かれた複数の線材(17)を略平行に保持された複数のノズル(18)に別々に挿通させ、前記複数のノズル(18)を前記複数のノズル(18)と略平行な回転軸の回りで回転させて、前記複数のノズル(18)に挿通されてそれぞれ繰出される複数の線材(17)を撚りつつ被巻線部材(11)の外周に巻回する巻線方法であって、
    前記複数のスプール(61)を前記複数のスプール(61)と略平行であって前記複数のノズル(18)の回転軸と同軸又は略平行な回転軸の回りで、前記複数のノズル(18)の回転と同期して回転させる
    ことを特徴とする巻線方法。
  6. 請求項1に記載の巻線装置(9)を用いて端子(11d,11e)を有する被巻線部材(11)への巻線方法であって、
    複数のノズル(18)から繰出される複数の線材(17)の各々の先端を前記端子(11e)に固定する工程と、
    ノズル回転駆動手段(21)により前記複数のノズル(18)を回転させて前記複数の線材(17)を撚りつつ前記被巻線部材(11)から一定長さの撚り部(17a)を形成する工程と、
    回転する前記複数のノズル(18)からそれぞれ繰出される前記複数の線材(17)を撚りつつ軸回りで回転する前記被巻線部材(11)の外周に巻回する工程とを備え、
    制御手段(15)は、前記被巻線部材(11)の回転する速度に対応して前記撚り部(17a)の長さを一定に保つように前記ノズル回転駆動手段(21)による前記複数のノズル(18)の回転を制御する
    ことを特徴とする巻線方法。
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