JP2008052486A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子利用の顧客や背の低い顧客による現金の投入や受取操作の操作性を向上させ、装置を利用し易くすると共に、装置内に専用の一時保留部を設ける必要をなくした。
【解決手段】紙幣入出金口5の他に操作表示部より低い位置にもうひとつの紙幣入出金口7を設けて、車椅子利用の顧客や背の低い顧客が紙幣入出金口7を使用して紙幣の投入、受取を行得るようにすると共に、入金取引時には2つの紙幣入出金口5,7のうちの現金の投入、受取に使用しない方を鑑別部で入金可能と鑑別された紙幣の一時保留部として利用するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関等で運用される自動取引装置に関するものである。
金融機関等で運用される自動取引装置には、現金処理機として紙幣入出金機と硬貨入出金機が組込まれている。
一般に紙幣入出金機は、紙幣の投入及び受取を行う紙幣入出金口、入金取引時及び出金取引時に紙幣の金種や正損等の鑑別を行う鑑別部、入金取引時に鑑別部で鑑別された入金可能な紙幣を一時保留する一時保留部、金種別に紙幣を収納する複数の紙幣収納庫、リジェクト紙幣収納庫、及びこれらの間で紙幣を搬送する搬送路等を備えているが、一時保留部に関しては、複数の紙幣収納庫に対してそれぞれ一時保留部を設けたタイプのものと、複数の紙幣収納庫に対して一時保留部を1つだけ設けたタイプのものがあり、このような複数の紙幣収納庫に対して一時保留部を1つ設けたタイプの紙幣入出金機を備えた自動取引装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。
この特許文献1に示される自動取引装置において、入金取引及び出金取引は以下のように行われる。
まず、入金取引の場合、利用者(顧客)が操作表示部に表示される取引選択画面で入金取引を選択し、カード挿入口にカードを挿入した後、紙幣を紙幣入出金口に投入すると、紙幣入出金口のシャッタを閉じる。
投入された紙幣は紙幣入出金口内の分離手段により1枚毎に分離し、搬送路により鑑別部に搬送して紙幣の金種、真偽、正損等の鑑別を行い、受け入れの可否を判定する。
受け入れ可と判定した紙幣は計数した後、搬送路により一時保留部に搬送して集積し、一時保留する。
また、受け入れ不可と判定した紙幣は、搬送先を切換えて搬送路により紙幣入出金口に戻すが、紙幣入出金口はこの戻された紙幣を分離中の紙幣と区分して集積できるようになっている。
利用者が投入した紙幣を全て分離、搬送して、鑑別が終了すると、計数した金額を操作表示部に表示する。
このとき受け入れ不可と判定された紙幣があればシャッタを開放して利用者に返却する。
利用者が前記表示金額を了承して、操作表示部に表示した確認ボタンを押下すると、一時保留部に集積した紙幣を一時保留部に配置されている紙幣分離手段により1枚ずつ分離して繰出し、搬送路により再度鑑別部に搬送して再び金種、正損等を鑑別する。
その結果、出金に適する正券と判定した紙幣は、搬送路により金種毎に該当する紙幣収納庫に搬送して収納し、また、出金に不適である損券と判定した紙幣及び出金対象外の金種の紙幣は搬送路によりリジェクト紙幣収納庫に搬送して収納する。
出金取引の場合は、利用者が操作表示部に表示される取引選択画面で払い出し取引を選択し、続いて操作表示部を操作して出金希望金種及び金額を入力すると、この金額に基づいて金種別収納庫から分離手段5により紙幣を1枚ずつ分離して繰出し、繰出した紙幣を搬送路により鑑別部に搬送する。
そして、鑑別部により紙幣の金種、真偽、正損等を鑑別し、その結果、出金に適すると判定した紙幣は計数した後、搬送路により紙幣入出金口に搬送して集積し、出金に不適と判定した紙幣は、搬送路によりリジェクト紙幣収納庫に搬送して収納する。
そして、利用者が入力した前記出金金希望金種、金額分の紙幣を紙幣入出金口に集積すると、シャッタを開いて利用者に受取らせる。
特開2002−183803号(段落「0015」〜段落「0024」、図1、図2)
しかしながら、上述した従来の技術においては、以下の問題を有している。
すなわち、従来の自動取引装置では、利用者側から見て紙幣入出金口(現金の入出金口)が操作表示部の奥側に位置しているため、車椅子利用者や背の低い利用者には現金の投入や受取の操作がしづらいという問題がある。
このような車椅子利用者や背の低い利用者に対して、現金の投入や受取の操作性を改善するには、通常の利用者の紙幣入出金口とは別に車椅子利用者や背の低い利用者専用の紙幣入出金口を設けることが考えられるが、単に紙幣入出金口を増設すると紙幣収納庫の設置スペースが限定されて紙幣の収納量が減少したり、構造が複雑になって高価になるという問題が生じる。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、顧客に対して取引操作に必要な画面等の表示と情報の入力を行わせる操作表示部を備えた自動取引装置において、顧客が現金の投入、受取を行う入出金口を2つ設け、そのうちの1つを操作表示部より低い位置に配置したことを特徴とする。
このようにした本発明によれば、車椅子利用の顧客や背の低い顧客は操作表示部より低い位置の入出金口を利用して入出金を伴う取引を行うことができ、これにより現金の投入や受取操作の操作性が向上して、車椅子利用の顧客や背の低い顧客は装置を利用しやすくなるという効果が得られる。
また、2つの入出金口のうち、顧客が現金の投入や受取に使用しない方を一時保留部として利用するため、装置内に専用の一時保留部を設ける必要がなく、そのため現金の収納庫の設置スペースが限定されて紙幣の収納量が減少することもなくなり、構造が複雑になって高価になるという問題も解消できるという効果も得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例を示す自動取引装置の斜視図である。
図において1は自動取引装置(以下ATM)で、このATM1は正面上部に略L字形の接客部を有し、その立面にはレシート発行口を兼ねるカード挿入排出口2と通帳挿入排出口3が設けられ、また接客部の水平面(または水平に近い傾斜面)には、手前側に操作表示部3が、その奥側に紙幣入出金口5と硬貨入出金口6がそれぞれ設けられている。
操作表示部4は表示面を上に向けた液晶ディスプレイ等による表示手段と、この表示手段上に配置した入力手段としてのタッチパネルとを備え、表示手段に顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面や各種の入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっていて、入力された情報の表示等も行うようになっている。
本実施例はこの操作表示部4の下方つまり操作表示部4より低い位置となるようにもう1つの紙幣入出金口7と入出金口選択ボタン8をATM1の正面下部側の立面に設け、入出金口選択ボタン8を押下したとき、紙幣入出金口7を紙幣の投入、受取に使用するものとして選択できるものとなっている。
尚、入出金口選択ボタン8は操作表示部4に表示して、タッチパネル上から押下できるようにすることも可能である。
図2は第1の実施例の構成を示すブロック図である。
ATM1内には、この図2に示した紙幣入出金機11、硬貨入出金機12、カードリードライト部13、レシート印字部14、通帳印字部15、通信部16、記憶部17、及び制御部18等が設けられている。
紙幣入出金部11と硬貨入出金部12はそれぞれ前記紙幣入出金口5、7と硬貨入出金口5に対応して配置されており、取引に伴う入出金処理を行うものとなっている。
本発明では紙幣と硬貨を含めて現金と称することとする。
カードリードライト部13とレシート印字部14が通帳印字部15は前記カード挿入排出口2及び通帳挿入排出口3に対応して設けられており、ここで、カードリードライト部13は、顧客の取引媒体としてのカードに設けられた磁気ストライプやICに対してデータの読取及び書込みを行う機能を有し、レシート印字部14は取引終了時にレシートに取引内容を印字し、通帳印字部15は顧客の取引媒体としての通帳の印字欄に未記帳データ等の印字を行う機能を有している。
記憶部17は、取引時における入力データ等を記憶する他、装置の動作を制御するための制御プログラムが格納されており、また取引選択画面や各取引における処理ステップ毎の案内画面や入力画面等もこの記憶部17に格納されている。
制御部18は、記憶部17に格納されている制御プログラムに基づいて操作表示部4、入出金口選択ボタン8、紙幣入出金部11、硬貨入出金部12、カードリードライト部13、レシート印字部14、及び通帳印字部12等を制御し、各種の取引を遂行する機能を有しており、その遂行に当たっては、通信部16を介してホストコンピュータ(上位装置)と通信を行い、必要な情報の授受を行うものとなっている。

尚、ホストコンピュータは、金融機関のセンタ等に設置されていて、各顧客の氏名、口座番号、暗証番号、未記帳データ、及び口座残高等を顧客口座情報として記憶部(データベース)に記憶させ、管理する機能を有している。
図3は紙幣入出金機11の内部構造を示す概略側面図である。
この図に示したように本実施例の紙幣入出金機11は、前記の2つの紙幣入出金口5、7を有する他、入金取引時及び出金取引時に紙幣の金種や正損等の鑑別を行う鑑別部21、金種別に紙幣を収納する複数の紙幣収納庫22〜24、入金取引時及び出金取引時のリジェクト紙幣を収納するリジェクト紙幣収納庫25、顧客の取忘れ紙幣を収納する取忘れ紙幣庫26及びこれらの間で紙幣を搬送する搬送路27a〜27n等を備えており、入金取引時には2つの紙幣入出金口5、7のいずれか一方を一時保留部として利用し、出金取引時には紙幣入出金口5、7のいずれか一方のみを使うものする。
5aと7a紙幣入出金口5、7にそれぞれ設けられた開閉可能なシャッタである。
上述した構成の作用について説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、記憶部17に格納された制御プログラムに基づいて制御部18により制御される。
まず、入金取引の場合、顧客が操作表示部4に表示される取引選択画面から入金取引を選択すると、紙幣入出金口5と7のいずれかを選択するように音声の誘導が行われ、同時に紙幣入出金口5と7の近傍に設けられているライトの点滅あるいは点灯が行われる。
この場合の音声の誘導は、例えば、紙幣入出金口7から入金を行う場合は入出金口選択ボタン8を押すように促す旨の内容とする。
尚、操作表示部4に同様の案内文を表示して、操作誘導してもよいことは言うまでもない。
一定時間経過しても入出金口選択ボタン8が押下されない場合は、紙幣入出金口5を選択したものとする。
紙幣入出金口5が選択された場合、制御部18はこの紙幣入出金口5を紙幣の投入、受取に使用すると共に、紙幣入出金口7を一時保留部として利用することを決定し、以下の制御を行う。
すなわち、顧客がカード挿入排出口2にカード(取引媒体)を挿入するか、通帳(取引媒体)を通帳挿入排出口3に挿入すると、カードリードライト部13または通帳印字部15で顧客の口座情報を読取り、その口座情報をホストコンピュータに送って、ホストホストコンピュータで口座情報が確認されると紙幣入出金口5のシャッタ5aを開く。
ここで、顧客が紙幣を紙幣入出金口5に投入するとシャッタ5aを閉じ、投入された紙幣を紙幣入出金口5に設けられている分離手段により1枚毎に分離し、搬送路27a、27bにより鑑別部21に搬送して紙幣の金種損等の鑑別と搬送異常の検知を行い、受け入れの可否を判定する。
金種が確定されて受け入れ可と判定した紙幣は計数した後、搬送路27c、27d、27e、27fにより一時保留部としての紙幣入出金口7に搬送して集積し、一時保留する。
また、金種が不明あるいは搬送異常が検知されて受け入れ不可と判定した紙幣は、搬送先を切換えて搬送路27g、27hにより紙幣入出金口5に戻すが、紙幣入出金口5はこの戻された紙幣を分離中の紙幣と区分して集積できるようになっている。
顧客が投入した紙幣を全て分離、搬送して、鑑別が終了すると、計数した金額を操作表示部4に表示する。
このとき受け入れ不可と判定された紙幣が紙幣入出金口5にあればシャッタ5aを開放して顧客に返却する。
顧客が前記表示金額を了承して、操作表示部4に表示した確認ボタンを押下すると、取引が確定する。
取引が確定すると、レシート印字部14でレシートに取引明細を印字してカード挿入排出口2から顧客に放出すると共にカードを返却し、通帳が挿入されていれば通帳印字部15で通帳に取引明細を印字して通帳挿入排出口5から顧客に返却すると共に、取引明細を取引情報としてホストコンピュータに送信する。
また、これと並行して紙幣入出金口7に一時保留した紙幣をこの紙幣入出金口7に配置されている紙幣分離手段により1枚ずつ分離して繰出し、搬送路27i、27e、27d、27cにより再度鑑別部21に搬送して金種、正損等を鑑別すると共に搬送異常の検知を行う。
その結果、出金対象金種で出金に適する正券と判定した紙幣は、搬送路27b、27g、27j、27d、27kにより金種毎に該当する紙幣収納庫22〜24に搬送して収納し、また、出金に不適である損券と判定した紙幣、出金対象外の金種の紙幣(例えば2千円紙幣)及び搬送異常が検知された紙幣は搬送路27b、27g、27j、27d、27k、27lによりリジェクト紙幣収納庫25に搬送して収納する。
一方、顧客が入出金口選択ボタン8を押下して紙幣入出金口7を選択した場合、制御部18は紙幣入出金口5を一時保留部として利用することを決定し、以下の制御を行う。
まず、顧客がカード挿入排出口2にカード(取引媒体)を挿入するか、通帳(取引媒体)を通帳挿入排出口3に挿入すると、カードリードライト部13または通帳印字部15で顧客の口座情報を読取り、その口座情報をホストコンピュータに送って、ホストホストコンピュータで口座情報が確認されると紙幣入出金口7のシャッタ7aを開く。
ここで、顧客が紙幣を紙幣入出金口7に投入するとシャッタ7aを閉じ、投入された紙幣を紙幣入出金口7に設けられている分離手段により1枚毎に分離し、搬送路27i、27e、27d、27cにより鑑別部21に搬送して紙幣の金種損等の鑑別と搬送異常の検知を行い、受け入れの可否を判定する。
金種が確定されて受け入れ可と判定した紙幣は計数した後、搬送路27b、27hにより一時保留部としての紙幣入出金口5に搬送して集積し、一時保留する。
また、金種が不明あるいは搬送異常が検知されて受け入れ不可と判定した紙幣は、搬送先を切換えて搬送路27m、27fにより紙幣入出金口7に戻すが、紙幣入出金口7はこの戻された紙幣を分離中の紙幣と区分して集積できるようになっている。
顧客が投入した紙幣を全て分離、搬送して、鑑別が終了すると、計数した金額を操作表示部4に表示する。
このとき受け入れ不可と判定された紙幣が紙幣入出金口5にあればシャッタ7aを開放して顧客に返却する。
顧客が前記表示金額を了承して、操作表示部4に表示した確認ボタンを押下すると、取引が確定する。
取引が確定すると、レシート印字部14でレシートに取引明細を印字してカード挿入排出口2から顧客に放出すると共にカードを返却し、通帳が挿入されていれば通帳印字部15で通帳に取引明細を印字して通帳挿入排出口5から顧客に返却すると共に、取引明細を取引情報としてホストコンピュータに送信する。
また、これと並行して紙幣入出金口5に一時保留した紙幣をこの紙幣入出金口7に配置されている分離手段により1枚ずつ分離して繰出し、搬送路27a、27bにより再度鑑別部21に搬送して金種、正損等を鑑別すると共に搬送異常の検知を行う。
その結果、出金対象金種で出金に適する正券と判定した紙幣は、搬送路27c、27d、27kにより金種毎に該当する紙幣収納庫22〜24に搬送して収納し、また、出金に不適である損券と判定した紙幣、出金対象外の金種の紙幣(例えば2千円紙幣)及び搬送異常が検知された紙幣は搬送路27c、27d、27k、27lによりリジェクト紙幣収納庫25に搬送して収納する。
次に出金取引について説明する。
出金取引の場合は、顧客が操作表示部4に表示される取引選択画面から出金取引を選択すると、上述した入金取引の場合と同様に顧客に紙幣入出金口5と7のいずれかを選択させ、その後、顧客がカード挿入排出口2にカード(取引媒体)を挿入するか、通帳(取引媒体)を通帳挿入排出口3に挿入すると、カードリードライト部13または通帳印字部15で顧客の口座情報を読取る。
続いて暗証番号の入力画面を操作表示部4に表示し、顧客が操作表示部4を操作して暗証番号を入力すると、次に金額入力画面を操作表示部4に表示して顧客に出金希望金種、及び金額を入力させる。
顧客が操作表示部4を操作して出金希望金種、及び金額を入力すると、前記口座情報、暗証番号、及び出金希望金額をホストコンピュータに送り、ホストコンピュータで口座情報が確認され、本人確認が行われて取引可能の旨の通知が返信されると、顧客が入力した出金希望金種、及び金額に該当する紙幣を紙幣収納庫22〜24から図示しない分離手段により紙幣を1枚ずつ分離して繰出して、繰出した紙幣を搬送路27k、27d、27cにより鑑別部21に搬送する。
そして、鑑別部21により紙幣の金種等を鑑別すると共に搬送異常の検知を行い、その結果、金種不明や搬送異常により出金に不適と判定した紙幣は、搬送路27b、27g、27j、27n、27lによりリジェクト紙幣収納庫25に搬送して収納する。
金種が確定し出金に適すると判定した紙幣ついては、顧客により紙幣入出金口5が選択されている場合は、鑑別後の紙幣を計数した後、搬送路27b、27hにより紙幣入出金口5に搬送して集積し、また、顧客により紙幣入出金口7が選択されている場合は、鑑別後の計数した後、搬送路27m、27fにより紙幣入出金口7に搬送して集積する。
そして、利用者が入力した前記出金金希望金種、金額分の紙幣を紙幣入出金口5または7に集積すると、シャッタ5aまたは7aを開いて利用者に受取らせ、レシート印字部14でレシートに取引明細を印字してカード挿入排出口2から顧客に放出すると共にカードを返却し、通帳が挿入されていれば通帳印字部15で通帳に取引明細を印字して通帳挿入排出口5から顧客に返却すると共に、取引が正常に終了した旨の通知をホストコンピュータに送信する。
尚、顧客が紙幣をとり忘れた場合、そのとり忘れ紙幣が紙幣入出金口5にあれば、分離手段により紙幣を1枚ずつ分離して繰出した紙幣を搬送路27a、27bにより鑑別部21に搬送し、更に鑑別部21から搬送路27c、27k、27oにより取忘れ収納庫26搬送して収納する。
また、忘れ紙幣が紙幣入出金口7にあれば、分離手段により紙幣を1枚ずつ分離して繰出した紙幣を搬送路27i、27d、27cにより鑑別部21に搬送し、更に鑑別部21から搬送路27b、27g、27j、27n、27oにより取忘れ収納庫26搬送して収納する。
以上説明したように、第1の実施例では、操作表示部4の奥の位置に設けられる紙幣入出金部5とは別に、もう1つの紙幣入出金口7を操作表示部4より低い位置に設けているため、車椅子利用の顧客や背の低い顧客はこの操作表示部4より低い位置の紙幣入出金口7を使用して入出金取引を行うことができ、これにより現金の投入や受取操作の操作性が向上して、車椅子利用の顧客や背の低い顧客はATM1を利用し易くなるという効果が得られる。
また、2つの紙幣入出金口5と7のうち、顧客が現金の投入受取に使用しない方を一時保留部として利用するため、ATM1内に専用の一時保留部を設ける必要がなく、そのため紙幣収納庫の設置スペースが限定されて紙幣の収納量が減少することもなくなり、構造が複雑になって高価になるという問題も解消できるものとなる。
尚、上述した第1の実施例では、入出金口選択ボタン8の押下により紙幣入出金口7を紙幣の投入、受取に使用するものとしたが、顧客の取引媒体であるカードの磁気ストライプ(またはIC)に紙幣入出金口5と7のいずれを使用するかの入出金口指定情報を書込んでおき、取引の際にその入出金口指定情報をカードリードライト部13で読取って紙幣入出金口5と7のいずれを紙幣の投入、受取に使用するか決定するようにしてもよく、このようにすることによって入出金口選択ボタン8を省略でき、かつ入出金口選択ボタン8の操作する必要もなくなるので取引時間を短縮することが可能となる。
また、このようにカードの磁気ストライプ(またはIC)に入出金口指定情報を書込んでおく場合、その入出金口指定情報の書換えを可能にする。
例えば、入出金口指定情報の書込み時に健常者であったが、怪我をして車椅子利用者になった場合、それまで利用していた紙幣入出金口5から紙幣入出金口7に換える必要が生じてくる。
このような場合、カード挿入後、図4に示すように取引中に操作表示部4に表示する暗証番号入力画面等に、顧客の現在の入出金口指定情報に基づく紙幣入出金口の位置を示すイラスト(画像)と、「入出金口変更」ボタン9、及び「紙幣入出金口を変更する場合は、暗証番号を入力する前に下のボタンを押してください」等の「入出金口変更」ボタンの押下を促す旨のメッセージを表示し、顧客が「入出金口変更」ボタン9を押下すると、カードリードライト部13で入出金口指定情報を書換える。
書換えた入出金口指定情報は次の書換えまで保持される
図5は本発明の第2の実施例を示す自動取引装置の斜視図である。
この実施例はATM1正面中央の比較的高い位置、例えばカード挿入排出口2や通帳挿入排出口3の上方の位置つまり、健常者は検知するが車椅子利用者は検知しない位置に検知センサ10を設け、制御部18が操作表示部4に表示される取引選択画面で取引が選択されたとき、検知センサ10が顧客を検知した場合は紙幣入出金口5を、検知しない場合は紙幣入出金口7を紙幣の投入、受取に使用するものと決定するようにしたものである。
この場合の入金取引や出金取引の現金の処理は第1の実施例と同様に行われる。
以上説明した第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られる他、検知センサ10が顧客を検知したか否かにより紙幣入出金口5と7のいずれを利用するかを決定するため、第1の実施例のように顧客が入出金口選択ボタン8を操作する手間や、カードへの入出金口指定情報の書込み、書換えの手間を省くことができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、上述した第1、第2の実施例では紙幣の入金取引及び出金取引を例にして説明したが、硬貨の入金取引及び出金取引に適用可能であり、また、現金の入出金(釣銭の放出も含む)を伴う取引であれば、例えば顧客が自分の口座を利用しない振込取引等についても適用可能である。
第1の実施例を示す自動取引装置の斜視図 第1の実施例の構成を示すブロック図 紙幣入出金機の構造を示す概略側面図 紙幣入出金口変更のための暗証番号入力画面の例を示す図 第2の実施例を示す自動取引装置の斜視図
符号の説明
1 ATM(自動取引装置)
2 カード挿入排出口
3 通帳挿入排出口
4 操作表示部
5 紙幣入出金口
6 硬貨入出金口
7 紙幣入出金口
8 入出金口選択ボタン
10 検知センサ
11 紙幣入出金機
12 硬貨入出金機
13 カードリードライト部
14 レシート印字部
15 通帳印字部
16 通信部
17 記憶部
18 制御部

Claims (6)

  1. 顧客に対して取引操作に必要な画面等の表示と情報の入力を行わせる操作表示部を備えた自動取引装置において、
    顧客が現金の投入、受取を行う入出金口を2つ設け、そのうちの1つを操作表示部より低い位置に配置したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    入金取引時に、前記2つの入出金口のうちの現金の投入、受取に使用しない入出金口を入金可能と鑑別された紙幣の一時保留部として利用することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記2つの入出金口のうち現金の投入、受取に使用する入出金口を選択させるボタンを備えたことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
    顧客の取引媒体に書込まれた入出金口を指定する情報を読取り、その情報に基づいて現金の投入、受取に使用する入出金口を決定することを特徴とする紙幣入出金機。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置において、
    前記入出金口を指定する情報を書換えるための画面を操作表示部に表示し、顧客が書換え指示を入力したとき、書換えを行うことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
    健常者である顧客を検知する高さに配置された検知センサを備え、取引が選択されたとき検知センサが顧客を検知しているか否かにより、現金の投入、受取に使用する入出金口を決定することを特徴とする自動取引装置。
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