JP5212942B2 - 情報通信体用用紙及びそれを用いた情報通信体 - Google Patents

情報通信体用用紙及びそれを用いた情報通信体 Download PDF

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本発明は用紙を折畳み周囲の開口部を封緘することによりDMを始めとして葉書、往復葉書、封書等の情報通信体が得られる情報通信体用用紙、及びこれを用いて作られる情報通信体に関するものである。
近年、パソコンの普及に伴い各家庭で年賀状等を印刷することがごく当たり前のことになっている。当然葉書のみならず封書に関しても同様で、ワープロソフトで打ち出した文面を郵送することは通常に行われている。そんな中でプリンターから打ち出した用紙を手早く折畳むことにより葉書や封書に仕上げて投函する技術が考えられている。
例えば特開2002−274545号公報に記載される封書用紙は、家庭や一般事務所で汎用されているインクジェットプリンターやレーザープリンターで、通紙、紙送りに問題なく印刷、印字できる封書用フォームを提供するものである。また、当該封書用紙は印字、印刷、筆記した封書用紙を、特別な機械を使用することなく、手軽に封止することのできる封書用紙を提供するものである。また、封止された封書の受領者が容易に開封可能な封書用紙を提供するものである。
前記引例の封書用紙では、上記効果を得るために、第1基材と第2基材が全面に塗布された粘着剤層を介して積層された封書用紙(8)であって、当該封書用紙の粘着紙表面(9)の少なくとも一部分には宛名表示部を設け、また、当該封書用紙の剥離紙表面(10)の少なくとも一部分には情報表示部を設け、さらに、前記剥離紙の一辺側端部分に、当該辺に沿って延びる抜き加工線(12)を施したものであって、前記抜き加工線側を除いて封書用紙(8)が折畳まれ、前記抜き加工線に囲まれた前記剥離紙の一部分(13)を取り除き、
これにより露出する前記粘着剤層の一部分が、封書用紙(8)の折畳みにより対面した前記粘着紙表面と粘着することにより封止される封書用紙としている。
特開2002−274545号 公報
前記引例の封書用紙では封書用紙が粘着紙と剥離紙の異なる部材の貼り合わせにより構成されている。当然両者間には粘着剤層と剥離処理層が介在することになり、そのような余分な加工を必要とすることにより高価な封書用紙となってしまう。さらに封止するための粘着剤を露出させるため、抜き加工線を別工程で施さなければならず、そのためコストがさらにアップする。また例え粘着剤層で全面的に貼り合わせてあっても、本来容易に剥離が可能な剥離紙が対向して貼り合わされているため、誤って何らかの外力により不用意に剥離してしまう事故も起こりかねない。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、プリンターに容易に通すことができ、安価で確実に封止が可能であると共に受領人が容易に開封することが可能な情報通信体用用紙とそれを用いた情報通信体を提供するものである。
上記目的を達成するために本件発明の情報通信体用用紙は、折り線を介して連接された葉片を折り畳み或いは切り重ね、任意の対向葉片同士の開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着する情報通信体用用紙であって、全面に疑似接着フィルムが被覆された台紙の開封縁辺部分以外の全ての領域に予め印刷が可能な処理を施すことにより、前記領域の疑似接着力を失した用紙であり、該印刷可能な処理を施した領域の上から新たに印刷を施した後に折り畳み或いは切り重ねて、対向する開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着することにより一体化されることを特徴としとしている。
なお印刷可能な処理としては、例えばオフセット印刷、グラビヤ印刷、UV印刷等の公知の印刷手段により、艶消しのマット調インク等の公知のインク(通常インクやUVインク等)を必要部分全体に印刷してインク領域を形成する。そうすることにより、前記インク領域において、上から印刷をさらに施しても最上層のインクが十分に定着するように表面を改良することができる。或いはサンドブラスト等により疑似接着フィルムの必要領域をマット化しても構わない。
また、上記目的を達成するために本件発明の情報通信体は、折り線を介して連接された葉片を折り畳み或いは切り重ね、任意の対向葉片同士の開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着する情報通信体であって、全面に疑似接着フィルムが被覆された台紙の開封縁辺部分以外の全ての領域に予め印刷が可能な処理を施すことにより、前記領域の疑似接着力を失した用紙からなり、該印刷可能な処理を施した領域の上から新たに印刷を施した後に折り畳み或いは切り重ねて、対向する開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着したことを特徴としている。
前記折畳みのバリエーションとしては、単純な2つ折の形態からそれ以上の折形態が適用可能である。2つ折以上の形態として、例えば三つ折の場合、蛇腹状に断面Z字状に折畳む形態と巻き込んで断面C字状に折畳む形態がある。更に折数が増えるとさまざまな折形態が考えられるが、何れの場合にも前記蛇腹状形態、巻き込み形態の組み合わせになる。またそれ以外の特殊形態としては観音開き折、ダブル観音開き折及びその変形がある。
上記課題解決手段による作用は次の通りである。折線を介して連接された複数の葉片からなる台紙に疑似接着フィルムを全面的に被覆する。疑似接着フィルムはフィルム同士を対向させて加圧或いは加圧・加熱処理を施すことにより剥離可能に疑似接着するものである。従って、例えば疑似接着フィルムを被覆した台紙を、疑似接着フィルム同士が対向するように折畳み前記処理を施せば、全体が剥離可能に一体化されることになる。
本件発明では周囲の開口縁辺部分を除いて内面側を全面的に、例えば艶消しのマット調インクを使用して印刷してインク領域を形成する。表面に前記インクの層を施された疑似接着フィルムは当該部分において疑似接着力を失い、たとえ対向させて前記処理を施しても接着することがなくなる。しかし印刷の施されていない周囲の開口縁辺部分は疑似接着力が失われないため剥離可能に封緘され、一旦剥離開封してしまうと元通りの封緘状態に戻ることはない。
ところで本発明の情報通信体用用紙は既述の通り前記インク等により印刷可能な処理を施された領域が設けられる。ユーザーは例えば写真や文字、罫線やイラスト等で構成されたDM等を自由に創作して前記領域の表面に様々なPR等を印刷すればよい。プリンターを通すにあたり前情報通信体用用紙はほぼ平面状態(厳密にいうとインクの厚みが段差になっているが無視しても構わないレベルである)なので全く支障がない。
そして印刷を終えた後に、例えば二つに折畳み、簡易ラミネーター等に通せば簡単に開口縁辺部分を疑似接着して封緘することができ、出来上がった情報通信体は葉書や封書として投函することが可能である。そして該葉書や封書受領人は、開口縁辺部分の疑似接着部分から容易に剥離開封することができるのである。
上述したように本発明の情報通信体用用紙によれば、家庭用プリンターを使用して印刷でき、さらに簡易ラミネーター等で容易に葉書や封書等の情報通信体を製造することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)及び(B)は二つ折の情報通信体用用紙の平面図とX−X線断面図である。
図2(A)及び(B)は印刷可能領域に通常の印刷を施した二つ折の情報通信体用紙(葉書)の表面図と裏面図である。図3は完成した情報通信体(二つ折葉書)の斜視図である。図4(A)及び(B)は三つ折(Z折)の情報通信体用用紙の表面図と裏面図である。図5(A)及び(B)は三つ折(Z折)の情報通信体(三つ折葉書)の側面図と斜視図である。図6(A)及び(B)は三つ折(巻折)の情報通信体用用紙の表面図と裏面図である。図7(A)及び(B)は三つ折(巻折)の情報通信体(三つ折葉書)の側面図と斜視図である。図8(A)及び(B)は往復葉書形態の情報通信体用用紙の表面図と裏面図である。図9(A)及び(B)は情報通信体(往復葉書)の側面図と斜視図である。図10(A)及び(B)は四つ折(観音開き折)の情報通信体(四つ折葉書)の表面図と裏面図である。図11(A)及び(B)は四つ折(観音開き折)の情報通信体(観音開き折葉書)の側面図と斜視図である。図12(A)及び(B)は四つ折(二つ折平行二つ折)の情報通信体(四つ折封書)の表面図と裏面図である。図13(A)及び(B)は四つ折(二つ折平行二つ折)の情報通信体(四つ折封書)の側面図と斜視図である。
図1に示す如く二つ折形態の情報通信体用用紙S1は、第一葉片1と第二葉片2が折線3を介して連接された台紙の表面に疑似接着フィルムGが全面的に被覆されている。そして縁辺部分の疑似接着フィルムGの表面を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。なお台紙の材質は公知の用紙から選択すればよく、場合によっては合成紙やプラスチック等の合成樹脂でも構わない。疑似接着フィルムGは台紙表面にサーマルラミネート法やドライラミネート法により全面的に被覆されており、その表面には疑似接着層(図示省略)が形成されている。そしてインク領域Rは例えばUV印刷により艶消しマット調のUVインクをベタ刷りすることにより形成されている。なお、前記インク領域Rの疑似接着力は上層のUVインク層により封印されている。
このように形成された情報通信体用用紙S1は、インク領域Rの厚みが無視できるほどの薄さのため、ほぼ1枚の用紙と同等の感覚である。当然プリンター等に通しても通常の用紙と何ら変わらない状態で使用することができる。
次に前記情報通信体用用紙S1を使用した情報通信体の作製方法を説明する。
図2(A)に示す如く情報通信体用用紙は、A5サイズの台紙第一葉片1及び第二葉片2の表面全面に疑似接着フィルムGが被覆されている。そしてその縁辺部分の疑似接着フィルムGの表面を除いて内方に形成されているインク領域Rには、例えばプリンターにより年賀の挨拶を含む文言が印刷されている。また、図2(B)に示す如く第二葉片2裏面には郵便切手欄4、郵便番号欄5、受取人の住所氏名6等が印字されている。なお、第一葉片1裏面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。
この情報通信体用用紙は図2(A)側の面を内側にして、ほぼ中央に位置する折線3で折畳まれる。そしてその状態で簡易ラミネーター(図示省略)等に通し、加圧或いは加圧・加熱処理を施すことにより、対向している縁辺部分の疑似接着フィルムG同士が剥離可能に一体化されて、図3に示す如く見掛けは1枚の葉書(情報通信体J)の状態に仕上がるのである。
この葉書の受取人は、葉書裏面のコーナーに設けられたコーナーカット部分に生じる段差を開封の糸口として、葉書周囲の縁辺に形成した疑似接着部分を剥離して開封することができる。そして平面状に剥離展開して内面の情報を視認することができるのである。
次に前記二つ折以上の折形態のバリエーションに関して説明する。
なお以下の各実施例は、情報通信体用用紙の任意の葉片全面に疑似接着フィルムGを被覆され、その縁辺部分を除いた内方にインク領域Rが形成された各種情報通信体用用紙に、既にプリンターを使用して印字、印刷を完了した状態の図面を基に各種情報通信体の製造方法を説明する。
図4(A)に示す如く三つ折(Z折)形態の情報通信体用用紙S2は第一葉片11、第二葉片12及び第三葉片13が折線14、15を介して連接されている。第一葉片11表面には郵便切手欄16、郵便番号欄17及び受取人の住所氏名18がプリンターにより印字されている。そして第二葉片12と第三葉片13表面には疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、両葉片の周囲の縁片部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rには実施例1と同様にプリンターにより様々な印刷が施されている。また図4(B)に示す如く情報通信体用用紙S2裏面は第一葉片11と第二葉片12裏面に疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、両者の周囲部分の疑似接着フィルムGの表面を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。そして前記インク領域Rも表面側と同様に様々な印刷が施されている。なお第三葉片13裏面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。
この様に構成された情報通信体用用紙S2は、図5(A)及び(B)に示す如く、折線14、15から断面Z字状に折畳まれる。そしてその状態で簡易ラミネーター等に通し、加圧或いは加圧・加熱処理を施すことにより、対向している縁辺部分の疑似接着フィルム同士が剥離可能に一体化されて、見掛けは1枚の葉書(情報通信体)の状態に仕上がるのである。
なお、前記情報通信体用用紙S2にコーナーカットを施したり、折畳み時に用紙縁辺に段差が生じるようにしておけば、受取人は容易に開封し平面に展開することができる。
図6(A)に示す如く三つ折(巻折)形態の情報通信体用用紙S3は第一葉片21、第二葉片22及び第三葉片23が折線24,25を介して連接されている。第一葉片21表面には郵便切手欄26、郵便番号欄27及び受取人の住所氏名28がプリンターにより印字されている。そして第三葉片23表面には疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、右側縁片部分以外の周囲の縁辺部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rにはプリンターにより様々な印刷が施されている。なお、第二葉片22表面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。また図6(B)に示す如く、情報通信体用用紙S3裏面は第一葉片21、第二葉片22及び第三葉片23の裏面全面に疑似接着フィルムGが被覆されており、第三葉片23の左側縁辺部分以外の縁辺部分の内方にインク領域Rが形成されている。そして前記インク領域Rにも表面側と同様に様々な印刷が施されている。
この様に構成された情報通信体用用紙S3は、図7(A)及び(B)に示す如く、折線24,25から各葉片を巻き込む状態で折畳まれる。そしてその状態で簡易ラミネーター等に通し、加圧或いは加圧・加熱処理を施すことにより、対向している縁辺部分の疑似接着フィルムG同士が剥離可能に一体化されて、見掛けは1枚の葉書(情報通信体)の状態に仕上がるのである。
なお、前記情報通信体用用紙S3にコーナーカットを施したり、折畳み時に用紙縁辺に段差が生じるようにしておけば、受取人は容易に開封し平面に展開することができる。
図8(A)に示す如く往復葉書形態の情報通信体用用紙S4は第一葉片31、第二葉片32及び第三葉片33が折線34、35を介して連接されている。第一葉片31は往復葉書の返信葉書でその表面には郵便切手欄36、郵便番号欄37及び返信先の住所氏名38がプリンターにより印字されている。そして第二葉片32と第三葉片33表面には疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、両葉片の周囲の縁辺部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rにはプリンターにより様々な印刷が施されている。また図8(B)に示す如く、情報通信体用用紙S4裏面は第二葉片32に郵便切手欄36、郵便番号欄37及び受領人の住所氏名39等がプリンターにより印字、印刷されている。なお第一葉片31及び第三葉片33裏面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。
この様に構成された情報通信体用用紙S4は、図9(A)及び(B)に示す如く、第二葉片32と第三葉片33が折線35から折畳まれて、周囲の疑似接着フィルムG部分で剥離可能に一体化され、見掛けは1枚の往信葉書の状態に仕上がっている。そしてこの往信葉書と第一葉片31が折線34を介して連接されて見開き状態の往復はがきに仕上がっている。
なお、前記情報通信体用用紙S4にコーナーカットを施したり、折畳み時に用紙縁辺に段差が生じるようにしておけば、受取人は容易に開封し平面に展開することができる。
図10(A)に示す如く観音開き折形態の情報通信体用用紙S5は第一葉片41、第二葉片42、第三葉片43、第四葉片44が折線45、46、47を介して連接されている。第一葉片41と第四葉片44表面には疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、第一葉片41左側縁片及び第四葉片44右側縁片以外の周囲の縁辺部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。そして第三葉片43表面には郵便切手欄48、郵便番号欄49、受取人の住所氏名50等がプリンターにより印字されている。なお第二葉片42表面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。また図10(B)に示す如く、情報通信体用用紙S5裏面は各葉片共に疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、上下縁辺部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rにはプリンターにより様々な印刷が施されている。
この様に構成された情報通信体用用紙S5は図11(A)及び(B)に示す如く、第一葉片41裏面と第二葉片42裏面及び第三葉片43裏面と第四葉片44裏面がそれぞれ折線45、47から対向するように折畳まれて周囲の疑似接着フィルムG部分で剥離可能に一体化されている。そしてさらに折線46から折畳まれて、第一葉片41表面と第四葉片44表面の周囲の疑似接着フィルムG部分で剥離可能に一体化されており、見掛けは1枚の葉書(情報通信体)の状態に仕上がっているのである。
なお、前記情報通信体用用紙S5にコーナーカットを施したり、折畳み時に用紙縁辺に段差が生じるようにしておけば、受取人は容易に開封し平面に展開することができる。
図12(A)に示す如く四つ折形態の情報通信体用用紙S6は第一葉片51、第二葉片52、第三葉片53、第四葉片54が折線55、56、57を介して連接されている。第一葉片51と第二葉片52表面には疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、両葉片の周囲の縁片部分を除いてその内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rにはプリンターにより様々な印刷が施されている。そして第四葉片54表面には郵便切手欄58、郵便番号欄59、受取人の住所氏名60がプリンターにより印字されている。なお第三葉片53表面にプリンター等による印字、印刷が施されていても構わない。さらに前記印字、印刷は異なる時期に段階的に施されていても構わない。また図12(B)に示す如く情報通信体用用紙S6裏面は各葉片共に疑似接着フィルムGが全面的に被覆されており、各葉片の上下縁辺部分と第一葉片51の右側縁辺部分及び第四葉辺54の左側縁辺部分の内方にインク領域Rが形成されている。前記インク領域Rにはプリンターにより様々な印刷が施されている。
この様に構成された情報通信体用用紙S6は、図13(A)及び(B)に示す如く、最初に折線56から折畳み第一葉片51裏面及び第二葉片52裏面と第四葉片54裏面及び第三葉片53裏面同士が各々対向して重ねあわせられ、周囲の疑似接着フィルムG部分で剥離可能に一体化されている。そしてさらに折線57、55(両者は重なり合っている)から第一葉片51表面及び第二葉片52表面が対向するように折畳まれて周囲の疑似接着フィルムG部分で剥離可能に一体化されており、見掛けは1枚の封書(情報通信体)の状態に仕上がっているのである。
なお、前記情報通信体用用紙S6にコーナーカットを施したり、折畳み時に用紙縁辺に段差が生じるようにしておけば、受取人は容易に開封し平面に展開することができる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば四つ折形態の場合、全て蛇腹折にしたり或いは全てを巻き折にすることもできる。またそれ以上の折形態においても蛇腹折と巻き折を組み合わせた形態や、ダブル観音折、さらにクロス折を加えたものでも構わない。
(A)及び(B)は二つ折の情報通信体用用紙S1の平面図とX−X線断面図である。 (A)及び(B)は印刷可能領域に通常の印刷を施した二つ折の情報通信体用紙(葉書)の表面図と裏面図である。 完成した情報通信体(二つ折葉書)の斜視図である。 (A)及び(B)は三つ折(Z折)の情報通信体用用紙S2の表面図と裏面図である。 (A)及び(B)は三つ折(Z折)の情報通信体(三つ折葉書)の側面図と斜視図である。 (A)及び(B)は三つ折(巻折)の情報通信体用用紙S3の表面図と裏面図である。 (A)及び(B)は三つ折(巻折)の情報通信体(三つ折葉書)の側面図と斜視図である。 (A)及び(B)は往復葉書形態の情報通信体用用紙S4の表面図と裏面図である。 (A)及び(B)は情報通信体(往復葉書)の側面図と斜視図である。 図10(A)及び(B)は四つ折(観音開き折)の情報通信体用用紙S5(四つ折葉書)の表面図と裏面図である。 (A)及び(B)は四つ折(観音開き折)の情報通信体(観音開き折葉書)の側面図と斜視図である。 (A)及び(B)は四つ折(二つ折平行二つ折)の情報通信体用用紙S6(四つ折封書)の表面図と裏面図である。 (A)及び(B)は四つ折(二つ折平行二つ折)の情報通信体(四つ折封書)の側面図と斜視図である。
G 疑似接着フィルム
R インク領域
S、S1、S2、S3、S4、S5、S6、 情報通信体用用紙
1、2、11、12、13、21、22、23、31、32、33、41、42、43、44、51、52、53、54 葉片
3、14、15、24、25、34、35、45、46、47、55、56、57 折
4、16、26、36、48、58 郵便切手欄
5、17、27、37、49、59 郵便番号欄
6、18、28、38、39、50、60 住所氏名

Claims (8)

  1. 折り線を介して連接された葉片を折り畳み或いは切り重ね、任意の対向葉片同士の開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着する情報通信体用用紙であって、全面に疑似接着フィルムが被覆された台紙の開封縁辺部分以外の全ての領域に予め印刷が可能な処理を施すことにより、前記領域の疑似接着力を失した用紙であり、該印刷可能な処理を施した領域の上から新たに印刷を施した後に折り畳み或いは切り重ねて、対向する開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着することにより一体化されることを特徴とした情報通信体用用紙。
  2. 印刷が可能な処理が疑似接着フィルムの表面にインク層を形成したものであることを特徴とした請求項1に記載の情報通信体用用紙。
  3. 印刷可能な処理が疑似接着フィルムの表面をマット調に加工したものであることを特徴とした請求項1に記載の情報通信体用用紙。
  4. 折り線を介して連接された葉片を折り畳み或いは切り重ね、任意の対向葉片同士の開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着する情報通信体であって、全面に疑似接着フィルムが被覆された台紙の開封縁辺部分以外の全ての領域に予め印刷が可能な処理を施すことにより、前記領域の疑似接着力を失した用紙からなり、該印刷可能な処理を施した領域の上から新たに印刷を施した後に折り畳み或いは切り重ねて、対向する開封縁辺部分を剥離可能に疑似接着したことを特徴とした情報通信体。
  5. 折の形態が蛇腹折であることを特徴とした請求項4に記載の情報通信体。
  6. 折の形態が巻き折であることを特徴とした請求項4に記載の情報通信体。
  7. 折の形態が蛇腹折と巻き折の混合であることを特徴とした請求項4に記載の情報通信体。
  8. 折の形態が観音開き折であることを特徴とした請求項4に記載の情報通信体。
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