JP5410055B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、トレンチゲート型VDMOSFET(Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
従来から、高耐圧MOSFETとして、トレンチゲート構造を採用したVDMOSFET(トレンチゲート型VDMOSFET)が知られている。
図5は、トレンチゲート型VDMOSFETを備える半導体装置の模式的な断面図である。
半導体装置101は、N型基板102を備えている。N型基板102上には、N型のエピタキシャル層103が積層されている。エピタキシャル層103の表層部には、P型のボディ領域104が形成されている。
エピタキシャル層103には、トレンチ105がその表面から掘り下がって形成されている。トレンチ105は、ボディ領域104を貫通し、その最深部がボディ領域104の下方のエピタキシャル層103に達している。トレンチ105内には、ゲート絶縁膜106を介して、N型不純物が高濃度にドープされたポリシリコンからなるゲート電極107が埋設されている。
また、ボディ領域104の表層部には、トレンチ105に沿って、N型のソース領域108が形成されている。N型ソース領域108には、P型のボディコンタクト領域109がN型ソース領域108を貫通して形成されている。
型基板102の裏面には、ドレイン電極110が形成されている。
ソース領域108およびボディコンタクト領域109が接地され、ドレイン電極110に適当な大きさの正電圧が印加されつつ、ゲート電極107の電位が制御されることにより、ボディ領域104におけるゲート絶縁膜106との界面近傍にチャネルが形成されて、ソース領域108とドレイン電極110との間に電流が流れる。
特開2005−235913号公報
半導体装置101を製造する工程では、トレンチ105の内面を含むエピタキシャル層103の表面にシリコン酸化膜が形成される。そして、トレンチ105内のシリコン酸化膜上に、ドープドポリシリコンからなるゲート電極107が形成される。その後、N型ソース領域108を形成するためのイオン注入に先立ち、トレンチ105外のシリコン酸化膜の表面にHF(フッ酸)が供給されて、そのシリコン酸化膜が除去される。このとき、トレンチ105内のシリコン酸化膜の上端部、つまりゲート絶縁膜106の上端部もHFにより除去され、図5に示すように、ゲート電極107とN型ソース領域108とがゲート絶縁膜106を挟まずに対向する部分が生じる。そのため、従来の半導体装置では、ゲート電極107とN型ソース領域108との間の耐圧(ゲート−ソース間耐圧)が低いという問題があった。
そこで、本発明の目的は、ゲート−ソース間耐圧の向上を図ることができる、半導体装置およびその製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、第1素子形成領域と、プレーナゲート型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が形成されている第2素子形成領域とを分離する素子分離部が表面に形成された第1導電型の半導体層と、前記第1素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、前記半導体層の表面から掘り下がって形成され、前記ボディ領域を貫通するトレンチと、前記ボディ領域の表層部において、前記トレンチの側方に形成された第1導電型のソース領域と、前記トレンチの底面および側面上に形成されたゲート絶縁膜と、前記トレンチに前記ゲート絶縁膜を介して埋設され、その表面が前記ソース領域の表面よりも一段低く形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の表面の周縁部上に形成され、前記トレンチの側面の上端部に対向する周壁膜と、前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のディープウェル領域と、前記ディープウェル領域の表層部に形成された第1導電型の第1ウェル領域と、前記ディープウェル領域の表層部に、前記第1ウェル領域と分離して形成された第2導電型の第2ウェル領域とを含む、半導体装置である。
この構成によれば、第1導電型の半導体層の表層部には、第2導電型のボディ領域が形成されている。半導体層には、半導体層の表面から掘り下がったトレンチが、ボディ領域を貫通して形成されている。ボディ領域の表層部において、トレンチの側方には、第1導電型のソース領域が形成されている。トレンチの底面および側面には、ゲート絶縁膜が形成されている。トレンチには、ゲート絶縁膜を介して、ゲート電極が埋設されている。ゲート電極の表面は、ソース領域の表面よりも一段低くなっている。そして、ゲート電極の表面の周縁部上には、トレンチの側面の上端部に対向する周壁膜が形成されている。これにより、ゲート電極とソース領域との間には、少なくとも周壁膜が介在される。よって、ゲート電極とソース領域とがゲート絶縁膜を挟まずに対向する部分を有する構造(図5参照)と比較して、ゲート−ソース間耐圧の向上を達成することができる。
また、半導体層、ボディ領域、ソース領域、ゲート絶縁膜およびゲート電極を含むトレンチゲート型VDMOSFETは、前記半導体層上に、プレーナゲート型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と混載して設けられており、前記半導体層の表面には、第1素子形成領域と第2素子形成領域とを分離する素子分離部が形成される。そして、前記トレンチゲート型VDMOSFETは、前記第1素子形成領域に形成される。前記プレーナゲート型MOSFETは、前記第2素子形成領域に形成される。
請求項に記載のように、前記プレーナゲート型MOSFETは、前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表面上に形成されたプレーナゲート電極を備えている。このプレーナゲート電極の周囲には、前記プレーナゲート電極の側面の全周を覆うサイドウォールが形成されていてもよい。
この構造の半導体装置は、請求項に記載の方法、つまり、前記トレンチゲート型VDMOSFETが形成される第1素子形成領域に、第1導電型の半導体層の表面から掘り下がったトレンチを形成する工程と、前記トレンチ内に、前記半導体層の表面よりも一段低い表面を有するトレンチゲート電極を形成する工程と、前記プレーナゲート型MOSFETが形成される第2素子形成領域において、前記半導体層の表面上に、プレーナゲート電極を形成する工程と、前記トレンチゲート電極および前記プレーナゲート電極の形成後、前記半導体層の表面、前記トレンチゲート電極および前記プレーナゲート電極上に、絶縁性材料の堆積層を形成する工程と、前記堆積層をエッチバックして、前記トレンチゲート電極の表面の周縁部上およびプレーナゲート電極の側方に、それぞれ前記堆積層が部分的に残留してなる周壁膜およびサイドウォールを形成する工程とを含む、半導体装置の製造方法により製造することができる。
この製造方法によれば、サイドウォールの形成と並行して、トレンチゲート電極の表面の周縁部上に周壁膜を形成することができる。
なお、請求項に記載のように、前記製造方法は、前記第1素子形成領域において、前記半導体層に前記トレンチゲート型VDMOSFETのボディ領域を形成するためのボディ領域用凹部を形成する工程と、エピタキシャル成長法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、前記ボディ領域用凹部に第2導電型の半導体材料を埋設する工程とをさらに含んでもよい。
第2導電型の半導体材料は、エピタキシャル成長法またはCVD法により、ボディ領域用凹部に埋設される。そのため、ボディ領域用凹部に埋設された半導体材料からなるボディ領域は、深さ方向(層厚方向)において、ほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、ボディ領域は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。よって、ボディ領域を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高くすることができる。その結果、第1導電型の半導体層と第2導電型のボディ領域との界面からボディ領域側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域を貫通して形成されるトレンチの深さを小さくすることができるので、トレンチの上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、トレンチゲート型VDMOSFETのオン抵抗を低減させることができる。
さらに、請求項に記載のように、前記製造方法は、前記第2素子形成領域において、前記半導体層に前記プレーナゲート型MOSFETのウェル領域を形成するためのウェル領域用凹部を形成する工程を含み、前記半導体材料を埋設する工程では、前記ボディ領域用凹部への前記半導体材料の埋設と並行して、前記ウェル領域用凹部に前記半導体材料が埋設されてもよい。
この場合、プレーナゲート型MOSFETのウェル領域をトレンチゲート型VDMOSFETのボディ領域と同一工程で形成することができる。
また、前記プレーナゲート型MOSFETは、NチャネルMOSFETおよびPチャネルMOSFETを含んでいてもよい。この場合、請求項に記載のように、前記半導体装置は、前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のディープウェル領域と、前記ディープウェル領域の表層部に形成された第1導電型の第1ウェル領域と、前記ディープウェル領域の表層部に、前記第1ウェル領域と分離して形成された第2導電型の第2ウェル領域とをさらに含む。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。
半導体装置1は、シリコンからなるN型(高濃度N型)の半導体基板(図示せず)上に、トレンチゲート型VDMOSFET3(以下「VDMOSFET3」という。)と、プレーナゲート型NチャネルMOSFET4(以下「NMOSFET4」という。)と、プレーナゲート型PMOSFET5(以下「PMOSFET5」という。)とを備えている。
半導体基板上には、シリコンからなるN型のエピタキシャル層6が形成されている。エピタキシャル層6の表面には、VDMOS形成領域7とCMOS形成領域8とを分離するためのLOCOS酸化膜9が形成されている。
VDMOSFET3は、VDMOS形成領域7に形成されている。
VDMOS形成領域7において、エピタキシャル層6の表層部には、P型のボディ領域10が形成されている。また、VDMOS形成領域7において、エピタキシャル層6には、トレンチ11がその表面から掘り下がって形成されている。トレンチ11は、ボディ領域10を貫通し、その最深部がボディ領域10の下方のエピタキシャル層6に達している。また、トレンチ11は、図1の紙面と直交する方向(ゲート幅に沿う方向)に延びている。
また、ボディ領域10の表層部には、トレンチ11に対してゲート幅と直交する方向(図1における左右方向)の両側に、N型のソース領域12が形成されている。ソース領域12は、トレンチ11に沿ってゲート幅に沿う方向に延びている。また、ゲート幅と直交する方向におけるソース領域12の中央部には、P型のボディコンタクト領域13がソース領域12を貫通して形成されている。
トレンチ11の底面および側面には、SiO(酸化シリコン)からなるゲート絶縁膜14が形成されている。トレンチ11内には、ゲート絶縁膜14を介して、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極15が埋設されている。ゲート電極15の表面は、ソース領域12の表面(エピタキシャル層6の表面)よりも一段低く形成されている。ゲート電極15の表面の周縁部上には、SiN(窒化シリコン)またはSiOからなり、トレンチ8の側面の上端部に対向する周壁膜16が形成されている。
これにより、ゲート電極15とソース領域12との間には、少なくとも周壁膜16が介在される。よって、図5に示す構造と比較して、ゲート−ソース間耐圧の向上を達成することができる。
NMOSFET4およびPMOSFET5は、CMOS形成領域8内に形成されている。具体的には、CMOS形成領域8において、エピタキシャル層6の表面には、NMOS形成領域17およびPMOS形成領域18を分離するためのLOCOS酸化膜19が形成されている。そして、NMOSFET4およびPMOSFET5は、それぞれNMOS形成領域17およびPMOS形成領域18に形成されている。
CMOS形成領域8には、エピタキシャル層6の表層部に、P型のディープウェル領域20が形成されている。ディープウェル領域20は、ボディ領域10よりも大きな深さを有している。
NMOS形成領域17において、ディープウェル領域20の表層部には、P型ウェル領域21が形成されている。このP型ウェル領域21の表層部には、チャネル領域22を挟んで、N型のソース領域23およびドレイン領域24が形成されている。
チャネル領域22上には、SiOからなるゲート絶縁膜25が形成されている。ゲート絶縁膜25上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極26が形成されている。ゲート電極26の周囲には、SiNまたはSiOからなるサイドウォール27が形成されている。サイドウォール27によって、ゲート絶縁膜25およびゲート電極26の側面の全周が覆われている。
PMOS形成領域18において、ディープウェル領域20の表層部には、N型ウェル領域28が形成されている。このN型ウェル領域28の表層部には、チャネル領域29を挟んで、P型のソース領域30およびドレイン領域31が形成されている。
チャネル領域29上には、SiOからなるゲート絶縁膜32が形成されている。ゲート絶縁膜32上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極33が形成されている。ゲート電極33の周囲には、SiNまたはSiOからなるサイドウォール34が形成されている。サイドウォール34によって、ゲート絶縁膜32およびゲート電極33の側面の全周が覆われている。
図2A〜2Nは、図1に示す半導体装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。
まず、図2Aに示すように、LOCOS法により、エピタキシャル層6の表面に、LOCOS酸化膜9,19が選択的に形成される。
次に、図2Bに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、CMOS形成領域8に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物(たとえば、ホウ素イオン)が注入されることにより、ディープウェル領域20が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図2Cに示すように、熱酸化処理により、エピタキシャル層6の表面に、SiOからなる犠牲酸化膜35が形成される。その後、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、犠牲酸化膜35上にSiN層36が形成される。
そして、犠牲酸化膜35およびSiN層36が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされ、図2Dに示すように、トレンチ8を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク37が形成される。
その後、ハードマスク37を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図2Eに示すように、トレンチ11が形成される。
次に、図2Fに示すように、エピタキシャル層6上にハードマスク37を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ11の内面に、ゲート絶縁膜14が形成される。
次いで、図2Gに示すように、CVD法により、ゲート絶縁膜14上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層38が形成される。トレンチ11内は、ポリシリコンの堆積層38により埋め尽くされる。
そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層38のトレンチ11外に存在する部分が除去される。このポリシリコンの堆積層38のエッチバックは、トレンチ11内に埋設されたポリシリコンの堆積層38の表面が、エピタキシャル層6の表面から0.2μm〜0.3μm低くなるまで続けられる。その結果、図2Hに示すように、ゲート絶縁膜14を介してトレンチ11に埋設されたゲート電極15が得られる。
次いで、図2Iに示すように、ハードマスク37が除去される。これにより、エピタキシャル層6の表面が露出する。
その後、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、PMOS形成領域18に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からN型不純物(たとえば、リンイオン)が注入されることにより、図2Jに示すように、N型ウェル領域28が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。
また、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、NMOS形成領域17に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、図2Jに示すように、P型ウェル領域21が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図2Kに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、VDMOS形成領域7に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、ボディ領域10が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
その後、熱酸化処理を行うことにより、エピタキシャル層6の表面上に、SiO膜(図示せず)が形成される。次いで、熱CVD法により、SiO膜上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。この後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、SiO膜およびポリシリコン膜が選択的に除去される。これにより、図2Lに示すように、ゲート絶縁膜25,32およびゲート電極26,33が形成される。
次いで、図2Mに示すように、CVD法により、ゲート電極15,26,33、LOCOS酸化膜9,19およびエピタキシャル層6上に、SiN膜(またはSiO膜)39が形成される。
その後、SiN膜39がエッチバックされる。このエッチバックにより、図2Nに示すように、ゲート電極26,33の周囲にSiN膜39が残り、そのSiN膜39の残留部分からなるサイドウォール27,34が形成される。また、ゲート電極15の表面の周縁部上にSiN膜39が残り、そのSiN膜39の残留部分からなる周壁膜16が形成される。
この後、ソース領域12,23およびドレイン領域24を形成すべき部分に、N型不純物が高濃度に注入される。また、ボディコンタクト領域13、ソース領域30およびドレイン領域31を形成すべき部分に、P型不純物が高濃度に注入される。これにより、ソース領域12,23,30、ドレイン領域24,31およびボディコンタクト領域13が形成され、図1に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法によれば、周壁膜16を、サイドウォール27,34と同じ工程で形成することができる。
なお、前述の処理以外にも、イオンを活性化させるためのアニール処理などが必要に応じて適宜に行われる。
図3A〜3Rは、図1に示す半導体装置の他の製造方法を説明するための模式的な断面図である。図3A〜3Rにおいて、図2A〜2Nに示す各部に相当する部分には、図2A〜2Nの場合と同一の参照符号を付している。
まず、図3Aに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、VDMOS形成領域7に対向する開口を有するハードマスク41が形成される。
その後、ハードマスク41を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図3Bに示すように、ボディ領域用凹部42が形成される。
次いで、図3Cに示すように、エピタキシャル成長法またはCVD法により、ハードマスク41およびボディ領域用凹部42上に、P型不純物がドーピングされたシリコンからなる半導体層43が形成される。ボディ領域用凹部42は、半導体層43により埋め尽くされる。
その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)法により、半導体層43およびハードマスク41が、エピタキシャル層6の表面が露出するまで研磨される。これにより、図3Dに示すように、半導体層43におけるボディ領域用凹部42外の部分およびハードマスク41が除去され、ボディ領域用凹部42に埋設されたボディ領域10が得られる。
次に、図3Eに示すように、CVD法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9上に、LOCOS酸化膜9,19を形成すべき部分に対向する開口を有するSiN膜44が形成される。
その後、図3Fに示すように、LOCOS法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9の表面に、LOCOS酸化膜9,19が選択的に形成される。SiN膜44は、LOCOS酸化膜9,19の形成後に除去される。
次に、図3Gに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、CMOS形成領域8に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物(たとえば、ホウ素イオン)が注入されることにより、ディープウェル領域20が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図3Hに示すように、熱酸化処理により、エピタキシャル層6の表面に、SiOからなる犠牲酸化膜35が形成される。その後、CVD法により、犠牲酸化膜35上にSiN層36が形成される。
そして、犠牲酸化膜35およびSiN層36が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされ、図3Iに示すように、トレンチ8を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク37が形成される。
その後、ハードマスク37を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図3Jに示すように、トレンチ11が形成される。
次に、図3Kに示すように、エピタキシャル層6上にハードマスク37を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ11の内面に、ゲート絶縁膜14が形成される。
次いで、図3Lに示すように、CVD法により、ゲート絶縁膜14上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層38が形成される。トレンチ11内は、ポリシリコンの堆積層38により埋め尽くされる。
そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層38のトレンチ11外に存在する部分が除去される。このポリシリコンの堆積層38のエッチバックは、トレンチ11内に埋設されたポリシリコンの堆積層38の表面が、エピタキシャル層6の表面から0.2μm〜0.3μm低くなるまで続けられる。その結果、図3Mに示すように、ゲート絶縁膜14を介してトレンチ11に埋設されたゲート電極15が得られる。
次いで、図3Nに示すように、ハードマスク37が除去される。これにより、エピタキシャル層6の表面が露出する。
その後、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、PMOS形成領域18に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からN型不純物(たとえば、リンイオン)が注入されることにより、図3Oに示すように、N型ウェル領域28が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。
また、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、NMOS形成領域17に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、図3Oに示すように、P型ウェル領域21が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
その後、熱酸化処理を行うことにより、エピタキシャル層6の表面上に、SiO膜(図示せず)が形成される。次いで、熱CVD法により、SiO膜上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。この後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、SiO膜およびポリシリコン膜が選択的に除去される。これにより、図3Pに示すように、ゲート絶縁膜25,32およびゲート電極26,33が形成される。
次いで、図3Qに示すように、CVD法により、ゲート電極15,26,33、LOCOS酸化膜9,19およびエピタキシャル層6上に、SiN膜(またはSiO膜)39が形成される。
その後、SiN膜39がエッチバックされる。このエッチバックにより、図3Rに示すように、ゲート電極26,33の周囲にSiN膜39が残り、そのSiN膜39の残留部分からなるサイドウォール27,34が形成される。また、ゲート電極15の表面の周縁部上にSiN膜39が残り、そのSiN膜39の残留部分からなる周壁膜16が形成される。
この後、ソース領域12,23およびドレイン領域24を形成すべき部分に、N型不純物が高濃度に注入される。また、ボディコンタクト領域13、ソース領域30およびドレイン領域31を形成すべき部分に、P型不純物が高濃度に注入される。これにより、ソース領域12,23,30、ドレイン領域24,31およびボディコンタクト領域13が形成され、図1に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法によっても、図2A〜2Nに示す製造方法と同様な効果を達成することができる。
なお、前述の処理以外にも、イオンを活性化させるためのアニール処理などが必要に応じて適宜に行われる。
さらに、半導体層43は、エピタキシャル成長法またはCVD法により、ボディ領域用凹部42に埋設される。そのため、ボディ領域用凹部42に埋設された半導体層43からなるボディ領域10は、深さ方向(層厚方向)において、ほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、ボディ領域10は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。よって、ボディ領域10を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高くすることができる。その結果、エピタキシャル層6とボディ領域10との界面からボディ領域側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域10に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域10に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域10の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域10を貫通して形成されるトレンチ11の深さを小さくすることができるので、トレンチ11の上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、VDMOSFET3のオン抵抗を低減させることができる。
図4A〜4Oは、図1に示す半導体装置のさらに他の製造方法を説明するための模式的な断面図である。図4A〜4Oにおいて、図2A〜2Jに示す各部に相当する部分には、図2A〜2Jの場合と同一の参照符号を付している。
まず、図4Aに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、VDMOS形成領域7およびNMOS形成領域17に対向する開口を有するハードマスク51が形成される。
その後、ハードマスク51を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図4Bに示すように、ボディ領域用凹部52およびP型ウェル用凹部53が形成される。
次いで、図4Cに示すように、エピタキシャル成長法により、ハードマスク51、ボディ領域用凹部52およびP型ウェル用凹部53上に、P型不純物がドーピングされたシリコンからなる半導体層54が形成される。ボディ領域用凹部52およびP型ウェル用凹部53は、半導体層54により埋め尽くされる。
その後、CMP法により、半導体層54およびハードマスク51が、エピタキシャル層6の表面が露出するまで研磨される。これにより、図4Dに示すように、半導体層54におけるボディ領域用凹部52およびP型ウェル用凹部53外の部分ならびにハードマスク51が除去され、ボディ領域用凹部52に埋設されたボディ領域10と、P型ウェル用凹部52に埋設されたP型ウェル領域21とが得られる。
次に、図4Eに示すように、CVD法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9上に、LOCOS酸化膜9,19を形成すべき部分に対向する開口を有するSiN膜55が形成される。
その後、図4Fに示すように、LOCOS法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9の表面に、LOCOS酸化膜9,19が選択的に形成される。SiN膜44は、LOCOS酸化膜9,19の形成後に除去される。
次に、図4Gに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、CMOS形成領域8に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物(たとえば、ホウ素イオン)が注入されることにより、ディープウェル領域20が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図4Hに示すように、熱酸化処理により、エピタキシャル層6の表面に、SiOからなる犠牲酸化膜35が形成される。その後、CVD法により、犠牲酸化膜35上にSiN層36が形成される。
そして、犠牲酸化膜35およびSiN層36が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされ、図4Iに示すように、トレンチ8を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク37が形成される。
その後、ハードマスク37を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図4Jに示すように、トレンチ11が形成される。
次に、図4Kに示すように、エピタキシャル層6上にハードマスク37を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ11の内面に、ゲート絶縁膜14が形成される。
次いで、図4Lに示すように、CVD法により、ゲート絶縁膜14上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層38が形成される。トレンチ11内は、ポリシリコンの堆積層38により埋め尽くされる。
そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層38のトレンチ11外に存在する部分が除去される。このポリシリコンの堆積層38のエッチバックは、トレンチ11内に埋設されたポリシリコンの堆積層38の表面が、エピタキシャル層6の表面から0.2μm〜0.3μm低くなるまで続けられる。その結果、図4Mに示すように、ゲート絶縁膜14を介してトレンチ11に埋設されたゲート電極15が得られる。
次いで、図4Nに示すように、ハードマスク37が除去される。これにより、エピタキシャル層6の表面が露出する。
その後、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、PMOS形成領域18に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からN型不純物(たとえば、リンイオン)が注入されることにより、図4Oに示すように、N型ウェル領域28が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。
そして、図4Oに示す工程の後、図3P〜3Rに示す各工程が行われ、ソース領域12,23,30、ドレイン領域24,31およびボディコンタクト領域13が形成されることにより、図1に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法によっても、図3A〜3Rに示す製造方法と同様な効果を達成することができる。さらに、NMOSFET4のP型ウェル領域21をVDMOSFET3のボディ領域10と同一工程で形成することができる。
なお、前述の処理以外にも、イオンを活性化させるためのアニール処理などが必要に応じて適宜に行われる。
本発明は、他の形態で実施することもでき、たとえば、半導体装置1の各半導体部分の導電型を反転した構成が採用されてもよい。すなわち、半導体装置1において、P型の部分がN型であり、N型の部分がP型であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。 図2Aは、図1に示す半導体装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図2Bは、図2Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Cは、図2Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Dは、図2Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Eは、図2Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Fは、図2Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Gは、図2Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Hは、図2Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Iは、図2Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Jは、図2Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Kは、図2Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Lは、図2Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Mは、図2Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Nは、図2Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Aは、図1に示す半導体装置の他の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図3Bは、図3Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Cは、図3Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Dは、図3Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Eは、図3Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Fは、図3Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Gは、図3Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Hは、図3Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Iは、図3Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Jは、図3Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Kは、図3Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Lは、図3Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Mは、図3Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Nは、図3Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Oは、図3Nの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Pは、図3Oの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Qは、図3Pの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Rは、図3Qの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Aは、図1に示す半導体装置の他の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図4Bは、図4Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Cは、図4Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Dは、図4Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Eは、図4Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Fは、図4Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Gは、図4Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Hは、図4Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Iは、図4Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Jは、図4Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Kは、図4Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Lは、図4Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Mは、図4Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Nは、図4Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図4Oは、図4Nの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5は、従来の半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
3 トレンチゲート型VDMOSFET
4 プレーナゲート型NMOSFET(プレーナゲート型MOSFET)
5 プレーナゲート型PMOSFET(プレーナゲート型MOSFET)
6 エピタキシャル層(半導体層)
7 VDMOS形成領域(第1素子形成領域)
9 LOCOS酸化膜(素子分離部)
10 ボディ領域
11 トレンチ
12 ソース領域
14 ゲート絶縁膜
15 ゲート電極(トレンチゲート電極)
16 周壁膜
17 NMOS形成領域(第2素子形成領域)
18 PMOS形成領域(第2素子形成領域)
20 ディープウェル領域
21 P型ウェル領域(第2ウェル領域)
26 ゲート電極(プレーナゲート電極)
27 サイドウォール
28 N型ウェル領域(第1ウェル領域)
33 ゲート電極(プレーナゲート電極)
34 サイドウォール
38 堆積層
42 ボディ領域用凹部
43 半導体層(半導体材料)
52 ボディ領域用凹部
53 ウェル領域用凹部
54 半導体層(半導体材料)

Claims (5)

  1. 第1素子形成領域と、プレーナゲート型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が形成されている第2素子形成領域とを分離する素子分離部が表面に形成された第1導電型の半導体層と、
    前記第1素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、
    前記半導体層の表面から掘り下がって形成され、前記ボディ領域を貫通するトレンチと、
    前記ボディ領域の表層部において、前記トレンチの側方に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記トレンチの底面および側面上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチに前記ゲート絶縁膜を介して埋設され、その表面が前記ソース領域の表面よりも一段低く形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の表面の周縁部上に形成され、前記トレンチの側面の上端部に対向する周壁膜と
    前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のディープウェル領域と、
    前記ディープウェル領域の表層部に形成された第1導電型の第1ウェル領域と、
    前記ディープウェル領域の表層部に、前記第1ウェル領域と分離して形成された第2導電型の第2ウェル領域とを含む、半導体装置。
  2. 前記プレーナゲート型MOSFETは、
    第2素子形成領域において、前記半導体層の表面上に形成されたプレーナゲート電極と、
    前記プレーナゲート電極の周囲を取り囲み、前記プレーナゲート電極の側面を覆うサイドウォールとを備えている、請求項に記載の半導体装置。
  3. トレンチゲート型VDMOSFET(Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)およびプレーナゲート型MOSFETを備える半導体装置を製造する方法であって、
    前記トレンチゲート型VDMOSFETが形成される第1素子形成領域に、第1導電型の半導体層の表面から掘り下がったトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内に、前記半導体層の表面よりも一段低い表面を有するトレンチゲート電極を形成する工程と、
    前記プレーナゲート型MOSFETが形成される第2素子形成領域において、前記半導体層の表面上に、プレーナゲート電極を形成する工程と、
    前記トレンチゲート電極および前記プレーナゲート電極の形成後、前記半導体層の表面、前記トレンチゲート電極および前記プレーナゲート電極上に、絶縁性材料の堆積層を形成する工程と、
    前記堆積層をエッチバックして、前記トレンチゲート電極の表面の周縁部上およびプレーナゲート電極の側方に、それぞれ前記堆積層が部分的に残留してなる周壁膜およびサイドウォールを形成する工程とを含む、半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1素子形成領域において、前記半導体層に前記トレンチゲート型VDMOSFETのボディ領域を形成するためのボディ領域用凹部を形成する工程と、
    エピタキシャル成長法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、前記ボディ領域用凹部に第2導電型の半導体材料を埋設する工程とをさらに含む、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2素子形成領域において、前記半導体層に前記プレーナゲート型MOSFETのウェル領域を形成するためのウェル領域用凹部を形成する工程を含み、
    前記半導体材料を埋設する工程では、前記ボディ領域用凹部への前記半導体材料の埋設と並行して、前記ウェル領域用凹部に前記半導体材料が埋設される、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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