JP3389727B2 - 指示計器 - Google Patents

指示計器

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JP3389727B2
JP3389727B2 JP05615795A JP5615795A JP3389727B2 JP 3389727 B2 JP3389727 B2 JP 3389727B2 JP 05615795 A JP05615795 A JP 05615795A JP 5615795 A JP5615795 A JP 5615795A JP 3389727 B2 JP3389727 B2 JP 3389727B2
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R7/00Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement
    • G01R7/04Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient
    • G01R7/06Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient moving-iron type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors of the kind having motors rotating step by step
    • H02P8/14Arrangements for controlling speed or speed and torque
    • H02P8/20Arrangements for controlling speed or speed and torque characterised by bidirectional operation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors of the kind having motors rotating step by step
    • H02P8/24Arrangements for stopping
    • H02P8/28Disconnecting power source when stopping

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指示計器に係り、特に
ステップモータを駆動源として採用してなる指示計器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用指示計器において
は、複数のステータ内に回転自在にマグネットロータを
組み付けてなる2相励磁方式で駆動するPM型ステップ
モータを採用したものがある。このような指示計器で
は、複数のステータに巻回された各コイルにそれぞれ正
弦波電流及び余弦波電流を共に同位相にて流し、これら
両電流に基づき生ずる各磁界の合成による回転磁界に応
じマグネットロータを回転させて、この回転に連動して
指針を回動させようになっている。
【0003】そして、この指示計器がその組み立て完了
後出荷されるまでは、指針が目盛り板上の零位置を指示
するようにしてあるのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記指示計
器が出荷されて車両に取り付けられるまでに機械的な振
動や衝撃を受けた場合、この指示計器は未だ電源には接
続されておらず、マグネットロータが上記振動や衝撃を
受けて回転し、指針が零位置から大きくずれてしまうこ
とがある。また、車両の放置中において指示計器が機械
的振動や衝撃を受けたとき、指針が上述と同様に零位置
からずれてしまうことがある。
【0005】これに対しては、例えば、特開平6−38
593号公報にて示されているように、指針の零指示位
置近傍に対応してストッパを設けておき、ステップモー
タへの電源電圧の印加時に、指針を零指示位置に強制的
に戻す方向にマグネットロータを回転させるように両コ
イルに正弦波電流及び余弦波電流を流し、指針を零指示
位置への復帰時にストッパに係合させることも考えられ
る。
【0006】しかし、この公報のものでは、指針がスト
ッパに係合した後も両コイルに正弦波電流及び余弦波電
流が流れて回転磁界を生ずる。このため、指針とストッ
パとの係合位置に対する対応ステータの磁極の極性が、
正弦波電流及び余弦波電流の各位相角の変化、即ち回転
磁界の変化に応じて周期的に変化する。例えば、指針の
ストッパとの係合時に、指針とストッパとの係合位置に
対する対応ステータの磁極が、これに対向するマグネッ
トロータの磁極とは逆の極性になる場合、その後、この
逆極性の状態が上記電流の半周期の経過直前まで保持さ
れる。そして、この半周期の経過と同時に、上記対応ス
テータの磁極の極性が、これに対向するマグネットロー
タの磁極の極性と同一になるように反転し、その後の半
周期の経過時に再び反転して逆極性になる。
【0007】これに伴い、指針は、ストッパとの係合時
以後、上記逆極性を維持する半周期の経過直前までは、
マグネットロータによりストッパに押しつけられ、当該
半周期の経過時に、上記逆極性から同一極性への反転に
よりマグネットロータによってストッパから大きく離れ
て、その後の半周期の経過時にマグネットロータにより
再びストッパに押しつけられる。
【0008】換言すれば、指針が、零指示位置に復帰し
た後半周期後に一時的にこの零指示位置から大きくず
れ、以後、この一時的なずれが、一周期の経過毎に生ず
るという現象を招く。このような現象は、運転者等の指
示計器を見る者にとって、非常に視認性を害するという
不具合が生ずる。ちなみに、上述のような現象の例につ
き図15を参照して説明する。
【0009】図15は、指針を振れ角30°から帰零動
作させる場合及び振れ角0°に保持する出力を発生して
いる場合について示している。例えば、指針を振れ角3
0°から帰零動作させる場合、この指針はステップモー
タの逆転に伴いストッパに向けて回動する。ここで、通
常、指針の帰零位置を確保するため、ストッパは、帰零
位置よりも所定位相角α°に相当する角度だけステップ
モータの逆転方向側に位置している。従って、指針は、
ストッパに係合したとき、帰零位置に正しく復帰する。
【0010】このような復帰後も両電流が流れ続ける
が、例えば、正弦波電流の約半周期(位相角で180°
+α°に相当)の経過までは、指針とストッパとの係合
位置に対する対応ステータの磁極の極性がこれに対向す
るマグネットロータの磁極とは異なる極性となってい
る。このため、指針とストッパとの係合後位相角が18
0°+α°変化するまでは、指針の帰零位置が一様に保
持される。
【0011】その後、指針とストッパとの係合位置に対
応するステータの磁極の極性がこれに対向するマグネッ
トロータの磁極と同一極性になると、マグネットロータ
が指針をストッパから離す方向に回転し、指針が帰零位
置から大きくずれて位相角で360°前の指示位置まで
振れてしまう。以下、上述のような現象が、正弦波電流
が流れている間繰り返される。また、以上のような変化
は、指針の振れ角0°から帰零させる場合でも同様であ
る。
【0012】これに対しては、米国特許第528705
0号公報にて示されているように、ステップモータの両
端子に生ずる起電力を利用して指針のストッパとの係合
を検出し、指針の帰零動作のための駆動処理を終了させ
ることも考えられる。しかし、このような構成による
と、指針のストッパとの係合後一様に帰零位置を確保で
きたとしても、駆動回路と電圧検出回路の双方をスイッ
チで切り換える等のハード的構成やソフトウェア処理が
複雑になるという不具合が生ずる。
【0013】そこで、本発明は、指針の帰零動作を、余
分な回路構成を採用することなく、かつ、視認性を損な
うことなく、簡単な構成にて適正に実現するようにした
指示計器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、ステップモータ
(M)と、このステップモータ(M)の回転に応じて回
動する指針(50)と、ステップモータ(M)の回転を
制御するための交流制御信号を発生する交流制御信号発
生手段(150乃至152、110、130)と、交流
制御信号に応じてステップモータ(M)を回転させる駆
動手段(70)と、指針(50)の零指示位置に対応し
て設けられて指針(50)がその零指示位置に復帰した
ときこの指針を停止させるストッパ(12)とを備えた
指示計器において、交流制御信号発生手段(150乃至
152、110、130)が、指針(50)の帰零時
に、指針(50)をその零指示位置に復帰させるための
交流帰零信号を発生する交流帰零信号発生手段(11
0、130)を有し、かつ、交流帰零信号が、その信号
成分のうち指針をストッパ(12)から離す方向に付勢
力を発生させる信号成分を飛ばして形成した信号からな
り、駆動手段(70)が、交流帰零信号に応じて指針を
零指示位置に復帰させるようにステップモータ(M)を
回転させることを特徴とする指示計器が提供される。
【0015】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の指示計器において、交流帰零信号発生手段
(110、130)が、交流帰零信号を、指針(50)
の所定回動角に対応する所定位相角分発生し、交流帰零
信号が、その信号成分のうち指針(50)をストッパ
(12)から離す方向に付勢力を発生させる信号成分の
位相角範囲を所定位相角分から飛ばして形成した信号か
らなることを特徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明においては、
ステップモータ(M)と、このステップモータの回転に
応じて回動する指針(50)と、ステップモータ(M)
の回転を制御するための交流制御信号を発生する交流制
御信号発生手段(150乃至152、110A、130
A)と、交流制御信号に応じてステップモータ(M)を
回転させる駆動手段(70)と、指針(50)の零指示
位置に対応して設けられて指針(50)がその零指示位
置に復帰したときこの指針を停止させるストッパ(1
2)とを備えた指示計器において、交流制御信号発生手
段(150乃至152、110A、130A)が、指針
(50)の帰零時に、指針(50)をその零指示位置に
復帰させるための交流帰零信号を発生する交流帰零信号
発生手段(110A、130A)を有し、かつ、交流帰
零信号が、交流制御信号の周期よりも短い所定周期を有
し、駆動手段(70)が、交流帰零信号に応じて指針
(50)を零指示位置に復帰させるようにステップモー
タ(M)を回転させることを特徴とする指示計器が提供
される。
【0017】また、請求項4に記載の発明では、請求項
3に記載の指示計器において、交流帰零信号は、その
相角範囲のうち指針(50)をストッパ(12)から離
す方向に付勢力を発生させる信号成分の位相角範囲に限
定して、前記短い所定周期を有していることを特徴とす
る。また、請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4
のいずれかに記載の指示計器において、指針(50)を
ストッパ(12)から離す方向に付勢力を発生させる信
号成分が交流帰零信号の周期のうち後半の半周期の位相
角範囲を有することを特徴とする。
【0018】また、請求項6に記載の発明においては、
ステップモータ(M)と、このステップモータの回転に
応じて回動する指針(50)と、ステップモータ(M)
の回転を制御するための交流制御信号を発生する交流制
御信号発生手段(150乃至152、110、130)
と、交流制御信号に応じてステップモータ(M)を回転
させる駆動手段(70)と、指針(50)の零指示位置
に対応して設けられて指針(50)がその零指示位置に
復帰したときこの指針を停止させるストッパ(12)と
を備えた指示計器において、交流制御信号発生手段(1
50乃至152、110、130)が、指針(50)の
帰零時に、指針(50)をその零指示位置に復帰させる
ための交流帰零信号を発生する交流帰零信号発生手段
(110、130)を有し、かつ、交流帰零信号が、そ
の信号成分のうち指針(50)をストッパ(12)に向
けて回動させるように作用する信号成分のみにより形成
されていることを特徴とする指示計器が提供される。
【0019】
【0020】また、請求項に記載の発明では、請求項
1及び3乃至のいずれかに記載の指示計器において、
交流帰零信号発生手段(110、110A、110B、
130、130A、130B)が、交流帰零信号を、指
針(50)の所定回動角に対応する所定位相角分発生す
ることを特徴とする。
【0021】また、請求項に記載の発明では、請求項
に記載の指示計器において、針(50)の最初の帰
零時の所定位相角分に比べ、その後の指針(50)の帰
零時の所定位相角分を小さくしたことを特徴とする。ま
た、請求項に記載の発明では、請求項1乃至のいず
れかに記載の指示計器において、指針(50)の最初の
帰零時における交流帰零信号発生手段(110、110
A、110B、130、130A、130B)の交流帰
零信号の発生回数が、その後の指針(50)の帰零時に
おける交流帰零信号発生手段(110、110A、11
0B、130、130A、130B)の交流帰零信号の
発生回数よりも多いことを特徴とする。
【0022】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0023】
【発明の作用効果】上記請求項1、2及び乃至に記
載の発明によれば、交流帰零信号発生手段からの交流帰
零信号が、その信号成分のうち指針をストッパから離す
方向に付勢力を発生させる信号成分を飛ばして形成した
信号からなる。従って、ステップモータがこの交流帰零
信号に応じ駆動手段により駆動されて指針を零指示位置
に復帰させた後は、この指針には、交流帰零信号の信号
成分のうち指針をストッパから離す方向に付勢力を発生
させる信号成分以外の信号成分、即ち、指針をストッパ
に近づける信号成分のみが作用する。
【0024】このため、余分な回路構成を採用すること
なく、指針を零指示位置から殆どずれることなくこの零
指示位置に保持できる。その結果、指示計器を見る者
は、指針の帰零指示位置に停止しているものとして見え
るので、視認性を害さず、かつ違和感を与えることもな
い。また、請求項3乃至5及び乃至に記載の発明に
よれば、交流帰零信号発生手段からの交流帰零信号が、
交流制御信号の周期よりも短い所定周期を有する。
【0025】このため、ステップモータがこの交流帰零
信号に応じ駆動手段により迅速に駆動される。よって、
余分な回路構成を採用することなく、指針が零指示位置
に復帰した後も、指針が零指示位置からのずれが肉眼で
は視認できない程度の速い速度、例えば、10msec
以下の速度にて生じる。その結果、指示計器を見る者
は、指針の帰零指示位置に停止しているものとして見え
るので、視認性を害することはない。
【0026】また、請求項6に記載の発明によれば、交
流帰零信号発生手段からの交流帰零信号が、その信号成
分のうち指針をストッパに向けて回動させるように作用
する信号成分のみにより形成されている。のため、請
求項1に記載の発明と同様の作用効果を達成できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面により説明す
る。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例を示す指示
計器の回路構成を示している。この指示計器は、図1乃
至図3にて示すごとく、二相式PM型ステップモータM
を駆動源として採用している。
【0028】このステップモータMは、図2にて示すご
とく、円筒状ケーシング10を備えており、このケーシ
ング10内には、上下一対の環状ステータ20、30
が、図3にて示すごとく、同軸的に組み付けられてい
る。ステータ20は、略コ字状に組み合わせた二つの環
状ヨーク21、22間にボビン23を介し環状コイル2
4を収容して構成されており、これら両ヨーク21、2
2の各内周縁には、各磁極歯21a、22aが互いに交
互に延出形成されている。本実施例では、各磁極歯21
a、22aの数は、それぞれ、12個である。なお、交
互に位置する各磁極歯21a、22aの周方向間隔は等
角度ピッチ(15°)である。
【0029】一方、ステータ30は、略コ字状に組み合
わせた二つの環状ヨーク31、32間にボビン33を介
し環状コイル34を収容して構成されており、これら両
ヨーク31、32の各内周縁には、各磁極歯31a、3
2aが互いに交互に延出形成されている。本実施例で
は、各磁極歯31a、32aの数は、それぞれ、12個
である。なお、交互に位置する各磁極歯31a、32a
の周方向間隔は等ピッチであり、各磁極歯21a、22
aから1/2ピッチずれている。
【0030】また、ステップモータMはマグネットロー
タ40を備えており、このマグネットロータ40は、両
ステータ20、30内に同軸的に組付けられている。こ
のマグネットロータ40は、その出力軸41にて、ケー
シング10の上壁11の中央軸受け部及び底壁の中央軸
受け部により回転自在に軸支されている。なお、マグネ
ットロータ40の外周面には、その周方向に多数の磁極
が着磁形成されている。具体的には、マグネットロータ
40の外周面は、それぞれ同数(12個)のN磁極及び
S磁極からなる。これらN極及びS極は交互にその周方
向に等角度ピッチ間隔(15°)にて配置されている。
【0031】また、指示計器は、指針50を備えてお
り、この指針50は、その指針ボス51にて、ケーシン
グ10の上壁11から上方へ延出する回転軸41の上端
部に同軸的に軸支されている。これにより、指針50
は、マグネットロータ40の回転に連動して図示しない
目盛り盤の表面に沿い回動する。また、指針50は、そ
の帰零位置に達した後、その中間部位にて、ケーシング
10の上壁11に突設したロッド状ストッパ12に係合
するようになっている。但し、ストッパ12は、指針5
0が零指示位置に達したとき、この指針50との間に所
定角度δ(図4参照)を有するようにケーシング50の
上壁11に突設されている。なお、この所定角度δは、
SIN電流の所定位相角α°に対応する。
【0032】このように構成したステップモータMにお
いて、ステータ20の各磁極21a、22a及びステー
タ30の各磁極31a、32a、マグネットロータ40
の各磁極、ストッパ12及び指針50の間の空間的配置
関係を模式的に表すと図4にて示すような配置関係とな
る。ここで、各コイル24、34をそれぞれA相及びB
相のコイルとすれば、コイル24にマグネットロータ4
0の正回転方向(図4にて図示時計方向)へのSIN電
流が流れたとき、符号A+により示す磁極(磁極21
a)がS磁極となり、一方、符号A−により示す磁極
(磁極22a)がN磁極となる。また、コイル24にマ
グネットロータ40の逆回転方向(図4にて図示反時計
方向)へのSIN電流(上記SIN電流とは180°だ
け位相を異にする)が流れたとき、符号A+により示す
磁極がN磁極となり、一方、符号A−により示す磁極が
S磁極となる。
【0033】また、コイル34にマグネットロータ40
の正回転方向へのCOS電流が流れたとき、符号B+に
より示す磁極(磁極31a)がS磁極となり、一方、符
号B−により示す磁極(磁極32a)がN磁極となる。
また、コイル34にマグネットロータ40の逆回転方向
へのCOS電流(上記COS電流とは位相を180°異
にする)が流れたとき、符号B+により示す磁極がN磁
極となり、一方、符号B−により示す磁極がS磁極とな
る。
【0034】また、指示計器は、マイクロコンピュータ
60を備えており、このマイクロコンピュータ60は、
その第1電源端子にて、バッテリBaの正側端子に直結
され、その第2電源端子にて、当該車両のイグニッショ
ンスイッチIGを介してバッテリBaの正側端子に接続
されている。このマイクロコンピュータ60は、その第
1電源端子のバッテリBaの正側端子への直結により、
図5にて示すフローチャートに従い、コンピュータプロ
グラムの実行を開始し、この実行中において、ステップ
モータMの各コイル24、34に接続した駆動回路70
の駆動制御に必要な演算処理を行う。
【0035】ここで、この演算処理は、指針50の初期
的な帰零処理、イグニッションスイッチIGのオン操作
に基づく指針50の帰零処理及び入力信号に応じた指針
50の指示処理等を行うためのものである。従って、こ
れらの処理のために、マイクロコンピュータ60のRO
Mには、上記SIN電流及びCOS電流の各振幅(%)
と位相角との関係を表すデータが位相角=1°毎に予め
記憶されている。
【0036】駆動回路70は、マイクロコンピュータ6
0による制御を受けて、コイル24にSIN電流を流す
とともに、コイル34にCOS電流を流すように構成さ
れている。このように構成した本第1実施例において、
指示計器を当該車両に搭載するとともにマイクロコンピ
ュータ60の第1電源端子をバッテリBaの正側端子に
直結すると、マイクロコンピュータ60が、図5のフロ
ーチャートに従いコンピュータプログラムの実行を開始
する。
【0037】なお、上述のような第1電源端子の直結に
伴い、マイクロコンピュータ60の第2電源端子をイグ
ニッションスイッチIGを介してバッテリBaの正側端
子に接続しておく。マイクロコンピュータ60による上
述のようなコンピュータプログラムの実行開始により、
ステップ100において、初期化の処理がなされ後、指
針50の振れ角300°分の帰零処理ルーチン110
(図5及び図6参照)が次のように実行される。このと
き、指針50の振れ角は30°になっているものとする
(図8参照)。
【0038】まず、図6のステップ111において、指
針50の帰零処理回数jがj=0とクリアされる。つい
で、両ステップ112、113において、位相角iがi
=0°とセットされるとともに、タイマ(マイクロコン
ピュータ60に内蔵されている)がリセットスタートさ
れる。これにより、当該タイマがその計時を開始する。
【0039】すると、ステップ113において、位相角
i=0°に対応するSIN電流及びCOS電流の各振幅
がROMから読み出されてSIN(i)=SIN(0
°)及びCOS(i)=COS(0°)として駆動回路
70に出力される。この場合、SIN(0°)=0%で
あり、一方、COS(0°)=100%である(図8参
照)。
【0040】然る後、上記タイマの計時時間が所定時間
Tを経過すると、ステップ114においてYESとの判
定がなされ、ステップ114aにおいて、位相角iがi
=i−1°=−1°と減算更新される。ここで、上記所
定時間Tは、位相角iを1°だけ変化させるに要する時
間(例えば、0.3msec)に相当する。現段階で
は、i>−(180°−Δa°)であるから、ステップ
115にてNOと判定された後、ステップ116におい
てYESと判定される。以後、各ステップ113、11
4、114a、116を通る閉ループ処理が、i≦−
(180°−Δa°)となるまで繰り返される。なお、
Δa°は、数10°以下の位相角を表す。
【0041】そして、このような繰り返し過程において
は、ステップ113において駆動回路70に出力される
各振幅SIN(i)、COS(i)の値が、位相角iの
1°毎の減少に伴い図8にて示すごとく変化していく。
これにより、駆動回路70が、各出力振幅SIN
(i)、COS(i)の値の変化に応じて各コイル2
4、34にSIN電流及びCOS電流を流す。このた
め、指針50がステップモータMの回転に応じて帰零方
向へ回動する。
【0042】以上のような過程において、ステップ11
4aにおける最新の位相角iがi≦−(180°−Δa
°)になると、ステップ115における判定がYESと
なる。このため、次のステップ115aにおいて、位相
角iが、−340°<i<−(180°−Δa°)の範
囲の値をスキップし、i=−340°と更新される。こ
のように、位相角iが−340°<i<−(180°−
Δa°)の範囲の値をスキップするようにしたのは次の
理由による。
【0043】即ち、この−340°<i<−(180°
−Δa°)の範囲においては、SIN電流及びCOS電
流により両ステータ20、30に生ずる回転磁界の作用
に基づき、マグネットロータ40が指針50をストッパ
12から遠ざける方向に回転する。一方、−340°<
i<−360°の範囲では、上記回転磁界の作用に基づ
きマグネットロータ40が指針50をストッパ12に近
づける方向に回転する。
【0044】従って、−340°<i<−(180°−
Δa°)の範囲の振幅をスキップすれば、マグネットロ
ータ40は、指針50をストッパ12から遠ざける方向
には回転しない。よって、上述のように、−340°<
i<−(180°−Δa°)の範囲の振幅をスキップす
ることとした。このようなスキップ後、ステップ113
においては、位相角i=−340°に対応するSIN電
流及びCOS電流の各振幅がROMから読み出されてS
IN(i)=SIN(−340°)及びCOS(i)=
COS(−340°)として駆動回路70に出力され
る。ここで、これら出力は、指針50をストッパ12に
近づける方向に作用する。
【0045】このため、指針50は、ステップモータM
により駆動されてストッパ12に向け急速に回動する。
この回動により、指針50の振れ角は、SIN(−34
0°)に対応する値まで急速に減少する。然る後、i=
−340°に基づき、ステップ115にてNOと判定さ
れた後ステップ116にてYESとの判定がなされ、以
後、−360°<iが成立しなくなるまで、各ステップ
113、114、115、116を通る閉ループの演算
処理が繰り返される。
【0046】これに伴い、指針50が、ステップ113
における−340°から−360°への位相角の変化に
伴うSIN(i)及びCOS(i)の値の変化に応じ
て、ステップモータMによりストッパ12に向け緩やか
に駆動されてこのストッパ12に係合する。これによ
り、指示計器の出荷後当該車両への搭載時に、指針50
が帰零位置から大きくずれていても、指針50の帰零位
置への復帰が、余分な回路構成を採用することなく、簡
単なソフト処理構成を採用するのみで、確保できる。
【0047】このような処理過程が終了し、i=−36
0°になると、ステップ116における判定がNOとな
り、ステップ116aにおいて、i=0及びj=j−1
と更新され、そして、ステップ117においてYESと
の判定がなされる。以後、−10<jが成立するまで、
ステップ113乃至ステップ117までの処理が9回繰
り返される。
【0048】このような繰り返し過程においては、上述
と同様に、ステップ115におけるYESとの判定及び
ステップ115aにおけるi=−340°との更新によ
り、SIN電流の振幅がi=−(180°−Δa°)か
らi=−340°に対応する値にスキップするので、指
針50が、帰零位置からSIN(−340°)に対応す
る位置までストッパ12から繰り返し離れる。
【0049】しかし、SIN(−340°)の値は小さ
な値故、指針50の帰零位置から動く範囲は小さい。従
って、指示計器を見る者にとっては、指針50が実質的
に帰零位置に一様に保持されているように見えるので、
見る者の視認性を害することもない。なお、ステップ1
17におけるNOとの判定後、ステップ118におい
て、上記タイマが停止されて、帰零処理ルーチン110
における処理が終了する。
【0050】その後、例えば、当該車両の購入者がイグ
ニッションスイッチIGをオンすれば、マイクロコンピ
ュータ60が、30°分の帰零処理ルーチン130の処
理を次のように実行する(図5及び図7参照)。この帰
零処理ルーチン130においては、ステップ131から
ステップ135において、上述した帰零処理ルーチン1
10におけるステップ111からステップ116におけ
る演算処理と同様の処理が行われる。これにより、ステ
ップ111からステップ116における演算処理により
得られた作用効果と同様の作用効果が、ステップ131
からステップ135における処理よっても得られる。
【0051】また、ステップ116における判定と同様
に、ステップ135における判定がNOとなる場合に
は、ステップ136において、i=0と更新され、ステ
ップ137において、SIN(i)=SIN(0°)及
びCOS(i)=COS(0°)の出力がなされる。こ
れにより、指針50が帰零位置に保持される。ついで、
ステップ138において上記タイマが停止される。
【0052】なお、帰零処理ルーチン130において、
帰零処理ルーチン110とは異なり、帰零処理を一回し
か行わないのは、帰零処理ルーチン110後には、指示
計器を当該車両に搭載するときとは異なり、指針50が
帰零位置から大きくずれている場合が殆どないと考えら
れるためである。また、上述した両帰零処理ルーチン1
10、130では、指針50を30°の位置から帰零動
作させる場合について説明したが、例えば、指針50が
帰零位置にある場合に帰零動作をさせるように処理して
も、指針50の振れ角が図8にて示す変化過程をとるの
で、上述と実質的に同様の作用効果を確保できる。
【0053】以上のようにして帰零処理ルーチン130
の処理が終了した後は、図5のステップ140乃至16
0において、マイクロコンピュータ60への入力信号の
読み込み、これに基づく指針50の目標振れ角θoの算
出、この目標振れ角θoと現在振れ角θa との比較、及
びステップモータMの正転処理、逆転処理或いは停止処
理が行われる。これにより、指針50の振れ角が目標振
れ角θoに維持される。 イグニッションスイッチIG
のオフによりステップ160における判定がYESにな
ると、ステップ170において、指針50の現在振れ角
θa を零に戻すようにステップモータMの駆動処理がな
される。
【0054】(第2実施例)図9及び図10は、本発明
の第2実施例を示している。この第2実施例において
は、上記第1実施例のように指針50の帰零位置からの
ずれを小さくすることなくそのままとした上で、このず
れに要する指針50の回動速度を高めて、肉眼では指針
50の帰零位置からのずれを認識できないようにするこ
とに特徴がある。
【0055】このため、この第2実施例では、上記第1
実施例にて述べた各帰零処理ルーチン110、130
が、図9及び図10にて示すようにそれぞれ帰零処理ル
ーチン110A、130Aとして変更されている。そし
て、帰零処理ルーチン110Aでは、そのステップ11
4Aにおいて、ステップ114とは異なり、上記タイマ
の計時時間が所定時間(T/2)を経過したか否かにつ
き判定される。
【0056】このように、ステップ114Aにおける判
定基準を、ステップ114における判定基準である所定
時間Tの(1/2)としたのは、上述のごとく、指針5
0の帰零位置からのずれ時の回動速度を高めて、肉眼で
は指針50の帰零位置からのずれを認識できないように
するためである。また、帰零処理ルーチン110Aにお
いて、帰零処理ルーチン110における両ステップ11
5、115aを廃止したのは、上記第1実施例にて述べ
たような指針50の帰零位置からのずれをそのままにす
るためである。
【0057】帰零処理ルーチン130Aにおいて、ステ
ップ133Aにおける判定基準を、所定時間Tの(1/
2)とした理由及び帰零処理ルーチン130における両
ステップ134、134aを廃止した理由も上述と同様
である。その他の構成は上記第1実施例と同様である。
このように構成した本第2実施例において、各ステップ
113、114A、114a、116を通る閉ループの
演算処理過程、即ち、位相角iが0°から−359°に
減少する過程では、位相角iが、所定時間(T/2)、
即ち、上記第1実施例における位相角iの更新速度の倍
の速度にて更新されるとともに、この速度にて、SIN
(i)及びCOS(i)の出力がなされる。
【0058】このため、指針50が図11にて示すごと
く30°から帰零動作する場合、図示SIN電流及びC
OS電流のように、図15に示す波形の位相角を半分に
縮小した波形の電流が各コイル24、34に流れる。従
って、指針50の帰零動作は、図15に示す場合の倍の
速度でなされる。また、この指針50が帰零位置に達し
た後のこの帰零位置からのずれも、同様に図15に示す
場合の倍の速度でなされる。
【0059】その結果、指針50がその帰零後にこの帰
零位置から繰り返しずれても、このずれ動作が見る者の
肉眼では認識できないので、指示計器を見る者にとって
は、指針50が実質的に帰零位置に一様に保持されてい
るように見える。従って、見る者の視認性を害すること
もない。その他の作用効果は上記第1実施例と同様であ
る。
【0060】図12及び図13は、上記第2実施例の変
形例を示している。この変形例においては、上記第2実
施例とは異なり、指針50の帰零位置からのずれに要す
る回動速度を高める位相角iの範囲を、−340°<i
<−(180°−Δa°)の範囲に限定したことに特徴
がある。このため、上記第2実施例にて述べた各帰零処
理ルーチン110A、130Aが、図12及び図13に
て示すようにそれぞれ帰零処理ルーチン110B、13
0Bとして変更されている。
【0061】帰零処理ルーチン110Bでは、ステップ
114Bにおいて、帰零処理ルーチン110Aのステッ
プ114Aとは異なり、上記タイマの計時時間が所定時
間T(上記第1実施例参照)を経過したか否かにつき判
定される。また、ステップ115bにおいて、ステップ
115aにおけるi=−340°とは異なり、i=i−
2°と更新するようにした。
【0062】このように更新条件を変更したのは、位相
角iが−340°<i<−(180°−Δa°)の範囲
にある間、上述のごとく、指針50の帰零位置からのず
れに要する指針50の回動速度を高めて、肉眼では指針
50の帰零位置からのずれを認識できないようにするた
めである。帰零処理ルーチン130Bにおいて、ステッ
プ133Bの判定基準をステップステップ133Aの判
定基準(T/2)の2倍とし、かつステップ134bに
おける更新条件を、上述と同様の理由により、ステップ
134aにおけるi=−340°とは異なり、i=i−
2°とした。その他の構成は上記第2実施例と同様であ
る。
【0063】このように構成した本変形例において、各
ステップ113、114B、114a、115,115
bを通る閉ループの演算処理過程では、位相角iが、所
定時間Tに基づく位相角iの更新速度にて更新されると
ともに、位相角iが、−340°<i<−(180°−
a°)の範囲内にある間、−2°ずつ減算更新される。
【0064】これにより、−340°<i<−(180
°−a°)の範囲内の位相角iに応じて、SIN(i)
及びCOS(i)が位相角iの2°減少毎に出力され
る。このことは、−340°<i<−(180°−a
°)の範囲内では、SIN(i)及びCOS(i)の出
力速度が、位相角iの1°毎の出力速度に比べて、2倍
の高速度になることを意味する。
【0065】このため、指針50が図14にて示すごと
く30°から帰零動作する場合、図示SIN電流及びC
OS電流のように、図15に示す波形の位相角の半分に
縮小された波形の電流が各コイル24、34に流れる。
従って、−340°<i<−(180°−a°)の範囲
内では、指針50の帰零動作は、図15に示す場合の倍
の速度でなされる。また、この指針50が帰零位置に達
した後のこの帰零位置からのずれも、同様に図15に示
す場合の倍の速度でなされる。
【0066】その結果、−340°<i<−(180°
−a°)の範囲内では、上記第2実施例と同様の作用効
果を達成できる。また、帰零処理ルーチン130Bにお
いても、ステップ132からステップ134bまでの処
理が、ステップ113からステップ115bまでの処理
と同様故、ステップ132からステップ134bまでの
処理による効果も、ステップ113からステップ115
bまでの処理による効果と同様である。なお、−340
°<i<−(180°−a°)の範囲外においては、上
記第1実施例と同様の作用効果を達成できる。
【0067】なお、本発明の実施にあたっては、2相式
ステップモータMに限ることなく、3相式以上のPM型
ステップモータを採用して実施してもよい。この場合、
PM型ステップモータに限ることなく、例えば、ハイブ
リッド型ステップモータのように、実質的にマグネット
ロータとしての構成を有するロータを備えたステップモ
ータを採用して実施してもよい。
【0068】また、本発明の実施にあたっては、上記各
実施例及び変形例にて述べたようにSIN電流やCOS
電流に限ることなく、疑似SIN電流や疑似COS電流
或いは交流台形波電流等の各種の一対の交流電流(互い
に、例えば半周期だけ位相を異にしたもの)によりステ
ップモータを駆動するようにしてもよい。また、本発明
の実施にあたっては、上記第2実施例における指針50
の回動速度及びその変形例における指針50の−340
°<i<−(180°−a°)の範囲における回動速度
は、指針50の駆動可能速度範囲であれば、SIN電流
及びCOS電流の各周期が10msec程度以下に対応
する値、即ち、肉眼では指針50の動きを視認できない
程度の値であることが望ましい。
【0069】また、上記各実施例及び変形例において
は、ステップモータとして2相式ステップモータを採用
した例について説明したが、これに代えて、単相式ステ
ップモータを採用して実施してもよい。この場合、この
ステップモータを指針の帰零方向に駆動するにあたり、
この駆動方向へステップモータを回転させるに要する処
理を施せばよい。
【0070】また、本発明の実施にあたっては、車両用
指示計器に限ることなく、船舶、航空機等に採用される
指示計器に本発明を適用して実施してもよい。また、本
発明の実施にあたっては、ストッパ12は、ケーシング
10の上壁に限ることなく、指示計器の目盛り板に設け
るようにして実施してもよい。また、上記各実施例及び
変形例の各フローチャートにおける各ステップは、それ
ぞれ、機能実行手段としてハードロジック構成により実
現するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る指示計器の第1実施例を示す回路
構成図である。
【図2】図1のステップモータの部分破断斜視図であ
る。
【図3】図1のステップモータのステータ及びマグネッ
トロータを示す部分破断斜視図である。
【図4】図1のステップモータのステータの各磁極、マ
グネットロータの各磁極、指針及びストッパの配置関係
を示す模式図である。
【図5】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5のフローチャートにおける300°分の帰
零処理ルーチンの詳細図である。
【図7】図5のフローチャートにおける30°分の帰零
処理ルーチンの詳細図である。
【図8】上記第1実施例における帰零時のステップモー
タの各コイルへの流入電流波形及び指針の振れ角と位相
角との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施例を示す要部フローチャート
(300°分の帰零処理ルーチン)である。
【図10】上記第2実施例を示す要部フローチャート
(30°分の帰零処理ルーチン)である。
【図11】上記第2実施例における帰零時のステップモ
ータの各コイルへの流入電流波形及び指針の振れ角と位
相角との関係を示すグラフである。
【図12】上記第2実施例の変形例を示す要部フローチ
ャート(300°分の帰零処理ルーチン)である。
【図13】上記変形例を示す要部フローチャート(30
°分の帰零処理ルーチン)である。
【図14】上記変形例における帰零時のステップモータ
の各コイルへの流入電流波形及び指針の振れ角と位相角
との関係を示すグラフである。
【図15】従来の帰零時のステップモータの各コイルへ
の流入電流波形及び指針の振れ角と位相角との関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
Ba・・・バッテリ、M・・・ステップモータ、12・
・・ストッパ、60・・・マイクロコンピュータ、70
・・・駆動回路。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータと、 このステップモータの回転に応じて回動する指針と、 前記ステップモータの回転を制御するための交流制御信
    号を発生する交流制御信号発生手段と、 前記交流制御信号に応じて前記ステップモータを回転さ
    せる駆動手段と、 前記指針の零指示位置に対応して設けられて前記指針が
    その零指示位置に復帰したときこの指針を停止させるス
    トッパとを備えた指示計器において、 前記交流制御信号発生手段が、前記指針の帰零時に、前
    記指針をその零指示位置に復帰させるための交流帰零信
    号を発生する交流帰零信号発生手段を有し、 かつ、前記交流帰零信号が、その信号成分のうち前記指
    針を前記ストッパから離す方向に付勢力を発生させる信
    号成分を飛ばして形成した信号からなり、 前記駆動手段が、前記交流帰零信号に応じて前記指針を
    前記零指示位置に復帰させるように前記ステップモータ
    を回転させることを特徴とする指示計器。
  2. 【請求項2】 前記交流帰零信号発生手段が、前記交流
    帰零信号を、前記指針の所定回動角に対応する所定位相
    角分発生し、 前記交流帰零信号が、その信号成分のうち前記指針を前
    記ストッパから離す方向に付勢力を発生させる信号成分
    の位相角範囲を前記所定位相角分から飛ばして形成した
    信号からなることを特徴とする請求項1に記載の指示計
    器。
  3. 【請求項3】 ステップモータと、 このステップモータの回転に応じて回動する指針と、 前記ステップモータの回転を制御するための交流制御信
    号を発生する交流制御信号発生手段と、 前記交流制御信号に応じて前記ステップモータを回転さ
    せる駆動手段と、 前記指針の零指示位置に対応して設けられて前記指針が
    その零指示位置に復帰したときこの指針を停止させるス
    トッパとを備えた指示計器において、 前記交流制御信号発生手段が、前記指針の帰零時に、前
    記指針をその零指示位置に復帰させるための交流帰零信
    号を発生する交流帰零信号発生手段を有し、 かつ、前記交流帰零信号が、前記交流制御信号の周期よ
    りも短い所定周期を有し、 前記駆動手段が、前記交流帰零信号に応じて前記指針を
    前記零指示位置に復帰させるように前記ステップモータ
    を回転させることを特徴とする指示計器。
  4. 【請求項4】 前記交流帰零信号は、その位相角範囲
    うち前記指針を前記ストッパから離す方向に付勢力を発
    生させる信号成分の位相角範囲に限定して、前記短い所
    定周期を有していることを特徴とする請求項3に記載の
    指示計器。
  5. 【請求項5】 前記指針を前記ストッパから離す方向に
    付勢力を発生させる信号成分が前記交流帰零信号の周期
    のうち後半の半周期の位相角範囲を有することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の指示計器。
  6. 【請求項6】 ステップモータと、 このステップモータの回転に応じて回動する指針と、 前記ステップモータの回転を制御するための交流制御信
    号を発生する交流制御信号発生手段と、 前記交流制御信号に応じて前記ステップモータを回転さ
    せる駆動手段と、 前記指針の零指示位置に対応して設けられて前記指針が
    その零指示位置に復帰したときこの指針を停止させるス
    トッパとを備えた指示計器において、 前記交流制御信号発生手段が、前記指針の帰零時に、前
    記指針をその零指示位置に復帰させるための交流帰零信
    号を発生する交流帰零信号発生手段を有し、 かつ、前記交流帰零信号が、その信号成分のうち前記指
    針を前記ストッパに向けて回動させるように作用する信
    号成分のみにより形成されていることを特徴とする指示
    計器。
  7. 【請求項7】 前記交流帰零信号発生手段が、前記交流
    帰零信号を、前記指針の所定回動角に対応する所定位相
    角分発生することを特徴とする請求項1及び3乃至
    いずれかに記載の指示計器。
  8. 【請求項8】 記指針の最初の帰零時の所定位相角分
    に比べ、その後の前記指針の帰零時の所定位相角分を小
    くしたことを特徴とする請求項に記載の指示計器。
  9. 【請求項9】 前記指針の最初の帰零時における前記交
    流帰零信号発生手段の交流帰零信号の発生回数が、その
    後の前記指針の帰零時における前記交流帰零信号発生手
    段の交流帰零信号の発生回数よりも多いことを特徴とす
    る請求項1乃至のいずれかに記載の指示計器。
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