JP5206146B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5206146B2
JP5206146B2 JP2008160259A JP2008160259A JP5206146B2 JP 5206146 B2 JP5206146 B2 JP 5206146B2 JP 2008160259 A JP2008160259 A JP 2008160259A JP 2008160259 A JP2008160259 A JP 2008160259A JP 5206146 B2 JP5206146 B2 JP 5206146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
photoresist
region
layer
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008160259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010003802A (ja
Inventor
浩次 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008160259A priority Critical patent/JP5206146B2/ja
Publication of JP2010003802A publication Critical patent/JP2010003802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5206146B2 publication Critical patent/JP5206146B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明は、MOSトランジスタとLDMOSトランジスタ(以下、LDMOSという)とを有し、LDMOSにおけるチャネル層を形成するときに不純物をイオン注入する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
従来より、p型チャネルトランジスタとn型チャネルトランジスタとを備えて構成されるCMOSトランジスタが、例えば、以下のように製造されることが知られている。
まず、半導体基板の表層部にp型ウェル層とn型ウェル層とを形成すると共に、半導体基板の表面に絶縁膜を配置し、絶縁膜の表面にゲート電極材料を配置する。そして、ゲート電極材料の表面にフォトレジストを配置し、フォトレジストをパターニングする。その後、フォトレジストをマスクとしてゲート電極材料をエッチングして所定の形状のゲート電極をp型ウェル層およびn型ウェル層に形成し、ゲート電極表面に備えられているフォトレジストを除去する。続いて、それぞれのゲート電極をマスクとしてp型ウェル層およびn型ウェル層に不純物をイオン注入する。その後、周知の活性化アニールを行うことで不純物を活性化させてソース領域とドレイン領域とを形成することにより、CMOSトランジスタが製造される。
このようなCMOSトランジスタを備えた半導体装置では、p型ウェル層およびn型ウェル層のうちゲート電極の下部に位置する部分がチャネル領域となり、チャネル領域により半導体装置の電気的特性が決められる。
しかしながら、このようなゲート電極をマスクとして不純物をイオン注入する半導体装置の製造方法を、LDMOSのチャネル層を形成する場合に適用した場合には、以下のような問題が起こる可能性がある。
LDMOSに形成されるチャネル層は、ソース領域を囲むように形成されており、半導体基板表面からの深さがソース領域よりも深くなるように形成されている。このため、チャネル層を形成するときの不純物をイオン注入する際の加速電圧はソース領域を形成するときの不純物をイオン注入する際の加速電圧より高くしなければならず、不純物がポリシリコンを貫通してしまい、貫通した不純物が半導体基板に注入される可能性があるという問題がある。そして、ポリシリコンを貫通して半導体基板に注入された不純物によりチャネル領域の電気的特性が変動してしまう可能性があるという問題がある。
そこで、不純物がゲート電極を貫通することを防止する半導体装置の製造方法として、例えば、特許文献1には、ゲート電極を形成した後に、熱酸化によりゲート電極表面に酸化膜を形成し、酸化膜により不純物がゲート電極を貫通することを防止する半導体装置の製造方法が開示されている。
特開平3−21058号公報
しかしながら、上記特許文献1の半導体装置の製造方法では、例えば、ポリシリコンに0.5μmの酸化膜を形成する場合、850℃〜950℃の環境下で約6時間保持しなければならない。このように高温で、かつ長時間半導体基板を保持した場合には、半導体基板に形成されたウェル層において、不純物が拡散することよりウェル層が変動する可能性があるため、半導体装置の特性が変動する可能性があるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、MOSトランジスタとLDMOSとを有する半導体装置の製造方法において、半導体装置の特性に影響を与えることなく不純物がゲート電極を貫通して半導体基板に注入されることを防止することができ、半導体装置の特性が変動することを防止することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体基板(4)にMOSトランジスタ(10)とチャネル層(24)を備えたLDMOS(20)とを形成する半導体装置の製造方法において、以下の点を特徴としている。すなわち、半導体基板(4)の表面に絶縁膜(21、26)を配置すると共に、絶縁膜(21、26)の表面にゲート電極材料(29)を配置する。次に、ゲート電極材料(29)の表面に第1フォトレジスト(33)を配置した後、パターニングして第1フォトレジスト(33)を第1ゲート電極(15)の形成予定領域およびLDMOS形成領域に残し、ゲート電極材料(29)をパターニングされた第1フォトレジスト(33)をマスクとしてエッチングすることでMOSトランジスタ(10)に備えられる第1ゲート電極(15)を形成する。そして、第1フォトレジスト(33)を除去し、第1ゲート電極(15)およびLDMOS形成領域に備えられているゲート電極材料(29)が覆われるように絶縁膜(21、26)に第2フォトレジスト(32)を配置し、第2フォトレジスト(32)のうちLDMOS(20)におけるチャネル層(24)の形成予定領域と対応する部分が開口するようにフォトレジスト(32)をパターニングし、第2フォトレジスト(32)をマスクとして不純物を半導体基板(4)にゲート電極材料(29)を貫通させてイオン注入することによりチャネル層(24)を形成する。その後、第2フォトレジスト(32)をパターニングして第2ゲート電極(28)の形成予定領域およびMOSトランジスタ形成領域に残し、LDMOS形成領域に備えられているゲート電極材料(29)をパターニングされた第2フォトレジスト(32)をマスクとしてエッチングすることでLDMOS(20)に備えられる第2ゲート電極(28)を形成することを特徴としている。
このような半導体装置の製造方法によれば、第2ゲート電極(28)の表面に第2フォトレジスト(32)が備えられた状態で半導体基板(4)にチャネル層(24)を形成する不純物のイオン注入が行われるので、不純物が第2ゲート電極(28)を貫通して半導体基板(4)に注入されることを防止することができる。また、不純物が第2ゲート電極(28)を貫通して半導体基板(4)に注入されることを防止することができるため、チャネル領域(27)の電気的特性が変動することもなく、半導体装置の電気的特性が変動することを防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の半導体装置の製造方法により製造された半導体装置の断面構成を示す図である。
図1に示されるように、本実施形態の半導体装置は、支持基板1と、支持基板1の表面に配置されたSiO等の埋込絶縁膜2と、埋込絶縁膜2の表面に配置されたSOI層3とを有したSOI基板4を用いて構成されている。SOI層3はトレンチ5およびLOCOS酸化膜21にて素子分離されており、トレンチ5のうち、側壁にはSiO等の絶縁膜6が配置され、内部にはポリシリコン7が配置されている。また、トレンチ5に囲まれたSOI層3にてMOSトランジスタ形成領域とLDMOS形成領域とが構成されている。
MOSトランジスタ形成領域には、本実施形態では以下のようなMOSトランジスタ10が形成されている。具体的には、n型のSOI層3の表層部にp型ウェル層11が形成されており、p型ウェル層11の表面に絶縁膜26が配置されている。また、絶縁膜26の表面に第1ゲート電極15が備えられ、第1ゲート電極15の両側におけるp型ウェル層11の表層部にn型ソース領域12とn型ドレイン領域13とが備えられている。なお、本実施形態では、p型ウェル層11が本発明の第1ウェル層に相当する。
LDMOS形成領域には、本実施形態では以下のようなLDMOS20が形成されている。具体的には、n型のSOI層3の表面にはLOCOS酸化膜21および絶縁膜26が形成されており、LOCOS酸化膜21と接するようにn型ドレイン領域22が形成されている。そして、このn型ドレイン領域22を囲むようにn型ウェル層23が形成されており、n型ウェル層23はLOCOS酸化膜21の下部にまで入りこむように形成されている。また、SOI層3の表層部には、LOCOS酸化膜21を挟んでn型ウェル層23と離間すると共にLOCOS酸化膜21と接触しないようにp型チャネル層24が形成されている。そして、p型チャネル層24の表層部には、n型ソース領域25が形成されている。また、LOCOS酸化膜21および絶縁膜26の表面のうち、n型ソース領域25とn型ドレイン領域22との間で形成されるチャネル領域27と対応する部分には第2ゲート電極28が備えられている。なお、本実施形態では、n型ウェル層23が本発明の第2ウェル層に相当し、LOCOS酸化膜26が絶縁膜に相当する。
そして、MOSトランジスタ形成領域およびLDMOS形成領域の表面は層間絶縁膜40で覆われており、層間絶縁膜40には複数のコンタクトホール41が形成されている。また、各コンタクトホール41にはそれぞれn型ソース領域12、25およびn型ドレイン領域13、22と電気的に接続されるソース電極42およびドレイン電極43が備えられている。
次に、このような半導体装置の製造方法について説明する。図2および図3は本実施形態の半導体装置の製造工程を示した断面図である。なお、図2および図3ではSOI基板4のうちSOI層3の断面図を示している。
図2(a)に示されるように、SOI層3がMOSトランジスタ形成領域とLDMOS形成領域とにトレンチ5により素子分離され、トレンチ5のうち側壁に酸化膜5が形成されていると共に、内部にポリシリコン7が埋め込まれているSOI基板4を用意する。そして、SOI層3のうち、MOSトランジスタ形成領域にp型ウェル層11を形成すると共に、LDMOS形成領域にn型ウェル層23を形成する。そして、図2(b)に示されるように、SOI層3にSi膜のマスクを用いてLOCOS酸化を行い、LOCOS酸化膜21を形成する。続いて、SOI層3の表面にそれぞれのLOCOS酸化膜21が連なるように絶縁膜26を配置する。
次に、図2(c)に示されるように、絶縁膜26の表面に、例えば、ポリシリコンで構成されるゲート電極材料29を配置する。そして、ゲート電極材料29の表面に、例えば、NSG膜で構成されるマスク膜30を化学堆積蒸着法(CVD法)により配置する。例えば、NSG膜をマスク膜30とした場合には、ゲート電極材料29の表面に0.5μmのマスク膜30を形成する場合、400℃の常圧の条件下で2〜5分間化学堆積蒸着法を行えばよい。続いて、マスク膜30を図示しないフォトレジストを用いて第1ゲート電極15および第2ゲート電極28の形成予定領域に残すようにパターニングする。
その後、図2(d)に示されるように、パターニングされたマスク膜30をマスクとしてゲート電極材料29をエッチングし、MOSトランジスタ10に備えられる第1ゲート電極15を形成すると共に、LDMOS20に備えられる第2ゲート電極28を形成する。
次に、図3(a)に示されるように、第1ゲート電極15および第2ゲート電極28にマスク膜30が備えられた状態で第1ゲート電極15および第2ゲート電極28の側壁に酸化膜31を形成する。なお、このときの第1、第2ゲート電極15、28の熱酸化は850℃で行われるが、保持時間が数分であるために、p型ウェル層11およびn型ウェル層23が変動することもなく、半導体装置の特性に影響はない。
続いて、図3(b)に示されるように、第1ゲート電極15、第2ゲート電極28およびマスク膜30が覆われるように、LOCOS酸化膜21および絶縁膜26の表面にチャネル層24形成用のフォトレジスト32を配置する。そして、フォトレジスト32をLDMOS20におけるチャネル層24の形成予定領域と対応する部分が開口するようにパターニングする。このとき、第2ゲート電極28の表面に配置されているマスク膜30におけるチャネル層24の形成予定領域側の端部とフォトレジスト32の端部とを完全に一致させることは困難である。このため、本実施形態では、フォトレジスト32のうちマスク30膜のチャネル層24の形成予定領域側の端部がマスク膜30の端部よりも後退するようにフォトレジスト32をパターニングしている。続いて、第2ゲート電極28に備えられているマスク膜30およびフォトレジスト32をマスクとしてSOI層3にボロン等の不純物をイオン注入する。このとき、第2ゲート電極28にはマスク膜30が備えられているので、不純物が第2ゲート電極28を貫通してSOI層3に注入されることを防止することができる。
その後、図3(c)に示されるように、マスク膜30をドライ酸化やウェット酸化等により除去すると共に、フォトレジスト32をアッシング等により除去する。続いて、活性化アニールを行うことで注入されたボロンを活性化させてp型チャネル層24を形成する。
その後、従来と同様に、SOI層3の表面にフォトレジストを配置して、フォトレジストをMOSトランジスタ10およびLDMOS20に備えられるn型ソース領域12、25およびn型ドレイン領域13、22の形成予定領域と対応する部分が開口するようにパターニングする。そして、パターニングされたフォトレジストをマスクとしてリン等の不純物をイオン注入する。続いて、フォトレジストを除去し、SOI層3の表面が覆われるように層間絶縁膜40を配置する。その後、活性化アニールを行うことでリン等の不純物を活性化させてそれぞれn型ソース領域12、25およびn型ドレイン領域13、22を形成する。続いて、層間絶縁膜40にコンタクトホール41を形成すると共に、ソース電極42およびドレイン電極43を形成することにより、本実施形態の半導体装置が製造される。なお、n型ソース領域12、25およびn型ドレイン領域13、22を形成する不純物をイオン注入する前に、緩和層を形成する不純物をイオン注入しておき、活性化アニールによりn型ソース領域12、25およびn型ドレイン領域13、22を形成するときに緩和層を形成してもよい。
このような半導体装置の製造方法によれば、第2ゲート電極28の表面にマスク膜30が備えられた状態で不純物のイオン注入が行われるので、不純物が第2ゲート電極28を貫通してSOI層3に注入されることを防止することができる。また、不純物が第2ゲート電極28を貫通してSOI層3に注入されることを防止することができるため、チャネル領域27の電気的特性が変動することもなく、半導体装置の電気的特性が変動することを防止することができる。さらに、本実施形態の半導体装置の製造方法では、ゲート電極材料29の表面に0.5μmのマスク膜30を形成する場合には、400℃および常圧の条件下で2〜5分間化学堆積蒸着法を行えばよく、マスク膜30を配置する際にp型ウェル層11およびn型ウェル層23が変動することもなく、半導体装置の特性が変動することもない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置の製造方法は第1実施形態に対してマスク膜30の代わりにフォトレジストをマスクとして不純物のイオン注入を行ってチャネル層24を形成したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図4および図5は本実施形態の半導体装置の製造工程を示した断面図である。図4(c)に示されるように、ゲート電極材料29の表面に、例えば、ノボラック樹脂で構成される第1フォトレジスト33を配置し、第1フォトレジスト33を第1ゲート電極15および第2ゲート電極28の形成予定領域に残すようにパターニングする。その後、第1フォトレジスト33に対して紫外線を照射することにより架橋反応させて、耐エッチング性を向上させる。
そして、図5(a)に示されるように、パターニングされた第1フォトレジスト33をマスクとしてゲート電極材料29をエッチングし、MOSトランジスタ10に備えられる第1ゲート電極15を形成すると共に、LDMOS20に形成される第2ゲート電極28を形成する。
続いて、図5(b)に示されるように、第1ゲート電極15、第2ゲート電極28および第1フォトレジスト33が覆われるように、LOCOS酸化膜21および絶縁膜26の表面にチャネル層24形成用の第2フォトレジスト32を配置する。そして、フォトレジスト32をLDMOS20におけるチャネル層24の形成予定領域と対応する部分が開口するようにパターニングする。続いて、第1フォトレジスト33および第2フォトレジスト32をマスクとしてSOI層3にボロン等の不純物をイオン注入する。その後、図5(c)に示されるように、第1フォトレジスト33および第2フォトレジスト32を除去し、活性化アニールにより不純物を活性化させてp型チャネル層24を形成する。
このような半導体装置の製造方法によれば、第1フォトレジスト33に架橋反応を起こさせて耐エッチング性を向上させた後にゲート電極材料29をエッチングしているので、第1フォトレジスト33を表面に残した状態で第1ゲート電極15および第2ゲート電極28を形成することができる。したがって、第2ゲート電極28の表面に配置された第1フォトレジスト33により、不純物が第2ゲート電極28を貫通してSOI層3に注入されることを防止することができ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置の製造方法は第2実施形態に対して、第2ゲート電極28を形成する前に不純物のイオン注入を行ったものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図6および図7は本実施形態の半導体装置の製造工程を示す図である。図6(c)に示されるように、ゲート電極材料29の表面に、第1フォトレジスト33を配置し、第1フォトレジスト33を第1ゲート電極15の形成予定領域およびLDMOS形成領域に残すようにパターニングする。そして、図6(d)に示されるように、パターニングされた第1フォトレジスト33をマスクとしてゲート電極材料29をエッチングし、MOSトランジスタ10に備えられる第1ゲート電極15を形成する。
続いて、図7(a)に示されるように、第1フォトレジスト33を除去し、第1ゲート電極15およびゲート電極材料29を熱酸化する。そして、図7(b)に示されるように、第1ゲート電極15およびゲート電極材料29が覆われるように、LOCOS酸化膜21および絶縁膜26の表面にチャネル層24形成用の第2フォトレジスト32を配置する。そして、フォトレジスト32をLDMOS20におけるチャネル層24の形成予定領域と対応する部分が開口するようにパターニングする。次に、第2フォトレジスト32をマスクとしてSOI層3にゲート電極材料29を貫通させてボロン等の不純物をイオン注入する。例えば、ゲート電極材料29の膜厚が0.15μm〜0.25μmであり、不純物としてボロンをイオン注入するときは、75KeV〜140KeVの加速電圧にてイオン注入することでボロンがゲート電極材料29を貫通してSOI層3に注入される。
続いて、図7(c)に示されるように、第2フォトレジスト32をパターニングして第2ゲート電極28の形成予定領域およびMOSトランジスタ形成領域に残し、ゲート電極材料29をパターニングされた第2フォトレジスト32をマスクとしてエッチングすることでLDMOS20に備えられる第2ゲート電極28を形成する。
その後、図7(d)に示されるように、第2フォトレジスト32を除去した後に、活性化アニールにより不純物を活性化させてp型チャネル層24を形成する。このような半導体装置としても、第2ゲート電極28の表面に第2フォトレジスト32が備えられた状態で不純物のイオン注入が行われるので、不純物が第2ゲート電極28を貫通してSOI層3のうちチャネル領域27の形成予定領域に注入されることを防止することができ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、マスク膜30としてNSG膜を例に挙げて説明したが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、窒化シリコン膜を用いることもできる。マスク膜30として窒化シリコン膜を用いた場合には、燐酸等を用いて選択的除去が行い易くなる。
また、上記第2実施形態において、第1フォトレジスト33としてノボラック樹脂を例に挙げて説明したが、もちろんこれに限定されるものでなく、例えば、ナフトキノンジアジドを用いてもよい。ナフトキノンジアジドを用いた場合には、紫外線を照射することでインデンカルボン酸とすることができるので、耐エッチング性を向上させることができる。また、ナフトキノンジアジドを用いた場合には、365nmの波長を有するi線でも同様の反応を起こすことができる。
さらに、上記第2実施形態では、第2ゲート電極28の表面に第1フォトレジスト33が配置されていればよく、第1フォトレジスト33を架橋反応させない製造方法とすることもできる。
本発明の第1実施形態における半導体装置の製造方法により製造した半導体装置の断面構成を示す図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示した図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示した図である。 本発明の第2実施形態における半導体装置の製造工程を示した図である。 図4に続く半導体装置の製造工程を示した図である。 本発明の第3実施形態における半導体装置の製造工程を示した図である。 図6に続く半導体装置の製造工程を示した図である。
符号の説明
4 半導体基板
10 MOSトランジスタ
11 p型ウェル層
15 第1ゲート電極
20 LDMOS
21 LOCOS酸化膜
23 n型ウェル層
24 チャネル層
26 絶縁膜
28 第2ゲート電極
29 ゲート電極材料
30 マスク膜
32 チャネル形成用のフォトレジスト

Claims (1)

  1. MOSトランジスタ形成領域とLDMOSトランジスタ形成領域とが備えられている半導体基板(4)を有し、
    前記半導体基板(4)の前記MOSトランジスタ形成領域に対して、第1ウェル層(11)を備え、前記第1ウェル層(11)の表面に絶縁膜(21)を介して第1ゲート電極(15)を備えると共に、前記第1ゲート電極(15)の両側における前記第1ウェル層(11)の表層部にソース領域(12)およびドレイン領域(13)を備えてなるMOSトランジスタを形成し、
    前記半導体基板(4)の前記LDMOSトランジスタ形成領域に対して、第2ウェル層(23)を備えると共に、前記第2ウェル層(23)の表層部にドレイン領域(22)を備え、前記第2ウェル層(23)と離間するようにチャネル層(24)を備えると共に、前記チャネル層(24)の表層部にソース領域(25)を備え、前記半導体基板(4)の表面に絶縁膜(21、26)を備えると共に、前記絶縁膜(21、26)の表面のうち前記ソース領域(25)と前記ドレイン領域(22)との間に形成されるチャネル領域(27)と対応する部分に第2ゲート電極(28)を備えてなるLDMOSトランジスタを形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板(4)の表面に絶縁膜(21、26)を配置する工程と、
    前記絶縁膜(21、26)の表面にゲート電極材料(29)を配置する工程と、
    前記ゲート電極材料(29)の表面に第1フォトレジスト(33)を配置した後、パターニングして前記第1フォトレジスト(33)を前記第1ゲート電極(15)の形成予定領域および前記LDMOSトランジスタ形成領域に残す工程と、
    前記ゲート電極材料(29)をパターニングされた前記第1フォトレジスト(33)をマスクとしてエッチングすることで前記MOSトランジスタ(10)に備えられる前記第1ゲート電極(15)を形成する工程と、
    前記第1フォトレジスト(33)を除去する工程と、
    前記第1ゲート電極(15)および前記LDMOS形成領域に備えられている前記ゲート電極材料(29)が覆われるように前記絶縁膜(21、26)に第2フォトレジスト(32)を配置し、前記第2フォトレジスト(32)のうち前記LDMOSトランジスタ(20)における前記チャネル層(24)の形成予定領域と対応する部分が開口するように前記フォトレジスト(32)をパターニングする工程と、
    前記第2フォトレジスト(32)をマスクとして前記不純物を前記半導体基板(4)に前記ゲート電極材料(29)を貫通させてイオン注入することにより前記チャネル層(24)を形成する工程と、
    前記第2フォトレジスト(32)をパターニングして前記第2ゲート電極(28)の形成予定領域および前記MOSトランジスタ形成領域に残す工程と、
    前記LDMOSトランジスタ形成領域に備えられている前記ゲート電極材料(29)をパターニングされた前記第2フォトレジスト(32)をマスクとしてエッチングすることで前記LDMOSトランジスタ(20)に備えられる前記第2ゲート電極(28)を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2008160259A 2008-06-19 2008-06-19 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5206146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160259A JP5206146B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160259A JP5206146B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010003802A JP2010003802A (ja) 2010-01-07
JP5206146B2 true JP5206146B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=41585291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160259A Expired - Fee Related JP5206146B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5206146B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5517691B2 (ja) * 2010-03-26 2014-06-11 株式会社日立製作所 半導体装置およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2622031B2 (ja) * 1990-11-29 1997-06-18 シャープ株式会社 半導体装置の製造方法
KR100204805B1 (ko) * 1996-12-28 1999-06-15 윤종용 디엠오에스 트랜지스터 제조방법
JP2000232224A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Matsushita Electronics Industry Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001077360A (ja) * 1999-09-03 2001-03-23 Matsushita Electronics Industry Corp 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010003802A (ja) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4700043B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP5605134B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6674128B1 (en) Semiconductor-on-insulator device with thermoelectric cooler on surface
JP4175650B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009283527A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5206146B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5410055B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2007294971A (ja) トランジスタのゲート上面での応力緩和
JP5454518B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP4951978B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5724997B2 (ja) スーパージャンクション構造の縦型mosfetを有する半導体装置の製造方法
JP2006216815A (ja) フィールド酸化膜形成法
JP2004221301A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP5088460B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP7040315B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
KR20090057737A (ko) 이온주입에 의한 소자 분리 방법 및 구조
JP2007115967A (ja) 半導体装置の製造方法
JP6216142B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2729169B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5003857B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009016754A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3566811B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2006040907A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2007073757A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009004480A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees