JP6862906B2 - シフトレンジ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフトレンジ制御装置に関する。
従来、運転者からのシフトレンジ切り替え要求に応じてモータを制御することでシフトレンジを切り替えるシフトレンジ切替装置が知られている。例えば特許文献1では、シフトレンジ切替機構の駆動源として、スイッチトリラクタンスモータを用いている。以下、スイッチトリラクタンスモータを「SRモータ」という。
特許第4385768号
ところで、モータ軸とモータの回転が伝達される出力軸との間には、ギアバックラッシュ等の遊びが存在する。そのため、モータ軸と出力軸とが遊びの範囲内で離間した状態からモータが回転すると、空走分、応答が遅れる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、応答性を向上可能であるシフトレンジ制御装置を提供することにある。
本発明のシフトレンジ制御装置は、モータ(10)と、モータの駆動が伝達される出力軸(15)と、シフトレンジ切替機構(20)とを備え、モータの回転軸であるモータ軸(105)と出力軸(15)との間に遊びが存在するシフトレンジ切替システム(1)において、モータの駆動を制御することでシフトレンジを切り替えるものである。シフトレンジ切替機構は、被駆動部材(21)、係合部材(26)、および、付勢部材(25)を有する。被駆動部材は、複数の凹部(221〜224)が形成され、出力軸とともに回転する。係合部材は、シフトレンジに応じた凹部に嵌まり合う。付勢部材は、係合部材を凹部に嵌まり込む方向に付勢する。
シフトレンジ制御装置は、駆動制御部(55)と、停止制御部(75)と、戻し制御部(77)と、を備える。
駆動制御部は、要求シフトレンジに応じた凹部に係合部材が嵌まり合うように、モータを駆動する。
停止制御部は、要求シフトレンジに応じた目標位置にて、モータを停止させる。
戻し制御部は、要求シフトレンジが複数の凹部のうちの両端のどちらかに対応するレンジである場合、目標位置にてモータが停止した後、遊びの範囲内にて、モータの回転位置を戻す戻し制御を行う。また、要求シフトレンジが複数の凹部のうちの両端以外に対応するレンジである場合、目標位置にてモータが停止した後、戻し制御を行わず通電をオフにする。
今回のレンジ切り替え時におけるモータの回転方向とは反対方向にモータを回転させる戻し制御を行い、遊びの分を詰めておくことで、次のレンジ切り替え時において空走状態となる期間を低減できるので、応答性が向上する。
一実施形態によるシフトバイワイヤシステムを示す斜視図である。 一実施形態によるシフトバイワイヤシステムを示す概略構成図である。 一実施形態によるモータおよびモータドライバを示す回路図である。 一実施形態によるシフトレンジ制御装置を示すブロック図である。 一実施形態による目標速度設定を説明する説明図である。 一実施形態によるFFデューティを説明する説明図である。 一実施形態による固定デューティを説明する説明図である。 一実施形態によるディテントプレートを説明する平面図である。 一実施形態による戻し制御を説明する模式図である。 一実施形態によるモータ制御処理を説明するフローチャートである。 一実施形態によるモード判定処理を説明するフローチャートである。 一実施形態によるモード判定処理を説明するフローチャートである。 一実施形態によるPWM制御処理を説明するフローチャートである。 一実施形態によるモータ制御処理を説明するタイムチャートである。
(一実施形態)
一実施形態によるシフトレンジ制御装置を図1〜図14に示す。
図1および図2に示すように、シフトレンジ切替システムとしてのシフトバイワイヤシステム1は、モータ10、シフトレンジ切替機構20、パーキングロック機構30、および、シフトレンジ制御装置40等を備える。
モータ10は、図示しない車両に搭載されるバッテリ45(図3参照。)から電力が供給されることで回転し、シフトレンジ切替機構20の駆動源として機能する。モータ10は、フィードバック制御により電流の大きさを変更可能であって、かつ、相ごとに指令を変更可能なものが用いられる。本実施形態のモータ10は、永久磁石式のDCブラシレスモータである。図3に示すように、モータ10は、2組の巻線組11、12を有する。第1巻線組11は、U1コイル111、V1コイル112、および、W1コイル113を有する。第2巻線組12は、U2コイル121、V2コイル122、および、W2コイル123を有する。
図2に示すように、エンコーダ13は、モータ10の図示しないロータの回転位置を検出する。エンコーダ13は、例えば磁気式のロータリーエンコーダであって、ロータと一体に回転する磁石と、磁気検出用のホールIC等により構成される。エンコーダ13は、ロータの回転に同期して、所定角度ごとにA相およびB相のパルス信号を出力する。
減速機14は、モータ10の回転軸であるモータ軸105(図9参照)と出力軸15との間に設けられ、モータ10の回転を減速して出力軸15に出力する。これにより、モータ10の回転がシフトレンジ切替機構20に伝達される。出力軸15には、出力軸15の角度を検出する出力軸センサ16が設けられる。出力軸センサ16は、例えばポテンショメータである。以下適宜、出力軸センサ16の検出値を、出力軸角度θsとする。
本実施形態では、モータ軸105と出力軸15との間には、ギアバックラッシュ等の遊びが存在している。
図1に示すように、シフトレンジ切替機構20は、ディテントプレート21、および、ディテントスプリング25等を有し、減速機14から出力された回転駆動力を、マニュアルバルブ28、および、パーキングロック機構30へ伝達する。
ディテントプレート21は、出力軸15に固定され、モータ10により駆動される。本実施形態では、ディテントプレート21がディテントスプリング25の基部から離れる方向を正回転方向、基部に近づく方向を逆回転方向とする。
ディテントプレート21には、出力軸15と平行に突出するピン24が設けられる。ピン24は、マニュアルバルブ28と接続される。ディテントプレート21がモータ10によって駆動されることで、マニュアルバルブ28は軸方向に往復移動する。すなわち、シフトレンジ切替機構20は、モータ10の回転運動を直線運動に変換してマニュアルバルブ28に伝達する。マニュアルバルブ28は、バルブボディ29に設けられる。マニュアルバルブ28が軸方向に往復移動することで、図示しない油圧クラッチへの油圧供給路が切り替えられ、油圧クラッチの係合状態が切り替わることでシフトレンジが変更される。
図1および図8に示すように、ディテントプレート21のディテントスプリング25側には、マニュアルバルブ28を各レンジに対応する位置に保持するための4つの凹部221〜224が設けられる。凹部221〜224は、ディテントスプリング25の先端側から、第1凹部221、第2凹部222、第3凹部223、第4凹部224の順に配列されている。すなわち、凹部221〜224のうち、凹部221、224が両端に配置されている。第1凹部221がPレンジに対応し、第2凹部222がRレンジに対応し、第3凹部223がNレンジに対応し、第4凹部224がDレンジに対応する。
ディテントスプリング25は、弾性変形可能な板状部材であり、先端にディテントローラ26が設けられる。ディテントローラ26は、凹部221〜224のいずれかに嵌まり込む。
ディテントスプリング25は、ディテントローラ26をディテントプレート21の回動中心側に付勢する。ディテントプレート21に所定以上の回転力が加わると、ディテントスプリング25が弾性変形し、ディテントローラ26が凹部221〜224を移動する。例えば、PレンジからDレンジに切り替えるとき、ディテントプレート21が正回転方向に回転することで、ディテントローラ26は、第1凹部221から第4凹部224に移動し、第4凹部224に嵌まり合う。
ディテントローラ26が凹部221〜224のいずれかに嵌まり込むことで、ディテントプレート21の揺動が規制され、マニュアルバルブ28の軸方向位置、および、パーキングロック機構30の状態が決定され、自動変速機5のシフトレンジが固定される。
図1に示すように、パーキングロック機構30は、パーキングロッド31、円錐体32、パーキングロックポール33、軸部34、および、パーキングギア35を有する。
パーキングロッド31は、略L字形状に形成され、一端311側がディテントプレート21に固定される。パーキングロッド31の他端312側には、円錐体32が設けられる。円錐体32は、他端312側にいくほど縮径するように形成される。ディテントプレート21が逆回転方向に揺動すると、円錐体32が矢印Pの方向に移動する。
パーキングロックポール33は、円錐体32の円錐面と当接し、軸部34を中心に揺動可能に設けられる、パーキングロックポール33のパーキングギア35側には、パーキングギア35と噛み合い可能な凸部331が設けられる。ディテントプレート21が逆回転方向に回転し、円錐体32が矢印P方向に移動すると、パーキングロックポール33が押し上げられ、凸部331とパーキングギア35とが噛み合う。一方、ディテントプレート21が正回転方向に回転し、円錐体32が矢印notP方向に移動すると、凸部331とパーキングギア35との噛み合いが解除される。
パーキングギア35は、図示しない車軸に設けられ、パーキングロックポール33の凸部331と噛み合い可能に設けられる。パーキングギア35と凸部331とが噛み合うと、車軸の回転が規制される。シフトレンジがP以外のレンジであるnotPレンジのとき、パーキングギア35はパーキングロックポール33によりロックされず、車軸の回転は、パーキングロック機構30により妨げられない。また、シフトレンジがPレンジのとき、パーキングギア35はパーキングロックポール33によってロックされ、車軸の回転が規制される。
図2および図3に示すように、シフトレンジ制御装置40は、モータドライバ41、42、および、ECU50等を有する。
モータドライバ41は、第1巻線組11の通電を切り替える3相インバータであって、スイッチング素子411〜416がブリッジ接続される。対になるU相のスイッチング素子411、414の接続点には、U1コイル111の一端が接続される。対になるV相のスイッチング素子412、415の接続点には、V1コイル112の一端が接続される。対になるW相のスイッチング素子413、416の接続点には、W1コイル113の一端が接続される。コイル111〜113の他端は、結線部115で結線される。
モータドライバ42は、第2巻線組12の通電を切り替える3相インバータであって、スイッチング素子421〜426がブリッジ接続される。対になるU相のスイッチング素子421、424の接続点には、U2コイル121の一端が接続される。対になるV相のスイッチング素子422、425の接続点には、V2コイル122の一端が接続される。対になるW相のスイッチング素子423、426の接続点には、W2コイル123の一端が接続される。コイル121〜123の他端は、結線部125で結線される。
本実施形態のスイッチング素子411〜416、421〜426は、MOSFETであるが、IGBT等の他の素子を用いてもよい。
モータドライバ41とバッテリ45との間には、モータリレー46が設けられる。モータドライバ42とバッテリ45との間には、モータリレー47が設けられる。モータリレー46、47は、イグニッションスイッチ等である始動スイッチがオンされているときにオンされ、モータ10側へ電力が供給される。また、モータリレー46、47は、始動スイッチがオフされているときにオフされ、モータ10側への電力の供給が遮断される。
バッテリ45の高電位側には、バッテリ電圧Vを検出する電圧センサ48が設けられる。
また、シフトレンジ制御装置40には、モータ電流Imを検出する図示しない電流センサが設けられる。
ECU50は、スイッチング素子411〜416、421〜426のオンオフ作動を制御することで、モータ10の駆動を制御する。また、ECU50は、車速、アクセル開度、および、ドライバ要求シフトレンジ等に基づき、変速用油圧制御ソレノイド6の駆動を制御する。変速用油圧制御ソレノイド6を制御することで、変速段が制御される。変速用油圧制御ソレノイド6は、変速段数等に応じた本数が設けられる。本実施形態では、1つのECU50がモータ10およびソレノイド6の駆動を制御するが、モータ10を制御するモータ制御用のモータECUと、ソレノイド制御用のAT−ECUとを分けてもよい。以下、モータ10の駆動制御を中心に説明する。
図4に示すように、ECU50は、角度演算部51、速度演算部52、駆動制御部55、停止制御部としての固定相通電制御部75、反転判定部76、戻し制御部77、および、第2切替制御部78等を備え、マイコン等を主体として構成される。ECU50における各処理は、ROM等の実体的なメモリ装置に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。
角度演算部51は、エンコーダ13から出力されるA相およびB相のパルスに基づき、エンコーダ13のカウント値である実カウント値Cenを演算する。実カウント値Cenは、モータ10の実際の機械角および電気角に応じた値である。
速度演算部52は、実カウント値Cenに基づき、モータ10の回転速度であるモータ速度Mspを演算する。
駆動制御部55は、角度偏差演算部56、フィードバック制御部60、急ブレーキデューティ演算部70、第1切替制御部71、電圧補正部72、および、PWM信号生成部73を有し、モータ10が目標位置となるように、モータ10の駆動を制御する。
角度偏差演算部56は、図示しないシフトレバー等の操作により入力されるドライバ要求シフトレンジに応じた目標カウント値Cen*と実カウント値Cenとの差を演算する。以下、目標カウント値Cen*と実カウント値Cenと差の絶対値を角度偏差eとする。本実施形態では、実カウント値Cenを「実角度」、目標カウント値Cen*を「目標角度」とする。
フィードバック制御部60は、目標速度設定部62、フィードバック値設定部63、速度偏差演算部64、制御器65、フィードフォワード項演算部66、および、加算器67等を有する。以下適宜、フィードバックを「FB」、フィードフォワードを「FF」と記載する。
目標速度設定部62は、角度偏差eに基づき、モータ10の目標速度である目標モータ速度Msp*を演算する。目標モータ速度Msp*は、例えば図5に示すマップに基づき、角度偏差eが所定値ea以下の場合、角度偏差eが大きいほど大きくなるように設定され、角度偏差eが所定値eaより大きい場合、所定の最大値とする。また、角度偏差eが角度判定閾値e_thにて設定速度sp1(例えば1000rpm)となるようにする。
目標モータ速度Msp*は、バッテリ電圧Vが大きくなるほど大きくなるように設定される。
FB値設定部63は、モータ10の制御状態が後述のモード2またはモード3、すなわち定常制御または減速制御のとき、モータ速度Mspの位相を進ませる位相進み補償を行い、速度位相進み値Msp_plを速度フィードバック値Msp_fbとする。また、FB値設定部63は、モータ10の制御状態がモード1、すなわち加速制御のとき、位相進み補償を行わず、モータ速度Mspを速度フィードバック値Msp_fbとする。速度位相進み値Msp_plについても、「モータ速度」の概念に含まれるものとする。
速度偏差演算部64は、目標モータ速度Msp*と速度フィードバック値Msp_fbとの速度偏差ΔMspを演算する。
制御器65は、目標モータ速度Msp*と速度フィードバック値Msp_fbとを一致させるべく、速度偏差ΔMspが0となるように、例えばP制御やPI制御等により、FBデューティD_fbを演算する。
FF項演算部66は、モータ10の制御状態に応じたFFデューティD_ffを演算する。
加速制御時のFFデューティD_ffは、図6(a)に示すマップ等に基づいて演算される最大加速デューティであって、モータ速度Mspが大きくなるほど大きくなる。本実施形態では、モータ速度Mspが目標モータ速度Msp*以上となるまでの間、最大デューティとなるように、FFデューティD_ffが演算される。
定常制御時のFFデューティD_ffは、図6(b)に示すマップ等に基づいて演算される速度維持デューティとする。速度維持デューティは、無負荷時にモータ速度Mspを維持するためのデューティであって、モータ速度Mspが大きくなるほど大きくなる。
減速制御時のFFデューティD_ffは、図6(c)に示すマップ等に基づいて演算される減速補正デューティとする。減速補正デューティは、目標モータ速度Msp*を実現するための補正デューティである。減速補正デューティは、モータ10が正方向に回転している場合は負の値であって、モータ速度Mspが大きくなるほど小さくなる。すなわち、減速補正デューティは、モータ速度Mspが大きくなるほど、絶対値としては大きい値となる。
なお、図6は、モータ10が正回転方向に回転している場合であって、モータ10が逆回転方向に回転する場合、FFデューティD_ffの値の正負を反転させる。後述の固定デューティDbも同様である。本実施形態では、モータ速度Mspに基づいてFFデューティD_ffを演算するものとして説明したが、モータ速度Mspに替えて、目標モータ速度Msp*に基づいてFFデューティD_ffを演算してもよい。
加算器67は、FBデューティD_fbとFFデューティD_ffとを加算し、補正後FBデューティDaを演算する。
本実施形態のフィードバック制御では、PWM制御等によりデューティを変更することで、コイル111〜113、121〜123に流れる電流およびトルクの大きさを変更可能である。
本実施形態では、120°通電による矩形波制御により、モータ10の駆動を制御する。120°通電による矩形波制御では、第1相の高電位側のスイッチング素子と、第2相の低電位側のスイッチング素子をオンする。また、第1相および第2相の組み合わせを電気角60°ごとに入れ替えていくことで、通電相が切り替わる。これにより、巻線組11、12に回転磁界が発生し、モータ10が回転する。本実施形態では、出力軸15を正回転方向に回転させるときのモータ10の回転方向を正方向とする。また、モータ10が正のトルクを出力するときのデューティを正、負のトルクを出力するときのデューティを負とし、取り得るデューティ範囲を−100[%]〜100[%]とする。すなわち、モータ10を正回転させるとき、デューティを正とし、逆回転させるとき、デューティを負とする。なお、正回転しているモータ10を停止させるべく、ブレーキトルク(すなわち負トルク)を発生させるとき、モータ10の回転方向は正回転方向であるが、デューティは負となる。同様に、逆回転しているモータ10を停止させるべく、ブレーキトルクを発生させるとき、デューティは正となる。
急ブレーキデューティ演算部70は、急ブレーキ制御時のデューティである固定デューティDbを、急ブレーキ制御開始時、すなわち角度偏差eが角度判定閾値e_thより小さくなったときのモータ速度Mspである突入速度Msp_iに応じて演算する。図7に示すように、モータ10が正回転しているときの固定デューティDbは、負の値であって、突入速度Msp_iが所定速度sp2より小さい場合、突入速度Msp_iが大きいほど絶対値が大きく、所定速度sp2以上の場合、−100[%]とする。
第1切替制御部71は、信号生成に用いるデューティを、補正後FBデューティDaとするか、固定デューティDbとするかを切り替える。本実施形態では、角度偏差eが角度判定閾値e_th以上の場合、補正後FBデューティDa、角度偏差eが角度判定閾値e_thより小さい場合、固定デューティDbを、信号生成に用いるデューティとして選択し、電圧補正部72に出力する。
電圧補正部72は、選択された補正後FBデューティDaまたは固定デューティDbを、バッテリ電圧Vにて補正し、デューティ指令値を演算する。
PWM信号生成部73は、デューティ指令値および実カウント値Cenに基づき、スイッチング素子411〜416、421〜426のスイッチングに係る指令信号Spwmを生成する。また、モータ電流Imが電流制限値Im_maxを超えないように指令信号Spwmを調整する。
固定相通電制御部75は、固定相通電制御を行う。固定相通電制御は、モータ10の回転を停止させるための制御であって、電気角に応じた固定相を選択し、選択された固定相の所定方向に電流が流れるように、スイッチング素子411〜416、421〜426のスイッチングに係る指令信号Sfixを生成する。これにより、励磁相が固定される。励磁相が固定されると、モータ10は、励磁相に応じた所定の電気角にて停止する。固定相通電制御部75は、現在のロータ位置から最も近い電気角でモータ10を停止させるように、実カウント値Cenに基づいて固定相および通電方向を選択する。
本実施形態では、固定相通電継続時間Taに亘り、固定相通電制御を継続する。固定相通電制御を行う固定相通電期間におけるデューティは、最大デューティで一定とする。また、開始から所定時間が経過するまでの第1期間を最大デューティとし、所定時間経過後から固定相通電制御を終了するまでの第2期間において、固定相通電制御終了時のモータ電流が0となるように、デューティを徐変してもよい。また、第2期間のデューティを、最大デューティより絶対値が小さい所定値としてもよい。固定相通電制御終了時のモータ電流を低減しておくことで、固定相通電制御から通電オフしたときのモータ軸105の振動を抑制することができ、出力軸15が所望の位置にて停止した状態を適切に維持することができる。
反転判定部76は、実カウント値Cenに基づき、モータ10の回転が反転したか否かを判定する。
戻し制御部77は、要求シフトレンジがPレンジまたはDレンジである場合、固定相通電制御を固定相通電継続時間Taに亘って継続してモータ10を停止させた後、遊びの範囲内で、モータ10を反対方向にゆっくり戻す。具体的には、要求シフトレンジがDレンジである場合、ディテントローラ26を第4凹部224に移動させるときのモータ10の回転方向は正回転方向であり、戻し制御では、駆動可能な最小幅ずつ、モータ10を逆回転方向に回転させる。また、要求シフトレンジがPレンジである場合、ディテントローラ26を第1凹部221に移動させるときのモータ10の回転方向は逆回転方向であり、戻し制御では、駆動可能な最小幅ずつ、モータ10を正回転方向に回転させる。また、出力軸センサ16の検出値が変化した場合、戻し制御を終了し、通電オフにする。
第2切替制御部78は、モータドライバ41、42に出力される信号を切り替える。本実施形態では、モータ10が、要求シフトレンジに応じた回転方向に回転している場合、すなわち反転前である場合、PWM信号生成部73にて生成された指令信号Spwmを選択し、モータ10が反転した場合、固定相通電制御部75にて生成される指令信号Sfixを選択する。また、戻し制御を行う場合、戻し制御部77からの信号を指令信号として選択する。選択された指令信号は、モータドライバ41、42に出力される。
ここで、戻し制御を図9に基づいて説明する。以下、NレンジからDレンジへの切り替えを例に説明する。図9においては、モータ10が回転することで、ディテントローラ26が、Nレンジに対応する第3凹部223から、Dレンジに対応する第4凹部224に移動する状態を模式的に示している。図9においては、モータ10および出力軸15の回転方向を、紙面左右方向として説明する。また、図9は、「遊び」を概念的に示す模式図であって、出力軸15と減速機14とが一体となっており、モータ軸105が減速機14の遊びの範囲で移動可能であるものとして記載している。なお、モータ軸105と減速機14とが一体となっており、減速機14と出力軸15との間に「遊び」が存在しているように構成しても差し支えない。ここでは、モータ軸と出力軸との間の「遊び」は、減速機14のギアとモータ軸105との間に存在するものを中心に説明するが、「遊び」とはモータ軸と出力軸との間に存在する遊びやガタ等の合計と捉えることができる。
また、実際には、ディテントプレート21が出力軸15と一体に回転することで、ディテントローラ26が凹部221〜224間を移動するが、図9では、ディテントローラ26が出力軸15とともに移動するものとして図示した。
図9に示すように、モータ軸105と出力軸15との間には、減速機14が設けられており、モータ軸105と出力軸15との間には、ギアバックラッシュを含む「遊び」が存在している。
図9(a)に矢印Y1で示すように、モータ軸105と減速機14とが回転方向において離間している状態からモータ10が回転する場合、モータ軸105と減速機14とが当接するまでの間、モータ10は空走状態となる。このとき、モータ10の回転は、出力軸15側へは伝達されない。以下、遊びの範囲内にてモータ10が空走することを「ガタ空走」という。
モータ軸105と減速機14とが当接すると、ガタ空走状態が終了し、矢印Y2で示すように、モータ軸105と、出力軸15およびディテントプレート21とが一体となって回転する。これにより、ディテントローラ26は、凹部223、224間の山部を乗り越え、凹部224へ移動する。
ディテントローラ26は、モータ10の駆動力により、凹部223、224間の山部を乗り越えると、ディテントスプリング25のばね力により、凹部224に落とし込まれる。モータ10は、ディテントローラ26が凹部224の中心に嵌まり合っているときの遊びの範囲内にて停止するように制御される。
ところで、シフトレンジをDレンジ以外からDレンジに切り替える場合、モータ10を正回転方向に回転させる。また、次のレンジ切り替え時において、DレンジからDレンジ以外にシフトレンジを切り替える場合、必ずモータ10を逆回転方向に回転させることになる。
そこで本実施形態では、図9(b)に矢印Y3で示すように、要求シフトレンジがDレンジの場合、モータ10を目標位置にて停止させた後、遊びの範囲内にてモータ10を反対方向に駆動する戻し制御を行い、モータ軸105と出力軸15とを逆回転方向にて当接させておく。
戻し制御では、モータ10の分解能に応じた最小幅ずつ、レンジ切替時の駆動方向とは反対方向に、ゆっくりとモータ10を回転させる。遊びの範囲内にてモータ10が駆動しているとき、出力軸センサ16の検出値は変化せず、モータ軸105と減速機14とが当接して出力軸15が駆動されると、出力軸センサ16の検出値が変化する。そこで、出力軸センサ16の検出値が変化した場合、モータ軸105と減速機14とが当接したとみなし、戻し制御を終了する。
これにより、次のレンジ切り替え時に、ガタ空走状態が生じないので、ガタ空走分、応答性を向上させることができる。
同様に、現在のレンジがPレンジであれば、次のレンジ切り替え時は、必ずモータ10を正回転方向に回転させることになる。そこで、要求シフトレンジがPレンジの場合、モータ10を目標位置にて停止させた後、戻し制御を行い、モータ軸105と出力軸15とを正回転方向にて当接させておくことで、ガタ空走分の応答性を向上させることができる。
なお、要求シフトレンジがRレンジまたはNレンジの場合、次のレンジ切替時におけるモータ10の回転方向は、正回転方向または逆回転方向のどちらの可能性もあるため、戻し制御は行わない。
モータ制御処理を図10のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、イグニッションスイッチ等である始動スイッチがオンされている期間に、ECU50にて所定の周期で実行される。以下、ステップS101の「ステップ」を省略し、単に記号「S」と記す。他のステップについても同様である。
モータ制御処理の説明に先立ち、モータ10の制御モードをまとめておく。モード1は「加速制御」であって、モータ10の回転を加速させる。モード2は「定常制御」であってモータ10の回転速度を略一定に保持する。モード3は「減速制御」であって、モータ10の回転を減速させる。モード4は「急ブレーキ制御」であって、モータ10の回転に急ブレーキをかける。モード5は「固定相通電制御」であって、モータ10を停止させる。モード6は「戻し制御」であって、加速制御時および定常制御時とは、モータ10を反対方向にゆっくりと回転させる。モード0は「通電オフ」であって、モータ10への通電を停止する。
最初のS101では、ECU50は、ドライバにより図示しないシフトレバーが操作され、ドライバ要求シフトレンジが変化したか否かを判断する。ドライバ要求シフトレンジが変化していないと判断された場合(S101:NO)、S103へ移行する。ドライバ要求シフトレンジが変化したと判断された場合(S101:YES)、S102へ移行する。
S102では、ECU50は、モータ10への通電フラグをオンにする。また、ECU50は、制御状態を加速制御であるモード1とする。
S103では、ECU50は、通電フラグがオンされているか否かを判断する。通電フラグがオフであると判断された場合(S103:NO)、S112へ移行する。通電フラグがオンであると判断された場合(S103:YES)、S104へ移行する。
S104では、目標速度設定部62は、目標モータ速度Msp*をセットする。
S105では、ECU50は、モード判定処理を行う。
モード判定処理を図11および図12に基づいて説明する。
図11中のS501では、ECU50は、制御モードがモード1か否かを判断する。制御モードがモード1ではないと判断された場合(S501:NO)、S504へ移行する。制御モードがモード1であると判断された場合(S501:YES)、S502へ移行する。
S502では、ECU50は、目標モータ速度Msp*が現在のモータ速度Mspより小さいか否かを判断する。目標モータ速度Msp*が現在のモータ速度Msp以上であると判断された場合(S502:NO)、モード1を継続する。目標モータ速度Msp*が現在のモータ速度Mspより小さいと判断された場合(S502:YES)、S503へ移行する。
S503では、ECU50は、制御モードを定常制御であるモード2とする。
制御モードがモード1ではないと判断された場合(S501:NO)に移行するS504では、ECU50は、制御モードをモード2か否かを判断する。制御モードがモード2ではないと判断された場合(S504:NO)、S507へ移行する。制御モードがモード2であると判断された場合(S504:YES)、S505へ移行する。
S505では、ECU50は、目標モータ速度の今回値Msp*(n)が、前回値Msp*(n−1)より小さいか否かを判断する。目標モータ速度のMsp*(n)が、前回値Msp*(n−1)以上であると判断された場合(S505:NO)、モード2を継続する。目標モータ速度のMsp*(n)が、前回値Msp*(n−1)より小さいと判断された場合(S505:YES)、S506へ移行する。
S506では、ECU50は、制御モードを減速制御であるモード3とする。
制御モードがモード1、2ではないと判断された場合(S504:NO)に移行するS507では、ECU50は、制御モードがモード3か否かを判断する。制御モードがモード3ではないと判断された場合(S507:NO)、図12中のS510へ移行する。制御モードがモード3であると判断された場合(S507:YES)、S508へ移行する。
S508では、ECU50は、角度偏差eが角度判定閾値e_thより小さいか否かを判断する。角度偏差eが角度判定閾値e_th以上であると判断された場合(S508:NO)、モード3を継続する。角度偏差eが角度判定閾値e_thより小さいと判断された場合(S508:YES)、S509へ移行する。
S509では、ECU50は、制御モードを急ブレーキ制御であるモード4とする。
図12に示すように、制御モードがモード1〜3ではないと判断された場合(S507:NO)に移行するS510では、ECU50は、制御モードがモード4か否かを判断する。制御モードがモード4ではないと判断された場合(S510:NO)、S513へ移行する。制御モードがモード4であると判断された場合(S510:YES)、S511へ移行する。
S511では、ECU50は、反転判定部76は、モータ10が反転したか否かを判断する。ここで、切り替え前後のシフトレンジに基づいて決定される回転方向とは逆方向にモータ10が回転したら、モータ10が反転したと判断する。モータ10が反転していないと判断された場合(S511:NO)、モード4を継続する。モータ10が反転したと判断された場合(S511:YES)、S512へ移行する。
S512では、ECU50は、制御モードを固定相通電制御であるモード5とする。
制御モードがモード1〜4ではないと判断された場合(S510:NO)に移行するS513では、ECU50は、制御モードがモード5か否かを判断する。制御モードがモード5ではないと判断された場合(S513:NO)、S518へ移行する。制御モードがモード5であると判断された場合(S513:YES)、S514へ移行する。
S514では、ECU50は、固定相通電制御の継続時間を計時するタイマのカウント値であるタイマ値Tcをインクリメントする。
S515では、ECU50は、タイマ値Tcが継続時間判定閾値Tthより大きいか否かを判断する。継続時間判定閾値Tthは、固定相通電制御を継続する固定相通電継続時間Ta(例えば100ms)に応じて設定される値である。タイマ値Tcが継続時間判定閾値Tth以下であると判断された場合(S515:NO)、モード5を継続する。タイマ値Tcが継続時間判定閾値Thより大きいと判断された場合(S515:YES)、S516へ移行する。
S516では、ECU50は、ドライバ要求シフトレンジがPレンジまたはDレンジか否かを判断する。ドライバ要求シフトレンジがPレンジまたはDレンジではないと判断された場合(S516:NO)、すなわちドライバ要求シフトレンジがRレンジまたはNレンジの場合、S520へ移行する。ドライバ要求シフトレンジがPレンジまたはDレンジであると判断された場合(S516:YES)、S517へ移行する。
S517では、ECU50は、制御モードを戻し制御であるモード6とする。
制御モードがモード1〜5ではないと判断された場合(S513:NO)に移行するS518では、ECU50は、制御モードがモード6か否かを判断する。制御モードがモード6ではないと判断された場合(S518:NO)、S520へ移行する。制御モードがモード6であると判断された場合(S518:YES)、S519へ移行する。
S519では、ECU50は、出力軸角度θsが変化したか否かを判断する。出力軸角度θsが変化していないと判断された場合(S519:NO)、モード6を継続する。出力軸角度θsが変化したと判断された場合(S519:YES)、S520へ移行する。
S520では、ECU50は、制御モードを通電オフ制御であるモード0とする。
図10に戻り、モード判定処理に続いて移行するS106では、ECU50は、制御モードがモード1〜4のいずれかであるか否かを判断する。制御モードがモード1〜4のとき、モータ10はPWM制御されている。制御モードがモード1〜4以外であると判断された場合(S106:NO)、S108へ移行する。制御モードがモード1〜4のいずれかであると判断された場合(S106:YES)、S107へ移行する。
S107では、ECU50は、PWM制御によりモータ10の駆動を制御する。
PWM制御処理を図13に基づいて説明する。
S701では、ECU50は、制御モードがモード1〜3のいずれかであるか否かを判断する。制御モードがモード1〜3のとき、モータ10はフィードバック制御されている。制御モードがモード1〜3ではない、すなわちモード4であると判断された場合(S701:NO)、S708へ移行する。制御モードがモード1〜3のいずれかであると判断された場合(S701:YES)、S702へ移行する。
S702では、ECU50は、制御モードがモード1か否かを判断する。制御モードがモード1であると判断された場合(S702:YES)、S703へ移行する。制御モードがモード1ではない、すなわちモード2またはモード3であると判断された場合(S702:NO)、S704へ移行する。
S703では、フィードバック値設定部63は、モータ速度Mspを速度フィードバック値Msp_fbとして、速度偏差演算部64に出力する。
S704では、フィードバック値設定部63は、モータ速度Mspの位相進み補償値Msp_plを速度フィードバック値Msp_fbとして、速度偏差演算部64に出力する。
S705では、制御器65は、フィードバックデューティD_fbを演算する。
S706では、FF項演算部66は、制御モードに応じたフィードフォワードデューティD_ffを演算する。
S707では、加算器67は、フィードバックデューティD_fbとフィードフォワードデューティD_ffとを加算し、補正後フィードバックデューティDaを演算する。
制御モードがモード4であると判断された場合(S701:NO)に移行するS708では、急ブレーキデューティ演算部70は、突入速度Msp_iに応じて固定デューティDbを設定する。固定デューティDbが設定されている場合は、設定済みの値を維持する。
S709では、PWM信号生成部73は、演算された補正後フィードバックデューティDaまたは固定デューティDbに基づいて指令信号Spwmを生成する。ECU50は、生成された指令信号Spwmに基づいてモータ10の駆動を制御する。
図10に戻り、制御モードがモード1〜4以外であると判断された場合(S106:NO)に移行するS108では、ECU50は、制御モードがモード5であるか否かを判断する。制御モードがモード5ではないと判断された場合(S108:NO)、S110へ移行する。制御モードがモード5であると判断された場合(S108:YES)、S109へ移行する。
S109では、ECU50は、固定相通電制御を行う。詳細には、固定相通電制御部75は、実カウント値Cenに応じた固定相に通電する指令信号Sfixを生成する。ECU50は、生成された指令信号Sfixに基づいてモータ10の駆動を制御する。
制御モードがモード5ではないと判断された場合(S108:NO)に移行するS110では、ECU50は、制御モードがモード6であるか否かを判断する。制御モードがモード6ではないと判断された場合(S110:NO)、すなわち制御モードがモード0である場合、S112へ移行する。制御モードがモード6であると判断された場合(S110:YES)、S111へ移行する。
S111では、ECU50は、戻し制御を行う。
S112では、ECU50は、モータ10への通電をオフにする。
本実施形態のモータ制御処理を図14に示すタイムチャートに基づいて説明する。図14は、共通時間軸を横軸とし、(a)がドライバ要求シフトレンジ、(b)が通電フラグ、(c)がモータ10の角度、(d)が出力軸角度、(e)がモータ速度、(f)がデューティ、(g)がモータ電流、(h)が制御モードを示す。図14では、モータ10の角度をエンコーダ13のカウント値で示す。また、説明のため、スケールは適宜変更している。
図14に示すように、時刻x1以前において、ドライバ要求シフトレンジがNレンジで維持されている場合、モータ10の制御状態をモード0の通電オフ制御とする。
時刻x1にて、ドライバ要求シフトレンジがNレンジからDレンジに変化すると、通電フラグがオンされ、制御状態がモード1の加速制御に切り替えられる。また、ドライバ要求シフトレンジに応じ、目標カウント値Cen*が設定される。加速制御では、ECU50は、最大デューティでのPWM制御にて、モータ10を駆動する。また、加速制御では、位相進み補償を行っていないモータ速度Mspをフィードバックする。
時刻x2にて、モータ速度Mspが目標モータ速度Msp*より大きくなると、制御状態をモード2の定常制御に切り替える。定常制御では、位相進み補償を行った値である位相進み補償値Msp_plをフィードバックする。
時刻x3にて、目標モータ速度Msp*が低下に転じると、制御状態をモード3の減速制御に切り替える。
本実施形態では、回転角の検出遅れや検出の分解能に起因し、ハンチングが生じやすい定常状態および減速状態にて、位相進み補償を行った位相進み補償値Msp_plをフィードバックする。これにより、定常状態および減速状態におけるハンチングが抑制される。
角度偏差eが角度判定閾値e_thより小さくなる時刻x4では、制御モードをモード4の急ブレーキ制御に切り替える。急ブレーキ制御時は、突入速度Msp_iに応じて設定される固定デューティDbに基づいてモータ10の駆動が制御される。急ブレーキ制御を行うことで、オーバーシュートを抑制することができる。
なお、時刻x1から固定相通電制御に移行する時刻x5までの期間は、PWM制御によりモータ10の駆動が制御される。
時刻x5にて、モータ10の反転が判定されると、制御モードをモード5の固定相通電制御に切り替える。本実施形態では、時刻x5から、固定相通電継続時間Taが経過する時刻x6までの間、固定相通電制御を継続する。図14では、固定相通電制御を行う時刻x5から時刻x6までの期間のデューティを最大デューティとする例を示している。
固定相通電制御を行うことで、ディテントローラ26が凹部224に嵌まり合う状態にて、モータ10を適切に停止させることができる。このとき、モータ10は、遊びの範囲内のどの位置にて停止しているかはわからない(図9(a)参照)。また、今回の要求シフトレンジがDレンジであるので、次にシフトレンジを切り替えるとき、モータ10の回転方向は、逆回転方向となる。
そこで本実施形態では、固定相通電制御終了後、戻し制御を行う。戻し制御では、分解能に応じた駆動可能な最小幅ずつステップ的にモータ10を回転させる。遊びの範囲内にてモータ軸105が回転している間、出力軸角度θsは変化しない。そして、時刻x7にて、出力軸角度θsが一定の状態から変化すると、モータ軸105と出力軸15とが当接し、ガタ寄せが完了したとみなし、モータ10への通電をオフにする。戻し制御が終了したとき、図9(b)に示すように、モータ軸105は、遊びの範囲内にて、逆回転方向側に寄せられた状態となる。
要求シフトレンジがDレンジまたはPレンジのとき、固定相通電制御の後に、戻し制御を行い、予めガタ寄せしておくことで、次のシフトレンジ切替時におけるガタ空走をなくすことができるので、応答性が向上する。
以上説明したように、シフトバイワイヤシステム1は、モータ10と、モータ10の駆動が伝達される出力軸15と、シフトレンジ切替機構20と、を備える。モータ10の回転軸であるモータ軸105と出力軸15との間に遊びが存在している。シフトレンジ切替機構20は、ディテントプレート21、ディテントローラ26、および、ディテントスプリング25を有する。ディテントプレート21は、シフトレンジに応じた複数に凹部221〜224が形成され、出力軸15とともに回転する。ディテントローラ26は、シフトレンジに応じた凹部221〜224に嵌まり合う。ディテントスプリング25は、ディテントローラ26を凹部221〜224に嵌まり込む方向に付勢する。
シフトレンジ制御装置40は、シフトバイワイヤシステム1において、モータ10の駆動を制御することでシフトレンジを切り替えるものであって、駆動制御部55と、固定相通電制御部75と、戻し制御部77と、を備える。
駆動制御部55は、シフトレンジに応じた凹部221〜224にディテントローラ26が嵌まり合うように、モータ10を駆動する。
固定相通電制御部75は、シフトレンジに応じた目標位置にてモータ10を停止させる。
戻し制御部77は、要求シフトレンジが、複数の凹部221〜224のうちの両端のどちらかに対応するレンジである場合、目標位置にてモータ10を停止させた後、遊びの範囲内にて、モータ10の回転位置を戻す戻し制御を行う。今回のレンジ切り替え時におけるモータ10の回転方向とは反対方向にモータ10を回転させる戻し制御を行い、遊びの分を詰めておくことで、次のレンジ切り替え時において空走状態となる期間を低減できるので、応答性が向上する。
本実施形態では、複数の凹部221〜224のうちの両端とは、凹部221、224であり、第1凹部221に対応するレンジはPレンジであり、第4凹部224に対応するレンジはDレンジである。両端の凹部221、224に対応するPレンジおよびDレンジは、次のレンジ切替時に、モータ10の回転方向が決まっているレンジ、と捉えることもできる。また、両端の凹部221、224に対応するPレンジおよびDレンジは、次回のレンジ切替時のモータ回転方向が、今回とは反対方向になるレンジ、と捉えることもできる。
また本実施形態では、要求シフトレンジが複数の凹部221〜224のうちの両端以外に対応するレンジ(本実施形態では、RレンジおよびNレンジ)である場合、次のレンジ切替時のモータ10の回転方向が決まっていないので、戻し制御を行わない。
シフトバイワイヤシステム1には、出力軸15の回転位置を検出する出力軸センサ16が設けられる。戻し制御部77は、出力軸センサ16の検出値である出力軸角度θsが変化した場合、戻し制御を終了する。戻し方向にてモータ軸105と出力軸15との間の遊びが詰まった状態にて、戻し制御を適切に終了することができる。
戻し制御部77は、モータ10の分解能に応じた所定幅ずつ、モータ10を駆動する。本実施形態では、戻し制御において、分解能に応じた最小幅ずつステップ的にモータ10を駆動する。これにより、遊びの範囲内にて、モータ10をゆっくり駆動することができる。
本実施形態では、ディテントプレート21が「被駆動部材」、ディテントローラ26が「係合部材」、ディテントスプリング25が「付勢部材」に対応する。また、固定相通電制御部75が「停止制御部」に対応する。また、目標カウント値Cen*が「目標位置」に対応する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、モータは、永久磁石式の3相ブラシレスモータである。他の実施形態では、モータは、フィードバック制御と固定相通電制御とを切り替え可能なものであれば、どのようなモータを用いてもよい。また、上記実施形態では、モータに2組の巻線組が設けられる。他の実施形態では、モータの巻線組は、1組でもよいし3組以上であってもよい。
上記実施形態では、フィードバック制御において、120°通電による矩形波制御を行う。他の実施形態では、フィードバック制御において、180°通電による矩形波制御としてもよい。また矩形波制御に限らず、三角波比較方式や瞬時ベクトル選択方式によるPWM制御としてもよい。
上記実施形態では、モータの回転角を検出する回転角センサとして、エンコーダを用いる。他の実施形態では、回転角センサは、エンコーダに限らず、レゾルバ等、どのようなものを用いてもよい。また、エンコーダのカウント値に替えて、モータの回転角に換算可能なエンコーダカウント値以外の値をフィードバックしてもよい。固定相通電制御における固定相の選択についても同様である。
上記実施形態では、速度状態が定常制御または減速制御のとき、位相進みフィルタ処理を行った位相進み値をフィードバックする。他の実施形態では、速度状態が加速制御のときにも位相進みフィルタ処理を行った値をフィードバックしてもよい。また、定常状態および減速状態の少なくとも一方における位相進みフィルタ処理を省略してもよい。
また、速度状態の判定は、例えばモータ速度の微分値を用いて判定する等、判定方法は上記実施形態の方法に限らず、どのような方法であってもよい。
上記実施形態では、1つの角度判定閾値を用いてフィードバック制御から固定デューティでの急ブレーキ制御への切り替えを判定する。他の実施形態では、角度判定閾値は、例えば、モータ速度が大きくなるほど、角度判定閾値を大きくする、といった具合に、モータ速度に応じて可変としてもよい。
上記実施形態では、急ブレーキ制御における固定デューティは、突入速度に応じて設定される。他の実施形態では、固定デューティは、突入速度によらず、所定値(例えば最大デューティ)であってもよい。
上記実施形態では、戻し制御では、モータの分解能に応じた最小幅ずつ、ステップ的にモータを駆動する。他の実施形態では、モータをゆっくり駆動させることができれば、制御方法の詳細は、どのようであってもよい。
他の実施形態では、各制御モードにおけるモータの駆動制御方法の詳細は、どのようであってもよい。
上記実施形態では、ディテントプレートには4つの凹部が設けられる。他の実施形態では、凹部の数は4つに限らず、いくつであってもよい。例えば、ディテントプレートの凹部を2つとし、PレンジとnotPレンジとを切り替えるものとしてもよい。凹部が2つであれば、両方の凹部が「両端」となるため、図12中のS516の処理を省略してもよい。
また、シフトレンジ切替機構やパーキングロック機構等は、上記実施形態と異なっていてもよい。他の実施形態では、被駆動部材、係合部材および付勢部材の形状等は、上記実施形態と異なっていてもよい。
上記実施形態では、モータ軸と出力軸との間に減速機が設けられる。減速機の詳細について、上記実施形態では言及していないが、例えば、サイクロイド歯車、遊星歯車、モータ軸と略同軸の減速機構から駆動軸へトルクを伝達する平歯歯車を用いたものや、これらを組み合わせて用いたもの等、どのような構成であってもよい。また、他の実施形態では、モータ軸と出力軸との間の減速機を省略してもよいし、減速機以外の機構を設けてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・シフトバイワイヤシステム(シフトレンジ切替システム)
10・・・モータ 105・・・モータ軸 15・・・出力軸
20・・・シフトレンジ切替機構
21・・・ディテントプレート(被駆動部材) 221〜224・・・凹部
25・・・ディテントスプリング(付勢部材)
26・・・ディテントローラ(係合部材)
40・・・シフトレンジ制御装置
55・・・駆動制御部
75・・・固定相通電制御部(停止制御部)
77・・・戻し制御部

Claims (3)

  1. モータ(10)と、
    前記モータの駆動が伝達される出力軸(15)と、
    複数の凹部(221〜224)が形成され、前記出力軸とともに回転する被駆動部材(21)、シフトレンジに応じた前記凹部に嵌まり合う係合部材(26)、および、前記係合部材を前記凹部に嵌まり込む方向に付勢する付勢部材(25)を有するシフトレンジ切替機構(20)と、
    を備え、前記モータの回転軸であるモータ軸(105)と前記出力軸との間に遊びが存在するシフトレンジ切替システム(1)において、前記モータの駆動を制御することでシフトレンジを切り替えるシフトレンジ制御装置であって、
    要求シフトレンジに応じた前記凹部に前記係合部材が嵌まり合うように、前記モータを駆動する駆動制御部(55)と、
    要求シフトレンジに応じた目標位置にて前記モータを停止させる停止制御部(75)と、
    要求シフトレンジが複数の前記凹部のうちの両端のどちらかに対応するレンジである場合、前記目標位置にて前記モータが停止した後、前記遊びの範囲内にて、前記モータの回転位置を戻す戻し制御を行う戻し制御部(77)と、
    を備え
    要求シフトレンジが複数の前記凹部のうちの両端以外に対応するレンジである場合、前記目標位置にて前記モータが停止した後、前記戻し制御を行わず通電をオフにするシフトレンジ制御装置。
  2. 前記シフトレンジ切替システムには、前記出力軸の回転位置を検出する出力軸センサ(16)が設けられ、
    前記戻し制御部は、前記出力軸センサの検出値が変化した場合、前記戻し制御を終了する請求項1に記載のシフトレンジ制御装置。
  3. 前記戻し制御部は、前記モータの分解能に応じた最小幅ずつ前記モータを駆動する請求項1または2に記載のシフトレンジ制御装置。
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