JP5811465B2 - レンジ切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、車両の自動変速機のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。このものは、モータの回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、レンジ切換時には、このエンコーダのパルス信号のカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に基づいてモータを目標レンジに相当する位置(目標カウント値)まで回転させることで、シフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしている。
このようなシステムでは、電源投入後に、モータをレンジ切換機構の可動範囲の限界位置(壁)に突き当たるまで回転させる突き当て制御を実行して、その限界位置を基準位置として学習し、この基準位置を基準にしてモータの回転量(回転角)を制御するようにしている。
しかし、シフトレンジの切換中(モータの駆動中)に何等かの原因(例えば瞬時停電やノイズ等)で制御装置がリセットされると、エンコーダカウント値や基準位置等を記憶するRAMもリセットされると共に、制御装置が再起動するまでの間にモータが回転していてもその間はエンコーダカウント値を算出できないため、制御装置が再起動したときに、モータの回転位置が不明の状態となり、そのままではシフトレンジの切換制御(モータの制御)を再開できない。
そこで、特許文献1(特開2006−336840号公報)に示すように、モータの駆動中に制御装置が電源の瞬断によりリセットされて再起動したときに、壁位置検出を行って出力軸位置の特定を行うようにしたものがある。
特開2006−336840号公報
上記特許文献1では、シフトレンジの切換中(モータの駆動中)に制御装置がリセットされて再起動したときに、モータをレンジ切換機構のPレンジ側の限界位置(壁)に突き当たるまで回転させるPレンジ壁突き当て制御を行うのか、或は、モータをレンジ切換機構のDレンジ側の限界位置(壁)に突き当たるまで回転させるDレンジ壁突き当て制御を行うのかは、記載されていない。
例えば、運転者のシフトレバー操作により目標レンジがDレンジに切り換えられて、シフトレンジをDレンジに切り換える制御の途中に制御装置がリセットされて再起動したときには、Dレンジ壁突き当て制御を行うことも考えられるが、通常、シフトレンジの切換中は車両側でニュートラル状態に維持して、Pレンジ以外(例えばDレンジ)への切換時は切換完了判定された後にトルクを発生するようになっている。このため、Dレンジへの切換中に制御装置がリセットされて再起動したときに、Dレンジ壁突き当て制御を行うようにすると、Dレンジ壁突き当て制御により基準位置を学習するまではシフトレンジの切換完了判定ができず、運転者のシフトレバー操作により目標レンジがDレンジに切り換えられてから、シフトレンジの切換完了判定されてトルクが発生するまでの時間が長くなってしまい、運転者に違和感を与える可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、シフトレンジの切換中に制御手段がリセットされて再起動した場合に、シフトレンジの切換制御(モータの制御)を再開できるようにすると共に、運転者に違和感を与えないようにすることができるレンジ切換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、モータ(12)を駆動源としてシフトレンジをPレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、モータ(12)の回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダ(46)と、このエンコーダ(46)のパルス信号のカウント値に基づいてモータ(12)を目標レンジに相当する位置まで回転させることでシフトレンジを目標レンジに切り換える制御手段(41)とを備えたレンジ切換装置において、制御手段(41)は、シフトレンジの切換中に制御手段(41)がリセットされて再起動したときには、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合でも、モータ(12)をレンジ切換機構(11)の可動範囲のPレンジ側の限界位置に突き当たるまで回転させるPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習するようにしたものである。
この構成では、シフトレンジの切換中に制御手段がリセットされて再起動したときに、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することができるため、シフトレンジの切換中に制御手段がリセットされて再起動した場合でも、基準位置を基準にしてモータの回転量(回転角)を制御することが可能となり、シフトレンジの切換制御(モータの制御)を再開することができる。
また、シフトレンジの切換中に制御手段がリセットされて再起動したときに、リセット前の目標レンジがPレンジでない場合でも、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習するため、再起動時に、まず、Pレンジに切り換える(又は維持する)ことになり、その後、運転者のシフトレバー操作により目標レンジがPレンジから走行レンジ(例えばDレンジ)に切り換えられたときには、シフトレンジを走行レンジに速やかに切り換えて切換完了判定することができる。これにより、運転者のシフトレバー操作により目標レンジが走行レンジに切り換えられてから、シフトレンジの切換完了判定されてトルクが発生するまでの時間が長くなることを回避することができ、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
また、本発明は、走行レンジ側(Dレンジ側やNotPレンジ側)に限界位置(壁)が設けられていないレンジ切換機構を備えたシステム、つまり、走行レンジ壁突き当て制御(モータをレンジ切換機構の可動範囲の走行レンジ側の限界位置に突き当たるまで回転させる突き当て制御)を実行できないシステムにも適用することができる。
図1は本発明の実施例1を示すレンジ切換装置の斜視図である。 図2はレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図3はディテントレバーの各レンジ保持凹部及びその周辺部を概略的に示す図である。 図4はバックアップRAM記憶処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例1のイニシャル時目標レンジ設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図6は実施例1の突き当て制御要求判定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図7は実施例1のモータ制御の実行例を示すタイムチャートである。 図8は実施例2のイニシャル時目標レンジ設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図9は実施例2の突き当て制御要求判定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図7に基づいて説明する。
本実施例1は、シフトレンジを、Pレンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Dレンジ(ドライブレンジ)の四つのレンジ間で切り換える4ポジション式のレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用して具体化したものである。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。
レンジ切換機構11は、自動変速機27(図2参照)のシフトレンジをPレンジとRレンジとNレンジとDレンジとの間で切り換える4ポジション式のレンジ切換機構である。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成され、減速機構26(図2参照)が内蔵され、その出力軸13の回転位置を検出する出力軸センサ10(図2参照)が設けられている。このモータ12の出力軸13には、ディテントレバー15が固定されている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27(図2参照)の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をP、R、N、Dの各レンジに保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定され、ディテントレバー15には、P、R、N、Dの各レンジ保持凹部24(図3参照)が形成され、ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15の各レンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15が各レンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23とからディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持するためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となり、それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
尚、前述した出力軸センサ10は、モータ12の減速機構26の出力軸13の回転角度に応じた電圧を出力する回転センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって実際のシフトレンジが、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
モータ12には、ロータの回転角(回転位置)を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ12のロータの回転に同期して所定角度毎にA相、B相のパルス信号をレンジ切換制御装置42に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置42のマイコン41は、エンコーダ46から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動する。尚、モータ12の3相(U,V,W相)の巻線とモータドライバ37の組み合わせを2系統設けて、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転駆動できるようにしても良い。
モータ12の回転中は、A相信号とB相信号の発生順序によってモータ12の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ12が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ12の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ12の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ12を回転駆動できるようになっている。
レンジ切換制御装置42には、シフトレバー操作位置検出装置44で検出したシフトレバー操作位置の信号が入力される。これにより、レンジ切換制御装置42のマイコン41(制御手段)は、運転者のシフトレバー操作に応じて目標レンジを切り換え、その目標レンジに応じてモータ12を駆動してシフトレンジを切り換え、切り換え後の実際のシフトレンジをインストルメントパネル(図示せず)に設けられたシフトレンジ表示部45に表示する。
ところで、エンコーダカウント値は、マイコン41のRAM47に記憶されるため、レンジ切換制御装置42の電源がオフされると、エンコーダカウント値の記憶値が消えてしまう。そのため、レンジ切換制御装置42の電源投入直後のエンコーダカウント値は、実際のモータ12の回転位置(通電相)に対応したものとならない。従って、エンコーダカウント値に応じて通電相を切り換えるためには、電源投入後にエンコーダカウント値と実際のモータ12の回転位置とを対応させて、エンコーダカウント値と通電相とを対応させる必要がある。
そこで、本実施例では、レンジ切換制御装置42の電源投入後に初期駆動を行ってモータ12の通電相とエンコーダカウント値との対応関係を学習する。この初期駆動では、オープンループ制御でモータ12の通電相の切り換えを所定のタイムスケジュールで一巡させてエンコーダ46のA相信号及びB相信号のエッジをカウントし、初期駆動終了時のエンコーダカウント値と通電相(実際のロータ回転位置)との対応関係を学習して、エンコーダカウント値に対する通電相位相ずれ補正値を学習する。
また、マイコン41は、モータ12の起動後のエンコーダカウント値に基づいてモータ12の起動位置からの回転量(回転角)を検出できるだけであるため、電源投入後に何等かの方法で、モータ12の絶対的な回転位置を検出しないと、モータ12を正確に目標位置まで回転駆動することができない。
そこで、本実施例では、初期駆動の終了後に、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁(Pレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実施して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習し、この基準位置のエンコーダカウント値を基準にしてモータ12の回転量(回転角)を制御するようにしている。尚、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のDレンジ側の限界位置であるDレンジ壁(Dレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Dレンジ壁突き当て制御”を実施して、Dレンジ側の限界位置を基準位置として学習するようにしても良い。
初期駆動終了後の突き当て制御によりモータ12をPレンジ壁(又はDレンジ壁)に突き当たるまで回転させる際に、そのモータ12のトルクにより回転伝達系の剛性の比較的弱い部分であるディテントバネ23が撓み変形して弾性反発力が発生するため、モータ12がPレンジ壁(又はDレンジ壁)で停止すると、ディテントバネ23の撓み変形による弾性反発力によってモータ12が押し戻されてしまい、その勢いでシフトレンジが意図しないレンジに切り換えられてしまうおそれがある。
この対策として、本実施例では、突き当て制御を実行した後にモータ12の回転方向を逆転させてモータ12の回転位置をディテントバネ23の撓み変形が無くなる所定量だけ戻す戻し制御を実行するようにしている。
ところで、シフトレンジの切換中(モータ12の駆動中)に何等かの原因(例えば瞬時停電やノイズ等)でマイコン41(制御手段)がリセットされると、エンコーダカウント値や基準位置等を記憶するRAM47もリセットされると共に、マイコン41が再起動するまでの間にモータ12が回転していてもその間はエンコーダカウント値を算出できないため、マイコン41が再起動したときに、モータ12の回転位置が不明の状態となり、そのままではシフトレンジの切換制御(モータ12の制御)を再開できない。
この対策として、本実施例1では、レンジ切換制御装置42のマイコン41により後述する図4乃至図6の各ルーチンを実行することで、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときには、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合でも、Pレンジ壁突き当て制御(モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁に突き当たるまで回転させる突き当て制御)を実行して基準位置を学習するようにしている。
更に、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合には、報知ランプ43を報知動作(例えば点灯又は点滅)させてシフトレンジがPレンジであることを報知するようにしている。尚、シフトレンジがPレンジであることを報知する方法は、これに限定されず、例えば、インストルメントパネルに設けられた表示部でシフトレンジがPレンジであることを文字や記号等によって表示するようにしたり、或は、シフトレンジがPレンジであることを音声や通知音で報知するようにしても良い。また、シフトレンジ表示部45を報知動作(例えば点滅)させてシフトレンジがPレンジであることを報知するようにしても良い。
以下、レンジ切換制御装置42のマイコン41が実行する図4乃至図6の各ルーチンの処理内容を説明する。
[バックアップRAM記憶処理ルーチン]
図4に示すバックアップRAM記憶処理ルーチンは、レンジ切換制御装置42の電源オン期間中にマイコン41により所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、シフトレバー操作位置検出装置44の出力信号に基づいて目標レンジ(運転者がシフトレバー操作により選択したシフトレンジ)が切り換えられたか否かを判定し、目標レンジが切り換えられたと判定されれば、ステップ102に進み、目標レンジをバックアップRAM48(マイコン41のリセット時でも記憶データを保持する書き換え可能な不揮発性メモリ)に更新記憶し、目標レンジが切り換えられていないと判定されれば、上記ステップ102の処理を飛び越す。これにより、目標レンジが切り換えられる毎に、目標レンジがバックアップRAM48に更新記憶される。
この後、ステップ103に進み、モータ12の駆動中であるか否かを判定し、モータ12の駆動中であれば、ステップ104に進み、バックアップRAM48に記憶するモータ駆動中フラグをモータ12の駆動中を意味する「1」にセットし、モータ12の停止中であれば、ステップ105に進み、バックアップRAM48に記憶するモータ駆動中フラグをモータ12の停止中を意味する「0」にセットする。
[イニシャル時目標レンジ設定ルーチン]
図5に示すイニシャル時目標レンジ設定ルーチンは、レンジ切換制御装置42のマイコン41の起動直後に実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、切換中リセット再起動時(シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされた再起動時)であるか否かを、モータ駆動中フラグが「1」であるか否かによって判定する。
このステップ201で、切換中リセット再起動時であると判定された場合には、ステップ202に進み、リセット前の目標レンジ(バックアップRAM48に記憶されている目標レンジ)がPレンジであるか否かを判定する。
このステップ202で、リセット前の目標レンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ203に進み、報知ランプ43を報知動作(例えば点灯又は点滅)させてシフトレンジがPレンジであることを報知する。尚、インストルメントパネルに設けられた表示部でシフトレンジがPレンジであることを文字や記号等によって表示するようにしたり、或は、シフトレンジがPレンジであることを音声や通知音で報知するようにしても良い。また、シフトレンジ表示部45を報知動作(例えば点滅)させてシフトレンジがPレンジであることを報知するようにしても良い。この後、ステップ206に進み、目標レンジをPレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
これに対して、上記ステップ202で、リセット前の目標レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ203の処理を飛び越して、ステップ206に進み、目標レンジをPレンジに維持する。
一方、上記ステップ201で、切換中リセット再起動時ではないと判定された場合には、ステップ204に進み、出力軸センサ10で検出した実際のシフトレンジを現在レンジ(現在のシフトレンジ)として読み込んだ後、ステップ205に進み、現在レンジがPレンジであるか否かを判定し、現在レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ206に進み、目標レンジをPレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
また、上記ステップ205で、現在レンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ207に進み、現在レンジがRレンジであるか否かを判定し、現在レンジがRレンジであると判定された場合には、ステップ208に進み、目標レンジをRレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
一方、上記ステップ207で、現在レンジがRレンジではないと判定された場合には、ステップ209に進み、現在レンジがNレンジであるか否かを判定し、現在レンジがNレンジであると判定された場合には、ステップ210に進み、目標レンジをNレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
また、上記ステップ209で、現在レンジがNレンジではないと判定された場合には、ステップ211に進み、現在レンジがDレンジであるか否かを判定し、現在レンジがDレンジであると判定された場合には、ステップ212に進み、目標レンジをDレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
一方、上記ステップ211で、現在レンジがDレンジではないと判定された場合には、ステップ213に進み、目標レンジを「不定」に設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
[突き当て制御要求判定ルーチン]
図6に示す突き当て制御要求判定ルーチンは、レンジ切換制御装置42の電源オン期間中にマイコン41により所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301で、基準位置学習が完了しているか否かを、基準位置学習完了フラグが基準位置学習の完了を意味する「1」にセットされているか否かによって判定する。この基準位置学習完了フラグは、マイコン41の起動時に「0」にリセットされ、その後、基準位置学習が完了したときに「1」にセットされる。
このステップ301で、基準位置学習が完了していると判定された場合には、ステップ302以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ301で、基準位置学習が未完了であると判定された場合には、ステップ302に進み、目標レンジがPレンジであるか否かを判定し、目標レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ303に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をオンにする。この場合、初期駆動の終了後に、モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁に突き当たるまで回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する(Pレンジ側の限界位置のエンコーダカウント値をPレンジ側基準位置のエンコーダカウント値として検出して学習する)。
一方、上記ステップ302で、目標レンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ304に進み、目標レンジがDレンジであるか否かを判定し、目標レンジがDレンジであると判定された場合には、ステップ305に進み、Dレンジ壁突き当て制御要求をオンにする。この場合、初期駆動の終了後に、モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲のDレンジ側の限界位置であるDレンジ壁に突き当たるまで回転させる“Dレンジ壁突き当て制御”を実行して、Dレンジ側の限界位置を基準位置として学習する(Dレンジ側の限界位置のエンコーダカウント値をDレンジ側基準位置のエンコーダカウント値として検出して学習する)。
以上説明した本実施例1のモータ制御の実行例を図7のタイムチャートを用いて説明する。
レンジ切換制御装置42の電源投入後に、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習した後、運転者のシフトレバー操作により目標レンジがPレンジからRレンジに切り換えられると、その時点t1 で、エンコーダカウント値に基づいてモータ12を目標レンジであるRレンジに相当する位置(目標カウント値)まで回転させてシフトレンジをRレンジに切り換える制御を開始し、モータ駆動中フラグを「1」にセットする。
このシフトレンジの切換中(モータ12の駆動中)に何等かの原因でマイコン41がリセットされると、エンコーダカウント値や基準位置等を記憶するRAM47もリセットされると共に、マイコン41が再起動するまでの間にモータ12が回転していてもその間はエンコーダカウント値を算出できない。
その後、マイコン41が再起動された時点t2 で、バックアップRAM48に記憶されているモータ駆動中フラグが「1」であるか否かによって、切換中リセット再起動時(シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされた再起動時)であるか否かを判定し、切換中リセット再起動時であると判定された場合には、リセット前の目標レンジ(バックアップRAM48に記憶されている目標レンジ)がPレンジでない場合でも、目標レンジをPレンジに設定し、初期駆動が終了した時点t3 で、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習する。更に、リセット前の目標レンジがPレンジでない場合には、報知ランプ43を報知動作(例えば点灯又は点滅)させてシフトレンジがPレンジであることを報知する。
以上説明した本実施例1では、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習するようにしたので、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動した場合でも、基準位置を基準にしてモータ12の回転量(回転角)を制御することが可能となり、シフトレンジの切換制御(モータ12の制御)を再開することができる。
また、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、リセット前の目標レンジがPレンジでない場合でも、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習するため、再起動時に、まず、Pレンジに切り換える(又は維持する)ことになるが、リセット前の目標レンジがPレンジでない場合には、シフトレンジがPレンジであることを報知するため、運転者にシフトレバー操作による目標レンジの切り換えを促すことができ、その後、運転者のシフトレバー操作により目標レンジがPレンジから走行レンジに切り換えられたときには、シフトレンジを走行レンジに速やかに切り換えて切換完了判定することができる。これにより、運転者のシフトレバー操作により目標レンジが走行レンジに切り換えられてから、シフトレンジの切換完了判定されてトルクが発生するまでの時間が長くなることを回避することができ、運転者に違和感を与えないようにすることができる。
次に、図8及び図9を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2は、シフトレンジをPレンジとNotPレンジの二つのレンジ間で切り換える2ポジション式のレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用して具体化したものである。
本実施例2では、レンジ切換制御装置42のマイコン41により後述する図8及び図9の各ルーチンを実行することで、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときには、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合でも、Pレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習すると共に、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合には、シフトレンジがPレンジであることを報知するようにしている。
図8のイニシャル時目標レンジ設定ルーチンでは、まず、ステップ401で、切換中リセット再起動時(シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされた再起動時)であるか否かを、モータ駆動中フラグが「1」であるか否かによって判定し、切換中リセット再起動時であると判定された場合には、ステップ402に進み、リセット前の目標レンジ(バックアップRAM48に記憶されている目標レンジ)がPレンジであるか否かを判定する。
このステップ402で、リセット前の目標レンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ403に進み、シフトレンジがPレンジであることを報知する。この後、ステップ406に進み、目標レンジをPレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
これに対して、上記ステップ402で、リセット前の目標レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ403の処理を飛び越して、ステップ406に進み、目標レンジをPレンジに維持する。
一方、上記ステップ401で、切換中リセット再起動時ではないと判定された場合には、ステップ404に進み、出力軸センサ10で検出した実際のシフトレンジを現在レンジ(現在のシフトレンジ)として読み込んだ後、ステップ405に進み、現在レンジがPレンジであるか否かを判定し、現在レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ406に進み、目標レンジをPレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
また、上記ステップ405で、現在レンジがPレンジではないと判定された場合には、ステップ407に進み、現在レンジがNotPレンジであるか否かを判定し、現在レンジがNotPレンジであると判定された場合には、ステップ408に進み、目標レンジをNotPレンジに設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
一方、上記ステップ407で、現在レンジがNotPレンジではないと判定された場合には、ステップ409に進み、目標レンジを「不定」に設定してバックアップRAM48に更新記憶する。
図9の突き当て制御要求判定ルーチンでは、まず、ステップ501で、基準位置学習が完了しているか否かを、基準位置学習完了フラグが「1」にセットされているか否かによって判定し、基準位置学習が完了していると判定された場合には、ステップ502以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ501で、基準位置学習が未完了であると判定された場合には、ステップ502に進み、目標レンジがPレンジであるか否かを判定し、目標レンジがPレンジであると判定された場合には、ステップ503に進み、Pレンジ壁突き当て制御要求をオンにする。この場合、初期駆動の終了後に、モータ12をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁に突き当たるまで回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実行して、Pレンジ側の限界位置を基準位置として学習する。
以上説明した本実施例2においても、前記実施例1とほぼ同じ効果を得ることができる。
尚、上記各実施例1,2では、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、該リセット前の目標レンジがPレンジでない場合に、シフトレンジがPレンジであることを報知するようにしたが、これに限定されず、シフトレンジの切換中にマイコン41がリセットされて再起動したときに、該リセット前の目標レンジがPレンジであるか否かに拘らず、シフトレンジがPレンジであることを報知するようにしても良い。また、実際のシフトレンジを表示するシフトレンジ表示部を備えたシステムの場合には、シフトレンジがPレンジであることを報知しないようにしても良い。
また、上記実施例1では、シフトレンジを四つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用し、上記実施例2では、シフトレンジを二つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、シフトレンジを三つのレンジ間又は五つ以上のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。
また、本発明は、走行レンジ側(Dレンジ側やNotPレンジ側)に限界位置(壁)が設けられていないレンジ切換機構を備えたシステム、つまり、走行レンジ壁突き当て制御(モータをレンジ切換機構の可動範囲の走行レンジ側の限界位置に突き当たるまで回転させる突き当て制御)を実行できないシステムにも適用することができる。
その他、本発明は、自動変速機(AT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の減速機のシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置に適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…レンジ切換機構、12…モータ、14…ディテント機構、27…自動変速機、41…マイコン(制御手段)、42…レンジ切換制御装置、45…報知ランプ、46…エンコーダ

Claims (2)

  1. モータ(12)を駆動源としてシフトレンジをPレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、前記モータ(12)の回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダ(46)と、前記エンコーダ(46)のパルス信号のカウント値に基づいて前記モータ(12)を目標レンジに相当する位置まで回転させることで前記シフトレンジを前記目標レンジに切り換える制御手段(41)とを備えたレンジ切換装置において、
    前記制御手段(41)は、前記シフトレンジの切換中に前記制御手段(41)がリセットされて再起動したときには、該リセット前の目標レンジが前記Pレンジでない場合でも、前記モータ(12)を前記レンジ切換機構(11)の可動範囲の前記Pレンジ側の限界位置に突き当たるまで回転させるPレンジ壁突き当て制御を実行して基準位置を学習することを特徴とするレンジ切換装置。
  2. 前記制御手段(41)は、前記シフトレンジの切換中に前記制御手段(41)がリセットされて再起動したときに、該リセット前の目標レンジが前記Pレンジでない場合には、前記シフトレンジが前記Pレンジであることを報知することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換装置。
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