JP5190406B2 - 指針の原点復帰方法 - Google Patents

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Description

本発明は、巻き取り方向に付勢された線状部材をモータの駆動力により繰り出して、線状部材に取り付けた指針を計測量に応じた指示位置に移動させる技術に関するものである。
例えば車両の計器における指針の駆動源として、ステッパモータを使用することが増えている。ステッパモータは入力する駆動パルス数で指針の回転量や回転後の指示位置を容易に定義することができる利点がある。反面、ステッパモータの制御はオープンループ制御であるため、脱調により制御上の回転量(回転位置)と実際の回転量(回転位置)とが相違する場合がある。
そこで、指針をステッパモータで駆動する場合は、必要に応じて指針の原点復帰処理を行う必要がある。指針の原点復帰処理には、例えば、指針がゼロの計測値を指示するとストッパに当接するストッパ片が用いられる。このストッパ片は、例えば、ステッパモータと指針との間で動力を伝達する歯車列中の、指針と回転量が同じ歯車に設けることができる。このようなストッパ片を用いた指針の原点復帰処理では、ステッパモータに駆動パルスを入力して、適当な計測値を指示する位置からゼロを指示する位置に向けて指針を回転させ、ストッパ片をストッパに当接させる。これにより、ゼロの指示位置に指針を停止させ、制御上の指針の位置をゼロの指示位置にリセットすることができる(以上、例えば特許文献1)。
昨今では計器の形態が多様化しており、中には、目盛に沿って指針が円弧状に移動することで計測値を指示する形態の計器も出現しつつある。この種の計器では、指針を円弧状に移動させるために工夫が必要になる。そこで、本出願人は、目盛に沿って円弧状に配置した線状部材を巻き取り方向に付勢し、ステッパモータにより線状部材を繰り出し方向に駆動することで、線状部材に取り付けた指針を円弧状に移動させる移動機構を提案している(例えば、特許文献2)。
特開平6−38593号公報 特開2009−42034号公報
この移動機構では、指針と移動量が同じ部材が線状部材しかないので、指針が回転する従来の計器のようなストッパ及びストッパ片を用いて指針をゼロの指示位置に停止させる構造とすることが困難である。また、従来の計器ではストッパ片がストッパに当接して指針の回転が停止すると、ステッパモータのコイルに流れる電流の変化によって指針の停止を検出することができる。しかし、上述した本出願人の提案による移動機構では、指針がゼロの指示位置で停止すると巻き取り方向への付勢力が線状部材にかからなくなるので、ステッパモータのコイルに流れる電流の変化が現れず、指針の停止を検出することができない。
したがって、本出願人の提案した上述の移動機構を計器に採用するに当たっては、指針の原点復帰処理について新しい方法を確立する必要がある。また、ステッパコイルのコイルに流れる電流の変化によらずに指針の停止を検出することは、ストッパ片のストッパへの当接により指針を物理的に停止させる構成の有無に拘わらず、種々の計器における指針の原点復帰処理においても有意義である。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、モータの駆動力で指針を移動させる計器において、制御上の指針の位置を所定の指示位置にリセットすることができる状態で、実際に指針を所定の指示位置に移動させることができる原点復帰方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の指針の原点復帰方法は、
モータにより駆動される指針を、該指針の移動範囲の始点及び終点間に配置された原点に復帰させて、該原点の指針により所定の計測量を指示させる方法であって、
前記モータの駆動力により前記指針を、前記移動範囲の任意の位置から、前記始点と前記原点との間隔以上前記始点から離間した基準点に移動させるステップと、
前記モータの駆動力により前記指針を、前記基準点から前記始点に向けて移動させるステップと、
前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動中に、前記原点に対する相対位置が既知である検出点の指針をセンサにより検出するステップと、
前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の指針の原点復帰方法によれば、制御上の基準点から始点に向けて指針を移動させる間に実際の指針が検出点に到達してセンサにより検出されると、その時点の指針の制御上の位置を、原点に対する相対位置が既知である検出点と設定することができるようになる。これにより、以後の制御上の指針の位置を指針の実際の位置と一致させることができる。したがって、検出点の指針をセンサで検出したタイミングに基づいた所定時点で指針の移動を停止させることで、制御上の指針の位置と実際の指針の位置とを共に原点に復帰させることができる。この原点は、指針がゼロの計測量を指示する点であっても良く、ゼロ以外の既知の計測量(ゼロ未満を含む)を指示する点であっても良い。なお、検出点の指針をセンサで検出したタイミングで実際の指針が原点に位置する場合は、検出点の指針をセンサで検出したタイミングを所定時点としても良い。
また、請求項2に記載した本発明の指針の原点復帰方法は、請求項1に記載した本発明の指針の原点復帰方法において、
前記モータの駆動力により、前記移動範囲の任意の位置から前記指針を前記基準点に移動させるステップは、
前記モータの駆動力により、前記移動範囲の任意の位置から前記指針を前記始点に移動させるステップと、
前記モータの駆動力により、前記始点から前記指針を前記基準点に移動させるステップと、
を含んでおり、
さらに、
前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に、前記検出点の指針を前記センサにより検出するステップと、
前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
を含んでおり、
前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出しなかった場合に、前記モータの駆動力により、前記基準点から前記指針を前記始点に向けて移動させる前記ステップを実行する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の指針の原点復帰方法によれば、請求項1に記載した本発明の指針の原点復帰方法において、制御上の基準点から始点に向けて指針を移動させる前に、移動範囲の任意の点から制御上の始点に向けて指針を移動させることになる。そして、移動範囲の任意の点から制御上の始点に向けて指針を移動させる間に実際の指針が検出点に到達してセンサにより検出されると、その時点の指針の制御上の位置を、原点に対する相対位置が既知である検出点と設定することができるようになる。これにより、以後の制御上の指針の位置を指針の実際の位置と一致させることができる。したがって、検出点の指針をセンサで検出したタイミングに基づいた所定時点で指針の移動を停止させることで、制御上の指針の位置と実際の指針の位置とを共に原点に復帰させることができる。なお、検出点の指針をセンサで検出したタイミングで実際の指針が原点に位置する場合は、検出点の指針をセンサで検出したタイミングを所定時点としても良い。
さらに、上記目的を達成するため、請求項3に記載した本発明の指針の原点復帰方法は、
モータにより駆動される指針を、該指針の移動範囲の始点及び終点間に配置された原点に復帰させて、該原点の指針により所定の計測量を指示させる方法であって、
前記モータの駆動力により前記指針を、前記移動範囲の任意の位置から前記始点に移動させるステップと、
前記モータの駆動力により前記指針を、前記始点から、前記始点と前記原点との間隔以上前記始点から離間した基準点に移動させるステップと、
前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に、前記原点に対する相対位置が既知である検出点の指針をセンサにより検出するステップと、
前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項3に記載した本発明の指針の原点復帰方法によれば、制御上の始点から基準点に向けて指針を移動させる間に実際の指針が検出点に到達してセンサにより検出されると、その時点の指針の制御上の位置を、原点に対する相対位置が既知である検出点と設定することができるようになる。これにより、以後の制御上の指針の位置を指針の実際の位置と一致させることができる。したがって、検出点の指針をセンサで検出したタイミングに基づいた所定時点で指針の移動を停止させることで、制御上の指針の位置と実際の指針の位置とを共に原点に復帰させることができる。この原点は、指針がゼロの計測量を指示する点であっても良く、ゼロ以外の既知の計測量(ゼロ未満を含む)を指示する点であっても良い。なお、検出点の指針をセンサで検出したタイミングで実際の指針が原点に位置する場合は、検出点の指針をセンサで検出したタイミングを所定時点としても良い。
また、請求項4に記載した本発明の指針の原点復帰方法は、請求項1、2又は3に記載した本発明の指針の原点復帰方法において、前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合、前記原点に対する前記検出点の相対位置に応じた距離を前記指針が移動するのに必要な所定時間が前記検出タイミングから経過したタイミングで、前記モータの駆動力を調整して、前記指針の移動を停止させることを特徴とする。
請求項4に記載した本発明の指針の原点復帰方法によれば、請求項1、2又は3に記載した本発明の指針の原点復帰方法において、実際の指針が移動中に検出点でセンサにより検出されたタイミングから、検出点から原点に指針が移動するのに必要な時間(移動時間)が経過した時点を所定時点とすると、その所定時点では、制御上の指針の位置と実際の指針の位置とが共に原点に復帰することになる。したがって、指針を制御上の位置でも実際の位置でも正確に原点に復帰させることができる。
本発明の指針の原点復帰方法によれば、ストッパ片のストッパに対する当接によって実際の指針を原点に復帰させる構成が採用できるか否かに拘わらず、制御上の指針の位置を所定の指示位置にリセットすることができる状態で、実際に指針を所定の指示位置に移動させることができる。
本発明による指針の原点復帰方法が実行される本発明の一実施形態に係る指針式計器の正面図である。 図1に示す指針式計器の要部拡大断面図である。 図1に示す指針式計器の指針駆動ユニットの斜視図である。 図3に示す指針及びスライダの拡大斜視図である。 図1に示す指針式計器の電気的構成を示すブロック図である。 図5のマイクロコンピュータが内部のROMに格納されたプログラムにしたがって実行する原点復帰処理を示すフローチャートである。 図5のマイクロコンピュータが内部のROMに格納されたプログラムにしたがって実行する原点復帰処理の変形例を示すフローチャートである。 図5のマイクロコンピュータが内部のROMに格納されたプログラムにしたがって実行する原点復帰処理の他の変形例を示すフローチャートである。 図1に示す指針式計器の要部の変形例を示す拡大断面図である。 図1に示す指針式計器の要部の他の変形例を示す拡大断面図である。
以下、本発明による指針の原点復帰方法の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明による指針の原点復帰方法が実行される本発明の一実施形態に係る指針式計器の正面図、図2は図1に示す指針式計器の要部拡大断面図、図3は図1に示す指針式計器の指針駆動ユニットの斜視図、図4は図3に示す指針及びスライダの拡大斜視図である。
図1中引用符号1で示す本実施形態の指針式計器は、周囲が見返し板3で覆われた文字板5と、文字板5の中央の開口部5aの背後に配置された液晶ディスプレイ7と、文字板5の円弧状に配置された目盛9を指示する指針11とを有している。
図2に示すように、見返し板3の裏側には、指針11を目盛9に沿って移動させる指針駆動ユニット13が配置されている。図3に示すように、指針駆動ユニット13は、円弧状のガイド部13aと、ガイド部13aの一端側に設けられた繰り出し機構部13bと、ガイド部13aの他端側に設けられた巻き取り機構部13cとを有している。
ガイド部13aは、ガイドレール13dとスライダ13eとを有している。ガイドレール13dは、図2に示すように、見返し板3の裏側において文字板5の目盛9に沿って配置される。ガイドレール13dの見返し板3に対向する側面には、図3に示すように、複数のガイドローラ13f,13f,…が間隔をおいて取り付けられている。スライダ13eは、ガイドレール13dの外周面及び内周面を挟持するガイドローラを有している。このガイドローラによるガイドレール13dの挟持によって、スライダ13eは、ガイドレール13dの側面のガイドローラ13f,13f,…をかわしつつガイドレール13dの延在方向に往復移動することができる。
繰り出し機構部13bは、ワイヤケース13gを有している。ワイヤケース13gからはワイヤ13iが繰り出される。このワイヤ13iは、適切な引っ張り強度と可撓性を有しており、例えば、繊維糸や樹脂線等の絶縁性材料で構成することができる。そして、ワイヤ13iの一端は、ワイヤケース13gの内部に収容された繰り出し側リール(図示せず)に取り付けられている。また、繰り出し側リールには、ワイヤ13iの一端側の部分が巻装されている。この繰り出し側リールは、ワイヤケース13gの内部でワイヤ13iを巻き取る方向に付勢されている。繰り出し側リールを介したワイヤ13iの巻き取り方向への付勢には、例えば、ワイヤケース13gに蓄勢状態で収容された渦巻き状のゼンマイばね(図示せず)を使用することができる。
巻き取り機構部13cは、巻き取り側リール13j、及び、ステッパモータ13k(請求項中のモータに相当)を有している。巻き取り側リール13jには、ワイヤ13iの先端が取り付けられている。また、巻き取り側リール13jには、ワイヤ13iの先端側の部分が巻装されている。そして、巻き取り側リール13jは、ステッパモータ13kの出力軸に取り付けられている。ステッパモータ13kは、後述するマイクロコンピュータ21の制御によって駆動される。
上述したように両端が繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとにそれぞれ取り付けられたワイヤ13iは、それぞれの機構部13b,13cの間において、ガイド部13aの各ガイドローラ13f,13f,…に架け渡されている。また、ワイヤ13iは、各機構部13b,13cの間において、スライダ13eに取り付けられている。
なお、ワイヤ13iの断面形状は、ガイドローラ13fのローラ面の形状に合わせた形状であればよい。したがって、ワイヤ13iの断面形状は、正円や矩形とすることができる。また、ガイドローラ13fのローラ面が滑り止めの凹凸を有している場合は、対応する凹凸を有するタイミングベルトのような部材でワイヤ13iを構成しても良い。
指針11は、アタッチメント15を介してスライダ13eに取り付けられる。図4に示すように、アタッチメント15はフック15aを有している。このフック15aは、図3のスライダ13eに取り付けられてこれを挟持する。また、アタッチメント15には、フック15aに連なる取り付けピン15bが設けられている。この取り付けピン15bは、指針11の基部11aに形成された取付穴11bに圧入される。取り付けピン15bを取付穴11bに圧入することで、指針11がアタッチメント15に取り付けられる。なお、アタッチメント15には、指針11の位置検出用の遮光板15cが突設されている。この遮光板15cは非透光性の材料で形成されているか、又は、非透光性の着色が施されている。
したがって、ワイヤ13iが繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとの間で移動すると、スライダ13eと共にアタッチメント15及び指針11が繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとの間で移動する。この移動により指針11は、図1に示す目盛9の任意の目盛線を指示することができる。なお、指針11の移動範囲の始点はガイドレール13dの一番繰り出し機構部13b寄りのガイドローラ13fの位置であり、指針11の移動範囲の終点はガイドレール13dの一番巻き取り機構部13c寄りのガイドローラ13fの位置である。
指針駆動ユニット13の繰り出し機構部13bにはフォトインタラプタ17(請求項中のセンサに相当)が取り付けられている。このフォトインタラプタ17は、図2に示すように、一対の発光及び受光の各素子17a,17bを対向配置して構成されている。指針11が図1に示す目盛9のゼロの目盛線を指示するゼロ指示位置(請求項中の原点に相当)にあるときには、フォトインタラプタ17の発光素子17aと受光素子17bとの間に、図2に示すように、アタッチメント15の遮光板15cが位置する。したがって、指針11がゼロ指示位置にあるときには、フォトインタラプタ17の発光素子17aが出力し受光素子17bが検出する検出光(図示せず)が、アタッチメント15の遮光板15cによって遮られる。
次に、図5のブロック図を参照して、本実施形態の指針式計器1の電気的構成について説明する。図3に示すステッパモータ13kとフォトインタラプタ17は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)21に接続されている。
マイコン21は、制御プログラム等を記憶するROMと、作業領域等として利用されるRAMとを内蔵している。マイコン21には、車両(図示せず)のバッテリBに接続された電源23からの安定化電源が、車両のイグニッションスイッチIGNのオンオフに関係なく供給される。また、マイコン21には、イグニッションスイッチIGNのオンオフ状態を検出するためにインターフェース(I/F)25が接続されている。インターフェース25を用いてイグニッションスイッチIGNのオンオフ状態を検出したマイコン21は、イグニッションスイッチIGNがオンのときにだけ、ステッパモータ13kやフォトインタラプタ17に動作用の電源を供給する。
次に、マイコン21が内蔵するROMに記憶された制御プログラムにしたがって行う制御のうち、指針11の原点復帰制御の概要を、図6のフローチャートを参照して説明する。図6の原点復帰処理は、ROMに記憶された制御プログラムによって規定された原点復帰処理が必要な状況の発生(条件の成立)が、マイコン21によって確認されたときに、以下のようにして実行される。なお、以下に説明するステップS101〜ステップS105の処理は、通常の原点復帰処理として実行される。通常の原点復帰処理で指針11を実際のゼロ指示位置に復帰させることができなかった場合に、ステップS107以降の各処理が、本発明による指針の原点復帰方法に当たる異常時の原点復帰処理として実行される。
まず、マイコン21は、フォトインタラプタ遮光状態であるか否かを確認する(ステップS101)。フォトインタラプタ遮光状態であるか否かは、フォトインタラプタ17の受光素子17bによって検出光が検出されているか否かに基づいて確認することができる。
フォトインタラプタ遮光状態である場合は(ステップS101でYES)、指針11が既にゼロ指示位置にあるものとして、正常終了処理を行う(ステップS117)。この正常終了処理では、ステッパモータ13kへの駆動パルスの出力を終了して指針11の移動を停止させる。そして、制御上の現在の指針11の位置を、制御上の指針11のゼロ指示位置であるものとする。正常終了処理を行ったならば、原点復帰処理を終了する。
また、フォトインタラプタ遮光状態でない場合は(ステップS101でNO)、指針11を実際のゼロ指示位置に近づけてフォトインタラプタ遮光状態を確認するために、ステッパモータ13kに駆動パルスを出力することで、指針11を所定速度で制御上のゼロ指示位置に向けて移動(帰零)させる処理を実行する(ステップS103)。そして、指針11の移動中に、制御上の指針11の逆転角度が最大振れ角度以上であるか否かを確認する(ステップS105)。制御上の指針11の逆転角度が最大振れ角度以上であるか否かは、指針11の移動時間が上限時間に達したか否かによって確認することができる。この上限時間は、指針11が所定速度でガイドレール13dの移動範囲の全距離を移動するのに要する時間である。
指針11の逆転角度が最大振れ角度以上でない場合は(ステップS105でNO)、ステップS101にリターンする。最大振れ角度以上である場合は(ステップS105でYES)、マイコン21は、制御上の指針11の位置が移動範囲の始点に達したものと判断する。そして、マイコン21は、ステッパモータ13kに出力する駆動パルスを変えることで、指針11を10°分正転させる(ステップS107)。ここで、指針11の10°分の正転とは、移動範囲の始点からゼロ指示位置までの指針11の正転移動量を上回る移動量である。この10°分の指針11の正転により、マイコン21は、制御上の指針11の位置を、移動範囲の始点からゼロ指示位置よりも先の基準点に移動させることになる。
次に、マイコン21は、再び指針11を実際のゼロ指示位置に近づけてフォトインタラプタ遮光状態を確認するために、ステッパモータ13kに出力する駆動パルスを変えることで、指針11を所定速度で制御上のゼロ指示位置に向けて移動(帰零)させる処理を再び実行する(ステップS109)。そして、指針11の移動中に、フォトインタラプタ遮光状態であるか否かを確認する(ステップS111)。
フォトインタラプタ遮光状態である場合は(ステップS111でYES)、指針11がゼロ指示位置に到達したものとして、ステップS117の正常終了処理を行う。フォトインタラプタ遮光状態でない場合は(ステップS111でNO)、制御上の指針11の逆転角度が10°分以上であるか否かを確認する(ステップS113)。制御上の指針11の逆転角度が10°分以上であるか否かは、指針11の移動時間が基準時間に達したか否かによって確認することができる。この基準時間は、指針11が所定速度でガイドレール13dを10°分移動するのに要する時間である。
指針11の逆転角度が10°分以上でない場合は(ステップS113でNO)、ステップS111にリターンする。10°分以上である場合は(ステップS113でYES)、マイコン21は、実際の指針11がゼロ指示位置に到達できないものとして、異常終了報知処理を行う(ステップS115)。この異常終了報知処理では、ステッパモータ13kへの駆動パルスの出力を終了して指針11の移動を停止させる。そして、異常報知動作を実行する。異常報知動作とは、例えば、図1に示す注意マークの液晶ディスプレイ7における表示であったり、マイコン21が接続されている車両のECU(図示せず)に指針11の位置異常を示すダイアグノーシス信号を出力することであったりする。勿論、それ以外の動作であっても良い。異常終了報知処理を行ったならば、原点復帰処理を終了する。
以上に説明したように、本実施形態の指針式計器1によれば、通常の原点復帰処理において(図6のステップS101〜ステップS105)、実際の指針11がゼロ指示位置に到達しなかった場合に、異常時の原点復帰処理(図6のステップS107〜ステップS117)を実行する構成とした。そして、異常時の原点復帰処理において、指針11を制御上の移動範囲の始点に向けて移動させる最中に、実際の指針11がゼロ指示位置にあるか否かをフォトインタラプタ17によって検出する構成とした。また、移動中に実際の指針11がゼロ指示位置にあることを検出したならば、その位置に指針11を停止させて、制御上の指針11のゼロ指示位置を現在の制御上の指針11の位置とするようにした。
このため、ストッパ片をストッパに当接させて機械的に指針11の移動をゼロ指示位置で停止させることが困難な指針駆動ユニット13を、指針11の移動に使用しても、異常時の原点復帰処理において、制御上の指針11の位置をゼロ指示位置にリセットすることができる状態で、実際に指針11をゼロ指示位置に移動させることができる。
なお、本実施形態では、異常時の原点復帰処理を行うに当たって、制御上の指針11の位置を移動範囲の始点から10°分正転させた、ゼロ指示位置よりも先の基準点から、始点に向けて移動させる間に、実際の指針11がゼロ指示位置に到達したか否かを確認する構成とした。しかし、異常時の原点復帰処理において、制御上の指針11の位置を移動範囲の始点からゼロ指示位置よりも先の基準点まで10°分正転させる間に、実際の指針11がゼロ指示位置に到達したか否かを確認する構成としてもよい。
そのように構成したのが、本発明の実施形態の変形例に係る指針式計器1である。この変形例に係る指針式計器1のマイコン21は、ROMに記憶された制御プログラムにしたがって、図7のフローチャートに示す処理を行う。このうち、ステップS101〜ステップS105の各処理は、図6のフローチャートに示すステップS101〜ステップS105の各処理と同じである。
また、本変形例のマイコン21は、ステップS105において、指針11の逆転角度が最大振れ角度以上である場合(YES)に、制御上の指針11の位置が移動範囲の始点に達したものと判断する。そして、マイコン21は、指針11を実際のゼロ指示位置に近づけてフォトインタラプタ遮光状態を確認するために、ステッパモータ13kに出力する駆動パルスを変えることで、指針11を所定速度で制御上のゼロ指示位置に向けて移動(正転)させる処理を実行する(ステップS107A)。そして、指針11の移動中に、フォトインタラプタ遮光状態であるか否かを確認する(ステップS111)。
フォトインタラプタ遮光状態である場合は(ステップS111でYES)、指針11がゼロ指示位置に到達したものとして、ステップS117の正常終了処理を行う。フォトインタラプタ遮光状態でない場合は(ステップS111でNO)、制御上の指針11の正転角度が10°分以上であるか否かを確認する(ステップS113A)。制御上の指針11の正転角度が10°分以上であるか否かは、指針11の移動時間が基準時間に達したか否かによって確認することができる。
指針11の正転角度が10°分以上でない場合は(ステップS113AでNO)、ステップS111にリターンする。10°分以上である場合は(ステップS113AでYES)、マイコン21は、実際の指針11がゼロ指示位置に到達できないものとして、異常終了報知処理を行う(ステップS115)。異常終了報知処理を行ったならば、原点復帰処理を終了する。
このように構成した変形例に係る指針式計器1によっても、上述した実施形態の指針式計器1と同様の効果を得ることができる。
さらに、異常時の原点復帰処理において、図6のフローチャートのステップS107で制御上の指針11を移動範囲の始点から10°分正転させる間に、図7のフローチャートのステップS107A、ステップS111、及び、ステップS113Aで行った各処理を実行する構成としてもよい。
そのように構成したのが、本発明の実施形態の他の変形例に係る指針式計器1である。他の変形例に係る指針式計器1のマイコン21は、ROMに記憶された制御プログラムにしたがって、図8のフローチャートに示す処理を行う。このうち、ステップS101〜ステップS105の各処理は、図6や図7のフローチャートに示すステップS101〜ステップS105の各処理と同じである。
また、本変形例のマイコン21は、ステップS105において、指針11の逆転角度が最大振れ角度以上である場合に(ステップS105でYES)、図7のフローチャートに示すステップS107A、ステップS111、及び、ステップS113Aでそれぞれ行った各処理を、図8に示すステップS107A、ステップS107B、及び、ステップS107Cとしてそれぞれ行う。
即ち、マイコン21は、ステップS105において、指針11の逆転角度が最大振れ角度以上である場合(YES)に、制御上の指針11の位置が移動範囲の始点に達したものと判断する。そして、マイコン21は、指針11を実際のゼロ指示位置に近づけてフォトインタラプタ遮光状態を確認するために、ステッパモータ13kに出力する駆動パルスを変えることで、指針11を所定速度で制御上のゼロ指示位置に向けて移動(正転)させる処理を実行する(ステップS107A)。そして、指針11の移動中に、フォトインタラプタ遮光状態であるか否かを確認する(ステップS107B)。
フォトインタラプタ遮光状態である場合は(ステップS107BでYES)、指針11がゼロ指示位置に到達したものとして、ステップS117の正常終了処理を行う。フォトインタラプタ遮光状態でない場合は(ステップS107BでNO)、制御上の指針11の正転角度が10°分以上であるか否かを確認する(ステップS107C)。制御上の指針11の正転角度が10°分以上であるか否かは、指針11の移動時間が基準時間に達したか否かによって確認することができる。
指針11の正転角度が10°分以上でない場合は(ステップS107CでNO)、ステップS107Bにリターンする。10°分以上である場合は(ステップS107CでYES)、マイコン21は、実際の指針11がゼロ指示位置に到達できないものとして、図6のフローチャートにおけるステップS109以降の各処理を実行する。
このように構成した他の変形例に係る指針式計器1によっても、上述した実施形態の指針式計器1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態及びその各変形例に係る指針式計器1では、実際の指針11がゼロ指示位置にあるときに、フォトインタラプタ17の発光素子17aと受光素子17bとの間に遮光板15cが位置し、フォトインタラプタ17の検出光(図示せず)が遮光板15cによって遮られる構成とした。したがって、移動中の実際の指針11が厳密なゼロ指示位置に到達するタイミングと、フォトインタラプタ17の検出光(図示せず)が遮光板15cにより遮られるタイミングとが、一致することになる。
しかし、フォトインタラプタ17の取り付け位置は、実際の指針11がゼロ指示位置に到達する前にフォトインタラプタ17の検出光(図示せず)が遮光板15cにより遮られるような位置であっても良い。その場合には、図6、図7、及び、図8のフローチャートにおけるステップS117の正常終了処理の内容を若干変更すればよい。具体的には、正常終了処理において、ステッパモータ13kへの駆動パルスの出力を終了して指針11の移動を停止させるタイミングを、実際の指針11が、フォトインタラプタ17によって検出される検出点からゼロ指示位置に移動するのに要する所定時間だけ遅らせればよい。
また、上述した実施形態及びその各変形例では、フォトインタラプタ17の検出光を遮る遮光板15cをアタッチメント15に設ける構成としたが、図9に示すように、指針11の基部をスライダ13eに直接取り付け、指針11の基部に遮光板11cを直接設ける構成としてもよい。あるいは、図10に示すように、指針11の基部を遮光部11dとして用いる構成としてもよい。その場合、遮光板11cや遮光部11dは、非透光性の材料で形成されるか、又は、非透光性の着色が施されることになる。
さらに、上述した本実施形態及びその各変形例では、遮光板11c,15cや遮光部11dを介してフォトインタラプタ17により実際の指針11を検出する位置をゼロ指示位置としたが、フォトインタラプタ17によって実際の指針11を検出する位置は、ゼロ指示位置に限らず任意である。例えば、目盛9の20km/hの指示位置や、0km/hよりも低い目盛9上のマイナスの値の指示位置等、予め既知の位置であれば、ゼロ指示位置の代わりに、フォトインタラプタ17によって実際の指針11を検出する位置とすることができる。
また、ゼロ指示位置以外の既知である所定の位置を、フォトインタラプタ17によって実際の指針11を検出する位置とした場合は、遮光板11c,15cや遮光部11dをフォトインタラプタ17が検出した際に、制御上の指針11の位置を所定の位置にリセットすることで、例えば、その後、指針11をマイコン21の制御によりステッパモータ13kの駆動力でゼロ指示位置に帰零させることもできる。
さらに、上述した実施形態及びその各変形例では、実際の指針11がゼロ指示位置等の所定の位置にあることを検出するセンサとして、アタッチメント15の遮光板15cや指針11の遮光板11c、あるいは、指針11の遮光部11dを検出するフォトインタラプタ17を用いたが、他の構成をセンサとして用いてもよい。例えば、指針11側の磁力を検出するホール素子や光反射型センサのように、ゼロ指示位置にある実際の指針11を非接触で検出するセンサを、フォトインタラプタ17に代えて用いることができる。
また、上述した実施形態及びその各変形例では、指針11の駆動源をステッパモータ13kとした場合を例に取って説明したが、本発明は、ステッパモータ以外のモータを指針11の駆動源とする場合にも適用可能である。同様に、本実施形態及びその各変形例では、指針駆動ユニット13により巻き取り方向に付勢されたワイヤ13i(線状部材)に対してステッパモータ13kから付与される、巻き取り方向とは反対の繰り出し方向への駆動力を調整することで、ワイヤ13iに取り付けられた指針11を移動させる指針式計器1を例に取って説明した。しかし、本発明は、指針をモータの駆動力によって移動(回転)させる指針式計器に広く適用することができる。
さらに、上述した実施形態及びその各変形例では、車両に搭載される指針式計器1を例に取って説明した。しかし、本発明は、車両以外において使用される指針式計器においても、広く適用することができる。そして、ストッパ片をストッパに当接させて機械的に指針の移動を所定の指示位置で停止させることが困難な指針式計器は無論のこと、機械的に指針を所定の指示位置で停止させることができる指針式計器においても、本発明を実施できることは、言うまでもない。
本発明は、指針を所定の指示位置で停止させて制御上の指針の指示位置と一致させるために用いて好適である。
1 指針式計器
3 見返し板
5 文字板
5a 開口部
7 液晶ディスプレイ
9 目盛
11 指針
11a 基部
11b 取付穴
11c 遮光板
11d 遮光部
13 指針駆動ユニット
13a ガイド部
13b 繰り出し機構部
13c 巻き取り機構部
13d ガイドレール
13e スライダ
13f ガイドローラ
13g ワイヤケース
13i ワイヤ
13j 巻き取り側リール
13k ステッパモータ(モータ)
15 アタッチメント
15a フック
15b 取り付けピン
15c 遮光板
17 フォトインタラプタ(センサ)
17a 発光素子
17b 受光素子
21 マイクロコンピュータ
23 電源
25 インターフェース
B バッテリ
IGN イグニッションスイッチ

Claims (4)

  1. モータにより駆動される指針を、該指針の移動範囲の始点及び終点間に配置された原点に復帰させて、該原点の指針により所定の計測量を指示させる方法であって、
    前記モータの駆動力により前記指針を、前記移動範囲の任意の位置から、前記始点と前記原点との間隔以上前記始点から離間した基準点に移動させるステップと、
    前記モータの駆動力により前記指針を、前記基準点から前記始点に向けて移動させるステップと、
    前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動中に、前記原点に対する相対位置が既知である検出点の指針をセンサにより検出するステップと、
    前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記基準点から前記始点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
    を含むことを特徴とする指針の原点復帰方法。
  2. 前記モータの駆動力により、前記移動範囲の任意の位置から前記指針を前記基準点に移動させるステップは、
    前記モータの駆動力により、前記移動範囲の任意の位置から前記指針を前記始点に移動させるステップと、
    前記モータの駆動力により、前記始点から前記指針を前記基準点に移動させるステップと、
    を含んでおり、
    さらに、
    前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に、前記検出点の指針を前記センサにより検出するステップと、
    前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
    を含んでおり、
    前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出しなかった場合に、前記モータの駆動力により、前記基準点から前記指針を前記始点に向けて移動させる前記ステップを実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載の指針の原点復帰方法。
  3. モータにより駆動される指針を、該指針の移動範囲の始点及び終点間に配置された原点に復帰させて、該原点の指針により所定の計測量を指示させる方法であって、
    前記モータの駆動力により前記指針を、前記移動範囲の任意の位置から前記始点に移動させるステップと、
    前記モータの駆動力により前記指針を、前記始点から、前記始点と前記原点との間隔以上前記始点から離間した基準点に移動させるステップと、
    前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に、前記原点に対する相対位置が既知である検出点の指針をセンサにより検出するステップと、
    前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動中に前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合に、該センサによる前記検出点の指針の検出タイミングに基づいた所定時点で、前記モータの駆動力を調整して、前記始点から前記基準点に向けた前記指針の移動を停止させるステップと、
    を含むことを特徴とする指針の原点復帰方法。
  4. 前記検出点の指針を前記センサにより検出した場合、前記原点に対する前記検出点の相対位置に応じた距離を前記指針が移動するのに必要な所定時間が前記検出タイミングから経過したタイミングで、前記モータの駆動力を調整して、前記指針の移動を停止させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の指針の原点復帰方法。
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