JP5497946B2 - キャリア銅箔除去装置及び方法 - Google Patents
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Description
本発明は、キャリア銅箔除去装置及び方法に関する。
プリント回路基板の回路パターンが微細化するに伴い、銅箔積層板(Copper Clad Laminate:CCL)などのベース基板の銅箔層の厚さが減少している。従来の厚い銅箔層の場合にも、H/E工法などを適用して微細回路パターンを具現することはできるが、最近は、新しい形態の超薄板(5μm以下)の銅(Cu)を銅箔積層板(CCL)または多層プリント回路基板用の銅箔層として用いることで微細回路パターンを具現する傾向にある。
しかし、このように超薄板の銅(Cu)を用いることにより、銅(Cu)板を手作業で直接取り扱うことができなくなっており、そのため、両面銅(Cu)板を保護するためのキャリア銅箔(Carrier Cu foil)が付着された基板が用いられている。
キャリア銅箔が付着された基板を用いて作業する場合、作業者が手作業でキャリア銅箔を除去すると、除去過程で加えられる力が均一ではないため、基板の反り、破損、汚染、作業時間の増加などの問題点が発生する。
また、キャリア銅箔の除去過程で基板の反りが発生したり、基板の表面に微細なクラック(crack)が発生すると、プリント回路基板の製造工程中に基板が破損されたり、最終製品にも反りによる不良が誘発される。また、キャリア銅箔を除去する際に発生する微細なクラックにより、ベーキング(baking)工程で防錆処理されていない銅(Cu)の表面が酸化されるため、ベーキング(baking)後の製品に強い曲げ応力が発生して、基板全体に反り(warpage)及び破損不良が発生する恐れがある。
一方、従来、転写銅箔がキャリア銅箔上に形成された構成が、特許文献1に開示されている。
本発明の一側面は、ベース基板上に付着されたキャリア銅箔を安定して除去することができるキャリア銅箔除去装置及び方法を提供することをその目的とする。
本発明の他の側面は、キャリア銅箔の除去過程でベース基板の銅箔層が損傷されるなどの問題を防止することができるキャリア銅箔除去装置及び方法を提供することをその目的とする。
本発明のさらに他の側面は、ベース基板上のキャリア銅箔を自動で除去して、工程時間の減少及び生産性の向上を図ることができるキャリア銅箔除去装置及び方法を提供することをその目的とする。
本発明の一実施例によるキャリア銅箔除去装置は、両面にそれぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が付着されたベース基板が配置される作業テーブルと、前記作業テーブルに配置されたベース基板の二つの角部分を、それぞれ前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように切断する切断手段と、前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する除去手段と、前記作業テーブル上に配置された前記ベース基板を180゜反転させる反転手段と、前記切断手段、除去手段及び反転手段の駆動を制御する制御部と、を含む。
また、前記ベース基板が投入される基板投入部と、前記基板投入部に投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送する第1移送部と、をさらに含むことができる。
また、前記基板投入部にベース基板が投入されることを検知する第1センシング部をさらに含み、前記制御部は、前記第1センシング部から信号を受信して前記第1移送部を駆動させて、前記基板投入部に投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送させることができる。
また、前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板が取り出される基板取出部と、前記作業テーブルから前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板を前記基板取出部に移送する第2移送部と、をさらに含むことができる。
また、前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板の損傷有無を検知する第2センシング部と、損傷があるベース基板が取り出される廃棄処理部と、をさらに含み、前記制御部は、前記第2センシング部から信号を受信して前記ベース基板の損傷有無を判断し、損傷がある場合には前記第2移送部を駆動させて損傷されたベース基板を前記廃棄処理部に移送させ、損傷がない場合には第2移送部を駆動させてベース基板を前記基板取出部に移送させることができる。
ここで、前記除去手段は、前記第1キャリア銅箔または第2キャリア銅箔を把持するクランプ部材と、前記クランプ部材を等速度で移動させる移動部材と、を含むことができる。
また、前記切断手段は、前記ベース基板の角部分の一面が配置される支持部材と、前記ベース基板の角部分の他面上に位置する切断部材と、前記切断部材を上下に移動させる移動部材と、を含むことができる。
この際、前記切断部材は、円形からなることができる。
また、前記切断手段は、前記ベース基板の互いに異なる二つの角部分に一つずつ位置する一対からなり、前記一対の切断手段の切断部材は互いに対角線方向に対向することができる。
また、前記作業テーブルは、真空テーブルであることができる。
本発明の一実施例によるキャリア銅箔の除去方法は、両面にそれぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が付着されたベース基板を作業テーブルに配置及び整列させる段階と、前記ベース基板の二つの角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階と、前記第1キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階と、前記ベース基板を180゜反転させる段階と、前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階と、を含む。
ここで、前記ベース基板を前記作業テーブルに配置及び整列させる段階は、基板投入部に前記ベース基板を投入する段階と、投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送させる段階と、を含むことができる。
また、前記ベース基板の二つの角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階は、前記ベース基板の一面及び他面の二つの角部分がそれぞれ配置される支持部材と、前記支持部材に対向する面に位置する切断部材と、前記切断部材を上下に移動させる移動部材と、を含む切断手段により行われることができる。
この際、前記切断部材は、円形からなることができる。
また、前記ベース基板の互いに異なる角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階は、前記ベース基板の一面及び他面に同時になされることができる。
また、前記第1キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階は、クランプ部材を用いて前記第1キャリア銅箔を把持する段階と、前記クランプ部材を等速度で移動させる段階と、を含むことができる。
また、前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階は、クランプ部材を用いて前記第2キャリア銅箔を把持する段階と、前記クランプ部材を等速度で移動させる段階と、を含むことができる。
また、前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階の後に、前記ベース基板を取り出す段階をさらに含むことができる。
また、前記ベース基板を取り出す段階の前に、前記ベース基板の損傷有無を判断する段階をさらに含むことができる。
また、前記ベース基板の損傷有無を判断する段階の後に、損傷があるベース基板は廃棄処理し、損傷がないベース基板は取り出すことができる。
本発明は、ベース基板上に付着されたキャリア銅箔を機械的方式により自動で除去することで、手作業によって発生するベース基板の反り、破損、汚染及び不良誘発などの問題点を改善し、工程の信頼性を向上させることができる。
また、本発明は、ベース基板上に付着されたキャリア銅箔の角部分を円形に切断することにより、キャリア銅箔をベース基板から剥離する際に、ベース基板上の銅箔が損傷されることを防止することができる。
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある係る公知技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
(キャリア銅箔除去装置)
図1は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔除去装置の構成ブロック図であり、図2は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔除去装置のうち、切断手段の斜視図であり、図3は、本発明の一実施例による切断手段のうち、切断部材の斜視図である。
図1は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔除去装置の構成ブロック図であり、図2は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔除去装置のうち、切断手段の斜視図であり、図3は、本発明の一実施例による切断手段のうち、切断部材の斜視図である。
図1を参照すると、本実施例によるキャリア銅箔除去装置100は、ベース基板が配置される作業テーブル110と、作業テーブル110に配置されたベース基板の角部分を切断する切断手段120と、前記ベース基板からキャリア銅箔を除去する除去手段130と、作業テーブル110上に配置されたベース基板を180゜反転させる反転手段140と、切断手段120、除去手段130及び反転手段140の駆動を制御する制御部150と、を含む。
本実施例において、前記ベース基板は、両面銅箔積層板(Copper Clad Laminate;CCL)であることができるが、特にこれに限定されるものではない。
通常、両面銅箔積層板(CCL)上には、銅(Cu)板を保護するためのキャリア銅箔(carrier cu foil)が付着されている。
本発明は、上述したようにベース基板を保護するために、一面または両面に付着されたキャリア銅箔を機械的方式により自動で除去することで、手作業でキャリア銅箔を剥離する際に発生する基板の損傷を防止するためのものである。
本実施例において、作業テーブル110は、真空テーブルであることができるが、特にこれに限定されるものではない。
通常、前記真空テーブルは、配置されるベース基板を真空を利用して吸着及び固定するテーブルであり、前記真空テーブル上には、基板の損傷を防止するように多孔性吸着シート(不図示)をさらに備えることができ、前記多孔性吸着シート(不図示)の下部には、多孔質吸着部材(不図示)を備えることができる。
前記多孔質吸着部材(不図示)には、多数の孔が形成されており、多孔性吸着シート(不図示)と接する面の反対面には、空気を吸引する吸引パイプ(不図示)を備えることができる。
即ち、前記吸引パイプ(不図示)を経由して空気が吸引されると、空気は、前記多孔性吸着シート(不図示)の上面からほぼ均一に吸引される。このように吸引された空気は、前記多孔質吸着部材(不図示)内の多数の孔を介して前記吸引パイプに吸引される。
これにより、作業テーブル110上にベース基板を配置した後、吸引を始めると、上部から加えられるほぼ均等な圧力により、ベース基板が前記多孔性吸着シート(不図示)に吸着されて、作業テーブル110に固定することができる。
また、本実施例によるキャリア銅箔除去装置100は、前記ベース基板が投入される基板投入部160と、前記基板投入部160に投入された前記ベース基板を作業テーブル110に移送する第1移送部165と、をさらに含むことができる。
また、基板投入部160にベース基板が投入されることを検知するための第1センシング部190をさらに含むことができる。制御部150は、第1センシング部190からベース基板投入に対応する信号を受信して第1移送部165を駆動させて、ベース基板を基板投入部160から作業テーブル110に移送させることができる。
また、本実施例によるキャリア銅箔除去装置100は、キャリア銅箔が除去されたベース基板が取り出される基板取出部170と、作業テーブル110から基板取出部170にベース基板を移送する第2移送部175と、をさらに含むことができる。
また、キャリア銅箔が除去されたベース基板に損傷がある場合、損傷されたベース基板が取り出される廃棄処理部180をさらに含むことができる。
また、キャリア銅箔が除去されたベース基板の損傷有無を検知する第2センシング部195をさらに含むことができる。制御部150は、第2センシング部195から信号を受信して、キャリア銅箔が除去されたベース基板の損傷有無を判断することができる。
この際、損傷有無を判断した制御部150は、損傷がある場合、第2移送部175を駆動させて、損傷されたベース基板を作業テーブル110から廃棄処理部180に移送させ、損傷がない場合、第2移送部175を駆動させて、ベース基板を作業テーブル110から基板取出部170に移送させるように制御することができる。
一方、本実施例では、第2センシング部195により、キャリア銅箔の除去有無も確認することができる。
具体的には、制御部150は、第2センシング部195から信号を受信してベース基板上にキャリア銅箔が除去されていない部分があるか否かを判断し、除去されていない部分がある場合、装置操作者に該当判断結果を警告して、操作者が直ちに除去されていない部分を手作業で除去するようにする。
本実施例において、切断手段120は、前記ベース基板の角部分の一面が配置される支持部材121と、前記ベース基板の角部分の他面に位置する切断部材123と、前記切断部材123を上下に移動させる移動部材(不図示)と、を含むことができる。
この際、切断手段120は、互いに異なる二つの角部分にそれぞれ一つずつ位置する一対からなることができ、前記一対の切断手段120は、その切断部材123が互いに対角線方向に対向するように位置することができる。
即ち、ベース基板の互いに異なる二つの角部分のうち、一つの角部分には、一面に一つの切断部材123が位置し、他の一つの角部分には、他面に他の一つの切断部材123が位置する。
これは、ベース基板の互いに異なる二つの角部分を同時に上/下方向に切断するためである。
本実施例において、切断部材123は、図3のように円形からなることができるが、これは一つの実施例に過ぎず、その形状がこれに限定されるものではない。
但し、切断部材123が円形からなることにより、ベース基板の角部分の切断面が丸く形成されるため、切断面が直線に形成される場合に比べ、ベース基板からキャリア銅箔をより容易に分離することができるという利点がある。
また、ベース基板の角部分を丸く切断することにより、キャリア銅箔をベース基板から剥離する際に、ベース基板上の銅箔にスクラッチなどの損傷が発生することを防止して、前記ベース基板を用いて形成されたプリント回路基板の電気的信頼性を向上させることができる。
本実施例において、除去手段130は、キャリア銅箔を把持するクランプ部材(不図示)と、前記クランプ部材(不図示)と連結され、前記クランプ部材(不図示)を等速度で移動させる移動部材(不図示)と、を含むことができるが、これは一つの実施例に過ぎず、これに限定されるものではない。
上述したように、本実施例によるキャリア銅箔除去装置100は、両面にキャリア銅箔が付着されたベース基板において、二つの角部分を上/下方向にキャリア銅箔のみを残して切断した後、キャリア銅箔の残った部分をクランプして剥離する工程を機械的方式により自動で行うことで、手作業でキャリア銅箔を剥離する場合に比べ工程時間が短縮され、ベース基板の銅箔層に発生する損傷を防止することができる。
(キャリア銅箔の除去方法)
図4は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔の除去方法のフローチャートであり、図5は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔の除去方法のうち、ベース基板の角部分を切断する過程及びキャリア銅箔を剥離する過程を示す工程断面図である。
図4は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔の除去方法のフローチャートであり、図5は、本発明の一実施例によるキャリア銅箔の除去方法のうち、ベース基板の角部分を切断する過程及びキャリア銅箔を剥離する過程を示す工程断面図である。
図4を参照すると、まず、キャリア銅箔205a、205bが付着されたベース基板200を作業テーブル110(図1参照)に配置及び整列させる(S303)。
本実施例において、ベース基板は一面または両面銅箔積層板(Copper Clad Laminate:CCL)であることができるが、特にこれに限定されるものではない。
また、本実施例では、ベース基板の一面または両面に、銅箔層203a、203bを外部から保護するためのキャリア銅箔205a、205bが付着されている。
本実施例は、ベース基板を使用する前に前記キャリア銅箔205a、205bをベース基板200から自動で除去する方法に関するものである。
キャリア銅箔205a、205bは、上述したように、ベース基板200の一面または両面に付着させることができ、本実施例ではベース基板の両面に付着された場合を説明しているが、特にこれに限定されるものではなく、ベース基板の一面に付着させた場合にも適用可能である。
従って、本実施例では、ベース基板の両面に付着されたキャリア銅箔205a、205bを、それぞれ第1キャリア銅箔205a、第2キャリア銅箔205bと命名する。
この際、前記ベース基板200を作業テーブル110(図1参照)に配置及び整列させる段階は、基板投入部160にベース基板が投入されると、第1移送部165により、投入されたベース基板を基板投入部160から作業テーブル110に移送させる段階(S301)を含むことができる。
次に、ベース基板200の互いに異なる二つの角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔205a及び第2キャリア銅箔205bが残るように厚さ方向に切断する(S305)。
即ち、図5に図示したように、ベース基板200の二つの角部分をそれぞれ上から下方向に及び下から上方向に切断する。この際、第1キャリア銅箔205aをB部分のように残して、第2キャリア銅箔205bをC部分のように残して切断する。
この際、上述したように切断する段階は、ベース基板200の一面及び他面の二つの角部分がそれぞれ配置される支持部材121(図2参照)と、前記支持部材121と対応する切断部材123(図2参照)と、前記切断部材123を上下に移動させる移動部材(不図示)と、を含む切断手段120(図2参照)により行うことができるが、特にこれに限定されるものではない。
ここで、前記切断部材123は、図3に図示されたように、円形からなるカッターAであることができる。
このように切断部材123が円形からなることにより、ベース基板の角部分の切断面が丸く形成されるため、切断面が直線に形成される場合に比べ、ベース基板からキャリア銅箔をより容易に分離することができるという利点がある。
また、ベース基板の角部分を丸く切断することにより、キャリア銅箔をベース基板から剥離する際に、ベース基板上の銅箔にスクラッチなどの損傷が発生することを防止して、前記ベース基板を用いて形成されたプリント回路基板の電気的信頼性を向上させることができる。
また、本実施例において、ベース基板200の二つの角部分を厚さ方向に切断する段階は、同時になされることができるが、特にこれに限定されるものではない。
具体的には、本実施例では、ベース基板200の二つの角部分にそれぞれ配置される切断手段120により、二つの角部分のうち一つの角部分は上から下方向に、他の一つの角部分は下から上方向に切断することができる。
次に、第1キャリア銅箔205aをベース基板200から除去する(S307)。
本実施例において、第1キャリア銅箔205aをベース基板200から除去する段階は、クランプ部材131により前記第1キャリア銅箔205aの残った部分Bを把持する段階と、前記クランプ部材131を矢印方向に等速度で移送させる段階と、によりなされることができるが、特にこれに限定されるものではない。
次に、ベース基板200を180゜反転させる(S309)。
この際、ベース基板200の反転は、当業者に自明な範囲内で様々な方法により行うことができ、これについての詳細な説明は省略する。
上述したように、ベース基板200を180゜反転させることにより、第2キャリア銅箔205bが付着された面が上側に向かうように整列することができる。
次に、第2キャリア銅箔205bをベース基板200から除去する(S311)。
本実施例において、第2キャリア銅箔205bをベース基板200から除去する段階は、上述した第1キャリア銅箔205aの除去方法と同様であるため、これについての詳細な説明は省略する。
次に、第1キャリア銅箔205a及び第2キャリア銅箔205bが除去されたベース基板200を取り出す(S313)。
この際、本実施例では、ベース基板200を取り出す段階の前に、キャリア銅箔205a、205bが除去されたベース基板200の損傷有無を判断する段階をさらに含むことができる。判断結果、ベース基板200に損傷がある場合、廃棄処理し、損傷がない場合、基板取出部170(図1参照)に取り出すことができる。
また、第1キャリア銅箔205aまたは第2キャリア銅箔205bを除去した後、第1キャリア銅箔205aまたは第2キャリア銅箔205bが除去されていない部分があるか否かを判断し、除去されていない部分がある場合、装置操作者に警告して、除去されていない部分を手作業で除去するようにすることができる。
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
本発明は、キャリア銅箔除去装置及び方法に適用可能である。
100 キャリア銅箔除去装置
110 作業テーブル
120 切断手段
121 支持部材
123 切断部材
130 除去手段
140 反転手段
150 制御部
160 基板投入部
165 第1移送部
170 基板取出部
175 第2移送部
180 廃棄処理部
190 第1センシング部
195 第2センシング部
121 支持部材
123 切断部材
131 クランプ部材
200 ベース基板
201 絶縁材
205a 第1キャリア銅箔(キャリア銅箔)
205b 第2キャリア銅箔(キャリア銅箔)
110 作業テーブル
120 切断手段
121 支持部材
123 切断部材
130 除去手段
140 反転手段
150 制御部
160 基板投入部
165 第1移送部
170 基板取出部
175 第2移送部
180 廃棄処理部
190 第1センシング部
195 第2センシング部
121 支持部材
123 切断部材
131 クランプ部材
200 ベース基板
201 絶縁材
205a 第1キャリア銅箔(キャリア銅箔)
205b 第2キャリア銅箔(キャリア銅箔)
Claims (20)
- 両面にそれぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が付着されたベース基板が配置される作業テーブルと、
前記作業テーブルに配置された前記ベース基板の二つの角部分を、それぞれ前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように切断する切断手段と、
前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する除去手段と、
前記作業テーブル上に配置された前記ベース基板を180゜反転させる反転手段と、
前記切断手段、除去手段及び反転手段の駆動を制御する制御部と、を含むキャリア銅箔除去装置。 - 前記ベース基板が投入される基板投入部と、
前記基板投入部に投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送する第1移送部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記基板投入部にベース基板が投入されることを検知する第1センシング部をさらに含み、
前記制御部は、前記第1センシング部から信号を受信して前記第1移送部を駆動させて、前記基板投入部に投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送させることを特徴とする請求項2に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板が取り出される基板取出部と、
前記作業テーブルから前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板を前記基板取出部に移送する第2移送部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が除去されたベース基板の損傷有無を検知する第2センシング部と、
損傷があるベース基板が取り出される廃棄処理部と、をさらに含み、
前記制御部は、前記第2センシング部から信号を受信して前記ベース基板の損傷有無を判断し、損傷がある場合には前記第2移送部を駆動させて損傷されたベース基板を前記廃棄処理部に移送させ、損傷がない場合には第2移送部を駆動させてベース基板を前記基板取出部に移送させることを特徴とする請求項4に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記除去手段は、
前記第1キャリア銅箔または第2キャリア銅箔を把持するクランプ部材と、
前記クランプ部材を等速度で移動させる移動部材と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記切断手段は、
前記ベース基板の角部分の一面が配置される支持部材と、
前記ベース基板の角部分の他面上に位置する切断部材と、
前記切断部材を上下に移動させる移動部材と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリア銅箔除去装置。 - 前記切断部材は、円形からなることを特徴とする請求項7に記載のキャリア銅箔除去装置。
- 前記切断手段は、前記ベース基板の互いに異なる二つの角部分に一つずつ位置する一対からなり、前記一対の切断手段の切断部材は互いに対角線方向に対向することを特徴とする請求項7に記載のキャリア銅箔除去装置。
- 前記作業テーブルは、真空テーブルであることを特徴とする請求項1に記載のキャリア銅箔除去装置。
- 両面にそれぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が付着されたベース基板を作業テーブルに配置及び整列させる段階と、
前記ベース基板の二つの角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階と、
前記第1キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階と、
前記ベース基板を180゜反転させる段階と、
前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階と、を含むキャリア銅箔の除去方法。 - 前記ベース基板を前記作業テーブルに配置及び整列させる段階は、
基板投入部に前記ベース基板を投入する段階と、
投入された前記ベース基板を前記作業テーブルに移送させる段階と、を含むことを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。 - 前記ベース基板の二つの角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階は、前記ベース基板の一面及び他面の二つの角部分がそれぞれ配置される支持部材と、前記支持部材に対向する面に位置する切断部材と、前記切断部材を上下に移動させる移動部材と、を含む切断手段により行われることを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。
- 前記切断部材は、円形からなることを特徴とする請求項13に記載のキャリア銅箔の除去方法。
- 前記ベース基板の互いに異なる角部分を、それぞれ第1キャリア銅箔及び第2キャリア銅箔が残るように厚さ方向に切断する段階は、前記ベース基板の一面及び他面で同時になされることを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。
- 前記第1キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階は、
クランプ部材を用いて前記第1キャリア銅箔を把持する段階と、
前記クランプ部材を等速度で移動させる段階と、を含むことを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。 - 前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階は、
クランプ部材を用いて前記第2キャリア銅箔を把持する段階と、
前記クランプ部材を等速度で移動させる段階と、を含むことを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。 - 前記第2キャリア銅箔を前記ベース基板から除去する段階の後に、
前記ベース基板を取り出す段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のキャリア銅箔の除去方法。 - 前記ベース基板を取り出す段階の前に、
前記ベース基板の損傷有無を判断する段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のキャリア銅箔の除去方法。 - 前記ベース基板の損傷有無を判断する段階の後に、損傷があるベース基板は廃棄処理し、損傷がないベース基板は取り出すことを特徴とする請求項19に記載のキャリア銅箔の除去方法。
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