JP6776809B2 - シフトレンジ制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、要求シフトレンジに応じたモータ角度目標値を適切に設定可能であるシフトレンジ制御装置を提供することにある。
シフトレンジ制御装置は、目標角度設定部(53)、および、駆動制御部(55)を備える。
目標角度設定部は、出力軸センサ(16)からスイッチ(161〜164)に応じた信号である出力軸信号を取得し、要求シフトレンジに応じたモータ角度目標値を、それぞれの出力軸信号に応じて補正可能である。出力軸センサは(16)、モータの駆動が伝達される出力軸(15)のシフトレンジに応じた回転位置にてオンオフされる複数のスイッチを有する。
駆動制御部は、モータ角度目標値に基づき、モータの駆動を制御する。
目標角度設定部は、それぞれの出力軸信号について、出力軸信号に応じた検出範囲内にて、正規数のエッジが検出された場合、エッジの検出タイミングにおけるモータの回転角度であるモータ角度に基づき、補正後モータ角度目標値を演算する。また、出力軸信号に応じた検出範囲内にて正規数よりも多いエッジが検出された場合、または、検出範囲外にてエッジが検出された場合、当該出力軸信号に基づくモータ角度目標値の補正を無効にする。
また、正規数より多いエッジが検出された場合、または、検出範囲外にてエッジが検出された場合、当該信号には、ノイズやチャタリングが生じている虞があるので、当該信号に基づくモータ角度目標値の補正を無効にする。これにより、ノイズやチャタリングによるモータ角度目標値の誤補正を防ぐことができる。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるシフトレンジ制御装置を図1〜図13に示す。
図1および図2に示すように、シフトバイワイヤシステム1は、モータ10、シフトレンジ切替機構20、パーキングロック機構30、および、シフトレンジ制御装置40等を備える。
減速機14は、モータ10のモータ軸105(図8参照)と出力軸15との間に設けられ、モータ10の回転を減速して出力軸15に出力する。これにより、モータ10の回転がシフトレンジ切替機構20に伝達される。
以下、スイッチ161のオンオフに応じた信号を信号P1、スイッチ162のオンオフに応じた信号を信号P2、スイッチ163のオンオフに応じた信号を信号NP1、スイッチ164のオンオフに応じた信号を信号NP2とする。また、図2中、スイッチ161を「P1_SW」、スイッチ162を「P2_SW」、スイッチ163を「NP1_SW」、スイッチ164を「NP2_SW」と記載した。
検出誤差等を無視すれば、信号P1、P2は同様の信号であるので、適宜まとめて「信号P」とする。同様に、信号NP1、NP2を、適宜まとめて「信号NP」とする。
ディテントプレート21は、出力軸15に固定され、モータ10により駆動される。本実施形態では、ディテントプレート21がディテントスプリング25の基部から離れる方向を正回転方向、基部に近づく方向を逆回転方向とする。
ディテントプレート21のディテントスプリング25側には、2つの凹部22、23が設けられる。本実施形態では、ディテントスプリング25の基部に近い側を凹部22、遠い側を凹部23とする。本実施形態では、凹部22がPレンジ以外のNotPレンジに対応し、凹部23がPレンジに対応する。
パーキングロッド31は、略L字形状に形成され、一端311側がディテントプレート21に固定される。パーキングロッド31の他端312側には、円錐体32が設けられる。円錐体32は、他端312側にいくほど縮径するように形成される。ディテントプレート21が逆回転方向に揺動すると、円錐体32がP方向に移動する。
モータドライバ41は、第1巻線組11の通電を切り替える3相インバータであって、スイッチング素子411〜416がブリッジ接続される。対になるU相のスイッチング素子411、414の接続点には、U1コイル111の一端が接続される。対になるV相のスイッチング素子412、415の接続点には、V1コイル112の一端が接続される。対になるW相のスイッチング素子413、416の接続点には、W1コイル113の一端が接続される。コイル111〜113の他端は、結線部115で結線される。
本実施形態のスイッチング素子411〜416、421〜426は、MOSFETであるが、IGBT等の他の素子を用いてもよい。
バッテリ45の高電位側には、バッテリ電圧Vを検出する電圧センサ48が設けられる。
また、モータドライバ41、42には、モータ電流Imを検出する図示しない電流センサが設けられる。
速度演算部52は、実カウント値Cenに基づき、モータ10の回転速度であるモータ速度Mspを演算する。
目標角度設定部53は、図示しないシフトレバー等の操作により入力されるドライバ要求シフトレンジに応じた目標カウント値Cen*を設定する。目標角度設定部53における目標カウント値Cen*の設定および補正については、後述する。
フィードバック制御部60は、角度偏差演算部61、目標速度設定部62、フィードバック値設定部63、速度偏差演算部64、制御器65、フィードフォワード補正値演算部66、フィードフォワード項補正部67、電圧補正部68、および、PWM信号生成部69を有する。以下適宜、フィードバックを「FB」、フィードフォワードを「FF」と記載する。
角度偏差演算部61は、目標カウント値Cen*と実カウント値Cenとの差を演算する。以下、目標カウント値Cen*と実カウント値Cenと差の絶対値を角度偏差eとする。
本実施形態では、モータ10の速度状態を、加速状態、定常状態、または、減速状態とする。また、速度状態に応じた速度モードとして、加速状態を「モード1」、定常状態を「モード2」、減速状態を「モード3」とする。また、後述の固定相通電を行っている状態を「モード4」、通電オフ状態を「モード0」とする。以下適宜、各モードに対応する状態を、「制御状態」とする。
制御器65は、目標モータ速度Msp*と速度フィードバック値Msp_fbとを一致させるべく、速度偏差ΔMspが0となるように、例えばP制御やPI制御等により、FBデューティD_fbを演算する。
加速状態のFFデューティD_ffは、図7(a)に示すマップ等に基づいて演算される最大加速デューティであって、モータ速度Mspが大きくなるほど大きくなる。本実施形態では、モータ速度Mspが目標モータ速度Msp*以上となるまでの間、最大デューティとなるように、FFデューティD_ffが演算される。
定常状態のFFデューティD_ffは、図7(b)に示すマップ等に基づいて演算される速度維持デューティとする。速度維持デューティは、無負荷時にモータ速度Mspを維持するためのデューティであって、モータ速度Mspが大きくなるほど大きくなる。
減速状態のFFデューティD_ffは、図7(c)に示すマップ等に基づいて演算される減速補正デューティとする。減速補正デューティは、目標モータ速度Msp*を実現するための補正デューティである。減速補正デューティは、モータ10が正方向に回転している場合は負の値であって、モータ速度Mspが大きくなるほど小さくなる。すなわち、減速補正デューティは、モータ速度Mspが大きくなるほど、絶対値としては大きい値となる。
電圧補正部68は、バッテリ電圧Vに基づき、デューティ指令値Dを補正する。以下、電圧補正後の値を、「デューティ指令値」とする。
PWM信号生成部69は、デューティ指令値および実カウント値Cenに基づき、スイッチング素子411〜416、421〜426のスイッチングに係る指令信号を生成する。また、モータ電流Imが電流制限値Im_maxを超えないように指令信号を調整する。
切替制御部75は、制御状態に応じた駆動信号をモータドライバ41、42に出力する。これにより、モータ10の駆動が制御される。
ところで、モータ10への通電をオフしている状態からシフトレンジを切り替えるべく通電を開始したとき、モータ軸105が「遊び」の範囲内のどの位置にあるかを特定することができない。また、モータ軸105と減速機14とが当接している状態からモータ10を回転させる場合と比較し、ガタ空走区間の分、モータ10を余分に回転させる必要がある。
目標値設定処理を含む駆動制御処理を図9〜図12に示すフローチャートに基づいて説明する。この処理は、イグニッションスイッチ等である始動スイッチがオンされているとき、ECU50にて所定の周期で実行される。以下、ステップS101の「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。他のステップについても同様である。
S103では、ECU50は、モータ10への通電フラグをオンにする。通電フラグのオンオフ処理は、切替制御部75にて行ってもよいし、切替制御部75とは別途に行ってもよい。
S105では、ECU50は、後述する各種タイマ、フラグ類をリセットする。
フィードバック制御を説明するサブフローを図10に示す。なお、通電フラグがオンされた直後は、モータ10の速度状態をモード1(加速状態)に設定する。
S302では、フィードバック制御部60は、現在の速度状態がモード1か否かを判断する。現在の速度状態がモード1ではないと判断された場合(S302:NO)、S304へ移行する。速度状態がモード1であると判断された場合(S302:YES)、S303へ移行する。
S311では、FB値設定部63は、位相進み補償値Msp_plを速度フィードバック値Msp_fbとして、速度偏差演算部64に出力する。
S312では、制御器65は、FBデューティD_fbを演算する。
S313では、FF補正値演算部66は、速度状態に応じたFFデューティD_ffを演算する。
S315では、PWM信号生成部69は、電圧補正されたデューティ指令値Dに基づき、PWM信号を生成する。生成されたPWM信号に基づいてスイッチング素子411〜416、421〜426のオンオフ作動を制御することで、モータ10の駆動が制御される。
なお、速度状態の判別は、例えばモータ速度Mspの微分値を用いる等、どのように判別してもよい。
S111では、切替制御部75は、タイマ値Tcが継続時間判定閾値Tthより小さいか否かを判断する。継続時間判定閾値Tthは、固定相通電制御を継続する通電継続時間Ta(例えば100ms)に応じて設定される値である。タイマ値Tcが継続時間判定閾値Tthより小さいと判断された場合(S111:YES)、S112へ移行する。タイマ値Tcが継続時間判定閾値Tth以上であると判断された場合、S113へ移行する。
固定相通電制御を開始してから通電継続時間Taが経過していない場合に移行するS112では、切替制御部75は、モータ10の制御状態として、固定相通電制御を選択する。
また、ECU50は、通電フラグをオフにする。
S201では、目標角度設定部53は、信号P1に基づく補正値演算を行う。
S202では、目標角度設定部53は、信号P2に基づく補正値演算を行う。
S203では、目標角度設定部53は、信号NP1に基づく補正値演算を行う。
S204では、目標角度設定部53は、信号NP2に基づく補正値演算を行う。
S251では、目標角度設定部53は、信号P1のエッジが検出されたか否かを判断する。信号P1がオンからオフ、または、オフからオンに切り替わった場合、エッジが検出された、と判定する。信号P1のエッジが検出されていないと判断された場合(S251:NO)、S252以下の処理を行わず、補正値演算処理を終了する。このとき、後述のノイズフラグXnoiz_P1は0である。信号P1のエッジが検出されたと判断された場合(S251:YES)、S252に移行する。
S253では、目標角度設定部53は、現在のモータ10の実カウント値Cenが、P1エッジ検出ウィンドウ内か否かを判断する。エッジ検出ウィンドウは、信号P1のエッジばらつき、および、ガタ空走区間を考慮し、信号P1のエッジが検出されうる範囲に設定される。実カウント値CenがP1エッジ検出ウィンドウ内ではないと判断された場合(S253:NO)、S258へ移行する。実カウント値CenがP1エッジ検出ウィンドウ内であると判断された場合(S253:YES)、S254へ移行する。
Cen*_P1=Cen+Ca_P1 ・・・(1)
式中のCenは、現在のモータ10のエンコーダカウント値である。
補正量Ca_P1は、ドライバ要求シフトレンジに応じて設定される。詳細には、PレンジからNotPレンジに切り替える場合の補正量Ca_P1は、信号P1のエッジ検出中心と凹部22の中心とのなす角度に応じた設計値である。また、NotPレンジからPレンジに切り替える場合の補正量Ca_P1は、信号P1のエッジ検出中心と凹部23の中心とのなす角度に応じた設計値である。
検出されたエッジがP1エッジ検出ウィンドウ外である場合(S253:NO)、エッジカウンタEDG_P1のカウント値が2以上である場合(S254:NO)、または、補正後目標カウント値Cen*_P1が適正範囲外である場合(S256:NO)に移行するS258では、目標角度設定部53は、ノイズフラグXnoiz_P1を1とする。S258に移行する以前に、補正後目標カウント値Cen*_P1が演算されている場合、当該値をキャンセルする。
信号P1のエッジが検出されていない場合、Xnoiz_P1=0とする。このとき、補正後目標カウント値Cen*_P1の演算は、未実施である。信号P1にノイズやチャタリングが生じている場合、Xnoiz=1とする。このとき、補正後目標カウント値Cen*_P1が既に演算されている場合はキャンセルする。信号P1が正常であって、エッジ検出ウィンドウ内にて1つのエッジが検出された場合、Xnoiz=2とする。このとき、目標カウント値Cen*として反映可能な補正後目標カウント値Cen*_P1が演算される。
信号P1と信号P2とは、同様の信号であるので、信号P2に基づく補正値演算処理は、単に信号P1を信号P2に読み替えればよい。なお、スイッチ161、162の検出精度等が異なっている場合、エッジ検出ウィンドウの範囲は、異なっていてもよい。スイッチ163、164についても同様である。
信号NP1は、信号P1とは異なる信号であるので、エッジ検出ウィンドウの範囲、および、補正量Ca_NP1が異なっている。信号NP1のエッジ検出ウィンドウは、信号NP1のエッジばらつき、および、ガタ空走区間を考慮し、信号NP1のエッジが検出されうる範囲に設定される。
また、信号NP1と信号NP2とは同様の信号であるので、信号NP2での補正値演算処理については、信号NP1での補正値演算処理と同様とすればよい。
複数の補正後目標カウント値Cen*_#が正常に演算された場合、任意の値を選択可能である。
S107では、駆動制御部55は、目標カウント値Cen*である信号異常時目標値Cen*_errに基づき、電流制限制御を行う。信号異常時目標値Cen*_errは、ガタ空走区間が最大のときに要求シフトレンジまで回転させるのに要する目標値よりも大きい値とする。信号異常時目標値Cen*_errは、設定可能な最大値(例えば「9999」)等としてもよい。目標カウント値Cen*を信号異常時目標値Cen*_errとすることで、ディテントローラ26を壁225、235(図8参照)に当接させるように、モータ10を回転させる。詳細には、PレンジからNotPレンジに切り替える場合、ディテントローラ26を壁225に当接させ、NotPレンジからPレンジに切り替える場合、ディテントローラ26を壁235に当接させる。
S108では、駆動制御部55は、電流制限制御を開始してから制限継続時間Tdが経過したか否かを判断する。制限継続時間Tdは、電流制限制御によりモータ10を制御したときに、ディテントローラ26が所望の凹部に至るのに要する時間より長い時間に設定される。電流制限制御を開始してから制限継続時間Tdが経過していないと判断された場合(S108:NO)、この判断処理を繰り返す。電流制限制御を開始してから制限継続時間Tdが経過したと判断された場合(S108:YES)、S113へ移行し、モータ10の制御状態を通電オフ制御とする。
信号P1および信号P2は同様の二重系信号であるので、図13(b)ではまとめて「信号P」とする。同様に、信号NP1および信号NP2は同様の二重系信号であるので、図13(c)ではまとめて「信号NP」とする。ノイズフラグについても同様、信号P1に係るフラグと信号P2に係るフラグとをまとめて、ノイズフラグXnoiz_Pとし、信号NP1に係るフラグと信号NP2に係るフラグとをまとめて、ノイズフラグXnoiz_NPとする。図13では、検出ウィンドウ内にて1回のエッジが正常に検出される場合を例に説明する。
なお、時刻t12の時点では、NPエッジ検出ウィンドウの手前であって、信号NPのエッジは検出されていないので、ノイズフラグXnoiz_NP=0のままである。
本実施形態では、角度偏差eが角度判定閾値e_th以下となった場合、モータ10の制御状態を、フィードバック制御から固定相通電制御に切り替える。固定相通電とすることで、モータ10を速やかに停止させることができる。また、固定相通電制御を、通電継続時間Taに亘って継続することで、モータ10を確実に停止させることができ、ディテントローラ26を要求シフトレンジに応じた凹部に適切に嵌め込むことができる。
同様に、信号NPについて、複数エッジが検出された場合、または、NPエッジ検出ウィンドウ外にてエッジが検出された場合、信号NPのノイズやチャタリングが生じている可能性があるので、信号NPに基づく目標カウント値Cen*の補正を無効にしている。
これにより、ノイズやチャタリングが生じている信号による目標カウント値Cen*の誤補正を防いでいる。
シフトレンジ制御装置40は、目標角度設定部53と、駆動制御部55と、を備える。
出力軸センサ16は、モータ10の駆動が伝達される出力軸15のシフトレンジに応じた回転位置にてオンオフされる複数のスイッチ161〜164を有する。
目標角度設定部53は、出力軸センサ16から、スイッチ161〜164に応じた信号P1、P2、NP1、NP2を取得する。また、目標角度設定部53は、要求シフトレンジに応じた目標カウント値Cen*を、それぞれの信号P1、P2、NP1、NP2に応じて補正可能である。
駆動制御部55は、目標カウント値Cen*に基づき、モータ10の駆動を制御する。
目標角度設定部53は、それぞれの信号P1、P2、NP1、NP2について、補正後目標カウント値Cen*_#を演算する。
詳細には、目標角度設定部53は、信号P1について、信号P1に応じた検出範囲であるP1エッジ検出ウィンドウ内にて、正規数(本実施形態では1)のエッジが検出された場合、エッジの検出タイミングにおけるモータ10の回転角度である実カウント値Cenに基づき、補正後目標カウント値Cen*_P1を演算する。また、信号P1について、正規数よりも多いエッジが検出された場合、または、P1エッジ検出ウィンドウ外にてエッジが検出された場合、信号P1に基づく目標カウント値Cen*の補正を無効にする。
信号P2、NP1、NP2についても同様である。
また、正規数より多いエッジが検出された場合、または、検出ウィンドウ外にてエッジが検出された場合、当該信号には、ノイズやチャタリングが生じている虞があるので、当該信号に基づく目標カウント値Cen*の補正を無効にする。これにより、ノイズやチャタリングによる目標カウント値Cen*の誤補正を防ぐことができる。
駆動制御部55は、モータ10に通電される電流を制限する電流制限制御を行う。また、駆動制御部55は、電流制限制御を開始してから、制限継続時間Tdが経過した場合、モータ10への通電をオフにする。
これにより、全ての信号P1、P2、NP1、NP2にノイズやチャタリングが生じている場合であっても、シフトレンジを切り替え可能である。
(ア)目標補正処理
上記実施形態では、信号Pが、オンまたはオフの一方から他方に切り替わった場合、エッジが検出されたと判定する。他の実施形態では、信号Pが例えばオンからオフに切り替わる場合、信号Pのオフが所定回数(例えば3回)連続で検出された場合、エッジが検出されたと判定するようにしてもよい。オフからオンへの切り替え時、また、信号NPについても同様である。なお、複数回のオンまたはオフ検出にてエッジ検出を行う場合、最初にオンまたはオフの一方から他方への切り替えが検出されたときのモータ角度に基づいて、補正後目標カウント値を演算する。
上記実施形態では、エッジ検出の正規数を1とした。他の実施形態では、エッジ検出の正規数を2以上としてもよい。
上記実施形態では、出力軸センサは、Pレンジを検出するPスイッチ、および、NotPレンジを検出するNPスイッチが、それぞれ2つずつ設けられる。他の実施形態では、各レンジに応じたスイッチは、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
上記実施形態では、モータは、永久磁石式の3相ブラシレスモータである。他の実施形態では、モータは、SRモータ等、どのようなものを用いてもよい。また、上記実施形態では、モータに2組の巻線組が設けられる。他の実施形態では、モータの巻線組は、1組でもよいし3組以上であってもよい。また、モータの制御方法は、上記実施形態に限らず、どのような制御方法であってもよい。
上記実施形態では、モータの回転角を検出する回転角センサとして、エンコーダを用いる。他の実施形態では、回転角センサは、エンコーダに限らず、レゾルバ等、どのようなものを用いてもよい。
上記実施形態では、ディテントプレートには2つの凹部が設けられる。他の実施形態では、凹部の数は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。凹部が3つ以上の場合、出力軸センサには、凹部の数に応じて出力軸センサのスイッチを設けてもよい。
また、シフトレンジ切替機構やパーキングロック機構等は、上記実施形態と異なっていてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
10・・・モータ
15・・・出力軸
16・・・出力軸センサ
161〜164・・・スイッチ
40・・・シフトレンジ制御装置
50・・・ECU
53・・・目標角度設定部
55・・・駆動制御部
Claims (3)
- モータの駆動を制御することでシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置であって、
前記モータの駆動が伝達される出力軸(15)のシフトレンジに応じた回転位置にてオンオフされる複数のスイッチ(161〜164)を有する出力軸センサ(16)から前記スイッチに応じた信号である出力軸信号を取得し、要求シフトレンジに応じたモータ角度目標値を、それぞれの前記出力軸信号に応じて補正可能である目標角度設定部(53)と、
前記モータ角度目標値に基づき、前記モータの駆動を制御する駆動制御部(55)と、
を備え、
前記出力軸信号の立ち上がり、または、立ち下がりを、エッジとすると、
前記目標角度設定部は、それぞれの前記出力軸信号について、
前記出力軸信号に応じた検出範囲内にて、正規数の前記エッジが検出された場合、前記エッジの検出タイミングにおけるモータ角度に基づき、補正後モータ角度目標値を演算し、
前記出力軸信号に応じた検出範囲内にて正規数よりも多い前記エッジが検出された場合、または、前記検出範囲外にて前記エッジが検出された場合、当該出力軸信号に基づく前記モータ角度目標値の補正を無効にするシフトレンジ制御装置。 - 全ての前記出力軸信号に基づく前記モータ角度目標値の補正が無効である場合、
前記目標角度設定部は、前記モータ角度目標値を、切り替え前後のシフトレンジに応じて設定されるデフォルト値よりも大きい値である信号異常時目標値とし、
前記駆動制御部は、前記モータに通電される電流を制限する電流制限制御を行う請求項1に記載のシフトレンジ制御装置。 - 前記駆動制御部は、前記電流制限制御を開始してから制限継続時間が経過した場合、前記モータへの通電をオフにする請求項2に記載のシフトレンジ制御装置。
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