JP2009168599A - 指針ユニット及び指針式表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波モータを組み込む機器の小型化や薄型化を阻害することなく、回動制御の精度の向上に貢献する。
【解決手段】指示部11aと基部11bとを有する指針本体11と、前記基部11bを覆う指針キャップ12と、前記指針キャップ12内に収容され且つ前記指針本体11の指示部11aを計測量に応じた指示位置に回動させる超音波モータ20と、前記超音波モータ20が固定され且つ前記指針キャップ12を回動自在に保持する固定手段13と、を有する指針ユニット2であって、前記指針本体11の回動中心の周りに位置付けられるように前記指針キャップ12に設けられ且つ前記超音波モータ20の回動角情報を発生するための回動角情報発生手段23と、前記回動角情報発生手段23と対向するように前記固定手段13に設けられ且つ回動角情報発生手段23と協働して検出した前記回動角情報を出力する回動角情報出力手段24と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、指針ユニット及び指針式表示装置に関し、より詳細には、指針キャップ内に超音波モータを内蔵し、該超音波モータによって指針の指示部を回動する指針ユニット及び該指針ユニットを有する指針式表示装置に関するものである。
従来よりステッピングモータは、各種OA機器、家電製品、自動車等の分野におけるアクチュエータ部品として利用されている。例えば、車両には車両速度及びエンジン回転数等の計測値を表示する指針式表示装置が搭載されており、この指針式表示装置においては、文字板の前面に配置される指針を出力軸の先端部に固定することで、指針を回動駆動する内機としてステッピングモータが用いられている。
また、指針式表示装置の内機として、可動コイル式計器、交叉コイル型可動磁石式計器等を用いることが知られているが、特許文献1等に示すように、超音波モータを用いることで、メータの小型化が検討されてきた。そして、超音波モータの原理は、公知であるように、超音波振動をステータで発生させ、該超音波振動によってステータに進行波を生じさせ、該進行波によってロータ(回動体)をさせるものである。
特開平6−230158号公報
しかしながら、特許文献1に示す超音波メータでは、位置制御手段に改良を施して小型化することで、メータ全体の小型化及び低コスト化を図ってきたが、超音波モータに回転角検出部を積層するように組み付けているため、超音波モータ及び回転角検出部の積層方向への厚みが増大してしまい、メータ全体の小型化や薄型化には限界があった。そのため、回転角検出部の追加により小型化には限界があるため、メータデザインに自由度を持たせることができないという問題があった。
また、超音波メータの組み付け作業時には、小型の超音波モータと回転角検出部とを組み付ける必要があり、メータ組み付け作業時の作業効率を低下させてしまうため、コストダウンが困難であった。このような問題は、小型の超音波モータを用いて小型化を図り且つ回動対象物の高精度の制御を必要とするデジタルカメラのズーム機構、腕時計等の指針制御機構等にも同様に生じる問題である。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、超音波モータを組み込む機器の小型化や薄型化を阻害することなく、回動制御の精度の向上に貢献することができる指針ユニット及び指針式表示装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の指針ユニットは、指示部と基部とを有する指針本体と、前記基部を覆う指針キャップと、前記指針キャップ内に収容され且つ前記指針本体の指示部を計測量に応じた指示位置に回動させる超音波モータと、前記超音波モータが固定され且つ前記指針キャップを回動自在に保持する固定手段と、を有する指針ユニットであって、前記指針本体の回動中心の周りに位置付けられるように前記指針キャップに設けられ且つ前記超音波モータの回動角情報を発生するための回動角情報発生手段と、前記回動角情報発生手段と対向するように前記固定手段に設けられ且つ前記回動角情報発生手段と協働して検出した前記回動角情報を出力する回動角情報出力手段と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の指針ユニットによれば、指針本体を回動させる超音波モータを指針キャップ内に収容し、回動角情報発生手段を回動中心の周りに位置付けるように指針キャップに形成し、該回動角情報発生手段と対向するように回動角情報出力手段を固定手段に設けるようにしたことから、指針本体の超音波モータとその回動角検出機構を大型化することなく一体に形成することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の指針ユニットにおいて、前記回動角情報発生手段が、前記回動角情報出力手段と対向する距離が前記超音波モータの回動に応じて変化する傾斜面を有し、前記回動角情報出力手段が、前記傾斜面との距離に基づいて前記回動角情報を検出する手段であることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の指針ユニットによれば、超音波モータの回動に応じて変化する傾斜面までの距離に基づいて回動角情報を検出するので、任意の回動角を検出することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の指針ユニットにおいて、前記回動角情報発生手段が、前記超音波モータの回動方向に沿って先細り形状で設けられた磁性体であり、前記回動角情報出力手段が、前記磁性体との間で生じる磁束密度に基づいて前記回動角情報を検出する手段であることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の指針ユニットによれば、超音波モータの回動に応じて変化する磁束を変化させ、該磁束変化に基づいて回動角情報を検出するので、任意の回動角を検出することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の指針式表示装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の指針ユニットと、前記指針ユニットの超音波モータを制御して、表示対象とする計測量に応じた指示位置まで前記指針の指示部を回動させる制御手段と、を有する指針式表示装置であって、前記制御手段60が、前記超音波モータ20の回動角情報出力手段24によって出力された回動角情報に基づいて、前記超音波モータ20の回動量を補正して制御する手段であることを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の指針式表示装置によれば、制御手段が指針キャップ内の超音波モータを制御して指針を計測量に応じた指示位置に回動させると共に、指針ユニットから出力された回動角情報に基づいて超音波モータの回動量を補正するので、指針の表示制度を向上することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の指針式表示装置において、前記指針本体の指示部を光輝させるための光を発する光源を有し、前記指針ユニットの超音波モータが、前記光源からの光を前記指針本体に導光する導光部を有することを特徴とする。
上記請求項5に記載した本発明の指針式表示装置によれば、光源が発した光は超音波モータの導光部を導光されて指針本体に導光され、指針本体内を指示部の先端に向かって導光されることで、指示部を光輝させる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の指針ユニットによれば、指針本体を回動させる超音波モータを指針キャップ内に収容し、指針キャップに回動角情報発生手段を形成し、該回動角情報発生手段と対向するように回動角情報出力手段を固定手段に設けるようにしたことから、小型の超音波モータを用いることができ、その指針キャップと固定手段に回動角情報発生手段及び回動角情報出力手段を設けることができるため、ロータリーエンコーダ等の超音波モータの回転角検出機構を不要とすることができる。しかも、回動角情報出力手段が出力する回動角情報を参照することで、回動体の回動角を正確に把握することができるため、回動制御の精度の向上を図ることができる。従って、指針ユニットの小型化や薄型化を図ることができるため、その指針ユニットを組み込む機器等の小型化や薄型化を図ることができ且つそのデザインに自由度を持たせることができる。また、指針ユニットを配線板等の相手部材に組み付けるだけで良いため、組み付け作業の向上を図ることができ、コストダウンに貢献することができる。
請求項2に記載した本発明の指針ユニットによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、超音波モータの回動に応じて変化する傾斜面までの距離に基づいて回動角情報を検出するようにしたことから、傾斜面までの距離を組み付ける機器等に対応させることができるため、任意の回動角情報を正確に検出して出力することが可能となり、回動角の制御の精度向上に貢献することができる。
請求項3に記載した本発明の指針ユニットによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、超音波モータの回動に応じた磁束変化に基づいて回動角情報を検出するようにしたことから、磁束の変化量を組み付ける機器等に対応させることができるため、任意の回動角情報を正確に検出して出力することが可能となり、回動角の制御の精度向上に貢献することができる。
以上説明したように請求項4に記載した本発明の指針式表示装置によれば、指針ユニットを組み付けるだけで、回動体の回動角検出機構を指針ユニットの他に設けることなく、その回動角を正確に把握することができるため、装置の小型化や薄型化を図ることができ且つデザインに自湯度を持たせることができる。従って、商品価値の向上及び組み付け作業の効率化による装置のコストダウンを図ることができる。
請求項5に記載した本発明の指針式表示装置によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、光源が発した光を超音波モータの導光部から指針本体に導光して当該指示部を光輝させるようにしたことから、超音波モータの近傍に光源を配置すればよいため、従来のように導光板等を設ける必要がなくなり、指針の近くに光源を配置することができるため、装置の小型化や簡単化を図ることができる。
以下、本発明に係る超音波モータを用いた車両用指針式表示装置(以下、指針式表示装置ともいう)の一実施形態を、図1〜図8の図面を参照して以下に説明する。なお、説明を簡単化するために、以下の実施例では本発明に係る構造のみを説明する。
図1乃至図6において、指針式表示装置1は、指針ユニット2と、文字板3と、光源5と、制御部6と、を有して構成している。このような指針式表示装置1は、公知であるコンビネーションメータに用いられる速度計(スピードメータ)、回転計(タコメータ)、燃料計、温度計、電流計、電圧計、油圧計等として用いられる。
指針ユニット2は、図1等に示すように、指針本体11と、指針キャップ12と、超音波モータ20と、固定手段13と、回動角情報発生手段23と、回動角情報出力手段24と、を有している。
指針本体11は、後述する超音波モータ20に固着されることで、超音波モータ20によって回動して計測量に応じた位置を指示部11aが指示することになる。指針本体11は、透明なアクリル樹脂等で形成されており、その指示部11aの底面(文字板30との対向面)には着色層(図示せず)が設けられている。そして、指示部11aの内部を光源5からの光を導光することで、前記着色層を光輝させて指示部11aを発光させている。即ち、本実施例では、指針ユニット2が自発光指針である場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、外光等によって利用者に視認させる指針など種々異なる実施形態とすることができる。
指針キャップ12は、文字板30に固定される固定手段3に回動自在に設けられている。指針キャップ12は、ハット状のキャップ本体12aと、該キャップ本体12a内に形成され且つ指針本体11の基部11bに形成された嵌合穴11cと嵌合する嵌合部12bと、キャップ本体12aから延在し且つ超音波モータ20を覆うリング状の袴部12cと、を有しており、それらは合成樹脂等によって一体に形成されている。そして、該嵌合部12bが前記嵌合穴11cに嵌合することで、指針キャップ12が指針本体11に固定され、指針本体11と共に回動する。
超音波モータ20は、公知であるように、回動体21と、圧電振動子22と、を一体に有して構成されている。
回動体21は、公知であるロータ等であり、中空円柱状に形成されている。回動体21は、一端側(図1中の上側)に形成され且つ指針本体11の基部11bが嵌合固定される嵌合部21aと、該嵌合部21aに繋がり且つ光源5からの光を指針本体11の基部11bに導光する導光部21bと、を有している。そして、回動体21は、嵌合部21aに嵌合固定された指針ユニット2と共に回動自在に、圧電振動子22によって保持される。
圧電振動子22は、リング状の圧電本体22aと、該本体22aに設けられた複数(図1中では3つ)の接点部22bと、を有して構成しており、それらは導電性の弾性金属部材等によって一体に形成されている。そして、圧電本体22aは、回動体21とほぼ同一の高さで且つ回動体21を回動自在に収容して保持する内径で形成されている。
複数の接点部22bの各々は、圧電本体22aから圧電振動子22の中心軸に向かって形成されている。複数の接点部22bの各々は、回動体21を接触することで、回動体21に圧力を加えた状態で密着する。そして、少なくとも複数の接点部22bの表面(回動体21との非接触面)には、公知である圧電セラミックが接着されている。そして、当該圧電セラミックに所望の高周波電圧等が印加されることにより、圧電セラミック自身が伸び縮みする電歪という現象を圧電セラミックに生じさ、その超音波振動が複数の接点部22bの各々を撓ませながら一方向に進む進行波を接点部22bに発生させる。これにより、複数の接点部22bに接触している回動体21は、その進行波の進行方向とは逆方向に回動することになる。
固定手段13は、超音波モータ20を収容し且つ指針キャップ12を回動自在に保持するアンダーケース13aと、該アンダーケース13aに形成され且つ配線板40に実装された回動角情報出力手段24を収容する収容部13bと、該アンダーケース13aに形成され且つ配線板40の挿入孔42に挿入される位置決め突起13cと、アンダーケース13aを固定する配線板40と、を有している。
配線板40は、後述する光源5及び制御部6等が実装されており、文字板3の嵌合孔31に嵌合されたアンダーケース13を螺子留めするための螺子穴41と、アンダーケース13aの位置決め突起13cが挿入される挿入孔42と、を有している。そして、配線板40には、制御部6と光源5や超音波モータ20等とを電気的に接続する回路パターン等が設けられてる。
なお、本実施例では、固定手段13がアンダーケース13aと配線板40を有する場合について説明するが、例えば、超音波センサ20を配線板40に直接固定する、アンダーケース13aに回動角情報出力手段24を設け且つ配線板40を固定手段13の構成から排除するなど種々異なる実施形態とすることができる。
回動角情報発生手段23は、図1乃至図4に示すように、指針本体11の回動中心の周りに位置付けられる略リング状に、指針キャップ12の袴部12cの端面に設けられ且つ超音波モータ20の回動角情報を発生するための手段となっている。そして、回動角情報発生手段23は、所定の回動角に応じて回動角情報出力手段24までの距離(対向距離)が変化する複数の傾斜面23aを有している。
本実施形態では、図4に示すように、複数の傾斜面23aの各々が0〜20、21〜40、41〜60などというように、20度単位の回動角に対応するように形成されている。なお、本実施形態では、回動角情報発生手段23が、複数の傾斜面23aを連続的に形成したノコギリ状に形成した場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、複数の傾斜面23aの間に間隔を設けたり、上昇及び下降の傾斜面を組み合わせるなど種々異なる実施形態とすることができる。また、表示範囲が0〜200である場合に、それを1つの傾斜面とすることもできる。
回動角情報出力手段24は、図3又は図4に示すように、回動角情報発生手段23と対向するように固定手段13の配線板40に設けられ且つ前記回動角情報発生手段23と協働して検出した回動角情報を出力する。本実施形態では、回動角情報出力手段24が、フォトインタラプタを用いており、図5に示すように、発光素子24aと受光素子24bとを有している。発光素子24aと受光素子24bの間は電気的に切り離されており、各々は接地れている。
発光素子24aの入力端子は、制御部6と電気的に接続しており、そこから入力された電気信号を光り信号に変換し、回動角情報発生手段23の傾斜面23aに向けて出射する。そして、受光素子24bの出力端子は、制御部6と電気的に接続しており、傾斜面23aで反射した光信号を受光し、その光信号を電気信号に戻して制御部6に出力する。
よって、その出力する電気信号の電圧は、図4に示すように、指針キャップ12が回動方向Rに回動されると、回動角情報発生手段23と回動角情報出力手段24との対向距離によって変化するため、制御部6はその電気信号を回動角情報として検出することで、回動角情報発生手段23と回動角情報出力手段24の対向距離を検出して超音波モータ20の回動角を検出することができる。このように回動角情報としては、回動角、回動量等を特定するための情報となっており、その構成は任意に設定することができる。
文字板30は、図1に示すように、合成樹脂等によって平板状に形成されており、その表面には、上述した指針ユニット2が指示する目盛、数字、記号等の指標が、その指示部11aの回動許容範囲に対応するように略円弧状に配置されている(図示せず)。これにより、前記指標と指示部11aとが協働して計測量を表示することになる。また、文字板30は、上述したアンダーケース13を係合する嵌合孔31を有している。
配線板40は、後述する光源5及び制御部6等が実装されており、文字板30の嵌合孔31に嵌合されたアンダーケース13を螺子留めするための螺子穴41と、アンダーケース13の位置決め突起13aが挿入される挿入孔42と、を有している。そして、配線板40には、制御部6と光源5や超音波モータ20等とを電気的に接続する回路パターン等が設けられてる。
光源5は、LED、バルブ等が用いられ、制御部6によって点灯/消灯等の制御される。そして、光源5が発した光は、超音波モータ20の回動体23内を導光部22bを導光されて指針ユニット2の基部11bに到達し、その基部11bから指針本体11a内に取り込まれると、指示部11aの先端に向かって指針本体11a内を導光される。これにより、指示部11a内に導かれた光によって指示部11aを光輝させることになる。
制御部6は、図5に示すように、基本的にCPU(中央処理装置)61、ROM(読み出し専用メモリー)62、及びRAM(随時書き込み読み出しメモリー)63を含むマイクロコンピュータから構成されている。CPU61はROM62に記憶されている制御処理プログラム等にしたがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実行する。RAM63には、CPU61が各種の処理を実行する上において必要なデータ、プログラム等が適宜記憶される。
制御部6には、上述した回動角情報出力手段24、駆動部64、センサ部71、車両のイグニッションスイッチ(IGNスイッチ)72等が電気的に接続されている。そして、駆動部64は、制御部6から要求された回動角に応じた超音波振動を発生させるために、複数の回動角に対応した電圧を、回動方向を考慮して圧電振動子22に印加する。これにより、圧電振動子22は回動体21を回動角だけ回動され、指針ユニット2の指示部11aを計測量に応じた指示位置まで回動(移動)させることができる。
センサ部71は、指針式表示装置1の表示対象となる計測量を検出するためのパルス信号を制御部30に出力する。センサ部71は、表示対象が車両の速度の場合は速度センサ、エンジンの回転数の場合は回転センサ等が用いられる。そして、制御部6は、入力されるパルス信号に基づいて表示対象の計測量を算出(計測)する。また、制御部6は、IGNスイッチ72のON/OFF状態を検出可能な構成となっている。
次に、上述した構造の指針式表示装置1の組み付け作業の一例を以下に説明する。
まず、アンダーケース13に圧電振動子22が固定され、該圧電振動子22に対して回動体21が回動自在に組み付けられる。そして、その回動体21に指針本体11が固定され、超音波モータ20と指針ユニット2の基部11bを覆うように指針キャップ12が装着されることで指針ユニット2が完成する。そして、指針ユニット2を文字板30の表面側から近づけてその嵌合孔31に嵌合し、文字板30の裏面側から配線板40を近づけて、アンダーケース13の位置決め突起13aを配線板40の挿入孔42に挿入させ、螺子43によって配線板40と指針ユニット2を固定する。これにより、指針ユニット2と配線板40の間に文字板30が位置付けられ、且つ、光源5と指針ユニット2の基部11bの端面が対向した状態になり、配線板40の制御部6と超音波モータ20とが電気的に接続される。
次に、図5に示すCPU61が実行する本発明に係る制御処理の一例を、図6のフローチャートを参照して以下に説明する。
車両のバッテリ等からの電力の供給によりCPU61がROM62の制御処理プログラムを実行すると、図4に示すステップS11において、センサ部71からセンサ信号が測定量情報としてRAM63に取り込まれ、ステップS12において、回動角情報出力手段24の発光素子24aに所定の電気信号が出力され、これによる光信号の回動角情報発生手段23の傾斜面23aでの反射に応じて、回動角情報出力手段24によって出力された電気信号が回動角情報としてRAM63に取り込まれ、その後ステップS13に進む。
ステップS13において、RAM63の回動角情報に基づいて超音波モータ20の回動角、即ち指針ユニット2の指示部11aの現在の指示位置が特定され、この現在の指示位置に基づいてRAM63の現在振れ角が補正され、RAM63の測定量情報に基づいて指針ユニット2の現在の指示位置からの目標振れ角がRAM63に算出され、ステップS14において、現在指示している振れ角から目標振れ角までを円滑に移動させるための変化量が算出され、該変化量が加算されてRAM63の現在振れ角が更新され、その後ステップS15に進む。
ステップS15において、更新した現在振れ角まで指針ユニット2を回動させるための駆動情報が生成されて駆動部64に出力されることで、駆動部64は超音波モータ20の圧電振動子22に駆動情報に対応した電圧を印加して、指針ユニット2の指示部11aを現在振れ角が示す指示位置まで回動させ、その後ステップS16に進む。
ステップS16において、IGNスイッチ72がONからOFFに変化したか否かが判定される。IGNスイッチ72がOFFされていないと判定された場合は(ステップS16でN)、ステップS17において、RAM63の現在振れ角と目標振れ角が等しいか否かが判定される。現在振れ角と目標振れ角が等しくない、つまり、指針ユニット2が目標振れ角に到達していないと判定された場合は(S17でN)、ステップS14に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、現在振れ角と目標振れ角が等しい、つまり、指針ユニット2が目標振れ角に到達したと判定された場合は(S17でY)、ステップS11に戻り、新たな計測量に対して一連の処理を繰り返す。
また、ステップS16でIGNスイッチ72がOFFされたと判定された場合は(S12でY)、指針ユニット2を検出した0位置まで復帰させるための振れ角0゜を示す駆動情報が駆動部64に出力されることで、指針ユニット2は0位置に復帰され、その後処理を終了する。
次に、上述した本発明に係る指針ユニット2を有する指針式表示装置1の動作(作用)の一例を以下に説明する。
指針式表示装置1は、車両のバッテリ等からの電力の供給によって起動されると、光源5を点灯させる。これにより、光源5からの光は、超音波モータ20の回動体21内の導光部21bを通過して指針本体11の基部11bに至り、指針本体11内を指示部11aの先端方向に向かって導光されることで、指示部11aを光輝させる。
これと共に、指針式表示装置1は、センサ部71からのパルス信号に基づいて表示対象の計測量を算出し、超音波モータ20が出力した回動角情報の示す指針ユニット2の現在指示位置と計測量に基づいて目標振れ角(回動角)を算出し、その目標振れ角まで回動させるための電圧を超音波モータ20に印加する。そして、超音波モータ20は、圧電振動子22に上記進行波を発生して回動体20を計測量に対応した回動角まで回動する。これにより、指針ユニット2は計測量に対応した位置を指示することになる。
また、回動角情報出力手段24は、超音波モータ20の回動体21の回動量に応じた回動角情報を制御部6に出力するので、制御部6は、その回動角情報に基づいて指針ユニット2の現在振れ角を補正して超音波モータ20の回動を制御する。このように指針式表示装置1は、計測量の変化に応じて超音波モータ20の駆動を補正しながら制御して、指針ユニット2を計測量に対応した指示位置に回動させて、指針ユニット2と文字板30とを協働させて計測量を表示する。
以上説明した指針ユニット2によれば、指針本体11を回動させる超音波モータ20を指針キャップ12内に収容し、指針キャップ12に回動角情報発生手段23を形成し、該回動角情報発生手段23と対向するように回動角情報出力手段24を固定手段13に設けるようにしたことから、小型の超音波モータ20を用いることができ、その指針キャップ12と固定手段13に回動角情報発生手段23及び回動角情報出力手段24を設けることができるため、ロータリーエンコーダ等の超音波モータ20の回転角検出機構を不要とすることができる。しかも、回動角情報出力手段24が出力する回動角情報を参照することで、回動体21の回動角を正確に把握することができるため、回動制御の精度の向上を図ることができる。従って、指針ユニット2の小型化や薄型化を図ることができるため、その指針ユニットを組み込む指針式表示装置1の小型化や薄型化を図ることができ且つそのデザインに自由度を持たせることができる。また、指針ユニット2を配線板40等の相手部材に組み付けるだけで良いため、組み付け作業の向上を図ることができ、コストダウンに貢献することができる。
また、超音波モータ20の回動に応じて変化する回動角情報発生手段23の傾斜面23aまでの距離に基づいて回動角情報を検出するようにしたことから、傾斜面23aまでの距離を組み付ける指針式表示装置1等に対応させることができるため、任意の回動角情報を正確に検出して出力することが可能となり、回動角の制御の精度向上に貢献することができる。
指針式表示装置1によれば、指針ユニット2を組み付けるだけで、回動体21の回動角検出機構を指針ユニット2の他に設けることなく、その回動角を正確に把握することができるため、装置の小型化や薄型化を図ることができ且つデザインに自湯度を持たせることができる。従って、商品価値の向上及び組み付け作業の効率化による装置のコストダウンを図ることができる。
また、光源5が発した光を超音波モータ20の導光部21bから指針本体11に導光して当該指示部11aを光輝させるようにしたことから、超音波モータ20の近傍に光源5を配置すればよいため、従来のように導光板等を設ける必要がなくなり、指針ユニット2の近くに光源を配置することができるため、装置の小型化や簡単化を図ることができる。
なお、上述した実施例1の指針ユニット2は、回動角情報発生手段23の傾斜面23aをその断面が略三角形とした場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、傾斜面23aを階段状に形成する、不規則な傾斜面とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
上述した実施例1では、回動角情報発生手段23に複数の傾斜面23aを設ける場合について説明したが、実施例2では、回動角情報出力手段23の他の構成とそれに対応する回動角情報出力手段24の一例を説明する。なお、基本構成は実施例1の指針式表示装置1と同一であるため、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7において、指針式表示装置1は、指針ユニット2と、文字板3と、光源5と、制御部6(図5を参照)と、を有して構成している。このような指針式表示装置1は、公知であるコンビネーションメータに用いられる速度計(スピードメータ)、回転計(タコメータ)、燃料計、温度計、電流計、電圧計、油圧計等として用いられる。
指針ユニット2は、指針本体11と、指針キャップ12と、超音波モータ20と、固定手段13と、回動角情報発生手段23と、回動角情報出力手段24と、を有している。そして、指針キャップ12は、ハット状のキャップ本体12aと、該キャップ本体12a内に形成され且つ指針本体11の基部11bに形成された嵌合穴11cと嵌合する嵌合部12bと、固定手段13と対向するキャップ本体12aのリング状の端面12dと、を有しており、それらは合成樹脂等によって一体に形成されている。そして、該嵌合部12bが前記嵌合穴11cに嵌合することで、指針キャップ12が指針本体11に固定され、指針本体11と共に回動する。
回動角情報発生手段23は、図8に示すように、超音波モータ20の回動方向に沿って先細り形状で、指針キャップ12の端面12dの表面に設けられた磁性体23bを有している。この磁性体23bは、回動角情報出力手段24との対向する部分の磁束密度が、指針キャップ12の回動変化に応じて変化する先細り形状となっている。例えば、表示範囲が0〜200である場合、指標の数値が大きくなるに従って、磁束が徐々に減少するように磁性体23bを形成している。
このように本実施形態では、磁束密度を回動角の増加に伴って磁束密度を減少させる場合について説明するが、磁束密度を回動角の増加に伴って磁束密度を増加させる、所望の回動角に応じて段階的(デジタル的)に変化させるなど種々異なる実施形態とすることができる。
回動角情報出力手段24は、図7に示すように、回動角情報発生手段23の磁性体23bと対向するように固定手段13に設けられ且つ回動角情報発生手段23と協働して検出した回動角情報を出力する。回動角情報出力手段24は、固定手段13に内蔵した接続端子(図示せず)を配線板40の配線パターンに電気的に接続することで、制御部6と電気的に接続している。
回動角情報出力手段24は、ホール効果を利用したホール素子等の磁気量を電気量に変換する電子機器が用いられ、その電気量を示す電気信号を制御部6に出力する。そして、制御部6は、その入力された電気信号を回動角情報として検出することで、回動角情報発生手段23と回動角情報出力手段24の磁束密度を検出して超音波モータ20の回動角を検出することができる。このように回動角情報としては、回動角、回動量等を特定するための情報となっており、その構成は任意に設定することができる。
次に、上述した実施例2に係る指針ユニット2及び指針式表示装置1の動作(作用)の一例を以下に説明する。
指針式表示装置1は、車両のバッテリ等からの電力の供給によって起動されると、光源5を点灯させる。これにより、光源5からの光は、超音波モータ20の回動体21内の導光部21bを通過して指針本体11の基部11bに至り、指針本体11内を指示部11aの先端方向に向かって導光されることで、指示部11aを光輝させる。
これと共に、指針式表示装置1は、センサ部71からのパルス信号に基づいて表示対象の計測量を算出し、超音波モータ20が出力した回動角情報の示す指針ユニット2の現在指示位置と計測量に基づいて目標振れ角(回動角)を算出し、その目標振れ角まで回動させるための電圧を超音波モータ20に印加する。そして、超音波モータ20は、圧電振動子22に上記進行波を発生して回動体20を計測量に対応した回動角まで回動する。これにより、指針ユニット2は計測量に対応した位置を指示することになる。
また、回動角情報出力手段24は、回動角情報発生手段23の磁性体23bとの間に生じる磁束密度に応じた回動角情報を制御部6に出力するので、制御部6は、その回動角情報から超音波モータ20の現在の回動角を検出し、指針ユニット2の現在振れ角を補正して超音波モータ20の回動を制御する。このように指針式表示装置1は、計測量の変化に応じて超音波モータ20の駆動を補正しながら制御して、指針ユニット2を計測量に対応した指示位置に回動させて、指針ユニット2と文字板30とを協働させて計測量を表示する。
以上説明した指針ユニット2によれば、指針本体11を回動させる超音波モータ20を指針キャップ12内に収容し、指針キャップ12に回動角情報発生手段23を形成し、該回動角情報発生手段23と対向するように回動角情報出力手段24を固定手段13に設けるようにしたことから、小型の超音波モータ20を用いることができ、その指針キャップ12と固定手段13に回動角情報発生手段23及び回動角情報出力手段24を設けることができるため、ロータリーエンコーダ等の超音波モータ20の回転角検出機構を不要とすることができる。しかも、回動角情報出力手段24が出力する回動角情報を参照することで、回動体21の回動角を正確に把握することができるため、回動制御の精度の向上を図ることができる。従って、指針ユニット2の小型化や薄型化を図ることができるため、その指針ユニット2を組み込む指針式表示装置1の小型化や薄型化を図ることができ且つそのデザインに自由度を持たせることができる。また、指針ユニット2を配線板40等の相手部材に組み付けるだけで良いため、組み付け作業の向上を図ることができ、コストダウンに貢献することができる。
また、超音波モータ20の回動に応じた磁束変化に基づいて回動角情報を検出するようにしたことから、磁束の変化量を組み付ける指針式表示装置1に対応させることができるため、任意の回動角情報を正確に検出して出力することが可能となり、回動角の制御の精度向上に貢献することができる。
指針式表示装置1によれば、指針ユニット2を組み付けるだけで、回動体21の回動角検出機構を指針ユニット2の他に設けることなく、その回動角を正確に把握することができるため、装置の小型化や薄型化を図ることができ且つデザインに自湯度を持たせることができる。従って、商品価値の向上及び組み付け作業の効率化による装置のコストダウンを図ることができる。
回動角情報発生手段23として指針照明用の光源5を用いる場合の実施形態を以下に説明する。なお、基本構成は上述した指針式表示装置1と同一であるため、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
指針式表示装置1は、図9に示すように、指針ユニット2と、文字板3と、光源5(図1,7等を参照)と、制御部6(図5を参照)と、を有して構成している。このような指針式表示装置1は、公知であるコンビネーションメータに用いられる速度計(スピードメータ)、回転計(タコメータ)、燃料計、温度計、電流計、電圧計、油圧計等として用いられる。
指針ユニット2は、指針本体11と、指針キャップ12と、超音波モータ20と、固定手段13と、回動角情報発生手段23と、回動角情報出力手段24と、を有している。そして、指針キャップ12は、キャップ本体12aと、嵌合部12bと、袴部12eと、を有している。そして、袴部12eは、キャップ本体12aから配線板40の表面付近まで延在し、且つ、超音波モータ20及び光源5を覆う中空円柱状に合成樹脂等によって一体に形成されている。
回動角情報発生手段23は、図9に示すように、指針キャップ12の袴部12eの配線板40寄りに形成された複数のスリット23cを有している。複数のスリット23cは、超音波モータ20の回動方向に沿って並設され、且つ、袴部12eを貫通するように形成されている。各スリット23cは、袴部12e内で光源5が発した光の一部を外部に向かって透過させる。なお、複数のスリット23cの幅は、超音波モータ20の回動角に対応させて均一とする、徐々に変化させるなど任意に設定することができる。
回動角情報出力手段24は、図9に示すように、回動角情報発生手段23の各スリット23cからの光の透過/遮光を検出する各種光センサ(フォトセンサ)が任意に用いられ、複数のスリット23cが設けられた袴部12eと対向するように配線板40に設けられている。回動角情報出力手段24は、配線板40の配線パターンと電気的に接続されることで、制御部6と電気的に接続される。
回動角情報出力手段24は、超音波モータ20によって指針キャップ12の袴部12e回動によってスリット23cが移動することによって生じる、各スリット23cによる光の遮光/透過の繰り返しをパルスとして検出する。そして、そのパルスに応じたパルス信号を制御部6に出力する。そして、制御部6は、そのパルス信号のパルス数をカウントすることにより、超音波モータ20の回動角を検出する。即ち、複数のスリット23cを回動角に対応させることで、制御部6が任意の回動角を検出することが可能な構成となっている。そして、回動角情報としては、回動角、回動量等を特定するための情報となっており、その構成は任意に設定することができる。
次に、上述した実施例2に係る指針ユニット2及び指針式表示装置1の動作(作用)の一例を以下に説明する。
指針式表示装置1は、車両のバッテリ等からの電力の供給によって起動されると、光源5を点灯させる。これにより、光源5からの光は、超音波モータ20の回動体21内の導光部21bを通過して指針本体11の基部11bに至り、指針本体11内を指示部11aの先端方向に向かって導光されることで、指示部11aを光輝させると共に、その光の一部は袴部12eのスリット23cから外部に透過する。
これと共に、指針式表示装置1は、センサ部71からのパルス信号に基づいて表示対象の計測量を算出し、超音波モータ20が出力した回動角情報の示す指針ユニット2の現在指示位置と計測量に基づいて目標振れ角(回動角)を算出し、その目標振れ角まで回動させるための電圧を超音波モータ20に印加する。そして、超音波モータ20は、圧電振動子22に上記進行波を発生して回動体20を計測量に対応した回動角まで回動する。これにより、指針ユニット2は計測量に対応した位置を指示することになる。
また、回動角情報出力手段24は、回動角情報発生手段23のスリット23cの回動による光の遮光/透過に対応した回動角情報を制御部6に出力するので、制御部6は、その回動角情報から超音波モータ20の現在の回動角を検出し、指針ユニット2の現在振れ角を補正して超音波モータ20の回動を制御する。このように指針式表示装置1は、計測量の変化に応じて超音波モータ20の駆動を補正しながら制御して、指針ユニット2を計測量に対応した指示位置に回動させて、指針ユニット2と文字板30とを協働させて計測量を表示する。
以上説明した指針ユニット2によれば、指針本体11を回動させる超音波モータ20を指針キャップ12内に収容し、指針キャップ12の袴部12eに回動角情報発生手段23を形成し、該回動角情報発生手段23と対向するように回動角情報出力手段24を配線板40に設けるようにしたことから、小型の超音波モータ20を用いることができ、その指針ユニット2として回動角情報発生手段23及び回動角情報出力手段24を一体に設けることができるため、ロータリーエンコーダ等の超音波モータ20の回転角検出機構を不要とすることができる。しかも、回動角情報出力手段24が出力する回動角情報を参照することで、回動体21の回動角を正確に把握することができるため、回動制御の精度の向上を図ることができる。従って、指針ユニット2の小型化や薄型化を図ることができるため、その指針ユニット2を組み込む指針式表示装置1の小型化や薄型化を図ることができ且つそのデザインに自由度を持たせることができる。また、指針ユニット2を配線板40等の相手部材に組み付けるだけで良いため、組み付け作業の向上を図ることができ、コストダウンに貢献することができる。
また、回動角情報発生手段23は指針照明用の光源5を用いていることから、回動角を検出するために新たな光源等を用いる必要がないため、指針ユニット2のさらなる小型化及びコストダウンを図ることができる。
指針式表示装置1によれば、指針ユニット2を組み付けるだけで、回動体21の回動角検出機構を指針ユニット2の他に設けることなく、その回動角を正確に把握することができるため、装置の小型化や薄型化を図ることができ且つデザインに自湯度を持たせることができる。従って、商品価値の向上及び組み付け作業の効率化による装置のコストダウンを図ることができる。
なお、上述した回動角情報発生手段23と回動角情報出力手段24は、例えば回動角情報発生手段23を白黒等のグラデーションとし、回動角情報出力手段24がそれを光学的に検出して回動角情報として出力するなど種々異なる実施形態とすることができる。
なお、上述した実施例では、超音波モータ20を車両用表示装置1に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えばOA機器、家電製品等の各種電子機器に適用することができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
実施例1に係る指針ユニット及び指針式表示装置の分解斜視図である。 図1の指針式表示装置の断面の一部を示す部分断面拡大模式図である。 指針式表示装置における回動角情報発生手段と回動角情報出力手段との配置関係を説明するための図である。 指針式表示装置における回動角情報出力手段の出力例を説明するための図である。 指針式表示装置の概略構成を示す構成図である。 図5のCPUが実行する制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施例2に係る指針式表示装置の断面の一部を示す部分断面拡大模式図である。 実施例2に係る回動角情報発生手段と回動角情報出力手段の関係の一例を説明するための図である。 実施例3に係る指針式表示装置の回動角情報発生手段と回動角情報出力手段との配置関係を説明するための図である。
符号の説明
1 指針式表示装置
2 指針ユニット
3 文字板
5 光源
6 制御手段(制御部)
11 指針本体
11a 指示部
11b 基部
12 指針キャップ
13 固定手段
20 超音波モータ
21 回動体
22 圧電振動子
23 回動角情報発生手段
24 回動角情報出力手段
40 配線板

Claims (5)

  1. 指示部と基部とを有する指針本体と、前記基部を覆う指針キャップと、前記指針キャップ内に収容され且つ前記指針本体の指示部を計測量に応じた指示位置に回動させる超音波モータと、前記超音波モータが固定され且つ前記指針キャップを回動自在に保持する固定手段と、を有する指針ユニットであって、
    前記指針本体の回動中心の周りに位置付けられるように前記指針キャップに設けられ且つ前記超音波モータの回動角情報を発生するための回動角情報発生手段と、
    前記回動角情報発生手段と対向するように前記固定手段に設けられ且つ前記回動角情報発生手段と協働して検出した前記回動角情報を出力する回動角情報出力手段と、
    を有することを特徴とする指針ユニット。
  2. 前記回動角情報発生手段が、前記回動角情報出力手段と対向する距離が前記超音波モータの回動に応じて変化する傾斜面を有し、
    前記回動角情報出力手段が、前記傾斜面との距離に基づいて前記回動角情報を検出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の指針ユニット。
  3. 前記回動角情報発生手段が、前記超音波モータの回動方向に沿って先細り形状で設けられた磁性体であり、
    前記回動角情報出力手段が、前記磁性体との間で生じる磁束密度に基づいて前記回動角情報を検出する手段であることを特徴とする請求項1に記載の指針ユニット。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の指針ユニットと、前記指針ユニットの超音波モータを制御して、表示対象とする計測量に応じた指示位置まで前記指針の指示部を回動させる制御手段と、を有する指針式表示装置であって、
    前記制御手段が、前記超音波モータの回動角情報出力手段によって出力された回動角情報に基づいて、前記超音波モータの回動量を補正して制御する手段であることを特徴とする指針式表示装置。
  5. 前記指針本体の指示部を光輝させるための光を発する光源を有し、
    前記指針ユニットの超音波モータが、前記光源からの光を前記指針本体に導光する導光部を有することを特徴とする請求項4に記載の指針式表示装置。
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