JP4842629B2 - ガス絶縁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ほぼ水平に配置した遮断器を有して構成したガス絶縁装置に関する。
従来のガス絶縁開閉装置として、図7に示すようにほぼ水平に配置した遮断器用密閉容器内に構成したガス遮断器6を使用し、その遮断器用密閉容器における一方側の軸方向端部にほぼ同一中心軸線上でほぼ水平に配置した母線側分岐母線5に接続し、この母線側分岐母線5に母線側断路器3、4をそれぞれ介して主母線1、2を配置している。一方、ガス遮断器6における遮断器用密閉容器の他方側はほぼ同一中心軸線上でほぼ水平に配置した反母線側分岐母線7に接続し、接地開閉器8や断路器9を介してブッシング12に接続している。このようにして母線側分岐母線5、ガス遮断器6および反母線側分岐母線7はそれぞれ同一中心軸線上で直線的に接続した構成となっている。ブッシング12の下方には計器用変圧器11が設置されており、ここでガス遮断器6、母線側分岐母線5および反母線側分岐母線7の高さは、主母線1、2と母線断路器3、4の高さ寸法と、計器用変圧器11の機器寸法によって決定されている(例えば、特許文献1を参照)。
また従来のガス絶縁開閉装置として、ほぼ水平に配置した遮断器用密閉容器内に構成したガス遮断器を使用し、その遮断器用密閉容器における一方側の軸方向端部では、付設面近くに母線側断路器を配置し、この母線側断路器の上方部に主母線を配置し、遮断器用密閉容器の中心軸線を母線側断路器の中心軸線よりも上方にずらした構成が知られている(特許文献2)。
特公昭61−27966号公報 特開昭57−160309号公報
しかしながら従来のガス絶縁開閉装置は、前者の構成の場合、遮断器用密閉容器や断路器用密閉容器を直線的に配置しているため、どれか一つの機器の高さによって全体の高さを決めてしまうことになり、最重量物であるガス遮断器の低層化に限界があり耐震性を損なってしまう。また後者の場合、これまで採用してきた基本的な構成を変えてしまうために構造が複雑化し、また付設面近くに配置した母線側断路器やその他の断路器や接地開閉器のためのメンテナンススペースを確保しようとすると、結局、ガス遮断器を含めて全体の高さを増してしまう。
本発明の目的は、重量物である遮断器を含めて全体としてさらに低層化を可能にしたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、ほぼ水平に配置した円筒状の遮断器用密閉容器内に構成した遮断器と、この遮断器の一端側に接続した主母線と、この主母線と前記遮断器用密閉容器間に位置する一端側密閉容器と、前記遮断器の他側に位置する他端側密閉容器とを備えたガス絶縁開閉装置において、前記遮断器用密閉容器のいずれか一方の軸方向端面に、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方を接続すると共に、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方における前記遮断器用密閉容器との接続部の中心軸線よりも、前記遮断器用密閉容器の中心軸線をほぼ並行な関係で所定寸法以上下方にずらして接続し、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方は前記遮断器用密閉容器との接続部に形成したフランジを有し、前記遮断器用密閉容器はそのいずれか一方の軸方向端面に設けられて前記フランジに対応した位置に開口部を形成した円板状の端蓋を有し、前記フランジと前記端蓋の外周部がほぼ一致するまでずらしたことを特徴とする。
本発明によるガス絶縁開閉装置は、ほぼ水平に配置した遮断器における遮断器用密閉容器の中心軸線を、遮断器用密閉容器のいずれか一方の軸方向端に接続した一端側密閉容器または他端側密閉容器における接続部の中心軸線よりも所定寸法以上下方に積極的にずらしているため、比較的径の大きな遮断器用密閉容器との接続部を考慮しながら、遮断器用密閉容器および一端側密閉容器または他端側密閉容器はそれぞれに適した高さで配置することができ、メンテナンススペースは確保しつつ重量物である遮断器のさらに低層化を図って耐震性に優れたガス絶縁開閉装置とすることができる。また、一端側密閉容器および他端側密閉容器のいずれか一方に形成したフランジと、遮断器用密閉容器の軸方向端面に設けた端蓋との外周部がほぼ一致するまでずらしたため、遮断器用密閉容器と一端側密閉容器および他端側密閉容器のいずれか一方の径差を最大限近くまで利用してずらすことができると共に、外観上の美観を保つことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。
ガス絶縁開閉装置を構成する各機器は絶縁性ガスを封入した密閉容器内に、この密閉容器から電気的に絶縁した状態で主回路導体を支持して構成しており、各機器の密閉容器間または適当な密閉容器間を絶縁スペーサによってガス的に区分しながら各密閉容器間を連結して構成している。主母線導体を主母線用密閉容器内に配置して構成した主母線1、2は付設面近くに並置し、それぞれの上方部に断路部を母線断路器用密閉容器内に構成した母線断路器3、4を接続し、ほぼ水平に配置した円筒状の遮断器用密閉容器内に遮断部を構成した遮断器6を主母線1、2の片側にこれとほぼ直交する関係で配置している。遮断器6の軸方向端面には、母線側接続導体を一方側密閉容器内に配置して構成した母線側分岐母線5の片側端を接続している。母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器内に配置した母線側接続導体の一端は、母線断路器4を介して主母線2の主母線導体に、また母線断路器3を介して主母線1の主母線導体にそれぞれ接続している。
母線側分岐母線5はほぼ直線的に構成した一方側密閉容器を有して構成しているが、この一方側密閉容器は様々な形状を取ることができ、いずれにしても遮断器6を構成する遮断器用密閉容器との接続部は、遮断器用密閉容器の軸方向端面に軸方向を合わせて接続している。より詳細には、母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器の中心軸線5aと、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aとは一致せず、母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器の中心軸線5aよりも遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aの方が下方に寸法Lだけずれている。
ほぼ水平に配置した遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の軸方向他端面には、軸方向を合わせて配置した反母線側分岐母線7を接続しており、この反母線側分岐母線7は他方側密閉容器内に反母線側接続導体や断路器9や接地開閉器8を構成している。しかしながら、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器の中心軸線7aは、同軸ではなく上下方向に寸法Lだけずれており、遮断器用密閉容器の中心軸線6aの方が他方側密閉容器の中心軸線7aより下方に位置している。反母線側分岐母線7はほぼ水平に配置し、その他方側密閉容器の軸方向の途中に接地開閉器8と断路器9を構成している。反母線側分岐母線7の他端にはブッシング12などの絶縁導出手段を接続しており、ブッシング12の下部には計器用変圧器11を設置している。
遮断器6を構成する遮断器用密閉容器と、母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器および反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器との連結部は、ほぼ同様の構成であり、ここでは他方側密閉容器との連結部についてのみ説明する。
図2は、上述した遮断器6と反母線側分岐母線7との接続部を示す断面図である。
遮断器6を構成する円筒状の遮断器用密閉容器13の軸方向他端には円板状の端蓋14を溶接し、この端蓋14には遮断器用密閉容器13の中心軸線よりも上方部にずれた位置にほぼ正円の開口15を形成している。遮断器6の主回路導体16は、遮断器用密閉容器13の中心線よりも上方部にずれた開口15の中心軸線上で、開口15を気密に封じた絶縁スペーサ17の埋め込み導体18に接続すると共に支持している。反母線側分岐母線7は、端蓋14にボルト29などによって連結したフランジ19を有する他方側密閉容器20内に反母線側接続導体21を図示しない絶縁支持物によって支持して構成しており、反母線側接続導体21を埋め込み導体18とほぼ同一軸線上に配置している。埋め込み導体18と反母線側接続導体21とは接触子22によって電気的に接続している。この遮断器6と反母線側分岐母線7との接続部としては種々の構成が考えられ、例えば、主回路導体16を遮断器用密閉容器13の中心軸線上に配置し、主回路導体16もしくは反母線側導体21の一部に屈曲部を形成しても良い。
円板状の端蓋14には、その開口15の外周部を同心的に包囲する二重の仮想円周上に離散的な複数の貫通孔14aと非貫通ねじ孔14bが形成されている。この二重の仮想円周は、遮断器用密閉容器13の中心軸線より上方にずれた主回路導体16の中心軸線を中心としているため、円板状の端蓋14に対しては偏心した位置に形成されている。絶縁スペーサ4には、複数の貫通孔14aに対応する位置に他方側密閉容器20側には貫通しない非貫通ねじ部を有する埋め込み金具31が一体的に埋め込まれており、フランジ19には、複数の非貫通ねじ孔14bに対応する位置に貫通孔32が形成されている。内側の仮想円周上に形成した貫通孔14aには、遮断器用密閉容器13側からボルト30を挿入し、このボルト30の挿入側を絶縁スペーサ4の外周部に埋め込んだ複数の埋め込み金具の非貫通ねじ部に螺合させることにより、絶縁スペーサ4を端蓋14に支持固定している。また外側の仮想円周上に形成した非貫通ねじ孔14bには、フランジ19に形成した貫通孔32へ挿入したボルト29を螺合させることにより、遮断器用密閉容器13と他端側密閉容器20間を連結している。
上述したように他端側密閉容器20の中心軸線7aと、遮断器用密閉容器13の中心軸線6aとの間は寸法Lだけずれている。通常、他端側密閉容器20と遮断器用密閉容器13の中心軸線を合わせて連結しようとする場合、ボルト29を挿入する貫通孔32の寸法差と、機械加工上の公差との和の範囲内でのずれが発生するが、この寸法Lはボルト29を挿入する貫通孔32の寸法差と、機械加工上の公差との和よりも大きく、積極的にずらすことによって得ている。このように他端側密閉容器20と遮断器用密閉容器13の中心軸を積極的にずらすことになり、比較的径の大きな遮断器用密閉容器13との接続部を考慮しながら、遮断器用密閉容器13および他端側密閉容器20はそれぞれに適した高さで配置することができるようになる。
しかも、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の軸方向端面には端蓋14を溶接し、この比較的径大の端蓋14を利用して反母線側分岐母線7を構成する他端側密閉容器20を連結しているため、遮断器用密閉容器13の軸方向他端をその径方向に分岐して接続部を構成し、反母線側分岐母線7を母線側分岐母線5と同様に構成した場合に比べて同連結部の構成を簡略化することができる。従って、見かけ上は遮断器6、母線側分岐母線5および反母線側分岐母線7をほぼ一直線上に構成した方式を採用したガス絶縁開閉装置の構成上の利点を保持しながら、遮断器6の低層化を図り耐震性を向上することができる。
上述したガス絶縁開閉装置は、遮断器6における遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、その一方側に位置して母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器の遮断器用密閉容器13との接続部における中心軸線5a、および他方側に位置して反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器20の遮断器用密閉容器13との接続部における中心軸線7aとを変えることによって、反母線側分岐母線7は、接地開閉器8の下部にメンテナンススペース8Aを確保した高さに保持することができるし、また遮断器6は、この反母線側分岐母線7の高さに合わせることなく中心軸線6aをずらした分だけ付設面近くに配置して低層化が可能となり、さらに、母線側分岐母線5は主母線1、2の上部に母線断路器3、4を有しているためある程度の高さとなるが、これに合わせることなく重量物である遮断器6を低層化して耐震的に優れたガス絶縁開閉装置とすることができる。しかも、見かけの外観上の構成は、母線側分岐母線5、遮断器6および反母線側分岐母線7をほぼ一直線に配置しており、この構成上の利点を生かすことができる。
また、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の中心軸線6aと、反母線側分岐母線7を構成する他端側密閉容器20の中心軸線7aとを変えることは、比較的径の大きな遮断器用密閉容器における軸方向端面の大きさの範囲内で行なうことができるので、例えば、反母線側分岐母線7を構成する他端側密閉容器20は上方に限らず、斜め上方にずらすこともできる。従って、反母線側分岐母線7を構成する他端側密閉容器20は、接地開閉器8の下部にメンテナンススペース8Aを確保した高さ、または計器用変圧器11を考慮した高さにし、上述した範囲内でこれとは無関係に遮断器6の高さを設定して低層化が可能となる。このとき、図2に示したように遮断器用密閉容器13の端蓋14の外端と、他方側密閉容器20のフランジ19の外端とがほぼ合致するようにずらすと、径大の遮断器用密閉容器13の径の大きさをほぼ最大限に活用しながら、端面を揃えることによる外観上の美観を保つことができる。
例えば、図3に示したガス絶縁開閉装置のように、ブッシング12の下部に設置していた計器用変圧器11が無い場合、その分だけ反母線側分岐母線7の位置を下方にしても接地開閉器8の下部にメンテナンススペース8Aを十分に確保することができる。そこで、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器の中心軸線7aをほぼ一致するようにしている。一方、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器の中心軸線5aは、同軸ではなく上下方向に上述した寸法Lだけずらしており、遮断器用密閉容器の中心軸線6aの方が母線側用密閉容器の中心軸線5aより下方に位置している。
この実施の形態によるガス絶縁開閉装置は、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、その片側に位置する母線側分岐母線5における一方側密閉容器の中心軸線5aとを上下方向に寸法Lだけずらすことによって、遮断器6は、母線側分岐母線5の高さに合わせることなく中心軸線6aをずらした分だけ低層化が可能となる。また反母線側分岐母線7は、結果的に遮断器6の中心軸線6aと一致させているが、図1に比べてその中心軸線7aをさらに寸法Lだけ下方にずらしているため、接地開閉器8の下部に十分なメンテナンススペースを確保することができる。
しかし、遮断器6は、その下部に遮断器用操作器23を配置しているためにある程度の高さを保持しなければならず、遮断器6の低層化には限界があるが、図3に示した接地開閉器8の下部には十分なメンテナンススペースを確保することができるので、比較的径の大きな遮断器用密閉容器における軸方向端の端蓋の大きさの範囲内で反母線側分岐母線7を寸法Lだけさらに下方に位置させることもできる。そこで、反母線側分岐母線7をさらに低層化することができる場合、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aよりも、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器の中心軸線7aを垂直方向の下方にさらに寸法Lだけ位置するようにしても良い。この場合、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aよりも、母線側分岐母線5を構成する一方側密閉容器の中心軸線5aの方が上方に位置し、一方、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aよりも、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器の中心軸線7aを下方に位置することになるが、それぞれにとって望ましい配置構成とすることができ、しかも見かけの外観上の構成は、母線側分岐母線5、遮断器6および反母線側分岐母線7をほぼ一直線に配置しており、この構成上の利点を生かすことができる。
一方、主母線1、2側は、図1および図3の場合もその上方部にそれぞれ母線側断路器3、4を接続する構成であるため、母線側分岐母線5は遮断器6に比べて高さが増大するが、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の中心軸線6aを、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器20の中心軸線7aよりも下方にずらすことによって、両者にとってそれぞれ望ましい高さを保持することができ、重量物である遮断器6の低層化が可能となる。
図4は、本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。
二重主母線を構成する主母線1、2は、付設面近くに並置しており、それぞれの上方部に母線断路器3、4を接続している。二つの母線断路器3、4はほぼ水平に配置した母線側分岐母線10の一端に接続し、より詳細には母線側分岐母線10を構成する一方側密閉容器内に配置した母線側接続導体の一端は、母線断路器4を介して主母線2の主母線導体に、また母線断路器3を介して主母線1の主母線導体にそれぞれ接続している。母線側分岐母線10を構成する一方側密閉容器の他端側は、ほぼ水平に配置した遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の一方の軸方向端部で径方向に分岐した分岐部に接続している。このような母線側分岐母線10の接続構成によって、母線側分岐母線10の下部また遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の左方の軸方向端部には空間が形成されるため、この空間部を利用して遮断器用操作器23を配置している。
一方、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の軸方向他端面には、径方向ではなく軸方向に延びた反母線側分岐母線7を接続している。しかしながら、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aと、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器の中心軸線7aは、同軸ではなく垂直方向に上述した寸法Lだけずれており、遮断器用密閉容器の中心軸線6aの方が他方側密閉容器の中心軸線7aより下方に位置している。反母線側分岐母線7はほぼ水平に配置され、その他方側密閉容器の軸方向の途中に周知の接地開閉器8と断路器9を構成している。反母線側分岐母線7の他端にはブッシング12などの絶縁導出手段を接続している。接地開閉器8は、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器内に配置した反母線側接続導体と大地間に設けており、その閉路動作によって反母線側接続導体を接地するように構成している。断路器9は、遮断器6とブッシング12間の主回路を断路するように構成している。こうして母線側分岐母線10、遮断器6および反母線側分岐母線7は、主母線1、2の側方に位置すると共にそれと直行する一つの垂直面に配置し、図示の部分が単相であれば隣接したほぼ平行な三つの垂直面に三相分をそれぞれ構成している。
このように遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の中心軸線6aと、反母線側分岐母線7を構成する他方側密閉容器20の中心軸線7aとを上下方向に変えることによって、反母線側分岐母線7は、接地開閉器8の下部にメンテナンススペース8Aを確保した高さに保持することができ、また遮断器6はこの反母線側分岐母線7の高さとは関係なくさらに寸法Lだけ低層化が可能となる。接地開閉器8は、他方側密閉容器の下部ではなく側方部に構成してメンテナンススペースを十分に確保することもできるが、いずれにせよ遮断器6は、上述した範囲内で反母線側分岐母線7の高さとは関係なく配置することができ、遮断器用操作器23を遮断器用密閉容器の側方に配置した従来構成に比べて、さらに遮断器6の低層化が可能となる。
上述した各実施の形態では、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の軸方向端部の両側にそれぞれ接続した母線側分岐母線5、10と反母線側分岐母線7は、それらの主体部をほぼ水平で直線的な密閉容器内に構成しているが、必ずしも直線的な構成に限らず中間部に屈曲部を有したり、主体部がほぼ垂直な構成であっても良く、遮断器用密閉容器13との接続部の中心軸線5a、7aと、遮断器用密閉容器13の中心軸線6aとをずらして接続するようにすると良い。また遮断器6の両側に接続する一方側密閉容器および他方側密閉容器は、分岐母線5、7、10に限るものではない。例えば、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器13の軸方向端部に断路器4の密閉容器を直接接続したり、図5に示すように遮断器用密閉容器13の軸方向端部にその他の装置を構成する密閉容器を接続したりすることもできる。
図5は、本発明のさらに他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図で、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の軸方向端面に他方側密閉容器20を接続し、この反母線側密閉容器20としては、主体部がほぼ垂直であり、かつその内部には断路器9や接地開閉器8やケーブルヘッドを構成したものとし、絶縁導出手段としてのケーブルヘッドにケーブル24を接続したものである。母線側分岐母線5の中心軸線5aと、遮断器用密閉容器の中心軸線6aの関係は先の実施の形態と同様に寸法Lだけずらしている。また他方側密閉容器20における遮断器用密閉容器との接続部の中心軸線7aは、遮断器用密閉容器の中心軸線6aよりも寸法Lだけ上方に位置している。
このようなガス絶縁開閉装置の場合も先の実施の形態と同様に、遮断器6は付設面近くに配置して低層化を図ることができ、一方、他方側密閉容器20は、遮断器6の高さの利点を損なうことなく、遮断器用密閉容器の端面の大きさの範囲内でケーブル24の付設に都合の良い高さに保持することができる。
上述した本発明のガス絶縁開閉装置はいずれも遮断器6の他端側を絶縁導出手段であるブッシング12に接続するライン側の構成に適用して説明したが、その他の構成のもの、例えば、主母線1、2間を接続する母線接続用遮断器を有するガス絶縁開閉装置や、主母線1、2を軸方向でそれぞれ区分する母線区分用遮断器を有するガス絶縁開閉装置や、反母線側分岐母線7の絶縁導出手段側を変圧器に接続したガス絶縁開閉装置にも適用することができる。どの適用であっても、遮断器6を構成するほぼ円筒状の遮断器用密閉容器の少なくとも一方の軸方向端面に一方側密閉容器または他方側密閉容器のいずれか一方を接続する構成とし、その一方側密閉容器または他方側密閉容器は遮断器6を構成する遮断器用密閉容器との接続部分を有し、この接続部分の中心軸線と、遮断器6を構成する遮断器用密閉容器の中心軸線6aを積極的に寸法Lだけ下方にずらして接続した構成であれば良く、これによって重量物である遮断器6の一層の低層化が可能となる。
図6は、各実施の形態で示したガス絶縁開閉装置における遮断器6を示す断面図である。
遮断器用密閉容器13内には、例えばパッファー形遮断部25を遮断器用操作器24によって開閉可能に支持している。この遮断部25と並列に投入抵抗装置や詳細な図示を省略した分圧用コンデンサ装置などの並列インピーダンス装置26が構成されている。遮断器用密閉容器13の他方側の軸方向端部には端蓋14が設けられ、この端蓋14に絶縁スペーサ17が固定されており、その中心部の埋め込み導体18における中心軸線18aと、遮断部25の開閉動作軸線25aと、他方側密閉容器20の中心軸線20aとがほぼ一致するようにしている。遮断部25、投入抵抗装置や分圧用のコンデンサ装置などの並列インピーダンス装置26は、例えば極間近傍に電界緩和用シールド27を有しているのが一般的であるが、この電界緩和用シールド27は遮断器用密閉容器13内にそれとほぼ同心的に配置し、この電界緩和用シールド27内に遮断部25や並列インピーダンス装置26を配置する。
このとき、遮断部25、並列インピーダンス装置26は種々の位置を採ることができるが、ここでは遮断部25の開閉動作軸線25aと、埋め込み導体18における中心軸線とを一致するようにしているため、閉路動作時に埋め込み導体18に対して衝撃が発生したとしても、絶縁スペーサ17で偏ることがなく良好にこれを受けることができ、また遮断器用密閉容器13の中心軸線5aから見ると、遮断部25の開閉動作軸線25aをずらした配置によって遮断器用密閉容器13の中心軸線5a近傍に大きなスペースを形成することができ、このスペースに並列インピーダンス装置26を電界や絶縁上望ましい位置に配置することができる。しかも反母線側分岐母線7の中心軸線7aとも一致させているため、遮断部25と埋め込み導体18間、あるいはその近傍に中心軸線を調整しながら連結を行う屈曲部を形成する必要がないので、中心軸線5aと中心軸線7aとを上下方向にずらしながらも同部の構成を簡略化しながら電界や絶縁上、望ましい構成とすることができる。
本発明によるガス絶縁開閉装置は、図示の構成に限らず単母線方式など他の構成のガス絶縁開閉装置にも適用することができる。
本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。 図1に示したガス絶縁開閉装置の要部を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す正面図である。 図1に示したガス絶縁開閉装置の遮断器を示す断面図である。 従来のガス絶縁開閉装置を示す正面図である。
符号の説明
1、2 主母線
3、4 母線側断路器
5、10 母線側分岐母線
5a、10a 中心軸線
6 遮断器
7 反母線側分岐母線
7a 中心軸線
8 接地開閉器
9 断路器
11 計器用変圧器
13 遮断器用密閉容器
14 端蓋
15 開口
17 絶縁スペーサ
18 埋め込み導体
20 他方側密閉容器
25 遮断部
25a 中心軸線
26 並列インピーダンス装置

Claims (1)

  1. ほぼ水平に配置した円筒状の遮断器用密閉容器内に構成した遮断器と、この遮断器の一端側に接続した主母線と、この主母線と前記遮断器用密閉容器間に位置する一端側密閉容器と、前記遮断器の他側に位置する他端側密閉容器とを備えたガス絶縁開閉装置において、前記遮断器用密閉容器のいずれか一方の軸方向端面に、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方を接続すると共に、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方における前記遮断器用密閉容器との接続部の中心軸線よりも、前記遮断器用密閉容器の中心軸線をほぼ並行な関係で所定寸法以上下方にずらして接続し、前記一端側密閉容器および前記他端側密閉容器のいずれか一方は前記遮断器用密閉容器との接続部に形成したフランジを有し、前記遮断器用密閉容器はそのいずれか一方の軸方向端面に設けられて前記フランジに対応した位置に開口部を形成した円板状の端蓋を有し、前記フランジと前記端蓋の外周部がほぼ一致するまでずらしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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