JP5058522B2 - ステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法 - Google Patents

ステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法に係り、特に、指針を駆動するステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法に関するものである。
従来から、上述したステッパモータ装置を用いたものとして、例えば車両の指示装置が知られている。この指示装置は、各種センサの計測値を示す目盛りが設けられた文字板と、この文字板上の目盛りを指示する指針とを備え、この指針を駆動するムーブメントとしてステッパモータが用いられている。
このステッパモータ装置は、周期的に変化する駆動信号を供給し、周期的にステッパモータ内部の励磁コイルの励磁状態を変化させることにより、この励磁コイルに囲まれたマグネットロータに回転トルクを発生させてステッパモータを回転させる。
詳しくは、ステッパモータ装置は指針の現位置θ′と目標指示位置θとの差分である移動量(θ−θ′)に応じた位相分の駆動信号をステッパモータに供給して、上記移動量(θ−θ′)分、ステッパモータを回転させる。上記指針の現位置θ′と目標指示位置θとは、ステッパモータ装置内のメモリ内に格納されている。ステッパモータ装置は、ステッパモータに供給した駆動信号に基づいて上記指針の現位置θ′を更新すると共に、各種センサからの計測値に基づいて上記目標指示位置θを更新する。これにより、指針が上記文字板上の上記計測値を指示するようになる。
ところで、上述した指示装置は、車両の振動あるいは雑音が重畳している各種センサからの計測値の入力などの原因により、指針が本来移動すべき移動量(θ−θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしまうことがある。そして、この脱調が繰り返されると、メモリに記憶された指針の現位置θ′と、文字板上の指針の現位置とが異なり、正確な指示を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような問題を解決するために、ステッパモータに片とストッパとを設ける。片は、例えばステッパモータの回転を指針に伝動するための指針側のギアに設けた凸部であり、ステッパモータに連動して回転する。ストッパは、上記片と当接してステッパモータの回転を機械的に停止させる。このストッパは、片と当接したとき、指針が計測値0(又は基準位置:以下表記省略)を指示するように設ける。
そして、ステッパモータ装置は、例えば、イグニッションスイッチがオンして電源が投入される毎に、片がストッパに向かう復帰方向にステッパモータが回転するように駆動信号をステッパモータに供給して、片を強制的にストッパに当接させる。これにより、指針が強制的に計測値0で停止する。ステッパモータ装置はまた、メモリ内の現位置θ′を計測値0にリセットする。
以上の動作により、メモリに記憶された現位置θ′が計測値0にリセットされているとき、文字板上の指針も計測値0を指示することとなるため、メモリに記憶された指針の現位置θ′と、文字板上の指針の現位置との間の誤差をリセットすることができる。
なお、上記当接検出は、例えば、マグネットロータの回転に応じて誘導電圧が発生する検出コイルの両端電圧に基づき検出する。例えば、検出コイルの両端電圧が、閾値より大きいとき、高い誘導電圧が発生するマグネットロータの回転時であり、片がストッパに当接していないと判断する。
一方、閾値以下のとき、誘導電圧がほとんど発生しておらず、マグネットロータが片とストッパとの当接により機械的に停止されたことを検出する。また、検出コイルとして、ステッパモータの回転中に、無励磁に制御された励磁コイルを流用することも特許文献1に記載されている。
そして、ステッパモータ装置は、検出コイルにより当接を検出したときの駆動信号の位相を保持して復帰方向へのステッパモータの回転を停止させる。
特開2003−125599号公報
上述したストッパと片との当接位置は、構成部品の雰囲気温度による熱膨張や経時変化によって変動する。このため、ストッパと片との当接を検出したときの駆動信号の位相から上記移動量(θ−θ′)に応じた位相分の駆動信号の出力を開始すると、雰囲気温度の変化や経時変化によって指針の指示位置が変動してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、ストッパと被駆動部材との当接位置の変動に起因した指針の指示位置の変動を防止するステッパモータ装置及びステッパモータの制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、周期的に変化する駆動信号の供給に応じて回転して指針を駆動するステッパモータと、前記ステッパモータの回転に連動する被駆動部材と当接して前記ステッパモータの回転を機械的に停止させるストッパと、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する初期化駆動手段と、前記ステッパモータの回転により誘導電圧が生じる検出コイルと、前記初期化駆動手段による前記駆動信号の供給中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に前記検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出手段と、該位置検出手段が前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止手段と、該第1停止手段による停止後に前記指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動手段とを備えたステッパモータ装置において、所定位相を記憶するメモリと、前記第1停止手段による前記停止後に前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動手段と、前記正転駆動手段によって供給される前記駆動信号が前記所定位相まで進んだとき当該所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止手段とを備え、前記通常駆動手段が、前記第2停止手段による前記停止後に前記ステッパモータを回転させることを特徴とするステッパモータ装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、正転駆動手段が、第1停止手段による停止後に被駆動部材がストッパから離れる正転方向にステッパモータが回転するように駆動信号をステッパモータに供給し、第2停止手段が、正転駆動手段によって供給される駆動信号が所定位相まで進んだときその所定位相を保持してステッパモータの正転方向の回転を停止させ、通常駆動手段が、第2停止手段による停止後にステッパモータを回転させるので、構成部品の雰囲気温度による熱膨張や経時変化によってストッパと被駆動部材との当接位置が変動しても、常に駆動信号の所定位相、即ち同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができる。
請求項2記載の発明は、記憶命令に応じて前記初期化駆動手段及び前記位置検出手段の動作を開始させる駆動開始手段と、前記駆動開始手段による前記動作の開始に応じて前記位置検出手段が前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相に対して所定位相差分、ズラした位相を前記所定位相として前記メモリ手段に記憶させる記憶手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のステッパモータ装置に存する。
請求項2記載の発明によれば、例えば指針を打ち込む前の段階で記憶命令を出力すると、駆動開始手段が、初期化駆動手段及び前記検出手段の動作を開始させ、記憶手段が、駆動開始手段による動作の開始に応じて位置検出手段が当接を検出したときの駆動信号の位相に対して所定位相差分、ズラした位相を所定位相としてメモリ手段に記憶させるので、記憶命令を出力した時点での被駆動部材とストッパとの当接位置に対して正回転方向に被駆動部材とストッパとの当接位置が変動したとしても、同じ位置から通常駆動手段による駆動を開始することができる。
請求項3記載の発明は、前記所定位相差が、270°に設定されていることを特徴とする請求項2記載のステッパモータ装置に存する。
請求項3記載の発明によれば、所定位相差が、270°に設定されているので、記憶命令を出力した時点での被駆動部材とストッパとの当接位置に対して正転方向及び復帰方向への当接位置のズレがそれぞれ180°以内であれば同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができる。
請求項4記載の発明は、ステッパモータに連動する駆動部材がストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように周期的に変化する駆動信号を供給する初期化駆動工程と、前記初期化駆動工程中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出工程と、該位置検出工程により前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止工程と、該第1停止工程による停止後に前記ステッパモータによって駆動される指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動工程とを順次行うステッパモータの制御方法において、前記第1停止工程と前記通常駆動工程との間に、前記第1停止工程による前記停止後に前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動工程と、前記正転駆動工程によって供給される前記駆動信号がメモリ手段に記憶された所定位相まで進んだとき当該所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うことを特徴とするステッパモータの制御方法に存する。
請求項4記載の発明によれば、第1停止工程と通常駆動工程との間に、第1停止工程による停止後に被駆動部材がストッパから離れる正転方向にステッパモータが回転するように駆動信号をステッパモータに供給する正転駆動工程と、正転駆動工程によって供給される駆動信号が所定位相まで進んだとき当該所定位相を保持してステッパモータの正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うので、構成部品の雰囲気温度による熱膨張や経時変化によってストッパと被駆動部材との当接位置が変動しても、常に駆動信号の所定位相、即ち同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができる。
請求項5記載の発明は、ステッパモータに連動する駆動部材がストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように周期的に変化する駆動信号を供給する初期化駆動工程と、前記初期化駆動工程中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出工程と、該位置検出工程により前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止工程と、該第1停止工程による停止後に前記ステッパモータによって駆動される指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動工程とを順次行うステッパモータの制御方法において、前記第1停止工程と前記通常駆動工程との間に、前記第1停止工程により保持されている位相とメモリ手段に記憶された所定位相との位相差分だけ、前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動工程と、前記正転駆動工程による前記駆動信号の供給が終了した後に、前記所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うことを特徴とするステッパモータの制御方法に存する。
請求項5記載の発明によれば、第1停止工程と通常駆動工程との間に、第1停止工程により保持されている位相とメモリ手段に記憶された所定位相との位相差分だけ、ストッパから離れる正転方向にストッパモータが回転するように駆動信号をステッパモータに供給する正転駆動工程と、正転駆動工程による駆動信号の供給が終了した後に、所定位相を保持してステッパモータの正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うので、構成部品の雰囲気温度による熱膨張や経時変化によってストッパと被駆動部材との当接位置が変動しても、常に駆動信号の所定位相、即ち同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができる。
以上説明したように請求項1、5及び4記載の発明によれば、構成部品の雰囲気温度による熱膨張や経時変化によってストッパと被駆動部材との当接位置が変動しても、常に駆動信号の所定位相、即ち同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができるので、ストッパと被駆動部材との当接位置の変動に起因した指針の指示位置の変動を防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、記憶命令を出力した時点での被駆動部材とストッパとの当接位置に対して正回転方向に被駆動部材とストッパとの当接位置が変動したとしても、同じ位置から通常駆動手段による駆動を開始することができるので、より一層確実に、ストッパと被駆動部材との当接位置の変動に起因した指針の指示位置の変動を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、記憶命令を出力した時点での被駆動部材とストッパとの当接位置に対して正転方向及び復帰方向への当接位置のズレがそれぞれ180°以内であれば同じ位置から通常駆動手段による回転を開始することができるので、より一層確実に、ストッパと被駆動部材との当接位置が変動に起因した指針の指示位置の変動を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のステッパモータの駆動方法を実施したステッパモータ装置を組み込んだ指示装置を示す電気回路図である。図2は、図1に示す指示装置の分解斜示図である。この指示装置は、指針1と、この指針1を駆動するステッパモータ装置2とを備えている。指針1は、速度センサなどのセンサの計測値を示す目盛りが設けられた文字板(図2参照)上に設けられている。
ステッパモータ装置2は、ステッパモータ3と、このステッパモータ3を回転させる駆動装置4とを備えている。上述したステッパモータ3は、2つの励磁コイル5及び6と、励磁コイル5、6の励磁状態の変化に追従して回転するマグネットロータ7と、マグネットロータ7の駆動力を指針1に伝えるギア8と、図示しないケースとを備えている。
マグネットロータ7は、円盤状に設けられ、その外周に沿ってN極S極が交互に3極づつ着磁されている。ギア8は、互いに噛み合う3つから構成されている。そして、3つのギア8の一つはマグネットロータ7の回転軸に固定され、一つは指針1の回転軸に固定されている。残りの一つは、マグネットロータ7に固定されたギアと指針1に固定されたギアとの間に設けられている。
上記ステッパモータ装置2は、ステッパモータ3の回転に連動する被駆動部材としての片9と、片9と当接してステッパモータ3の回転を機械的に停止させるストッパ10とを有している。片9は、上述したギア8のうち指針1の回転軸に固定されている他方に凸設されている。ストッパ10は、ケースに凸設されている。
以下、片9がストッパ10に向かうステッパモータ3の回転を復帰方向とする。これに対して、片9がストッパ10から離れるステッパモータ3の回転を正転方向とする。
次に、駆動装置4の構成について説明する。駆動装置4は、励磁コイル5、6に接続されているマイクロコンピュータ11(以下、μCOM11)を備えている。μCOM11は、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)12と、CPU12が行う処理プログラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるROM13と、CPU12での各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM14とを備えている。
上述したμCOM11は、図3に示すようにデューティが周期的に変化するパルス状のSIN信号、COS信号(駆動信号)をそれぞれ励磁コイル5、6に供給してステッパモータ3を回転させる。SIN信号、COS信号は、互いに位相が90°異なる。なお、図3に示す例では、SIN信号、COS信号は連続的にデューティが変化しているが、実際には離散的にデューティを変化させている。
上記励磁コイル5の両端は各々スイッチ15、16を介して、μCOM11に接続されている。これらスイッチ15、16は、上述したμCOM11によって、オンオフ制御が行われる。さらに、励磁コイル5の両端は各々ローパスフィルタ(LPF)17、18を介してμCOM11に接続される。これにより、μCOM11には、スイッチ15、16をオフしたときに励磁コイル5に発生する誘導電圧が供給される。
上記励磁コイル6の両端は各々スイッチ19、20を介して、μCOM11に接続されている。これらスイッチ19、20は、上述したμCOM11によって、オンオフ制御が行われる。さらに、励磁コイル6の両端は各々ローパスフィルタ(LPF)21、22を介してμCOM11に接続される。これにより、μCOM11には、スイッチ19、20をオフしたときに励磁コイル6に発生する誘導電圧が供給される。
また、上述したμCOM11には、EEPROM23が接続されている。このEEPROM23は、書換可能なメモリ手段である。このEEPROM23には、後述する位置検出処理を行う位相として、励磁コイル5、6が無励磁に制御される位相COS+、COS−、SIN+(図3参照)が予め記憶されている。
上記ステッパモータ装置2は、ステッパモータ3を復帰方向に回転させるSIN信号、COS信号を励磁コイル5、6に供給した場合、そのSIN信号、COS信号の位相が例えばSIN+になったときに片9とストッパ10とが当接するように製造されている。そして、EEPROM23には、上記位相SIN+に対して270°ズレた位相COS+が請求項中の所定位相として予め記憶されている。また、上述したμCOM11には、図示しないイグニッションスイッチや、記憶命令スイッチが接続されている。さらに、上述したμCOM11には、センサの計測値である目標指示位置θiが入力されている。
次に、上述した指示装置の動作を図4及び図5に基づいて説明する。図4は、図1に示す指示装置を構成するCPU12の指針駆動処理における処理手順を示すフローチャートである。図5は、図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理のタイミングとを示すタイミングチャートである。まず、CPU12は、車両のイグニッションスイッチのオンに応じて図4に示す指針駆動処理を開始する。
指針駆動処理において、CPU12は、初期化駆動手段として働き、片9がストッパ10に向かう復帰方向にステッパモータ3が回転するようにSIN信号、COS信号を励磁コイル5、6に供給する初期化駆動処理を行う(ステップS1)。このとき、CPU12は、図5に示すように、EEPROM23内に所定位相として記憶されている位相COS+からSIN信号、COS信号の供給を開始する。
初期化駆動処理においてCPU12は、図5に示すように、位相COS+から位相SIN−まで自起動周波数以下でステッパモータ3を回転させる同期化処理を行う。自起動周波数とは、停止状態のステッパモータ3が励磁状態の変化に追従して回転状態に遷移することができる回転周波数の最大値である。その後、CPU12は、位相SIN−から位相SIN+までステッパモータ3の回転を加速する加速処理を行う。
そして、SIN信号、COS信号の位相がSIN+になると、CPU12は、位置検出手段として働き、位置検出処理に進む(ステップS2)。位置検出処理において、CPU12は、SIN信号が供給されている方の励磁コイル5、6(即ち無励磁状態に制御される励磁コイル5、6)の両端に接続されたスイッチ15、16、19、20をオフにする。これにより、無励磁状態に制御される励磁コイル5、6をオープンにすることができ、ステッパモータ3が回転状態であれば励磁コイル5、6には誘導電圧が生じるようになる。
そして、CPU12は、LPF17、18、21、22を介して供給される励磁コイル5、6に生じる両端電圧から誘導電圧の有無を判断し、片9とストッパ10とが当接したか否かを判断する。ステップS2の位置検出処理により、片9とストッパ10とが当接していないと判断すると(ステップS3でN)、CPU12は、再びステップS1に戻る。
ステップS1に戻ると、CPU12は、ステッパモータ3を等速回転させる。そして、CPU12は、SIN信号、COS信号がEEPROM23に記憶された位置検出処理を行う位相COS+、COS−、SIN+になる毎に、位置検出処理に進む(ステップS2)。
これに対して、ステップS2の位置検出処理により、片9とストッパ10とが当接したことを判断すると(ステップS3でY)、CPU12は、第1停止手段として働き、当接を検出したときのSIN信号、COS信号の位相である位相COS+、COS−、SIN+を保持してステッパモータ3の復帰方向の回転を停止させる第1停止処理を行う(ステップS4)。
第1停止処理による停止後、CPU12は、正転駆動手段として働き、片9がストッパ10から離れる正転方向にステッパモータ3が回転するようにSIN信号、COS信号をステッパモータ3に供給する正転駆動処理を行う(ステップS5)。次に、CPU12は、第2停止手段として働き、正転駆動処理によって供給されるSIN信号、COS信号が所定位相である位相COS+まで進んだとき位相COS+を保持してステッパモータ3の正転方向の回転を停止させる第2停止処理を行う(ステップS6)。
即ち、CPU12は、正転駆動処理において第1停止処理により保持されている位相COS+、COS−又はSIN+と所定位相である位相COS+との位相差である360°、270°又は180°分だけ、正転方向にステッパモータ3が回転するような駆動信号を供給し、第2停止処理において正転駆動処理による駆動信号の供給が終了した後に、所定位相である位相COS+を保持してステッパモータ3の正転方向の回転を停止させている。
その後、CPU12は、通常駆動手段として働き、指針1が目標指示位置θiに向かう方向にステッパモータ3が回転するようにSIN信号、COS信号をステッパモータ3に供給する通常駆動処理を行う(ステップS7)。その後、通常駆動処理は、イグニッションスイッチがオフになるまで繰り返し行われる。イグニッションスイッチがオフになると(ステップS8でY)、CPU12は、再び片9がストッパ10に向かう復帰方向にステッパモータ3が回転するようにSIN信号、COS信号を励磁コイル5、6に供給する帰零処理を行う(ステップS9)。
そして、帰零処理は一定時間又は指針1が文字板上の0目盛位置に戻るまで行われる。なお、一定時間は、指針1が文字板に形成された目盛り上の最大値を指示する指示位置から0に戻すまでにかかる時間以上の値に設定されている。その後、一定時間が経過すると(ステップS10でY)、CPU12は、電源をオフして(ステップS11)、指針駆動処理を終了する。
以上の動作によれば、図5に示すように、ステップS1の初期化駆動処理においては、位相COS+からSIN信号、COS信号の供給が開始される。さらに、1サイクル目は、位相SIN+、COS+で位置検出処理が行われ、2サイクル目以降は、位相COS−、SIN+、COS+で位置検出処理が行われる。
片9とストッパ10との当接位置が位相COS−から位相COS+よりも復帰方向側までの範囲内で変動すると(即ち、製造時の当接位置である位相SIN+に対して正転方向に電気角180°内で変動すると)、図5、図6(A)に示すように製造時と同様に位相SIN+で当接が検出される。このとき、CPU12は、電気角270°分、正転方向にステッパモータ3を回転させてSIN信号、COS信号の位相をCOS+にする。
例えば、図6(A)中、位相θT1で片9とストッパ10とが当接すると、位相SIN+で当接が検出される。このとき、初期化駆動処理において位相θT1から位相SIN+までの間は、ステッパモータ3の回転が停止した状態でSIN信号、COS信号の位相が変化する。このため、正転駆動処理によって位相COS+から電気角270°分、正転方向にステッパモータ3を回転させるSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3には、位相SIN+から位相θT1の間は正転方向の回転トルクが発生しない。つまり、ステッパモータ3は停止状態を維持している。
その後、ステッパモータ3には、位相θT1から位相COS+までの間は正転方向の回転トルクが発生する。以上のことから明らかなように、正転駆動処理によって正転方向に電気角270°分のSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3は電気角270°から位相SIN+と位相θT1との位相差Δθを差し引いた分(=270°−Δθ)しか正回転しない。
また、片9とストッパ10との当接位置が位相SIN+よりも復帰方向側から位相COS+までの範囲内で変動すると(即ち、製造時の当接位置である位相SIN+に対して復帰方向又は正転方向に電気角180°内で変動すると)、図5、図6(B)、(C)に示すように位相COS−又は位相COS+で当接が検出される。位相COS−で当接が検出されると、CPU12は、図6(B)に示すように、電気角180°分、正転方向にステッパモータ3を回転させてSIN信号、COS信号の位相をCOS+にする。
同様に、例えば、図6(B)中、位相θT2で片9とストッパ10とが当接すると、位相COS−で当接が検出される。このとき、初期化駆動処理において位相θT2から位相COS−までの間は、ステッパモータ3の回転が停止した状態でSIN信号、COS信号の位相が変化する。このため、正転駆動処理によって位相COS−から電気角180°分、正転方向にステッパモータ3を回転させるSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3には、位相COS−から位相θT2の間は正転方向の回転トルクが発生しない。つまり、ステッパモータ3は停止状態を維持している。
その後、ステッパモータ3には、位相θT2から位相COS+までの間は正転方向の回転トルクが発生する。以上のことから明らかなように、正転駆動処理によって正転方向に電気角180°分のSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3は電気角180°から位相COS−と位相θT1との位相差Δθを差し引いた分(=180°−Δθ)しか正回転しない。
一方、位相COS+で当接が検出されると、CPU12は、図6(C)に示すように、電気角360°分、正転方向にステッパモータ3を回転させてSIN信号、COS信号の位相をCOS+にする。同様に、例えば、図6(C)中、位相θT3で片9とストッパ10とが当接すると、位相COS+で当接が検出される。このとき、初期化駆動処理において位相θT3から位相COS+までの間は、ステッパモータ3の回転が停止した状態でSIN信号、COS信号の位相が変化する。このため、正転駆動処理によって位相COS+から電気角360°分、正転方向にステッパモータ3を回転させるSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3には、位相COS+から位相θT3の間は正転方向の回転トルクが発生しない。つまり、ステッパモータ3は停止状態を維持している。
その後、ステッパモータ3には、位相θT3から位相COS+までの間は正転方向の回転トルクが発生する。以上のことから明らかなように、正転駆動処理によって正転方向に電気角360°分のSIN信号、COS信号を供給しても、ステッパモータ3は電気角360°から位相COS+と位相θT3との位相差Δθを差し引いた分(=360°−Δθ)しか正回転しない。
これにより、常にSIN信号、COS信号の位相COS+、即ち同じ位置から通常駆動処理による回転を開始することができるので、片9とストッパ10との当接位置の変動に起因した指針1の指示位置の変動を防止することができる。
また、上述した指針装置によれば、位相SIN−では励磁コイル5、6の何れか一方が無励磁に制御されているにもかかわらず、位置検出処理が行われない。これにより、同期化処理、加速処理を行っている間、位置検出処理によって当接検出を行わないようにするためである。同期化処理や加速処理を行っている間、ステッパモータ3の回転速度が遅く、励磁コイル5、6の両端には高い誘導電圧が発生しない。これを、当接検出と誤検出するのを防止するために、同期化処理、加速処理を行っている間、位置検出処理によって当接検出を行わないようにする。
なお、上述した実施形態では、2サイクル目以降になっても、位相SIN−で当接検出を行わないようにしているが、2サイクル目以降であれば位相SIN−で当接検出を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、初期化駆動処理において、製造時の当接位置である位相SIN+に対して270°ズレた位相COS+から復帰方向のSIN信号、COS信号を供給している。これにより、当接位置が製造時に対して変動しておらず、しかも脱調が生じていなければ、同期化処理、加速処理終了後、直ぐに当接を検出してステッパモータ3の回転を停止することができ、指針1の挙動角度を低減することができる。上述した実施形態では、同期化処理、加速処理を行うのに270°電気角が必要であったが、例えば同期化処理、加速処理を行うのに180°電気角が必要であれば、製造時の当接位置である位相SIN+に対して正転方向に電気角180°ずらした位相から初期化駆動処理を開始してもよい。
なお、上述した実施形態では、ステッパモータ3を復帰方向に回転させるSIN信号、COS信号を励磁コイル5、6に供給した場合、そのSIN信号、COS信号の位相が例えばSIN+になったときに片9とストッパ10とが当接するように製造していた。しかしながら、マグネットロータ7の着磁状態のバラツキなどに起因して全ての製品について位相SIN+でストッパ10と当接するように製造することは難しく、製品毎に位相COS+で片9とストッパ10との当接したり、位相SIN−で片9とストッパ10とが当接したりする。その為、上述した所定位相を記憶させるための書込み処理が予め実施されている。
具体的には、図示しない記憶命令スイッチが押されると、CPU12は、駆動開始手段として働き、上記書込み処理を開始させ、図4に示すステップS1、ステップS2の初期化駆動処理及び位置検出処理を開始させる。次に、CPU12aは、記憶手段として働き、位置検出処理により当接を検出したときの駆動信号の位相に対して所定位相差である270°分、ズレした位相を所定位相としてEEPROM23などのメモリ内に記憶させる。
以上の指針装置によれば、記憶命令スイッチを操作した時点での片9とストッパ10との当接位置に対して270°ズレた位相を所定位相として記憶させることにより、記憶命令スイッチを操作した時点での片9とストッパ10との当接位置に対して正回転方向に片9とストッパ10との当接位置が変動したとしても、同じ位置から通常駆動処理による駆動を開始することができる。このため、より一層確実に、片9とストッパ10との当接位置の変動に起因した指針1の指示位置の変動を防止することができる。
また、上述した実施形態では、COS+から初期化駆動処理を開始していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、SIN−から開始してもよい。このとき、上述した図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理とのタイミングとを示すタイミングチャートは図7に示すようになる。
即ち、初期化駆動処理においては、位相SIN−からSIN信号、COS信号の供給が開始される。さらに、1サイクル目は、位相COS+、SIN−で位置検出処理が行われ、2サイクル目以降は、位相SIN+、COS+、SIN−で位置検出処理が行われる。
また、例えば、SIN+から開始してもよい。このとき、上述した図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理とのタイミングとを示すタイミングチャートは図8に示すようになる。即ち、初期化駆動処理においては、位相SIN+からSIN信号、COS信号の供給が開始される。さらに、1サイクル目は、位相COS−、SIN+で位置検出処理が行われ、2サイクル目以降は、位相SIN−、COS−、SIN+で位置検出処理が行われる。
また、COS−から開始してもよい。このとき、上述した図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理とのタイミングとを示すタイミングチャートは図9に示すようになる。即ち、初期化駆動処理においては、位相COS−からSIN信号、COS信号の供給が開始される。さらに、1サイクル目は、位相SIN−、COS−で位置検出処理が行われ、2サイクル目以降は、位相COS+、SIN−、COS−で位置検出処理が行われる。
また、上述した実施形態では、誘導電圧の検出する検出コイルとして励磁コイル5、6を流用していたが、例えば励磁コイル5、6と別途に設けたコイルにより誘導電圧を検出するようにしてもよい。しかしながら、コスト的には、励磁コイル5、6を流用する方が部品点数を増やす必要がないため好ましい。
また、上述した実施形態では、所定位相差が270°に設定されていたが、本発明はこれに限ったものではない。所定位相差は360°以内であれば何度でもよいが、270°が最も好ましい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明のステッパモータの駆動方法を実施したステッパモータ装置を組み込んだ指示装置を示す図である。 図1に示す指示装置の分解斜示図である。 励磁コイルに供給されるSIN信号、COS信号のタイムチャートである。 図1に示す指示装置を構成するCPUの指針駆動処理における処理手順を示すフローチャートである。 図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理のタイミングとを示すタイミングチャートである。 (A)〜(C)は本発明のステッパモータ装置の効果を説明するための説明図である。 図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理のタイミングとを示すタイミングチャートである。 図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理のタイミングとを示すタイミングチャートである。 図4に示す初期化駆動処理におけるSIN信号、COS信号の位相の変化と位置検出処理のタイミングとを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 指針
2 ステッパモータ装置
3 ステッパモータ
9 片(被駆動部材)
5 励磁コイル(検出コイル)
6 励磁コイル(検出コイル)
10 ストッパ
12 CPU(初期化駆動手段、位置検出手段、第1停止手段、正転駆動手段、第2停止手段、通常駆動手段、駆動開始手段、記憶手段)
23 EEPROM(メモリ手段)

Claims (5)

  1. 周期的に変化する駆動信号の供給に応じて回転して指針を駆動するステッパモータと、前記ステッパモータの回転に連動する被駆動部材と当接して前記ステッパモータの回転を機械的に停止させるストッパと、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する初期化駆動手段と、前記ステッパモータの回転により誘導電圧が生じる検出コイルと、前記初期化駆動手段による前記駆動信号の供給中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に前記検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出手段と、該位置検出手段が前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止手段と、該第1停止手段による停止後に前記指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動手段とを備えたステッパモータ装置において、
    所定位相を記憶するメモリと、
    前記第1停止手段による前記停止後に前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動手段と、
    前記正転駆動手段によって供給される前記駆動信号が前記所定位相まで進んだとき当該所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止手段とを備え、
    前記通常駆動手段が、前記第2停止手段による前記停止後に前記ステッパモータを回転させることを特徴とするステッパモータ装置。
  2. 記憶命令に応じて前記初期化駆動手段及び前記位置検出手段の動作を開始させる駆動開始手段と、
    前記駆動開始手段による前記動作の開始に応じて前記位置検出手段が前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相に対して所定位相差分、ズラした位相を前記所定位相として前記メモリ手段に記憶させる記憶手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のステッパモータ装置。
  3. 前記所定位相差が、270°に設定されていることを特徴とする請求項2記載のステッパモータ装置。
  4. ステッパモータに連動する駆動部材がストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように周期的に変化する駆動信号を供給する初期化駆動工程と、前記初期化駆動工程中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出工程と、該位置検出工程により前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止工程と、該第1停止工程による停止後に前記ステッパモータによって駆動される指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動工程とを順次行うステッパモータの制御方法において、
    前記第1停止工程と前記通常駆動工程との間に、
    前記第1停止工程による前記停止後に前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動工程と、
    前記正転駆動工程によって供給される前記駆動信号がメモリ手段に記憶された所定位相まで進んだとき当該所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うことを特徴とするステッパモータの制御方法。
  5. ステッパモータに連動する駆動部材がストッパに向かう復帰方向に前記ステッパモータが回転するように周期的に変化する駆動信号を供給する初期化駆動工程と、前記初期化駆動工程中に予め記憶された複数の検出位相になる毎に検出コイルに生じる誘導電圧の有無に基づいて前記被駆動部材と前記ストッパとの当接を検出する位置検出工程と、該位置検出工程により前記当接を検出したときの前記駆動信号の位相を保持して前記ステッパモータの前記復帰方向の回転を停止させる第1停止工程と、該第1停止工程による停止後に前記ステッパモータによって駆動される指針が目標指示位置に向かう方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する通常駆動工程とを順次行うステッパモータの制御方法において、
    前記第1停止工程と前記通常駆動工程との間に、
    前記第1停止工程により保持されている位相とメモリ手段に記憶された所定位相との位相差分だけ、前記ストッパから離れる正転方向に前記ステッパモータが回転するように前記駆動信号を前記ステッパモータに供給する正転駆動工程と、
    前記正転駆動工程による前記駆動信号の供給が終了した後に、前記所定位相を保持して前記ステッパモータの前記正転方向の回転を停止させる第2停止工程とを順次行うことを特徴とするステッパモータの制御方法。
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