JP4529634B2 - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ Download PDF

Info

Publication number
JP4529634B2
JP4529634B2 JP2004307918A JP2004307918A JP4529634B2 JP 4529634 B2 JP4529634 B2 JP 4529634B2 JP 2004307918 A JP2004307918 A JP 2004307918A JP 2004307918 A JP2004307918 A JP 2004307918A JP 4529634 B2 JP4529634 B2 JP 4529634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double layer
electric double
layer capacitor
compound
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004307918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006120902A (ja
Inventor
徹 松井
正樹 出口
浩司 芳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004307918A priority Critical patent/JP4529634B2/ja
Priority to US11/242,903 priority patent/US7209342B2/en
Priority to CN2005101164067A priority patent/CN1750195B/zh
Priority to KR1020050099487A priority patent/KR100817994B1/ko
Priority to DE102005050611A priority patent/DE102005050611A1/de
Publication of JP2006120902A publication Critical patent/JP2006120902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4529634B2 publication Critical patent/JP4529634B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/54Electrolytes
    • H01G11/58Liquid electrolytes
    • H01G11/60Liquid electrolytes characterised by the solvent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/54Electrolytes
    • H01G11/58Liquid electrolytes
    • H01G11/64Liquid electrolytes characterised by additives
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Description

本発明は、非水電解液電気二重層キャパシタ、特に、非水電解液による電極反応の特性改良に関する。
正極および負極に分極性電極を用いる電気二重層キャパシタは、充放電過程でカチオンおよびアニオンを電極表面において吸脱着するため、高負荷での充放電が可能である。これは、電極に高い比表面積を有する活性炭粉末または繊維が使用されるためであり、分極性電極は、活性炭と、必要に応じて、導電剤であるカーボンブラックや結着剤とを混練、成形して作製される。また、支持塩を溶解する電解液用溶媒に非水溶媒を用いることで、電気二重層キャパシタの充電電圧を高く設定することができ、キャパシタのエネルギー密度が高くなる。
代表的な非水溶媒は、環状カーボネートであるエチレンカーボネート(以下、ECと略記)、プロピレンカーボネート(以下、PCと略記)、ブチレンカーボネート(以下、BCと略記)、環状エステルであるγ−ブチロラクトン(以下、γ−BLと略記)である。非水電解液は、これらの非水溶媒に、N,N,N,N−テトラエチルアンモニウム・テトラフルオロボレート(以下、TEA・BF4と略記)やN,N,N−トリエチル−N−メチルアンモニウム・テトラフルオロボレート(以下、TEMA・BF4と略記)などの4級アンモニウム塩を溶解して調製される。
しかし、非水溶媒を主成分とする非水電解液は燃焼性が高いため、電気二重層キャパシタの安全性が危惧されており、また非水溶媒と活性炭やカーボンブラックとの副反応が起こりやすいため、信頼性の低下が問題となっていた。
非水電解液の燃焼性を低減するために、ホスファゼン化合物を非水溶媒として用い、必要に応じて環状カーボネートや環状エステルと混合することが提案されている。具体的には、4級アンモニウム塩と有機溶媒に、対リチウム参照極での電位窓が0.5〜4.5Vのホスファゼン化合物を混合させた電解液(例えば、特許文献1)や、4級アンモニウム塩を0.5モル/リットル溶解し、導電率が2.0mS/cm以上となるホスファゼン化合物を選択した混合溶液からなる電解液(例えば、特許文献2)、さらには25℃での比誘電率が15以上であり粘度が20cP以下のホスファゼン化合物を選択し、4級アンモニウム塩と混合させた電解液(例えば、特許文献3)が提案されている。ここで、特許文献1〜3において使用されているアンモニウム塩は、TEA・BF4に代表される、常温で固体の電解質塩である。
特開2001−217155号公報 特開2001−217156号公報 特開2001−217157号公報
しかし、特許文献1〜3にて提案された非水電解液を用いても、高温における保存特性の低下や、充電電圧を高く設定した場合での顕著な劣化という課題があった。特に保存特性の低下は、溶媒1kg当たり、塩を1モル以上溶解させると顕著になった。この理由として、ホスファゼン化合物を電解液に混合すると塩の解離度が低下し、高温になると塩が分解してBF3などが発生することにより、ホスファゼン化合物の分解が始まったためと考えられる。一方、高充電電圧下での劣化の理由として、ホスファゼン化合物が負極に吸着されることにより、負極電位下で還元分解されやすくなったためと推察できる。ホスファゼン化合物の吸着を防止するには塩濃度を高くすることが効果的であるが、上述した保存特性の低下や、電解液の高粘度化による伝導度の低下がおこるため、実用的ではない。
本発明の目的は上述した課題を鑑みてなされたものであり、高温下での保存特性の低下と高充電電圧下での劣化を抑止した、燃焼性の低い電気二重層キャパシタを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の電気二重層キャパシタは、正極と負極と非水電解液とを具備し、非水電解液にホスファゼン化合物と、イオン性液体とを含有し、このイオン性液体がN,N,N−トリメチル−N−プロピル・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート、N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム・テトラフルオロボレート、または、N−メチル−N−プロピル−ピペリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミドであることを特徴とする。ここで本発明のイオン性液体とは、常温で液体である有機塩のことを指す。
燃焼性の低いホスファゼン化合物を含む非水溶媒に、支持塩としても働くイオン性液体を混合する効果は、以下のように推察される。すなわち、イオン性液体は常温で液体の塩であり、解離度が大きい。したがって、加熱を行ってもイオン性液体の分解が起こりにくく、それに伴うホスファゼン化合物の分解もまた抑制される。さらに、イオン性液体ゆえに高濃度のカチオンおよびアニオンが存在するため、これらが電極に吸着し、負極上においてはホスファゼン化合物の吸着をブロックして、その分解を抑止するものと考えられる。
本発明によれば、ホスファゼン化合物の効果として燃焼性の低下が図れた上で、イオン性液体の効果として高温保存特性に優れ、かつ高充電電圧下での劣化を抑止した、高性能な電気二重層キャパシタを提供することが可能になる。
本発明は、ホスファゼン化合物を含む非水溶媒にイオン性液体を混合した電解液を使用することで、電気二重層キャパシタにおける高温保存特性などの改善を行えることを見いだしたものである。ここでホスファゼン化合物とは、リンと窒素とを構成元素とする難燃焼性化合物である。本発明の効果を具現化させるためには、ホスファゼン化合物の中でも特に、環状および鎖状のホスファゼンで、1分子中のリンおよび窒素原子の数がそれぞれ3以下のものが好ましい例として挙げられる。
さらにイオン性液体を構成するカチオンとしては、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン、スルホニウムイオンなどが挙げられ、アニオンとしては、ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミドイオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェートイオンなどが挙げられる。アニオンとカチオンの組合せの中では、その強い腐食性のためアニオンがクロロアルミネートである化合物は好ましくなく、アンモニウムイオンをカチオン成分とするイオン性液体が好ましい。特に、鎖状の4級アンモニウム化合物、ピロリジニウム化合物、ピペリジニウム化合物が好ましく、具体的には、N,N,N−トリメチル−N−プロピル・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド(以下、TMPA・TFSIと略記)、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド(以下、P14・TFSIと略記)、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート(以下、P14・FAPと略記)、N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム・テトラフルオロボレート(以下、DEME・BF4と略記)、N−メチル−N−プロピル−ピペリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド(以下、PP13・TFSIと略記)が挙げられる。
ここで上述の非水電解液に、C=C不飽和結合を有する環状または鎖状カーボネートを混合すると、正負極上に皮膜を形成し、ホスファゼン化合物の吸着が強固にブロックされるため、その分解を抑制するのにより効果的である。このようなC=C不飽和結合を有する環状カーボネートとして、ビニレンカーボネート(以下、VCと略記)、ビニルエチレンカーボネート(以下、Vecと略記)、ジビニルエチレンカーボネート(以下、DVecと略記)、フェニルエチレンカーボネート(以下、Pecと略記)、ジフェニルエチレンカーボネート(以下、DPecと略記)が挙げられ、特にVec、Pecが好ましい。また、C=C不飽和結合を有する鎖状カーボネートとして、メチルビニルカーボネート(以下、MVCと略記)、エチルビニルカーボネート(以下、EVCと略記)、ジビニルカーボネート(以下、DVCと略記)、アリルメチルカーボネート(以下、AMCと略記)、アリルエチルカーボネート(以下、AECと略記)、ジアリルカーボネート(以下、DACと略記)、アリルフェニルカーボネート(以下、APCと略記)、ジフェニルカーボネート(以下、DPCと略記)などが挙げられ、特にDAC、APC、DPCが好ましい。
上述の非水電解液に、さらにC=O以外が飽和結合である環状カーボネートまたは環状エステルを混合することで、イオン性液体の塩解離が促進し、ひいてはホスファゼン化合物の分解が顕著に抑止されるので、より好ましい。このような作用効果を示す環状カーボネートまたは環状エステルとして、EC、PC、BCおよびγ−BLなどが挙げられる。
さらに電解液の粘度を下げる目的で鎖状カーボネートを、電解液の漏液性を低下させる目的でポリエチレンオキシドなどの高分子を加えるのも、より好ましい態様の1つである。
以下に、本発明に関する実施例を示す。
<検討1.イオン性液体と従来アンモニウム塩との比較>
(実施例1)
ホスファゼン化合物として、化学式(1)で表される化合物1を用いた。
イオン性液体として、N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム・テトラフルオロボレート(以下、DEME・BF4と略記)を用いた。
化合物1とDEME・BF4を、モル比で、化合物1/DEME・BF4=6/1となるように混合し、電解液を調製した。これを実施例1の電解液とする。
(比較例1)
実施例1で使用したイオン性液体に換えて、常温で固体であるTEA・BF4を用いた以外は、実施例1と同様の電解液を調製した。これを比較例1の電解液とする。
実施例1および比較例1の電解液を、それぞれテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(以下、PFAと略記)容器に入れて密栓し、さらにPFA容器をアルミラミネート袋内に納めて封止した。これらのサンプルを90℃で10日間保存した後、色調の変化を調べた。その結果、実施例1の電解液は、薄い橙色とほとんど変色しなかったのに対し、比較例1の電解液は黒色に近い橙色に変色していた。
さらにこれら電解液を用いて、以下に示す手順で図1に示す電気二重層キャパシタを組み立てた。以下、図1に基づいて説明する。
まず活物質層3、4の活物質として比表面積1700m2/gのフェノール樹脂製活性炭粉末と、導電剤としてアセチレンブラックと、結着剤としてカルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩と、分散溶剤として水およびメタノールとを重量比10:2:1:100:40の配合比になるように混合した。この混合物を厚み20μmのアルミニウム箔製集電体1、2の片面に、塗布乾燥して厚みが80μmの活物質層3,4を形成し、これを35mm×35mmサイズに切断して、集電体1、2とアルミニウム集電板7、8とを超音波溶接した。そして集電板7、8に、それぞれアルミニウムリード9、10を超音波溶接し、分極性電極5、6を得た。
さらに上述した分極性電極5、6の間に、活物質層塗布面が対向するようにポリプロピレン製不織布セパレータ11を配置し、2つのリード9、10を相対する方向になるようにしてテープで固定し、極板群12を得た。次にアルミニウム箔を含むポリプロピレンのラミネートフィルムからなるチューブ13に上記極板群12を収納し、一方のリード9を引き出したチューブ13の開口部をリード9と共に熱溶着封止した。さらにもう一方のリード10を引き出したチューブ13の開口部から上述した非水電解液を注入し、減圧脱気(−750mmHg、10秒間)を行った後、減圧状態でチューブ13の開口部をリード10と共に熱溶着封止し、電気二重層キャパシタを得た。これを実施例1Aおよび比較例1Aのキャパシタとする。
実施例1Aおよび比較例1Aのキャパシタを用いて、高温保存特性を比較した。まず、20℃、2mAの定電流で、0〜2.4Vの電圧範囲において、充放電を繰り返し、それぞれのキャパシタの容量を確認した。そして2.4Vの電圧を印可したまま90℃に保持しつつ、所定の時間においてキャパシタを取り出し、再び20℃で充放電を行い保存後の容量を調べた。以上の方法で求めた実施例1Aに対する比較例1Aの容量比を、表1に示す。
表1より、本発明である実施例1Aのキャパシタの方が、比較例1Aのキャパシタよりも高温保存特性が優れており、本発明の効果を具現化させるためには、イオン性液体を用いることが必須であることがわかる。
さらに予め90℃で10日間保存した後の電解液を用いて、実施例1Aおよび比較例1Aと同様の電気二重層キャパシタを組み立てた。これを実施例1Bおよび比較例1Bのキャパシタとする。
実施例1Bおよび比較例1Bのキャパシタを用いて、実施例1Aおよび比較例1Aと同様に高温保存特性を比較した。この方法で求めた実施例1Bに対する比較例1Bの容量比を、表2に示す。
表2の結果から、本発明の非水電解液の劣化が抑止されていることが、高温保存時の変色度合だけでなく、キャパシタ特性としても反映されていることがわかる。
<検討2.イオン性液体種の検討>
(実施例2A〜2I)
イオン性液体として、N−エチル−N−メチルイミダゾリウム・テトラフルオロボレート(以下、EMI・BF4と略記)、N−ブチルピリジニウム・テトラフルオロボレート(以下、BP・BF4と略記)、DEME・BF4、TMPA・TFSI、P14・TFSI、P14・FAP、PP13・TFSI、S−エチル−S,S−ジブチルスルホニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド(以下、EDBS・TFSIと略記)、P,P,P−トリヘキシル−P−テトラデシルホスホニウム・トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート(以下、THtDP・FAPと略記)を用いた。
さらにホスファゼン化合物として化学式2で表される環状6員環ホスファゼン化合物2を用い、上記のイオン性液体と化合物2を、モル比で、1/0.1となるように混合した。これらの電解液を用い、実施例1Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例2A〜2Iのキャパシタとする。ここで、例えば、TMPA・TFSI/化合物2=1/0.1の電解液は、塩濃度が2.5モル/kgの電解液となる。
(比較例2)
アンモニウム塩として、N,N,N−トリエチル−N−メチル・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド(TEMA・TFSI)を用いた。このアンモニウム塩は、常温で固体であり、化合物2に溶解しないため、電解液の調製には、エチレンカーボネート(EC)を混合し溶解させた。組成は、モル比で、EC/TEMA・TFSI/化合物2=3/1/0.1となるようにした。ここで、この電解液は、塩濃度が1.5モル/kgの電解液となる。このように調製した電解液を用いた以外は、実施例2Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを比較例2のキャパシタとする。
上述した実施例および比較例のキャパシタに対し、以下に示す方法で高電圧での充電特性を比較した。まず20℃、2mAの定電流で、0〜2.4Vの電圧範囲において、充放電を繰り返し、それぞれのキャパシタの容量を確認した。この容量をAとする。そして2.4Vの電圧を印可したまま、20℃において1週間保持し、その後再び0〜2.4Vの電圧範囲において充放電を行い、キャパシタの容量を確認した。この容量をBとする。さらに0〜2.4Vの電圧範囲で容量確認を行ったキャパシタを2.8Vまで充電し、2.8Vの電圧を印可したまま、20℃において1週間保持し、その後再び0〜2.4Vの電圧範囲において充放電を行い、キャパシタの容量を確認した。この容量をCとする。そして、2.4V定電圧保持前後の劣化比率B/Aと2.8V定電圧保持前後の劣化比率C/Aを、(C/A)/(B/A)=C/Bによって計算した。この値を表3に示す。
表3より、実施例2A〜2Iのいずれのキャパシタも、比較例2に対して高充電電圧下における安定性が高いことがわかる。中でも、鎖状の4級アンモニウム化合物、ピロリジニウム化合物、ピペリジニウム化合物が好ましい結果となった。
<検討3.C=C不飽和結合化合物種の検討>
(実施例3A〜3M)
イオン性液体としてTMPA・TFSIを、ホスファゼン化合物として化学式2で表される環状6員環ホスファゼン化合物2を用いた電解液に、それぞれC=C不飽和結合を有する環状カーボネートとしてVC、Vec、DVec、Pec、DPecを、C=C不飽和結合を有する鎖状カーボネートとしてMVC、EVC、DVC、AMC、AEC、DAC、APC、DPCを、TMPA・TFSI/ホスファゼン化合物2/C=C不飽和結合化合物のモル比が1/0.1/0.01となるように混合した。これらの電解液を用い、実施例2Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例3A〜3Mのキャパシタとする。
これら実施例のキャパシタを、検討2と同様の方法で高充電電圧下での安定性を評価した。その結果を、C=C不飽和結合化合物を添加しなかった実施例2Dの結果とともに、表4に示す。
表4より、実施例3A〜3Mのいずれのキャパシタも、実施例2Dに対して高充電電圧下における安定性が高いことがわかる。中でも、C=C不飽和結合を有する環状カーボネートとしてVec、Pecが、C=C不飽和結合を有する鎖状カーボネートとしてDAC、APC、DPCが好ましいことがわかる。
<検討4.C=O以外が飽和結合である化合物種の検討>
(実施例4A〜4D)
イオン性液体としてPP13・TFSIを、ホスファゼン化合物として化学式2で表される環状6員環ホスファゼン化合物2を用いた電解液に、C=C不飽和結合化合物としてVecを、C=O以外が飽和結合である環状カーボネートとしてEC、PC、BCを、環状エステルとしてγ−BLを、PP13・TFSI/ホスファゼン化合物2/Vec/C=O以外が飽和結合を有する化合物のモル比が1/0.1/0.01/0.1となるように混合した。これらの電解液を用い、実施例3Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例4A〜4Dのキャパシタとする。
(実施例4E)
電解液にVecを加えなかったこと以外は、実施例4Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例4Eのキャパシタとする。
(実施例4F)
電解液にC=O以外が飽和結合である化合物を加えなかったこと以外は、実施例4Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例4Fのキャパシタとする。
(実施例4G)
電解液にVecおよびC=O以外が飽和結合である化合物を加えなかったこと以外は、実施例4Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例4Gのキャパシタとする。
これら実施例のキャパシタを、検討1の実施例1Aと同様の方法で高温保存特性を評価した。その30日目における結果を表5に示す。
表5より、イオン性液体とホスファゼン化合物のみからなる電解液を用いた電気二重層キャパシタよりも、C=C不飽和結合を有する環状カーボネートやC=O以外が飽和結合である環状カーボネートまたはエステルをさらに混合した電解液を用いるキャパシタの方が、高温保存特性において、優れることがわかる。高温保存後の維持率から見ると、C=C不飽和結合を有する環状カーボネートの方が、C=O以外が飽和結合である環状カーボネートよりも、より優れた効果を与えることがわかる。
<検討5.C=C不飽和結合化合物の混合量の検討>
(実施例5A〜5H)
イオン性液体としてTMPA・TFSIを、ホスファゼン化合物として化学式3で表される化合物3を用いた電解液に、C=C不飽和結合化合物としてVecを、C=O以外が飽和結合である化合物としてECを、TMPA・TFSI/ホスファゼン化合物3/Vec/ECのモル比が1/0.05/0.001〜2.0/1となるように混合した。これらの電解液を用い、実施例4Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例5A〜5Hのキャパシタとする。
これら実施例のキャパシタの1kHzにおける内部抵抗を測定した。また20℃において2.8Vまで充電を行い、1週間保持した後の発生ガスをキャパシタから抜き取り、その量を測定した。これらの結果を表6に示す。
表6より、Vecの比率が高いと、キャパシタの内部抵抗は増加することがわかる。一方、Vecの比率が低いと、キャパシタ内の発生ガス量は増加することがわかる。この結果から、VecをはじめとするC=C不飽和結合化合物の添加量の好適な範囲は、電解液全体において、およそ、0.5〜20モル%である。
<検討6.C=O以外が飽和結合である化合物の混合量の検討>
(実施例6A〜6H)
イオン性液体としてTMPA・TFSIを、ホスファゼン化合物として化学式3で表される化合物3を用いた電解液に、C=C不飽和結合化合物としてVecを、C=O以外が飽和結合である化合物としてECを、TMPA・TFSI/ホスファゼン化合物3/Vec/ECのモル比が1/0.05/0.05/0.1〜10となるように混合した。これらの電解液を用い、実施例5Aと同様の電気二重層キャパシタを構成した。これを実施例6A〜6Hのキャパシタとする。
これら実施例のキャパシタの1kHzにおける内部抵抗を測定した。またこのキャパシタに用いた電解液を丸めたグラスウールに滲み込ませてバーナーで加熱し、燃焼の有無を確認した。これらの結果を表7に示す。
表7より、C=O以外が飽和結合であるECの比率を高めていくと、キャパシタの内部抵抗は、いったん、減少していくことがわかる。一方、ECの混合比率を高めていくと、電解液は燃焼しやすくなることがわかる。ECの適切な範囲は、電解液全体において、およそ、10〜70モル%である。
以上のように、ホスファゼン化合物にイオン性液体を混合することで、難燃性を維持しつつ、高温保存特性や高充電電圧下での安定性を向上することができるので、電気二重層キャパシタの信頼性を高めるのに有用である。
本発明を実施した形態の一実施例における電気二重層コンデンサの断面概略図
符号の説明
1、2 アルミニウム箔集電体
3、4 活物質層
5、6 分極性電極
7、8 アルミニウム集電板
9、10 アルミニウムリード
11 ポリプロピレン製不織布セパレータ
12 極板群
13 チューブ

Claims (3)

  1. 正極と負極と非水電解液を具備する電気二重層キャパシタであって、前記非水電解液は、ホスファゼン化合物と、イオン性液体とを含有し、前記イオン性液体は、N,N,N−トリメチル−N−プロピル・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミド、N−メチル−N−ブチル−ピロリジニウム・トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート、N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム・テトラフルオロボレート、または、N−メチル−N−プロピル−ピペリジニウム・ビス[トリフルオロメタンスルホニル]イミドであることを特徴とする、電気二重層キャパシタ。
  2. 非水電解液に、C=C不飽和結合を有する環状または鎖状カーボネートを含むことを特徴とする、請求項1記載の電気二重層キャパシタ。
  3. 非水電解液に、C=O以外が飽和結合である環状カーボネートまたは環状エステルを含むことを特徴とする、請求項1および2記載の電気二重層キャパシタ。
JP2004307918A 2004-10-22 2004-10-22 電気二重層キャパシタ Expired - Fee Related JP4529634B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307918A JP4529634B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 電気二重層キャパシタ
US11/242,903 US7209342B2 (en) 2004-10-22 2005-10-05 Electric double layer capacitor
CN2005101164067A CN1750195B (zh) 2004-10-22 2005-10-21 双电层电容器
KR1020050099487A KR100817994B1 (ko) 2004-10-22 2005-10-21 전기이중층 캐패시터
DE102005050611A DE102005050611A1 (de) 2004-10-22 2005-10-21 Elektrischer Doppelschichtkondensator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307918A JP4529634B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 電気二重層キャパシタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006120902A JP2006120902A (ja) 2006-05-11
JP4529634B2 true JP4529634B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=36202050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004307918A Expired - Fee Related JP4529634B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 電気二重層キャパシタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7209342B2 (ja)
JP (1) JP4529634B2 (ja)
KR (1) KR100817994B1 (ja)
CN (1) CN1750195B (ja)
DE (1) DE102005050611A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5013772B2 (ja) * 2006-01-31 2012-08-29 三洋電機株式会社 電気二重層キャパシタ
JP2008004533A (ja) * 2006-05-22 2008-01-10 Nissan Motor Co Ltd イオン伝導体
GB0614486D0 (en) * 2006-07-21 2006-08-30 Add Power Technologies Ltd Electrolytes and Capacitors
US20080268299A1 (en) * 2007-04-26 2008-10-30 Honeywell International, Inc. Power source with capacitor
US20080268298A1 (en) * 2007-04-26 2008-10-30 Eickhoff Steven J Power source with capacitor
JP5034794B2 (ja) * 2007-09-06 2012-09-26 株式会社明電舎 電気二重層キャパシタ
JP2009064992A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Meidensha Corp 積層型電気二重層キャパシタ
JP5217323B2 (ja) * 2007-09-14 2013-06-19 株式会社明電舎 バイポーラ積層型電気二重層キャパシタ
WO2009126382A2 (en) * 2008-03-05 2009-10-15 Georgia Tech Research Corporation Supercapacitors and methods of making and using same
FR2935547B1 (fr) * 2008-08-29 2011-03-25 Commissariat Energie Atomique Electrolytes liquides ioniques et dispositifs electrochimiques tels que des accumulateurs les comprenant.
WO2011084787A1 (en) * 2009-12-21 2011-07-14 Ioxus, Inc. Improved energy storage in edlcs by utilizing a dielectric layer
FR2976734B1 (fr) * 2011-06-20 2014-05-09 Commissariat Energie Atomique Composition electrolytique specifique pour dispositif a stockage d'energie
WO2014028001A1 (en) * 2012-08-14 2014-02-20 Empire Technology Development Llc Flexible transparent air-metal batteries

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004134165A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Yuasa Corp 非水電解質及び電気化学デバイス
WO2004059671A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Bridgestone Corporation 電気二重層キャパシタの非水電解液用添加剤及び非水電解液電気二重層キャパシタ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG65094A1 (en) * 1997-09-11 1999-05-25 Mitsui Chemicals Inc Non-aqueous electrolytic solution for capacitor and capacitor containing non-aqueous electrolytic solution
JP2001217156A (ja) 1999-11-25 2001-08-10 Bridgestone Corp 非水電解液電気二重層キャパシタ
JP2001217157A (ja) 1999-11-25 2001-08-10 Bridgestone Corp 非水電解液電気二重層キャパシタ
US6469888B1 (en) * 1999-11-25 2002-10-22 Bridgestone Corporation Non-aqueous electrolyte electric double-layer capacitor
JP2001217155A (ja) 1999-11-25 2001-08-10 Bridgestone Corp 非水電解液電気二重層キャパシタ
WO2001086746A1 (fr) * 2000-05-08 2001-11-15 Bridgestone Corporation Batterie d'accumulateurs a electrolyte non aqueux
EP1176617B1 (en) * 2000-07-25 2010-09-22 Kuraray Co., Ltd. Activated carbon, process for producing the same, polarizable electrode, and electric double layer capacitor
EP2135859B1 (en) * 2001-03-26 2015-10-14 Nisshinbo Industries, Inc. Liquid electrolytes containing N-methoxyethyl-N-methylpyrrolidinium tretrafluoroborate, and related electrical storage devices

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004134165A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Yuasa Corp 非水電解質及び電気化学デバイス
WO2004059671A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Bridgestone Corporation 電気二重層キャパシタの非水電解液用添加剤及び非水電解液電気二重層キャパシタ

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060049115A (ko) 2006-05-18
JP2006120902A (ja) 2006-05-11
US20060087797A1 (en) 2006-04-27
CN1750195B (zh) 2012-01-25
US7209342B2 (en) 2007-04-24
KR100817994B1 (ko) 2008-03-31
CN1750195A (zh) 2006-03-22
DE102005050611A1 (de) 2006-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100817994B1 (ko) 전기이중층 캐패시터
JP4802243B2 (ja) 電解液用添加剤及び電解液
JP4940285B2 (ja) 電解液材料
JP5145367B2 (ja) 非水電解液及びこれを用いたリチウム二次電池
JP5157107B2 (ja) 非水電解質電池
JP3060107B2 (ja) 難燃性非水電解液およびそれを用いた二次電池
JP5392355B2 (ja) 電気二重層キャパシタ
US20090297954A1 (en) Nonaqueous solvent and nonaqueous electrolytic solution for electricity storage device and nonaqueous electricity storage device, lithium secondary battery and electric double layer capacitor using the same
TW201308718A (zh) 電解液
JP6818723B2 (ja) 電気化学デバイス用電解液および電気化学デバイス
JP5165862B2 (ja) 非水電解液およびそれを用いた電気化学エネルギー蓄積デバイス
JP4883903B2 (ja) 電解液材料
JP3437794B2 (ja) 難燃性非水電解液およびそれを用いた二次電池
JP2014116586A (ja) 電解液組成物及びこれを有するエネルギ貯蔵装置
WO2009153052A1 (en) A non-aqueous electrolyte containing as a solvent a borate ester and/or an aluminate ester
JPWO2018021577A1 (ja) 電気化学デバイス用電解質、電解液ならびに電気化学デバイス
JP5430464B2 (ja) 電気二重層キャパシタ用電解液および電気二重層キャパシタ
JP5473296B2 (ja) 第4級アンモニウム塩
KR101050771B1 (ko) 초고용량 커패시터용 요변성 유기전해질 조성물 및 그 제조방법
JP2020202158A (ja) 絶縁層、電池セル用シート及び電池セル
JPWO2015178364A1 (ja) 電解液、及び、電気化学デバイス
JPWO2015087963A1 (ja) 電解液及び電気化学デバイス
JP6314409B2 (ja) 電解液、及び、電気化学デバイス
WO2021225065A1 (ja) 非水電解液、半固体電解質層、二次電池用シート及び二次電池
JP2019114661A (ja) 電解質及び電解液

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070801

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070912

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees