JP5390760B2 - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

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本発明は、VDMOSFET(Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とプレーナ型MOSFETとが混載された半導体装置およびその製造方法に関する。
従来から、高耐圧MOSFETとして、トレンチゲート構造を採用したVDMOSFETが知られている。
図6は、トレンチゲート構造を採用したVDMOSFETを備える半導体装置の模式的な断面図である。
半導体装置101は、N型基板102を備えている。N型基板102上には、N型のエピタキシャル層103が積層されている。エピタキシャル層103の表層部には、P型のボディ領域104が形成されている。
エピタキシャル層103には、トレンチ105がその表面から掘り下がって形成されている。トレンチ105は、ボディ領域104を貫通し、その最深部がボディ領域104の下方のエピタキシャル層103に達している。トレンチ105内には、ゲート絶縁膜106を介して、N型不純物が高濃度にドープされたポリシリコンからなるゲート電極107が埋設されている。
また、ボディ領域104の表層部には、トレンチ105に沿って、N型のソース領域108が形成されている。N型ソース領域108には、P型のボディコンタクト領域109がN型ソース領域108を貫通して形成されている。
型基板102の裏面には、ドレイン電極110が形成されている。
ソース領域108およびボディコンタクト領域109を接地し、ドレイン電極110に適当な大きさの正電圧を印加しつつ、ゲート電極107の電位を制御することにより、ボディ領域104におけるゲート絶縁膜106との界面近傍にチャネルを形成して、ソース領域108とドレイン電極110との間に電流を流すことができる。
特開2005−235913号公報
ボディ領域104は、エピタキシャル層103にその表面からP型不純物(イオン)を注入した後、そのP型不純物をドライブイン拡散させることにより形成される。そのため、ボディ領域104は、その下方のエピタキシャル層103との界面付近におけるP型不純物濃度が極めて低く、表層側のP型不純物濃度が高くなるような不純物濃度プロファイルを有する。したがって、空乏層がソース領域108に向かって大きく広がり、いわゆるパンチスルーが発生しやすい。
しかしながら、VDMOSFETがプレーナ型MOSFETとN型基板102上に混載される場合、ボディ領域104となる部分を選択的にP型にしなければならないため、エピタキシャル層103へのP型不純物の注入および拡散によりボディ領域104を形成せざるを得ないのが現状である。
そこで、本発明の目的は、プレーナ型MOSFETと混載されるVDMOSFETのボディ領域を、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有するように形成することができる、半導体装置の製造方法およびこの製造方法により製造される半導体装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、VDMOSFETおよびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置を製造する方法であって、第1導電型の基板上に、エピタキシャル成長法により、前記基板よりも不純物濃度が低い第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、前記第1半導体層の表面における前記VDMOSFETのボディ領域となる部分に、ボディ領域用凹部を形成する工程と、エピタキシャル成長法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、前記ボディ領域用凹部に、第2導電型の第2半導体層を埋設することにより、当該第2半導体層からなるボディ領域を形成する工程と、前記第1半導体層の前記表面から前記ボディ領域を貫通するトレンチを形成する工程と、ゲート絶縁膜を介して前記トレンチにゲート電極を埋設する工程とを含む、半導体装置の製造方法である。
この製造方法では、第1導電型の第1半導体層が形成された後、その第1半導体層の表面におけるVDMOSFETのボディ領域となる部分に、ボディ領域用凹部が形成される。その後、エピタキシャル成長法またはCVD法により、ボディ領域用凹部に、第2導電型の第2半導体層が埋設される。これにより、第1半導体層の表層部に、ボディ領域用凹部に埋設された第2半導体層からなるボディ領域が得られる。
第2半導体層は、エピタキシャル成長法またはCVD法により形成されるので、その深さ方向(層厚方向)においてほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、第2半導体層からなるボディ領域は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。ボディ領域を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高く確保することができる。その結果、第1導電型の第1半導体層と第2導電型のボディ領域との界面からボディ領域側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域を貫通して形成されるトレンチの深さを小さくすることができるので、トレンチの上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、VDMOSFETのオン抵抗を低減させることができる。
請求項2に記載のように、前記第1半導体層の表面における前記プレーナ型MOSFETのウェル領域となる部分にウェル領域用凹部を形成する工程を含み、前記第2半導体層を埋設する工程では、前記ボディ領域用凹部への前記第2半導体層の埋設と並行して、前記ウェル領域用凹部に前記第2半導体層が埋設されてもよい。この場合、プレーナ型MOSFETのウェル領域をVDMOSFETのボディ領域と同一工程で形成することができる。
請求項3に記載の発明は、VDMOSFETおよびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置を製造する方法であって、エピタキシャル成長法により、第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、エピタキシャル成長法またはCVD法により、前記第1半導体層上に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、前記第2半導体層に第1導電型の不純物を選択的に注入することにより、前記VDMOSFETの第2導電型のボディ領域と前記プレーナ型MOSFETの第2導電型のウェル領域とを分離して形成する工程とを含む、半導体装置の製造方法である。
この製造方法では、第1導電型の第1半導体層が形成された後、エピタキシャル成長法またはCVD法により、第1半導体層上に第2導電型の第2半導体層が形成される。その後、第2半導体層に第1導電型の不純物が選択的に注入されることにより、VDMOSFETの第2導電型のボディ領域とプレーナ型MOSFETの第2導電型のウェル領域とが分離して形成される。
第2半導体層は、エピタキシャル成長法またはCVD法により形成されるので、その深さ方向(層厚方向)においてほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、第2半導体層の一部からなるボディ領域は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。ボディ領域を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高く確保することができる。その結果、第1導電型の第1半導体層と第2導電型のボディ領域との界面からボディ領域側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域を貫通して形成されるトレンチの深さを小さくすることができるので、トレンチの上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、VDMOSFETのオン抵抗を低減させることができる。
また、プレーナ型MOSFETのウェル領域をVDMOSFETのボディ領域と同一工程で形成することができるので、製造工程の簡素化を図ることができる。
求項4に記載の半導体装置は、VDMOSFETおよびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置であって、第1導電型の基板と、前記基板上に形成された、前記基板よりも不純物濃度が低い第1導電型の半導体層と、前記VDMOSFETが形成される第1素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成されたボディ領域用凹部に埋設された第2導電型のボディ領域と、前記プレーナ型MOSFETが形成される前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のウェル領域と、前記半導体層の表面から前記ボディ領域を貫通するトレンチと、ゲート絶縁膜を介して前記トレンチに埋設されたゲート電極とを含み、前記ボディ領域および前記ウェル領域は、同じ不純物濃度プロファイルを有し、それぞれ深さ方向においてほぼ均一な不純物濃度を有している。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。
半導体装置1は、シリコンからなるN型(高濃度N型)の半導体基板2上に、VDMOSFET3と、プレーナ型NMOSFET(NチャネルMOSFET)4と、プレーナ型PMOSFET(PチャネルMOSFET)5とを備えている。
半導体基板2上には、シリコンからなるN型のエピタキシャル層6が形成されている。エピタキシャル層6の表面には、VDMOS形成領域7とCMOS形成領域8とを分離するためのLOCOS酸化膜10が形成されている。
VDMOSFET3は、VDMOS形成領域7に形成されている。VDMOS形成領域7において、エピタキシャル層6の表層部には、P型のボディ領域9が形成されている。また、VDMOS形成領域7において、エピタキシャル層6には、トレンチ11がその表面から掘り下がって形成されている。トレンチ11は、ボディ領域9を貫通し、その最深部がボディ領域9の下方のエピタキシャル層6に達している。また、トレンチ11は、図1における左右方向に一定の間隔を空けて複数形成され、それぞれ図1の紙面と直交する方向(ゲート幅に沿う方向)に延びている。トレンチ11内には、その内面全域を覆うように、ゲート絶縁膜12が形成されている。そして、ゲート絶縁膜12の内側をN型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンで埋め尽くすことにより、トレンチ11内にゲート電極13が埋設されている。
また、ボディ領域9の表層部には、各トレンチ11に対してゲート幅と直交する方向(図1における左右方向)の少なくとも一方側に、N型のソース領域14が形成されている。ソース領域14は、トレンチ11に沿ってゲート幅に沿う方向に延びている。また、ゲート幅と直交する方向におけるソース領域14の中央部には、P型のボディコンタクト領域15がソース領域14を貫通して形成されている。
プレーナ型NMOSFET4およびプレーナ型PMOSFET5は、CMOS形成領域8内に形成されている。具体的には、CMOS形成領域8において、エピタキシャル層6の表面には、NMOS形成領域16およびPMOS形成領域17を分離するためのLOCOS酸化膜18が形成されており、プレーナ型NMOSFET4およびプレーナ型PMOSFET5は、それぞれNMOS形成領域16およびPMOS形成領域17に形成されている。
CMOS形成領域8には、エピタキシャル層6の表層部に、P型のディープウェル領域19が形成されている。ディープウェル領域19は、ボディ領域9よりも大きな深さを有している。
NMOS形成領域16において、ディープウェル領域19の表層部には、P型ウェル20が形成されている。このP型ウェル20の表層部には、チャネル領域21を挟んで、N型のソース領域22およびドレイン領域23が形成されている。
チャネル領域21上には、SiOからなるゲート絶縁膜24が形成されている。ゲート絶縁膜24上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極25が形成されている。
PMOS形成領域17において、ディープウェル領域19の表層部には、N型ウェル26が形成されている。このN型ウェル26の表層部には、チャネル領域27を挟んで、P型のソース領域28およびドレイン領域29が形成されている。
チャネル領域27上には、SiOからなるゲート絶縁膜30が形成されている。ゲート絶縁膜30上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極31が形成されている。
図2A〜2Mは、半導体装置1の製造方法を工程順に示す図解的な断面図である。
まず、図2Aに示すように、エピタキシャル成長法により、半導体基板2上にエピタキシャル層6が形成される。
次に、図2Bに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、VDMOS形成領域7に対向する開口を有するハードマスク32が形成される。
その後、ハードマスク32を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図2Cに示すように、ボディ領域用凹部33が形成される。
次いで、図2Dに示すように、エピタキシャル成長法により、ボディ領域用凹部33およびハードマスク32上に、P型不純物がドーピングされたシリコンからなる半導体層34が形成される。ボディ領域用凹部33は、半導体層34により埋め尽くされる。
その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)法により、半導体層34およびハードマスク32が、エピタキシャル層6の表面が露出するまで研磨される。これにより、図2Eに示すように、半導体層34におけるボディ領域用凹部33外の部分およびハードマスク32が除去され、ボディ領域用凹部33に埋設されたボディ領域9としての半導体層34が得られる。
次に、図2Fに示すように、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9上に、LOCOS酸化膜10,18を形成すべき部分に対向する開口を有するSiN膜35が形成される。
その後、図2Gに示すように、LOCOS法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9の表面に、LOCOS酸化膜10,18が選択的に形成される。SiN膜35は、LOCOS酸化膜10,18の形成後に除去される。
次いで、CVD法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9の表面に、SiN層が形成される。このSiN層が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされることによって、図2Hに示すように、各トレンチ11を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク36が形成される。その後、ハードマスク36を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、各トレンチ11が形成される。
次に、図2Iに示すように、エピタキシャル層6上にハードマスク36を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ11の内面に、ゲート絶縁膜12が形成される。
次いで、CVD法により、ゲート絶縁膜12上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層(図示せず)が形成される。トレンチ11内は、ポリシリコンの堆積層により埋め尽くされる。そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層のトレンチ11外に存在する部分が除去される。これにより、図2Jに示すように、ゲート絶縁膜12を介してトレンチ11に埋設されたゲート電極13が得られる。また、ハードマスク36は、ゲート電極13の形成後に除去される。これにより、エピタキシャル層6の表面が露出する。
その後、図2Kに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、CMOS形成領域8に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、ディープウェル領域19が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図2Lに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、PMOS形成領域17に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からN型不純物が注入されることにより、N型ウェル26が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。つづいて、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、NMOS形成領域16に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、P型ウェル20が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
その後、熱酸化処理を行うことにより、エピタキシャル層6の表面上に、SiO膜(図示せず)が形成される。次いで、熱CVD法により、SiO膜上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。この後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、SiO膜およびポリシリコン膜が選択的に除去される。これにより、図2Mに示すように、ゲート絶縁膜24,30およびゲート電極25,31が形成される。
この後、ソース領域14,22およびドレイン領域23を形成すべき部分に、N型不純物が高濃度に注入される。また、ボディコンタクト領域15、ソース領域28およびドレイン領域29を形成すべき部分に、P型不純物が高濃度に注入される。これにより、ソース領域14,22,28、ドレイン領域23,29およびボディコンタクト領域13が形成される。
以上の過程を経て、図1に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法によれば、半導体層34は、エピタキシャル成長法により形成されるので、その深さ方向(層厚方向)においてほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、半導体層34からなるボディ領域9は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。ボディ領域9を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域9のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高く確保することができる。その結果、N型のエピタキシャル層6とP型のボディ領域9との界面からボディ領域9側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域9に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域9に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域9の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域9を貫通して形成されるトレンチ11の深さを小さくすることができるので、トレンチ11の上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、VDMOSFET3のオン抵抗を低減させることができる。
図3A〜3Mは、半導体装置1の他の製造方法を工程順に示す図解的な断面図である。
まず、図3Aに示すように、エピタキシャル成長法により、半導体基板2上にエピタキシャル層6が形成される。
次に、図3Bに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、VDMOS形成領域7およびNMOS形成領域16に対向する開口を有するハードマスク37が形成される。
その後、ハードマスク37を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、図3Cに示すように、ボディ領域用凹部38およびP型ウェル用凹部39が形成される。
次いで、図3Dに示すように、エピタキシャル成長法により、ボディ領域用凹部38、P型ウェル用凹部39およびハードマスク37上に、P型不純物がドーピングされたシリコンからなる半導体層40が形成される。
その後、CMP法により、半導体層40およびハードマスク37が、エピタキシャル層6の表面が露出するまで研磨される。これにより、図3Eに示すように、半導体層40におけるボディ領域用凹部38およびP型ウェル用凹部39外の部分およびハードマスク37が除去され、ボディ領域用凹部38に埋設されたボディ領域9ならびにP型ウェル用凹部39に埋設されたP型ウェル20が得られる。
次に、図3Fに示すように、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法により、エピタキシャル層6、ボディ領域9およびP型ウェル20上に、LOCOS酸化膜10,18を形成すべき部分に対向する開口を有するSiN膜41が形成される。
その後、図3Gに示すように、LOCOS法により、エピタキシャル層6、ボディ領域9およびP型ウェル20の表面に、LOCOS酸化膜10,18が選択的に形成される。SiN膜41は、LOCOS酸化膜10,18の形成後に除去される。
次いで、CVD法により、エピタキシャル層6およびボディ領域9の表面に、SiN層が形成される。このSiN層が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされることによって、図3Hに示すように、各トレンチ11を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク42が形成される。その後、ハードマスク42を利用して、エピタキシャル層6がエッチングされることにより、各トレンチ11が形成される。
次に、図3Iに示すように、エピタキシャル層6上にハードマスク42を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ11の内面に、ゲート絶縁膜12が形成される。
次いで、CVD法により、ゲート絶縁膜12上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層(図示せず)が形成される。トレンチ11内は、ポリシリコンの堆積層により埋め尽くされる。そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層のトレンチ11外に存在する部分が除去される。これにより、図3Jに示すように、ゲート絶縁膜12を介してトレンチ11に埋設されたゲート電極13が得られる。また、ハードマスク42は、ゲート電極13の形成後に除去される。これにより、エピタキシャル層6の表面が露出する。
その後、図3Kに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、CMOS形成領域8に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からP型不純物が注入されることにより、ディープウェル領域19が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図3Lに示すように、フォトリソグラフィ技術により、エピタキシャル層6上に、PMOS形成領域17に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、エピタキシャル層6にその表面からN型不純物が注入されることにより、N型ウェル26が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。
その後、熱酸化処理を行うことにより、エピタキシャル層6の表面上に、SiO膜(図示せず)が形成される。次いで、熱CVD法により、SiO膜上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。この後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、SiO膜およびポリシリコン膜が選択的に除去される。これにより、図3Mに示すように、ゲート絶縁膜24,30およびゲート電極25,31が形成される。
この後、ソース領域14,22およびドレイン領域23を形成すべき部分に、N型不純物が高濃度に注入される。また、ボディコンタクト領域15、ソース領域28およびドレイン領域29を形成すべき部分に、P型不純物が高濃度に注入される。これにより、ソース領域14,22,28、ドレイン領域23,29およびボディコンタクト領域13が形成される。
以上の過程を経て、図1に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法によれば、プレーナ型NMOSFET4のP型ウェル20をVDMOSFET3のボディ領域9と同一工程で形成することができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。
半導体装置51は、シリコンからなるN型の半導体基板52上に、VDMOSFET53と、プレーナ型NMOSFET54と、プレーナ型PMOSFET55とを備えている。
半導体基板52上には、シリコンからなるN型の第1エピタキシャル層56が形成されている。第1エピタキシャル層56上には、シリコンからなるP型の第2エピタキシャル層57が形成されている。第2エピタキシャル層57の表面には、VDMOS形成領域58とCMOS形成領域59とを分離するためのLOCOS酸化膜60が形成されている。LOCOS酸化膜60の下方には、第2エピタキシャル層57の全厚にわたってN型の分離領域88が形成されている。
VDMOSFET53は、VDMOS形成領域58に形成されている。VDMOS形成領域58において、第2エピタキシャル層57は、P型のボディ領域61をなしている。また、VDMOS形成領域58において、ボディ領域61には、トレンチ62がその表面から掘り下がって形成されている。トレンチ62は、ボディ領域61を貫通し、その最深部がボディ領域61の下方の第1エピタキシャル層56に達している。また、トレンチ62は、図4における左右方向に一定の間隔を空けて複数形成され、それぞれ図4の紙面と直交する方向(ゲート幅に沿う方向)に延びている。トレンチ62内には、その内面全域を覆うように、ゲート絶縁膜63が形成されている。そして、ゲート絶縁膜63の内側をN型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンで埋め尽くすことにより、トレンチ62内にゲート電極64が埋設されている。
また、ボディ領域61の表層部には、各トレンチ62に対してゲート幅と直交する方向(図4における左右方向)の少なくとも一方側に、N型のソース領域65が形成されている。ソース領域65は、トレンチ62に沿ってゲート幅に沿う方向に延びている。また、ゲート幅と直交する方向におけるソース領域65の中央部には、P型のボディコンタクト領域66がソース領域65を貫通して形成されている。
プレーナ型NMOSFET54およびプレーナ型PMOSFET55は、CMOS形成領域59内に形成されている。具体的には、CMOS形成領域59において、第2エピタキシャル層57の表面には、NMOS形成領域67およびPMOS形成領域68を分離するためのLOCOS酸化膜69が形成されており、プレーナ型NMOSFET54およびプレーナ型PMOSFET55は、それぞれNMOS形成領域67およびPMOS形成領域68に形成されている。
CMOS形成領域59には、第1エピタキシャル層56の表層部に、P型のディープウェル領域70が形成されている。
NMOS形成領域67において、第2エピタキシャル層57は、P型ウェル71をなしている。このP型ウェル71の表層部には、チャネル領域72を挟んで、N型のソース領域73およびドレイン領域74が形成されている。
チャネル領域72上には、SiOからなるゲート絶縁膜75が形成されている。ゲート絶縁膜75上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極76が形成されている。
PMOS形成領域68において、第2エピタキシャル層57には、N型ウェル77が第2エピタキシャル層57の全厚にわたって形成されている。このN型ウェル77の表層部には、チャネル領域78を挟んで、P型のソース領域79およびドレイン領域80が形成されている。
チャネル領域78上には、SiOからなるゲート絶縁膜81が形成されている。ゲート絶縁膜81上には、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極82が形成されている。
図5A〜5Jは、半導体装置51の製造方法を工程順に示す図解的な断面図である。
まず、図5Aに示すように、エピタキシャル成長法により、半導体基板52上に第1エピタキシャル層56が形成される。
次に、図5Bに示すように、エピタキシャル成長法により、第1エピタキシャル層56上に第2エピタキシャル層57が形成される。
その後、図5Cに示すように、CVD法により、第2エピタキシャル層57上に、LOCOS酸化膜60,69を形成すべき部分に対向する開口を有するSiN膜83が形成される。次に、CVD法により、第2エピタキシャル層57およびSiN膜83上に、VDMOS形成領域58およびNMOS形成領域67と対向する領域分離用膜84が形成される。この領域分離膜84をマスクとして、第2エピタキシャル層57にその表面からN型の不純物が注入される。
これにより、図5Dに示すように、第2エピタキシャル層57に、分離領域88が形成される。この分離領域88によって、第2エピタキシャル層57は、ボディ領域61とP型ウェル71を含む領域とに分離される。領域分離用膜84は、ボディ領域61およびP型ウェル71の分離後に除去される。その後、LOCOS法により、第2エピタキシャル層57の表面に、LOCOS酸化膜60,69が選択的に形成される。SiN膜83は、LOCOS酸化膜60,69の形成後に除去される。
次いで、CVD法により、第2エピタキシャル層57の表面に、SiN層が形成される。このSiN層が、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされることによって、図5Eに示すように、各トレンチ62を形成すべき部分に対向する開口を有するハードマスク85が形成される。その後、ハードマスク85を利用して、第2エピタキシャル層57および第1エピタキシャル層56がエッチングされることにより、各トレンチ62が形成される。
次に、図5Fに示すように、第2エピタキシャル層57上にハードマスク85を残したまま、熱酸化処理が行われることにより、トレンチ62の内面に、ゲート絶縁膜63が形成される。
次いで、CVD法により、ゲート絶縁膜63上に、N型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンの堆積層(図示せず)が形成される。トレンチ62内は、ポリシリコンの堆積層により埋め尽くされる。そして、エッチバックによって、ポリシリコンの堆積層のトレンチ62外に存在する部分が除去される。これにより、図5Gに示すように、ゲート絶縁膜63を介してトレンチ62に埋設されたゲート電極64が得られる。また、ハードマスク85は、ゲート電極64の形成後に除去される。これにより、第2エピタキシャル層57の表面が露出する。
その後、図5Hに示すように、フォトリソグラフィ技術により、第2エピタキシャル層57上に、CMOS形成領域59に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、第2エピタキシャル層57の表面からP型不純物が注入されることにより、ディープウェル領域70が形成される。レジスト膜は、P型不純物の注入後に除去される。
次いで、図5Iに示すように、フォトリソグラフィ技術により、第2エピタキシャル層57上に、PMOS形成領域68に対向する開口を有するレジスト膜(図示せず)が形成される。そして、レジスト膜をマスクとして、第2エピタキシャル層57にその表面からN型不純物が注入されることにより、N型ウェル77が形成される。レジスト膜は、N型不純物の注入後に除去される。
その後、熱酸化処理を行うことにより、第2エピタキシャル層57の表面上に、SiO膜(図示せず)が形成される。次いで、熱CVD法により、SiO膜上に、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。この後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、SiO膜およびポリシリコン膜が選択的に除去される。これにより、図5Jに示すように、ゲート絶縁膜75,81およびゲート電極76,82が形成される。
この後、ソース領域65,73およびドレイン領域74を形成すべき部分に、N型不純物が高濃度に注入される。また、ボディコンタクト領域66、ソース領域79およびドレイン領域80を形成すべき部分に、P型不純物が高濃度に注入される。これにより、ソース領域65,73,79、ドレイン領域74,80およびボディコンタクト領域66が形成される。
以上の過程を経て、図4に示す構造の半導体装置が得られる。
この製造方法では、N型の第1エピタキシャル層56が形成された後、エピタキシャル成長法により、第1エピタキシャル層56上にP型の第2エピタキシャル層57が形成される。その後、第2エピタキシャル層57にN型の不純物が選択的に注入されることにより、VDMOSFET53のP型のボディ領域61とプレーナ型NMOSFET54のP型ウェル71とが分離して形成される。
第2エピタキシャル層57は、エピタキシャル成長法により形成されるので、その深さ方向(層厚方向)においてほぼ均一な不純物濃度を有する。したがって、第2エピタキシャル層57の一部からなるボディ領域61は、その底部においても表層部とほぼ同じ不純物濃度を有する。ボディ領域61を不純物の注入および拡散により形成する場合と比較して、ボディ領域61のピーク濃度(不純物濃度のピーク値)を上げることなく、底部の不純物濃度を高く確保することができる。その結果、N型の第1エピタキシャル層56とP型のボディ領域61との界面からボディ領域61側への空乏層の広がりを抑制することができるので、ボディ領域61に生じる空乏層の幅(深さ)を小さくすることができる。
そして、ボディ領域61に生じる空乏層の幅を小さくすることができる分、ボディ領域61の深さを小さくすることができる。これにより、ボディ領域61を貫通して形成されるトレンチ62の深さを小さくすることができるので、トレンチ62の上端付近および下端付近に大きなストレスが作用するのを防止でき、ストレスに起因する結晶欠陥の発生を防止することができる。また、チャネル長(ゲート長)を小さくすることができるので、VDMOSFET53のオン抵抗を低減させることができる。
また、プレーナ型MOSFET54のP型ウェル71をVDMOSFET53のボディ領域61と同一工程で形成することができるので、製造工程の簡素化を図ることができる。
なお、前述の処理以外にも、イオンを活性化させるためのアニール処理などが必要に応じて適宜に行われる。
以上、本発明の2つの実施形態を説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、半導体装置1,51の各半導体部分の導電型を反転した構成が採用されてもよい。すなわち、半導体装置1,51において、P型の部分がN型であり、N型の部分がP型であってもよい。
また、半導体層34,40および第2エピタキシャル層57は、エピタキシャル成長法によって形成されるとしたが、CVD法によって形成されてもよい。半導体層34,40および第2エピタキシャル層57がCVD法で形成された場合にも、その深さ方向(層厚方向)においてほぼ均一な不純物濃度で形成される。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図2Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図1に示す半導体装置の他の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図3Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の構造を示す図解的な断面図である。 図4に示す半導体装置の製造方法を説明するための図解的な断面図である。 図5Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図5Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 従来の半導体装置の構造を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体基板
3 VDMOSFET
4 プレーナ型NMOSFET(プレーナ型MOSFET)
5 プレーナ型PMOSFET(プレーナ型MOSFET)
6 エピタキシャル層(第1半導体層)
9 ボディ領域
20 P型ウェル(ウェル領域)
33 ボディ領域用凹部
34 半導体層(第2半導体層)
38 ボディ領域用凹部
39 N型ウェル用凹部(ウェル領域用凹部)
51 半導体装置
52 半導体基板
53 VDMOSFET
54 プレーナ型NMOSFET(プレーナ型MOSFET)
55 プレーナ型PMOSFET(プレーナ型MOSFET)
56 第1エピタキシャル層(第1半導体層)
57 第2エピタキシャル層(第2半導体層)
61 ボディ領域
71 P型ウェル(ウェル領域)

Claims (4)

  1. VDMOSFET(Vertical Double diffused Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)およびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置を製造する方法であって、
    第1導電型の基板上に、エピタキシャル成長法により、前記基板よりも不純物濃度が低い第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
    前記第1半導体層の表面における前記VDMOSFETのボディ領域となる部分に、ボディ領域用凹部を形成する工程と、
    エピタキシャル成長法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、前記ボディ領域用凹部に、第2導電型の第2半導体層を埋設することにより、当該第2半導体層からなるボディ領域を形成する工程と
    前記第1半導体層の前記表面から前記ボディ領域を貫通するトレンチを形成する工程と、
    ゲート絶縁膜を介して前記トレンチにゲート電極を埋設する工程とを含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1半導体層の表面における前記プレーナ型MOSFETのウェル領域となる部分に、ウェル領域用凹部を形成する工程を含み、
    前記第2半導体層を埋設する工程では、前記ボディ領域用凹部への前記第2半導体層の埋設と並行して、前記ウェル領域用凹部に、前記第2半導体層が埋設される、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. VDMOSFETおよびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置を製造する方法であって、
    エピタキシャル成長法により、第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
    エピタキシャル成長法またはCVD法により、前記第1半導体層上に、第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、
    前記第2半導体層に第1導電型の不純物を選択的に注入することにより、前記VDMOSFETの第2導電型のボディ領域と前記プレーナ型MOSFETの第2導電型のウェル領域とを分離して形成する工程とを含む、半導体装置の製造方法。
  4. VDMOSFETおよびプレーナ型MOSFETを備える半導体装置であって、
    第1導電型の基板と、
    前記基板上に形成された、前記基板よりも不純物濃度が低い第1導電型の半導体層と、
    前記VDMOSFETが形成される第1素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成されたボディ領域用凹部に埋設された第2導電型のボディ領域と、
    前記プレーナ型MOSFETが形成される前記第2素子形成領域において、前記半導体層の表層部に形成された第2導電型のウェル領域と
    前記半導体層の表面から前記ボディ領域を貫通するトレンチと、
    ゲート絶縁膜を介して前記トレンチに埋設されたゲート電極とを含み、
    前記ボディ領域および前記ウェル領域は、同じ不純物濃度プロファイルを有し、それぞれ深さ方向においてほぼ均一な不純物濃度を有している、半導体装置。
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