JP2013140620A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入金された紙幣および出金する紙幣を金種ごとに収納する複数の金種別収納庫9a、9bと、紙幣を鑑別する紙幣鑑別部5と、前記金種別収納庫9a、9bの貨幣を金種ごとに収納する装填紙幣収納庫8a、8bを有し、金種別収納庫9a、9bと装填紙幣収納庫8a、8bは共に当該装置に対して着脱自在とし、紙幣の装填及び回収の際の紙幣の計数時に、装置に対して着脱自在な前記金種別収納庫9a、9bと前記装填紙幣収納庫8a、8b間のみで紙幣を移動させるものとし、移動する紙幣を前記紙幣鑑別部5に搬送して金種の鑑別を行い、正券と鑑別した紙幣の金種別の枚数を計数する。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
図1において、1は自動取引装置である。
2は紙幣受入部であり、紙幣を集積して収納するための収納空間を有して、その収納空間内に図1における左右方向に移動可能なビルプレス2aと、収納空間内に一部が突出している繰出ローラ2bとを設ける。
また、図1のビルプレス2aの右側の空間は、顧客によって投入された紙幣の内、紙幣鑑別部5で偽券や金種不明と鑑別されたリジェクト紙幣を集積する紙幣返却部6として機能する。
紙幣受入部2は、ビルプレス2aと繰出ローラ2bとからなる分離機構を備えており、自動取引装置1の紙幣投入口から投入された紙幣をビルプレス2aによって繰出ローラ2bに押圧し、繰出ローラ2bを回転させることで、紙幣を搬送路3に繰出す機能を有する。
また搬送路3の各所には光学式等の検知センサ4が複数設けられており、この検知センサ4によって搬送されている紙幣を検知する他、重送や搬送ジャム等の搬送エラーを検知する。
7は一時保留部であり、紙幣鑑別部5で正券と鑑別され、計数された紙幣を集積して一時保留する。また一時保留している紙幣を搬送路3へと繰出す繰出手段を備えている。
8、9は自動取引装置1の筐体から着脱可能な複数の紙幣収納庫であり、本実施例では8a、8b、9a、9bの4つから構成される、収納庫8a、8b、9a、9bは全て同一の形状を成すものであるが、動作説明の便宜上、8を装填紙幣収納部(8a、8bを装填紙幣収納庫)、9を金種別紙幣収納部(9a、9bを金種別紙幣収納庫)と称して以下説明する。
装填紙幣収納庫8a、8bは、収納した紙幣を搬送路3に繰出すための繰出手段を備えている。
金種別収納庫9aは千円札を収納し、金種別収納庫9bは1万円札を収納する。
12は損券収納部であり、入金取引処理で顧客により投入されて紙幣鑑別部5で金種を鑑別できたが、出金取引には使用できない程度の損傷やしわ等がある損券を収納する他、入金取引処理で投入された5千円札を収納する。
13は制御部であり、記憶部14に格納された制御プログラムに従って自動取引装置1の各部を制御し、各種処理を遂行する。
14は記憶部であり、制御プログラムを格納する他、制御部13による処理結果等を記憶する。
16は印刷部であり、紙幣の補充等で装填された紙幣の金種別の枚数等を印字した装填票を印刷する他、精査等で紙幣を回収した際の回収された紙幣の金種別の枚数等を印字した回収票を印刷して、印刷した装填票あるいは回収票を発行する機能を有する。
まず自動取引装置1に紙幣を装填するときの動作を説明する。
ここで、自動取引装置1内には紙幣は収納されていない状態であるものとする。
自動取引装置1に紙幣を装填する係員は、係員表示操作部15によって紙幣の装填処理のための入力操作を行う。
係員は表示された画面に従って装填紙幣収納庫8a、8bに紙幣を装填するために、装填紙幣収納庫8a、8bを外部に引出し、その装填紙幣収納庫8a、8bそれぞれに紙幣を装填して自動取引装置1の内部に戻し、紙幣の装填が完了した旨の入力を行う。
制御部13は、装填紙幣収納庫8a、8bに収納された紙幣の計数動作を開始する。
また図3(a)、(b)においてはリジェクト紙幣をRJと表わす。
制御部13は、図3(a)に示すように搬送路3に繰出した紙幣を紙幣鑑別部5に搬送して紙幣鑑別部5で紙幣の鑑別を行い、その鑑別結果から金種を鑑別して正券であることを確認した紙幣を金種別収納庫9aに搬送して収納する。
また、装填紙幣収納庫8b内の紙幣の計数動作を行う場合、制御部13は、装填紙幣収納庫8b内に収納された紙幣を繰出し手段によって1枚ずつ分離して搬送路3に繰出す。
制御部13は、図3(b)に示すように搬送路3に繰出した紙幣を紙幣鑑別部5に搬送して紙幣鑑別部5で紙幣の鑑別を行い、その鑑別結果から金種を鑑別して正券であることを確認した紙幣を金種別収納庫9bに搬送して収納していく。
ここで、制御部13は紙幣鑑別部5によって正券と鑑別した紙幣の金種ごとの枚数を計数し、その計数した紙幣の金種ごとの枚数を金種別装填枚数として記憶部14に記憶すると共に、リジェクト紙幣の枚数を金種ごとに計数して金種別リジェクト枚数として記憶部14に記憶する。
なお、図4においてはリジェクト紙幣をRJと表わす。
制御部13は、記憶部14に記憶した金種別装填枚数と金種別リジェクト枚数とを読み出し、金種別装填枚数をもとに図4に示すように金種別収納庫9a、9bそれぞれに収納した紙幣の枚数を印字すると共に、金種別リジェクト枚数を印字した装填票を印刷部16により発行し、装填された紙幣の計数を終了する。
なお、リジェクト紙幣収納部10に収納した紙幣は係員が外部に取り出して計数し、未確定紙幣として例えば金融機関の窓口の元方へ返却する。この状態で運用可能な状態になる。
自動取引装置1に収納されている紙幣の回収を行う場合、係員は係員表示操作部15で紙幣の回収処理のための入力操作を行う。
制御部13は、金種別収納庫9a、9bに収納された紙幣の計数動作を開始する。
制御部13は、図5(a)に示すように搬送路3に繰出した紙幣を順次紙幣鑑別部5に搬送し、紙幣鑑別部5で紙幣の鑑別を行い、その鑑別結果から正券であることを確認した紙幣を装填紙幣収納庫8aに搬送して収納する。
なお、このときビルプレス2aを図5(a)に示すように紙幣受入部2内の右側に移動させておくことで、搬送したリジェクト紙幣をビルプレス2aの左側に集積させる。
また、金種別収納庫9b内の紙幣を計数するとき、制御部13は金種別収納庫9bに設けた繰出し手段によって金種別収納庫9b内の紙幣を1枚ずつ分離して搬送路3に繰出していく。
一方、制御部13は、紙幣鑑別部5によって正券と鑑別できなかった紙幣(リジェクト紙幣)については、図5(b)に示すように紙幣受入部2へと搬送し、紙幣受入部2に集積するようにする。
なお、このときビルプレス2aを図5(b)に示すように紙幣受入部2内の右側に移動させておくことで、搬送したリジェクト紙幣をビルプレス2aの左側に集積させる。
なお、制御部13は、ビルプレス2aを繰出ローラ2b側へと移動させ、集積したリジェクト紙幣を繰出ローラ2bに押し付けると共に、繰出ローラ2bを回転させることで、図5(c)に示すように紙幣受入部2に集積したリジェクト紙幣を再度搬送路3に繰出していき、リジェクト紙幣収納部10に搬送して収納するようにする。
なお、図6においてはリジェクト紙幣をRJと表わす。
制御部13は、記憶部14から金種別集計枚数とリジェクト紙幣枚数とを読み出し、図6に示すように金種別集計枚数とリジェクト紙幣枚数とを印字した回収票を印刷部16により発行し、回収した紙幣の計数を終了する。
例えば、金種別集計枚数の千円札が223枚、一万円札が726枚であって、千円札のリジェクト紙幣が3枚、一万円札のリジェクト紙幣が2枚である場合には、回収票にそれらの紙幣の枚数とリジェクト紙幣の枚数とが印字される。
係員は、自動取引装置の係員表示操作部15を操作することで、取引履歴をもとにした出金金額と入金金額のそれぞれの合計額を出力させて取得しておき、上述した金種別装填枚数に基づく金額に、入金金額の合計額を加えて出金金額の合計を差し引いた金額が、金種別集計枚数に基づく合計額に損券の合計金額を加えた金額と一致するか否かを確認することで、突合せを行い紙幣の精査を行う。
なお、上記実施例においては、紙幣を計数する場合を例に説明したが、これに限らず硬貨を計数する装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
2 紙幣受入部
2a ビルプレス
2b 繰出ローラ
3 搬送路
4 検知センサ
5 紙幣鑑別部
6 紙幣返却部
7 一時保留部
8 装填紙幣収納部
8a、8b 装填紙幣収納庫
9 金種別紙幣収納部
9a、9b 金種別収納庫
10 リジェクト紙幣収納部
11 取り忘れ紙幣集積部
12 損券収納部
13 制御部
14 記憶部
15 係員表示操作部
16 印刷部
Claims (5)
- 入金された貨幣および出金する貨幣を金種ごとに収納する複数の第1の収納庫と、貨幣を鑑別する鑑別部とを有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
前記第1の収納庫の貨幣を金種ごとに収納する第2の収納庫を設け、前記第1の収納庫と前記第2の収納庫は共に当該装置に対して着脱自在とし、
貨幣の計数時、装置に対して着脱自在な前記第1の収納庫と前記第2の収納庫間のみで貨幣を移動させるものとし、移動する貨幣を前記鑑別部に搬送して金種の鑑別を行い、正券と鑑別した貨幣の金種別の枚数を計数することを特徴とする自動取引装置。 - 入金された貨幣および出金する貨幣を金種ごとに収納する複数の第1の収納庫と、貨幣を鑑別する鑑別部とを有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
前記第1の収納庫の貨幣を金種ごとに収納する第2の収納庫を設け、前記第1の収納庫と前記第2の収納庫は共に当該装置に対して着脱自在とし、
貨幣の装填時、装置に対して着脱自在な前記第1の収納庫と前記第2の収納庫間のみで貨幣を移動させるものとし、前記第2の収納庫内の貨幣を前記鑑別部に搬送して金種の鑑別を行い、正券と鑑別された貨幣の金種に該当する前記第1の収納庫に貨幣を収納し、前記第1の収納庫に収納した貨幣の金種別の枚数を計数することを特徴とする自動取引装置。 - 入金された貨幣および出金する貨幣を金種ごとに収納する複数の第1の収納庫と、貨幣を鑑別する鑑別部とを有し、顧客との取引を自動で行う自動取引装置であって、
前記第1の収納庫の貨幣を金種ごとに収納する第2の収納庫を設け、前記第1の収納庫と前記第2の収納庫は共に当該装置に対して着脱自在とし、
貨幣の回収時、装置に対して着脱自在な前記第1の収納庫と前記第2の収納庫間のみで貨幣を移動させるものとし、前記第1の収納庫内の貨幣を前記鑑別部に搬送して金種の鑑別を行い、正券と鑑別した貨幣を前記第2の収納庫に収納し、前記第2の収納庫に収納した貨幣の金種別の枚数を計数することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
貨幣を搬送する搬送路は、前記鑑別部から前記第1の収納庫と前記第2の収納庫を経て前記鑑別部にいたるように配置された部分を有することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動取引装置において、
前記鑑別部がリジェクト貨幣と鑑別した貨幣の枚数を金種ごとに計数し、リジェクト貨幣枚数として記憶部に記憶することを特徴とする自動取引装置。
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2013
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