JP5500586B2 - 鋼製の水中構造材の肉厚計測具用の水中位置固定装置 - Google Patents
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また上端と下端とが鋼製の水中構造材に当接せしめられるスペーサを有する連結材によって連結されて枠体状に形成されていて長手方向を鋼製の水中構造材に沿って設置される一対のアルミ製のレール材と、レール材の両端に設けられていて鋼製の水中構造材に固定するための一対のクランプ部とを有し、レール材の長手方向に所定間隔毎にそれぞれ計測装置収納体の係止部を係止するための受け部が形成されている位置保持体を使用すれば、レール材をクランプ部によって鋼製の水中構造材の測定箇所に合わせてしっかりと固定することができ、またレール材の上端と下端とにスペーサがあるのでレール材と鋼製の水中構造材との間隔を一定且つ正確に保つことができ、そしてこのように位置固定されたレール材に鋼製の水中構造材の測定箇所に合わせて受け部を形成させておけば、このレール材の受け部に計測装置収納体の係止部を順次係止させて計測をしていくだけで、ダイバーが多数の肉厚測定点を水中で特定しながら肉厚を測定していくような必要もなく簡便且つ迅速な作業ができることを究明して本発明を完成したのである。
上端と下端とが鋼製の水中構造材に当接せしめられるスペーサを有する連結材によって連結されて枠体状に形成されていて長手方向を鋼製の水中構造材に沿って設置される一対のアルミ製のレール材と、レール材の両端に設けられていて鋼製の水中構造材に固定するための一対のクランプ部とを有し、レール材の長手方向に所定間隔毎にそれぞれ前記計測装置収納体の係止部を係止するための受け部が形成されている位置保持体と
から構成されていることを特徴とする鋼製の水中構造材の肉厚計測具用の水中位置固定装置である。
また上端と下端とが鋼製の水中構造材に当接せしめられるスペーサを有する連結材によって連結されて枠体状に形成されていて長手方向を鋼製の水中構造材に沿って設置される一対のアルミ製のレール材と、レール材の両端に設けられていて鋼製の水中構造材に固定するための一対のクランプ部とを有し、レール材の長手方向に所定間隔毎にそれぞれ前記計測装置収納体の係止部を係止するための受け部が形成されている位置保持体を使用するから、レール材をクランプ部によって鋼製の水中構造材の測定箇所に合わせてしっかりと固定することができ、またレール材の上端と下端とにスペーサがあるのでレール材と鋼製の水中構造材との間隔を一定且つ正確に保つことができ、そしてこのように位置固定されたレール材に鋼製の水中構造材の測定箇所に合わせて受け部を形成させておけば、このレール材の受け部に計測装置収納体の係止部を順次係止させて計測をしていくだけでダイバーが多数の肉厚測定点を水中で特定しながら肉厚を測定していくような必要もなく簡便且つ迅速な作業ができるのである。
そしてこのような実験用の鋼矢板として、厚さがそれぞれ13mm(100%)、11.05mm(85%)、9.1mm(70%)の15%ずつ肉厚を変更した三種類を準備して陸上と水中で各肉厚を測定した。またこの実験では表面に貝等の付着物のないものを使用した。
この肉厚計測具は肉厚の絶対値、即ち12mmの肉厚を測定した時に直接12mmの数値が得られるものではなく、例えば厚さが12mmと分かっている基準箇所を測定してその際に得られた数値が100として表示されるように予め装置を調整しておいて(初期設定)、その後に他の測定箇所の肉厚を測定することで、その基準箇所の何パーセントの厚さになるかという相対的な数値が得られる肉厚計測具であり、例えば或る測定箇所を測定した際に80という数値が表示されると、これによりその測定箇所の肉厚が基準箇所肉厚12mmの80%の厚さということが分かる。従って12mmの80%であるから絶対値である9.6mmという数値も簡単に換算することもできる。なお本実施例では以下のように相対値によってその結果を示す。
このような調整をした後に、鋼矢板Aに対して肉厚が85%である鋼矢板B(11.05mm)と、肉厚が70%である鋼矢板C(9.10mm)について肉厚を測定した。その結果を以下に示す。
先ず肉厚が13mmと同一であって、表面に何らの付着物もない前記鋼矢板Aと、表面に貝殻を隙間なく付着させた鋼矢板Dと、表面に厚さが1.1mmのペトロラタム製防食テープ(商品名:セキスイ ペトロラタム #870H、積水化学工業株式会社製)を2重に貼着させた鋼矢板Eとを準備し、これらの鋼矢板A,D,Eに対して上記鋼矢板A〜Cの実験で使用した本発明に係る鋼製の水中構造材の肉厚計測具用の水中位置固定装置を使用して、水面下約1〜2mにおいてその肉厚を測定した。その結果を以下に示す。
その結果、表3のように、鋼矢板D及びEは鋼矢板の表面に貝殻や防食テープが付着されていて全体の肉厚が厚くなっているにも拘わらず、表面に何もない鋼矢板Aと同一(鋼矢板Dの場合)又は略同一(鋼矢板Eの場合)の測定結果が得られた。このことから同じ肉厚(13mm)の鋼矢板A,D,Eにおいて、その表面の付着物の有無に関わりなく、本発明に係る鋼製の水中構造材の肉厚計測具用の水中位置固定装置を使用すれば、その肉厚(13mm)のみを正確に測定することができることが確認できた。
Y 鋼製の水中構造材
1 計測装置収納体
1a 本体部
1b 蓋体部
1c ケーブル
1d 係止部
2 位置保持体
2a レール材
2aa スペーサ
2ab 連結材
2b クランプ部
2c 受け部
Claims (1)
- 非磁性ステンレス製の深皿状であって非接触型渦流探傷用の肉厚計測具(X)が内部に収納されている本体部(1a)と、該本体部(1a)の開口部を覆うように水密状態に取り付けられているプラスチック製の透明な蓋体部(1b)と、該肉厚計測具(X)用の電源取得及び該肉厚計測具(X)からの測定データ送信のために該本体部(1a)に水密に接続されているケーブル(1c)と、該本体部(1a)の左右側方にそれぞれ突設されていて水中で位置固定する際に使用する一対の係止部(1d,1d)とから成り、全体の比重が1.2〜1.6の計測装置収納体(1)と、
上端と下端とが鋼製の水中構造材(Y)に当接せしめられるスペーサ(2aa,2aa)を有する連結材(2ab,2ab)によって連結されて枠体状に形成されていて長手方向を鋼製の水中構造材(Y)に沿って設置される一対のアルミ製のレール材(2a,2a)と、該レール材(2a,2a)の両端に設けられていて鋼製の水中構造材(Y)に固定するための一対のクランプ部(2b,2b)とを有し、該レール材(2a,2a)の長手方向に所定間隔毎にそれぞれ前記計測装置収納体(1)の係止部(1d,1d)を係止するための受け部(2c,2c)が形成されている位置保持体(2)と
から構成されていることを特徴とする鋼製の水中構造材(Y)の肉厚計測具用の水中位置固定装置。
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