JP5088460B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
低電圧駆動トランジスタと高電圧駆動トランジスタが同一の半導体基板に混載された半導体装置では、以下のような課題を有する。すなわち、高電圧駆動トランジスタが形成されるウェルは、注入されたイオンを1000〜1200℃程度の高温の熱処理によって拡散する工程(ドライブイン工程)を必要とする。このような熱処理をSTI(Shallow T nch Isolation)構造の素子分離領域を形成した後に行うと、熱ストレスによってトレンチ絶縁層が膨張して半導体基板に結晶欠陥を生じてしまうことがある。そのため、従来では、通常、上記熱処理前に、該ウェルのイオン注入に用いられるマスクのパターニングをするために専用のアライメントマークを形成する必要があった。
本発明の目的は、アライメントマークの形成工程を削減して工程を簡略化することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
半導体基板のトランジスタ形成領域に素子分離領域のための第1トレンチを形成するとともに、前記半導体基板のアライメントマーク形成領域にアライメントマークのための第2トレンチを形成する工程と、
前記第2トレンチを第1アライメントマークとして用いて、前記トランジスタ形成領域の一部を覆うレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層をマスクとして、前記半導体基板に不純物を導入してウェルを形成する工程と、
前記第1トレンチと前記第2トレンチとに絶縁層を埋め込むことにより、前記トランジスタ形成領域に前記素子分離領域を形成するとともに、前記アライメントマーク形成領域に第2アライメントマークを形成する工程と、
を含む。
本発明によれば、第1,第2トランジスタ形成領域に第1トレンチを形成するとともに、アライメントマーク形成領域に第2トレンチを形成し、第2トレンチを第1アライメントマークとして用いて、第2ウェルを形成するためのレジスト層をパターニングすることができる。したがって、第2ウェルにイオンを導入するためのレジスト層のパターニングに必要な専用のアライメントマークを形成する工程を必要としない。そのため、工程数を削減でき、製造工程を簡略化できる。
本発明は、さらに以下の態様をとることができる。
本発明の製造方法において、
前記トランジスタ形成領域は、第1ウェルを有する第1トランジスタ形成領域と、該第1トランジスタ形成領域の前記第1ウェルより深い第2ウェルを有する第2トランジスタ形成領域とを有し、前記ウェルは前記第2ウェルであることができる。
本発明の製造方法において、
前記第2ウェルは、前記半導体基板に不純物をイオン注入した後、熱処理によって前記不純物を拡散して形成されることができる。
本発明の製造方法において、
前記アライメントマーク形成領域は、スクライブ領域にあることができる。
本発明の製造方法において、
前記第2ウェルには、オフセットゲートMISトランジスタが形成されることができる。
本発明の製造方法において、
前記第1トレンチおよび前記第2トレンチを形成した後に、該第1トレンチおよび第2トレンチの表面を覆うブロック膜を形成する工程を有することができる。
1.第1実施形態
第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図1〜図11を参照しながら説明する。図1〜図11は、第1実施形態の半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図である。
図1ないし図11では、一例として、第1トランジスタ形成領域10Aには1つの第1トランジスタ(低電圧駆動トランジスタ)の製造方法が示され、第2トランジスタ形成領域10Bには1つの第2トランジスタ(高電圧駆動トランジスタ)の製造方法が示され、アライメントマーク形成領域10Cには1つのアライメントマークの製造方法が示される。第2トランジスタは、第1トランジスタに比べて高い駆動電圧で駆動される。また、アライメントマーク形成領域10Cは、たとえば、トランジスタなどの素子が形成されないスクライブ領域に含まれることができる。アライメントマーク形成領域10Cをスクライブ領域に設けることにより、ウェハを有効に用いることができる。
以下、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。
(1) まず、図1を参照しながら説明する。半導体基板10上に、パッド層12を形成する。パッド層12の材質としては、たとえば、酸化シリコンを用いることができる。パッド層12は、熱酸化法などにより形成される。
ついで、図1に示すように、パッド層12上にマスク層14を形成する。マスク層14としては、たとえば、窒化シリコン層,多結晶シリコン層および非晶質シリコン層のいずれかの単層構造、または、窒化シリコン層と多結晶シリコン層と非晶質シリコン層との中から選択される少なくとも2種からなる多層構造などを用いることができる。マスク層14の形成方法としては、公知の方法、たとえばCVD法などを用いることができる。マスク層14は、後の研磨工程、たとえばCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程におけるストッパとして機能するのに十分な膜厚、たとえば50〜200nmの膜厚を有する。
(2) 図2に示すように、マスク層14の上に、所定のパターンのレジスト層16を形成する。このレジスト層16をマスクにしてマスク層14をエッチングすることによって、マスク層14をパターニングする。このパターニングによって、第1トランジスタ形成領域10Aおよび第2トランジスタ形成領域10Bにおけるマスク層14には、STI(Shallow Trench Isolation)といわれる素子分離領域を形成するための第1開口部15aが形成され、アライメントマーク形成領域10Cにおけるマスク層14には、第1開口部15aの平面形状と異なる平面形状を有する第2開口部15bが形成される。その後、レジスト層16をアッシングやウエットエッチングなどの公知の方法によって除去する。
(3) 図3に示すように、マスク層14をマスクとして、エッチングすることにより、パッド層12の露出部分を除去する。ついで、マスク層14をマスクとして、半導体基板10をエッチングする。この工程によって、第1トランジスタ形成領域10A、第2トランジスタ形成領域10Bに、素子分離領域のための第1トレンチ16aを形成するとともに、アライメントマーク形成領域10Cに、アライメントマークのための第2トレンチ16bを形成する。第2トレンチ16bは、後のウェル形成工程などにおいてアライメントマーク(第1アライメントマーク)として機能するので、それに適した平面形状を有する。第2トレンチ16bの平面形状は特に限定されないが、たとえば、ボックスマーク、十字マーク、回折格子などであることができる。
(4) 図4に示すように、第1トレンチ16aおよび第2トレンチ16bの露出面に、ラウンド酸化と呼ばれる熱酸化によって酸化シリコンからなるトレンチ酸化膜18を形成する。このトレンチ酸化膜18によって、半導体基板10がダメージを受けたり汚染されるのを防止できる。トレンチ酸化膜18の膜厚は、たとえば10〜50nmである。
(5) 図5に示すように、第1トランジスタ形成領域10Aおよびアライメントマーク形成領域10Cを覆うように、レジスト層20を形成する。レジスト層20は、第2トレンチ16bを第1アライメントマークとして用いて、公知のリソグラフィーおよびエッチングによってパターニングされる。
ついで、レジスト層20をマスクとして半導体基板10にイオン注入を行う。これにより、レジスト層20によって覆われていない第2トランジスタ形成領域10Bに特定の導電型を有するイオン(p型またはn型のイオン)19を導入してp型またはn型の不純物層を形成する。
(6) 図6に示すように、レジスト層20を除去する。ついで、たとえば1000〜1200℃で熱処理を施し、不純物層のイオンを拡散(ドライブイン)させることにより、半導体基板10内に第2ウェル30を形成する。その後、レジスト層20をアッシングなどの方法により除去する。
(7) 図7に示すように、第1トレンチ16aおよび第2トレンチ16bを埋め込むようにして、絶縁層40aを全面に堆積する。絶縁層40aの材質としては、たとえば酸化シリコンを用いることができる。絶縁層40aは、トレンチ16a,16bを埋め込み、少なくともストッパ層14を覆うような膜厚、たとえば360〜1000nmを有することができる。絶縁層40aの堆積方法としては、たとえば、高密度プラズマCVD法,熱CVD法,TEOSプラズマCVD法などを挙げることができる。
(8) 図8に示すように、絶縁層40aをCMP法により平坦化する。この平坦化は、ストッパ層14が露出するまで行う。つまり、ストッパ層14をストッパとして、絶縁層40aを平坦化する。
(9) 図9に示すように、マスク層14を除去する。マスク層14を除去する方法としては、ドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができる。マスク層14が窒化シリコンからなる場合には、熱リン酸によるウエットエッチングを用いることができる。ついで、必要に応じて、絶縁層40aの突出部をエッチングによって除去し、半導体基板10の上面とほぼ同一レベルの上面を有するトレンチ絶縁層42を形成する。
この工程では、第1トレンチ16aにトレンチ絶縁層42を埋め込むことにより、第1,第2トランジスタ形成領域10A、10Bに素子分離領域40を形成する。この工程では、同時に、アライメントマーク形成領域10Cの第2トレンチ16bにトレンチ絶縁層42を埋め込むことにより、第2アライメントマーク44を形成することができる。この第2アライメントマーク44は、通常のアライメントマークと同様に、後のフォトリソ工程などにおけるアライメントマークとして用いることができる。
(10) 図10に示すように、第2トランジスタ形成領域10Bおよびアライメントマーク形成領域10Cを覆うように、レジスト層22を形成する。レジスト層22は、第2アライメントマーク44をアライメントマークとして用いて、リソグラフィーおよびエッチングによってパターニングされる。
ついで、レジスト層22をマスクとして半導体基板10にイオン注入を行うことによって、レジスト層22によって覆われていない第1トランジスタ形成領域10Aに特定の導電型を有するイオン(n型またはp型のイオン)を導入してn型またはp型の不純物を含むウェル(第1ウェル)32を形成する。第1ウェル32の形成工程では、必要に応じて熱処理による拡散工程を有することができる。そして、第1ウェル32は、第2ウェル30より浅く形成される。
第1トランジスタ形成領域10Aでは、第2トランジスタ形成領域10Bの第2トランジスタに比べて駆動電圧が小さい低電圧駆動の第1トランジスタが形成されるため、ウェルも浅くてよい。すなわち、第2ウェル30には、第1ウェル32に形成される第1トランジスタより駆動電圧が高い第2トランジスタが形成されるため、第2ウェル30はウェル分離を確実に行うために充分な深さを有する。
(11) 図11に示すように、第1トランジスタ形成領域10Aに第1トランジスタ50を形成し、第2トランジスタ形成領域10Bに第2トランジスタ60を形成する。第1,第2トランジスタ50,60は、典型的なMISトランジスタ構造を有することができる。上述したように、第2トランジスタ60は、第1トランジスタ50に比べて耐圧の大きいトランジスタである。第1トランジスタ50は、ゲート絶縁層52,ゲート電極54,サイドウォール絶縁層56,ソース領域58,ドレイン領域59を有する。同様に、第2トランジスタ60は、ゲート絶縁層62,ゲート電極64,サイドウォール絶縁層66,ソース領域68,ドレイン領域69を有する。第2トランジスタ60のゲート絶縁層62は、ゲート耐圧を大きくするために、第1トランジスタ50のゲート絶縁層52より厚く形成することができる。
第1,第2トランジスタ50,60は、公知の方法によって形成することができる。以下に、その製造方法の一例を簡単に記載する。
まず、図11に示すように、半導体基板10の第1トランジスタ形成領域10Aにゲート絶縁層52を形成する。また、第2トランジスタ形成領域10Bにゲート絶縁層62を形成する。次に、ゲート絶縁層52,62の上に導電層(図示せず)を形成する。導電層としては、たとえば、多結晶シリコン層を形成することができる。次に、導電層をパターニングすることにより、ゲート電極54,64を形成する。次に、第1ウェル32および第2ウェル30に同工程または別工程で不純物をイオン注入して、低濃度不純物層を形成する。次に、ゲート電極54,64の両側面にサイドウォール絶縁層56,66を形成する。次に、第1ウェル32,第2ウェル30に不純物をイオン注入してソース領域58,68とドレイン領域59,69を形成する。ソース領域58およびドレイン領域59と、ソース領域68およびドレイン領域69とは、別のイオン注入によって形成することもできる。
図11に示す例では、第2トランジスタ形成領域10Bに形成された第2トランジスタ(高電圧駆動トランジスタ)60は典型的なMISトランジスタであるが、第2トランジスタは、図12に示すオフセットゲートMISトランジスタ70でもよい。
図12に示すように、オフセットゲートMISトランジスタ70は、第2ウェル30に形成される。MISトランジスタ70は、電界緩和のためのオフセット絶縁層75と、半導体層10の上に設けられたゲート絶縁層72と、オフセット絶縁層75の一部およびゲート絶縁層72の上に設けられたゲート電極74と、ゲート電極74と離れた位置に設けられたソース領域78およびドレイン領域79と、を有する。オフセット絶縁層75の下には、ソース領域78およびドレイン領域79と同一の導電型で、不純物濃度が低いオフセット不純物領域76,77が形成されている。この例では、オフセット絶縁層75は、素子分離領域40のトレンチ絶縁層42と同一の工程で形成される。このようなオフセットゲートMISトランジスタでは、ゲート電極74とソース領域78,ドレイン領域79とが離れているため、特にドレイン領域79側の電界が緩和されてドレイン耐圧が向上し、高電圧駆動のトランジスタを構成できる。
次に、本実施形態の製造方法の特徴について述べる。
本実施形態においては、素子分離領域40のための第1トレンチ16aおよびアライメントマーク44のための第2トレンチ16bを形成した後に、第2トランジスタ形成領域10Bの第2ウェル30を形成することにより、以下の効果を有する。
すなわち、第1,第2トランジスタ形成領域10A,10Bに第1トレンチ16aを形成するとともに、アライメントマーク形成領域10Cに第2トレンチ16bを形成する。そして、第2トレンチ16bを第1アライメントマークとして用いて、第2ウェル30を形成するためのレジスト層20をパターニングすることができる。したがって、レジスト層20をパターニングするための専用のアライメントマークを形成する工程を必要とせず、製造工程を簡略化できる。
高電圧駆動トランジスタ60,70(図11,図12参照)が形成される第2ウェル30では、注入されたイオンを1000〜1200℃程度の高温の熱処理によって拡散する工程(ドライブイン工程)を必要とする。このような熱処理をSTI構造の素子分離領域を形成する前に行うと、熱ストレスによってトレンチ絶縁層が膨張して半導体基板に結晶欠陥を生じてしまうことがある。そのため、従来では、通常、上記熱処理前に、ウェル用マスクをパターニングするための専用のアライメントマークを形成する必要があった。しかしながら、本実施形態では、第1トレンチ16aと同時に形成される第2トレンチ16bをアライメントマークとして用いることができるので、かかる第2ウェルのための専用のアライメントマーク形成工程を必要としない。
また、第2ウェル30を形成するための高温処理時には、素子分離領域40のための第1トレンチ16aには、トレンチ絶縁層が埋め込まれていない。したがって、トレンチ絶縁層(素子分離領域)が形成された後に熱処理を行うことによる上記問題が発生することがない。
さらに、本実施形態では、トランジスタ形成領域10A,10Bの素子分離領域40と同時に、アライメントマーク形成領域10Cに第2アライメントマーク44を形成することができる。そして、この第2アライメントマーク44は、以降のリソグラフィー工程などで通常のアライメントマークとして用いることができる。
本発明は、低電圧駆動トランジスタが形成される第1トランジスタ形成領域10Aと、高電圧駆動トランジスタが形成される第2トランジスタ形成領域10Bとを有する、いわゆる混載型半導体装置に有用であるが、これに限定されず、いずれかのトランジスタ形成領域を有する半導体装置にも適用できる。
2.第2実施形態
本実施形態では、トレンチの表面にさらにブロック膜を形成する点で、第1実施形態と異なる。図13ないし図18は、本実施形態の製造方法を模式的に示す断面図である。
トレンチを形成するまでの工程は、第1実施形態の工程(1)〜(5)(図1〜図5参照)と同じであるので、詳細な記載を省略する。なお、図1〜図11に示す部分と実質的に同じ部分には同じ符号を付して説明する。以下、第1トレンチ16aおよび第2トレンチ16bの露出面にトレンチ酸化膜18を形成した後の工程について説明する。
(1) 図13に示すように、トレンチ酸化膜18およびマスク層14の表面に、ブロック膜80を形成する。ブロック膜80としては、たとえば窒化シリコンを用いることができる。ブロック膜80は、ドライブイン工程の熱処理前に形成される。ブロック膜80は、たとえばCVD法で形成できる。
ブロック膜80を形成することで、半導体基板10のシリコンと雰囲気中の酸素あるいは窒素との反応を確実に防止することができる。その結果、トレンチ16a,16b内に埋め込まれたトレンチ絶縁層42が熱処理によって膨張することを防止でき、さらに、第1ウェル32,第2ウェル30内の不純物のパイルアップ現象を抑制することができ、所望の不純物プロファイルを得ることができる。
(2) 図14に示すように、第1トランジスタ形成領域10Aおよびアライメントマーク形成領域10Cを覆うように、レジスト層20を形成する。レジスト層20は、第2トレンチ16bを第1アライメントマークとして用いて、公知のリソグラフィーおよびエッチングによってパターニングされる。
ついで、レジスト層20をマスクとして半導体基板10にイオン注入を行う。これにより、レジスト層20によって覆われていない第2トランジスタ形成領域10Bに特定の導電型を有するイオン(p型またはn型のイオン)19を導入してp型またはn型の不純物層を形成する。
(3) 図15に示すように、レジスト層20を除去する。ついで、たとえば1000〜1200℃で熱処理を施し、不純物層のイオンを拡散(ドライブイン)させることにより、半導体基板10内に第2ウェル30を形成する。その後、レジスト層20をアッシングなどの方法により除去する。
(4) 図16に示すように、第1トレンチ16aおよび第2トレンチ16bを埋め込むようにして、絶縁層40aを全面に堆積する。絶縁層40aの材質としては、たとえば酸化シリコンを用いることができる。絶縁層40aについては、第1実施形態と同様であるので詳細な記載は省略する。
(5) 図17に示すように、絶縁層40aをCMP法により平坦化する。この平坦化は、ストッパ層14が露出するまで行う。
(6) 図18に示すように、マスク層14を除去する。マスク層14を除去する方法は、第1実施形態と同様であるので詳細な記載は省略する。ついで、必要に応じて、絶縁層40aの突出部をエッチングによって除去し、半導体基板10の上面とほぼ同一レベルの上面を有するトレンチ絶縁層42を形成する。
この工程では、第1トレンチ16aにトレンチ絶縁層42を埋め込むことにより、第1,第2トランジスタ形成領域10A、10Bに素子分離領域40を形成する。この工程では、同時に、アライメントマーク形成領域10Cの第2トレンチ16bにトレンチ絶縁層42を埋め込むことにより、第2アライメントマーク44を形成することができる。この第2アライメントマーク44は、通常のアライメントマークと同様に、後のフォトリソ工程などにおけるアライメントマークとして用いることができる。
以降は、第1実施形態の工程(10)(図10参照)と同様にして、第1トランジスタ形成領域10Aに特定の導電型を有するイオン(n型またはp型のイオン)を導入してn型またはp型の不純物を含むウェル(第1ウェル)32を形成する。ついで、第1実施形態の工程(11)(図11参照)と同様にして、第1トランジスタ形成領域10Aに第1トランジスタ50を形成し、第2トランジスタ形成領域10Bに第2トランジスタ60を形成する。第1,第2トランジスタ50,60については、第1実施形態で述べたので詳細な説明を省略する。また、第2トランジスタとしては、図12に示すオフセットゲートMISトランジスタ70を用いることができる。
第2実施形態でも、第1実施形態と同様な特徴を有する。さらに、上述したように、ブロック膜80を有することにより、素子分離領域40の膨張を防止し、ウェルの不純物プロファイルをより最適にすることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第1実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。 第2実施形態にかかる製造方法を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 半導体基板、10A 第1トランジスタ形成領域、10B 第2トランジスタ形成領域、10C アライメントマーク形成領域、12 パッド層、14 マスク層、
16a 第1トレンチ、16b 第2トレンチ、18 トレンチ酸化膜、30 第2ウェル、32 第2ウェル、40 素子分離領域、42 トレンチ絶縁層、50 第1トランジスタ、60,70 第2トランジスタ、80 ブロック膜

Claims (6)

  1. 半導体基板のトランジスタ形成領域に素子分離領域のための第1トレンチを形成するとともに、前記半導体基板のアライメントマーク形成領域にアライメントマークのための第2トレンチを形成する工程と、
    前記第2トレンチを第1アライメントマークとして用いて、前記トランジスタ形成領域の一部を覆う第1レジスト層を形成する工程と、
    前記第1レジスト層をマスクとして、前記半導体基板に不純物を導入してウェルを形成する工程と、
    前記第1トレンチと前記第2トレンチとに絶縁層を埋め込むことにより、前記トランジスタ形成領域に前記素子分離領域を形成するとともに、前記アライメントマーク形成領域に第2アライメントマークを形成する工程と、
    をこの順序で含む、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記トランジスタ形成領域は、第1ウェルを有する第1トランジスタ形成領域と、該第1トランジスタ形成領域の前記第1ウェルより深い第2ウェルを有する第2トランジスタ形成領域とを有し、前記ウェルは前記第2ウェルであり、
    前記第1ウェルは、
    前記第2アライメントマークを用いて、前記第2トランジスタ形成領域および前記アライメントマーク形成領域を覆う第2レジスト層を形成する工程と、
    前記第2レジスト層をマスクとして、前記半導体基板に不純物を導入する工程と、
    を含む方法によって形成される、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2において、
    前記第2ウェルは、前記半導体基板に不純物をイオン注入した後、熱処理によって前記不純物を拡散して形成される、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記アライメントマーク形成領域は、スクライブ領域にある、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項2または3において、
    前記第1ウェルおよび前記第2ウェルを形成した後に、前記第2ウェルには、オフセットゲートMISトランジスタが形成される、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記第1トレンチおよび前記第2トレンチを形成する工程の後であって、かつ、前記第2トレンチを前記第1アライメントマークとして用いて、前記トランジスタ形成領域の一部を覆う前記第1レジスト層を形成する工程の前に、前記第1トレンチおよび前記第2トレンチの表面を覆うブロック膜を形成する工程を有する、半導体装置の製造方法。
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