JP2005117847A - 当接検出方法、並びに、ステッピングモータの初期化方法及び装置 - Google Patents

当接検出方法、並びに、ステッピングモータの初期化方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】正確に当接検出を行うことができる当接検出方法、並びに、正確に被駆動部材をストッパとの当接位置で停止させることができるステッピングモータの初期化方法及び装置を提供する。
【解決手段】片1dがストッパ1eから離れる正転方向に、ステッピングモータ1を回転駆動した後、片1dがストッパ1eに向かう逆転方向に、ステッピングモータ1を回転駆動する。正転方向への回転駆動中に検出した無励磁状態の励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧と、逆転方向への回転駆動中に検出した無励磁状態の励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧との比較に基づき、片1eがストッパ1eに当接したことを検出する。当接検出に応じて、ステッピングモータ1の回転駆動を停止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、当接検出方法、並びに、ステッピングモータの初期化方法及び装置に係わり、特に、ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材がストッパに当接したことを検出する当接検出方法、並びに、当接検出方法を用いたステッピングモータの初期化方法及び装置に関する。
従来から、上述したステッピングモータを用いたものとして、例えば、車両用の指示装置が知られている。この指示装置は、各種センサが計測した計測値を指針によって指示するものである。
このステッピングモータを駆動する駆動装置は、指針の現位置θ′と、目標位置θとの差分である移動量(θ−θ′)に応じて、ステッピングモータを回転させる。これにより、指針が移動量(θ−θ′)分、移動して目標位置θを指示するようになる。上記目標位置θは、各種センサが計測した計測値に基づき算出された角度データθiが入力される毎に、当該角度データθiに更新される。
ところで、上記指示装置は、車両の振動あるいは雑音が重畳している角度データθiの入力等の原因により、指針が本来移動すべき移動量(θ−θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしまうことがあった。そして、この脱調が繰り返されると、指針が指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間で誤差が生じ、正確な指示を行うことができなくなってしまう。
そこで、このような問題を解決するため、駆動装置は、例えば、電源が投入される毎に、後述する初期化駆動を行っている。初期化駆動において、駆動装置は、ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材としての片がストッパ側に向かうように、ステッピングモータを逆転させる。逆転させた結果、片がストッパに当接し、指針が文字板上の計測値0に到達したと判断すると、駆動装置は、ステッピングモータの回転を電気的に停止する。
なお、上記当接検出は、例えば、ステッピングモータの回転に応じて誘導電圧が発生する検出コイルの両端電圧に基づき判断する方法が知られている(例えば、特許文献1)。具体的には、検出コイルに閾値を超えた大きな誘導電圧が発生していれば、ステッピングモータが回転状態であり、片がストッパに当接していないと判断することができる。一方、検出コイルに閾値以下の小さな誘導電圧しか発生していないときは、ステッピングモータが、片とストッパとの当接により、機械的に停止されたと判断することができる。また、上記検出コイルとして、ステッピングモータの回転中、無励磁状態に制御された励磁コイルを流用することも考えられる。
以上の初期化駆動を行うことにより、現位置θ′が初期位置0°であると認識しているとき、指針も実際に初期位置である計測値0の目盛上を指示することとなるため、指針が指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間の誤差をリセットすることができた。
特開平5−264290号公報
ところで、上述した従来では、検出コイルの両端電圧が閾値以下となったとき、片がストッパに当接したことを検出している。しかしながら、検出コイルに発生する誘導電圧は、図3に示すように、温度や、負荷条件によって異なり、又、個体毎のバラツキもある。
このため、図3に示すように、閾値Aを設定した場合、温度が例えば−30°以下においては、当接状態であっても、検出コイルに発生する誘導電圧が閾値Aを超えてしまう。また、温度が75°以上においては、未当接状態であっても、検出コイルに発生する誘導電圧が閾値A以下となり、正確に当接検出を行うことができない。そして、このため、初期化駆動において、正確に片をストッパとの当接位置で停止させることができない。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、正確に当接検出を行うことができる当接検出方法、並びに、正確に被駆動部材をストッパとの当接位置で停止させることができるステッピングモータの初期化方法及び装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルの両端電圧と基準との比較に基づき、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材がストッパに当接して、前記ステッピングモータの回転が機械的に停止したことを検出する当接検出方法であって、前記被駆動部材と前記ストッパとが未当接状態であり、前記ステッピングモータが回転状態にあるときに検出した、前記検出コイルの両端電圧を前記基準として、前記当接検出を行うことを特徴とする当接検出方法に存する。
請求項1記載の発明によれば、被駆動部材がストッパと未当接状態であり、ステッピングモータが回転状態であるときに、実際に、検出した検出コイルの両端電圧を基準として、当接検出を行う。従って、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた基準を設定して、当接検出を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の当接検出方法であって、前記検出コイルの両端電圧に応じた値と前記基準との比が、所定値以下のとき、前記当接を検出することを特徴とする当接検出方法に存する。
請求項2記載の発明によれば、検出コイルの両端電圧と前記基準との比が、所定値以下のとき、当接を検出する。従って、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた基準に対する変化量によって、当接検出を行うことができる。
請求項3記載の発明は、ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルを用いて、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材をストッパとの当接位置に、強制的に、停止させるステッピングモータの初期化方法であって、前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動した後、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう逆転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動し、前記正転方向への回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧と、前記逆転方向への回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧との比較に基づき、前記被駆動部材が前記ストッパに当接したことを検出し、前記当接検出に応じて、前記ステッピングモータの回転駆動を停止することを特徴とするステッピングモータの初期化方法に存する。
請求項3記載の発明によれば、被駆動部材がストッパから離れる正転方向に、ステッピングモータを回転駆動した後、被駆動部材が前記ストッパに向かう逆転方向に、ステッピングモータを回転駆動する。正転方向への回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧と、逆転方向への回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧との比較に基づき、被駆動部材がストッパに当接したことを検出する。当接検出に応じて、ステッピングモータの回転駆動を停止する。
従って、ステッピングモータが回転状態であるときに、実際に、検出した検出コイルの両端電圧と、逆転方向への回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧との比較に基づき、当接検出を行うことにより、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた、正確な当接検出を行うことができる。しかも、逆回転駆動する前に、正回転駆動することにより、確実に、ステッピングモータが回転状態であるときの検出コイルの両端電圧を検出することができる。
請求項4記載の発明は、ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルを用いて、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材をストッパとの当接位置に、強制的に、停止させるステッピングモータの初期化装置であって、前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動する第1駆動手段と、前記第1駆動手段による回転駆動終了後、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう逆転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動する第2駆動手段と、前記第1駆動手段による回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧と、前記第2駆動手段による回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧との比較に基づき、前記被駆動部材が前記ストッパに当接したことを検出する当接検出手段と、前記当接検出に応じて、前記第2駆動手段による回転駆動を停止させる停止手段とを備えたことを特徴とするステッピングモータの初期化装置に存する。
請求項4記載の発明によれば、第1駆動手段が、被駆動部材がストッパから離れる正転方向に、ステッピングモータを回転駆動する。第2駆動手段が、第1駆動手段による回転駆動終了後、被駆動部材がストッパに向かう逆転方向に、ステッピングモータを回転駆動する。当接検出手段が、第1駆動手段による回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧と、第2駆動手段による回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧との比較に基づき、被駆動部材がストッパに当接したことを検出する。停止手段が、当接検出に応じて、第2駆動手段による回転駆動を停止させる。
従って、ステッピングモータが回転状態であるときに、実際に、検出した検出コイルの両端電圧と、逆転方向への回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧との比較に基づき、当接検出を行うことにより、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた、正確な当接検出を行うことができる。しかも、逆回転駆動する前に、正回転駆動することにより、確実に、ステッピングモータが回転状態であるときの検出コイルの両端電圧を検出することができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた基準を設定して、当接検出を行うことができるので、正確に当接検出を行うことができる当接検出方法を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた基準に対する変化量によって、当接検出を行うことができるので、より一層、正確に当接検出を行うことができる当接検出方法を得ることができる。
請求項3及び4記載の発明によれば、ステッピングモータが回転状態であるときに、実際に、検出した検出コイルの両端電圧と、逆転方向への回転駆動中に検出した検出コイルの両端電圧との比較に基づき、当接検出を行うことにより、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた、正確な当接検出を行うことができる。しかも、逆回転駆動する前に、正回転駆動することにより、確実に、ステッピングモータが回転状態であるときの検出コイルの両端電圧を検出することができるので、正確に被駆動部材をストッパに当接させることができるステッピングモータの初期化方法及び装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の当接検出方法及びステッピングモータの初期化方法を実施した初期化装置を組み込んだ指示装置の一実施の形態を示す図である。同図において、指示装置は、上述した従来で説明したように、ステッパモータ1と、このステッパモータ1により駆動される指針2と、ステッパモータ1を回転駆動する駆動装置3とを備えている。
上述したステッパモータ1は、2つの励磁コイル1a1及び1a2と、NS極が交互に3極づつ着磁され、励磁コイル1a1、1a2の励磁状態の変化に追従して回転する回転子1bと、回転子1bの駆動力を指針2に伝えるギア1cとを備えている。
ステッパモータ1はさらに、指針2側のギア1cの裏側に設けられ、回転子1bの回転に連動する被駆動部材としての片1dと、上記励磁コイル1a1及び1a2、回転子1b、ギア1c及び片1dを収容する図示しない収容ケースに設けられ、片1dとの当接により、回転子1bの回転を機械的に停止させるストッパ1eとを備えている。
なお、片1dがストッパ1eに向かうような、ステッパモータ1の回転を逆転方向とする。これに対して、片1dがストッパ1eから離れるような、ステッパモータ1の回転方向を正転方向とする。また、ストッパ1eは、片1dと当接したとき、指針2が文字板上の計測値0の目盛上を指示するように設けられている。
次に、駆動装置3の構成について説明する。駆動装置3は、励磁コイル1a1、1a2に接続されているマイクロコンピュータ3a(以下、μCOM3a)を備えている。μCOM3aは、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)3a−1と、CPU3a−1が行う処理プログラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるROM3a−2と、CPU3a−1での各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM3a−3とを備えている。
上述したμCOM3aは、複数の励磁ステップで1電気サイクルが構成される駆動信号を励磁コイル1a1、1a2に供給することにより、ステッパモータ1の回転駆動を行っている。
また、駆動装置3において、励磁コイル1a1のb側は、スイッチSW1を介して、μCOM3aに接続されている。このスイッチSW1は、上述したμCOM3aによって、オンオフ制御が行われている。一方、励磁コイル1a1のa側は、抵抗R1及びコンデンサC1から構成される積分回路を介して、μCOM3aに接続される。これにより、μCOM3aには、スイッチSW1をオフしたときに、励磁コイル1a1に発生する誘導電圧の積分値が供給される。
さらに、励磁コイル1a2のb側は、スイッチSW2を介して、μCOM3aに接続されている。このスイッチSW2は、上述したμCOM3aによって、オンオフ制御が行われている。一方、励磁コイル1a2のa側は、抵抗R2及びコンデンサC2から構成される積分回路を介して、μCOM3aに接続される。これにより、μCOM3aには、スイッチSW2をオフしたときに、励磁コイル1a2に発生する誘導電圧の積分値が供給される。
上述した構成の指示装置の動作について、CPU3a−1の処理手順を示す図2のフローチャートを参照して以下説明する。CPU3a−1は、例えば、図示しないバッテリ電源の投入によって動作を開始し、図示しない初期ステップにおいて、μCOM3a内のRAM3a−3に形成した各種のエリアの初期設定を行う。
その後、ステップS1において、CPU3a−1は、第1駆動手段として働き、所定角度分、片1dがストッパ1eから離れる正回転方向に、ステッピングモータ1を回転駆動する第1駆動処理を行う。さらに、CPU3a−1は、この第1駆動処理中に、無励磁に制御される励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧を検出する電圧検出処理を行う。
この電圧検出処理において、CPU3a−1は、無励磁に制御されている間、検出コイルとして働く、励磁コイル1a1又は1a2に接続されたスイッチSW1又はSW2を開制御する。これにより、抵抗R1及びコンデンサC1又は抵抗R2及びコンデンサC2から構成される積分回路によって、無励磁に制御されている間の励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧が積分される。そして、CPU3a−1は、この積分された両端電圧を取り込む。
第1駆動処理による所定角度の正転が終了すると、CPU3a−1は、電圧検出処理により検出した両端電圧を基準値としてRAM3a−3内に格納する基準値設定処理を行う(ステップS2)。次に、CPU3a−1は、第2駆動手段として働き、片1dがストッパ1eに向かう逆転方向に、ステッピングモータ1を回転駆動する第2駆動処理、及び、第2駆動処理中に、無励磁に制御される励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧を検出する電圧検出処理を行う(ステップS3)。
この電圧検出処理において、CPU3a−1は、ステップS1における電圧処理と同様に、無励磁に制御されている間、励磁コイル1a1又は1a2に接続されたスイッチSW1又はSW2を開制御し、これにより積分された励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧を取り込む。
そして、電圧検出処理が行う毎に、検出した両端電圧と、ステップS2で設定した基準値との比を求め、求めた比が所定値以下(例えば、50%〜60%以下)であるか否かを判断する(ステップS4)。所定値より大きければ(ステップS4でN)、CPU3a−1は、片1dがストッパ1eと未当接状態であり、ステッピングモータ1がまだ回転状態にあると判断して、ステップS3に戻る。
一方、所定値以下であれば(ステップS4でN)、CPU3a−1は、片1dがストッパ1eと当接して、ステッピングモータ1の回転が機械的に停止されたと判断して、停止手段として働き、第2駆動処理を終了し、次のステップ5に進む。
次のステップ5において、CPU3a−1は、角度データθiの入力に応じて、ステッパモータ1を回転駆動する通常駆動処理を行う(ステップS3)。そして、この通常駆動処理は、ドライバーによりIGスイッチがオフ操作されると終了して、エンドに進む。
以上の指示装置によれば、片1dがストッパ1eと未当接状態であり、ステッピングモータ1が回転状態であるときに、実際に、検出した励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧を基準値としている。さらに、この基準値と、逆転方向にステッピングモータ1を回転駆動している間に検出した励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧との比が、所定値以下のとき、当接を検出している。
このため、温度や、負荷条件、固体間における検出コイルに発生する誘導電圧のバラツキに合わせた基準を設定して、この基準値に対する変化量によって、正確に当接検出を行うことができる。そして、これにより正確に片1dをストッパ1eとの当接位置で停止させることができる。
また、ステッピングモータ1を逆転方向に回転駆動して、片1dをストッパ1eに向かわせる前に、正転に回転駆動することにより、確実に、ステッピングモータが回転状態であるときの励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧を検出することができる。
なお、上述した実施形態では、無励磁に制御されている間に積分された励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧に基づき、当接検出していた。しかしながら、例えば、無励磁に制御されている間に平均された励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧に基づき、当接検出を行うことも考えられる。さらに、積分や平均を行わず、励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧の瞬時値に基づき、当接検出を行うことも考えられる。
また、上述した実施形態では、ステッピングモータ1の回転駆動中に、無励磁に制御された励磁コイル1a1又は1a2を検出コイルとして流用していた。しかしながら、励磁コイル1a1又は1a2とは別に検出コイルを設けることも考えられる。
本発明の当接検出方法及びステッピングモータの初期化方法を実施した初期化装置を組み込んだ指示装置を示す図である。 図1に示すCPU3a−1の処理手順を示すフローチャートである。 従来の問題点を説明するためのグラフである。
符号の説明
1 ステッピングモータ
1a1、1a2 励磁コイル(検出コイル)
1d 片(被駆動部材)
1e ストッパ
3a−1 CPU(第1駆動手段、第2駆動手段、当接検出手段、停止手段)

Claims (4)

  1. ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルの両端電圧と基準との比較に基づき、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材がストッパに当接して、前記ステッピングモータの回転が機械的に停止したことを検出する当接検出方法であって、
    前記被駆動部材と前記ストッパとが未当接状態であり、前記ステッピングモータが回転状態にあるときに検出した、前記検出コイルの両端電圧を前記基準として、前記当接検出を行う
    ことを特徴とする当接検出方法。
  2. 請求項1記載の当接検出方法であって、
    前記検出コイルの両端電圧に応じた値と前記基準との比が、所定値以下のとき、前記当接を検出する
    ことを特徴とする当接検出方法。
  3. ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルを用いて、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材をストッパとの当接位置に、強制的に、停止させるステッピングモータの初期化方法であって、
    前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動した後、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう逆転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動し、
    前記正転方向への回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧と、前記逆転方向への回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧との比較に基づき、前記被駆動部材が前記ストッパに当接したことを検出し、
    前記当接検出に応じて、前記ステッピングモータの回転駆動を停止する
    ことを特徴とするステッピングモータの初期化方法。
  4. ステッピングモータの回転により誘導電圧が発生する検出コイルを用いて、前記ステッピングモータの回転に連動する被駆動部材をストッパとの当接位置に、強制的に、停止させるステッピングモータの初期化装置であって、
    前記被駆動部材が前記ストッパから離れる正転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動する第1駆動手段と、
    前記第1駆動手段による回転駆動終了後、前記被駆動部材が前記ストッパに向かう逆転方向に、前記ステッピングモータを回転駆動する第2駆動手段と、
    前記第1駆動手段による回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧と、前記第2駆動手段による回転駆動中に検出した前記検出コイルの両端電圧との比較に基づき、前記被駆動部材が前記ストッパに当接したことを検出する当接検出手段と、
    前記当接検出に応じて、前記第2駆動手段による回転駆動を停止させる停止手段と
    を備えたことを特徴とするステッピングモータの初期化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276496A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

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