JP5952621B2 - 指針制御方法 - Google Patents

指針制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5952621B2
JP5952621B2 JP2012090354A JP2012090354A JP5952621B2 JP 5952621 B2 JP5952621 B2 JP 5952621B2 JP 2012090354 A JP2012090354 A JP 2012090354A JP 2012090354 A JP2012090354 A JP 2012090354A JP 5952621 B2 JP5952621 B2 JP 5952621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
microcomputer
photo interrupter
movement
detection range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012090354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013217849A (ja
Inventor
吉寿 山田
吉寿 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2012090354A priority Critical patent/JP5952621B2/ja
Publication of JP2013217849A publication Critical patent/JP2013217849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5952621B2 publication Critical patent/JP5952621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、指針制御方法に関する。
昨今では計器の形態が多様化しており、中には、目盛に沿って指針が円弧状に移動することで計測値を指示する形態の計器も出現しつつある。この種の計器では、指針を円弧状に移動させるために工夫が必要になる。そこで、本出願人は、目盛に沿って円弧状に配置した線状部材を巻き取り方向に付勢し、ステッパモータにより線状部材を繰り出し方向に駆動することで、線状部材に取り付けた指針を円弧状に移動させる移動機構を提案している(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1には、当該移動機構を用いた場合において、指針を所定の指示位置に復帰させるための原点復帰方法が開示されている。
近年では、より精度の高い指針制御方法が求められている。
特開2010―243286号公報
本発明は、上記需要に鑑みてなされたものであり、その目的は、指針の停止位置のバラつきを低減することができる指針制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る指針制御方法は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
を含み、
前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
を更に含み、
前記第1のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
こと。
(2) 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
を含み、
前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に一定速度で移動させる第4のステップと、
前記第4のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記一方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出する第5のステップと、
前記一方側の端部が進入したことを検出した場合、前記一方側の端部が進入したことを検出してから前記指針が前記センサによって検出されなくなるまでの測定時間を計測する第6のステップと、
を更に含み、
前記第1のステップでは、前記第6のステップの後、前記指針を移動させ、
前記第3のステップでは、前記一定速度及び前記測定時間により算出される距離の半分量だけ移動させる
こと。
(3) 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
を含み、
前記第3のステップでは、前記指針を前記他方側に向けて前記指針の少なくとも一部における該指針の可動方向に沿う幅の半分量だけ移動させる
こと。
(4) 上記(2)に記載の指針制御方法であって、
前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
を更に含み、
前記第1のステップ又は前記第4のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
こと。
(5) 上記(3)に記載の指針制御方法であって、
前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
を更に含み、
前記第1のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
こと。
) 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置しているか否かを検出する第9のステップと、
前記指針が検出されなかった場合、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に第1の量だけ移動させる第10のステップと、
前記第10のステップにおける前記他方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させ、一方、前記第10のステップにおける前記他方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針が検出されなかった場合、前記指針を前記他方側から前記一方側に第2の量だけ移動させる第11のステップと、
前記第11のステップにおける前記一方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記一方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出した場合、前記指針を前記一方側に向けて前記所定量だけ移動させる第12のステップと、
を含むこと。
上記(1)の構成の指針制御方法では、指針の少なくとも一部における他方側の端部がセンサにより検出された後、指針が所定量だけ移動して停止する。
上記(2)の構成の指針制御方法では、指針の少なくとも一部における一方側の端部がセンサにより検出されてから指針が検出されなくなるまでの間に指針が移動した距離の半分量だけ、指針が移動して停止する。
上記(3)の構成の指針制御方法では、指針の少なくとも一部における該指針の可動方向に沿う幅の半分量だけ、指針が移動して停止する。
上記(4)の構成の指針制御方法では、センサの検知範囲内に指針が位置しない状態で、上記(2)の構成の指針制御方法における指針の移動が開始される。
上記(5)の構成の指針制御方法では、センサの検知範囲内に指針が位置しない状態で、上記(3)の構成の指針制御方法における指針の移動が開始される。
上記()の構成の指針制御方法では、指針制御の開始時における指針の位置に拘らず、指針の少なくとも一部における移動方向側の端部がセンサにより検出された後、指針が所定量だけ移動して停止する。
本発明の指針制御方法によれば、指針の停止位置のバラつきを低減することができる指針制御方法を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る指針制御方法を用いた指針式計器の正面図である。 図2は、図1に示す指針式計器の要部拡大断面図である。 図3は、図1に示す指針式計器の指針駆動ユニットの斜視図である。 図4は、図3に示す指針及びスライダの拡大斜視図である。 図5(a)は、図2に示す指針及びフォトインタラプタの位置関係を示す模式図であり、図5(b)は、図5(a)の要部拡大図である。 図6は、図1に示す指針式計器の電気的構成を示すブロック図である。 図7は、第1の原点復帰制御おける処理の一部を示すフローチャートである。 図8(a)〜図8(c)は、図6に示した処理における指針の動きを示す図であり、図8(a)はフォトインタラプタがオンである状態におけるフォトインタラプタと遮光板との位置関係を例示した図であり、図8(b)は図8(a)に示した状態から指針の始点側への移動中にフォトインタラプタがオフに切り替わる時点までの、指針の動きを示した図であり、図8(c)は、指針の終点側への移動中にフォトインタラプタがオンに切り替わる時点から、指針を終点側にL/2だけ移動させるまでの指針の動きを示した図である。 図9は、第1の原点復帰制御おける処理の一部を示すフローチャートである。 図10は、第1の原点復帰制御の変形例における処理の一部を示すフローチャートである。 図11は、第1の原点復帰制御の変形例における処理の一部を示すフローチャートである。 図12は、第1の原点復帰制御の変形例における処理の一部を示すフローチャートである。 図13は、第1の原点復帰制御の変形例における処理の一部を示すフローチャートである。 図14は、第2の原点復帰制御における処理の一部を示すフローチャートである。 図15(a)〜図15(e)は、図14に示したおける処理における指針の動きを示す図であり、図15(a)はフォトインタラプタがオンである状態におけるフォトインタラプタと遮光板との位置関係を例示した図であり、図15(b)は図15(a)に示した状態から指針の終点側への移動中にフォトインタラプタがオフに切り替わる時点までの、指針の動きを示した図であり、図15(c)は指針の始点側への移動中にフォトインタラプタがオフに切り替わる時点におけるフォトインタラプタと遮光板との位置関係を示した図であり、図15(d)は指針の始点側への移動中にフォトインタラプタがオンに切り替わり測定時間Tの測定を開始した時点から、フォトインタラプタ17がオフに切り替わり測定時間Tの測定を終了した時点までの、指針の動きを示した図であり、図15(e)は指針の終点側への移動中にフォトインタラプタがオンに切り替わる時点から、指針を終点側にT/2の間だけ移動させるまでの指針の動きを示した図である。 図16は、第2の原点復帰制御おける処理の一部を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る指針制御方法を用いた指針式計器1について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係る指針式計器1は、周囲が見返し板3で覆われた文字板5と、文字板5の中央の開口部5aの背後に配置された液晶ディスプレイ7と、文字板5の円弧状に配置された目盛9を指示する指針11とを有している。
図2に示すように、見返し板3の裏側には、指針11を目盛9に沿って移動させる指針駆動ユニット13が配置されている。図3に示すように、指針駆動ユニット13は、円弧状のガイド部13aと、ガイド部13aの一端側に設けられた繰り出し機構部13bと、ガイド部13aの他端側に設けられた巻き取り機構部13cとを有している。
ガイド部13aは、ガイドレール13dとスライダ13eとを有している。ガイドレール13dは、図2に示すように、見返し板3の裏側において文字板5の目盛9に沿って配置される。ガイドレール13dの見返し板3に対向する側面には、図3に示すように、複数のガイドローラ13f,13f,…が間隔をおいて取り付けられている。スライダ13eは、ガイドレール13dの外周面及び内周面を挟持するガイドローラを有している。このガイドローラによるガイドレール13dの挟持によって、スライダ13eは、ガイドレール13dの側面のガイドローラ13f,13f,…をかわしつつガイドレール13dの延在方向に往復移動することができる。
繰り出し機構部13bは、ワイヤケース13gを有している。ワイヤケース13gからはワイヤ13iが繰り出される。このワイヤ13iは、適切な引っ張り強度と可撓性を有しており、例えば、繊維糸や樹脂線等の絶縁性材料で構成することができる。そして、ワイヤ13iの一端は、ワイヤケース13gの内部に収容された繰り出し側リール(図示せず)に取り付けられている。また、繰り出し側リールには、ワイヤ13iの一端側の部分が巻装されている。この繰り出し側リールは、ワイヤケース13gの内部でワイヤ13iを巻き取る方向に付勢されている。繰り出し側リールを介したワイヤ13iの巻き取り方向への付勢には、例えば、ワイヤケース13gに蓄勢状態で収容された渦巻き状のゼンマイばね(図示せず)を使用することができる。
巻き取り機構部13cは、巻き取り側リール13j、及びステッパモータ13kを有している。巻き取り側リール13jには、ワイヤ13iの先端が取り付けられている。また、巻き取り側リール13jには、ワイヤ13iの先端側の部分が巻装されている。そして、巻き取り側リール13jは、ステッパモータ13kの出力軸に取り付けられている。ステッパモータ13kは、後述するマイクロコンピュータ21の制御によって駆動される。
上述したように両端が繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとにそれぞれ取り付けられたワイヤ13iは、それぞれの機構部13b,13cの間において、ガイド部13aの各ガイドローラ13f,13f,…に架け渡されている。また、ワイヤ13iは、各機構部13b,13cの間において、スライダ13eに取り付けられている。
なお、ワイヤ13iの断面形状は、ガイドローラ13fのローラ面の形状に合わせた形状であればよい。したがって、ワイヤ13iの断面形状は、正円や矩形とすることができる。また、ガイドローラ13fのローラ面が滑り止めの凹凸を有している場合は、対応する凹凸を有するタイミングベルトのような部材でワイヤ13iを構成しても良い。
指針11は、図4に示すように、2つの屈曲部分を有する柱状部材から構成され、アタッチメント15を備えている。指針11は、該アタッチメント15を介してスライダ13eに取り付けられる。図4に示すように、アタッチメント15はフック15aを有している。このフック15aは、図3のスライダ13eに取り付けられてこれを挟持する。また、アタッチメント15には、フック15aに連なる取り付けピン15bが設けられている。この取り付けピン15bは、指針11の基部11aに形成された取付穴11bに圧入される。取り付けピン15bを取付穴11bに圧入することで、指針11がアタッチメント15に取り付けられる。なお、アタッチメント15には、指針11の位置検出用の遮光板15c(請求項中の指針の少なくとも一部に相当)が突設されている。遮光板15cは、図5(b)に示すように、指針11の可動方向(図5(a)における矢印方向)に幅Lを有している。この遮光板15cは非透光性の材料で形成されているか、又は、非透光性の着色が施されている。
したがって、ワイヤ13iが繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとの間で移動すると、スライダ13eと共にアタッチメント15及び指針11が繰り出し機構部13bと巻き取り機構部13cとの間で周方向に移動する。この移動により指針11は、図1に示す目盛9の任意の目盛線を指示することができる。なお、指針11の可動範囲の始点はガイドレール13dの一番繰り出し機構部13b寄りのガイドローラ13fの位置であり、指針11の可動範囲の終点はガイドレール13dの一番巻き取り機構部13c寄りのガイドローラ13fの位置である。
指針駆動ユニット13の繰り出し機構部13bには、フォトインタラプタ17(請求項中のセンサに相当)が取り付けられている。このフォトインタラプタ17は、図2に示すように、一対の発光素子17a及び受光素子17bを対向配置して構成されている。発光素子17a及び受光素子17bには、図5(a)に示すように、検出分解能を向上させるために同一形状のスリット17c,17cがそれぞれに形成されている。発光素子17aが出力した光の一部が発光素子17a側のスリット17cを通過して受光素子17bに向けて進み、このうち受光素子17b側のスリット17cを通過した光が検出光として受光素子17bにより検出される。即ち、スリット17c,17c間の領域がフォトインタラプタ17の検知範囲である。
フォトインタラプタ17は、図5(a)及び図5(b)に示すように、指針11が図1に示す目盛9のゼロの目盛線を指示するゼロ指示位置(請求項中の原点に相当)にあるときに、フォトインタラプタ17の検知範囲における指針11の可動方向中央に、遮光板15cの可動方向中央が位置するように取り付けられている。即ち、指針11がゼロ指示位置にあるときには、フォトインタラプタ17と遮光板15cとの位置関係は、図5(a)及び図5(b)に示すようになり、検出光の全てが遮光板15cにより遮られる。
フォトインタラプタ17は、遮光板15cの少なくとも一部が検知範囲内に位置していることにより、検出光の少なくとも一部が遮光されている場合には、遮光状態(以下、オンと称する場合がある。)を示す信号を後述するマイコン21に出力するように設定されている。また、フォトインタラプタ17は、遮光板15cの全てが検知範囲外に位置していることにより、検出光の全てが受光素子17bにより検出されている場合には、非遮光状態(以下、オフと称する場合がある。)を示す信号をマイコン21に出力するように設定されている。
したがって、例えば検知範囲の終点方向の外側に位置する遮光板15cが指針11の始点側への移動に伴ってフォトインタラプタ17の検知範囲に進入する場合には、遮光板15cの始点側の端部が検知範囲に進入した時点で、フォトインタラプタ17の出力信号がオフからオンに切り替わる。また、当該状態から指針11が始点側に更に移動すると、遮光板15cの終点側の端部が検知範囲から退出した時点で、フォトインタラプタ17の出力信号がオンからオフに切り替わる。尚、図5(a)及び図5(b)、図8(a)〜図8(c)、及び図15(a)〜図15(c)において、図中上が終点側であり、下が始点側である。
次に、図6のブロック図を参照して、本実施形態に係る指針式計器1の電気的構成について説明する。図3に示すステッパモータ13kとフォトインタラプタ17は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)21に接続されている。
マイコン21は、制御プログラム等を記憶するROMと、作業領域等として利用されるRAMとを内蔵している。マイコン21には、車両(図示せず)のバッテリBに接続された電源23からの安定化電源が、車両のイグニッションスイッチIGNのオンオフに関係なく供給される。また、マイコン21には、イグニッションスイッチIGNのオンオフ状態を検出するためにインターフェース(I/F)25が接続されている。インターフェース25を用いてイグニッションスイッチIGNのオンオフ状態を検出したマイコン21は、イグニッションスイッチIGNがオンのときにだけ、ステッパモータ13kやフォトインタラプタ17に動作用の電源を供給する。即ち、イグニッションスイッチIGNがオンのときにだけ、マイコン21は、動作用の電源を供給されたフォトインタラプタ17から出力される信号を受け付ける。
次に、マイコン21が内蔵するROMに記憶された制御プログラムにしたがって行う制御のうち、指針11の原点復帰制御における処理を説明する。以下に説明する原点復帰制御は、ROMに記憶された制御プログラムによって規定された原点復帰制御が必要な状況の発生が、マイコン21によって確認されたときに実行される。例えば、イグニッションスイッチIGNがオフからオンに変わったことがマイコン21によって確認されたときに、ウェイクアップ処理として実行される。
(第1の原点復帰制御方法)
まず、第1の原点復帰制御方法について説明する。図7は、第1の原点復帰制御おける処理の一部を示すフローチャートである。図8(a)〜図8(c)は、図7に示した処理における指針の動きを示す図である。図9は、第1の原点復帰制御における処理の一部を示すフローチャートである。尚、図7及び図9中の符号X、符号Y1、及び符号Y2における処理については後述するため、以下では省略して説明する。
ステップS11では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS12の処理を実行する。図8(a)は、フォトインタラプタ17がオンである状態におけるフォトインタラプタ17と遮光板15cとの位置関係を例示した図である。図8(a)に示すように、フォトインタラプタ17は、オンである状態には、遮光板15cの少なくとも一部が検知範囲内に位置していることにより、検出光の少なくとも一部が遮光されている。一方、マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、図9に示すステップS21の処理を実行する。ステップS11の判定により、遮光板15cの初期位置が検知範囲内に位置している場合と(ステップS11,YES)、遮光板15cの初期位置が検知範囲外に位置している場合と(ステップS11,NO)で、以降の処理が分岐する。
ステップS12では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に移動させる。
ステップS13では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、再度ステップS12の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、ステップS14の処理を実行する。図8(b)は、図8(a)に示した状態から指針11の始点側への移動中にフォトインタラプタ17がオフに切り替わる時点までの、指針11の動きを示した図である。図8(b)に示すように、フォトインタラプタ17は、オンからオフに切り替わる時点では、遮光板15cが検知範囲外に位置しており、検出光が遮光されていない。
ステップS14では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に移動させる。
ステップS15では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、再度ステップS14の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS16の処理を実行する。
ステップS16では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側にL/2だけ移動させる。その後、マイコン21は、原点復帰制御における処理を終了する。図8(c)は、指針11の終点側への移動中にフォトインタラプタ17がオンに切り替わる時点から、指針を終点側にL/2だけ移動させるまでの指針11の動きを示した図である。図8(c)に示すように、指針11を終点側にL/2だけ移動させた結果、遮光板15cの可動方向中央がフォトインタラプタ17の検知範囲における指針11の可動方向中央に位置する。
一方、図9に示すステップS21では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に移動させる。
ステップS22では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS23の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、ステップS24の処理を実行する。
ステップS23では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側にL/2だけ移動させる。その後、原点復帰制御における処理を終了する。
ステップS24では、マイコン21は、1度目のステップS21において指針11が移動を開始した点からの、指針11の積算移動距離が閾値D1を超えたか否かを判定する。閾値D1の値は、例えば指針11がゼロ指示位置から終点までに移動する場合に移動する距離の値と等しく設定されている。マイコン21は、積算移動距離が閾値D1を超えていないと判定した場合には、再度ステップS21を実行する。マイコン21は、積算移動距離が閾値D1を超えたと判定した場合には、ステップS25の処理を実行する。
ステップS25では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に移動させる。
ステップS26では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、再度ステップS25の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS27の処理を実行する。
ステップS27では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側にL/2だけ移動させる。その後、マイコン21は、原点復帰制御における処理を終了する。
以上説明した原点復帰制御における処理により、指針11をゼロ指示位置に復帰させることができる。
即ち、ステップS11においては、指針11の遮光板15cがフォトインタラプタ17の検知範囲内に位置するか否かを判定している。当該判定の結果、フォトインタラプタ17がオンであった場合には、ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタ17の検知範囲内に位置していたことが分かる。このため、ステップS12及びステップS13にて遮光板15cをフォトインタラプタ17の検知範囲の外部に一旦移動させ、その後ステップS14及びステップS15にて遮光板15cをフォトインタラプタ17の検知範囲内に再度移動させて、遮光板15cの移動方向前方の端部がフォトインタラプタ17の検知範囲に進入した後、指針11を更にL/2だけ移動させる(ステップS16)。これにより、指針11を確実にゼロ指示位置に復帰させることができる。
また、ステップS11における判定の結果、フォトインタラプタ17がオフであった場合には、当該情報に基づいて、ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタ17の検知範囲の外部に位置していることが分かる。但し、当該情報からでは、ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタの検知範囲に対して始点側に位置していたのか、或いは終点側に位置していたのかは分からない。このため、ステップS22以降の処理では、ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタの検知範囲に対して始点側に位置している場合、及び終点側に位置している場合のいずれにも対応できる処理が実行される。ステップS21では、まず、終点側に指針11を移動させている。ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタの検知範囲に対して始点側に位置していた場合には、終点側への指針11の移動中にフォトインタラプタ17がオンになる(ステップS22でYES)。この場合、遮光板15cの移動方向前方の端部がフォトインタラプタ17の検知範囲に進入してフォトインタラプタ17がオンになった後、指針11を更にL/2だけ移動させる(ステップS23)。これにより、指針11を確実にゼロ指示位置に復帰させることができる。
一方、ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタの検知範囲に対して終点側に位置していた場合には、終点側への指針11の移動中にフォトインタラプタ17はオンにならない(ステップS22でNO)。ステップS24では、1度目のステップS21において指針11が移動を開始してからの積算移動距離が閾値D1に到達したかを判定することにより、終点側への指針11の移動を終了すべきか否かを判定している。ウェイクアップ処理の開始時に遮光板15cがフォトインタラプタの検知範囲に対して終点側に位置していた場合には、終点側への指針11の移動中に積算移動距離が閾値D1に到達する(ステップS24でYES)。この場合、指針11を始点側に反転して移動させ(ステップS25)、遮光板15cの移動方向前方の端部がフォトインタラプタ17の検知範囲に進入してフォトインタラプタ17がオンになった後、指針11を更にL/2だけ移動させる(ステップS27)。これにより、指針11を確実にゼロ指示位置に復帰させることができる。この結果、本実施形態に係る指針制御方法によれば、精度良く指針を制御することができる。
(第1の原点復帰制御方法の変形例)
次に、第1の原点復帰制御方法の変形例について説明する。図10〜図13は、第1の原点復帰制御方法の変形例における処理の一部を示したフローチャートである。以下に説明する第1の原点復帰制御方法の変形例は、前述した第1の原点復帰制御方法に、図7及び図9中の符号X、符号Y1、及び符号Y2により示す時点における処理を追加したものである。このため、第1の原点復帰制御方法と同一である部分については、説明を省略する。
図10に示す処理は、図7及び図9に示す処理における符号Xにより示す各時点で実行される。図10に示す処理は、図7及び図9に示すように、フォトインタラプタ17のオンオフの切り替わりを判定した後、それまでとは異なる向きに反転して指針11を移動させる前に実行される。ステップS31では、マイコン21は、ステップS13でフォトインタラプタ17がオンであると判定してからの、若しくはステップS22又はステップS26でフォトインタラプタ17がオフであると判定してからの、当該状態の継続時間が閾値T1を超えたか否かを判定する。マイコン21は、継続時間が閾値T1を超えていないと判定した場合には、再度ステップS31の処理を実行する。マイコン21は、継続時間が閾値T1を超えたと判定した場合には、次のステップの処理を実行する。以上説明した図10に示す処理を追加することによって、ステッパモータ13kの回転が完全に停止して、ステッパモータ13kが安定した状態から、次のステップにおける処理を実行できる。このため、指針11を精度良く移動させることができる。また、例えばフォトインタラプタ17の検知範囲内を空気中の浮遊物が通過したこと等によりフォトインタラプタ17のオンオフが一時的に切り替わってしまった場合に、フォトインタラプタ17のオンオフが切り替わったと誤って判定されることを防止できる。このため、フォトインタラプタ17のオンオフが切り替わったことをより正確に判定することができる。
図11に示す処理は、図7に示す処理における符号Y1により示す時点で実行される。ステップS41では、マイコン21は、1度目のステップS12において指針11が移動を開始した時点からの、指針11の積算移動距離が閾値D2を超えたか否かを判定する。閾値D2の値は、例えば指針11がゼロ指示位置から始点までに移動する場合に移動する距離の値と等しく設定されている。マイコン21は、積算移動距離が閾値D2を超えていないと判定した場合には、再度ステップS12を実行する。マイコン21は、積算移動距離が閾値D2を超えたと判定した場合には、ステップS42の処理を実行する。
ステップS42では、マイコン21は、異常を報知する信号を異常報知手段(図示せず)に出力する。異常報知手段は、例えば指針式計器1が備えるディスプレイであり、マイコン21からの当該信号を受け付けた異常報知手段は、ディスプレイ上に異常を報知するための画像を表示する。
以上説明した図11に示す処理を追加することにより、例えばステッパモータ13kの故障等によって、ステップS12及びステップS13における処理を繰り返してもフォトインタラプタ17がオフにならない場合であっても、異常を報知して原点復帰制御における処理を終了することができる。このため、ステップS12及びステップS13における処理が無限に繰り返されることが防止される。
図12に示す処理は、図7に示す処理における符号Y2により示す時点で実行される。ステップS51では、マイコン21は、1度目のステップS14において指針11が移動を開始した点からの、指針11の積算移動距離が閾値D3を超えたか否かを判定する。閾値D3の値は、例えば指針11がゼロ指示位置から終点までに移動する場合に移動する距離の値と等しく設定されている。マイコン21は、積算移動距離が閾値D3を超えていないと判定した場合には、再度ステップS14を実行する。マイコン21は、積算移動距離が閾値D3を超えたと判定した場合には、ステップS52の処理を実行する。
ステップS52では、マイコン21は、異常を報知する信号を異常報知手段に出力する。マイコン21からの当該信号を受け付けた異常報知手段は、ステップS42と同様の手段により異常を報知する。
以上説明した図12に示す処理を追加することにより、例えばステッパモータ13kの故障等によって、ステップS14及びステップS15における処理を繰り返してもフォトインタラプタ17がオンにならない場合であっても、異常を報知して原点復帰制御における処理を終了することができる。このため、ステップS14及びステップS15における処理が無限に繰り返されることが防止される。
図13に示す処理は、図9に示す処理における符号Y3により示す時点で実行される。ステップS61では、マイコン21は、1度目のステップS25において指針11が移動を開始した時点からの、指針11の積算移動距離が閾値D4以下であるか否かを判定する。閾値D4の値は、例えば指針11が終点からゼロ指示位置までに移動する場合に移動する距離の値と等しく設定されている。マイコン21は、積算移動距離が閾値D4以下であると判定した場合には、再度ステップS25を実行する。マイコン21は、積算移動距離が閾値D4を超えたと判定した場合には、ステップS62の処理を実行する。
ステップS62では、マイコン21は、異常を報知する信号を異常報知手段に出力する。マイコン21からの当該信号を受け付けた異常報知手段は、ステップS42及びステップS52と同様の手段により異常を報知する。
以上説明した図13に示す処理を追加することにより、例えばステッパモータ13kの故障等によって、ステップS25及びステップS26における処理を繰り返してもフォトインタラプタ17がオンにならない場合であっても、異常を報知して原点復帰制御における処理を終了することができる。ステップS25及びステップS26における処理が無限に繰り返されることが防止される。
(第2の原点復帰制御方法)
次に、第2の原点復帰制御方法について説明する。図14は、第2の原点復帰制御おける処理の一部を示すフローチャートである。図15(a)〜図15(e)は、図14に示した処理における指針の動きを示す図である。図16は、第1の原点復帰制御における処理の一部を示すフローチャートである。
ステップS71では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS72の処理を実行する。図15(a)は、フォトインタラプタ17がオンである状態におけるフォトインタラプタ17と遮光板15cとの位置関係を例示した図である。一方、マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、図16に示すステップS91の処理を実行する。
ステップS72では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に所定の一定速度Vで移動させる。
ステップS73では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、再度ステップS72の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、ステップS74の処理を実行する。図15(b)は、図15(a)に示した状態から、指針11の終点側への移動中にフォトインタラプタ17がオフに切り替わる時点までの、指針11の動きを示した図である。
ステップS74では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に、ステップS72と同様に一定速度Vで移動させる。
ステップS75では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、再度ステップS74の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS76の処理を実行する。図15(c)は、指針11の始点側への移動中にフォトインタラプタ17がオフに切り替わる時点におけるフォトインタラプタ17と遮光板15cとの位置関係を示した図である。
ステップS76では、マイコン21は、測定時間Tの測定を開始する。
ステップS77では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に、ステップS72及びステップS74と同様に一定速度Vで移動させる。
ステップS78では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、再度ステップS77の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS79の処理を実行する。
ステップS79では、マイコン21は、測定時間Tの測定を終了して測定時間TをRAMに保持する。図15(d)は、指針11の始点側への移動中にフォトインタラプタ17がオンに切り替わりマイコン21が測定時間Tの測定を開始した時点から、指針11の始点側への移動中にフォトインタラプタ17がオフに切り替わりマイコン21が測定時間Tの測定を終了した時点までの、指針11の動きを示した図である。
ステップS80では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に、ステップS79で保持した測定時間Tの半分の時間、即ちT/2の間だけ、ステップS72、ステップS74及びステップS77と同一の一定速度Vで移動させる。その後、マイコン21は、原点復帰制御における処理を終了する。図15(e)は、指針11の終点側への移動中にフォトインタラプタ17がオンに切り替わる時点から、指針を終点側にT/2の間だけ移動させるまでの指針11の動きを示した図である。図15(e)に示すように、指針11を終点側にT/2の間だけ移動させた結果、遮光板15cの可動方向中央がフォトインタラプタ17の検知範囲における指針11の可動方向中央に位置する。
図16に示すステップS91では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に、ステップS72等と同一の一定速度Vで移動させる。
ステップS92では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS93の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、ステップS98の処理を実行する。
ステップS93では、マイコン21は、測定時間Tの測定を開始する。
ステップS94では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に、ステップS91と同様に一定速度Vで移動させる。
ステップS95では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、再度ステップS94の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS96の処理を実行する。
ステップS96では、マイコン21は、測定時間Tの測定を終了して測定時間TをRAMに保持する。
ステップS97では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に、ステップS96で保持した測定時間Tの半分の時間、即ちT/2の間だけ、ステップS91及びステップS94と同一の一定速度Vで移動させる。その後、マイコン21は、原点復帰制御における処理を終了する。
ステップS98は、マイコン21は、1度目のステップS91において指針11が移動を開始した時点からの、指針11の積算移動距離が閾値D5を超えたか否かを判定する。閾値D5の値は、例えば指針11がゼロ指示位置から終点までに移動する場合に移動する距離の値と等しく設定されている。マイコン21は、積算移動距離が閾値D5を超えていないと判定した場合には、再度ステップS91を実行する。マイコン21は、積算移動距離が閾値D5を超えたと判定した場合には、ステップS99の処理を実行する。
ステップS99では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に移動させる。
ステップS100では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、再度ステップS99の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS101の処理を実行する。
ステップS101では、マイコン21は、測定時間Tの測定を開始する。
ステップS102では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を始点側に、ステップS91、ステップS94、及びステップS97と同一の一定速度Vで移動させる。
ステップS103では、マイコン21は、フォトインタラプタ17からの信号に基づいて、フォトインタラプタ17のオンオフ状態を判定する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオフであると判定した場合には、再度ステップS102の処理を実行する。マイコン21は、フォトインタラプタ17がオンであると判定した場合には、ステップS104の処理を実行する。
ステップS104では、マイコン21は、測定時間Tの測定を終了して測定時間TをRAMに保持する。
ステップS105では、マイコン21は、ステッパモータ13kにパルス信号を出力し、指針11を終点側に、ステップS104で保持した測定時間Tの半分の時間、即ちT/2の間だけ、ステップS91、ステップS94、ステップS97、及びステップS102と同一の一定速度Vで移動させる。その後、マイコン21は、原点復帰制御における処理を終了する。
以上説明した第2の原点復帰制御における処理により、指針11をゼロ指示位置に復帰させることができる。第2の原点復帰制御では、指針11をフォトインタラプタ17の検知範囲の一方側から他方側に移動させて、遮光板15cの一方側の端部が検知範囲に進入してフォトインタラプタ17により検出され始めてから、遮光板15cが検出されなく成るまでの時間を測定し、当該時間の半分の時間だけ指針11を移動させる。このため、第2の原点復帰制御方法では、指針11の可動方向の幅Lが予め分かっている必要がなく、指針11の形状に応じて指針11の移動量を決定して、指針11を確実にゼロ指示位置に復帰させることができる。
以下では、本発明の実施形態に係る指針制御方法を用いた指針式計器1の作用及び効果について説明する。
本発明の実施形態に係る指針式計器1が用いる指針制御方法は、可動範囲を移動する指針11を、該可動範囲内に定められる原点としてのゼロ指示位置に復帰させる指針制御方法であって、指針11を可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップ(ステップS14、ステップS21、又はステップS25)と、第1のステップにおけるゼロ指示位置に向かう指針11の移動中に、ゼロ指示位置を含む範囲を検知範囲とするセンサであるフォトインタラプタ17によって、指針11の少なくとも一部である遮光板15cにおける他方側に位置する端部が検知範囲に進入したことを検出する第2のステップ(ステップS15、ステップS22、又はステップS26)と、他方側の端部が進入したことを検出した場合、指針11を他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップ(ステップS16、ステップS23、又はステップS27)と、を含む。
これにより、遮光板15cにおける他方側の端部がフォトインタラプタ17により検出された後、指針11が所定量だけ移動して停止する。
この結果、本実施形態に係る指針制御方法では、指針11を所定の停止位置で停止させることができる。したがって、本実施形態に係る指針制御方法によれば、指針の停止位置のバラつきを低減することができる指針制御方法を提供できる。
また、本発明の実施形態に係る指針式計器1が用いる指針制御方法は、指針11を可動範囲のいずれか一方側から他方側に一定速度Vで移動させる第4のステップ(ステップS77、ステップS94、又はステップS102)と、第4のステップにおけるゼロ指示位置に向かう指針11の移動中に、遮光板15cにおける一方側に位置する端部が検知範囲に進入したことをフォトインタラプタ17によって検出する第5のステップ(ステップS78、ステップS95、又はステップS103)と、遮光板15cにおける一方側の端部が進入したことを検出した場合、一方側の端部が進入したことを検出してから指針11がフォトインタラプタ17によって検出されなくなるまでの測定時間Tを計測する第6のステップ(ステップS76及びステップS79、ステップS93及びステップS96、又は、ステップS101及びステップS104)と、を更に含み、第1のステップでは、第6のステップの後、指針11を移動させ、第3のステップでは、指針11をT/2の間だけ一定速度Vで移動させる。
これにより、遮光板15cにおける一方側の端部が検出されてから指針11が検出されなくなるまでの間に指針11が移動した距離の半分量だけ、指針11が移動して停止する。
この結果、本実施形態に係る指針制御方法では、指針11を所定の停止位置で停止させることができる。
また、本発明の実施形態に係る指針式計器1が用いる指針制御方法は、第3のステップ(ステップS16、ステップS23、及びステップS27)では、指針11を他方側に向けて遮光板15cにおける指針11の可動方向に沿う幅Lの半分量だけ移動させる。
これにより、遮光板15cにおける指針11の可動方向に沿う幅Lの半分量L/2だけ、指針が移動して停止する。
この結果、本実施形態に係る指針制御方法では、指針11を所定の停止位置で停止させることができる。
また、本発明の実施形態に係る指針式計器1が用いる指針制御方法は、指針11の移動前に、遮光板15cが検知範囲に位置していることをフォトインタラプタ17によって検出する第7のステップ(ステップS11又はステップS71)と、検知範囲に位置していることを検出した場合、指針11がフォトインタラプタ17によって検出されなくなるまで、指針11を可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップ(ステップS12又はステップS72)と、を更に含み、第1のステップ又は第4のステップでは、第8ステップにおける指針11の移動の後、指針11を移動させる。
これにより、フォトインタラプタ17の検知範囲内に指針11が位置しない状態で、上記構成の指針制御方法における指針11の移動が開始される。
この結果、本実施形態に係る指針制御方法では、指針11を所定の停止位置で停止させることができる。
また、本発明の実施形態に係る指針式計器1が用いる指針制御方法は、可動範囲を移動する指針11を、該可動範囲内に定められるゼロ指示位置に復帰させる指針制御方法であって、ゼロ指示位置を含む範囲を検知範囲とするフォトインタラプタ17によって、遮光板15cが検知範囲に位置しているか否かを検出する第9のステップ(ステップS11)と、指針11が検出されなかった場合、指針11を可動範囲のいずれか一方側から他方側に閾値D1だけ移動させる第10のステップ(ステップS21及びステップS24)と、第10のステップにおける他方側に向かう指針11の移動中に、遮光板15cにおける他方側に位置する端部が検知範囲に進入したことをフォトインタラプタ17によって検出した場合、指針11を他方側に向けて所定量だけ移動させ、一方、第10のステップにおける他方側に向かう指針11の移動中に、指針11が検出されなかった場合、指針11を他方側から一方側に閾値D2だけ移動させる第11のステップ(ステップS23、ステップS25、及びステップS41)と、第11のステップにおける一方側に向かう指針11の移動中に、遮光板15cにおける一方側に位置する端部が検知範囲に進入したことをフォトインタラプタ17によって検出した場合、指針11を一方側に向けて所定量だけ移動させる第12のステップ(ステップS27)と、を含む。
これにより、ウェイクアップ時における指針11の位置に拘らず、遮光板15cの移動方向側の端部がフォトインタラプタ17により検出された後、指針11が所定量だけ移動して停止する。
この結果、本実施形態に係る指針制御方法では、指針11を所定の停止位置で停止させることができる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係る指針式計器1では、遮光板15cはアタッチメント15から突設されている構成としたが、指針11の移動にしたがって指針11の少なくとも一部により発光素子17aからの検出光が遮られる構成であればよく、例えば指針11に一体に形成された遮光部により発光素子17aからの検出光が遮られる構成としてもよい。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、ワイヤ13iにより指針11を駆動させる構成としたが、本発明の指針制御方法は、指針が回転する従来の計器に対しても適用可能であることは云うまでもない。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、センサとしてフォトインタラプタ17を用いて指針11を検出する構成としたが、他のセンサを用いてもよい。例えば、指針11側の磁力を検出するホール素子や光反射型センサのように、指針11を非接触で検出するセンサのフォトインタラプタ17に代えて用いることができる。
また、図7、図9〜図14、図16に示したフローチャートは、本発明に係る実施形態を例示したものであり、当該フローチャートに示した各ステップにおける指針11の移動方向は、本発明の技術的範囲内で適宜変更可能である。例えば、本実施形態に係る指針式計器1では、ステップS11でフォトインタラプタ17がオンであると判定した後、ステップS12で指針11を始点側に移動させる構成としたが、終点側に移動させる構成としてもよい。この際には、ステップS14及びステップS16における移動方向も逆方向とすればよい。その他のステップについても同様である。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、図14及び図16に示すように、原点復帰制御を実行する度に測定時間Tを測定する構成としたが、この測定は必ずしも原点復帰制御を実行する度に行う必要はない。例えば初回の実行時のみに測定して値を保持しておき、以後は保持されている値を読み出して利用する構成としてもよい。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、図14におけるステップS80、図16におけるステップS97、及びステップS105において、指針11を測定時間Tの半分の時間、即ちT/2の間だけ、一定速度Vで移動させる構成としたが、測定時間Tと一定速度Vとから算出される距離の半分量だけ指針11が移動する構成であればよく、ステップS80、ステップS97、及びステップS105においては必ずしも一定速度で移動させる必要はない。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、原点をゼロ指示位置としたが、指針11を復帰させる原点としては、指針11の可動範囲内のいずれの点を選択してもよい。
また、本実施形態に係る指針式計器1では、図7におけるステップS16、図9におけるステップS23、及びステップS27において、指針11の可動方向の幅Lの半分量であるL/2だけ指針11を移動させる構成としたが、指針11を移動させる量は、一定量であればよく、指針11を復帰させる原点の位置及び遮光板15cの形状等に合わせて適宜設定可能である。
また、図10に示すステップS31における処理では、フォトインタラプタ17の状態が切り替わったことを検出した後、当該状態の継続時間が閾値T1を超えたか否かを判定することにより、フォトインタラプタ17のオンオフが切り替わったことを判定する構成としたが、これに代えて、フォトインタラプタ17の状態が切り替わったことを検出した後、指針11を所定量だけ移動させ、移動後においても切り替え後の状態が継続されているか否かを判定することにより、フォトインタラプタ17のオンオフが切り替わったことを判定する構成としてもよい。
また、図11〜図13に示す処理では、指針11の積算移動距離が閾値を超えたか否かを判定し、判定の結果に応じた処理を実行する構成としたが、指針11が移動を開始してからの積算時間を測定して該測定時間が所定の閾値を超えたか否かを判定し、判定の結果に応じた処理を実行する構成としてもよい。また、閾値D1〜D5の値が適宜変更可能であることは云うまでもない。
1 指針式計器
3 見返し板
5 文字板
5a 開口部
7 液晶ディスプレイ
9 目盛
11 指針
11a 基部
11b 取付穴
11c 遮光板
11d 遮光部
13 指針駆動ユニット
13a ガイド部
13b 繰り出し機構部
13c 巻き取り機構部
13d ガイドレール
13e スライダ
13f ガイドローラ
13g ワイヤケース
13i ワイヤ
13j 巻き取り側リール
13k ステッパモータ(モータ)
15 アタッチメント
15a フック
15b 取り付けピン
15c 遮光板
17 フォトインタラプタ(センサ)
17a 発光素子
17b 受光素子
17c スリット
21 マイクロコンピュータ
23 電源
25 インターフェース
B バッテリ
IGN イグニッションスイッチ

Claims (6)

  1. 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
    前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
    前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
    前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
    を含み、
    前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
    前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
    を更に含み、
    前記第1のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
    ことを特徴とする指針制御方法。
  2. 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
    前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
    前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
    前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
    を含み、
    前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に一定速度で移動させる第4のステップと、
    前記第4のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記一方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出する第5のステップと、
    前記一方側の端部が進入したことを検出した場合、前記一方側の端部が進入したことを検出してから前記指針が前記センサによって検出されなくなるまでの測定時間を計測する第6のステップと、
    を更に含み、
    前記第1のステップでは、前記第6のステップの後、前記指針を移動させ、
    前記第3のステップでは、前記一定速度及び前記測定時間により算出される距離の半分量だけ移動させる
    ことを特徴とする指針制御方法。
  3. 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
    前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に移動させる第1のステップと、
    前記第1のステップにおける前記原点に向かう前記指針の移動中に、前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを検出する第2のステップと、
    前記他方側の端部が進入したことを検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させる第3のステップと、
    を含み、
    前記第3のステップでは、前記指針を前記他方側に向けて前記指針の少なくとも一部における該指針の可動方向に沿う幅の半分量だけ移動させる
    ことを特徴とする指針制御方法。
  4. 前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
    前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
    を更に含み、
    前記第1のステップ又は前記第4のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の指針制御方法。
  5. 前記指針の移動前に、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置していることを前記センサによって検出する第7のステップと、
    前記検知範囲に位置していることを検出した場合、前記指針が前記センサによって検出されなくなるまで、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側に向けて移動させる第8のステップと、
    を更に含み、
    前記第1のステップでは、前記第8ステップにおける前記指針の移動の後、前記指針を移動させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の指針制御方法。
  6. 可動範囲を移動する指針を、該可動範囲内に定められる原点に復帰させる指針制御方法であって、
    前記原点を含む範囲を検知範囲とするセンサによって、前記指針の少なくとも一部が前記検知範囲に位置しているか否かを検出する第9のステップと、
    前記指針が検出されなかった場合、前記指針を前記可動範囲のいずれか一方側から他方側に第1の量だけ移動させる第10のステップと、
    前記第10のステップにおける前記他方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記他方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出した場合、前記指針を前記他方側に向けて所定量だけ移動させ、一方、前記第10のステップにおける前記他方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針が検出されなかった場合、前記指針を前記他方側から前記一方側に第2の量だけ移動させる第11のステップと、
    前記第11のステップにおける前記一方側に向かう前記指針の移動中に、前記指針の少なくとも一部における前記一方側に位置する端部が前記検知範囲に進入したことを前記センサによって検出した場合、前記指針を前記一方側に向けて前記所定量だけ移動させる第12のステップと、
    を含むことを特徴とする指針制御方法。
JP2012090354A 2012-04-11 2012-04-11 指針制御方法 Active JP5952621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090354A JP5952621B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 指針制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090354A JP5952621B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 指針制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013217849A JP2013217849A (ja) 2013-10-24
JP5952621B2 true JP5952621B2 (ja) 2016-07-13

Family

ID=49590095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090354A Active JP5952621B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 指針制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5952621B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744974Y2 (ja) * 1987-06-23 1995-10-11 ジェコ−株式会社 針式表示装置
JP3590755B2 (ja) * 2000-03-21 2004-11-17 矢崎総業株式会社 ステッピングモータ式指示計器
JP5190406B2 (ja) * 2009-04-03 2013-04-24 矢崎総業株式会社 指針の原点復帰方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013217849A (ja) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5190406B2 (ja) 指針の原点復帰方法
KR101359881B1 (ko) 지침식 계기
US9415970B2 (en) Wire reel, reinforcing bar binding machine, and rotational information detecting method
US7113077B2 (en) System and method for providing a display utilizing a fast photon indicator
WO2007086659A1 (en) Voice coil module
JP2011191299A (ja) 車両システムの状態表示のための指示器の運動アーキテクチャ
JP4396384B2 (ja) 鉄筋結束機
JP5247248B2 (ja) 指針移動装置
JP5952621B2 (ja) 指針制御方法
JP4387750B2 (ja) 指示位置補正方法及びその装置、並びに、指示装置
KR101676154B1 (ko) 차량용 지시 계기
KR100348597B1 (ko) 계측 장치 및 이를 이용한 완구
JP5951347B2 (ja) 指針移動ユニットおよびそれを有する指針計器装置
JP2012073171A (ja) 車両用指示計器
EP1061168A1 (en) A linear motor control device for driving knitting head components of a knitting machine
WO2016035332A1 (ja) 多方向入力装置
JP5902989B2 (ja) センターレス指針式表示装置
JP3764658B2 (ja) 指針式表示装置
JP3764708B2 (ja) ステッパーモータ式指示計器
JPH08295028A (ja) 記録装置
JP2002084791A (ja) ステッパモータ駆動回路
JP3058314U (ja) テープ駆動装置
JP2002139354A (ja) 指示位置補正装置及び、指示装置
JP2009168599A (ja) 指針ユニット及び指針式表示装置
JP2009168710A (ja) 位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5952621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250