JP5182552B2 - 電磁クラッチ - Google Patents
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Description
一方、電磁コイルへの通電を行っていない場合には、アーマチャとロータとが互いに相対回転可能である。
上述の結果、低コストでコンパクトな電磁クラッチを得ることができる。
駆動モータMの動力がシャフト100に伝達されると、出力ドラムが回転し、スライドドアが開閉される。一方、電磁クラッチ1装置が駆動モータMの駆動を遮断した場合には、シャフト100及び出力ドラムはホイールギアに対し相対回転可能となり、スライドドアは手動開閉が可能になる。
本実施形態では、ボビン50に巻回された電磁コイル5がロータ4に固定され、電磁コイル5とロータ4とが一体的に回転する。
また、アーマチャ3とロータ4とを周方向において均一に当接させる必要があり、ロータ4のアーマチャとの当接部位には研磨加工が施される。このとき、アーマチャとの当接部位が、端面43aのみであるので、研磨加工が必要な部位を減少させることができ、製造コストを削減することができる。
また、ボビン50には、内周側の部分に後述する皿バネ60の爪部63を挿入する溝部51(又はスリット状穴部)が周方向に沿って複数(本実施形態では2箇所)形成されている。また、前記対向面の裏面には、ボビン50をロータ4に固定する突起部52及び、電磁コイル5に電力を供給する端子部53が設けられている。
また、摺接部61のアーマチャ3との対向面には、低摩擦層61aが形成されている。低摩擦層61aは、耐磨耗性及び低摩擦性を有するものであれば特に限定はされないが、例えばポリアセタール等の耐磨耗性及び低摩擦性を有する樹脂材料層により形成することができる。なお、低摩擦層61aは、皿バネ60の側ではなくアーマチャ3の側の皿バネとの摺接部位に設けても良い。
また、弾性部材6は、上述の皿バネ60に限られず、略円環形状で同様の機能を果たすものであれば、例えば環状の摺接部の内側に放射状に板バネが付いた形状など、上述以外の形状であってもかまわない。
また、ボビン50の溝部51(又はスリット状穴部)に皿バネ60の爪部63が挿入され、皿バネ60がボビン50に固定される。スリット状穴部形状の場合は、皿バネ60の脱落防止がより確実になる。皿バネ60は、凹部41の内周壁部42の近傍の固定箇所から周方向外側に延在して、摺接部61の外周部分が外周壁部43の内周側近傍に位置し、アーマチャ3に摺接する。
一方、図4(b)に示すように、電磁コイル5への通電を行っている場合には、電磁コイルからの電磁力により、皿バネ60の付勢に抗してロータ4にアーマチャ3が吸着される。この状態で、アーマチャ3とロータ4の外周壁部43の端面43aとが吸着し、アーマチャ3とロータ4とが一体回転可能となり、駆動モータMからの動力がロータ4に伝達される。
一方、対向面の裏面側には、給電機構側カバー部材92に形成された穴部92aに係合する係合部86及び給電機構側カバー部材92に形成された穴部92eに挿入されて給電機構Sの回転方向の位相決めをする位相決め突起85が形成されている。
さらに、図8に示すように、ブラシ固定部材7の前記対向面の裏面には、ロータ4を一体回転可能に保持する凹状のロータ保持部71が形成されている。
先ず、スリップリング固定部材8へのスリップリングの取り付けについて説明する。図6に示すように、スリップリング87,88の爪部87a,88aを、上方から開口部83a,84aに挿入し、スリップリング87,88を回転させることにより、爪部87a,88aがスリット83b,84bに挿入される。このとき、爪部87a,88aを折り返して形成した端子部87b,88bがスリットから裏面の側へ突出する。
なお、スリップリング87,88は、スリップリング固定部材8にインサート成形により固定してもよい。
なお、ブラシ部材76は、ブラシ固定部材7にインサート成形にて固定してもよい。
ここで、図7に示すように、ブラシ部材76のブラシ部76aが、スリップリング87,88の同一の直径上に配置されるように構成するとよい。このように構成することにより、ブラシ部材76による付勢力を周方向に略均一に伝えることができ、ブラシ固定部材7とスリップリング固定部材8との相対回転が滑らかになる。
スリップリング固定部材8に形成されて係合部が給電機構側カバー部材92に形成された穴部92aに係合して、スリップリング固定部材8が固定される。このとき、スリップリング固定部材8に形成された位相決め突起85が給電機構側カバー部材92に形成された穴部92eに挿入されることにより、導電部材92cとスリップリング87,88の端子部87b、88bとの回転位相とが一致する。これにより、導電部材92cとスリップリング87,88とが互いに接触し、電気的に接続される。
(1)上述の実施形態において、ロータのうち外周壁部43の端面43aのみがアーマチャ3に当接する例を説明した。しかし、上述の実施形態に限られるものではなく、例えば外周壁43の端面43a及び内周壁42の端面42aの両方が、アーマチャ3に当接する等上述以外のものであってもよい。
また、ハーネスを用いた給電機構など、ブラシ部材76及びスリップリング87,88を用いた給電機構S以外の給電機構であってもよい。
2 ウオームホイール
3 アーマチャ
4 ロータ
41 凹部
42 内周壁部
43 外周壁部
5 電磁コイル
6 弾性部材
M 駆動モータ
Claims (4)
- 駆動モータによって駆動されるウオームホイールと、
当該ウオームホイールに連動して回転するアーマチャと、
当該アーマチャと同軸心で回転可能なロータと、
前記ロータのうち前記アーマチャとの対向面に形成された環状の凹部に収納され、前記ロータに磁力を発生させて、当該磁力により前記ロータと前記アーマチャとを回転軸心に沿って移動吸着させる電磁コイルとを備え、
材料部材を絞り加工して前記ロータが形成されており、前記凹部の内周壁部が、当該凹部の底部から開口部の側に向かって内径が小さくなるように傾斜して構成されている電磁クラッチ。 - 前記ロータと前記アーマチャとを吸着させた際に、前記ロータの外周壁部の前記アーマチャに対向する端面のみが前記アーマチャに当接する請求項1に記載の電磁クラッチ。
- 前記凹部と前記アーマチャとの間の空間に、一方が前記ロータ及び前記アーマチャのうち何れか一方の側に固定され、他方が前記ロータ及び前記アーマチャのうち何れか他方の側に摺接して、前記ロータと前記アーマチャとを離間させる方向に付勢する弾性部材が設けられている請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
- 前記ロータの外周壁部のアーマチャに対向する端面の面積と前記内周壁部のアーマチャに対向する端面の面積が等しくなるよう、夫々の端面の周方向に垂直な方向の幅を設定してある請求項1〜3の何れか一項に記載の電磁クラッチ。
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