JP5454962B2 - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5454962B2
JP5454962B2 JP2011265464A JP2011265464A JP5454962B2 JP 5454962 B2 JP5454962 B2 JP 5454962B2 JP 2011265464 A JP2011265464 A JP 2011265464A JP 2011265464 A JP2011265464 A JP 2011265464A JP 5454962 B2 JP5454962 B2 JP 5454962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
count value
phase
motor
encoder
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011265464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013118775A (ja
Inventor
山田  純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011265464A priority Critical patent/JP5454962B2/ja
Priority to DE102012222080.1A priority patent/DE102012222080B4/de
Priority to US13/693,314 priority patent/US8917049B2/en
Priority to CN201210595698.7A priority patent/CN103138662B/zh
Publication of JP2013118775A publication Critical patent/JP2013118775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5454962B2 publication Critical patent/JP5454962B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • G05B19/21Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device
    • G05B19/23Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4062Monitoring servoloop, e.g. overload of servomotor, loss of feedback or reference
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/42Servomotor, servo controller kind till VSS
    • G05B2219/42095First closed loop, then open loop
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/42Servomotor, servo controller kind till VSS
    • G05B2219/42294Software monitoring of time delay of feedback pulses, feedback failure

Description

本発明は、エンコーダ等の故障検出時にモータの制御をフィードバック制御からオープンループ制御に切り換える機能を備えたモータ制御装置に関する発明である。
特許文献1(特開2004−56855号公報)に記載されているように、モータに設けたエンコーダのパルス信号をロータの回転方向に応じてカウントアップ又はカウントダウンして、そのエンコーダカウント値に基づいてロータの回転位置を検出してモータの通電相を順次切り換え、エンコーダカウント値が目標位置に対応する目標カウント値に達するまでロータを回転駆動するフィードバック制御(以下「F/B制御」と表記する)を実行するモータ駆動システムにおいて、モータのF/B制御系の故障の有無を監視し、F/B制御系の故障を検出したときに、オープンループ制御に切り換えて、エンコーダカウント値の情報をフィードバックせずにモータの通電相を順次切り換えると共に、その通電相の切り換え毎に通電相切換カウント値をロータの回転方向に応じてカウントアップ又はカウントダウンして、その通電相切換カウント値が目標位置に対応するオープンループ用目標カウント値に達するまでロータを回転駆動するようにしたものがある。このものでは、エンコーダの他に、モータの出力軸の回転角(シフト位置)を検出する出力軸センサを設け、F/B制御系の故障検出時に出力軸センサで検出したモータの出力軸の回転角(シフト位置)を基準にしてオープンループ制御を実行するようにしている。
特開2004−56855号公報
近年、部品点数削減や低コスト化は、重要な技術的課題となっており、この観点から、出力軸センサを省略することが検討されている。しかし、上記特許文献1では、オープンループ制御の基準位置(例えばオープンループ制御開始時の初期位置)を出力軸センサの出力信号に基づいて設定するようにしているため、出力軸センサを省略すると、オープンループ制御の基準位置を設定できなくなってしまい、オープンループ制御を実行できなくなるという問題が発生する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、モータの出力軸の回転角を検出する出力軸センサ(制御対象の回転位置を検出するセンサ)が無い場合でも、モータのF/B制御系の故障時にオープンループ制御に切り換えてロータを目標位置まで回転駆動できるモータ制御装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、制御対象を回転駆動するモータのロータが所定角度回転する毎にパルス信号を出力するエンコーダと、前記エンコーダのパルス信号をカウントするエンコーダカウンタと、前記モータの通電相を切り換える毎にカウント動作する通電相切換カウンタと、前記エンコーダカウンタのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じて前記モータの通電相を順次切り換え、前記エンコーダカウント値が目標位置に対応するF/B用目標カウント値に達するまで前記ロータを回転駆動するフィードバック制御(以下「F/B制御」と表記する)を実行するF/B制御手段と、前記モータのF/B制御系の故障の有無を監視する故障監視手段と、前記故障監視手段により前記F/B制御系の故障が検出されたときに、前記F/B制御からオープンループ制御に切り換え、前記エンコーダカウント値の情報をフィードバックせずに前記モータの通電相を順次切り換えると共に、前記通電相切換カウンタのカウント値(以下「通電相切換カウント値」という)が前記目標位置に対応するオープンループ用目標カウント値に達するまで前記ロータを回転駆動するフェールセーフ手段とを備えたモータ制御装置において、前記フェールセーフ手段は、前記F/B制御系の故障検出時に前記オープンループ制御に切り換える際に、前記F/B用目標カウント値を前記エンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値に応じて補正して前記オープンループ用目標カウント値を設定することを特徴とするものである。
この構成では、モータの回転駆動中は、ロータが回転してエンコーダからパルス信号が出力される毎にエンコーダカウンタがカウント動作してエンコーダカウント値を更新すると共に、モータの通電相が切り換えられる毎に通電相切換カウンタがカウント動作して通電相切換カウント値を更新する。この際、モータのロータが正転/逆転のどちらの方向にも回転するシステムでは、エンコーダカウント値と通電相切換カウント値が回転方向に応じてカウントアップ又はカウントダウンする。これにより、F/B制御中は、エンコーダカウント値と通電相切換カウント値が互いに一定の関係を保ちながら変化するが、電源投入後の最初の通電相と実際のロータの回転位置との対応関係がずれていることが多い。従って、電源投入後の最初の通電相と実際のロータの回転位置との対応関係がずれている場合は、通電相を切り換えても、通電相が実際のロータの回転位置と対応するまでロータが回転しない。このため、通電相が実際のロータの回転位置と対応して通電相の切り換えに同期して前記ロータが回転するまでは、通電相の切り換え毎に通電相切換カウント値がカウントアップ(又はカウントダウン)しても、エンコーダカウント値は変化しないため、通電相切換カウント値とエンコーダカウント値との間に、通電相が実際のロータの回転位置と対応するまでの通電相の切り換え回数(通電相の位相ずれ)に応じた通電相位相ずれ補正値分のずれが生じる。
このような関係を考慮して、本発明では、F/B制御系の故障検出時にオープンループ制御に切り換える際に、F/B用目標カウント値をエンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値に応じて補正してオープンループ用目標カウント値を設定するものであり、これにより、モータの出力軸の回転角を検出する出力軸センサ(制御対象の回転位置を検出するセンサ)が無い場合でも、モータのF/B制御系の故障時にオープンループ制御に切り換えてロータを目標位置まで回転駆動することが可能となる。
この場合、請求項2のように、電源投入後にオープンループ制御でモータの通電相を切り換える初期駆動を実行して該通電相の切り換えに同期してロータが回転するまでの通電相切換カウント値に基づいて通電相位相ずれ補正値を学習する位相ずれ補正値学習手段を備えた構成とすると良い。このようにすれば、電源投入後の初期駆動により通電相位相ずれ補正値を学習することができる。
ところで、F/B用目標カウント値とオープンループ用目標カウント値は、それぞれ基準位置を基準にして設定されるため、F/B制御時の基準位置を通電相位相ずれ補正値に応じて補正すれば、オープンループ制御時の基準位置を求めることができ、このオープンループ制御時の基準位置を基準にしてオープンループ用目標カウント値を設定することができる。
具体的には、請求項3のように、制御対象の可動範囲の限界位置に突き当たるまでモータを回転させて基準位置を学習する基準位置学習手段を備え、F/B制御手段は、前記基準位置学習手段で学習した基準位置を基準にしてF/B用目標カウント値を設定し、フェールセーフ手段は、前記基準位置学習手段で学習した基準位置を通電相位相ずれ補正値に応じて補正してオープンループ制御時の基準位置を設定し、このオープンループ制御時の基準位置を基準にしてオープンループ用目標カウント値を設定するようにしても良い。
しかし、基準位置学習手段による基準位置の学習が行われる前にF/B制御系が故障した場合は、基準位置の学習値を用いてオープンループ制御時の基準位置を設定してオープンループ用目標カウント値を設定することができない。
そこで、請求項4のように、基準位置学習手段による基準位置の学習が行われていない場合は、その時点の通電相切換カウンタのカウント値を設計値で補正してオープンループ制御時の基準位置を設定し、このオープンループ制御時の基準位置を基準にしてオープンループ用目標カウント値を設定するようにすれば良い。このようにすれば、基準位置の学習が行われていない場合でも、オープンループ制御時の基準位置を設定してオープンループ用目標カウント値を設定することができる。
ところで、モータとエンコーダの構成によっては、ロータが1回転(360°回転)する間の通電相の切り換え回数とエンコーダの出力パルス数(エンコーダカウント値)とが一致しない場合がある。一般には、ロータの回転位置の検出精度を高めるために、1回の通電相の切り換えでロータが所定角度回転する間にエンコーダから複数のパルス信号が出力される構成となっている。
そこで、請求項5のように、通電相切換カウンタの1回のカウント動作当たり(通電相の切り換え毎)のカウント値の増減量が1回の通電相の切り換えで回転するロータの回転角度幅当たりのエンコーダカウント値の増減量と一致するように設定すると良い。例えば、1回の通電相の切り換えでロータが所定角度回転する間にエンコーダカウント値が「N」増減するシステムでは、通電相を切り換える毎に通電相切換カウント値を「N」ずつカウントアップ(又はカウントダウン)させるようにすると良い。このようにすれば、通電相切換カウント値とエンコーダカウント値との差が通電相位相ずれ補正値となる。
通電相切換カウント値−エンコーダカウント値=通電相位相ずれ補正値
通電相切換カウント値=エンコーダカウント値+通電相位相ずれ補正値
尚、通電相切換カウンタの1回のカウント動作当たりのカウント値の増減量が1回の通電相の切り換えで回転するロータの回転角度幅当たりのエンコーダカウント値の増減量と一致しないシステムでは、双方のカウント値の増減量が一致するように補正すれば良い。
以上説明した請求項1〜に係る発明は、モータを駆動源として制御対象の位置を切り換える様々な位置切換制御装置に適用でき、例えば、請求項のように、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構に適用しても良い。これにより、モータ駆動式のレンジ切換機構において、F/B制御系の故障時のフェールセーフ性を確保しながら、部品点数削減や低コスト化を実現できる。
図1は本発明の一実施例を示すレンジ切換装置の斜視図である。 図2はSRモータの構成を説明する図である。 図3はSRモータを駆動する回路構成を示す回路図である。 図4はレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図5はエンコーダのロータリマグネットの構成を説明する平面図である。 図6はエンコーダの側面図である。 図7(a)はエンコーダの出力波形を示すタイムチャート、同図(b)は通電相切り換えパターンを示すタイムチャートである。 図8はPレンジで初期駆動を行ったときの制御例を示すタイムチャートである。 図9はエンコーダが正常の場合の制御例を示すタイムチャートである。 図10はモータ起動当初からエンコーダが異常の場合の制御例を示すタイムチャートである。 図11はモータ駆動中にエンコーダが異常になった場合の制御例を示すタイムチャートである。 図12は基準位置学習プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図13は目標レンジとF/B用目標カウント値との関係を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を自動変速機のレンジ切換装置に適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。レンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成され、減速機構26(図4参照)が内蔵されている。このモータ12の出力軸13には、ディテントレバー15が固定されている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をパーキングレンジ(以下「Pレンジ」と表記する)と他のレンジ(以下「NotPレンジ」と表記する)に保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定され、このディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15のPレンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がPレンジの位置に保持され、該ディテントバネ23の係合部23aがディテントレバー15のNotPレンジ保持凹部25に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がNotPレンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23とからディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持するためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となり、それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、NotPレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
次に、図2に基づいてモータ12の構成を説明する。
本実施例では、モータ12として、スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)が用いられている。このモータ12は、ステータ31とロータ32が共に突極構造を持つモータで、永久磁石が不要で構造が簡単であるという利点がある。円筒状のステータ31の内周部には、例えば12個の突極31aが等間隔に形成され、これに対して、ロータ32の外周部には、例えば8個の突極32aが等間隔に形成され、ロータ32の回転に伴い、ロータ32の各突極32aがステータ31の各突極31aと微小ギャップを介して順番に対向するようになっている。ステータ31の12個の突極31aには、U相、V相、W相の合計6個の巻線33と、U’相、V’相、W’相の合計6個の巻線34が順番に巻回されている。尚、ステータ31とロータ32の突極31a,32aの数は適宜変更しても良いことは言うまでもない。
本実施例の巻線33,34の巻回順序は、ステータ31の12個の突極31aに対して、例えばV相→W相→U相→V相→W相→U相→V’相→W’相→U’相→V’相→W’相→U’相の順序で巻回されている。図3に示すように、U相、V相、W相の合計6個の巻線33と、U’相、V’相、W’相の合計6個の巻線34は、2系統のモータ励磁部35,36を構成するように結線されている。一方のモータ励磁部35は、U相、V相、W相の合計6個の巻線33をY結線して構成され(同じ相の2個の巻線33はそれぞれ直列に接続されている)、他方のモータ励磁部36は、U’相、V’相、W’相の合計6個の巻線34をY’結線して構成されている(同じ相の2個の巻線34はそれぞれ直列に接続されている)。2つのモータ励磁部35,36は、U相とU’相が同時に通電され、V相とV’相が同時に通電され、W相とW’相が同時に通電される。
これら2つのモータ励磁部35は、車両に搭載されたバッテリ40を電源として、それぞれ別個のモータドライバ37,38によって駆動される。このように、モータ励磁部35,36とモータドライバ37,38をそれぞれ2系統ずつ設けることで、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転させることができるようになっている。図3に示すモータドライバ37,38の回路構成例では、各相毎にトランジスタ等のスイッチング素子39を1個ずつ設けたユニポーラ駆動方式の回路構成としているが、各相毎にスイッチング素子を2個ずつ設けたバイポーラ駆動方式の回路構成を採用しても良い。尚、本発明は、モータ励磁部とモータドライバをそれぞれ1系統ずつ設けた構成としても良いことは言うまでもない。
各モータドライバ37,38の各スイッチング素子39のオン/オフは、ECU41によって制御される。図4に示すように、このECU41と各モータドライバ37,38は、レンジ切換制御装置42(モータ制御装置)に搭載され、このレンジ切換制御装置42には、Pレンジへの切換操作を行うPレンジスイッチ43と、NotPレンジへの切換操作を行うNotPレンジスイッチ44の操作信号が入力される。Pレンジスイッチ43又はNotPレンジスイッチ44の操作により選択されたレンジは、インストルメントパネル(図示せず)に設けられたレンジ表示部45に表示される。
レンジ切換制御装置42には、車両に搭載されたバッテリ50からメインリレー51(電源スイッチ)を介して電源が供給される。メインリレー51のオン/オフは、イグニッションスイッチ52のオン/オフによって切り替えられる。イグニッションスイッチ52がオンされると、メインリレー51がオンされてレンジ切換制御装置42に電源が供給され、イグニッションスイッチ52がオフされると、所定期間(各制御プログラムの終了処理を行うのに必要な期間)が経過した後にメインリレー51がオフされてレンジ切換制御装置42への電源供給が遮断される。
モータ12には、ロータ32の回転位置を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、その具体的な構成は、図5及び図6に示すように、N極とS極が円周方向に交互に等ピッチで着磁された円環状のロータリマグネット47がロータ32の側面に同軸状に固定され、このロータリマグネット47に対向する位置に、2個のホールIC等の磁気検出素子48,49が配置された構成となっている。
本実施例では、ロータリマグネット47のN極とS極の着磁ピッチが7.5°に設定されている。このロータリマグネット47の着磁ピッチ(7.5°)は、モータ12の励磁1回当たり(通電相の切り換え1回当たり)のロータ32の回転角度と同じ角度に設定されている。後述するように、1−2相励磁方式でモータ12の通電相の切り換えを6回行うと、全ての通電相の切り換えが一巡してロータ32とロータリマグネット47が一体的に7.5°×6=45°回転する。このロータリマグネット47の45°の回転角度範囲に存在するN極とS極の数は、合計6極となっている。
このロータリマグネット47に対して2個の磁気検出素子48,49が次のような位置関係で配置されている。A相信号を出力する磁気検出素子48とB相信号を出力する磁気検出素子49は、ロータリマグネット47の着磁部分(N,S)に対向し得る位置の同一円周上に配置されている。A相信号とB相信号を出力する2個の磁気検出素子48,49の間隔は、図7に示すように、A相信号とB相信号の位相差が、電気角で90°(機械角で3.75°)となるように設定されている。ここで、“電気角”はA・B相信号の発生周期を1周期(360°)とした場合の角度で、“機械角”は機械的な角度(ロータ32の1回転を360°とした場合の角度)であり、A相信号の立ち下がり(立ち上がり)からB相信号の立ち下がり(立ち上がり)までにロータ32が回転する角度がA相信号とB相信号の位相差の機械角に相当する。
各磁気検出素子48,49の出力は、N極と対向したときにハイレベル“1”となり、S極と対向したときにローレベル“0”となる。
本実施例では、ECU41がA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをエンコーダカウンタでカウントして、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータ12の通電相を切り換えることでロータ32を回転駆動する。この際、A相信号とB相信号の発生順序によってロータ32の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→NotPレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(NotPレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、ロータ32が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とロータ32の回転位置との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってロータ32の回転位置(回転角度)を検出して、その回転位置に対応した相の巻線33,34に通電してロータ32を回転駆動する。
図7は、ロータ32を逆回転方向(NotPレンジ→Pレンジの回転方向)に回転させたときのエンコーダ46の出力波形と通電相の切換パターンを示している。逆回転方向(NotPレンジ→Pレンジの回転方向)と正回転方向(Pレンジ→NotPレンジの回転方向)のいずれの場合も、ロータ32が7.5°回転する毎に1相通電と2相通電とを交互に切り換えるようになっており、ロータ32が45°回転する間に、例えば、U相通電→UW相通電→W相通電→VW相通電→V相通電→UV相通電の順序で通電相の切り換えを一巡するようになっている。
そして、この通電相の切り換え毎に、ロータ32が7.5°ずつ回転して、A相、B相信号用の磁気検出素子48,49に対向するロータリマグネット47の磁極がN極→S極又はS極→N極に変化してA相信号とB相信号のレベルが交互に反転し、それによって、ロータ32が7.5°回転する毎に、エンコーダカウント値が2ずつカウントアップ(又はカウントダウン)する。尚、本明細書では、A相、B相信号がハイレベル“1”となることを、A相、B相信号が出力されると言う場合がある。
ところで、エンコーダカウント値は、ECU41のRAMに記憶されるため、ECU41の電源がオフされると、エンコーダカウント値の記憶が消えてしまう。そのため、ECU41の電源投入直後のエンコーダカウント値(0)は、実際のロータ32の回転位置(通電相)に対応したものとならない。従って、エンコーダカウント値に応じて通電相を切り換えるためには、電源投入後にエンコーダカウント値と実際のロータ32の回転位置とを対応させて、エンコーダカウント値と通電相とを対応させる必要がある。
そこで、本実施例では、レンジ切換制御装置42のECU41によってECU41への電源投入後の初期駆動時に、モータ12の通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡させてエンコーダ46のA相信号及びB相信号のエッジをカウントし、初期駆動終了時のエンコーダカウント値とロータ32の回転位置と通電相との対応関係を学習し、その後の通常駆動時に、エンコーダカウント値と初期駆動終了時の学習結果とに基づいて通電相を決定するようにしている。
この初期駆動時の学習は、具体的には次のようにして行われる。図8に示すように、PレンジでECU41に電源が投入されたときに初期駆動を行う場合は、例えば、W相通電→UW相通電→U相通電→UV相通電→V相通電→VW相通電の順序で通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡し、ロータ32を正回転方向(Pレンジ→NotPレンジの回転方向)に駆動する。
一方、NotPレンジでECU41に電源が投入されたときに初期駆動を行う場合は、例えば、V相通電→UV相通電→U相通電→UW相通電→W相通電→VW相通電の順序で通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡し、ロータ32を逆回転方向(NotPレンジ→Pレンジの回転方向)に駆動する。
この初期駆動時には、1相通電の時間T1を2相通電の時間T2よりも短くし、例えばT1=10ms、T2=100msに設定する。初期駆動中にロータ32の回転位置と通電相との同期がとれた後でも、トルクが小さい1相通電では、ロータ32が振動するため、1相通電の時間T1を短くして、できるだけ速やかに次の2相通電に切り換えることで、ロータ32の振動を速やかに停止させてエンコーダ46の出力信号を安定させるようにしている。
このように、初期駆動時に通電相の切り換えを一巡させれば、初期駆動が終了するまでに、いずれかの通電相で必ずロータ32の回転位置と通電相とが一致して、それ以後、通電相の切り換えに同期してロータ32が回転して、このロータ32の回転に同期してエンコーダ46からA相信号及びB相信号が出力されるようになる。
この初期駆動中に、エンコーダ46のA相信号及びB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントする。従って、初期駆動終了時のエンコーダカウント値を見れば、初期駆動が終了するまでにロータ32が実際に通電相の切り換えに同期して回転した角度(回転量)が分かり、それによって、初期駆動終了時のエンコーダカウント値とロータ32の回転位置と通電相との対応関係が分かる。
図8の例では、初期駆動時に最初の通電相(W相)からロータ32が回転し、通電相の切り換え毎にロータ32が7.5°ずつ回転してエンコーダカウント値が2ずつカウントアップし、初期駆動終了時にエンコーダカウント値が12となる。
これに対し、例えば、初めの3回の励磁(W相通電→UW相通電→U相通電)でロータ32が回転しない場合、つまり4回目以降の励磁(UV相通電→V相通電→VW相通電)でロータ32の回転位置と通電相とが同期してロータ32が3回の励磁分だけ回転する場合は、初期駆動終了時までにロータ32が7.5°×3=22.5°回転して、エンコーダカウント値が2×3=6となる。従って、初期駆動終了時のエンコーダカウント値を見れば、初期駆動が終了するまでにロータ32が実際に通電相の切り換えに同期して回転した角度(回転量)が判明する。
この場合、初期駆動の最後の通電相は、常にVW相となるが、エンコーダカウント値は、必ずしも「12」になるとは限らず、例えば「8」、或は「4」となる場合もある。初期駆動終了後の通常駆動時には、エンコーダカウント値に基づいて通電相が決定されるため、初期駆動によるエンコーダカウント値を通電相位相ずれ補正値分だけ修正することにより、通常駆動時に正しい通電相を選択することができる。
図8の例のように、初期駆動時に最初の通電相(W相)からロータ32が回転した場合、つまり初期駆動開始当初から通電相の切り換えに同期してロータ32が回転した場合は、初期駆動終了時にエンコーダカウント値が「12」となるため、初期駆動終了時のエンコーダカウント値が「8」であれば、通電相位相ずれ補正値は、12−8=4となる。
通電相位相ずれ補正値=12−「初期駆動終了時のエンコーダカウント値」
この通電相位相ずれ補正値は、初期駆動開始後に通電相の切り換えに同期してロータ32が回転するまでの通電相切換カウント値(後述する通電相切換カウンタのカウント値)に相当する。この初期駆動により通電相位相ずれ補正値を学習(算出)する処理は、ECU41によって実行され、特許請求の範囲でいう位相ずれ補正値学習手段としての役割を果たす。
ところで、ECU41は、モータ12の起動後のエンコーダカウント値に基づいてロータ32の起動位置からの回転量(回転角度)を検出できるだけであるため、電源投入後に、何等かの方法で、ロータ32の絶対的な回転位置を検出しないと、モータ12のロータ32を正確に目標位置まで回転駆動することができない。
そこで、ECU41は、初期駆動終了後にモータ12をレンジ切換機構11のディテント機構14で規制された可動範囲のPレンジ側の限界位置(Pレンジ壁)に突き当たるまで回転させるPレンジ壁突き当て制御を実施してPレンジ側の限界位置を基準位置として学習するようにしている。尚、モータ12をNotPレンジ側の限界位置(NotPレンジ壁)に突き当たるまで回転させるNotPレンジ壁突き当て制御を実施してNotPレンジ側の限界位置を基準位置として学習するようにしても良い。
図9に示すように、エンコーダ46が正常である場合は、モータ12の起動後に初期駆動を実行して通電相位相ずれ補正値を学習してから、Pレンジ壁突き当て制御(又はNotPレンジ壁突き当て制御)を実行してPレンジ側の限界位置を基準位置として学習した後、Pレンジ(又はNotPレンジ)に戻すPレンジ戻し制御(又はNotPレンジ戻し制御)を実行し、その後、通常のモータ制御であるフィードバック制御(以下「F/B制御」と表記する)に移行する。
このF/B制御では、Pレンジスイッチ43又はNotPレンジスイッチ44の操作により目標レンジが設定されると、その目標レンジに対応するF/B用目標カウント値を基準位置の学習値を基準にして設定してモータ12の駆動を開始し、エンコーダカウント値に応じてモータ12の通電相を順次切り換え、エンコーダカウント値がF/B用目標カウント値に達するまでロータ32を回転駆動する。以下の説明では、Pレンジ壁突き当て制御による基準位置の学習を「基準位置学習(1)」と表記する。
この際、F/B用目標カウント値の設定方法は、図13に示すように、目標レンジがPレンジの場合は、学習した基準位置(エンコーダカウント値)に、該基準位置からPレンジ保持凹部24の谷底までのエンコーダカウント値kOFFSETPを加算して、PレンジのF/B用目標カウント値を設定する。
PレンジのF/B用目標カウント値=基準位置+kOFFSETP
また、目標レンジがNotPレンジの場合は、学習した基準位置(エンコーダカウント値)に、該基準位置からNotPレンジ保持凹部25の谷底までのエンコーダカウント値kOFFSETNPを加算して、NotPレンジのF/B用目標カウント値を設定する。 NotPレンジのF/B用目標カウント値=基準位置+kOFFSETNP
ところで、エンコーダ46の回路断線等によりモータ12のF/B制御系が故障すると、モータ12をF/B制御できないため、本実施例では、ECU41は、電源オン中に故障監視プログラム(故障監視手段)を周期的に実行してエンコーダ46等のF/B制御系の故障の有無を監視し、F/B制御系の故障が検出されたときに、F/B制御からオープンループ制御に切り換え、エンコーダカウント値の情報をフィードバックせずにモータ12の通電相を順次切り換えて、ロータ32を目標位置まで回転駆動するようにしている。
尚、F/B制御系の故障診断は、例えば特開2004−56855号公報に記載した故障診断方法で行えば良い。本実施例では、図11に示すように、F/B制御中に通電相を切り換えてもエンコーダカウント値が変化しない状態を検出したときに、エンコーダ仮異常(F/B制御系の故障)と判定して、エンコーダ仮異常フラグを「OFF」から「ON」に切り換えるようにしている。
F/B制御系の故障時のオープンループ制御によりロータ32を目標位置まで回転駆動するために、本実施例では、モータ12の通電相を切り換える毎にカウント動作する通電相切換カウンタを設け、モータ12の起動時から通電相の切り換え毎に通電相切換カウンタのカウント値(以下「通電相切換カウント値」という)をロータ32の回転方向に応じて所定値ずつカウントアップ又はカウントダウンするようにしている。
本実施例では、通電相切換カウンタの1回のカウント動作当たり(通電相の切り換え毎)の通電相切換カウント値の増減量が、1回の通電相の切り換えで回転するロータ32の回転角度幅当たりのエンコーダカウント値の増減量と一致するように設定されている。例えば、1回の通電相の切り換えでロータ32が所定角度回転する間のエンコーダカウント値の増減量が「N」となるシステムでは、通電相の切り換え毎に通電相切換カウント値を「N」ずつカウントアップ(又はカウントダウン)させるようにすれば良い。このようにすれば、通電相切換カウント値とエンコーダカウント値との差が通電相位相ずれ補正値と一致する。
通電相切換カウント値−エンコーダカウント値=通電相位相ずれ補正値
通電相切換カウント値=エンコーダカウント値+通電相位相ずれ補正値
通電相切換カウンタは、エンコーダカウンタと同様に、全てのモータ制御モード(初期駆動、Pレンジ壁突き当て制御、Pレンジ戻し制御、F/B制御、オープンループ制御)でカウント動作し、通電相の切り換え毎に通電相切換カウント値をロータ32の回転方向に応じて所定値ずつカウントアップ又はカウントダウンさせる。
尚、通電相切換カウンタの1回のカウント動作当たりのカウント値の増減量が1回の通電相の切り換えで回転するロータ32の回転角度幅当たりのエンコーダカウント値の増減量と一致しないシステムでは、双方のカウント値の増減量が一致するように補正すれば良い。
ECU41は、F/B制御系の故障検出時にモータ制御モードをF/B制御からオープンループ制御に切り換える際に、目標レンジに対応するF/B用目標カウント値を通電相位相ずれ補正値分だけ補正してオープンループ用目標カウント値を設定し、通電相切換カウント値がオープンループ用目標カウント値に達するまでロータ32を回転駆動する。この機能が特許請求の範囲でいうフェールセーフ手段に相当する。
オープンループ用目標カウント値=F/B用目標カウント値+通電相位相ずれ補正値
図10に示すように、モータ12の起動当初からエンコーダ46が異常の場合は、モータ12の起動後に初期駆動を実行しても、通電相位相ずれ補正値の学習を失敗するため、通電相位相ずれ補正値の学習を失敗した場合は、初期駆動を再実行(リトライ)する。この初期駆動のリトライを予め設定された所定回数(例えば3回)行っても、通電相位相ずれ補正値の学習を失敗した場合は、基準位置学習(3)を実行して、モータ制御モードをF/B制御系の故障検出時のオープンループ制御に切り換える。この場合は、通電相位相ずれ補正値の学習値が無く、しかも、Pレンジ壁突き当て制御による基準位置の学習値も無いため、基準位置の学習値と通電相位相ずれ補正値の学習値を用いてオープンループ制御時の基準位置を設定することができない。従って、基準位置学習(3)では、その時点の通電相切換カウント値に、Pレンジ保持凹部24の谷底からPレンジ側の限界位置(壁位置)までのエンコーダカウント値の設計値を加算してオープンループ制御時の基準位置を設定する。
オープンループ制御時(学習値無し時)の基準位置=通電相切換カウント値+設計値
また、図11に示すように、モータ12の起動後に、初期駆動、Pレンジ壁突き当て制御、Pレンジ戻し制御をそれぞれ正常に実行して、F/B制御に移行した後にエンコーダ46の回路断線等のF/B制御系の故障が発生した場合は、初期駆動による通電相位相ずれ補正値の学習とPレンジ壁突き当て制御による基準位置学習(1)が正常に行われているため、F/B制御系の故障検出時にモータ制御モードをF/B制御からオープンループ制御に切り換える際に、目標レンジに対応するF/B用目標カウント値を通電相位相ずれ補正値分だけ補正してオープンループ用目標カウント値を設定する。具体的には、基準位置の学習値を通電相位相ずれ補正値に応じて補正してオープンループ制御時の基準位置を求め、このオープンループ制御時の基準位置を基準にしてオープンループ用目標カウント値を設定する。以下、このオープンループ制御時の基準位置の学習を「基準位置学習(2)」と表記する。
オープンループ制御時(学習値有り時)の基準位置
=基準位置学習値+通電相位相ずれ補正値
以上説明した本実施例の基準位置の学習は、ECU41によって図12の基準位置学習プログラムに従って実行される。図12の基準位置学習プログラムは、ECU41の電源オン中に所定周期で繰り返し実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、エンコーダ本異常フラグが「ON」であるか否かを判定する。このエンコーダ本異常フラグは、図11に示すように、後述するエンコーダ仮異常フラグが「ON」から「OFF」に切り換えられたときに「OFF」から「ON」に切り換えられる。例えば、エンコーダ46の回路断線等(F/B制御系の故障)が検出された時点で、エンコーダ仮異常フラグが「OFF」から「ON」に切り換えられ、オープンループ制御に切り換えられてロータ32が目標位置まで回転駆動された時点で、エンコーダ仮異常フラグが「ON」から「OFF」に切り換えられると共に、エンコーダ本異常フラグが「OFF」から「ON」に切り換えられる。
上記ステップ101で、エンコーダ本異常フラグが「OFF」と判定されれば、ステップ105に進み、エンコーダ仮異常フラグが「ON」であるか否かを判定する。その結果、エンコーダ仮異常フラグが「OFF」と判定されれば、エンコーダ46が正常(F/B制御系の故障無し)と判断して、ステップ112に進み、現在のモータ制御モードがPレンジ壁突き当て制御であるか否かを判定し、Pレンジ壁突き当て制御でなければ、そのまま本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ112で、現在のモータ制御モードがPレンジ壁突き当て制御であると判定されれば、ステップ113に進み、Pレンジ壁位置検出完了フラグが「ON」であるか否かを判定し、その結果、Pレンジ壁位置検出完了フラグが「OFF」と判定されれば、Pレンジ壁突き当て制御の途中と判断して、そのまま本プログラムを終了する。
上記ステップ113で、Pレンジ壁位置検出完了フラグが「ON」と判定されれば、Pレンジ壁突き当て制御完了と判断して、ステップ114に進み、基準位置学習(1)を実行して、Pレンジ壁位置を基準位置として学習して本プログラムを終了する。
また、前述したステップ105で、エンコーダ仮異常フラグが「ON」と判定されれば、ステップ106に進み、エンコーダ仮異常フラグが「OFF」から「ON」に切り換えられた直後であるか否かを判定し、「OFF」から「ON」に切り換えられた直後であれば、ステップ107に進み、オープン駆動準備完了フラグを「OFF」にリセットしてステップ108の処理に進む。エンコーダ仮異常フラグが「OFF」から「ON」に切り換えられた直後でなければ、そのままステップ108の処理に進む。
このステップ108では、オープン駆動準備完了フラグが「ON」であるか否かを判定し、オープン駆動準備完了フラグが「OFF」と判定されれば、そのまま本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ108で、オープン駆動準備完了フラグが「ON」と判定されれば、ステップ109に進み、現在のモータ制御モードがオープンループ制御であるか否かを判定し、オープンループ制御でなければ、そのまま本プログラムを終了する。
これに対し、上記ステップ109で、現在のモータ制御モードがオープンループ制御であると判定されれば、ステップ110に進み、基準位置学習(2)を実行して、基準位置の学習値を通電相位相ずれ補正値分だけ補正してオープンループ制御時の基準位置を設定する。この後、ステップ111に進み、オープン駆動準備完了フラグを「ON」に切り換えて本プログラムを終了する。
また、前述したステップ101で、エンコーダ本異常フラグが「ON」と判定されれば、ステップ102に進み、オープン駆動準備完了フラグが「ON」であるか否かを判定し、オープン駆動準備完了フラグが「ON」と判定されれば、オープンループ制御時の基準位置の設定が完了していると判断して、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ102で、オープン駆動準備完了フラグが「OFF」と判定されれば、オープンループ制御時の基準位置が設定されていないと判断して、ステップ103に進み、基準位置学習(3)を実行して、その時点の通電相切換カウント値に、Pレンジ保持凹部24の谷底からPレンジ側の限界位置(壁位置)までのエンコーダカウント値の設計値を加算してオープンループ制御時の基準位置を設定する。この後、ステップ104に進み、オープン駆動準備完了フラグを「ON」に切り換えて本プログラムを終了する。
以上説明した本実施例では、モータ12の回転駆動中は、ロータ32が回転してエンコーダ46からパルス信号が出力される毎にエンコーダカウンタがカウント動作してエンコーダカウント値を更新すると共に、モータ12の通電相が切り換えられる毎に通電相切換カウンタがカウント動作して通電相切換カウント値を更新する。この際、モータ12のロータ32が正転/逆転のどちらの方向にも回転するシステムでは、エンコーダカウント値と通電相切換カウント値が回転方向に応じてカウントアップ又はカウントダウンする。これにより、F/B制御中は、エンコーダカウント値と通電相切換カウント値が互いに一定の関係を保ちながら変化するが、電源投入後の最初の通電相と実際のロータ32の回転位置との対応関係がずれていることが多い。従って、電源投入後の最初の通電相と実際のロータ32の回転位置との対応関係がずれている場合は、通電相を切り換えても、通電相が実際のロータ32の回転位置と対応するまでロータ32が回転しない。このため、通電相が実際のロータ32の回転位置と対応して通電相の切り換えに同期して前記ロータが回転するまでは、通電相の切り換え毎に通電相切換カウント値がカウントアップ(又はカウントダウン)しても、エンコーダカウント値は変化しないため、通電相切換カウント値とエンコーダカウント値との間に、通電相が実際のロータ32の回転位置と対応するまでの通電相の切り換え回数(通電相の位相ずれ)に応じた通電相位相ずれ補正値分のずれが生じる。
このような関係を考慮して、本実施例では、エンコーダ46等のF/B制御系の故障検出時にオープンループ制御に切り換える際に、F/B用目標カウント値をエンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値に応じて補正してオープンループ用目標カウント値を設定するものであり、これにより、モータ12の出力軸13の回転角を検出する出力軸センサ(制御対象の回転位置を検出するセンサ)が無い場合でも、モータ12のF/B制御系の故障時にオープンループ制御に切り換えてロータ32を目標位置まで回転駆動することが可能となり、F/B制御系の故障時のフェールセーフ性を確保しながら、部品点数削減や低コスト化を実現できる。
尚、エンコーダ46は、磁気式のエンコーダに限定されず、例えば、光学式のエンコーダやブラシ式のエンコーダを用いても良い。
また、上記実施例では、モータ12としてスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)を用いたが、エンコーダの出力信号のカウント値に基づいてロータの回転位置を検出してモータの通電相を順次切り換えるブラシレス型の同期モータであれば、SRモータに限定されず、他の種類のブラシレス型の同期モータであっても良い。
また、上記実施例のレンジ切換装置は、PレンジとNotPレンジの2つのレンジを切り換える構成であるが、例えば、ディテントレバー15の回動動作に連動して自動変速機のレンジ切換弁とマニュアルバルブを切り換えて、自動変速機のP、R、N、D、…の各レンジを切り換えるレンジ切換装置にも本発明を適用して実施できる。
その他、本発明は、レンジ切換装置に限定されず、SRモータ等のブラシレス型の同期モータを駆動源とする各種の位置切換装置に適用したり、或は、モータの出力軸の回転角を検出する出力軸センサ(制御対象の回転位置を検出するセンサ)を備えたシステムに適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…レンジ切換機構(制御対象)、12…モータ、14…ディテント機構、15…ディテントレバー、18…パーキングロッド、20…パーキングギヤ、21…ロックレバー、23…ディテントバネ、24…Pレンジ保持凹部、25…NotPレンジ保持凹部、26…減速機構、27…自動変速機、31…ステータ、32…ロータ、33,34…巻線、35,36…モータ励磁部、37,38…モータドライバ、41…ECU(F/B制御手段,故障監視手段,フェールセーフ手段,位相ずれ補正値学習手段,基準位置学習手段)、46…エンコーダ、50…バッテリ、51…メインリレー

Claims (6)

  1. 制御対象を回転駆動するモータのロータが所定角度回転する毎にパルス信号を出力するエンコーダと、
    前記エンコーダのパルス信号をカウントするエンコーダカウンタと、
    前記モータの通電相を切り換える毎にカウント動作する通電相切換カウンタと、
    前記エンコーダカウンタのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じて前記モータの通電相を順次切り換え、前記エンコーダカウント値が目標位置に対応するF/B用目標カウント値に達するまで前記ロータを回転駆動するフィードバック制御(以下「F/B制御」と表記する)を実行するF/B制御手段と、
    前記モータのF/B制御系の故障の有無を監視する故障監視手段と、
    前記故障監視手段により前記F/B制御系の故障が検出されたときに、前記F/B制御からオープンループ制御に切り換え、前記エンコーダカウント値の情報をフィードバックせずに前記モータの通電相を順次切り換えると共に、前記通電相切換カウンタのカウント値が前記目標位置に対応するオープンループ用目標カウント値に達するまで前記ロータを回転駆動するフェールセーフ手段と
    を備えたモータ制御装置において、
    前記フェールセーフ手段は、前記F/B制御系の故障検出時に前記オープンループ制御に切り換える際に、前記F/B用目標カウント値を前記エンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値に応じて補正して前記オープンループ用目標カウント値を設定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 電源投入後にオープンループ制御で前記モータの通電相を切り換える初期駆動を実行して該通電相の切り換えに同期して前記ロータが回転するまでの前記通電相切換カウンタのカウント値に基づいて前記通電相位相ずれ補正値を学習する位相ずれ補正値学習手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御対象の可動範囲の限界位置に突き当たるまで前記モータを回転させて基準位置を学習する基準位置学習手段を備え、
    前記F/B制御手段は、前記基準位置学習手段で学習した前記基準位置を基準にして前記F/B用目標カウント値を設定し、
    前記フェールセーフ手段は、前記基準位置学習手段で学習した前記基準位置を前記通電相位相ずれ補正値に応じて補正してオープンループ制御時の基準位置を設定し、このオープンループ制御時の基準位置を基準にして前記オープンループ用目標カウント値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記フェールセーフ手段は、前記基準位置学習手段による前記基準位置の学習が行われていない場合は、その時点の前記通電相切換カウンタのカウント値を設計値で補正してオープンループ制御時の基準位置を設定し、このオープンループ制御時の基準位置を基準にして前記オープンループ用目標カウント値を設定することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記通電相切換カウンタの1回のカウント動作当たりのカウント値の増減量が1回の通電相の切り換えで回転するロータの回転角度幅当たりのエンコーダカウント値の増減量と一致するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 前記制御対象は、シフトレンジを切り換えるレンジ切換機構であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のモータ制御装置。
JP2011265464A 2011-12-05 2011-12-05 モータ制御装置 Active JP5454962B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011265464A JP5454962B2 (ja) 2011-12-05 2011-12-05 モータ制御装置
DE102012222080.1A DE102012222080B4 (de) 2011-12-05 2012-12-03 Motorsteuervorrichtung
US13/693,314 US8917049B2 (en) 2011-12-05 2012-12-04 Motor control apparatus
CN201210595698.7A CN103138662B (zh) 2011-12-05 2012-12-05 电机控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011265464A JP5454962B2 (ja) 2011-12-05 2011-12-05 モータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013118775A JP2013118775A (ja) 2013-06-13
JP5454962B2 true JP5454962B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=48431627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011265464A Active JP5454962B2 (ja) 2011-12-05 2011-12-05 モータ制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8917049B2 (ja)
JP (1) JP5454962B2 (ja)
CN (1) CN103138662B (ja)
DE (1) DE102012222080B4 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5648854B2 (ja) * 2011-12-16 2015-01-07 株式会社デンソー モータ制御装置
JP5533907B2 (ja) * 2012-02-07 2014-06-25 株式会社デンソー モータ制御装置
JP6274085B2 (ja) * 2014-11-19 2018-02-07 株式会社デンソー モータ制御装置
KR101596025B1 (ko) * 2014-11-20 2016-02-19 현대모비스 주식회사 페일 세이프 소프트웨어의 오류 검출 방법
JP6707788B2 (ja) * 2015-07-27 2020-06-10 株式会社荏原製作所 スイッチドリラクタンスモータのセンサレス駆動装置、および該センサレス駆動装置を備えたモータ装置
GB2547678A (en) * 2016-02-25 2017-08-30 Johnson Electric Sa Method of maintaining a position of an airflow-direction control element of a HVAC system
KR102632774B1 (ko) * 2016-12-14 2024-02-05 에이치엘만도 주식회사 계자 권선형 모터용 로터 및 이를 구비한 계자 권선형 모터
JP6673195B2 (ja) * 2016-12-27 2020-03-25 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP6690579B2 (ja) * 2017-03-07 2020-04-28 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
CN108803462B (zh) * 2017-04-27 2021-03-19 宁波Gqy视讯股份有限公司 伺服系统位置反馈的故障检测方法
CN108075701B (zh) * 2017-05-25 2020-06-26 烟台仙崴机电有限公司 一种无位置传感器下开关磁阻发电系统效率提升控制方法
JP6711324B2 (ja) * 2017-07-10 2020-06-17 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP6874674B2 (ja) * 2017-12-27 2021-05-19 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP6950588B2 (ja) * 2018-03-07 2021-10-13 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP2019168030A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP7158970B2 (ja) * 2018-09-25 2022-10-24 ミネベアミツミ株式会社 異常検知装置、モータ装置、異常検知方法、及びモータの駆動制御方法
JP7135757B2 (ja) * 2018-11-15 2022-09-13 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
CN110224652B (zh) * 2019-06-25 2021-01-26 深圳市海浦蒙特科技有限公司 基于增量式编码器校正转子磁极位置方法、系统及介质
JP7310538B2 (ja) 2019-10-25 2023-07-19 株式会社デンソー シフトレンジ装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56855B2 (ja) 1973-07-07 1981-01-09
US4749930A (en) * 1986-10-22 1988-06-07 The Boeing Company High speed positive feed drill motor open loop control system
US5077507A (en) 1989-06-29 1991-12-31 Mitsubishi Denki K.K. Servo control apparatus
JPH06288791A (ja) 1993-04-05 1994-10-18 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd エンコーダ装置
JP2000170905A (ja) * 1998-09-28 2000-06-23 Denso Corp 自動変速機のシフトレンジ切換装置
JP3690296B2 (ja) * 2001-03-26 2005-08-31 セイコーエプソン株式会社 センサレスモータの駆動装置
US7084597B2 (en) 2002-06-03 2006-08-01 Denso Corporation Motor control apparatus
JP3849930B2 (ja) * 2002-07-16 2006-11-22 株式会社デンソー モータ制御装置
US7312595B2 (en) * 2002-07-09 2007-12-25 Denso Corporation Motor control apparatus
US7002318B1 (en) * 2004-09-23 2006-02-21 General Motors Corporation Position sensor fault tolerant control for automotive propulsion system
JP2007314119A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Asmo Co Ltd アクチュエータシステム及び車両用エアコンシステム
JP4506784B2 (ja) * 2007-06-08 2010-07-21 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4406453B2 (ja) * 2007-10-03 2010-01-27 トヨタ自動車株式会社 シフト切替装置
JP2009124891A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Mitsuba Corp 同期モータ装置及びその製造方法
JP5131318B2 (ja) * 2009-10-29 2013-01-30 トヨタ自動車株式会社 モータ制御装置
CN201587814U (zh) * 2009-12-25 2010-09-22 长沙中联重工科技发展股份有限公司 一种塔机调速装置
JP5747145B2 (ja) * 2010-03-17 2015-07-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ駆動装置およびこれを用いた電気機器

Also Published As

Publication number Publication date
US8917049B2 (en) 2014-12-23
DE102012222080A1 (de) 2013-06-06
CN103138662A (zh) 2013-06-05
DE102012222080B4 (de) 2022-01-20
CN103138662B (zh) 2016-04-13
JP2013118775A (ja) 2013-06-13
US20130141031A1 (en) 2013-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5454962B2 (ja) モータ制御装置
JP4936069B2 (ja) モータ制御装置
JP5648854B2 (ja) モータ制御装置
JP5093624B2 (ja) モータ制御装置
JP6398782B2 (ja) モータ制御装置
JP2007336611A (ja) 同期モータの制御装置
JP3800529B2 (ja) モータ制御装置
JP3849864B2 (ja) モータ制御装置
JP4189953B2 (ja) 位置切換制御装置
JP2004023890A (ja) モータ制御装置
JP4082164B2 (ja) モータ制御装置
JP6547663B2 (ja) 制御装置
JP3947922B2 (ja) モータ制御装置
JP3849931B2 (ja) モータ制御装置
JP3871130B2 (ja) モータ制御装置
JP5472044B2 (ja) モータ制御装置
JP3888940B2 (ja) モータ制御装置
JP3849627B2 (ja) モータ制御装置
JP2015224714A (ja) レンジ切換制御装置
JP6357798B2 (ja) モータ制御装置
JP3888278B2 (ja) モータ制御装置
JP3800532B2 (ja) モータ制御装置
JP5472038B2 (ja) モータ制御装置
JP4748611B2 (ja) 位置切換制御装置
JP3849629B2 (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5454962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250