JP5190433B2 - 配線回路基板の検査方法、配線回路基板の製造方法および配線回路基板の検査装置 - Google Patents

配線回路基板の検査方法、配線回路基板の製造方法および配線回路基板の検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、配線回路基板の検査方法、配線回路基板の製造方法および配線回路基板の検査装置に関する。
ハードディスクドライブ装置または携帯電話等の電子機器は、導体パターンが形成された配線回路基板を備える。このような配線回路基板の製造時には、AVI(自動画像検査;Automatic Visual Inspection)等の自動外観検査が行われる場合がある。
AVIによれば、配線回路基板の製造工程における最終段階で、導体パターンの欠陥、導体パターンの寸法不良、端子部の欠陥、およびレジスト表面の損傷等が発生した不良品の有無を短時間で判定することが可能となる。
AVIは例えば次のように行われる。まず、欠陥のない良好な配線回路基板を撮像装置により撮像し、得られた画像データをマスタデータとしてメモリに記憶する。そして、検査対象となる配線回路基板を撮像装置により撮像し、得られた画像データを検査対象データとしてメモリに記憶する。その後、マスタデータと検査対象データとを比較することにより、その配線回路基板が不良品であるか否かを判定する。
このように、AVIにおいては、画像データに基づいて配線回路基板が不良品であるか否かの判定が行われるので、撮像時には配線回路基板を確実に固定しなければならない。そのため、AVI装置には配線回路基板を保持する保持機構を備えた検査台が設けられる。保持機構としては、例えばクランプ機構、真空吸着機構および静電吸着機構等がある。
クランプ機構を備える検査台(以下、クランプ検査台と呼ぶ。)においては、検査台上に配線回路基板が載置された状態で、その配線回路基板の端部が複数のクランプにより検査台上に固定される。
真空吸着機構を備える検査台(以下、真空検査台と呼ぶ。)は、例えば検査台の上面から下面に貫通する貫通孔を有する。さらに、この検査台の下面側には、貫通孔を通して検査台の上面上の雰囲気を吸引する吸引装置が設けられる。検査台上に配線回路基板が載置された状態で吸引装置が動作することにより、その配線回路基板が吸引装置により貫通孔を通して吸引され、検査台上に固定される。
静電吸着機構を備える検査台(以下、静電検査台と呼ぶ。)は、例えば検査台の上面を形成する絶縁体部を備える。さらに、絶縁体部の下側には導電体部が設けられる。導電体部は、検査台の上面に平行に配置された正電極板および負電極板からなる。検査台上に配線回路基板が載置された状態で導電体部の正電極板および負電極板間に電圧が印加されることにより、絶縁体部が分極し、検査台の上面に正電荷および負電荷が誘起される。これにより、誘起された正電荷および負電荷に起因する静電気力(クーロン力)により配線回路基板が検査台の上面に吸着され、検査台上に固定される。
特開2002−76569号公報
上記のクランプ検査台においては、複数のクランプにより配線回路基板の端部が固定されるため、配線回路基板の複数の端部間に引張力が作用する。そのため、しわが発生した状態で配線回路基板が検査台上に固定される場合がある。この場合、AVIを正確に行うことは困難である。
また、真空検査台においては、配線回路基板に多数の孔部が形成されていると、その配線回路基板を検査台上に吸着することができない場合がある。また、検査台においては、貫通孔が形成された部分に局所的に吸引力が発生する。そのため、配線回路基板に吸引力が不均一に作用することにより、配線回路基板に歪が生じる場合がある。これらの場合においても、AVIを正確に行うことは困難である。
さらに、静電検査台においては、静電気力を用いて対象物を吸着するため、配線回路基板と検査台の上面とが十分に近接していないと十分な吸着力を得ることができない。そのため、配線回路基板に反り等の歪が発生している場合には、その配線回路基板を検査台の上面に吸着することができなくなる。この場合、AVIを正確に行うことは困難である。
特許文献1には、静電検査台を用いたプリント基板の検査装置が記載されている。この検査装置においては、検査台上にプリント基板が静電吸着された状態で、プリント基板がスクィージローラにより検査台の上面に押し付けられる。これにより、検査台上でプリント基板が平坦化される。
しかしながら、実際には、プリント基板とスクィージローラとの間に摩擦力等が発生し、プリント基板にしわが発生する場合がある。また、このスクィージローラの表面は粘着性を有する。そのため、プリント基板がスクィージローラに貼り付いた場合には、プリント基板がスクィージローラの移動とともに検査台から浮き上がる場合がある。これらの場合においても、AVIを正確に行うことは困難である。
本発明の目的は、正確に自動外観検査を行うことが可能な配線回路基板の検査方法、配線回路基板の製造方法および配線回路基板の検査装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る配線回路基板の検査方法は、配線回路基板の検査方法であって、配線回路基板を吸着台の支持面上に載置する工程と、押圧部材の絶縁性の押圧面で配線回路基板が押圧されるように支持面上の配線回路基板上に押圧部材を載置する工程と、支持面上に配線回路基板および押圧部材が載置された状態で支持面を帯電させることにより配線回路基板を静電気力により支持面に吸着させる工程と、支持面が帯電した状態で配線回路基板上に載置された押圧部材を取り外す工程と、支持面上に吸着された配線回路基板の自動外観検査を行う工程とを備えるものである。
この検査方法においては、吸着台の支持面上に配線回路基板が載置され、押圧部材の絶縁性の押圧面で配線回路基板が押圧されるように支持面上の配線回路基板上に押圧部材が載置される。これにより、押圧部材により配線回路基板の全面が均一に押圧されるので、配線回路基板が吸着台の支持面上に均一に接触するとともに、配線回路基板が平坦化される。
この状態で、吸着台の支持面が帯電することにより配線回路基板が静電気力により支持面に吸着される。したがって、配線回路基板が平坦化された状態で支持面上に固定される。
続いて、支持面が帯電した状態で配線回路基板上に載置された押圧部材が取り外され、支持面上に吸着された配線回路基板の自動外観検査が行われる。これにより、平坦化された配線回路基板が吸着台の支持面上に確実に固定された状態で正確な自動外観検査を行うことが可能となる。
(2)押圧部材の押圧面は、絶縁性のガラスまたは樹脂により形成されてもよい。押圧部材の押圧面が絶縁性の材料により形成されることにより、支持面と押圧部材との間で放電が発生することが確実に防止される。
また、絶縁性のガラスまたは樹脂は帯電しやすい。そのため、支持面上に配線回路基板および押圧部材が載置された状態で支持面が帯電される際に、押圧部材も帯電する場合がある。この場合、押圧部材の押圧面が帯電することにより、配線回路基板上の異物が静電気力により押圧部材の押圧面に吸着される。これにより、押圧部材が支持面から取り外される際に配線回路基板上の異物が押圧面に吸着され、配線回路基板から除去される。
(3)樹脂は、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートおよびポリテトラフルオロエチレンの少なくとも1つを含んでもよい。
ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートおよびポリテトラフルオロエチレンは、帯電しやすい絶縁性材料である。したがって、吸着台の支持面と押圧部材の押圧面との間で放電が発生することを確実に防止することができるとともに、配線回路基板上の異物を確実に除去することができる。
(4)第2の発明に係る配線回路基板の製造方法は、配線回路基板の製造方法であって、絶縁層上に導体パターンを形成することにより検査前の配線回路基板を作製する工程と、検査前の配線回路基板を吸着台の支持面上に載置する工程と、押圧部材の絶縁性の押圧面で検査前の配線回路基板が押圧されるように支持面上の検査前の配線回路基板上に押圧部材を載置する工程と、支持面上に検査前の配線回路基板および押圧部材が載置された状態で支持面を帯電させることにより検査前の配線回路基板を静電気力により支持面に吸着させる工程と、支持面が帯電した状態で検査前の配線回路基板上に載置された押圧部材を取り外す工程と、支持面上に吸着された検査前の配線回路基板の自動外観検査を行う工程とを備えるものである。
この製造方法においては、絶縁層上に導体パターンを形成することにより検査前の配線回路基板が作製され、作製された検査前の配線回路基板が吸着台の支持面上に載置される。また、押圧部材の絶縁性の押圧面で検査前の配線回路基板が押圧されるように支持面上の検査前の配線回路基板上に押圧部材が載置される。これにより、押圧部材により検査前の配線回路基板の全面が均一に押圧されるので、検査前の配線回路基板が吸着台の支持面上に均一に接触するとともに、検査前の配線回路基板が平坦化される。
この状態で、吸着台の支持面が帯電することにより検査前の配線回路基板が静電気力により支持面に吸着される。したがって、検査前の配線回路基板が平坦化された状態で支持面上に固定される。
続いて、支持面が帯電した状態で検査前の配線回路基板上に載置された押圧部材が取り外され、支持面上に吸着された配線回路基板の自動外観検査が行われる。これにより、平坦化された検査前の配線回路基板が吸着台の支持面上に確実に固定された状態で正確な自動外観検査を行うことが可能となる。その結果、配線回路基板が不良品であるか否かを正確に判定することができる。
(5)第3の発明に係る配線回路基板の検査装置は、配線回路基板が載置される支持面を有するとともに、支持面が帯電状態と非帯電状態とに切り替え可能に構成された吸着台と、絶縁性の押圧面を有する押圧部材と、押圧部材を移動させる移動装置と、吸着台の支持面上に載置された配線回路基板に自動外観検査を行う検出装置と、吸着台、移動装置および検出装置の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、吸着台の支持面上に配線回路基板が載置された状態で、押圧面で配線回路基板が押圧されるように移動装置により配線回路基板上に押圧部材を載置させ、支持面上に配線回路基板および押圧部材が載置された状態で吸着台の支持面を帯電状態に切り替えることにより配線回路基板を静電気力により支持面に吸着させ、帯電状態で移動装置により配線回路基板上に載置された押圧部材を取り外し、検出装置により支持面上に吸着された配線回路基板の自動外観検査を行うものである。
この検査装置においては、吸着台の支持面上に配線回路基板が載置された状態で、移動装置により、押圧部材の絶縁性の押圧面で配線回路基板が押圧されるように支持面上の配線回路基板上に押圧部材が載置される。これにより、押圧部材により配線回路基板の全面が均一に押圧されるので、配線回路基板が吸着台の支持面上に均一に接触するとともに、配線回路基板が平坦化される。
この状態で、吸着台の支持面が帯電状態に切り替えられることにより配線回路基板が静電気力により支持面に吸着される。したがって、配線回路基板が平坦化された状態で支持面上に固定される。
続いて、移動装置により支持面が帯電した状態で配線回路基板上に載置された押圧部材が取り外され、検出装置により支持面上に吸着された配線回路基板の自動外観検査が行われる。これにより、平坦化された配線回路基板が吸着台の支持面上に確実に固定された状態で正確な自動外観検査を行うことが可能となる。
本発明によれば、正確に自動外観検査を行うことが可能となる。
サスペンション基板の平面図である。 (a)は図1のサスペンション基板のA−A線断面図であり、(b)は図1のサスペンション基板のB−B線断面図である。 図1のサスペンション基板の製造工程を示す概略フローチャートである。 切り抜き工程後の集合体シートを示す一部拡大平面図である。 図3の最終検査工程で用いられるAVI装置の一構成例を示すブロック図である。 図3の最終検査工程におけるAVI時のAVI装置の動作を説明するための図である。 図5の押圧板が載置された基板吸着台の平面図である。 図5の押圧板による集合体シートからの異物の除去を説明するための図である。 基板吸着台の他の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る配線回路基板の検査方法、配線回路基板の製造方法および配線回路基板の検査装置について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態に係る配線回路基板の検査方法および配線回路基板の検査装置は、例えば後述する回路付きサスペンション基板(以下、サスペンション基板と略記する。)の製造時において、不良品であるか否かの判定を行うための自動外観検査工程で用いられる。なお、自動外観検査には、例えばAVI(自動画像検査;Automatic Visual Inspection)およびAOI(自動光学検査;Automatic Optical Inspection)が含まれる。まず、検査対象となるサスペンション基板の構造を説明する。
(1)サスペンション基板の構造
図1は、サスペンション基板の平面図である。また、図2(a)および図2(b)は、それぞれ図1のサスペンション基板のA−A線断面図およびB−B線断面図である。
図1に示すように、サスペンション基板1は、後述する支持基板10(図2参照)および絶縁層11により形成されるサスペンション本体部20を備える。サスペンション本体部20上には導体パターン25が形成される。なお、図1では、導体パターン25をハッチングにより概略的に示している。サスペンション本体部20の先端部には、U字状の開口部26を形成することにより磁気ヘッド搭載部(以下、タング部と呼ぶ)24が設けられている。タング部24は、サスペンション本体部20に対して所定の角度をなすように破線Rの箇所で折り曲げ加工される。
タング部24の端部には4つの電極パッド22が形成される。サスペンション本体部20の他端部には4つの電極パッド27が形成される。タング部24上の電極パッド22とサスペンション本体部20の他端部の電極パッド27とは導体パターン25により電気的に接続される。また、サスペンション本体部20には複数の孔部28が形成される。なお、図1では、後述する被覆層18(図2参照)の図示は省略する。
図2(a)に示すように、図1のA−A線断面においては、ステンレス鋼からなる支持基板10上に、ポリイミドからなる絶縁層11が形成される。絶縁層11上の4箇所に、クロム膜12、および銅からなる導体層16が順に積層される。さらに、導体層16上に金からなる電極パッド27が形成される。絶縁層11の上面は、電極パッド27の上面を除いてポリイミドからなる被覆層18で被覆される。
図2(b)に示すように、図1のB−B線断面においても、ステンレス鋼からなる支持基板10上に、ポリイミドからなる絶縁層11が形成される。絶縁層11上の一方の側部側および他方の側部側のそれぞれ2箇所に、クロム膜12、および銅からなる導体層16が順に積層される。各側部側の2組のクロム膜12および導体層16はポリイミドからなる絶縁層18で被覆される。クロム膜12および導体層16により形成されるパターンが導体パターン25を構成する。
(2)サスペンション基板の製造
上記のサスペンション基板1は、例えば次のように作製される。なお、サスペンション基板1の製造過程においては、半製品として複数のサスペンション基板1が一体的に形成された集合体シートが作製される。集合体シートの詳細は後述する。図3は、図1のサスペンション基板1の製造工程を示す概略フローチャートである。
図3に示すように、初めに、長尺状の支持基板10を用意する(支持基板準備工程;ステップS1)。支持基板10としては、例えばステンレス鋼板を用いることができる。ここで、支持基板10において、予め複数のサスペンション基板1に対応する複数の領域を基板領域と呼ぶ。
次に、用意された支持基板10の一面上に絶縁層11を一体的に形成する(絶縁層形成工程;ステップS2)。また、絶縁層11上にクロム膜12および導体層16からなる導体パターン25を形成する(導体パターン形成工程;ステップS3)。このとき、支持基板10の複数の基板領域上に図1の複数の導体パターン25がそれぞれ形成される。導体パターン25は、例えばアディティブ法を用いて形成してもよく、セミアディティブ法を用いて形成してもよい。または、サブトラクティブ法等の他の方法を用いて形成してもよい。
その後、絶縁層11上および導体パターン25上に所定のパターンを有するポリイミドからなる被覆層18(図2参照)を形成する(被覆層形成工程;ステップS4)。
被覆層18が形成された状態で、図1のタング部24およびサスペンション本体部20の他端部に対応する導体パターン25の箇所に、それぞれ4つの電極パッド22,27を形成する(電極形成工程;ステップS5)。
次に、複数の基板領域に形成された導体パターン25の欠陥を検出するために、導通検査、AOIおよび目視検査を順次行う(導体パターン検査工程;ステップS6)。
ここで、導通検査は、各基板領域上に形成された導体パターン25の電気的な導通を検査するものである。また、AOIは、欠陥のない良好な導体パターン25を撮像することにより得られる画像データと、検査対象の導体パターン25を撮像することにより得られる画像データとを比較して、検査対象の導体パターン25の欠陥を検出するものである。導通検査およびAOIの後、作業者が、AOIにより欠陥が検出された箇所を顕微鏡を用いて目視検査する。これにより、導体パターン25の欠陥が確実に検出される。
続いて、複数の基板領域を除く支持基板10の所定領域を切り抜き加工する(切り抜き工程;ステップS7)。これにより、複数のサスペンション基板1が一体的に形成された集合体シートが完成する。
図4は、切り抜き工程後の集合体シートを示す一部拡大平面図である。図4に示すように、この集合体シート100においては、略矩形の枠CF内で一方向に沿って並ぶように複数のサスペンション基板1が配置されている。枠CFの内側には、その枠CFと各サスペンション基板1とを連結する連結部JPが形成されている。
図3に戻り、最後に、集合体シート100の各サスペンション基板1が不良品であるか否かの判定を行うためにAVIを行う(最終検査工程;ステップS8)。このAVIにおいては、上記ステップS1〜S7の工程を経て作製された複数のサスペンション基板1に対して、導体パターンの欠陥、導体パターンの寸法不良、端子部の欠陥、およびレジスト表面の損傷等の有無が短時間で判定される。詳細は後述する。
AVIにおいて、不良品と判定されなかったサスペンション基板1は、連結部JPが切断されることにより枠CFから取り外され、合格品(良品)として出荷される。
(3)AVI装置の構成
図3の最終検査工程におけるAVIは、以下に説明するAVI装置を用いて行われる。図5は、図3の最終検査工程で用いられるAVI装置の一構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、このAVI装置200は、基板吸着台20A、押圧板31、押圧板移動装置32、CCD(電荷結合素子)カメラ41、カメラ移動装置42、光源43、画像処理装置44、メモリ55および制御部50を備える。
基板吸着台20Aは、静電気力を用いて対象物(本例では、集合体シート100)を吸着する双極型の静電吸着台である。基板吸着台20Aは、絶縁体部21、正極板22a、負極板22bおよび直流電源装置23を備える。
絶縁体部21は、例えばセラミック等の絶縁性材料からなり、基板吸着台20Aの上面、すなわち集合体シート100の載置面を形成する。本実施の形態において、基板吸着台20Aの上面は、例えば縦方向および横方向の寸法がともに350mmとなるように形成される。また、基板吸着台20Aの上面において、絶縁体部21の表面粗さは、例えば10μm以下であることが好ましい。ここで、表面粗さは、「JIS(日本工業規格) B 0601」に基づく表面粗さ(Ra)である。
正極板22aおよび負極板22bは、例えば銅等の導電性材料からなり、絶縁体部21の内部において絶縁体部21の上面から離間した位置で互いに隣り合うように配置される。正極板22aは直流電源装置23の正極端子に接続される。負極板22bは直流電源装置23の負極端子に接続されるとともに、接地される。
直流電源装置23がオン状態である場合には、正極板22aと負極板22bとの間に電圧が印加される。それにより、後述するように、絶縁体部21が分極し、基板吸着台20Aの上面に正電荷および負電荷が誘起される。これにより、誘起された正電荷および負電荷に起因する静電気力が、後述する基板吸着台20Aと集合体シート100との間の吸着力として作用する。一方、直流電源装置23がオフ状態である場合には、正極板22aおよび負極板22b間に電圧は印加されない。それにより、基板吸着台20Aの上面には静電気力が発生しない。基板吸着台20Aの動作の詳細については後述する。
図5に一点鎖線で示すように、押圧板移動装置32は、押圧板31を基板吸着台20A上と基板吸着台20Aの側方との間で移動可能に支持する。
押圧板31は、絶縁性材料により形成される。押圧板31に用いられる絶縁性材料としては、帯電しやすい材料を用いることが好ましい。この場合、押圧板31として、例えばガラス、またはポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートもしくはポリテトラフルオロエチレン等の樹脂を用いることができる。
また、本実施の形態において、押圧板31は、基板吸着台20Aの上面と同様に、例えば縦方向および横方向の寸法がともに350mmとなるようにかつ厚みが10mmとなるように形成される。なお、押圧板31は、10kg/m以上の重さを有することが好ましい。
基板吸着台20Aの上方にCCDカメラ41が設けられている。CCDカメラ41は、カメラ移動装置42により、基板吸着台20Aの上面上の領域を水平方向に移動可能に支持されている。
CCDカメラ41には、光源43が取り付けられている。また、CCDカメラ41には、画像処理装置44およびメモリ45が接続されている。
AVI装置200の制御部50は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリ、またはマイクロコンピュータからなり、AVI装置200の各構成要素の動作を制御する。
(4)AVI装置の動作
図6は、図3の最終検査工程におけるAVI時のAVI装置200の動作を説明するための図である。図6(a)〜(d)においては、AVI装置200における基板吸着台20Aの模式的側面図が示されている。
図6(a)に示すように、まず導体パターン25の表面がCCDカメラ41に対向するように、複数の集合体シート100が基板吸着台20A上に載置される。この場合、例えば作業者が手作業により検査対象となる複数の集合体シート100を位置決めしつつ基板吸着台20A上に載置する。なお、集合体シート100の搬送装置により複数の集合体シート100が基板吸着台20A上に載置されてもよい。
次に、図6(b)に示すように、制御部50が押圧板移動装置32を制御することにより、押圧板31が基板吸着台20Aの上面上に載置される。このとき、基板吸着台20Aの直流電源装置23はオフ状態に維持される。
図7は、図5の押圧板31が載置された基板吸着台20Aの平面図である。図7の例では、基板吸着台20Aの上面上に4つの集合体シート100が載置された状態で、それらの集合体シート100の全体を覆うように基板吸着台20Aの上面上に押圧板31が載置される。
これにより、基板吸着台20A上の複数の集合体シート100が、押圧板31により基板吸着台20Aの上面に押圧される。その結果、複数の集合体シート100の全面に渡って均一に押圧力が作用する(図6(b)の矢印参照)。
このとき、直流電源装置23はオフ状態である。したがって、基板吸着台20Aの上面には静電気力による吸着力が発生していない。そのため、各集合体シート100は、押圧板31の押圧力により基板吸着台20Aの上面上で容易に平坦化される。
ここで、押圧板31には、高い透光性(例えば透過率が80%以上)を有する材料を用いることが好ましい。この場合、上記の集合体シート100の押圧時に、集合体シート100が基板吸着台20A上で正確に位置決めされているか否かを確認することが可能となる。
続いて、図6(c)に示すように、制御部50により直流電源装置23がオフ状態からオン状態に切り替えられる。このとき、正極板22aと負極板22bとの間に電界が発生し、正極板22aおよび負極板22bの上面を覆う絶縁体部21が分極する。
この場合、正極板22a上の絶縁体部21の上面部分に正電荷が誘起され、負極板22b上の絶縁体部21の上面部分に負電荷が誘起される。これにより、基板吸着台20Aの上面と、集合体シート100の導体部分(例えば、導電性材料からなる支持基板10および導体パターン25)との間に、誘起された正電荷および負電荷に起因する静電気力(クーロン力)が発生する。発生した静電気力が基板吸着台20Aと集合体シート100との間の吸着力として作用する。その結果、基板吸着台20Aの上面上に複数の集合体シート100が平坦化された状態で吸着保持される。
その後、図6(d)に示すように、直流電源装置23がオン状態に維持された状態で、制御部50が押圧板移動装置32を制御することにより、押圧板31が基板吸着台20Aの上面上から取り外され、基板吸着台20Aの外方に移動される。
これにより、平坦化された複数の集合体シート100が基板吸着台20Aの上面上に吸着保持された状態で、それらの集合体シート100の上面が露出する。
この状態で、制御部50によりカメラ移動装置42が制御されることにより、CCDカメラ41が基板吸着台20Aの上方を移動する。このとき、光源43が発光することにより、所定の波長を有する光が複数の集合体シート100の複数のサスペンション基板1に照射される。そして、各サスペンション基板1からの反射光がCCDカメラ41により撮像される。
画像処理装置44は、CCDカメラ41により得られた画像データを予め定められた画像処理条件に基づいて加工する。そして、加工された画像データを検査対象データとしてメモリ45に記憶する。
AVIの検査開始前には、予め欠陥のない良好なサスペンション基板1がCCDカメラ41により撮像され、得られた画像データが予め定められた画像処理条件に基づいて加工され、加工された画像データがマスタデータとしてメモリ45に記憶されている。
AVIの検査時においては、制御部50により、メモリ45に記憶されたマスタデータと検査対象データとが比較され、各サスペンション基板1の欠陥の有無が判定される。
最後に、基板吸着台20A上の全てのサスペンション基板1が撮像されることにより、直流電源装置23がオン状態からオフ状態に切り替えられる。これにより、基板吸着台20Aと集合体シート100との間の吸着力がなくなり、集合体シート100が回収される。
なお、上述のように、押圧板31は絶縁性材料により形成される。以下に理由を説明する。
上記のように、AVIにおいては、基板吸着台20A上に集合体シート100および押圧板31が載置され、直流電源装置23がオン状態で維持された状態で押圧板31が取り外される。このとき、押圧板31が導電性材料により形成されていると、押圧板31と基板吸着台20Aの上面との間で放電が生じる場合がある。それにより、基板吸着台20A上のサスペンション基板1が損傷する可能性がある。そこで、本実施の形態では、押圧板31が絶縁性材料により形成される。
(5)効果
(a)本実施の形態においては、基板吸着台20Aの上面上に複数の集合体シート100が載置され、押圧板31で複数の集合体シート100が押圧されるように基板吸着台20A上の複数の集合体シート100上に押圧板31が載置される。これにより、押圧板31により複数の集合体シート100の全面が均一に押圧されるので、複数の集合体シート100が基板吸着台20Aの上面上に均一に接触するとともに平坦化される。
この状態で、直流電源装置23がオン状態となり、基板吸着台20Aの上面が帯電することにより複数の集合体シート100が静電気力によりその上面に吸着される。したがって、複数の集合体シート100が平坦化された状態で基板吸着台20Aの上面上に固定される。
続いて、基板吸着台20Aの上面が帯電した状態で複数の集合体シート100上に載置された押圧板31が取り外され、基板吸着台20Aの上面上に吸着された複数の集合体シート100のAVIが行われる。これにより、平坦化された複数の集合体シート100が基板吸着台20Aの上面上に確実に固定された状態で正確なAVIを行うことが可能となる。
なお、本実施の形態において、基板吸着台20A上への押圧板31の載置動作および基板吸着台20Aからの押圧板31の取り外し動作は、図5の押圧板移動装置32により行われるが、これらの動作は作業者により手作業で行われてもよい。
(b)本実施の形態においては、上記のように、直流電源装置23がオン状態に維持された状態で、基板吸着台20Aの上面上から押圧板31が取り外される。この場合、基板吸着台20Aに吸着された集合体シート100の上面からパーティクル等の異物を除去することができる。詳細を説明する。
図8は、図5の押圧板31による集合体シート100からの異物の除去を説明するための図である。図8(a),(b)においては、AVI装置200における基板吸着台20Aの模式的側面図が示されている。
本実施の形態において、押圧板31には、帯電しやすい絶縁性材料が用いられる。この場合、図8(a)に示すように、基板吸着台20Aの上面上に複数の集合体シート100および押圧板31が載置された状態で直流電源装置23がオン状態になると、上述のように、正極板22a上の絶縁体部21の上面部分に正電荷が誘起され、負極板22b上の絶縁体部21の上面部分に負電荷が誘起される。
これにより、複数の集合体シート100の導体部分に静電誘導が発生する。図8の例では、正極板22aの上部に位置する集合体シート100の上面側に正電荷が誘起され、負極板22bの上部に位置する集合体シート100の上面側に負電荷が誘起される。
それにより、複数の集合体シート100を覆う押圧板31も分極する。具体的には、正極板22aの上方に位置する押圧板31の部分の下面側に負電荷が誘起される。また、負極板22bの上方に位置する押圧板31の部分の下面側に正電荷が誘起される。
したがって、集合体シート100の上面、すなわち集合体シート100と押圧板31との間に異物Pが存在する場合には、絶縁体部21の下面に異物Pを吸着する静電気力が発生する。
その結果、図8(b)に示すように、押圧板31が取り外される際には、集合体シート100上の異物Pが押圧板31の下面に吸着され、集合体シート100の上面から取り除かれる。
(6)基板吸着台の他の構成例
図5〜図8の双極型の基板吸着台20Aの代わりに、絶縁体部21の内部に正極板22aおよび負極板22bのいずれかを備える単極型の静電吸着台を用いてもよい。
図9は、基板吸着台20Aの他の構成例を示すブロック図である。本例の基板吸着台20Aは、絶縁体部21、正極板22aおよび直流電源装置23を備える。これらの各構成要素は、図5の基板吸着台20Aと同じである。
この基板吸着台20Aにおいては、正極板22aが直流電源装置23の正極端子に接続される。そして、基板吸着台20A上の各集合体シート100が、直流電源装置23の負極端子に接続されるとともに接地される。
直流電源装置23がオン状態である場合には、正極板22aと複数の集合体シート100との間に電圧が印加される。それにより、絶縁体部21が分極し、基板吸着台20Aの上面において正電荷および負電荷が誘起される。これにより、誘起された正電荷および負電荷に起因する静電気力が、基板吸着台20Aと集合体シート100との間の吸着力として作用する。一方、直流電源装置23がオフ状態である場合には、正極板22aと複数の集合体シート100との間に電圧は印加されない。それにより、基板吸着台20Aの上面には静電気力が発生しない。
このように、図9の単極型の静電吸着台20Aにおいても、図5〜図8の双極型の基板吸着台20Aと同様に、直流電源装置23のオン状態およびオフ状態を切り替えることにより、基板吸着台20A上に所望のタイミングで容易に静電気力を発生させることができる。
したがって、最終検査工程においては、本例の基板吸着台20Aを用いた場合でも、上記と同様の効果を得ることができる。
(7)変形例
本実施の形態では、複数の集合体シート100を基板吸着台20Aの上面上に押圧するための構成として板形状を有する押圧板31が用いられるが、これに限定されない。
複数の集合体シート100を基板吸着台20Aの上面上に押圧するための構成は、複数の集合体シート100を基板吸着台20Aの上面上に押圧する絶縁性の押圧面を有していればよい。したがって、例えば押圧板31の押圧面と反対側の面に取っ手等の突起が形成されてもよい。この場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、集合体シート100およびサスペンション基板1が配線回路基板の例であり、基板吸着台20Aが吸着台の例であり、基板吸着台20Aの上面が支持面の例である。
また、押圧板31が押圧部材の例であり、押圧板31の下面が押圧面の例であり、押圧板移動装置32が移動装置の例である。
さらに、CCDカメラ41、カメラ移動装置42、画像処理装置44、メモリ45および制御部50が検出装置の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の配線回路基板の検査に有効に利用できる。
1 サスペンション基板
10 支持基板
11 絶縁層
12 クロム膜
16 導体層
18 被覆層
20 サスペンション本体部
20A 基板吸着台
21 絶縁体部
22,27 電極パッド
22a 正極板
22b 負極板
23 直流電源装置
24 タング部
25 導体パターン
26 開口部
28 孔部
31 押圧板
32 押圧板移動装置
41 CCDカメラ
42 カメラ移動装置
44 画像処理装置
45 メモリ
50 制御部50
100 集合体シート
CF 枠
JP 連結部

Claims (5)

  1. 配線回路基板の検査方法であって、
    前記配線回路基板を吸着台の支持面上に載置する工程と、
    押圧部材の絶縁性の押圧面で前記配線回路基板が押圧されるように前記支持面上の前記配線回路基板上に前記押圧部材を載置する工程と、
    前記支持面上に前記配線回路基板および前記押圧部材が載置された状態で前記支持面を帯電させることにより前記配線回路基板を静電気力により前記支持面に吸着させる工程と、
    前記支持面が帯電した状態で前記配線回路基板上に載置された前記押圧部材を取り外す工程と、
    前記支持面上に吸着された前記配線回路基板の自動外観検査を行う工程とを備えることを特徴とする配線回路基板の検査方法。
  2. 前記押圧部材の押圧面は、絶縁性のガラスまたは樹脂により形成されることを特徴とする請求項1記載の配線回路基板の検査方法。
  3. 前記樹脂は、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートおよびポリテトラフルオロエチレンの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2記載の配線回路基板の検査方法。
  4. 配線回路基板の製造方法であって、
    絶縁層上に導体パターンを形成することにより検査前の配線回路基板を作製する工程と、
    前記検査前の配線回路基板を吸着台の支持面上に載置する工程と、
    押圧部材の絶縁性の押圧面で前記検査前の配線回路基板が押圧されるように前記支持面上の前記検査前の配線回路基板上に前記押圧部材を載置する工程と、
    前記支持面上に前記検査前の配線回路基板および前記押圧部材が載置された状態で前記支持面を帯電させることにより前記検査前の配線回路基板を静電気力により前記支持面に吸着させる工程と、
    前記支持面が帯電した状態で前記検査前の配線回路基板上に載置された前記押圧部材を取り外す工程と、
    前記支持面上に吸着された前記検査前の配線回路基板の自動外観検査を行う工程とを備えることを特徴とする配線回路基板の製造方法。
  5. 配線回路基板が載置される支持面を有するとともに、前記支持面が帯電状態と非帯電状態とに切り替え可能に構成された吸着台と、
    絶縁性の押圧面を有する押圧部材と、
    前記押圧部材を移動させる移動装置と、
    前記吸着台の前記支持面上に載置された前記配線回路基板に自動外観検査を行う検出装置と、
    前記吸着台、前記移動装置および前記検出装置の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記吸着台の前記支持面上に前記配線回路基板が載置された状態で、前記押圧面で前記配線回路基板が押圧されるように前記移動装置により前記配線回路基板上に前記押圧部材を載置させ、前記支持面上に前記配線回路基板および前記押圧部材が載置された状態で前記吸着台の前記支持面を帯電状態に切り替えることにより前記配線回路基板を静電気力により前記支持面に吸着させ、前記帯電状態で前記移動装置により前記配線回路基板上に載置された前記押圧部材を取り外し、前記検出装置により前記支持面上に吸着された前記配線回路基板の自動外観検査を行うことを特徴とする配線回路基板の検査装置。
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