JP5217323B2 - バイポーラ積層型電気二重層キャパシタ - Google Patents

バイポーラ積層型電気二重層キャパシタ Download PDF

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Description

本発明は、バイポーラ積層型電気二重層キャパシタに関する。
電気二重層キャパシタは分極性電極に電解質中のアニオン、カチオンを正極、負極表面に物理吸着させて電気を蓄えることを特徴としている。
図2に従来のバイポーラ積層型電気二重層キャパシタの一例を示す。図2に示すように、バイポーラ積層型電気二重層キャパシタ(以下、キャパシタという)は平板状の活性炭電極1を分極基材2の両面に接着してなる分極性電極とイオンが通過可能なセパレータ3とを交互に挟みこんだ「積層型」としている。
セパレータ3とその両面に位置する活性炭電極1,1とから構成される最小単位をセル4として説明すると、キャパシタは、分極基材2を介して複数のセル4を積層してなる多積層体を、積層保持用金属プレートとしてのエンドプレート7,7で締め付けた構造となっている。分極基材2の外周部には、キャパシタユニット内部の電解質が外部へ漏れ出すことを防止するためにセル4間の密閉を行うパッキン5が設けられ、これにより、分極基材2は外周部分をパッキン5によって挟まれた状態となっている。なお、このパッキン5は、セル4間の絶縁を行う役割も備えている。
キャパシタは、組み立てを行う際に必要な耐電圧分(例えば、単位セル当たりの耐電圧は2.5V程度)のセル4とともに上記パッキン5を積層し、最後に端部金属集電板としての集電極板6,6を介してエンドプレート7,7で締め付けることにより、セル4間の密閉状態を保っている。なお、集電極板6,6には集電端子8,8が接続されている。
ここで、セル4間を完全に密閉するには、エンドプレート7,7間に十分な締め付け力を与える必要がある。そのためエンドプレート7,7にねじ穴を設けるとともに、パッキン5のねじ穴に対向する部分に貫通孔を設け、このねじ穴及び貫通孔に締結部材としての金属ねじ9を通してエンドプレート7,7を相互に締結している(例えば、特許文献1参照)。より詳しくは、パッキン5の貫通孔に、円筒状部材として、中空円筒状に形成された樹脂製の部材であって内周面に両雌ねじ加工を行った雌ねじ付き樹脂スペーサ(以下、樹脂スペーサという)13を挿入し、この樹脂スペーサ13の両側に上記金属ねじ9を螺着することにより両側のエンドプレート7,7を締め付けて、大きな加圧力を得ている。
ところで、キャパシタの構造上、エンドプレート7,7間には電位差が生じる可能性がある。図2に示すようなキャパシタにおいては、エンドプレート7と集電極板6とが接していることから、一方のエンドプレート7と他方のエンドプレート7とを絶縁する必要がある。そのため上述したように、スペーサには樹脂製のものが使用されている。なお、樹脂スペーサ13に用いられる樹脂としては、強度、耐熱性、及び耐久性の点から、例えば、ポリニフィレンサルファイド(PPS)にフィラー状のガラス繊維を含有させたものが使用されている。
また、積層された複数のキャパシタセルを直列に接続するために、それぞれのキャパシタセルの第一の端子と隣接するキャパシタセルの第二の端子とを長方径の板からなる端子接続部を用いて接続する構成において、第一の端子又は第二の端子と端子接続部とをボルト及びナットによって締結する際、端子、端子接続部、及び隣接する端子間に介装された絶縁ブロックに形成された貫通孔に、絶縁材料からなる中空円筒状のスリーブを介してボルトを挿入するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−217986号公報 特開2006−294985号公報
しかしながら、図2に示すようなキャパシタにおいてセル4間の密閉状態を長期間維持するためには、エンドプレート7,7間の強い締め付け力を得ること、及び、樹脂スペーサ13の変形を防止することが要求される。
PPS樹脂からなる樹脂スペーサ13を用いる場合、金属ねじ9による締め付け力は該PPS樹脂の強度に応じて設定されるため、締め付け力を大きくするには樹脂スペーサ13のねじ径を大きく、すなわち樹脂スペーサ13の断面積を拡大する必要があり、キャパシタユニット全体の大型化に繋がる虞があった。
また、樹脂は温度が約60℃を超えると強度低下が起こり80℃での強度は20℃における強度と比較して3分の2程度となってしまう。キャパシタの使用温度範囲は概ね−20℃〜70℃であるので、樹脂スペーサ13や上記スリーブの温度が上昇するとその強度が低下し、変形が生じる等の虞があった。
このようなことから本発明は、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることが可能なバイポーラ積層型電気二重層キャパシタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタは、分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入され、両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材とを備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、前記円筒状部材が金属からなり、前記円筒状部材を構成する金属が表面に耐食性のめっきを施した鉄であることを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタは、分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入され、両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材とを備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、前記円筒状部材が金属からなり、前記円筒状部材の表面を絶縁材で被覆し、前記絶縁材が、熱収縮チューブであることを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタは、分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入され、両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材とを備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、前記円筒状部材が金属からなり、前記円筒状部材の表面を絶縁材で被覆し、前記絶縁材が、樹脂顔料からなる塗料を焼付け塗装してなることを特徴とする。
の発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタは、第1乃至第3のいずれかの発明において、相互に対向する前記積層保持用金属プレートと前記端部金属集電板との間に、少なくとも−20℃〜70℃の耐熱温度を有する絶縁板を介設したことを特徴とする。
の発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタは、第4の発明において、前記絶縁板が、ベークライト、フェノール、エポキシ系素材、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする。
本発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタによれば、従来の円筒状部材に比較して断面積を拡大することなく円筒状部材の強度を向上させることができるため、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることが可能となる。
また、積層保持用金属プレートと端部金属集電板との間に、少なくとも−20℃〜70℃の耐熱温度を有する絶縁板を介設すれば、二つの積層保持用金属プレート間において電位差が生じた場合であっても、この電位差がキャパシタの使用温度範囲内においてキャパシタユニット本体に影響を及ぼすことを防止することができる。
さらに、円筒状部材の表面を絶縁で被覆すれば、金属からなる円筒状部材と分極基材とが接触して短絡することを確実に防止することができる。
本発明の実施の形態を、以下に示す実施例において詳細に説明する。本実施の形態は、締結部材を挿入、又は螺着する円筒状部材を備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタに適用されるものである。
図1に基づいて本発明の第1の実施例を説明する。図1は本実施例に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタの断面構造図である。本実施例は、図2に示し上述した従来の構成における樹脂スペーサ13に代えて、図1に示す金属スペーサ10を用いるものである。その他の構成は図2に示し上述したものと概ね同様であり、同一の部材には同一符号を付し重複する説明は適宜省略する。
図1に示すように、本実施例に係るキャパシタにおいて、パッキン5に形成された貫通孔には、中空円筒状に形成された金属製の部材であって内周面に両雌ねじ加工が施された円筒状部材としての金属スペーサ10が挿通されている。金属スペーサ10の両端にはそれぞれエンドプレート7を貫通する締結部材としての金属ねじ9が螺着され、これにより該エンドプレート7,7は相互に締結されている。
ここで、本実施例ではスペーサとして金属を使用するため、金属ねじ9及び金属スペーサ10を介して二つのエンドプレート7,7が導通することになる。よって、互いに対向する集電極板6とエンドプレート7との間に絶縁板11を配設して集電極板6とエンドプレート7との間を絶縁するようにしている。絶縁板11には、例えば、厚さ0.05〜2.0mm程度のものを用いる。
さらに、金属スペーサ10の外周面には絶縁材12が施されている。絶縁材12は、金属スペーサ10の外周部が分極を行うアルミ箔基材である分極基材2と接触して短絡することを防止するものであり、分極基材2と金属スペーサ10との短絡を防止するため必要に応じて金属スペーサ10よりやや長めに設定する等とすると好適である。
上述した本実施例に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタによれば、エンドプレート7,7を締結する金属ねじ9を両端に螺着されるスペーサとして、金属からなる金属スペーサ10用いる構成としたことにより、PPS樹脂性のスペーサを用いた従来のキャパシタに比較してその強度を2〜3倍とすることができる。例えば、断面積が同一である場合、本実施例の金属スペーサ10は従来の樹脂性スペーサ13に比較して強度が2〜3倍程度増加する。
そのため、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることができる。さらに、金属の場合、その耐熱温度は数百℃以上であるため、通常のキャパシタ使用温度範囲において強度低下を生じる虞がなく、従来に比較してセル間の密閉性をより長期間維持することが可能になる。
また、互いに対向する集電極板6とエンドプレート7との間に絶縁板11を設け、集電極板6とエンドプレート7とを電気的に分離するようにしたため、二つのエンドプレート7,7間に電位差が生じた場合であっても、活性炭電極1、分極基材2、セパレータ3及び集電極板6からなるキャパシタユニット本体に影響が及ぶことを防止できる。
さらに、金属スペーサ10の外周部を絶縁材12で被覆したため、分極基材2の端部が金属スペーサ10に直接接触する虞がなく、短絡を防ぐことができる。
本実施例は、図1に示し上述した実施例1の金属スペーサ10の材料としてステンレスを用いる例である。特に、価格及び強度を考慮すると、SUS303、SUS304の使用が好適である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、金属スペーサ10の材料としてステンレスを使用することにより、PPS樹脂と比較して強度が約3倍であるので従来に比較して断面積を拡大することなく強度を向上させることができ、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることが可能となる。さらに、耐食性に優れることから表面処理等を施す必要がないという利点がある。
本実施例は、図1に示し上述した実施例1の金属スペーサ10の材料として鉄を用いる例である。本実施例において金属スペーサ10の表面には、鉄の腐食を防止するために耐食性のめっきを施すようにする。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、金属スペーサ10の材料として鉄を使用するため、上述した実施例2におけるステンレス製のものに比較して略同等の強度が得られ、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることができるとともに、材料費を2分の1程度に抑制することができ、且つ加工コストも低く抑えることができる。
本実施例は、図1に示し上述した実施例1の金属スペーサ10の材料としてチタンを用いる例である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、金属スペーサ10の材料としてチタンを使用するため、表面処理を施す必要がなく、また従来のPPS樹脂に比較して2倍程度の強度が得られ、キャパシタユニットの大型化を抑制しつつセル間の密閉性を向上させることができる。さらに、実施例2におけるステンレス製のもの、実施例3における鉄製のものに比較して、質量を約2分の1に低減することができる。
本実施例は、上述した実施例1の絶縁板11の材料として、熱硬化性樹脂(例えば、ベークライト板、フェノール板、エポキシ系板等)を使用する例である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁板11の材料として熱硬化性樹脂を使用することにより、耐熱温度300℃以上、且つ高絶縁性が得られる。
本実施例は、上述した実施例1の絶縁板11の材料として、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリプロピレン等)を使用する例である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁板11の材料としてポリオレフィン系樹脂を用いることにより、耐熱温度120℃程度が得られるとともに上述した実施例5に比較して素材の価格が低く、且つ薄く加工することが可能となる。
本実施例は、上述した実施例1の絶縁板11の材料として、ポリエチレンテレフタレート(PETフィルム)を使用する例である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁板11の材料としてポリエチレンテレフタレートを使用することにより、耐熱温度200℃程度が得られるとともに素材の価格も低く、且つ絶縁性に優れた絶縁板11を得ることができ、上述した実施例5,6に比較して絶縁性を維持しつつ素材厚さを薄くすることができる。
本実施例は、上述した実施例1の絶縁材12として、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、ポリプロピレン、シリコン等からなるチューブ状あるいはパイプ状の素材を使用する例である。絶縁材12は、上記チューブ状あるいはパイプ状の素材を必要な長さに切断して金属スペーサ10に被せることで金属スペーサ10の外周を被覆する。該絶縁体11の長さは、金属スペーサ10の長さに比較してやや長め(短絡を防止できる程度)に設定する。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁材12としてチューブ状の絶縁素材を使用することにより、絶縁材12の金属スペーサ10への装着を容易に行うことが可能となる。
本実施例は、上述した実施例1の絶縁材12として、塩化ビニール、フッ素系、ポリオレフィン系の熱収縮チューブを使用する例である。熱収縮チューブは金属スペーサ10に被せ、高温で収縮させて金属スペーサ10に密着させる。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁材12として熱収縮チューブを使用することにより、振動や衝撃に対して絶縁材12が金属スペーサから外れたり、ずれたりすることを抑制し、より確実に短絡を防止することができる。
本実施例は、図1に示し上述した実施例1の絶縁材12として、樹脂顔料からなる塗料を金属スペーサに焼き付け塗布してなる絶縁皮膜を使用する例である。その他の構成は図1に示し上述したものと概ね同様であり、重複する説明は省略する。
本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、絶縁材として樹脂顔料からなる塗料を焼付け塗布することにより、上述した実施例8,9の構成に比較して絶縁材の厚さをより薄くすることができるために更なる軽量化が可能であると共に、コストを抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば複数の実施例を組み合わせる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明は、締結部材を挿入、又は螺着する円筒状部材を備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタに適用して好適なものである。
本発明に係るバイポーラ積層型電気二重層キャパシタを示す断面構造図である。 従来のバイポーラ積層型電気二重層キャパシタを示す断面構造図である。
符号の説明
1 活性炭電極
2 分極基材
3 セパレータ
4 セル
パッキン
集電極板
エンドプレート
8 集電端子
9 金属ねじ
10 金属スペーサ
11 絶縁板
12 絶縁材

Claims (5)

  1. 分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、
    前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、
    前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、
    前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、
    内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入されて両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材と
    を備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、
    前記円筒状部材が金属からなり、
    前記円筒状部材を構成する金属が表面に耐食性のめっきを施した鉄である
    ことを特徴とするバイポーラ積層型電気二重層キャパシタ。
  2. 分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、
    前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、
    前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、
    前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、
    内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入されて両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材と
    を備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、
    前記円筒状部材が金属からなり、
    前記円筒状部材の表面を絶縁材で被覆し、
    前記絶縁材が、熱収縮チューブである
    ことを特徴とするバイポーラ積層型電気二重層キャパシタ。
  3. 分極基材を介して複数のキャパシタセルを積層した多積層体と、
    前記多積層体の両面にそれぞれ設けられる二つの端部金属集電板と、
    前記多積層体及び前記端部金属集電板を挟む二つの積層保持用金属プレートと、
    前記キャパシタセルを密閉するパッキンと、
    内面にねじ溝が形成され、前記パッキンに形成された貫通孔に挿入されて両端に前記積層保持用金属プレートを締結する締結部材が螺着される円筒状部材と
    を備えるバイポーラ積層型電気二重層キャパシタにおいて、
    前記円筒状部材が金属からなり、
    前記円筒状部材の表面を絶縁材で被覆し、
    前記絶縁材が、樹脂顔料からなる塗料を焼付け塗装してなる
    ことを特徴とするバイポーラ積層型電気二重層キャパシタ。
  4. 相互に対向する前記積層保持用金属プレートと前記端部金属集電板との間に、少なくとも−20℃〜70℃の耐熱温度を有する絶縁板を介設した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバイポーラ積層型電気二重層キャパシタ。
  5. 前記絶縁板が、ベークライト、フェノール、エポキシ系素材、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレートからなる
    ことを特徴とする請求項4に記載のバイポーラ積層型電気二重層キャパシタ。
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