JP5208623B2 - 紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラム - Google Patents

紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラムに関し、特に、紙葉類の受入れ及び払出しを行う紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラムに関する。
銀行等の金融機関に設置されるATM(Automatic Teller Machine)等の紙葉類処理装置では、紙葉類を収納するスタッカが内部に配置されている。顧客のATMに対する操作入力によって、スタッカに収納された紙葉類が搬送手段によって外部に払出され、顧客は指定した紙葉類を受け取ることができる。また、顧客がATMに入金した紙葉類は、搬送手段によってATM内部を搬送されてスタッカに収納される。
ATM内の全紙葉類の枚数を管理するために、スタッカから払出される紙葉類は、複数枚が重なって搬送されていないかを検知する必要がある。紙葉類の積層枚数を正確に検知するために、例えば、光センサを用いて紙葉類の積層枚数に応じた透過光量の違いを利用する方法が利用されている。または、搬送される紙葉類の短手長方向等の距離を、光センサを用いて測定することで紙葉類の半折れ等の異常を検出することもできる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−319929号公報
しかし、紙葉類の積層枚数の検知に光センサを用いる場合には、紙葉類同士が部分的に重なった場合等の複雑に重なった紙葉類については積層枚数の検知ができず、そのままリジェクトしなければならない。さらに、リジェクトされる紙葉類の積層枚数が特定されないために、ATM内の全紙葉類の枚数を管理することができないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、紙葉類の枚数を正確に検出できる紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、紙葉類の受入れ及び払出しを行う紙葉類処理装置が提供される。
この紙葉類処理装置は、紙葉類の積層枚数に応じた透過光量を表す透過基準情報と、前記積層枚数に応じた厚さを表す厚さ基準情報と、前記積層枚数に応じた、前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを表す長さ基準情報とが予め保持された辞書データ部と、前記紙葉類を払出しさせるために搬送される紙葉類の透過光量と、搬送される前記紙葉類の厚さとを検出し、搬送される前記紙葉類の集合体の全面から画像情報を取得するセンサ部と、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記透過光量を表す透過情報が、前記辞書データ部が保持する前記透過基準情報の所定の積層枚数であることを識別できる範囲に該当するか否かを判別し、該当しない場合には、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記厚さを表す厚さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記厚さ基準情報とを比較して、前記紙葉類、前記厚さ情報に該当する前記厚さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知し、前記厚さ情報が複数の前記厚さ基準情報の前記積層枚数を含む場合には、前記センサ部で取得された前記画像情報から、搬送される前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを測定し、前記辺の長さを表す長さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記長さ基準情報とを比較して、前記紙葉類が、前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する重送検知手段を備える中央処理装置と、を有する。
また、上記目的を達成するために、上記紙葉類処理装置と同様の処理が行われる紙葉類処理方法、及び同様の処理が実現される紙葉類処理プログラムが提供される。
上記紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラムでは、紙葉類が複雑に重なって搬送される場合でも正確に積層枚数を検知でき、紙葉類処理装置内の紙葉類の枚数を正確に管理できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は実施の形態に係る紙葉類処理装置の概要を示す図である。
紙葉類処理装置100は、辞書データ部110、紙葉類検知部120、センサ部130、増幅部140、変換部150及び中央処理装置160を備えている。
辞書データ部110には透過基準情報及び厚さ基準情報が保持されている。透過基準情報は紙葉類の積層枚数に応じた、所定の波長の光の透過光量を表す情報である。厚さ基準情報は紙葉類の積層枚数に応じた厚さを表す情報である。なお、これらの情報は予め紙葉類毎に測定されて、サンプリングして辞書データ部110に保持させておく。
紙葉類検知部120は、紙葉類が搬送路に搬送されたことを検知し、その旨を中央処理装置160に通知する。
センサ部130は、中央処理装置160から受信した動作命令に応じて、搬送される紙葉類の集合体の全面を読み取る光センサ131と、紙葉類の集合体の厚さを検出する厚さセンサ132とを有する。
増幅部140はセンサ部130で生成された、読み取った全面を表す画像信号及び厚さを表す厚さ信号を増幅させて、変換部150は、増幅させたそれぞれの信号をデジタル情報である画像情報及び厚さ情報に変換する。
中央処理装置160は、制御手段161、画像処理手段162及び重送検知手段163を有する。
制御手段161は、紙葉類検知部120から紙葉類検知の通知を受信すると、センサ部130に動作命令を送信する。また、以下に説明するように、画像処理手段162及び重送検知手段163を制御する。
画像処理手段162は、変換部150でデジタル情報に変換された画像情報及び厚さ情報に画像処理を行う。
重送検知手段163は画像処理が行われた画像情報から紙葉類の透過光量を表す透過情報を取得する。重送検知手段163は透過情報と辞書データ部110が保持する透過基準情報とを比較する。紙葉類の透過情報が透過基準情報の所定の積層枚数であることを識別できる確定透過領域に該当する場合には、対象となる紙葉類を当該所定の積層枚数での重送であると検知する。
透過情報が透過基準情報の確定透過領域に該当しない場合には、重送検知手段163は、画像処理された紙葉類の厚さ情報と辞書データ部110が保持する厚さ基準情報とを比較する。対象となる紙葉類を厚さ情報が該当した厚さ基準情報の積層枚数での重送であると検知する。
このような構成を有する紙葉類処理装置100による紙葉類の積層枚数の検知方法の概要について説明する。
紙葉類検知部120は、顧客の操作入力に応じてスタッカから繰り出された紙葉類が搬送路に搬送されたことを検知する。紙葉類検知部120は紙葉類の検知を中央処理装置160の制御手段161に通知する。制御手段161はセンサ部130に紙葉類の全面を読み取り、厚さの検出を行わせる動作命令を送信する。
センサ部130は、光センサ131で紙葉類の全面を読み取り、厚さセンサ132で紙葉類の厚さを検出する。センサ部130は読み取った全面を表す画像信号及び厚さを表す厚さ信号を生成し、増幅部140に送信する。
増幅部140はセンサ部130からの画像信号及び厚さ信号を増幅する。変換部150は増幅されたそれぞれの信号をデジタル情報である画像情報及び厚さ情報に変換し、中央処理装置160の画像処理手段162に送信する。
画像処理手段162は、制御手段161の制御により、画像情報及び厚さ情報に画像処理を行う。
重送検知手段163は画像処理された画像情報から紙葉類の透過光量を表す透過情報を取得する。重送検知手段163は紙葉類の透過情報と辞書データ部110が保持する透過基準情報とを比較する。紙葉類の透過情報が透過基準情報の所定の積層枚数であると識別できる確定透過領域に該当する場合には、搬送された紙葉類を当該所定の積層枚数での重送であると検知する。
該当しない場合には、重送検知手段163は、画像処理が行われた厚さ情報と、辞書データ部110が保持する厚さ基準情報とを比較する。搬送された紙葉類を、厚さ情報が該当した厚さ基準情報の当該所定の積層枚数での重送であると検知する。
このような検知処理により、紙葉類が複雑に積層して重送している場合でも、紙葉類の透過光量及び厚さを利用することにより、重送する紙葉類の積層枚数を正確に検知することができ、ATM等の紙葉類処理装置100内部に収納された全ての紙葉類の枚数を正確に管理することができる。
次に、上記の紙葉類処理装置100について、より具体的な例を挙げて詳しく説明する。
なお、以下では、紙葉類の一例として紙幣を例に挙げているが、紙葉類は有価証券や小切手等を含むものであり、紙幣に限定されるものではない。
図2は紙幣処理装置の斜視図である。
紙幣処理装置200は、銀行等の金融機関に設置されるATMであって、顧客による操作入力を受け付けて金銭の振込などの取引を行うことができる。
また、このような紙幣処理装置200は、表示入力画面1、硬貨が投入される硬貨投入口2、紙幣が投入される紙幣投入口3、通帳及びカードがそれぞれ投入される通帳投入口4及びカード投入口5が配置されている。
表示入力画面1は、取引対象の金額、口座番号及び取引処理内容等を表示する表示部と、金額、口座番号等の入力及び所定の処理の操作が行われるタッチパネル等の入力部とで構成されている。例えば、所定の金額を指定の口座に振り込む場合には、顧客によりタッチパネルで所定の金額及び口座番号が入力されると、表示部にこれらの金額及び口座番号が表示される。顧客は表示された取引内容を確認して間違いがなければ、タッチパネルで当該取引を進めることができる。間違いがあればタッチパネルで金額及び口座番号を再入力することができる。
硬貨投入口2は、顧客によって硬貨が入金されて、紙幣処理装置200の内部に配置された複数の硬貨収納庫に金種毎に搬送される。また、顧客の操作入力に応じて、硬貨収納庫の硬貨が硬貨投入口2から顧客に出金される。
紙幣投入口3は、顧客によって紙幣が投入されて、紙幣処理装置200の内部に配置された複数のスタッカに金種毎に搬送される。また、顧客の操作入力に応じてスタッカから搬送された紙幣が紙幣投入口3から顧客に出金される。顧客の操作入力に応じて、紙幣投入口3から出金させるために搬送される紙幣は重送か否かが判別される。繰り出された紙幣が重送しておらず、顧客の指定枚数である紙幣は紙幣投入口3から顧客に出金される。繰り出された紙幣が重送であればリジェクトスタッカに搬送され、再び紙幣が繰り出される。重送の判別については後述する。
通帳投入口4は、顧客によって通帳が投入されて、紙幣処理装置200内の所定の領域に搬送されて、取引履歴等が印字される。また、印字が完了した通帳は通帳投入口4から顧客に返却される。
カード投入口5は、顧客によってカードが投入されて、取引履歴が磁気的に書き込まれ、または読み込まれる。また、取引履歴の更新等が完了したカードはカード投入口5から顧客に返却される。
図3は紙幣処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
上記の紙幣処理装置200は、紙幣検知部220、センサ部230、増幅部240、変換部250及び演算装置270を有する。
紙幣検知部220は、顧客の操作入力に応じて紙幣投入口3から出金させるために、スタッカから繰り出された紙幣が搬送路に搬送されたことを検知して、紙幣の検知を演算装置270に通知する。
センサ部230は、演算装置270から受信した動作命令に応じて、搬送される紙幣の全面から紙幣の集合体の外形、印刷模様の形状や濃淡等を読み取り、紙幣の厚さを検出する。センサ部230は読み取った紙幣の全面を表す画像信号及び厚さを表す厚さ信号を生成する。
増幅部240はセンサ部230で生成された画像信号及び厚さ信号を増幅する。
変換部250は増幅部240で増幅された画像信号及び厚さ信号をデジタル情報である画像情報及び厚さ情報にそれぞれ変換する。
演算装置270は、メモリ280及びCPU(Central Processing Units:中央処理装置)260を有する。
メモリ280は紙幣の金種毎の枚数に応じた透過基準情報、厚さ基準情報及び長さ基準情報と、紙幣処理装置200内に収納されている紙幣の金種毎の枚数等の紙幣情報とが保持されている。透過基準情報、厚さ基準情報及び長さ基準情報の詳細については後述する。
CPU260は、紙幣検知部220から紙幣の検知が通知されると、センサ部230に紙幣の全面の読み取り、紙幣の厚さの検出を行わせる動作命令を送信する。また、変換部250から受信した画像情報及び厚さ情報にメモリ280が保持する透過基準情報、厚さ基準情報及び長さ基準情報を利用して、紙幣の重送及び紙幣の積層枚数を検知する。
以下に、演算装置270に配置されたメモリ280とCPU260の機能とについて詳細に説明を行う。
図4は演算装置が有するメモリとCPUの機能とを示すブロック図である。
メモリ280は辞書データ部210及び紙幣情報記憶部290を有する。
辞書データ部210は紙幣の金種毎の積層枚数に応じた、所定の波長の光の透過光量を表す透過基準情報211と、紙幣の金種毎の積層枚数に応じた厚さを表す厚さ基準情報212と、積層されてまとまって搬送される紙幣の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを表す長さ基準情報213とを予め保持している。
紙幣情報記憶部290は、紙幣処理装置200内に収納されている紙幣の金種毎の全ての枚数等の情報を保持している。また、紙幣情報記憶部290が保持する情報は、CPU260によって参照及び更新が行われる。
CPU260は、制御部261、画像処理部262、重送検知部263及び計数部264を有する。
制御部261は、紙幣検知部220からの紙幣の検知の通知を受信して、センサ部230に動作命令を送信する。また、以下に説明するように、画像処理部262、重送検知部263及び計数部264を制御する。
画像処理部262は変換部250からの画像情報及び厚さ情報に、座標変換(傾き補正)、濃度補正等の各種画像処理を施して、正規化を行う。正規化とは、搬送された紙幣が搬送方向に対して斜めの状態で搬送された場合(例えば、図13を参照)に、取得した画像情報を用いて回転及び平行移動して、所定の点を端点とする特定の方向を向いた長方形の画像情報になるように変換することである。
重送検知部263は、さらに、透過光量検知部263a、厚さ検知部263b及び短手長検知部263cを有する。
透過光量検知部263aは変換部250からの画像情報から、紙幣の所定の波長の光の透過光量を表す透過情報を取得する。さらに、取得した透過情報と、辞書データ部210が保持する透過基準情報211とを比較する。透過情報が透過基準情報211の所定の積層枚数であることを識別できる確定透過領域に該当する場合には、透過光量検知部263aは、対象となる紙幣は当該所定の積層枚数で重送していると検知する。
厚さ検知部263bは、透過情報が確定透過領域に該当しない場合に、画像処理が行われた厚さ情報と、辞書データ部210が保持する厚さ基準情報212とを比較する。厚さ検知部263bは、対象となる紙幣は厚さ情報が一致する厚さ基準情報212の所定の積層枚数で重送していると検知する。
短手長検知部263cは、画像処理部262で正規化された画像情報から、対象となる積層してまとまった紙幣の集合体の短手長を検知する。紙幣の厚さ情報が厚さ基準情報212に一致しない場合に、検知した短手長を表す短手長情報と、辞書データ部210が保持する長さ基準情報213とを比較する。短手長検知部263cは、対象となる紙幣は短手長情報に該当する長さ基準情報213の所定の積層枚数で重送していると検知する。
計数部264は、紙幣情報記憶部290が保持する紙幣の金種毎の全枚数から、重送検知部263で検知された紙幣の積層枚数の差を取ることで、紙幣処理装置200内の紙幣の全枚数を更新する。また、顧客の指定枚数がスタックから繰り出されたか否かを判別する。繰り出されていない場合には、所定のスタックから指定枚数の紙幣を繰り出させる。
重送が検知された紙幣は、紙幣処理装置200内に配置されている図示しないリジェクトスタックに搬送される。
次に、辞書データ部210が保持する透過基準情報211、厚さ基準情報212及び長さ基準情報213の具体例について説明する。
まず、透過基準情報211について説明する。
図5は辞書データ部が保持する透過基準情報に関するグラフである。なお、X軸は透過光量を、Y軸は度数をそれぞれ表している。また、図5は、紙幣が1枚の場合と、2枚及び3枚がそれぞれ積層された場合の3種類について示されている。
辞書データ部210に保持されている透過基準情報211は紙幣の金種毎の積層枚数に応じた、所定の波長の光の透過光量に対する度数分布で表される。
なお、透過光量のa2からa3の間のように紙幣の積層枚数が1種に識別される範囲を確定透過領域と呼ぶ。また、透過光量のa1からa2の間、及びa3からa4の間のように各積層枚数に対応した度数分布の端部の透過光量が重なって積層枚数が1種に識別されない透過光量の範囲であって、確定透過領域以外を不確定透過領域と呼ぶ。
次に、厚さ基準情報212及び長さ基準情報213について説明する。
図6〜図12は、辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図である。なお、各図において、(A)は紙幣Pの厚さを検出する厚さセンサ232の上面図であり、(B)は厚さ検出装置232b,232cがそれぞれ検出した紙幣Pの厚さの出力結果を示すグラフである。また、(B)のグラフは、X軸は検出時間を、Y軸は厚さをそれぞれ表している。
図6〜図12では厚さ基準情報212を取得するための紙幣Pの厚さの検出を、厚さセンサ232を用いた場合について説明する。なお、厚さセンサ232は、搬送路234を上下に挟んで一対のローラ232aが対向配置され、さらにローラ232aの両端部に一対の厚さ検出装置232b,232cが配置されている。厚さセンサ232の詳細については後述する。
図6に示すように1枚の紙幣の厚さを検出する場合について説明する。なお、1枚の紙幣Pの長手長及び短手長をそれぞれW及びLとする。
1枚の紙幣Pを短手長方向と搬送方向(矢印X)とが平行になるように搬送路234上を搬送させ、厚さセンサ232を通過させる。この際の一対のローラ232aの紙幣Pの厚さ方向の変位量が厚さ検出装置232b,232cによって紙幣Pの厚さとして検出される。この結果、厚さ検出装置232b,232cは共に紙幣1枚分に相当する厚さTを検出した。
図7に示すように1枚の紙幣が長手長方向に半分に折れている場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの長手長は1/2W、短手長はLである。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232bはゼロ、厚さ検出装置232cは紙幣2枚分に相当する厚さ2Tを検出した。
図8に示すように積層した2枚の紙幣が搬送方向前後にずれている場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの長手長はW、短手長はLより大きく、2L未満である。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232b,232cは厚さT及び厚さ2Tを検出した。
図9に示すように積層した2枚の紙幣の最上層の紙幣が短手長方向に半分に折れている場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの長手長はW、最下層及び最上層の短手長はそれぞれL及び1/2Lである。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232b,232cは厚さT及び紙幣3枚分の厚さに相当する厚さ3Tを検出した。
図10に示すように積層した3枚の紙幣の最上層の紙幣が長手長方向に半分に折れている場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの最上層及びそれ以外の層の長手長はそれぞれ1/2W及びW、短手長はLである。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232bは厚さ2Tを、厚さ検出装置232cは紙幣4枚分の厚さに相当する厚さ4Tをそれぞれ検出した。
図11に示すように積層した3枚の紙幣が搬送方向前後にずれて2枚積層している部分が2箇所ある場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの長手長はW、短手長は2L以上、3L未満である。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232b,232cは厚さT及び厚さ2Tを検出した。
図12に示すように積層した3枚の紙幣が搬送方向前後にずれて3枚積層している部分と、2枚積層している部分が2箇所ある場合について説明する。なお、この時の紙幣Pの長手長はW、短手長はLより大きく、2L未満である。
上記と同様に厚さセンサ232を用いて紙幣Pの厚さを検出する。この場合は、厚さ検出装置232b,232cは厚さT、厚さ2T及び厚さ3Tを検出した。
図6〜図12の他にも、例えば、積層した2枚の紙幣の最上層が長手方向に半分に折れている場合、積層した3枚の紙幣の上部の2枚が長手方向に半分に折れている場合の様々な場合の紙幣の厚さを検出して、辞書データ部210の厚さ基準情報212として保持しておく。
また、図6〜図12に示したように、積層されて搬送される紙幣Pの集合体の搬送方向に平行な長さが、例えば光センサ231で検出し、長さ基準情報213として保持しておく。例えば、図8では、積層した2枚の紙幣が搬送方向前後にずれている場合、短手長はLより大きく、2L未満である。図11では、積層した3枚の紙幣が搬送方向前後にずれて2枚積層している場合では、短手長は2L以上、3L未満である。
次に、上記の紙幣処理装置200による紙幣の重送および積層枚数の検知方法について説明する。なお、下記では重送する紙幣の最大積層枚数は3枚として説明する。
まず、図示しない繰り出しセンサによって、顧客からの操作入力による紙幣Qの繰り出しと、紙幣Qが繰り出されたスタッカとが検出されて、検出結果が制御部261に送信される。
所定のスタッカから繰り出された紙幣Qは搬送路に搬送される。
図13は紙幣の搬送路での搬送を説明するための上面図、図14は紙幣の搬送路での搬送を説明するための断面図である。なお、図14は図13の一点鎖線A−Aでの断面図である。
紙幣処理装置200の内部に、紙幣投入口3に通じる搬送路234が配置されている。搬送路234は、位置センサ221a,221b,221c,221d、光センサ231及び厚さセンサ232を有する。なお、スタッカから繰り出された紙幣Qは搬送路234を矢印X方向に搬送される。
位置センサ221a,221b,221c,221dは紙幣検知部220の構成要素の一部である。特に、位置センサ221a,221bは、紙幣Qが光センサ231に搬送される前の搬送路234の搬送面内に配置され、紙幣Qの光センサ231への搬送を検知する。この検知結果は演算装置270に通知される。また、位置センサ221c,221dは、紙幣Qが厚さセンサ232から搬出された後の搬送路234の搬送面内に配置されて、紙幣Qの厚さセンサ232からの搬出を検知する。
光センサ231はセンサ部230の構成要素の一部であって、搬送路234を上下に挟んで発光部231a及び受光部231bがそれぞれ対向配置されている。光センサ231はCPU260の制御部261からの動作命令を受信すると紙幣Qの全面を読み取る。例えば、積層した紙幣Qが搬送方向前後にずれてまとまって搬送される場合(例えば、図11参照)においても、光センサ231は紙幣Qの集合体の全面を読み取る。
厚さセンサ232はセンサ部230の構成要素の一部であって、搬送路234を上下に挟んで一対のローラ232aが対向配置され、さらにローラ232aの両端部に一対の厚さ検出装置232b,232cが配置されている。厚さ検出装置232b,232cは、例えば、ポテンションメータ等が用いられる。厚さセンサ232はCPU260の制御部261からの動作命令を受信すると紙幣Qの厚さの検出を開始する。光センサ231を通過した紙幣Qが一対のローラ232aの隙間に入り込むと、この隙間が紙幣Qの厚さ方向に広がる。紙幣Qが一対のローラ232aを通過してしまうと、一対のローラ232aは元の隙間に戻る。厚さ検出装置232b,232cの各々は、一対のローラ232aの紙幣Qの厚さ方向の変位量を紙幣Qの厚さとして検出する。
また、CPU260の制御部261により、光センサ231の透過光量の検知完了から厚さセンサ232の厚さの検知完了までの時間が計測されて、光センサ231から厚さセンサ232までの紙幣Qの搬送時間が検出される。検出した搬送時間とメモリ280に別途保持させた所定の搬送時間とが比較されて、その差の大きさにより光センサ231と厚さセンサ232との間の搬送が正常に行われたか否かが判別されるようにすることも可能である。この場合には、予めメモリ280に紙幣Qの搬送が正常に行われるための所定の搬送時間を保持させておく。
このようにしてセンサ部230に検出されて生成された画像信号及び厚さ信号は増幅部240よってそれぞれ増幅されて、変換部250で変換されたデジタル情報の画像情報及び厚さ情報が演算装置270のCPU260の画像処理部262に送信される。
画像処理部262は紙幣Qの画像情報及び厚さ情報に、座標変換(傾き補正)、濃度補正等の各種画像処理を施して、正規化を行う。
重送検知部263は正規化された画像情報及び厚さ情報を取得すると、透過光量検知部263aによって、正規化された画像情報から、対象となる紙幣の透過光量を表す透過情報及び紙幣Qの短手長を表す短手長情報が取得される。
重送検知部263は、画像情報、透過情報、厚さ情報及び短手長情報を用いて以下の処理を行って紙幣Qの重送及び積層枚数を検知する。
図15及び図16は紙幣の重送の検知処理を示すフローチャートである。
[ステップS1] 重送検知部263の透過光量検知部263aは、取得した透過情報と、辞書データ部210に保持された透過基準情報211とを比較する。透過光量検知部263aは、透過情報が透過基準情報211の不確定透過領域に該当するか否かを判別する。不確定透過領域に該当する場合にはステップS11に進められ、不確定透過領域に該当しない場合にはステップS2に進められる。
[ステップS2] 透過光量検知部263aは取得した透過情報が透過基準情報211の紙幣が1枚分の確定透過領域に該当するか否かを判別する。該当する場合には、ステップS3に進められ、該当しない場合には、ステップS4に進められる。
[ステップS3] 透過光量検知部263aは取得した透過情報の紙幣Qは1枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS4] 透過光量検知部263aは取得した透過情報が透過基準情報211の紙幣の積層枚数が2枚分の確定透過領域に該当するか否かを判別する。該当する場合には、ステップS5に進められ、該当しない場合には、ステップS6に進められる。
[ステップS5] 透過光量検知部263aは取得した透過情報の紙幣Qの積層枚数は2枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS6] 透過光量検知部263aは取得した透過情報が透過基準情報211の紙幣の積層枚数が3枚分の確定透過領域に該当するか否かを判別する。該当する場合には、ステップS7に進められ、該当しない場合には、ステップS8に進められる。
[ステップS7] 透過光量検知部263aは取得した透過情報の紙幣Qの積層枚数は3枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS8] 透過光量検知部263aはエラーを検知して、検知処理を終了する。
[ステップS11] 重送検知部263の厚さ検知部263bは、取得した厚さ情報と、辞書データ部210に保持された厚さ基準情報212とを比較する。まず、厚さ検知部263bは、取得した厚さ情報に紙幣1枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。1枚分に相当する厚さがある場合にはステップS12へ進められ、ない場合にはステップS21へ進められる。
[ステップS12] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に紙幣2枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。2枚分に相当する厚さがある場合にはステップS13へ進められ、ない場合にはステップS15へ進められる。
[ステップS13] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に紙幣3枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。3枚分に相当する厚さがある場合にはステップS14へ進められ、ない場合にはステップS17へ進められる。
[ステップS14] 厚さ検知部263bは、取得した厚さ情報の紙幣Qの積層枚数は3枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS15] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に紙幣3枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。3枚分に相当する厚さがある場合にはステップS16へ進められ、ない場合にはステップS18へ進められる。
[ステップS16] 厚さ検知部263bは、取得した厚さ情報の紙幣Qの積層枚数は2枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS17] 短手長検知部263cは、さらに、画像処理が行われた画像情報から紙幣Qの短手長を検知して、辞書データ部210に保持された長さ基準情報213と比較して、その長さが2L以上か否かを判別する。2L以上である場合にはステップS14へ進められ、2L以上でない場合にはステップS16へ進められる。
[ステップS18] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に紙幣5枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。5枚分に相当する厚さがある場合にはステップS19へ進められ、ない場合にはステップS20へ進められる。
[ステップS19] 厚さ検知部263bは取得した厚さ情報の紙幣Qの積層枚数は3枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS20] 厚さ検知部263bはエラーを検知して、検知処理を終了する。
[ステップS21] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に紙幣2枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。2枚分に相当する厚さがある場合にはステップS22へ進められ、ない場合にはステップS24へ進められる。
[ステップS22] 厚さ検知部263bは、さらに、取得した厚さ情報に4枚分に相当する厚さがあるか否かを判別する。4枚分に相当する厚さがある場合にはステップS14へ進められ、ない場合にはステップS23へ進められる。
[ステップS23] 厚さ検知部263bは取得した厚さ情報の紙幣Qは1枚であると検知して、検知処理を終了する。
[ステップS24] 厚さ検知部263bはエラーを検知して、検知処理を終了する。
このようにして、重送検知部263によって検知された紙幣Qの重送及びその積層枚数は計数部264に送信される。
計数部264は、紙幣Qの積層枚数を表す情報を取得すると、以下の処理を行って紙幣処理装置200内のスタッカに収納されている紙幣の枚数を更新する。
図17は紙幣の枚数の更新処理を示すフローチャートである。
[ステップS31] 計数部264は、所定のスタッカから繰り出され、重送検知部263で検知された紙幣Qの積層枚数が3枚であるか否かを判別する。3枚である場合にはステップS32へ進められ、3枚でない場合にはステップS33へ進められる。
[ステップS32] 計数部264は、紙幣情報記憶部290に保持された所定のスタッカの収納枚数から3枚の差を取り、スタッカの紙幣の収納枚数の情報を更新する。
[ステップS33] 計数部264は重送検知部263が検知された紙幣Qの積層枚数が2枚であるか否かを判別する。2枚である場合にはステップS34へ進められ、2枚でない場合にはステップS35へ進められる。
[ステップS34] 計数部264は、紙幣情報記憶部290に保持された所定のスタッカの収納枚数から2枚の差を取り、スタッカの紙幣の収納枚数の情報を更新する。
[ステップS35] 計数部264は、紙幣情報記憶部290に保持された所定のスタッカの収納枚数から1枚の差を取り、スタッカの紙幣の収納枚数の情報を更新する。
[ステップS36] 計数部264は、顧客の操作入力によって指定された紙幣の枚数と、所定のスタッカから繰り出された紙幣Qの枚数とが一致しているか否かを判別する。一致している場合には更新処理が終了し、一致していない場合には、ステップS37へ進められる。なお、重送する紙幣の積層枚数は指定された紙幣の枚数には含めない。
[ステップS37] 計数部264は、所定のスタックから紙幣Qを繰り出させる。
このようにして紙幣処理装置200は、紙幣処理装置200から繰り出される紙幣Qが複雑に重なっている場合でもその積層枚数を正確に検知できる。さらに、紙幣処理装置200内の紙幣の枚数を管理することができる。
以下に、紙幣の検知について具体例を挙げて説明する。
(実施例1)
顧客の操作入力により1枚の千券の紙幣(図示せず)の出金が要求された場合、千券スタッカから繰り出された紙幣が2枚重なり、最上層の紙幣が長手長方向に折れ曲がった場合(例えば、図10を参照)について説明する。
まず、紙幣検知部220が千円スタッカから繰り出された紙幣の搬送路234の搬送を検知して、紙幣の検知をCPU260に通知する。
CPU260の制御部261によって動作命令が送信される。
センサ部230は動作命令を受信すると、光センサ231により搬送される紙幣の全面が読み取られ、厚さセンサ232により紙幣の厚さが検出される。
増幅部240によってセンサ部230で生成された画像信号及び厚さ信号が増幅され、増幅された画像信号及び厚さ信号が変換部250でデジタル情報の画像情報及び厚さ情報に変換される。
CPU260の画像処理部262によって、画像情報及び厚さ情報に画像処理により正規化が行われる。なお、実施例1の紙幣の厚さ情報は厚さ2T及び厚さ4Tを表す情報(図10(B))を有する。
重送検知部263の透過光量検知部263aにより、正規化された画像情報から搬送される紙幣の透過光量を表す透過情報が得られる。
さらに、重送検知部263により図15及び図16に示したフローチャートに沿って検知処理が行われる。
透過光量検知部263aは透過情報と、辞書データ部210が保持する透過基準情報211(図5)とを比較する。この場合、搬送される紙幣の透過情報は不確定透過領域に該当する。
厚さ検知部263bは、厚さ情報と辞書データ部210が保持する厚さ基準情報212とを比較する。この場合、搬送される紙幣は、厚さ2T及び厚さ4Tを表す情報を有するため、搬送される紙幣は重送しており、積層枚数が3枚であると検知される。
計数部264は、紙幣情報記憶部290に保持された千券スタッカの収納枚数から3枚の差を取って、千券スタッカの収納枚数の情報を更新する。なお、搬送された紙幣はリジェクトスタッカに搬送される。また、計数部264は、顧客から指定された1枚の紙幣が繰り出されるまで千券スタッカから紙幣を繰り出させる。
(実施例2)
顧客の操作入力により1枚の万券の紙幣(図示せず)の出金が要求された場合、万券スタッカから繰り出された紙幣が3枚の紙幣が搬送方向前後にずれて2枚積層している部分が2箇所ある場合(例えば、図11を参照)について説明する。
まず、紙幣検知部220が万券スタッカから繰り出された紙幣の搬送路234の搬送を検知して、紙幣の検知をCPU260に通知する。
CPU260の制御部261によって動作命令が送信される。
センサ部230は動作命令を受信すると、光センサ231により搬送される紙幣の全面が読み取られ、厚さセンサ232により紙幣の厚さが検出される。
増幅部240によってセンサ部230で生成された画像信号及び厚さ信号が増幅され、増幅された画像信号及び厚さ信号が変換部250でデジタル情報の画像情報及び厚さ情報に変換される。
CPU260の画像処理部262により、画像情報及び厚さ情報に画像処理により正規化が行われる。なお、実施例2の紙幣の厚さ情報は厚さT及び厚さ2Tを表す情報(図11(B))を有する。
重送検知部263の透過光量検知部263aにより、正規化された画像情報から搬送される紙幣の透過光量を表す透過情報が得られる。
さらに、重送検知部263により図15及び図16に示したフローチャートに沿って検知処理が行われる。
透過光量検知部263aは透過情報と、辞書データ部210が保持する透過基準情報211(図5)とを比較する。この場合、搬送される紙幣の透過情報は不確定透過領域に該当する。
厚さ検知部263bは、厚さ情報と辞書データ部210が保持する厚さ基準情報212とを比較する。この場合、搬送される紙幣は、既述の通り、厚さT及び厚さ2Tを表す情報を有する。
さらに、短手長検知部263cは、紙幣の短手長を表す短手長情報と、辞書データ部210に保持された長さ基準情報213とを比較して、紙幣の短手長が2L以上であると検知する。
このため、搬送される紙幣は重送しており、積層枚数が3枚であると検知される。
計数部264は、紙幣情報記憶部290に保持された万券スタッカの収納枚数から3枚の差を取って、万券スタッカの収納枚数の情報を更新する。なお、搬送された紙幣はリジェクトスタッカに搬送される。また、計数部264は、顧客から指定された1枚の紙幣が繰り出されるまで万券スタッカから紙幣を繰り出させる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法が有する機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等が挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等が挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等が挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)等が挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
紙葉類処理プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
実施の形態に係る紙葉類処理装置の概要を示す図である。 紙幣処理装置の斜視図である。 紙幣処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 演算装置が有するメモリとCPUの機能とを示すブロック図である。 辞書データ部が保持する透過基準情報に関するグラフである。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その1)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その2)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その3)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その4)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その5)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その6)である。 辞書データ部が保持する厚さ基準情報を説明するための図(その7)である。 紙幣の搬送路での搬送を説明するための上面図である。 紙幣の搬送路での搬送を説明するための断面図である。 紙幣の重送の検知処理を示すフローチャート(その1)である。 紙幣の重送の検知処理を示すフローチャート(その2)である。 紙幣の枚数の更新処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 紙葉類処理装置
110 辞書データ部
120 紙葉類検知部
130 センサ部
131 光センサ
132 厚さセンサ
140 増幅部
150 変換部
160 中央処理装置
161 制御手段
162 画像処理手段
163 重送検知手段

Claims (6)

  1. 紙葉類の受入れ及び払出しを行う紙葉類処理装置において、
    紙葉類の積層枚数に応じた透過光量を表す透過基準情報と、前記積層枚数に応じた厚さを表す厚さ基準情報と、前記積層枚数に応じた、前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを表す長さ基準情報とが予め保持された辞書データ部と、
    前記紙葉類を払出しさせるために搬送される紙葉類の透過光量と、搬送される前記紙葉類の厚さとを検出し、搬送される前記紙葉類の集合体の全面から画像情報を取得するセンサ部と、
    前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記透過光量を表す透過情報が、前記辞書データ部が保持する前記透過基準情報の所定の積層枚数であることを識別できる範囲に該当するか否かを判別し、
    該当しない場合には、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記厚さを表す厚さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記厚さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類、前記厚さ情報に該当する前記厚さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知し、
    前記厚さ情報が複数の前記厚さ基準情報の前記積層枚数を含む場合には、
    前記センサ部で取得された前記画像情報から、搬送される前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを測定し、前記辺の長さを表す長さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記長さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類が、前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する重送検知手段を備える中央処理装置と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記重送検知手段は、前記透過情報が前記範囲に該当する場合には、前記紙葉類は、前記範囲から識別される当該所定の積層枚数で搬送されていることを検知することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記厚さ情報が、1枚に対応する前記厚さ情報及び2枚に対応する前記厚さ情報を含む場合には、
    前記重送検知手段は、前記紙葉類の集合体が、1枚分の前記紙葉類の搬送方向に平行な辺の長さの2倍の長さ以上の前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記厚さ情報が、1枚に対応する前記厚さ情報及び2枚に対応する前記厚さ情報を含む場合には、
    前記重送検知手段は、前記紙葉類の集合体が、1枚分の前記紙葉類の搬送方向に平行な辺の長さの2倍に対応する長さ未満の前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  5. 紙葉類の受入れ及び払出しを行う紙葉類処理方法において、
    辞書データ部は、紙葉類の積層枚数に応じた透過光量を表す透過基準情報と、前記積層枚数に応じた厚さを表す厚さ基準情報と、前記積層枚数に応じた、前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを表す長さ基準情報とを予め保持して、
    センサ部は、払出しさせるために搬送される紙葉類の透過光量と、搬送される前記紙葉類の厚さとを検出し、搬送される前記紙葉類の集合体の全面から画像情報を取得して、
    中央処理装置が備える重送検知手段は、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記透過光量を表す透過情報が、前記辞書データ部が保持する前記透過基準情報の所定の積層枚数であることを識別できる範囲に該当するか否かを判別し、
    該当しない場合には、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記厚さを表す厚さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記厚さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類が、前記厚さ情報に該当する前記厚さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知し、
    前記厚さ情報が複数の前記厚さ基準情報の前記積層枚数を含む場合には、
    前記センサ部で取得された前記画像情報から、搬送される前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを測定し、前記辺の長さを表す長さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記長さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類が、前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する
    ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  6. 紙葉類の受入れ及び払出しを行う紙葉類処理プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記紙葉類を払出しさせるために搬送される前記紙葉類の透過光量と、搬送される前記紙葉類の厚さとを検出し、搬送される前記紙葉類の集合体の全面から画像情報を取得するセンサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記透過光量を表す透過情報が、前記紙葉類の積層枚数に応じた透過光量を表す透過基準情報と、前記積層枚数に応じた厚さを表す厚さ基準情報と、前記積層枚数に応じた、前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを表す長さ基準情報とが予め保持された辞書データ部が保持する前記透過基準情報の所定の積層枚数であることを識別できる範囲に該当するか否かを判別する透過光量検知手段、
    該当しない場合には、前記センサ部で検出された搬送される前記紙葉類の前記厚さを表す厚さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記厚さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類は、前記厚さ情報に該当する前記厚さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する厚さ検知手段、
    前記厚さ情報が複数の前記厚さ基準情報の前記積層枚数を含む場合には、
    前記センサ部で取得された前記画像情報から、搬送される前記紙葉類の集合体の搬送方向に平行な辺の長さを測定し、前記辺の長さを表す長さ情報と、前記辞書データ部が保持する前記長さ基準情報とを比較して、
    前記紙葉類が、前記長さ情報に該当する前記長さ基準情報の前記積層枚数で搬送されていることを検知する短手長検知手段、
    として機能させることを特徴とする紙葉類処理プログラム。
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