JP5227052B2 - 配管肉厚測定装置及び配管の肉厚測定方法 - Google Patents

配管肉厚測定装置及び配管の肉厚測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、配管が密集して設けられた配管群の様に、狭隘な部分に配置される配管の肉厚を測定する配管肉厚測定装置、及び配管肉厚測定方法に関するものである。
ボイラ、例えば石炭焚きボイラでは、種々の熱交換器を備え、熱交換器の1つとして節炭器があり、該節炭器は多数の配管が、伝熱管として並列した配管群によって構成されている。前記節炭器は煙道に設けられ、排出される燃焼ガスの余熱を利用してボイラに給水する水を余熱している。
前記節炭器は燃焼ガスの流れの中に設置されるので、燃焼ガスに含まれる石炭の燃え滓、即ちフライアッシュの衝突に曝される。又、熱交換効率を向上させる為、伝熱管表面に付着した煤、灰分を除去する為、定期的に煤、灰分を除去する為のスートブウが行われる。
この為、燃焼ガス中のフライアッシュの衝突、スートブウ時の煤、灰分の衝突等で、伝熱管表面が摩耗する。
従来より、伝熱管の摩耗状態を把握する為、定期的に外観検査、或は超音波による肉厚検査を行っている。ところが、上記した様に、節炭器は多数の配管によって構成されているので、直視できるもの、或は肉厚検査ができるものは上層に位置する極一部の伝熱管に限られている。内部の伝熱管については、検査員が鏡やファイバスコープを用いて外観検査を行っていたが、内部の伝熱管についての肉厚検査は困難であった。
この為、肉厚検査が必要な場合は、節炭器を取外し、更に節炭器の測定箇所を切取って肉厚検査を行っている。又、検査後には測定箇所の付戻し、節炭器の取付けを行っている。
従って、従来の肉厚検査では、節炭器の着脱作業、着脱に伴う溶接作業等、多大な労力、時間、コストを必要としていた。
特開2005−201664号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、配管群が取付けられたままの状態で、内部の配管についても簡単に肉厚測定を可能とするものである。
本発明は、支持部材に肉厚測定ヘッドを揺動可能に取付け、該肉厚測定ヘッドは、配管に磁力で吸着可能なローラと、該ローラの吸着で探触面が配管に当接する超音波探触子を具備する配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、前記肉厚測定ヘッドは前記支持部材に傾斜して保持されている配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、前記ローラは回転自在である配管肉厚測定装置に係り、又前記支持部材は剛性を有する棒状であって、該支持部材を軸心方向に押引きすることで前記肉厚測定ヘッドが揺動する様にした配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、前記配管がフィン付伝熱管であり、前記肉厚測定ヘッドはフィンの間に挿入され、該フィンにガイドされて揺動する様にした配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、所要数の伝熱管が格子状に平行に配設され、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、前記フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成し、縦列、段列、行によって、測定箇所を特定する様にした配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、前記段列は、前記支持部材の挿入深さによって特定される配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、PC、及び記憶装置を更に具備し、前記超音波探触子によって測定した配管の肉厚を、測定箇所に関連付けて記憶する様構成した配管肉厚測定装置に係るものである。
又本発明は、支持部材に肉厚測定ヘッドを揺動可能に取付け、該肉厚測定ヘッドは、配管に磁力で吸着可能なローラと、該ローラの吸着で探触面が配管に当接する超音波探触子を具備する配管肉厚測定装置を用いた配管の肉厚測定方法であって、前記ローラを前記配管に吸着させる工程と、前記ローラが前記配管に吸着した状態で前記肉厚測定ヘッドを配管表面に沿って揺動させる工程と、前記超音波探触子から超音波を発して前記配管の肉厚を揺動範囲で測定する工程とを有する配管の肉厚測定方法に係るものである。
又本発明は、前記配管がフィン付伝熱管であり、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成する配管群の、縦列、段列、行によって、測定箇所を3次元に特定し、特定した3次元の位置データに関連付けて、配管肉厚を測定する様にした配管の肉厚測定方法に係るものである。
更に又本発明は、前記3次元の位置データと、配管肉厚測定結果を基に前記配管群の肉厚分布を測定する配管の肉厚測定方法に係るものである。
本発明によれば、支持部材に肉厚測定ヘッドを揺動可能に取付け、該肉厚測定ヘッドは、配管に磁力で吸着可能なローラと、該ローラの吸着で探触面が配管に当接する超音波探触子を具備するので、正確な位置合せ作業を必要とすることなく、探触子を簡単に前記伝熱管に測定可能な状態に設置可能である。
又本発明によれば、前記肉厚測定ヘッドは前記支持部材に傾斜して保持されているので、前記肉厚測定ヘッドの向きを変更することなく、測定箇所へ前記ローラを吸着させることができる。
又本発明によれば、前記ローラは回転自在であるので、揺動が容易に行える。
又本発明によれば、前記支持部材は剛性を有する棒状であって、該支持部材を軸心方向に押引きすることで前記肉厚測定ヘッドが揺動する様にしたので、前記支持部材を介して前記肉厚測定ヘッドの揺動について遠隔操作が可能となる。
又本発明によれば、前記配管がフィン付伝熱管であり、前記肉厚測定ヘッドはフィンの間に挿入され、該フィンにガイドされて揺動する様にしたので、配管肉厚測定装置の揺動動作が安定する。
又本発明によれば、所要数の伝熱管が格子状に平行に配設され、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、前記フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成し、縦列、段列、行によって、測定箇所を特定する様にしたので、測定箇所の特定が容易となる。
又本発明によれば、前記段列は、前記支持部材の挿入深さによって特定されるので、測定箇所が目視できない箇所での測定位置の特定が、容易且つ正確に行える。
又本発明によれば、PC、及び記憶装置を更に具備し、前記超音波探触子によって測定した配管の肉厚を、測定箇所に関連付けて記憶する様構成したので、得られた肉厚データの管理が容易となり、更に配管の肉厚分布を求めることが可能となる。
又本発明によれば、支持部材に肉厚測定ヘッドを揺動可能に取付け、該肉厚測定ヘッドは、配管に磁力で吸着可能なローラと、該ローラの吸着で探触面が配管に当接する超音波探触子を具備する配管肉厚測定装置を用いた配管の肉厚測定方法であって、前記ローラを前記配管に吸着させる工程と、前記ローラが前記配管に吸着した状態で前記肉厚測定ヘッドを配管表面に沿って揺動させる工程と、前記超音波探触子から超音波を発して前記配管の肉厚を揺動範囲で測定する工程とを有するので、正確な位置合せ作業を必要とすることなく、探触子を簡単に前記伝熱管に測定可能な状態に設置でき、配管の肉厚が測定できる。
又本発明によれば、前記配管がフィン付伝熱管であり、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成する配管群の、縦列、段列、行によって、測定箇所を3次元に特定し、特定した3次元の位置データに関連付けて、配管肉厚を測定する様にしたので、目的とする箇所の測定部に確実に肉厚測定ヘッドを設置でき、更に得られた肉厚データの管理が容易となる。
更に又本発明によれば、前記3次元の位置データと、配管肉厚測定結果を基に前記配管群の肉厚分布を測定するので、配管群に於ける配管の摩耗状態を立体的に把握できる等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1は熱交換器、例えば節炭器に具備される配管群1の一部を示しており、該配管群1はフィン2が設けられた伝熱管3によって構成されている。前記配管群1に対し、燃焼ガスは図1中、上方から下方に向って流れる。
前記伝熱管3の配置は、管軸方向から見ると格子状に配列されており、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管3は縦列4を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管3は段列5を形成している。
又、図2に示される様に、前記フィン2,2との間に形成される空間6の連続は、行7を形成している。
本発明に係る配管の肉厚測定方法では、測定を実施する工程として、検査部を清掃する清掃工程と、配管の肉厚を測定する肉厚測定工程とを含み、又本発明に係る配管肉厚測定装置は、肉厚測定を実施する為の配管肉厚測定装置11及び清掃工程を実施する配管清浄装置12を具備している。
前記配管肉厚測定装置11は、測定棒13と該測定棒13の先端に揺動自在に取付けられた超音波式の肉厚測定ヘッド14と、測定装置本体(図示せず)を有し、前記肉厚測定ヘッド14が前記空間6に収納され、前記伝熱管3に当接し、前記フィン2にガイドされつつ前記伝熱管3の周りを揺動することで該伝熱管3の肉厚を測定する。
又、前記配管清浄装置12は、作業棒15と該作業棒15の先端に設けられた、清掃機16を具備し、該清掃機16を前記伝熱管3に当接させて清浄用ブラシ(後述)を回転させることで、測定箇所の清浄を行う。
先ず、図3〜図5に於いて、前記配管肉厚測定装置11について具体的に説明する。
前記肉厚測定ヘッド14は、枢軸18を介して前記測定棒13の下端に回転自在に取付けられ、図示しない捩りコイルスプリングにより、前記測定棒13の軸心に対して45°傾斜した状態(中立状態)に保持され、又前記肉厚測定ヘッド14に回転力を付与することで、該肉厚測定ヘッド14は中立状態を中心にして所要角度回転する様になっており、該肉厚測定ヘッド14への回転力を除去すると前記捩りコイルスプリングにより中立状態に復元する様になっている。
前記肉厚測定ヘッド14は非磁性体の探触子ホルダ19を有し、該探触子ホルダ19は中実部21から上方に延びる2つの平行なプレートアーム部22,22が形成され、前記中実部21の下方両側に2股フォーク部23,23が形成されている。
前記測定棒13は前記プレートアーム部22,22の間に挿入され、前記枢軸18で枢着されている。又、前記2股フォーク部23にはローラ24が回転軸25によって回転自在に支持されている。前記ローラ24は2箇所からなる磁石となっており、磁性体の前記伝熱管3に吸着する様になっている。前記回転軸25は非磁性体材料であることが好ましい。
前記中実部21には追動軸26が該追動軸26の軸心方向に摺動自在に設けられ、該追動軸26の軸心は2つの前記回転軸25の軸心を含む平面に対して垂直となっており、更に前記追動軸26の軸心は前記回転軸25,25の軸心の中間に位置する。前記追動軸26は圧縮スプリング27によって突出方向(図4中下方)によって付勢され、前記追動軸26の先端には超音波の探触子28が取付けられている。前記圧縮スプリング27の付勢力は、前記ローラ24の吸着力に対して充分弱く、該ローラ24の吸着作用に影響を与えないものとなっている。
前記プレートアーム部22の外側面には、プランジャ30がそれぞれ突設され、該プランジャ30間の寸法Wは、前記フィン2,2間の寸法に対して僅かに小さくなっており、前記肉厚測定ヘッド14は前記フィン2,2の間を摺動自在となっている。又、摺動する場合、前記プランジャ30が前記フィン2と当接し、前記プレートアーム部22は直接フィン2には接触しない様になっている。
尚、前記探触子28には前記追動軸26の内部を通って給電ケーブル、信号ケーブル(図示せず)が接続されている。
次に、前記測定棒13は、例えば螺子込み式で、適宜継足し可能となっており、又前記測定棒13には目盛29が刻設されており、該目盛29の間隔は前記伝熱管3の上下方向のピッチに等しく、好ましくは前記目盛29と共に該目盛29が前記伝熱管3の位置が上から何段目かを示す表示を、印刷、彫刻等所要の手段により付す。例えば、図1では、前記目盛29に対応させ5の数字を刻印する。従って、前記目盛29を読むことで、何段目の伝熱管3について検査していることが直ちに分る。
尚、前記測定棒13は、操作性を考慮し、中空棒、又アルミ製が好ましく、上端部には取手31が設けられている。
次に、図6に於いて、前記配管清浄装置12について説明する。
前記作業棒15は中空形状であり、先端部にはブラケット32を介してモータケース33が前記作業棒15に対して45°傾斜した状態で取付けられ、前記モータケース33内部にブラシモータ34が収納され、該ブラシモータ34の出力軸には清浄用ブラシ38が着脱可能な様に設けられている。
前記ブラシモータ34は、小型化が可能なエアモータが好ましく、該ブラシモータ34に、圧縮空気を供給するエアチューブ35は先端部を固定バンド36により前記モータケース33に固定され、又前記エアチューブ35は前記作業棒15の内部を挿通して図示しない圧縮空気源に接続されている。
前記作業棒15は継足し可能であり、継足しはシャフト延長コネクタ37を介して行われ、該シャフト延長コネクタ37は前記作業棒15を継足すと同時に内部の前記エアチューブ35も接続する構造となっている。尚、前記作業棒15から前記モータケース33を取外し、前記エアチューブ35を介して超音波探触子用の液体である接触バイアスを測定箇所に供給することが可能である。
尚、前記作業棒15には、前記測定棒13と同様、清掃している前記伝熱管3の位置が分る様に、目盛29、位置を示す表示が印される。又、操作性を考慮し、前記作業棒15はアルミ製が好ましく、上端部には取手39が設けられている。
前記伝熱管3の肉厚測定、及び前記配管肉厚測定装置11、前記配管清浄装置12の作用について説明する。
先ず、肉厚測定箇所を特定する。
測定箇所は、平面的には図2で示される様に、前記伝熱管3が上下方向に並ぶ縦列4と前記フィン2,2間に形成される前記行7によって特定され、上下方向は前記測定棒13、前記作業棒15の目盛29によって伝熱管3の段数が特定できる。従って、前記縦列4、前記行7、前記目盛29によって前記測定棒13の挿入深さを確認し、測定箇所の3次元位置が決定できる。
測定箇所が特定できたら、先ず前記配管清浄装置12によって測定箇所の清浄を行う。測定箇所が含まれる前記空間6に前記清掃機16を挿入し、前記作業棒15の目盛29で前記清掃機16を測定箇所に位置決めする。尚、目視により、測定箇所の前記伝熱管3が何段目かを確認できれば、前記目盛29で位置を特定する必要はない。
前記エアチューブ35を介して前記ブラシモータ34に圧縮空気を供給し、前記エアチューブ35を回転させ、測定箇所に付着している灰分等を除去する。次に、前記配管清浄装置12を取出し、前記清掃機16を前記作業棒15から外し、再び該作業棒15を挿入し、前記エアチューブ35を介して測定箇所に接触バイアスを供給する。尚、接触バイアスは、前記探触子28の探触面に直接塗布してもよい。
前記作業棒15を取出し、前記配管肉厚測定装置11を前記空間6に挿入する。
前記測定棒13の目盛29により、前記肉厚測定ヘッド14を位置決めし、前記ローラ24を測定箇所の前記伝熱管3に吸着させる。前記ローラ24と前記伝熱管3との吸着によって前記探触子28が前記伝熱管3の測定箇所に当接する。前記探触子28の探触面と前記伝熱管3の表面間には接触バイアスが介在し、又前記圧縮スプリング27により探触面には所要の押圧力が与えられる。
尚、前記ローラ24は円周の2箇所で吸着するので、前記探触子28の探触面は前記伝熱管3の表面に垂直に当接し、更に該伝熱管3の管径が異なる場合にも、前記探触子28が軸心方向に移動可能であるので、前記配管肉厚測定装置11の装置構成を変えることなく対応が可能である(図4参照)。
前記探触子28に通電して、該探触子28より超音波を発し、超音波により前記伝熱管3の肉厚を測定する。又、前記測定棒13を軸心方向に押引きする(図示では上下する)ことで、前記ローラ24が前記伝熱管3に吸着した状態で転動し、その結果、前記肉厚測定ヘッド14が前記伝熱管3を中心に揺動する。従って、前記肉厚測定ヘッド14が揺動する角度の範囲内で肉厚測定が行われる。肉厚測定の結果、肉厚の少ない値が測定箇所の肉厚として記録される。
尚、揺動の際、前記フィン2,2が前記肉厚測定ヘッド14のガイドとなり、該肉厚測定ヘッド14が前記伝熱管3に対して傾斜する等が抑制され、前記ローラ24が前記伝熱管3から浮上することなく、安定した転動が行われる。
更に、前記配管肉厚測定装置11の前記伝熱管3への着脱は、磁石による吸引力であるので、着脱の為の特別な装置は必要なく、極めて簡単に行える。
又、測定箇所の肉厚測定結果は、PC(パーソナルコンピュータ)等を介して所要の記憶装置に測定箇所の3次元位置に関連付けて記憶してもよい。
測定箇所の特定と、測定箇所の肉厚測定を逐次実行し、測定結果を測定箇所の3次元位置に関連付けることで、配管群全体の肉厚の3次元データを取得できる。更に、肉厚分布を3次元映像化することで、前記配管群1に於ける前記伝熱管3の摩耗状態が直感的に把握できる。
以上述べた如く、前記配管肉厚測定装置11を用いることで、従来目視検査程度しかできなかった位置の測定箇所についても簡単に、且つ迅速に肉厚測定することが可能となる。
尚、上記実施の形態では、捩りコイルスプリングにより、前記肉厚測定ヘッド14が45°傾斜する様にしたが、該肉厚測定ヘッド14の重心位置を調整して、該肉厚測定ヘッド14を吊下げた時に前記ローラ24が前記伝熱管3の方に向く様にしてもよい。
又、重心位置の調整により、前記ローラ24が前記伝熱管3の方に向く様にした場合は、前記肉厚測定ヘッド14の支持部材をワイヤ等の屈撓部材とし、該屈撓部材により吊下げてもよい。
或は、前記肉厚測定ヘッド14にワイヤを係着し、該ワイヤを引張ることで、前記肉厚測定ヘッド14の向きを変える様にしてもよい。
更に、支持部材を前記測定棒13の様に剛性部材とした場合、上向きでの肉厚測定も可能である。
更に又、磁石の前記ローラ24は回転することが好ましいが、固定された円筒状のローラであってもよい。更に、前記ローラ24の形状は球体であってもよく、この場合も該ローラ24は回転しても固定してもよい。又、2つのローラ24は、必ずしも同一径である必要はないが、この場合、前記追動軸26は軸心が、前記伝熱管3の表面に垂直となる様に設けられる。
又、本発明は、節炭器に限らず、他の流動床の伝熱管等の配管群の肉厚測定にも勿論実施可能である。
本発明の実施の形態を示す全体図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態に於ける配管肉厚測定装置の正面図である。 該配管肉厚測定装置の肉厚測定ヘッド部分の拡大断面図である。 該肉厚測定ヘッドの側面図である。 本発明の実施の形態で用いられる配管清浄装置の正面図である。
符号の説明
1 配管群
2 フィン
3 伝熱管
4 縦列
5 段列
6 空間
7 行
11 配管肉厚測定装置
12 配管清浄装置
13 測定棒
14 肉厚測定ヘッド
15 作業棒
24 ローラ
26 追動軸
27 圧縮スプリング
28 探触子
29 目盛
30 プランジャ

Claims (10)

  1. 棒状の支持部材に肉厚測定ヘッドを揺動可能に取付け、該肉厚測定ヘッドは、配管に磁力で吸着可能な2個のローラと、該ローラの吸着で探触面が配管に当接する超音波探触子を具備し、
    前記配管には該配管の軸心に対して直交するフィンが所定の間隔で設けられ、前記肉厚測定ヘッドは所定厚みの平板形状であり、
    前記肉厚測定ヘッドの厚みは前記配管に設けられるフィン間の寸法より小さく、
    前記肉厚測定ヘッドの一端部には平行に延びる2つのプレートアームが形成され、他端部には一対の2股フォーク部が形成され、前記支持部材は前記プレートアーム間に挿入され、枢軸を介して前記プレートアームに回転自在に取付けられ、前記各フォーク部には前記ローラが回転自在に設けられ、前記超音波探触子は前記フォーク部間に設けられたことを特徴とする配管肉厚測定装置。
  2. 前記肉厚測定ヘッドは前記支持部材に傾斜して保持されている請求項1の配管肉厚測定装置。
  3. 前記プレートアームの外側面にはそれぞれプランジャが突設され、1外側面のプランジャの突出端と他外側面のプランジャの突出端と間の寸法は、フィン間の寸法より僅かに小さく、前記肉厚測定ヘッドはフィンの間に挿入され、該フィンにガイドされて揺動可能であると共に前記プレートアームはフィンに非接触となる様構成された請求項1又は請求項2の配管肉厚測定装置。
  4. 前記支持部材は剛性を有する棒状であって、該支持部材を軸心方向に押引きすることで前記肉厚測定ヘッドが揺動する様にした請求項1の配管肉厚測定装置。
  5. 所要数の伝熱管が格子状に平行に配設され、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、前記フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成し、縦列、段列、行によって、測定箇所を特定する様にした請求項1又は請求項3の配管肉厚測定装置。
  6. 前記段列は、前記支持部材の挿入深さによって特定される請求項の配管肉厚測定装置。
  7. PC、及び記憶装置を更に具備し、前記超音波探触子によって測定した配管の肉厚を、測定箇所に関連付けて記憶する様構成した請求項又は請求項の配管肉厚測定装置。
  8. 請求項1に係る配管肉厚測定装置を用いた配管の肉厚測定方法であって、
    前記肉厚測定ヘッドをフィン間に挿入する工程と、
    前記ローラを前記配管に吸着させる工程と、前記ローラが前記配管に吸着した状態で前記肉厚測定ヘッドを配管表面に沿って揺動させる工程と、前記超音波探触子から超音波を発して前記配管の肉厚を揺動範囲で測定する工程とを有することを特徴とする配管の肉厚測定方法。
  9. 前記配管が伝熱管であり、上下方向に一直線に並ぶ伝熱管は縦列を形成し、水平方向に一直線に並ぶ伝熱管は段列を形成し、前記フィンとの間に形成される空間の連続は行を形成する配管群の、縦列、段列、行によって、測定箇所を3次元に特定し、特定した3次元の位置データに関連付けて、配管肉厚を測定する様にした請求項の配管の肉厚測定方法。
  10. 前記3次元の位置データと、配管肉厚測定結果を基に前記配管群の肉厚分布を測定する請求項の配管の肉厚測定方法。
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