JP6205220B2 - 指針式メータ装置 - Google Patents
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Description
(1) 制御部と、
前記制御部からの励磁信号の位相に従って回転駆動されるステッピングモータと、
前記ステッピングモータの回転に従って正逆両方向に回転する指針と、
前記ステッピングモータの回転駆動力を前記指針に伝達する歯車機構と、
を備える指針式メータ装置であって、
前記指針又は前記歯車機構は、前記指針が所定の回転位置に位置している場合にストッパに当接する当接部を有し、
前記制御部は、
前記ステッピングモータの励磁開始時には、まず、前記励磁信号の位相を所定の励磁開始位置とし、その後、前記当接部が前記ストッパに接近する方向である逆方向に前記指針が回転するように、前記励磁信号の位相を所定の逆転角度だけ戻し、これにより前記当接部が前記ストッパに当接するストッパ位置に前記指針を位置付け、続いて、前記歯車機構のバックラッシュ量に対応するバックラッシュ角度に基づき設定された原点復帰角度だけ前記励磁信号の位相を進め、これにより前記ストッパ位置から所定角度だけ離れた原点位置まで前記指針を正方向に回転させて該原点位置に位置付ける原点復帰処理を実行し、
一方、前記ステッピングモータの励磁終了時には、前記指針が逆方向に回転して前記原点位置に位置付けられるように、前記励磁信号の位相を戻す終了処理を実行し、
ここで、前記励磁開始位置は、前記終了処理の実行後における前記励磁信号の位相から、前記バックラッシュ角度よりも小さい開始時補正角度だけ進んだ位置である。
前記開始時補正角度が、前記バックラッシュ角度の略半分である。
前記原点復帰角度が、前記バックラッシュ角度と、前記ストッパに対する前記指針の打込誤差に基づき設定される正の打込誤差補正角度と、を加算した角度である。
前記原点復帰角度が、前記バックラッシュ角度と、前記ストッパに対する前記指針の打込誤差に基づき決定される正又は負の打込誤差補正角度と、所定の正のプリオフセット角度と、を加算した角度である。
これに対して、上記(4)の指針式メータ装置によれば、原点復帰角度に所定の正のプリオフセット角度が加算されているので、ストッパに対する指針の正方向側及び逆方向側への打込誤差を許容できる。このため、指針の打込作業時に、作業者は指針を所定の位置に対して正逆両方向側に打ち込むことができるので、打込誤差の補正の自由度を高めることができる。
また、単に、特許文献1の方法において、原点復帰角度に所定の正のプリオフセット角度を加算した場合、その分だけストッパ位置と原点位置とが離れるので、プリオフセット角度を加算しない場合よりもストッパ位置と原点位置とが更に離れることになる。このため、励磁開始時に指針が一気に動く量が更に多くなる。この結果、打込誤差の補正の自由度を高めることができたとしても、励磁開始時に運転者に与える違和感も大きくなってしまう可能性がある。
これに対して、上記(4)の指針式メータ装置によれば、励磁開始時に指針が動かないので、打込誤差の補正の自由度を高めつつ、励磁開始において指針に不自然な挙動が生じることを防止できる。
また、プリオフセット角度が正の値に設定されているので、励磁開始直後からストッパ位置まで移動するまでの間、指針はストッパに接近する方向である逆方向のみに回転する。このため、指針が複数ある場合に指針の移動方向を揃えることができる。
前記逆転角度が、前記励磁信号の制御周期に相当する角度以上に設定された基本逆転角度と、前記開始時補正角度と、を加算した角度であり、
前記制御部は、前記原点復帰処理において、前記励磁信号の位相を前記逆転角度だけ戻す際に、まず、前記開始時補正角度だけ戻した後、所定時間だけ待機し、その後、前記基本逆転角度だけ更に戻す。
また、換言すれば、上記(5)の指針式メータ装置では、前記制御部は、前記原点復帰処理において、前記励磁信号の位相を前記逆転角度だけ戻す際に、まず、前記逆転角度から前記基本逆転角度を除した角度だけ戻した後、所定時間だけ待機し、その後、前記基本逆転角度だけ更に戻す。
<装置の概要の説明>
<指針式メータ装置の外観>
指針式メータ装置10の外観の具体例を図1に示す。
指針式メータ装置10の電気回路の構成例を図2に示す。
図2に示すように、指針式メータ装置10は、制御部101、不揮発性メモリ102、電源回路103、インタフェース回路104、表示部107、及び4つのステッピングモータ111〜114を備えている。
指針式メータ装置10の駆動機構の具体的な構成例を図3に示す。ステッピングモータ111の出力軸とスピードメータ11の指針11aとの間は、図3に示すような構成の歯車機構20を介して機械的に連結されている。図3に示すように、歯車機構20は、ローターギア21、中間ギア22、23、及び出力ギア24を有している。
ステッピングモータ111を含む駆動機構の構成例を図4に示す。
図4に示すように、ステッピングモータ111は、互いに独立した2相の励磁コイル51a及び51bと、回転子52とを備えている。回転子52については、図4のように円周方向において永久磁石のN極とS極とが交互に配置されている。
ステッピングモータを駆動するための励磁信号の具体例を図5に示す。
図5に示すような互いに90度(π/2[rad])の位相差を有する2相の励磁信号SIN及びCOSを用いることにより、ステッピングモータ111の回転量及び回転方向を制御することができる。即ち、励磁コイル51aに対して正弦波形の励磁信号SINを与え、同時に励磁コイル51bに対して余弦波形の励磁信号COSを与えることにより、ステッピングモータ111を駆動する。また、励磁信号SIN又はCOSの位相の進み/遅れを切り替えることにより、回転子52の回転方向を切り替える。
図6を参照して、従来の励磁制御を用いた場合における、励磁開始時における指針の挙動を説明する。図6は、従来の励磁制御の場合における原点復帰処理の例を示す図であり、図6(A)は、励磁信号及び指針の回転角度の時間変化を示す図、図6(B)は、励磁信号の位相と指針の回転角度との関係を表す図、図6(C)は、励磁信号の位相を示すベクトル図である。図6においては、指針の挙動が実線で示されており、励磁信号の位相が破線で示されている。この点は、後述する図7、図9〜図14においても同様である。また、以下では、スピードメータ11の指針11aを制御対象として説明するが、同様の制御は他の計器であるタコメータ12、燃料計13、及び水温計14の各指針にも実施される。
図6に示すように、この例では、励磁信号の制御周期T0に相当する電気角の360度(2π[rad])が、機械角の2度の変化に対応している。つまり、励磁信号SIN及びCOSを制御して励磁信号の位相が1周期分だけ変化すると、機械角に相当する指針11aの回転角度が2度変化する。
P1:励磁信号COSがプラスの最大値になり、SINが0になる位置。
P2:励磁信号SINがプラスの最大値になり、COSが0になる位置。
P3:励磁信号COSがマイナスの最大値になり、SINが0になる位置。
P4:励磁信号SINがマイナスの最大値になり、COSが0になる位置。
励磁信号SIN及びCOSを用いてステッピングモータ111の駆動を制御することにより、各位置P1、P2、P3、及びP4に回転子52を位置決めすることができる。また、励磁信号の位相を切り替えることにより、回転方向のCW(時計回り、正方向)/CCW(反時計回り、逆方向)を切り替えることができる。
Iの区間:励磁信号の位相を0から増加させても、バックラッシュの影響がある間は指示角度が0のまま変化しない。
IIの区間:励磁信号の位相角度の増加に比例して指示角度が増える。
IIIの区間:励磁信号の位相角度を減少させても、バックラッシュの影響がある間は指示角度に変化が現れない。
IVの区間:励磁信号の位相角度の減少に比例して指示角度が減少する。
Vの区間:励磁信号の位相角度を0から増加させても、バックラッシュの影響がある間は指示角度が変化しない。
したがって、「理論値」と実際の指針11aの指示角度との間には、バックラッシュ量に相当する指示誤差βが発生する。また、指針が目盛りの「0」の位置を指示する位置である原点位置と、ストッパピン24aがストッパ26に当接する位置であるストッパ位置との間には、指示誤差αが発生する。このため、従来の制御では、図6に示すように、原点位置とストッパ位置との間隔が、バックラッシュにより発生する指示誤差αと等しく設定され、励磁開始時に原点復帰処理が実施されている。
脱調による位置ずれをリセットするために、励磁開始時に、原点復帰処理を実行する。この原点復帰処理では、図6に符号Aで示す位置を励磁信号における励磁開始位置として、図6(A)に示すように励磁信号の位相を当該励磁開始位置から所定の逆転角度だけ戻し、ストッパピン24aがストッパ26に当接するストッパ位置まで指針11aを回転させる。このとき、歯車機構20は片寄せされた状態となる。この片寄せされた状態から、バックラッシュによる影響が無くなる位置まで指針11aを正回転(時計回り方向への回転)させ、この位置を原点位置(0目盛位置)として指針11aの位置を制御する。この原点復帰処理後には、励磁信号の位相は、図6に符号Bで示す位置になる。即ち、この符号Bから励磁開始位置Aまでの角度が、励磁開始位置から原点復帰処理後までの角度である原点復帰角度であり、図6の例では歯車機構20のバックラッシュ量に対応するバックラッシュ角度と等しい。また、上記逆転角度は、ヒステリシス特性の除去のために必要である励磁信号の制御周期T0に相当する角度以上の値が設定される。この例では、逆転角度を、制御周期T0に相当する360度(2π[rad])である基本逆転角度として説明する。
図10を参照して、第1実施形態に係る指針式メータ装置における、励磁開始時における指針の挙動を説明する。図10は、第1の実施形態係る指針式メータ装置の励磁制御の場合における原点復帰処理の例を示す図であり、図10(A)は、励磁信号及び指針の回転角度の時間変化を示す図、図10(B)は、励磁信号の位相と指針の回転角度との関係を表す図、図10(C)は、励磁信号の位相を示すベクトル図である。
図12を参照して、第1実施形態に係る指針式メータ装置による原点復帰処理におけるの処理フローを説明する。図12は、第1実施形態に係る指針式メータ装置による励磁制御における処理フローを示すフローチャートである。図12に示す処理を行うための動作プログラムは、不揮発性メモリ102に格納されており、当該動作プログラムは制御部101により実行される。
ステップS14、S15の処理により、指針11aが原点位置(0目盛位置)からストッパ位置まで回転した後、励磁信号が基本逆転角度だけ戻され、脱調リセットが行われる。
尚、ステップS14、S15の処理により励磁信号の位相を逆転角度だけ戻す際には、まず、開始時補正角度と、打込誤差がある場合には打込誤差補正角度Xとを加算した角度だけ戻した後、所定時間だけ待機し、その後、基本逆転角度だけ更に戻す構成としてもよい。このようにすれば、指針11aが一旦ストッパ位置にて停止した後で、脱調リセットが行われる。
ステップS16の処理により、指針11aがストッパ位置から原点位置(0目盛位置)まで正方向に回転して当該原点位置に位置付けられる。
その後、制御部101は、原点復帰処理を終了する。
第1実施形態に係る指針式メータ装置10によれば、励磁開始位置が、終了処理の実行後における励磁信号の位相からバックラッシュ角度の半分である開始時補正角度だけ進んだ位置であるので、励磁開始時におけるステッピングモータ111の回転子の移動は歯車機構20のバックラッシュ内での動きとなり、励磁開始時に指針11aが動かない。したがって、励磁開始において、指針11aに不自然な挙動が生じることを防止できる。また、複数の計器であるタコメータ12、燃料計13、及び水温計14の指針それぞれについて、励磁開始時における位置からストッパ位置まで同時に連続的に動かす構成とすれば、全ての指針が儀式的に動く様になるので、運転者に与える違和感を低減することができる。また、励磁開始時に指針が動かないので、打込誤差の補正量が励磁信号の半周期分である場合であっても、励磁開始時に指針に跳ね上がりが発生することを防止できる。このように跳ね上がりを防止できるので、打込誤差の補正量を励磁信号の半周期分に対応する量よりも小さくする必要がなく、補正量に制限を設ける必要がない。
以下では、第2実施形態に係る指針式メータ装置10Bについて説明する。指針式メータ装置10Bは、原点復帰処理の内容のみが指針式メータ装置10と異なり、電気回路の構成等は同一であるので、同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
また、概略的には、指針式メータ装置10Bは、原点位置(0目盛位置)が正方向側にプリオフセットされている点が、指針式メータ装置10と異なる。
図13は、第2実施形態に係る指針式メータ装置の場合における原点復帰処理の例を示す図であり、図13(A)は、励磁信号及び指針の回転角度の時間変化を示す図、図13(B)は、励磁信号の位相と指針の回転角度との関係を表す図、図13(C)は、励磁信号の位相を示すベクトル図である。
尚、励磁開始位置は、図10に示した例と同等に、終了処理の実行後における励磁信号の位相からバックラッシュ角度の半分だけ進んだ位置である。
図14は、第2実施形態に係る指針式メータ装置の励磁制御により正方向に打込誤差の補正を実施する場合における、原点復帰処理の例を示す図であり、図14(A)は、励磁信号及び指針の回転角度の時間変化を示す図、図14(B)は、励磁信号の位相と指針の回転角度との関係を表す図、図14(C)は、励磁信号の位相を示すベクトル図である。
尚、励磁開始位置は、図11に示した例と同等に、終了処理の実行後における励磁信号の位相からバックラッシュ角度の半分だけ進んだ位置である。
図15は、第2実施形態に係る指針式メータ装置の励磁制御により逆方向に打込誤差の補正を実施する場合における、原点復帰処理の例を示す図であり、図15(A)は、励磁信号及び指針の回転角度の時間変化を示す図、図15(B)は、励磁信号の位相と指針の回転角度との関係を表す図、図15(C)は、励磁信号の位相を示すベクトル図である。
また、励磁開始位置は、他の例と同等に、終了処理の実行後における励磁信号の位相からバックラッシュ角度の半分だけ進んだ位置である。
(1) 指針式メータ装置10、10Bは、制御部101と、前記制御部101からの励磁信号の位相に従って回転駆動されるステッピングモータ111と、前記ステッピングモータ111の回転に従って正逆両方向に回転する指針11aと、前記ステッピングモータ111の回転駆動力を前記指針11aに伝達する歯車機構20と、を備えている。前記指針11a又は前記歯車機構20は、前記指針11aが所定の回転位置に位置している場合にストッパ26に当接する当接部としてのストッパピン24aを有している。前記制御部101は、前記ステッピングモータ111の励磁開始時には、まず、前記励磁信号の位相を所定の励磁開始位置とし、その後、前記当接部が前記ストッパ26に接近する方向である逆方向に前記指針11aが回転するように、前記励磁信号の位相を所定の逆転角度だけ戻し、これにより前記当接部が前記ストッパ26に当接するストッパ位置に前記指針11aを位置付ける。制御部101は、続いて、前記歯車機構20のバックラッシュ量に対応するバックラッシュ角度に基づき設定された原点復帰角度だけ前記励磁信号の位相を進め、これにより前記ストッパ位置から所定角度だけ離れた原点位置まで前記指針11aを正方向に回転させて該原点位置に位置付ける。これらの処理が、原点復帰処理である。一方、制御部101は、前記ステッピングモータ111の励磁終了時には、前記指針11aが逆方向に回転して前記原点位置に位置付けられるように、前記励磁信号の位相を戻す終了処理を実行する。ここで、前記励磁開始位置は、前記終了処理の実行後における前記励磁信号の位相から、前記バックラッシュ角度よりも小さい開始時補正角度だけ進んだ位置である。
11 スピードメータ(第1計器)
11a 指針(第1指針)
11b 目盛り
12 タコメータ
13 燃料計(第2計器)
14 水温計
20 歯車機構
24a ストッパピン(当接部)
26 ストッパ
101 制御部
102 不揮発性メモリ
103 電源回路
104 インタフェース回路
105 イグニッションスイッチ
106 車載バッテリー
107 表示部
111〜114 ステッピングモータ
Claims (5)
- 制御部と、
前記制御部からの励磁信号の位相に従って回転駆動されるステッピングモータと、
前記ステッピングモータの回転に従って正逆両方向に回転する指針と、
前記ステッピングモータの回転駆動力を前記指針に伝達する歯車機構と、
を備える指針式メータ装置であって、
前記指針又は前記歯車機構は、前記指針が所定の回転位置に位置している場合にストッパに当接する当接部を有し、
前記制御部は、
前記ステッピングモータの励磁開始時には、まず、前記励磁信号の位相を所定の励磁開始位置とし、その後、前記当接部が前記ストッパに接近する方向である逆方向に前記指針が回転するように、前記励磁信号の位相を所定の逆転角度だけ戻し、これにより前記当接部が前記ストッパに当接するストッパ位置に前記指針を位置付け、続いて、前記歯車機構のバックラッシュ量に対応するバックラッシュ角度に基づき設定された原点復帰角度だけ前記励磁信号の位相を進め、これにより前記ストッパ位置から所定角度だけ離れた原点位置まで前記指針を正方向に回転させて該原点位置に位置付ける原点復帰処理を実行し、
一方、前記ステッピングモータの励磁終了時には、前記指針が逆方向に回転して前記原点位置に位置付けられるように、前記励磁信号の位相を戻す終了処理を実行し、
ここで、前記励磁開始位置は、前記終了処理の実行後における前記励磁信号の位相から、前記バックラッシュ角度よりも小さい開始時補正角度だけ進んだ位置である、
ことを特徴とする指針式メータ装置。 - 前記開始時補正角度が、前記バックラッシュ角度の略半分である、
ことを特徴とする請求項1に記載の指針式メータ装置。 - 前記原点復帰角度が、前記バックラッシュ角度と、前記ストッパに対する前記指針の打込誤差に基づき設定される正の打込誤差補正角度と、を加算した角度である、
ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の指針式メータ装置。 - 前記原点復帰角度が、前記バックラッシュ角度と、前記ストッパに対する前記指針の打込誤差に基づき決定される正又は負の打込誤差補正角度と、所定の正のプリオフセット角度と、を加算した角度である、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の指針式メータ装置。 - 前記逆転角度が、前記励磁信号の制御周期に相当する角度以上に設定された基本逆転角度と、前記開始時補正角度と、を加算した角度であり、
前記制御部は、前記原点復帰処理において、前記励磁信号の位相を前記逆転角度だけ戻す際に、まず、前記開始時補正角度だけ戻した後、所定時間だけ待機し、その後、前記基本逆転角度だけ更に戻す、
ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の指針式メータ装置。
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