JP5237950B2 - 車両用のバンパー・ビーム - Google Patents

Description

本発明は、ねじ付き牽引アイレット用のねじ付き取り付けソケットを有するバンパー・ビームに関する。

本発明の目的は、低コストで、安定しており、安全であり、バンパー・ビームを弱化することがない牽引アイレットを提供することにある。この目的を達成するために、本発明によれば、バンパー・ビームは、少なくともその取り付け領域のところで、外向きのクラウンを有するほぼＵ字形の横断面となっており、クラウンの側部間に取り付けた横方向隔壁を有し、取り付けソケットがこの隔壁と平行になっている。

本発明によるバンパー・ビームの正面図である。 図１のバンパー・ビームを上から見た図である。 図１および図４の３〜３線に沿った横断面図である。 図４は、図１の取り付け部分１７の拡大図である。

図面は、車両、たとえば乗用車のバンパー・ビームを示している。このバンパー・ビームは、高強度薄鋼板で作ってあり、中央フランジ１１、２つのウェブ１２、１３および２つの側フランジ１４、１５を有する開放形ハット・ビーム形状を有する。側フランジ１４、１５の取り付け部分１６、１７は、取り付け穴１８、１９、２０を有し、これらの取り付け穴によって、車両の荷重支持要素、通常、車両のサイドレール上にある端プレートにビームをしっかりとボルト留めしたり、ハット・ビームのクラウンが外向きとなるようにバンパーとサイドレール間のクラッシュ・ボックスにビームをボルト留めしたりすることができる。ハット・ビームは、全長にわたって変化する横断面となっている。図３に示される、側部１２、１３は、中間部分よりも取り付け部分で高くなっている。

取り付け部分１７において、ハット・ビームの中央フランジ１１は、内ねじを切った取り付けソケット２２が貫いて延びる穴２１を有し、その結果、牽引アイレットは、必要なときにソケットに確実にねじ留めし、その後、不要なときに取り外すことができる。取り付けソケットは、ソケットに沿った長手方向溶接部２６、２７によって隔壁２３内に確実に溶接する。隔壁２３は、溶接部２４、２５によって２つのウェブ１２、１３に溶接することによってハット・ビームに確実に溶接する。これらの溶接部は、ウェブ全体に沿って延びていてもよいが、一般的に頂部および底部のところに溶接部があれば充分である。ソケット２２を隔壁２３に確実に溶接した後に、隔壁をハット・ビームに嵌合させ、そこに確実に溶接する。隔壁は、ビームの底部、すなわち、中央フランジに溶接してもよい。

取り付け部分１６は、たとえ牽引アイレット用の取り付けソケットを持っていなくても、隔壁を補強材として持っていてもよい。

バンパー・ビームは、ハット・ビームの形状を持っている必要はなく、少なくとも取り付け部分に、外向きのクラウンを有するほぼＵ字形の横断面を持った形状のいずれであってもよい。バンパー・ビームは、全体的に開いている横断面を持って示す実施形態にもかかわらず、少なくとも部分的に閉じた横断面となるように薄鋼板カバーを有するものであってもよい。本発明は、車両の後方バンパーおよび前方へバンパーの両方に適用することができる。

Claims (1)

1. ねじ付き牽引アイレット用のねじ付き取り付けソケット（２２）を有するバンパー・ビームであって、バンパー・ビームが、少なくともその取り付け領域（１７）において、車両から外向きのクラウン（１１〜１３）を有するほぼＵ字形の横断面となっており、また、クラウンの側部（１２、１３）間に取り付けた横方向隔壁（２３）を有し、そして取り付けソケット（２２）が隔壁に対して平行であって、隔壁に溶接してあることを特徴とするバンパー・ビーム。

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