JP2003134887A - 初期化駆動装置 - Google Patents

初期化駆動装置

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JP2003134887A
JP2003134887A JP2001319443A JP2001319443A JP2003134887A JP 2003134887 A JP2003134887 A JP 2003134887A JP 2001319443 A JP2001319443 A JP 2001319443A JP 2001319443 A JP2001319443 A JP 2001319443A JP 2003134887 A JP2003134887 A JP 2003134887A
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Japan
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initialization
stepping motor
drive device
initialization drive
excitation
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JP2001319443A
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Yoshihisa Yamada
吉寿 山田
Hidemasa Umehara
英正 梅原
Yoshiyuki Muramatsu
芳幸 村松
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Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
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Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/24Arrangements for stopping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用指示装置内の指針が、イグニッション
スイッチオン後、迅速に指示を行えるようにするととも
に、初期化動作時の指針挙動のドライバー目撃頻度低下
を図った初期化駆動装置を提供する。 【解決手段】 検出手段8a−3が、車両ドアの開閉動
作が行われたことを検出する。駆動開始手段8a−4
が、検出手段8a−3の検出に応じて、初期化駆動手段
8a−1によるステッピングモータの回転を開始させ
る。被駆動部材がストッパに向かって移動するように、
初期化駆動手段8a−1がステッピングモータを回転さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、初期化駆動装置
に係わり、特に、車両用指示装置内に備えられた指針駆
動用ステッピングモータの脱調状態をリセットする初期
化駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータを用いた車両
用指示装置として、図1に示すような、指示計器が知ら
れている。同図において、指示計器は、ステッピングモ
ータ1と、このステッピングモータ1の回転に連動する
指針2と、ステッピングモータ1を正逆回転させるステ
ッピングモータ用駆動装置8(以下、単に駆動装置8と
略記する。)とを備えている。上述したステッピングモ
ータ1は、2つの励磁コイル1a1及び1a2と、NS
極が交互に3極づつ着磁され、励磁コイル1a1及び1
a2の励磁状態の変化に追従して回転する回転子1b
と、回転子1bの駆動力を指針2に伝えるギア1dとを
備えている。
【0003】さらに、ステッピングモータ1は、指針2
側のギア1dの裏側に設けられ、回転子1bの回転動作
に連動する被駆動部材としての片1eと、上記励磁コイ
ル1a1及び1a2、回転子1b、ギア1d及び片1e
を収容する図示しない収容ケースに設けられ、片1eと
の当接により、回転子1bの回転を機械的に停止させる
ストッパ1fとを備えている。
【0004】なお、片1eがストッパ1fに向かうよう
に、ステッピングモータ1を回転させることを逆回転、
逆回転中の指針2の回転方向を逆回転方向Y1とする。
これに対して、片1eがストッパ1fから離れるよう
に、ステッピングモータ1を回転させることを正回転、
正回転中の指針2の回転方向を正回転方向Y2とする。
また、ストッパ1fは、片1eと当接したとき、指針2
が文字板上の0km/hの目盛上を指示するように設け
られている。
【0005】上記指示計器が例えば車速計として用いら
れている場合、駆動装置3は、指針2の目標位置θと、
現位置θ′との差である移動量θ−θ′に応じて、回転
子1bを回転させることにより、指針2が差分θ−θ′
だけ移動して目標位置θを指示するようになる。上記目
標位置θは、車速センサの出力である速度情報に基づき
算出された角度データθiが入力される毎に、当該角度
データθiに更新される。なお、上記角度データθi
は、速度情報0km/hのとき、基準角度0°が算出さ
れ、速度情報が増加するに従って、増加するデータであ
る。
【0006】ところで、上記指示計器は、車両の振動あ
るいは雑音が重畳している角度データD1の入力等の原
因により、指針2が本来移動すべき移動量(=差分θ−
θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしま
うことがあった。そして、この脱調が繰り返されると、
指針2が指示する速度と、速度センサが計測した速度情
報との間で差異が生じ、指示計器は正確な指示を行うこ
とができなくなってしまう。
【0007】そこで、このような問題を解決するため
に、駆動装置8に後述する初期化動作を行わせる。初期
化動作において、駆動装置8は、イグニッションスイッ
チがオンする毎に、片1eがストッパ1f側に向かうよ
うに、ステッピングモータ1を逆回転させる。さらに、
駆動装置8は、片1eがストッパ1fに当接して、指針
2が文字板上の0km/hの目盛上である当接位置に機
械的に停止すると、励磁コイル1a1及び1a2を予め
定めた初期励磁状態に保持して、ステッピングモータ1
の回転を電気的に停止する。以上の初期化動作を行うこ
とにより、現位置θが0°であると認識しているとき、
指針2も実際に当接位置である0km/hの目盛上を指
示することとなるため、指針2が指示する速度と、速度
センサが計測した速度情報との間の差異をリセットする
ことができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た指示計器は、イグニッションスイッチがオンとなるタ
イミングで、初期化動作を行っている。このため、従来
の指示計器は、イグニッションスイッチのオンに応じて
起動した後、計測値等をすぐに指示することができない
という問題があった。特に、上記指示計器を、タコメー
タに用いた場合、エンジンが始動しているにも拘わら
ず、初期化動作を行っていて、エンジン回転数を指示し
ていないことがある。また、従来から、この初期化動作
時の指針の挙動をドライバーの目に触れないように行い
たいという要望もあった。
【0009】そこで、このような問題を解決するため
に、イグニッションスイッチがオフとなるタイミング
で、初期化動作を行うことも考えられる。しかしなが
ら、初期化動作を行ってから、指示計器を起動するまで
の時間が長いと、その間に、車に振動が加わり、脱調が
生じてしまう可能性が高くなる。このため、指示計器を
起動したときには、脱調が生じており、正確な指示を行
うことができなくなる。
【0010】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、車両ドアの開閉動作に応じて、初期化動作開始
することにより、車両用指示装置内の指針が、イグニッ
ションスイッチオン後、迅速に指示を行えるようにする
とともに、初期化動作時の指針挙動のドライバー目撃頻
度低下を図った初期化駆動装置を提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、車両用指示装置内に備えられた指針駆動用
ステッピングモータ1の回転動作に連動する被駆動部材
が、該被駆動部材との当接により、前記ステッピングモ
ータの回転を機械的に停止させるストッパに向かって移
動するように、前記ステッピングモータを回転させる初
期化駆動手段8a−1と、前記被駆動部材が前記ストッ
パに当接した後、前記ステッピングモータの回転を電気
的に停止させる駆動停止手段8a−2とを備えた初期化
駆動装置において、車両ドアの開閉動作が行われたこと
を検出する検出手段8a−3と、イグニッションスイッ
チがオフ状態であるとき、前記検出手段の検出に応じ
て、前記初期化駆動手段による前記ステッピングモータ
の回転を開始させる駆動開始手段8a−4とを備えたこ
とを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0012】請求項1記載の発明によれば、検出手段
が、車両ドアの開閉動作が行われたことを検出する。駆
動開始手段が、イグニッションスイッチがオフ状態であ
るとき、検出手段の検出に応じて、初期化駆動手段によ
るステッピングモータの回転を開始させる。車両用指示
装置内に備えられた指針駆動用ステッピングモータの回
転動作に連動する被駆動部材が、この被駆動部材との当
接により、ステッピングモータの回転を機械的に停止さ
せるストッパに向かって移動するように、初期化駆動手
段がステッピングモータを回転させる。被駆動部材がス
トッパに当接した後、駆動停止手段がステッピングモー
タの回転を電気的に停止させる。
【0013】ドライバーは、通常、車内に進入するため
に車両ドアの開閉動作を行った後、オフ状態となってい
るイグニッションスイッチをオンして、車両用指示装置
を起動する。従って、イグニッションスイッチがオフ状
態であり、かつ、車両ドアの開閉動作が行われたことが
検出されたときに、初期化駆動手段による駆動を開始さ
せることにより、イグニッションスイッチがオンされる
直前に、初期化動作を終了させることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1記載の初期化駆動装置であっ
て、前記検出手段は、ドアロックスイッチSW2が、ド
アロックの解除又は施錠を行うためにオン又はオフした
とき、前記車両ドアの開閉動作が行われたことを検出す
ることを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0015】請求項2記載の発明によれば、ドアロック
スイッチが、ドアロックの解除又は施錠を行うためにオ
ン又はオフしたとき、検出手段が、車両ドアの開閉動作
が行われたことを検出する。従って、ドアロックの解除
又は施錠を行うためにオン又はオフするドアロックスイ
ッチを流用して、検出を行うことができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の初
期化駆動装置であって、前記検出手段は、カーテシスイ
ッチが、前記車両ドアの開閉に伴って車内ランプの点灯
又は消灯を行うために、オン又はオフしたとき、前記車
両ドアの開閉動作が行われたことを検出することを特徴
とする初期化駆動装置に存する。
【0017】請求項3記載の発明によれば、カーテシス
イッチが、車両ドアの開閉に伴って車内ランプの点灯又
は消灯を行うために、オン又はオフしたとき、車両ドア
の開閉動作が行われたことを検出する。従って、車内ラ
ンプの点灯又は消灯を行うためにオン又はオフするカー
テシスイッチを流用して、検出を行うことができる。
【0018】請求項4記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1、2又は3記載の初期化駆動装
置であって、前記駆動停止手段は、イグニッションスイ
ッチSW1がオンされるまで、前記ステッピングモータ
内の励磁コイルを所定の励磁状態に維持することによ
り、前記ステッピングモータの回転を電気的に停止させ
ることを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0019】請求項4記載の発明によれば、駆動停止手
段が、イグニッションスイッチがオンされるまで、ステ
ッピングモータ内の励磁コイルを所定の励磁状態に維持
することにより、ステッピングモータの回転を電気的に
停止させる。従って、イグニッションスイッチがオンさ
れるまでに、車両に振動が加わったりしても、指針の脱
調が発生する恐れがない。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の初
期化駆動装置であって、前記駆動停止手段は、前記所定
の励磁状態の維持を行ってから、所定時間以上経過して
も前記イグニッションスイッチがオンされなかったと
き、前記励磁コイルに対する励磁を解除することを特徴
とする初期化駆動装置に存する。
【0021】請求項5記載の発明によれば、駆動停止手
段が、所定の励磁状態の維持を行ってから、所定時間以
上経過してもイグニッションスイッチがオンされなかっ
たとき、励磁コイルに対する励磁を解除する。従って、
車両ドアの開閉動作を行ってから、所定時間以上経過し
てもイグニッションスイッチがオンされなかったとき、
励磁を解除することにより、エンジンが駆動しておら
ず、オルタネータが発電していない状態で、励磁コイル
に対する励磁がいつまでも継続されることがない。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の初
期化駆動装置であって、前記駆動開始手段は、前記駆動
停止手段による前記励磁コイルに対する励磁が解除され
た状態で、イグニッションスイッチがオンされると、前
記初期化駆動手段による前記ステッピングモータの回転
を開始させることを特徴とする初期化駆動装置に存す
る。
【0023】請求項6記載の発明によれば、駆動停止手
段による励磁コイルに対する励磁が解除された状態で、
イグニッションスイッチがオンされると、駆動開始手段
は、初期化駆動手段によるステッピングモータの回転を
開始させる。従って、励磁コイルに対する励磁が解除さ
れた状態で、イグニッションオンされると、再び初期化
動作を行うことにより、励磁コイルの励磁が解除された
状態、即ち、脱調が生じている恐れのある状態で、起動
されることがない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図2は、本発明の初期化駆動
装置を組み込んだ車両用指示装置を示す図である。この
指示装置は、上述した従来で説明したように、ステッピ
ングモータ1、指針2及び駆動装置3を備えている。上
記ステッピングモータ1も、従来と同様に、励磁コイル
1a1及び1a2、回転子1b、ギア1d、片1e(請
求項中の被駆動部材に相当。)及びストッパ1fを有し
ている。
【0025】なお、片1eがストッパ1fに向かうよう
に、ステッピングモータ1を回転させた場合の指針2の
回転方向を逆方向Y1、ストッパ1fから離れるよう
に、ステッピングモータ1を回転させた場合の指針2の
回転方向を正方向Y2とする。また、ストッパ1fは、
片1eが当接したとき、指針2がゼロを指示するように
設けられている。
【0026】上記ステッピングモータ1内の励磁コイル
1a1及び1a2は、駆動装置8に接続される。そし
て、この駆動装置8からの励磁信号の出力により、各励
磁コイル1a1及び1a2の励磁状態が変化し、回転子
1bが回転することとなる。
【0027】上述した駆動装置8は、イグニッションス
イッチSW1(以下、IGスイッチSW1)が接続さ
れ、このIGスイッチSW1がオンしたとき、Hレベル
のオン信号Sonが供給される。駆動装置8にはまた、角
度データD1が供給されている。この角度データD1
は、図示しないセンサが計測した計測値に応じたデータ
である。駆動装置8にはさらに、ドアロックスイッチS
W2が接続され、ドアロックの解除操作に応じて、Hレ
ベルの解除信号Sunlockが供給される。
【0028】上述した駆動装置8は、マイクロコンピュ
ータなどから構成され、プログラムに従って各種の処理
を行う中央演算ユニット(CPU)8aと、CPU8a
が行う処理プログラムなどを格納した読出専用メモリで
あるROM8bと、CPU8aでの各種の処理過程で利
用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納
エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM
8cなどを内蔵し、これらが図示しないバスラインによ
って相互接続されている。
【0029】上述した構成の初期化駆動装置を組み込ん
だ車両用指示装置の動作を、CPU8aの処理手順を示
す図3のフローチャートを参照して以下説明する。CP
U8aは、例えば、図示しないバッテリ電源の投入によ
って動作を開始し、図示しない初期ステップにおいて、
駆動装置8内のRAM8cに形成した各種のエリアの初
期設定を行う。
【0030】その後、CPU8aは、IGスイッチSW
1がオフ状態であり、Hレベルのオン信号Sonが供給さ
れていないとき(ステップS1でN)、ドライバーによ
りドアロックの解除操作が行われ、解除信号Sunlockが
供給されると(ステップS2でY)、検出手段及び駆動
開始手段として働き、車両ドアの開閉動作が行われたこ
とを検出して、初期化駆動処理を開始する(ステップS
3)。初期化駆動処理において、CPU8aは、初期化
駆動手段として働き、励磁コイル1a1及び1a2の励
磁状態を間欠的に変化させて、片1eがストッパ1fに
向かって移動するように、回転子1bを回転させる。こ
の初期化駆動処理により、指針2はゼロ位置に向かうこ
ととなる。
【0031】その後、片1eがストッパ1fに当接し
て、ステッピングモータ1の回転が機械的に停止したと
判断すると、CPU8aは、駆動停止手段として働き、
励磁コイル1a1及び1a2の励磁状態を変化させず、
所定の励磁状態に維持する駆動停止処理を行う(ステッ
プS4)。この駆動停止処理により、指針2がゼロを指
示した状態で、ステッピングモータ1の回転が電気的に
停止される。
【0032】ところで、上記当接判断は、例えば、回転
子1bの近くに設けた検出用コイルに発生する誘導電圧
の有無に基づき判断する。すなわち、検出用コイルに誘
導電圧が発生したときは、回転子1bが回転中であり、
片1eがストッパ1fに当接していないと判断すること
ができる。一方、検出用コイルに誘導電圧が発生してい
ないときは、回転子1bが、片1eとストッパ1fとの
当接により、機械的に停止されたと判断することができ
る。
【0033】なお、本発明の実施形態では、上記検出用
コイルとして、初期化駆動処理において、無励磁状態に
制御された励磁コイル1a1及び1a2を流用し、無励
磁状態の励磁コイル1a1及び1a2に発生する誘導電
圧の有無に基づき、当接を検出する位置検出回路(図示
せず)が設けられている。
【0034】次に、CPU8aは、RAM8c内に格納
された所定時間カウント値tのインクリメントを行う
(ステップS5)。その後、CPU8aは、オン信号S
onが供給されているか否かを判断する(ステップS
6)。オン信号Sonが供給されていれば(ステップS6
でY)、CPU8aは、ドライバーによりIGスイッチ
SW1のオン操作が行われたと判断して、通常駆動処理
を行う(ステップS7)。
【0035】上記通常駆動処理とは、角度データD1に
応じた励磁信号を出力して、各励磁コイル1a1及び1
a2の励磁状態を変化させることにより、角度データD
1に応じた角度だけ回転子1bを正逆回転させる処理で
ある。この通常駆動処理により、指針2は、計測値を指
示することとなる。その後、IGスイッチSW1がオフ
操作され、オン信号Sonの出力が停止されると、CPU
8aは、通常駆動処理を終了して、ステップS1に戻
る。
【0036】一方、ステップS4の駆動停止処理を行っ
てから、オン信号Sonが供給されない状態が、所定時間
T以上継続すると(ステップS9でY)、CPU8a
は、駆動停止手段として働き、励磁コイル1a1及び1
a2に対する励磁を解除し、両者とも無励磁状態にする
励磁解除処理を行う(ステップS10)。そして、CP
U8aは、その後オン信号Sonが供給されるのをまって
(ステップS10でY)、再び初期化駆動処理を行った
後(ステップS11)、ステップS7に進む。
【0037】以上のように、励磁解除処理が行われた
後、オン信号Sonの供給に応じて、再び初期化駆動処理
を行うことにより、励磁コイルの励磁が解除された状
態、即ち、脱調が生じている恐れのある状態で、指示計
器が起動されることがない。
【0038】ところで、通常、ドライバーは、車両ドア
の開閉動作を行った後、IGスイッチSW1をオンし
て、指示計器を起動する。車両ドアの開閉動作とは、施
錠状態のドアロックを解除し、ドアを開いて、車両に進
入した後、再びドアを閉じると共に、ドアロックの施錠
を行う動作である。
【0039】以上のことに着目し、本発明の車両用指示
装置は、解除信号Sunlockが供給され、車両ドアの開閉
動作が行われたと判断したとき、初期化駆動処理及び駆
動停止処理を行っている。このため、IGスイッチSW
1がオンされる直前に、初期化駆動処理及び駆動停止処
理を終了することができ、IGスイッチSW1オン後、
迅速に指針2が計測値を指示するとともに、初期化駆動
処理時の指針2の挙動がドライバーに目撃される頻度を
低下させることができる。
【0040】また、上述した車両用指示装置は、ドアロ
ックの解除を行うためのドアロックスイッチSW2がオ
ンして、解除信号Sunlockが供給したとき、車両ドアの
開閉動作が行われたことを検出している。このように、
ドアロックスイッチSW2を流用して、車両ドアの開閉
動作の検出を行うことにより、構成が簡単となりコスト
ダウンを図ることができる。
【0041】また、上述した車両用指示装置は、ステッ
プS4の駆動停止処理において、励磁コイル1a1及び
1a2を所定の励磁状態に維持することにより、ステッ
ピングモータ1の回転を電気的に停止させている。従っ
て、IGスイッチSW1がオンされるまでの間に、車両
の振動が加わったりしても、指針2は、脱調することが
なく、IGスイッチSW1オン後、正確な計測値を指示
することができる。
【0042】さらに、上述した車両用指示装置は、ステ
ップS4の駆動停止処理において、励磁コイル1a1及
び1a2を所定の励磁状態に維持してから、所定時間以
上経過してもIGスイッチSW1がオンされなかったと
き、励磁コイル1a1及び1a2の励磁状態を解除して
いる。このため、IGスイッチSW1がオンされていな
い、即ちオルタネータが発電していない状態で、励磁コ
イル1a1及び1a2に対する励磁がいつまでも維持さ
れることがなく、バッテリ上がりの防止を図ることがで
きる。
【0043】なお、上述した実施の形態では、解除信号
Sunlockの供給に応じて、ドアの開閉動作を検出してい
た。しかしながら、例えば、ドアロックの施錠操作に応
じて、ドアロックスイッチSW2から施錠信号Slockが
供給されたとき、ドアの開閉動作が行われたことを検出
することも考えられる。
【0044】また、例えば、駆動装置8に、車両ドアの
開閉に伴って室内ランプの点灯又は消灯を行うためにオ
ンオフするカーテシスイッチを接続し、カーテシスイッ
チのオン又はオフに応じて、ドアの開閉動作が行われた
ことを検出することも考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、車両ドアの開閉動作が行われたことが検出
されたときに、初期化駆動手段による駆動を開始させる
ことにより、イグニッションスイッチがオンされる直前
に、初期化動作を終了させることができるので、車両用
指示装置内の指針が、イグニッションスイッチオン後、
迅速に計測値等を指示できるとともに、初期化動作時の
指針挙動のドライバー目撃頻度低下を図った初期化駆動
装置を得ることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、ドアロック
の解除又は施錠を行うためにオン又はオフするドアロッ
クスイッチを流用して、検出を行うことができるので、
構成が簡単となりコストダウンを図った初期化駆動装置
を得ることができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、車内ランプ
の点灯又は消灯を行うためにオン又はオフするカーテシ
スイッチを流用して、検出を行うことができるので、構
成が簡単となりコストダウンを図った初期化駆動装置を
得ることができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、イグニッシ
ョンスイッチがオンされるまでに、車両に振動が加わっ
たりしても、指針の脱調が発生する恐れがないので、車
両用指示装置に、より一層、正確な指示を行わせること
ができる初期化駆動装置を得ることができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、車両ドアの
開閉動作を行ってから、所定時間以上経過してもイグニ
ッションスイッチがオンされなかったとき、励磁を解除
することにより、エンジンが駆動しておらず、オルタネ
ータが発電していない状態で、励磁コイルに対する励磁
がいつまでも継続されることがないので、バッテリ上が
りの防止を図った初期化駆動装置を得ることができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、励磁コイル
に対する励磁が解除された状態で、イグニッションオン
されると、再び初期化動作を行うことにより、励磁コイ
ルの励磁が解除された状態、即ち、脱調が生じている恐
れのある状態で、起動されることがないので、より一
層、正確な指示を行わせることができる初期化駆動装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の初期化駆動装置の基本構成図である。
【図2】本発明の初期化駆動装置を組み込んだ車両用指
示装置の一実施の形態を示す図である。
【図3】図2の車両用指示装置を構成するCPU8aの
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 指針 5 ストッパ 6 被駆動部材(片) 8a−1 初期化駆動手段(CPU) 8a−2 駆動停止手段(CPU) 8a−3 検出手段(CPU) 8a−4 駆動開始手段 SW1 イグニッションスイッチ SW2 ドアロックスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 英正 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 村松 芳幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H580 AA08 BB05 BB09 CA02 CB03 FD12 GG04 HH06 HH13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用指示装置内に備えられた指針駆動
    用ステッピングモータの回転動作に連動する被駆動部材
    が、該被駆動部材との当接により、前記ステッピングモ
    ータの回転を機械的に停止させるストッパに向かって移
    動するように、前記ステッピングモータを回転させる初
    期化駆動手段と、前記被駆動部材が前記ストッパに当接
    した後、前記ステッピングモータの回転を電気的に停止
    させる駆動停止手段とを備えた初期化駆動装置におい
    て、 車両ドアの開閉動作が行われたことを検出する検出手段
    と、 イグニッションスイッチがオフ状態であるとき、前記検
    出手段の検出に応じて、前記初期化駆動手段による前記
    ステッピングモータの回転を開始させる駆動開始手段と
    を備えたことを特徴とする初期化駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の初期化駆動装置であっ
    て、 前記検出手段は、ドアロックスイッチが、ドアロックの
    解除又は施錠を行うためにオン又はオフしたとき、前記
    車両ドアの開閉動作が行われたことを検出することを特
    徴とする初期化駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の初期化駆動装置であっ
    て、 前記検出手段は、カーテシスイッチが、前記車両ドアの
    開閉に伴って車内ランプの点灯又は消灯を行うために、
    オン又はオフしたとき、前記車両ドアの開閉動作が行わ
    れたことを検出することを特徴とする初期化駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の初期化駆動装
    置であって、 前記駆動停止手段は、イグニッションスイッチがオンさ
    れるまで、前記ステッピングモータ内の励磁コイルを所
    定の励磁状態に維持することにより、前記ステッピング
    モータの回転を電気的に停止させることを特徴とする初
    期化駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の初期化駆動装置であっ
    て、 前記駆動停止手段は、前記所定の励磁状態の維持を行っ
    てから、所定時間以上経過しても前記イグニッションス
    イッチがオンされなかったとき、前記励磁コイルに対す
    る励磁を解除することを特徴とする初期化駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の初期化駆動装置であっ
    て、 前記駆動開始手段は、前記駆動停止手段による前記励磁
    コイルに対する励磁が解除された状態で、イグニッショ
    ンスイッチがオンされると、前記初期化駆動手段による
    前記ステッピングモータの回転を開始させることを特徴
    とする初期化駆動装置。
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