JP4339556B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力の送配電および受配電等に使用されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図、図8は図7のVIII−VIII線における矢視断面図である。なお、図7は図8のVII−VII線に沿う矢視断面図に相当するものである。図において、1は一端部の接続部にフランジ11が設けられた円筒状の第1のタンク、2は同じく一端部接続部にフランジ21が設けられた円筒状の第2のタンク、3は対向しているフランジ11、21の間に介装されたこの例では円板状の絶縁スペーサである。
【0003】
31はこの絶縁スペーサ3の外周部に周方向に略等角度で、この例では6箇所設けられた貫通孔、32は隣接する貫通孔31の間に同様に周方向に略等角度で6箇所設けられたねじ穴32aを有する埋金、11a、21aは絶縁スペーサ3の貫通孔31、ねじ穴32aに対応する位置に設けられた貫通孔である。4はフランジ11、21相互を絶縁スペーサ3を介して締結する締結部材であり、貫通孔11a、貫通孔31もしくはねじ穴32a、及び貫通孔21aを順次貫通するねじ棒41、座金42、ナット43からなっている。
【0004】
5は上記絶縁スペーサ3の中心部を軸方向に貫通して埋め込まれた中心導体、61、62は図示していない例えばボルトなどの締結部材を用いるなどして中心導体5に支持固定された導体である。上記第1及び第2のタンク1、2内には例えばSF6(六フッ化硫黄)ガスなどの絶縁媒体が封入され、上記絶縁スペーサ3は締結されたタンク内部相互のガス区画を形成すると共に、導体61、62を対地電位から絶縁支持している。
【0005】
ガス絶縁開閉装置の組立においては、作業性と安全性の観点から絶縁スペーサ3はまず一方のタンクに接合して固定された後に、もう一方のタンクが接合される必要がある。なお、その際には導体61、62の構成上の都合などにより取付けられるタンクの順番が自ずと決められている場合がある。
【0006】
そのため、図7に示すように絶縁スペーサ3の両側にタンク1、2が直接接合される場合には、絶縁スペーサ3を一方のタンクに固定することができるように絶縁スペーサ3の取付用としてはねじ穴32aが構成され、且つその締結にはねじ棒41を用いる必要がある。従い、図に示すように絶縁スペーサ3には、フランジ11、21相互の締結専用の貫通孔31と、組立時に絶縁スペーサ3を一方のタンクに取り付けるためのねじ穴32aが円周方向に沿って交互に配置されている。
【0007】
貫通孔31とねじ穴32aの個数は、その合計がそれに取付けられるねじ棒41とナット43がタンク1、2に封入される絶縁ガスの圧力に差が生じた場合の差圧力に耐えるために必要な個数以上になるように設定されている。なお、貫通孔31とねじ穴32aは必ずしも交互にある必要はなく、内部圧力によりねじ棒41に加わる荷重のバランスが強度に影響を与えず、且つねじ棒41とナット43の締付作業に不都合が生じない範囲で配置が片寄ることも許されている。
【0008】
ねじ穴32aにおいては、ねじの山の部分がタンク1、2に封入される絶縁ガスの圧力に差が生じた場合の差圧力に耐える必要があるが、絶縁スペーサ3を構成する材料は強度が弱いため通常はねじ穴32aが設けられた金属製の埋金32が絶縁スペーサ3に埋め込まれることにより構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のガス絶縁開閉装置は以上のように構成されているので、例えばタンク1とタンク2のいずれか一方が外フランジ形状で構成されるタンクで、他方が有底の止まりねじ穴を有するいわゆる内フランジ形状で構成され且つ絶縁スペーサ3が導体61、62の構成上の都合などにより外フランジ形状で構成されるタンクを先に構成しなければならない場合には、接合自体が不可能となるという問題点があった。
【0010】
なお、例えば特開2000−50438号公報には、アウターフランジとインナーフランジの間に絶縁スペーサを介装したガス絶縁開閉装置のタンク接続部において、アウターフランジにM20用とM16用の大きさの異なる2種類の遊び穴を設け、絶縁スペーサにはM20のねじ穴とM16の遊び穴を設け、絶縁スペーサを任意の一方のフランジに固定するようにしたものが示されている。
【0011】
しかし、フランジ相互の締結用の穴を、絶縁スペーサを一方のフランジに一時的に止めるための穴と兼ねるようにしているため、フランジ相互の締結用のボルトと、絶縁スペーサ固定用の径、長さ及び頭部形状の異なるボルトとを別途準備した上、組立時、取り外し時共に、一旦取付けたボルトを外して再度目的のボルトを選択して挿入しなければならないので、作業工程や、部品管理が煩雑となる課題があった。
【0012】
この発明は上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、組立作業が簡単容易で、設計的な自由度が向上したガス絶縁開閉装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るガス絶縁開閉装置は、接続部相互にそれぞれ設けられたフランジを互いに対向させて配設された第1のタンク及び第2のタンクと、これら第1のタンク及び第2のタンクの対向するフランジの間に介装されタンク内部を相互に区画する絶縁スペーサと、上記フランジの周方向に所定間隔で複数設けられ該フランジ相互を上記絶縁スペーサを挟んで締結する締結部材とを備えたガス絶縁開閉装置において、上記第1のタンク及び第2のタンクの何れか一方のフランジは、上記周方向に複数設けられた締結部材の位置とは異なる位置に貫通された複数の挿通孔を有し、上記絶縁スペーサは上記挿通孔に対応する位置に設けられた複数の係合穴を有し、上記一方のフランジの挿通孔を挿通して上記絶縁スペーサの係合穴に係合し該絶縁スペーサを上記締結部材とは独立して一方のタンクに固定する絶縁スペーサ固定部材を備え、上記第1のタンク及び第2のタンクの一方は、タンクのフランジが周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分を交互に形設してなり、上記絶縁スペーサ固定部材を貫通させる挿通孔は上記外フランジ部の部分に設けられてなるものである。
【0016】
また、上記第1のタンク及び第2のタンクのフランジは、周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分が交互に形設され、該外フランジ部の部分に上記締結部材を挿通するための貫通孔と上記絶縁スペーサ固定部材を挿通する挿通孔が設けられてなり、一方のタンクの外フランジ部を他方のタンクの内フランジ部に互いに対向配置してなるものである。
【0017】
さらに、上記絶縁スペーサに設けられた係合穴は、該絶縁スペーサの素材に直接螺設されたねじ穴からなることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図、図2は図1のII−II線における矢視断面図で、絶縁スペーサを示す図である。なお、図1は図2のI−I線における矢視断面図に相当する。図において、2は一端部に内フランジからなるフランジ22を有する第2のタンク、22aはフランジ22に設けられた有底のねじ穴である。
【0019】
3は絶縁スペーサであり、図2に示すように、周縁部にこの例では周方向に略等角度で合計12箇所設けられた貫通孔31と、この貫通孔31とは別にこの例では周方向に略等角度で4箇所設けられた係合穴であるねじ穴33aを有する埋金33を有している。なお、第1のタンク1のフランジ11には、図2に示す上記絶縁スペーサ3の貫通孔31に対応する貫通孔11aが周方向に12箇所と、ねじ穴33aに対応する挿通孔11bが周方向に4箇所設けられている。
【0020】
45は絶縁スペーサ固定部材としてのボルトであり、組立に際し絶縁スペーサ3を一方の第1のタンク1に先に接合するときに、座金42及び第1のタンク1のフランジに設けられた挿通孔11bを挿通して絶縁スペーサ3のねじ穴33aに螺合することにより、絶縁スペーサ3を第1のタンク1に取付けている。
【0021】
4は隣接するタンク相互の締結部材であり、有頭のボルト44、及び座金42からなる。ボルト44は、座金42、第1のタンク1のフランジに設けられた貫通孔11a、及び絶縁スペーサ3に設けられた貫通孔31を順次挿通して第2のタンクのねじ穴22aに螺合され、タンク1、2相互を周方向に12箇所で締結している。その他の構成は従来装置と同様であるので説明を省略する。なお、各図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
【0022】
なお、上記貫通孔11aの個数は、その合計がそれに取付けられるボルト44がタンク1、2に封入される絶縁ガスの圧力に差が生じた場合の差圧力に耐えるために必要な個数以上になるように設定されている。また、ねじ穴33aは図2に示すように配置円周上に4つ均等配置された場合を示すが、該ねじ穴33aは接合作業に不都合の起こらない範囲で増減されてもよく、また、接合作業に不都合の起こらない範囲で均等配置でなくてもよい。
【0023】
さらに、絶縁スペーサ3に設けられたねじ穴33aは図1、図2に示すように絶縁スペーサ3に設けられた金属製の埋金33に螺設した構成となっているが、ボルト44はタンク1、2に封入される絶縁ガスの圧力に差が生じた場合の差圧力に耐えるために必要な個数以上が設置されているため、組立時絶縁スペーサ取付用のねじ穴33aのねじ山は差圧力に耐える必要はなく、絶縁スペーサ3の本体自体に直にねじ穴加工したものでもよい。
【0024】
実施の形態1は以上のように構成されているので、接続導体61、62の都合などにより絶縁スペーサ3を一方の第1のタンク1に先に接合しなければならなく、且つ、第2のタンク2が内フランジ形状で構成される場合であっても、ボルト45をフランジ11の挿通孔11bに挿通し、絶縁スペーサ3のねじ穴33aに螺合させ締結することにより、絶縁スペーサ3を第1のタンク1に取り付けることが簡単にできる。また、該絶縁スペーサ取付け部材としてのボルト45は、その後の第2のタンク2、導体62を取り付け、組立を行う際に、取り外したりする必要はないので、組立も簡単である。
【0025】
これによりガス絶縁開閉装置の設計自由度が向上され、生産の合理化を図ることが可能となる。また、絶縁スペーサ3に設けられたねじ穴33aを絶縁スペーサ3の本体を直にねじ穴加工されたもので構成した場合には、従来の埋金が不要となり、生産コストの低減も可能となる。
【0026】
実施の形態2.
図3は実施の形態2になるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図、図4は図3のIV−IV線に沿う矢視側面断面図である。なお、図3は図4のIII−III線における矢視断面図に相当するものである。図において、1は第1のタンクであり、一端部(図の右方)に外フランジ部12Oと内フランジ部12Iを周方向に交互に合計2箇所ずつ有するフランジ12が設けられている。
【0027】
なお、上記タンク1は、図に示すように内径が異なる大小2つの円筒の一部を一体的に組み合わせたような形状となっているが、例えば鋳造など周知の成形技術により容易に得ることができる。また、第2のタンク2は一般的な外フランジからなるフランジ21を有するものが用いられ、さらに、絶縁スペーサ3は上記実施の形態1に用いたものと全く同様であり、周方向に12個の貫通孔31と、4個の係合穴としてのねじ穴33aを有する埋金33を有しているが、これら貫通孔31、ねじ穴33aを有する埋金33は図2と同じであるので図示を省略している。
【0028】
12Oaは外フランジ部12Oの部分(図4の上部及び下部)に設けられた締結用の貫通孔であり、周方向に30度の角度で上部に3箇所及び下部に3箇所、合計6箇所設けられている。12Iaは内フランジ部12Iの部分に設けられた締結用の有底のねじ穴であり、周方向に30度の角度で左右3箇所ずつ合計6箇所設けられている。上記貫通孔12Oa、及びねじ穴12Iaは全体としてフランジ12の周囲に略等角度で合計12箇所設けられている。
【0029】
なお、上記第1のタンク1のフランジ12には上記貫通孔12Oa、及びねじ穴12Iaのほか、絶縁スペーサ3を先に取付けるための挿通孔12Obが周方向に略等角度で4箇所(図4参照)設けられている。
【0030】
図4に示す45は絶縁スペーサ固定部材としてのボルトであり、外フランジ部12Oの部分に合計4箇所設けられた上記挿通孔12Obから、上記実施の形態1と同様、絶縁スペーサ3のねじ穴33aに螺合され、絶縁スペーサ3を先に第1のタンク1に取付けることができるようになっている。
【0031】
44は第1及び第2のタンク1、2を締結するための締結手段4を構成するボルトであり、第2のタンク2のフランジ21側から第1のタンク1の内フランジ部12Iのねじ穴12Iaに螺入されタンク1、2相互を締結する。なお、外フランジ部12Oはボルト46及びナット43でタンク相互を締結する。その他の符号及び構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0032】
上記のように構成された実施の形態2においては、絶縁スペーサ3を一方の第1のタンク1に先に接合する必要があり、且つ、他方の第2のタンク2が外フランジ形状であっても、ボルト45を外フランジ部12Oの貫通孔12Ob(図4に破線で図示)に挿通し、絶縁スペーサ3の図に表れていないねじ穴33aに螺合させ、締結することにより絶縁スペーサ3、及び第1のタンク1側の導体61の先行取付けが可能となる。これによりガス絶縁開閉装置の設計自由度が向上され、生産の合理化を図ることが可能となる。
【0033】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3になるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図、図6は図5のVI−VI線における矢視断面側面図である。図5の断面図は図6のV−V線における矢視断面図に相当するものである。図において、第1のタンク1は、上記実施の形態2に示す第1のタンクと全く同様のものである。
【0034】
2は第2のタンクであり、これも上記実施の形態2に示す第1のタンクと同様のフランジを有し、第1のタンク1に対し角度を90度回動させた状態でフランジ相互を対向させる形で配設されている。即ち、第2のタンク2は、一端部(図の左方)に外フランジ部23Oと内フランジ部23Iが周方向に交互に合計2箇所ずつ設けられたフランジ23が設けられている。なお、絶縁スペーサ3は上記実施の形態1及び2に用いたものと同様である。
【0035】
23Oaは外フランジ部23Oの部分に設けられた締結用の貫通孔であり、周方向に30度の角度で図6の左側部及び右側部のボルト44で示す位置に3箇所ずつ合計6箇所設けられている。23Iaは内フランジ23Iの部分に設けられた締結用の有底のねじ穴であり、図6に破線で示すように周方向に30度の角度で上部及び下部に3箇所ずつ合計6箇所設けられている。これら貫通孔23Oa、及びねじ穴23Iaはフランジ23の周囲に全体として等角度で合計12箇所設けられている。
【0036】
また、上記第2のタンク2のフランジ23には上記貫通孔23Oa、及びねじ穴23Iaのほか、絶縁スペーサ3を先に取付ける場合に用いる挿通孔23Obが周方向に略等角度で4箇所(図6参照)設けられている。その他の符号及び構成は上記実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
【0037】
上記のように構成された実施の形態3においては、外フランジ部と内フランジ部を周方向に2ヶ所ずつ設けたフランジ相互を90度角度を変えて対向させ、外フランジ部12O、及び23Oの部分に絶縁スペーサ3取付用の挿通孔(12Ob、及び23Ob)を設けているので、ボルト45を外フランジ部12O、又は23Oの図に現れていない挿通孔(12Ob、及び23Ob)に挿通し、絶縁スペーサ3の同じく図に表れていない係合穴としてのねじ穴33aに螺合させ、締結することにより絶縁スペーサ3、導体61、又は62を任意の一方のタンクに先に取付けることができる。
これによりガス絶縁開閉装置の設計自由度が一層向上され、生産の合理化を図ることが可能となる。
【0038】
ところで、上記実施の形態の説明では、絶縁スペーサ固定部材45として、絶縁スペーサ3に設けられた係合穴としてのねじ穴33aに螺合するボルトを用いる場合を例示したが、これに限定されるものではなく、要するに絶縁スペーサ3をフランジに固定できるものであれば他の固定手段を用いても差し支えるものではない。
また、フランジ相互の締結部材4として、ボルト又はボルトとナットを用いる場合を例示したが、これらに限定されるものではなく、フランジ相互を締結できるものであれば他の手段を用いてもよい。
【0039】
さらに、締結部材4、絶縁スペーサ固定部材45のフランジへの設置個数なども実施の形態のものに限定されないことは勿論である。また、係合穴としてのねじ穴33aを有する埋金33は、実施の形態2及び3の場合においても、絶縁スペーサ3の素材自体にねじ穴などの係合穴を設けることで、これを省くことができる。その他、例えば絶縁スペーサ3の形状、導体61の数など、この発明の精神の範囲内で種々の変形や変更ができることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
上記説明したとおり、この発明によれば、次のような効果が得られる。
【0041】
請求項1に記載した第1の発明によれば、絶縁スペーサを、フランジ相互の締結部材とは独立して第1のタンク及び第2のタンクの一方のタンクに固定する絶縁スペーサ固定部材を備え、第1のタンク及び第2のタンクの一方は、タンクのフランジが周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分を交互に形設してなり、絶縁スペーサ固定部材を貫通させる挿通孔は上記外フランジ部の部分に設けるようにしたので、組立作業が簡単容易で構成が簡潔であり、設計の自由度が大きく増加して生産を合理化し、生産コストの低減も可能なガス絶縁開閉装置を提供することができる。
【0044】
請求項に記載した第の発明によれば、第1のタンク及び第2のタンクのフランジは、周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分が交互に形設され、該外フランジ部の部分に上記締結部材を挿通するための貫通孔と上記絶縁スペーサ固定部材を挿通する挿通孔が設けられてなり、一方のタンクの外フランジ部部分が他方のタンクの内フランジ部に対向するように配設したので、上記第1の発明の効果に加えて、絶縁スペーサを任意の一方のタンクに固定することができる。
【0045】
請求項に記載した第の発明によれば、上記絶縁スペーサの素材に直接ねじ穴を螺設するようにしたので、上記第1の発明の効果に加えて生産コストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1によるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う矢視断面図で、絶縁スペーサを示す図である。
【図3】 実施の形態2になるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う矢視断面図である
【図5】 実施の形態3になるガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図である。
【図6】 図5のVI−VI線における矢視断面図である。
【図7】 従来のガス絶縁開閉装置の絶縁スペーサを介したタンク接続部を示す断面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線における矢視断面側面図である。
【符号の説明】
1 第1のタンク、 11、12 フランジ、 11a 貫通孔、 11b 挿通孔、 12O 外フランジ部、 12I 内フランジ部、 2 第2のタンク、 22、23 フランジ、 23O 外フランジ部、 23I 内フランジ部、 3 絶縁スペーサ、 31 貫通孔、 33 埋金、 33a 係合穴(ねじ穴)、 4 締結部材、 44、46 ボルト、 45 絶縁スペーサ固定部材(ボルト)、 61、62 導体。

Claims (3)

  1. 接続部相互にそれぞれ設けられたフランジを互いに対向させて配設された第1のタンク及び第2のタンクと、これら第1のタンク及び第2のタンクの対向するフランジの間に介装されタンク内部を相互に区画する絶縁スペーサと、上記フランジの周方向に所定間隔で複数設けられ該フランジ相互を上記絶縁スペーサを挟んで締結する締結部材とを備えたガス絶縁開閉装置において、上記第1のタンク及び第2のタンクの何れか一方のフランジは、上記周方向に複数設けられた締結部材の位置とは異なる位置に貫通された複数の挿通孔を有し、上記絶縁スペーサは上記挿通孔に対応する位置に設けられた複数の係合穴を有し、上記一方のフランジの挿通孔を挿通して上記絶縁スペーサの係合穴に係合し該絶縁スペーサを上記締結部材とは独立して一方のタンクに固定する絶縁スペーサ固定部材を備え、上記第1のタンク及び第2のタンクの一方は、タンクのフランジが周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分を交互に形設してなり、上記絶縁スペーサ固定部材を貫通させる挿通孔は上記外フランジ部の部分に設けられてなることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 上記第1のタンク及び第2のタンクのフランジは、周方向に外フランジ部の部分と、内フランジ部の部分が交互に形設され、該外フランジ部の部分に上記締結部材を挿通するための貫通孔と上記絶縁スペーサ固定部材を挿通する挿通孔が設けられてなり、一方のタンクの外フランジ部が他方のタンクの内フランジ部に対向するように配設してなることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 上記絶縁スペーサに設けられた係合穴は、該絶縁スペーサの素材に直接螺設されたねじ穴からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
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