JP5168474B2 - 製本装置 - Google Patents

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本発明は、製本装置に関し、特に、蓄積された用紙に綴じ処理を施す製本装置に関する。
製本して冊子を作成するため、現在様々な技術が用いられている。このような製本技術の一つとして、例えば、用紙載置台上に載置された用紙の側縁部近傍に、固形糊を塗布して帯状の糊塗布部を形成する製本装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、別の製本技術の一つとして、針綴じ処理が施された用紙束を折りナイフを使って一対の折りローラ間に導入することにより中綴じ折り冊子を作成する製本装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−291558号公報 特開2007−191231号公報
近年、このような様々な製本技術のうち、用途に応じた製本技術を用いて冊子を作成したいという要望が高まっている。例えば、用紙束に針綴じ処理を施した後に折りたたんで中綴じ折り冊子を作成する製本技術が広く用いられている一方、学校のように冊子にも安全性が求められる環境では、綴じ針を使用した製本技術よりも糊による製本技術が好まれる場合がある。しかしながら、目的に応じて異なる製本技術を使い分けるために多くの製本装置を設置すると、その設置スペースは膨大なものとなる恐れがある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、設置スペースの増大を抑制しつつ複数の製本技術の使い分けを可能とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の製本装置は、用紙を蓄積する用紙蓄積部と、用紙蓄積部に蓄積された用紙に針綴じ処理を施す針綴じユニット、および用紙蓄積部に蓄積された用紙のうち対向する用紙表面の少なくとも一方に糊付けされた用紙同士を圧着させる圧着処理を施す糊綴じユニットのいずれか一方を収容できるよう、針綴じユニットおよび糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられた綴じユニット収容部と、を備える。
この態様によれば、一つの製本装置で針綴じ処理および圧着処理の双方を実行することが可能となる。また、針綴じユニットおよび糊付けユニットのいずれかを装着するため、双方を装着する場合に比べ製本装置の省スペース化を図ることができる。
糊綴じユニットは、用紙蓄積部の最上位に蓄積された用紙に糊付けすると共に当該最上位に蓄積された用紙を押圧して圧着処理を実行してもよい。この態様によれば、圧着処理と共に糊付け処理もできる。このため、別のスペースで用紙に糊付け処理を施す場合に比べ、製本装置の省スペース化を図ることができる。
本発明のある態様の製本装置は、綴じユニット収容部に装着されたユニットが針綴じユニットか糊綴じユニットかを特定するユニット特定手段をさらに備えてもよい。この態様によれば、綴じユニット収容部に装着されたユニットに応じた制御を実行することが可能となる。
本発明のある態様の製本装置は、ユニット特定手段による特定結果を利用して、綴じユニット収容部に装着されたユニットが針綴じユニットか糊綴じユニットかをユーザに報知する報知手段をさらに備えてもよい。この態様によれば、ユーザはどちらのユニットが綴じユニット収容部に装着されているかを容易に把握することができる。このため、例えば針綴じ処理を実行したい場合に誤って糊綴じ処理を実行するなどの誤操作を抑制することができる。
本発明のある態様の製本装置は、装着されたユニットが針綴じユニットであると特定された場合は針綴じ処理の実行時に針綴じユニットを駆動し、装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定された場合は圧着処理の実行時に糊綴じユニットを駆動する駆動手段をさらに備えてもよい。この態様によれば、ユニット特定手段による特定結果を利用して針綴じ処理および圧着処理を円滑に実行することができる。
駆動手段は、針綴じ処理の実行時には針綴じユニットを駆動し、圧着処理の実行時には糊綴じユニットを駆動する共通駆動源を有してもよい。この態様によれば、ステープルユニットを駆動する駆動源と糊綴じユニットを駆動する駆動源とを別々に設ける場合に比べ駆動源を設置するスペースなどを削減することができる。
本発明のある態様の製本装置は、針綴じユニットおよび糊綴じユニットの各々の綴じユニット収容部への装着を検出する装着センサをさらに備えてもよい。ユニット特定手段は、針綴じユニットの装着が検出された場合には装着されたユニットが針綴じユニットであると特定し、糊綴じユニットの装着が検出された場合には装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定してもよい。この態様によれば、ユーザによる入力などを別途必要とすることなく、装着されたユニットが針綴じユニットであるか糊綴じユニットであるかを簡易に特定することができる。
本発明のある態様の製本装置は、装着されたユニットが針綴じユニットであるか糊綴じユニットであるかを示すユーザによる入力が可能な入力手段をさらに備えてもよい。ユニット特定手段は、装着されたユニットが針綴じユニットであることを示すユーザによる入力がなされたときは装着されたユニットが針綴じユニットであると特定し、装着されたユニットが糊綴じユニットであることを示すユーザによる入力がなされたときは装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定してもよい。この態様によれば、ユーザの意志によって装着されたユニットを特定することができる。
綴じユニット収容部は、用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面から他方の面に綴じ針を貫通させる針綴じユニット、および針綴じユニットによって綴じ針が貫通される位置と重なる個所において用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面を押圧する糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられ、用紙蓄積部は、針綴じユニットによって用紙蓄積部に蓄積された用紙に貫通された綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチャと、糊綴じユニットによって用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面が押圧されたときの他方の面を支持する受け部材と、を有してもよい。受け部材は、クリンチャが綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチ位置に進退可能に設けられ、針綴じ処理を実行するときはクリンチ位置から退避し、圧着処理を実行するときはクリンチ位置に進出してもよい。
この態様によれば、針綴じ処理および圧着処理のいずれを実行する場合においても、用紙における同様の個所を綴じることができる。このため、例えば綴じる前に実施される用紙を揃える動作を、針綴じユニットおよび糊綴じユニットのどちらが装着されていても同様に実施することが可能となる。
綴じユニット収容部は、用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面から他方の面に綴じ針を貫通させる針綴じユニット、および針綴じユニットによって綴じ針が貫通される位置とは異なる個所において用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面を押圧する糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられ、用紙蓄積部は、針綴じユニットによって用紙蓄積部に蓄積された用紙に貫通された綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチャと、糊綴じユニットによって用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面が押圧されたときの他方の面を糊綴じユニットによって押圧される個所において支持する受け部材と、を有してもよい。
この態様によれば、圧着処理時に用紙が押圧されるときの用紙の支持位置とクリンチャの位置との干渉を容易に回避することができる。このため、針綴じユニットおよび糊綴じユニットの双方を着脱可能な製本装置を設計する場合においても、受け部材とクリンチャを容易に設計することが可能となる。
本発明によれば、設置スペースの増大を抑制しつつ複数の製本技術の使い分けを可能とすることできる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る製本装置10の全体構成図である。製本装置10は、給紙装置12、中綴じ折り装置14、断裁装置16、ディスプレイ18、コントロールパネル20、および電子制御部22を有する。電子制御部22は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有し、製本装置10による製本処理を制御する。
給紙装置12は、Aトレイ24A、Bトレイ24B(以下、必要に応じてこれらを「トレイ24」と総称する)を有する。トレイ24には、印刷、電子写真方式、インクジェット方式などによる画像形成方法によって画像が形成された用紙が積載される。なお、給紙装置12に代えて、例えば印刷機や、電子写真方式、インクジェット方式などによる画像形成装置が設けられてもよい。Aトレイ24AおよびBトレイ24Bの各々に対応して、分離給送機構26が設けられている。分離給送機構26は、対応するトレイ24に積載された用紙のうち最上位の用紙を分離して送り出す。第1の実施形態に係る分離給送機構26はエア吸引式のものが採用されている。エア吸引式の分離給送機構は公知であるため、その詳細な説明は省略する。なおエア吸引式の分離給送機構に代えて、いわゆるフリクション式の分離給送機構が設けられてもよいことは勿論である。
また、給紙装置12は、トレイ24の各々を昇降させる昇降機構(図示せず)、およびトレイ24の各々に積載された用紙の高さを検知する用紙高さセンサ(図示せず)を有する。電子制御部22は、トレイ24に積載された用紙のうち最上位の用紙が給紙可能高さに達したことが検知されたときにトレイ24の上昇を停止させる。こうして電子制御部22は、トレイ24の最上位に積載された用紙の高さを給紙可能高さに維持し、分離給送機構26による用紙の連続的な送り出しを可能としている。Aトレイ24Aから送り出された用紙が搬送される用紙搬送路、およびBトレイ24Bから送り出された用紙が搬送される用紙搬送路は、共通搬送路28で合流する。
中綴じ折り装置14は、糊付け機構30Aおよび折り機構32を有する。糊付け機構30Aは、搬送プレート36、搬送ローラ38、プッシャ40、綴じストッパ42、および綴じユニット収容部44を有する。給紙装置12の共通搬送路28から送り込まれた用紙は、中綴じ折り装置14の用紙搬送路34に送り込まれる。搬送プレート36は、用紙搬送路34の用紙搬送方向下流側(以下、「下流側」という)に設けられる。搬送プレート36は、上面が用紙搬送路34よりも低くなるよう配置される。このときの各々の段差は、製本装置10で作成できる中綴じ折り冊子の折り処理前の用紙束の最大厚さよりも大きくされている。
プッシャ40は、用紙搬送路34と搬送プレート36との境界領域に配置される。プッシャ40は、用紙搬送路34より下方の領域内で、搬送プレート36の上面から上方に突出するよう設けられる。プッシャ40は、プッシャ移動モータ(図示せず)が作動することによってボールネジ機構を介して用紙搬送方向と平行に移動可能となっている。
綴じストッパ42は、プッシャ40より下流側に配置され、搬送プレート36の上面より上方に進退可能に設けられる。綴じストッパ42は、綴じストッパ移動モータ(図示せず)が作動することによって、ボールネジ機構を介して用紙搬送方向と平行に移動可能となっている。プッシャ40と綴じストッパ42との間には、搬送プレート36上に積載された用紙を用紙搬送方向と垂直な方向(以下、「用紙幅方向」という)において揃えるサイドガイド(図示せず)が、搬送プレート36を挟むように一対設けられている。一対のサイドガイドは、いわゆる中央振り分け方式によってサイドガイド移動モータ(図示せず)が作動することによって互いに近接および離間するよう用紙幅方向に移動可能となっている。このように、プッシャ40、綴じストッパ42、および一対のサイドガイドによって囲われる搬送プレート36より上方の領域を用紙蓄積部46とする。用紙蓄積部46は、針綴じ処理または糊綴じ処理が施される用紙が蓄積される領域として利用される。用紙蓄積部46の上部には、後述する針綴じユニットおよび糊付けユニットのいずれか一方が収容されるよう、針綴じユニットおよび糊付けユニットの各々を着脱可能な綴じユニット収容部44が設けられる。
用紙搬送路34に送り込まれた用紙は、一対の搬送ローラ38によって用紙蓄積部46に送り込まれる。搬送ローラ38は中央が膨らんだ樽状に形成されており、用紙蓄積部46に送り込む用紙にコシを与えている。これにより、糊付けユニットによって糊付けされた用紙が用紙蓄積部46に蓄積されている場合においても、用紙蓄積部46に用紙が送り込まれている途中で用紙蓄積部46の最上位に蓄積された用紙に接着されることを抑制している。
図2は、第1の実施形態において、綴じユニット収容部44に針綴じユニット96が収容されたときの糊付け機構30Aの構成を示す図である。第1の実施形態では、針綴じ処理方法としてステープル処理が採用されており、針綴じユニット96は、用紙蓄積部46に蓄積された用紙の一方の面から他方の面に綴じ針を貫通させる。用紙を貫通した綴じ針は、後述するクリンチャによって折り曲げられステープル処理が完了する。したがって、針綴じユニット96とクリンチャによってステープラが構成される。なお、針綴じユニット96は、1本のワイヤをスプールから引き出し、これを所定長さに切断してコ字状に折り曲げるステッチャが採用されてもよい。
針綴じユニット96は、本体部97、プッシャ98、針列100、および装着部材102を有する。本体部97は、綴じユニット収容部44に設けられた針綴じユニット装着部(図示せず)に着脱可能となっている。本体部97には、プッシャ98の下方に供給するための針列100が巻回されている。プッシャ98は、下降可能に本体部97に取り付けられている。針綴じユニット96には、針列100から一本の針を取り出してコ字状に折り曲げる針形状形成部材(図示せず)が設けられている。針形状形成部材は、プッシャ98が下降すると共に針列100の先端の一本の針をコ字状に折り曲げる。プッシャ98は、折り曲げられた針を用紙蓄積部46に蓄積された用紙に貫通させる。このように用紙に針を貫通させるステープラは公知の技術であるため、これ以上の詳説明を省略する。
搬送プレート36には用紙幅方向に延在する開口部が設けられており、この開口部に受けユニット90が配置される。受けユニット90は、受け部材92、およびクリンチャ94を有する。受け部材92は厚い板状に形成され、一端面が用紙幅方向に延在するとともに搬送プレート36の上面と同一平面上に位置するよう配置される。受け部材92は、糊綴じユニット110によって用紙蓄積部46に積載された最上位の用紙上面が押圧されたとき、最下位の用紙下面を支持する受け面92aを有する。受け部材92には挿通孔が設けられており、この挿通孔にクリンチャ94が挿通される。クリンチャ94は、針綴じユニット96によって用紙蓄積部46に蓄積された用紙に綴じ針が貫通されたとき、モータ(図示せず)の作動によりその綴じ針の脚部を折り曲げるよう上方に進出可能に設けられる。綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチャは公知の技術であるため説明を省略する。
プッシャ98の上方には装着部材102が取り付けられている。一方、糊付け機構30Aは、被装着部材104、および被装着部材104を昇降させる駆動機構(図示せず)を有する。綴じユニット収容部44を構成する本体フレーム(図示せず)には、針綴じユニット96を着脱可能に支持するための被装着部(図示せず)が設けられている。針綴じユニット96にも、本体フレームに装着するための装着部(図示せず)が設けられている。針綴じユニット96の装着部が綴じユニット収容部44の被装着部に係合することにより、針綴じユニット96が製本装置10に装着される。このとき、装着部材102が被装着部材104に装着される。
被装着部材104には、装着センサ106が取り付けられている。装着センサ106は、例えば針綴じユニット96が装着された場合と糊綴じユニット110が装着された場合とで電気的導通の状態が異なる2つの端子を有していてもよい。装着センサ106は電子制御部22に接続されている。電子制御部22は、装着センサ106の検出結果を利用して、綴じユニット収容部44に装着されたユニットが針綴じユニット96であるか、後述する糊綴じユニットであるかを特定する。したがって電子制御部22は、ユニット特定手段として機能する。
針綴じユニット96および糊綴じユニット110のいずれかの装着が検出された場合、電子制御部22は、コントロールパネル20に綴じユニット収容部44に装着されたユニットが針綴じユニット96か糊綴じユニット110かをディスプレイ18に表示してユーザに報知する。したがって、電子制御部22およびディスプレイ18は報知手段として機能する。例えば針綴じユニット96の装着が検出された場合はステープラモードに移行し、糊綴じユニット110の装着が検出された場合は糊綴じモードに移行してもよい。ステープラモードでは、ユーザはコントロールパネル20を使って針綴じ処理に関連する項目を入力することが可能となる。また、コントロールパネル20のスタートボタンが押されたとき、針綴じ処理を実行するよう糊付け機構30A内の各アクチュエータの作動を制御する。糊綴じモードでは、ユーザはコントロールパネル20を使って糊綴じ処理に関連する項目を入力することが可能となる。また、スタートボタンが押されたとき、糊綴じ処理を実行するよう糊付け機構30A内の各アクチュエータの作動を制御する。
駆動機構はカム機構(図示せず)および綴じモータ(図示せず)を有する。綴じモータが作動することにより、カム機構を介して被装着部材104が下降または上昇する。このため、針綴じユニット96が綴じユニット収容部44に装着されているときは、綴じモータが作動することにより用紙蓄積部46に蓄積された用紙に針が打ち込まれる。この針の打ち込み動作に合わせて、クリンチャ94が作動して、用紙の下面に突出した針の脚部を折り曲げる。こうして、用紙を針で綴じる針綴じ処理が実行される。
折りストッパ48は、搬送プレート36の下流側端部近傍に、搬送プレート36上面より上方に突出するよう配置される。折りストッパ48はボールネジ機構を介してストッパ移動モータ(図示せず)に接続されており、ストッパ移動モータが作動することにより用紙搬送方向に移動する。
図3は、第1の実施形態において、綴じユニット収容部44に糊綴じユニット110が収容されたときの糊付け機構30Aの構成を示す図である。糊綴じユニット110は、糊カセット112および中間ユニット114を有する。糊カセット112は、ケース118、糊シート120、繰り出しリール122、巻き取りリール124、糊転写ローラ126、巻き取りギヤ128、送りローラ130、送りギヤ132、およびアイドラギヤ134を有する。ケース118は、下面に開口部が設けられ、また、上面から突出し用紙搬送方向に延在する取付部118aが設けられる。理解が容易となるよう、図3においてケース118は断面を示している。
糊部材としての糊シート120は、柔軟性のある長尺なシートの一方の面に糊が付着されて構成されている。繰り出しリール122は、糊が付着された糊付着面が外側となるようこの糊シート120が巻回された状態で回転可能にケース118に取り付けられる。糊シート120の糊が付けられている側を用紙に押し付けることにより、押し付けられた部分の糊はシートから剥がれて用紙に転写される。このような糊シートは公知であるため、糊シート120の構成に関する詳細な説明は省略する。
巻き取りリール124は、繰り出しリール122の横に並ぶようにケース118に回転可能に取り付けられる。糊転写部材としての糊転写ローラ126は、巻き取りリール124から見て繰り出しリール122がある側と反対側の下方おいて、回転可能にケース118に取り付けられる。このとき糊転写ローラ126は、ケース118の下面の開口部から下方に突出するように配置される。繰り出しリール122に巻回された糊シート120は、糊付着面の裏面が糊転写ローラ126の外面に接合し、一方の端部が巻き取りリール124の外面に固定されている。巻き取りリール124が回転すると、糊転写ローラ126の外面を経由して繰り出しリール122に巻回された糊シート120が巻き取りリール124に巻き取られる。繰り出しリール122は適度な摩擦が生じるよう回転軸に嵌挿されている。このため、巻き取りリール124によって糊シート120が巻き取られても、繰り出しリール122とその回転軸との接触部がトルクリミッターとして機能し、糊シート120に適度なテンションが保たれる。糊転写ローラ126は、押圧された部分が圧縮されて糊付け面積が増大するよう、弾性材料によって形成される。
糊転写ローラ126と巻き取りリール124との間に伸びる糊シート120は、一対の送りローラ130によって挟持される。一対の送りローラ130のうち下方の送りローラ130には、共に同軸に回転するよう送りギヤ132が固定されている。送りギヤ132に回転トルクが与えられることにより、送りギヤ132に連結する下方の送りローラ130が回転し、これに伴い上方の送りローラ130が従動する。このように一対の送りローラ130が回転することにより、糊シート120が巻き取りリール124に向けて送られる。したがって、一対の送りローラ130および送りギヤ132は、糊シート120を送る送り機構として機能する。
上方の送りローラ130には、共に同軸に回転するようアイドラギヤ134が固定されている。巻き取りリール124には、共に同軸に回転するよう巻き取りギヤ128が固定されており、アイドラギヤ134はこの巻き取りギヤ128に噛合する。アイドラギヤ134が従動することにより巻き取りギヤ128が回転し、送られてくる糊シート120が巻き取りリール124によって巻き取られる。巻き取りリール124は適度な摩擦が生じるよう回転軸に嵌挿されている。巻き取りリール124とその回転軸とが摺動しない状態では、送りローラ130による送り速度よりも、巻き取りリール124による巻き取り速度の方が早くなるよう巻き取りギヤ128およびアイドラギヤ134が設けられている。このような構成により、送りローラ130によって糊シート120が巻き取りリール124に向けて送られても、巻き取りリール124とその回転軸との接触部がトルクリミッターとして機能し、適度なテンションを保った状態で糊シート120を巻き取りリール124が巻き取ることができる。
中間ユニット114は、シャフト152、取付部材154、ストッパ156、移動部材158、およびコイルバネ160を有する。移動部材158には、被装着部材104に着脱可能な装着部158aが設けられている。また、移動部材158には、シャフト152と同径の挿通孔が設けられており、シャフト152はこの挿通孔に挿通される。シャフト152の上端近傍にはストッパ156が固定されており、ストッパ156が移動部材158の上端に当接することによりシャフト152の下方への移動が規制される。シャフト152の下端には取付部材154が固定されている。移動部材158の下端と取付部材154の上端の間に、コイルバネ160がシャフト152の周囲に巻回されるよう配置される。コイルバネ160は、移動部材158および取付部材154に対し相互に離間させる方向の付勢力を与える。
取付部材154には、用紙搬送方向に延在し、断面が取付部118aと同じ形状の取付溝154aが形成されている。糊カセット112の取付部118aが中間ユニット114の取付溝154aに挿入され、糊綴じユニット110が構成される。このように糊カセット112を中間ユニット114から取り外し可能とすることにより、糊カセット112の糊シート120を使い切った場合に、糊カセット112のみを交換することができる。このため、消耗品コストを抑制することができる。
ラックギヤ装着ユニット140は、取り付けブラケット142にラックギヤ144が固定されて構成されている。綴じユニット収容部44を構成する本体フレームには、取り付けブラケット142を着脱可能に支持するための被装着部(図示せず)が設けられている。取り付けブラケット142にも、本体フレームに装着するための装着部(図示せず)が設けられている。取り付けブラケット142の装着部が綴じユニット収容部44の被装着部に係合することにより、ラックギヤ装着ユニット140が製本装置10に装着される。このように、第1の実施形態では、綴じユニット収容部44は、針綴じユニット96と糊綴じユニット110のいずれか一方を収容できるよう各々が着脱可能に設けられる。これにより、針綴じユニットと糊綴じユニットの双方を製本装置内に設ける場合に比べ、製本装置の省スペース化を図ることができる。
ラックギヤ装着ユニット140は、糊綴じユニット110の前に装着される。ラックギヤ装着ユニット140が装着された状態で装着部158aを被装着部材104に挿入して糊綴じユニット110を装着することにより、送りギヤ132とラックギヤ144とが駆動力を伝達可能に噛合する。
糊綴じユニット110が綴じユニット収容部44に装着されているときは、綴じモータが作動してカム機構を介して被装着部材104が下降または上昇したとき、コイルバネ160を介して糊カセット112も下降または上昇する。このとき、糊シート120が用紙蓄積部46に蓄積された用紙のうち最上位の用紙上面に糊が転写される。こうして糊綴じ処理が実行される。
糊カセット112が下降するとき、送りギヤ132がラックギヤ144に沿うように下方に移動しながら回転する。これにより送りローラ130が回転し、糊シート120のうち糊が転写されていない部分が用紙に押し付けられるよう、転写されていない糊シート120が糊転写ローラ126の下方の外周を覆うまで糊シート120が送られる。ラックギヤ144は、このように中間ユニット114が糊カセット112を下降させる力を利用して送りローラ130を駆動する。
なお、ラックギヤ144のギヤ部は、ラックギヤ144の下方において削除されていてもよい。これにより、糊カセット112が下降して糊転写ローラ126が糊シート120を用紙上面に押し付けるときにも糊シート120が送られることを回避することができる。
送りギヤ132は、下方の送りローラ130とワンウェイクラッチ(図示せず)を介して連結される。このワンウェイクラッチは、糊カセット112が下方に移動するときに送りギヤ132の回転トルクを送りローラ130に伝達し、糊カセット112が上方に移動するときに送りギヤ132の回転トルクが送りローラ130に伝達されることを回避する。このため、用紙蓄積部46に蓄積された最上位の用紙上面に糊シート120が押し付けられた後、糊カセット112を上昇させるときには、送りギヤ132はアイドラギヤ134に沿って移動することにより回転するが、送りローラ130は回転しない状態が保たれる。これにより、糊シート120が逆方向に送られることを回避することができる。
用紙蓄積部46に2枚以上の用紙が蓄積されている場合、糊シート120が最上位の用紙上面に押し付けられることにより、下方に蓄積された用紙同士も圧着される。このように糊綴じユニット110は、用紙蓄積部46の最上位に蓄積された用紙に糊付けすると共に、最上位に蓄積された用紙を押圧することにより下方に蓄積された用紙同士を圧着して糊で綴じる圧着処理を実行する。
装着センサ106を昇降させる駆動機構は、針綴じ処理の実行時に針綴じユニットを駆動し、糊綴じ処理の実行時に糊綴じユニット110を駆動する。このとき、綴じモータは、針綴じ処理の実行時には針綴じユニット96を駆動し、圧着処理の実行時には糊綴じユニット110を駆動する共通駆動源として機能する。
図4は、図3において糊綴じユニット110を視点Pから見た図である。ケース118の装置前方および後方の側面には、押さえユニット180が設けられている。押さえユニット180は、ガイド部182、シャフト184、ストッパ186、用紙押さえ部材188、およびコイルバネ190を有する。
ガイド部182は、ケース118の側面から突出するようにケース118に一体的に形成される。ガイド部182には鉛直方向に伸びる挿通孔が設けられており、この挿通孔にシャフト184が挿通される。ストッパ186は、シャフト184より大きな径を有し、シャフト184の上端に一体的に取り付けられてシャフト184の下方への移動を規制する。用紙押さえ部材188は、シャフト184の下端に取り付けられる。コイルバネ190は、シャフト184に巻かれるようにガイド部182と用紙押さえ部材188との間に配置される。コイルバネ190はガイド部182に対して用紙押さえ部材188を下方に押圧するよう付勢する。糊カセット112が下降して用紙上面に糊を転写するとき、コイルバネ190の付勢力によって糊シート120の糊がシートから剥がされる。なお、ケース118の大型化を抑制するため、図4に示すように、送りギヤ132はケース118の外部に配置される。
図1に戻る。糊付け機構30Aによって針綴じ処理または糊綴じ処理のいずれかの綴じ処理が施された用紙束は、プッシャ40によって折り機構32に送り込まれる。折り機構32は、折りストッパ48、折りナイフ50、折りローラ52、およびベルト搬送機構54を有する。折りストッパ48は、搬送プレート36の下流側端部近傍に、搬送プレート36上面より上方に突出するよう配置される。折りストッパ48はボールネジ機構を介してストッパ移動モータ(図示せず)に接続されており、ストッパ移動モータが作動することにより用紙搬送方向に移動する。送り込まれた用紙束は、前端部が折りストッパ48に当接したところで用紙搬送方向の位置決めがされる。折りストッパ48は、当接した用紙束の折りラインが、折りナイフ50に当接する位置になるよう、予め用紙搬送方向に移動されている。なお、第1の実施形態に係る製本装置10では、用紙幅方向が折りラインと平行な方向となる。
搬送プレート36の上方には一対の折りローラ52が、軸方向が用紙幅方向に向くよう、用紙搬送方向に並設されている。折りナイフ50は、折りナイフ駆動モータ(図示せず)が作動することにより、一対の折りローラ52の間と、搬送プレート36より下方の待機位置との間を上昇および下降することが可能となっている。折りストッパ48により用紙束が用紙搬送方向の位置決めがされた状態で折りナイフ50を上昇させることにより、用紙束が一対の折りローラ52の間に巻き込まれる。一対の折りローラ52は、ギヤ機構などを介して折りローラ駆動モータに接続されている。折りローラ駆動モータが作動することにより、巻き込んだ用紙束を折りたたみながら上方に搬送するように一対の折りローラ52が駆動される。一対の折りローラ52によって折りたたまれた冊子はベルト搬送機構54に送り込まれる。ベルト搬送機構54は、作成された冊子を断裁装置16の冊子搬送路68に送り出す。
断裁装置16は、三方断裁機構60を有する。三方断裁機構60は、断裁ストッパ62、サイドガイド(図示せず)、用紙押さえ部64、小口断裁刃66、および一対の天地断裁刃(図示せず)を有する。断裁ストッパ62は、ソレノイド(図示せず)をオン・オフすることにより、冊子搬送路68に進退可能とされている。冊子の小口を断裁する場合、各々の冊子が送り込まれる前に断裁ストッパ62を冊子搬送路68に突出させておく。断裁ストッパ62はボールネジ機構を介してストッパ移動モータ(図示せず)に接続されており、ストッパ移動モータが作動することにより用紙搬送方向に移動する。
三方断裁機構60に搬送された冊子は、背が断裁ストッパ62に当接する直後のタイミングで搬送が停止される。冊子の天地は、断裁ストッパ62に当接する以前に一対のサイドガイド(図示せず)によって位置決めされる。用紙押さえ部64は、モータ(図示せず)が作動することにより、断裁ストッパ62に当接した冊子に向けて下降する。
小口断裁刃66は、用紙押さえ部64より上流側の冊子搬送路68上方に設けられ、小口断裁モータ(図示せず)が作動することにより下降する。天地断裁刃は、冊子搬送路68上方に用紙押さえ部64を挟んでそれぞれ一つずつ設けられ、天地断裁モータ(図示せず)が作動することにより下降する。これら一対の天地断裁刃は、中心振り分け方式により相互に離間または近接する方向に移動可能とされており、天地断裁刃移動モータ(図示せず)が作動するによって、ギヤ機構などを介して相互に離間または近接する方向に移動する。
サイドガイドの間を通過することにより天、地の位置が揃えられ、且つ断裁ストッパ62により用紙搬送方向の位置決めがされた状態で、用紙押さえ部64が下降して冊子が押さえつけられる。この状態で、まず小口断裁刃66が小口を断裁し、次に一対の天地断裁刃が、冊子の天と地を断裁する。こうして最終的な中綴じ折り冊子が作成される。断裁装置16にはスタッカ70が設けられており、断裁処理が施された冊子はスタッカ70上に搬送される。なお、三方断裁機構60に代えて、小口のみを断裁する小口断裁機構が設けられてもよい。
図5は、第1の実施形態に係る製本装置10の機能ブロック図である。なお、図5は、CPU、ROM、RAMなどのハードウェア、およびソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックが描かれている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって様々な形で実現することができる。
ディスプレイ18は電子制御部22に接続されている。電子制御部22は、ディスプレイ18に表示する表示データを生成する。コントロールパネル20は電子制御部22に接続されており、ユーザによってコントロールパネル20が操作されたとき、その操作信号が電子制御部22に出力される。
ユーザは、コントロールパネル20を使って用紙サイズを入力することが可能となっている。電子制御部22は、ユーザによって入力された用紙サイズをサイズ情報として取得する。電子制御部22は、取得されたサイズ情報を利用して用紙に折りラインを設定する。具体的には、電子制御部22は、取得したサイズ情報に含まれる用紙の搬送方向長さを示す情報を利用して、搬送する用紙の先端部から搬送方向長さの半分の距離にある直線を折りラインとして設定する。なお、ユーザは、設定画面において、折りラインの位置として搬送する用紙の先端部からの距離を入力することが可能となっている。電子制御部22は、このようにユーザに入力された用紙先端部からの距離にある直線を折りラインとして設定してもよい。
電子制御部22は、分離給送機構26における、エアの吸引および吸引停止を切り換えるソレノイドや、搬送ベルトに噛合するローラを駆動するモータに接続されている。電子制御部22は、このソレノイドやモータの作動を制御して搬送ベルトを駆動させた状態でエアの吸引および吸引停止を切り換えることで、給紙装置12からの用紙の送り出しを制御する。
電子制御部22は、糊付け機構30Aにおける用紙搬送モータ202、綴じモータ204、プッシャ移動モータ206、綴じストッパ移動モータ208、受けユニット移動モータ210、およびストッパソレノイド212に接続されており、これらアクチュエータの各々の作動を制御する。用紙搬送モータ202は、搬送ローラ38を駆動する。綴じモータ204は、針綴じユニット96または糊綴じユニット110を昇降させる。プッシャ移動モータ206は、プッシャ40を用紙搬送方向に移動させる。綴じストッパ移動モータ208は、綴じストッパ42を用紙搬送方向に移動させる。受けユニット移動モータ210は、受けユニット90を用紙幅方向に移動させる。ストッパソレノイド212は、綴じストッパ42を搬送プレート36より上方に進退させる。
電子制御部22は、折り機構32における折りストッパ移動モータ214、折りナイフ移動モータ216、および折りローラ駆動モータ218に接続されている。折りストッパ移動モータ214は、折りストッパ48を用紙搬送方向に移動させる。折りナイフ移動モータ216は、折りナイフ50を一対の折りローラ52の間に向けて上昇させる。折りローラ駆動モータ218は、一対の折りローラ52を駆動する。
電子制御部22は、断裁装置16における断裁ストッパ移動モータ220および天地断裁刃移動モータ222に接続されている。断裁ストッパ移動モータ220は、断裁ストッパ62を用紙搬送方向に移動させる。天地断裁刃移動モータ222は、天地断裁刃を用紙幅方向に相互に近接または離間する方向に移動させる。
図6は、第1の実施形態に係る製本装置の製本手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、ユーザによってスタートボタンが押された後、ユーザによって入力された冊子数と、一つの冊子を構成する用紙枚数を掛け合わせた総用紙枚数の搬送が完了するまで、給紙装置12における給紙タイミング毎に繰り返し実施される。
第1の実施形態では、糊綴じユニット110は、針綴じユニット96によって綴じ針が貫通される位置と重なる個所において用紙蓄積部46に積載された用紙の一方の面に糊綴じ処理を施す。したがって、糊シート120を押し付ける先にクリンチャ94があると、その部分の圧着力が他の部分より低下する可能性がある。このため、電子制御部22は、受けユニット移動フラグを参照して受けユニット90が移動済みか否かを判定する(S10)。受けユニット90が移動済みでない場合(S10のN)、電子制御部22は、装着センサ106による検出結果を利用して綴じユニット収容部44に装着されているのが針綴じユニット96か否かを判定する(S12)。
綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96である場合(S12のY)、電子制御部22は、受けユニット移動モータ210を作動させて受けユニット90を用紙幅方向に移動させ、クリンチャ94を綴じ位置に配置する(S14)。この場合における綴じ位置とは、針綴じユニット96によって綴じ針が打ち込まれる位置をいう。綴じユニット収容部44に装着されているユニットが糊綴じユニット110である場合(S12のN)、電子制御部22は、受けユニット移動モータ210を作動させて受けユニット90を用紙幅方向に移動させ、受け面92aを綴じ位置に配置する(S16)。この場合の綴じ位置とは、糊綴じユニット110による糊転写位置をいう。
このように、受け部材92は、クリンチャ94ャが綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチ位置に受け面92aが進退するよう用紙幅方向に移動可能に設けられている。受け部材92は、針綴じ処理を実行するときは受け面92aがクリンチ位置から退避し、圧着処理を実行するときは受け面92aがクリンチ位置に進出するよう移動する。受けユニット90の移動を完了すると、電子制御部22は、受けユニット移動フラグをオンに設定する。受けユニット90がすでに移動済みである場合(S10のY)、S12〜S16の処理をスキップする。
電子制御部22は、綴じストッパ移動フラグ、およびプッシャ移動フラグを参照し、綴じストッパ42およびプッシャ40の移動を完了しているか否かを判定する(S18)。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動が未完了の場合(S18のN)、電子制御部22は、まず取得したサイズ情報を参照する。電子制御部22は、綴じストッパ42とプッシャ40との間隔がそのサイズ情報が示す用紙サイズの用紙搬送方向長さと同一になり、且つ収容される用紙の折りラインが綴じ位置に位置するよう、綴じストッパ42およびプッシャ40を移動させる(S20)。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動を完了すると、電子制御部22は、綴じストッパ移動フラグおよびプッシャ移動フラグをオンに設定する。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動が完了している場合(S18のY)、S20の処理をスキップする。
次に電子制御部22は、分離給送機構26を作動させて給紙処理を実行し(S22)、用紙蓄積部46に用紙を蓄積する(S24)。用紙蓄積部46に用紙が蓄積されると、電子制御部22は、装着センサ106の検出結果を利用して、綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96か否かを判定する(S26)。
綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96である場合(S26のY)、電子制御部22は、冊子の最後の用紙か否かを判定する(S28)。このとき電子制御部22は、製本処理の開始からの給紙枚数およびユーザによって入力された1冊の冊子を構成する用紙枚数に基づいて、搬送された用紙が冊子を構成する用紙のうち最後に搬送された用紙か否かを判定する。冊子の最後の用紙でない場合(S28のN)、S30〜S38の処理をスキップし、本フローチャートにおける処理を一旦終了する。冊子の最後の用紙である場合(S28のY)、電子制御部22は、綴じモータ204を作動させて針綴じユニット96のプッシャ98を下降させ、用紙蓄積部46に蓄積された用紙に綴じ針を打ち込む針綴じ処理を実行する(S30)。
針綴じ処理を終了すると、電子制御部22は、折りストッパ移動モータ214を作動させ、折りナイフ50が上昇したときに折りラインに当接するよう折りストッパ48の位置を調整する(S32)。具体的には、電子制御部22は、折りナイフ50が用紙に当接する位置から折りストッパ48までの距離が、取得したサイズ情報が示す用紙の用紙搬送方向の長さの半分の長さとなるよう、折りストッパ48を移動させる。
次に電子制御部22は、プッシャ移動モータ206を作動させ、綴じられた用紙束をプッシャ40によって折り機構32に向けて搬送し、用紙束の先端が折りストッパ48に当接するタイミングで搬送を停止する(S34)。用紙束を折り機構32に搬送すると、電子制御部22は、再びプッシャ移動モータ206を作動させてプッシャ40をもとの位置まで戻す。
折り機構32に用紙束が送り込まれると、電子制御部22は、折り処理を実行する(S36)。具体的には、電子制御部22は、折りローラ駆動モータ218を作動させて一対の折りローラ52を駆動しながら、折りナイフ移動モータ216を作動させて折りナイフ50を上昇させる。これにより、用紙束の折りラインが折りローラ52に巻き込まれて用紙束が折りたたまれ、中折り綴じ冊子が作成される。
折り処理を終了すると、電子制御部22は、作成した冊子をベルト搬送機構54を通じて三方断裁機構60に送り込み、断裁処理を実行する(S38)。ユーザは、コントロールパネル20を用いて、作成される冊子の最終的なサイズである仕上がりサイズを入力することができる。電子制御部22は、こうして入力された仕上がりサイズを仕上がりサイズ情報として取得する。電子制御部22は、取得した仕上がりサイズとなるよう、断裁ストッパ移動モータ220を作動させて小口の断裁位置を調整し、天地断裁刃移動モータ222を作動させて天地の断裁位置を調整する。三方断裁機構60に送り込まれた冊子は、断裁ストッパ62によって先端の位置が位置決めされた状態で用紙押さえ部64が下降して押さえつけられる。電子制御部22は、この状態で小口断裁刃66および天地断裁刃を順次下降させて冊子の三方を断裁する。
綴じユニット収容部44に装着されたユニットが針綴じユニット96でない場合(S26のN)、電子制御部22は、送り込まれた用紙が冊子の最後の用紙か否かを判定する(S40)。冊子の最後の用紙である場合(S40のY)、電子制御部22は、用紙蓄積部46に積載された最上位の用紙への糊の転写を回避しつつ、その最上位の用紙を押圧し(S42)、S32に移行する。具体的には、電子制御部22は綴じモータ204に供給する駆動パルスを調整することにより、用紙押さえ部材188が用紙を押圧するが糊シート120が用紙に当接しない位置まで糊カセット112を下降させる。用紙押さえ部材188は、下方の用紙における糊転写位置を直接押圧せずその周辺を押圧するため、綴じ処理時においては最上位の用紙は他の用紙よりも糊の圧着強度が低くなる恐れがある。しかし、その後の折り処理時に一対の折りローラ52によって強く挟持されるため、この時点で強く圧着される。
冊子の最後用紙でない場合(S40のN)、電子制御部22は、綴じモータ204を作動させて糊カセット112を下降させ、用紙蓄積部46に蓄積された最上位の用紙に糊を転写させる(S44)。このとき、電子制御部22は、綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96か糊綴じユニット110かに応じて、被装着部材104を昇降させる速度やストローク量を変えてもよい。例えば、針綴じ処理では綴じ針を用紙に貫通させるために早い速度でプッシャ98を下降させる必要がある。これに対して、用紙上面に糊を転写させる場合は被装着部材104の大きな下降速度は要求されない。このため、電子制御部22は、綴じモータ204に供給する駆動パルスを変えることで、針綴じユニット96のプッシャ98の下降速度よりも糊カセット112の下降速度が遅くなるよう被装着部材104を下降させてもよい。
なお、S42およびS44ではクリンチャ94によって綴じ針の脚部を折り曲げる必要がないことから、電子制御部22は、クリンチャ94の駆動を回避する。用紙への糊の転写を終了すると、本フローチャートにおける処理を一旦終了する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態において、綴じユニット収容部44に糊綴じユニット110が収容されたときの糊付け機構30Bの構成を示す図である。なお、第1の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
第2に実施形態に係る糊付け機構30Bでは、糊綴じユニット110は、針綴じユニット96によって綴じ針が貫通される位置とは異なる個所において用紙蓄積部46に積載された最上位の用紙上面を押圧するよう配置される。具体的には、糊綴じユニット110は、針綴じユニット96のプッシャ98によって用紙に綴じ針が貫通される位置よりも上流側において、糊シート120を用紙上面に押し付けて糊を転写させる。第2の実施形態では、受けユニット90に代えてクリンチャ252および受け部材254が設けられる。受け部材254はクリンチャ252よりも上流側に設けられており、受け部材254およびクリンチャ252は用紙幅方向に移動しない。このようにクリンチャ252を用紙幅方向に移動させない構成とすることにより、クリンチャ252の設計を容易なものとすることができる。
なお、中間ユニット114の移動部材250は、第1の実施形態における移動部材158よりも用紙搬送方向に長く形成されており、下流側の端部には装着部250aが設けられている。第2の実施形態では、第1の実施形態よりも糊カセット112が上流側に配置されているが、このように長い移動部材250を設けることにより、装着部250aを被装着部材104に装着することで被装着部材104の昇降に糊カセット112の昇降を連動させることが可能となっている。
図8は、第2の実施形態に係る製本装置の製本手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、ユーザによってスタートボタンが押された後、ユーザによって入力された冊子数と、一つの冊子を構成する用紙枚数を掛け合わせた総用紙枚数の搬送が完了するまで、給紙装置12における給紙タイミング毎に繰り返し実施される。
電子制御部22は、電子制御部22は、綴じストッパ移動フラグ、およびプッシャ移動フラグを参照し、綴じストッパ42およびプッシャ40の移動を完了しているか否かを判定する(S60)。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動が未完了の場合(S60のN)、電子制御部22は、装着センサ106の検出結果を利用して、綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96か否かを判定する(S62)。
綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96である場合(S62のY)、電子制御部22は、針綴じ処理用の位置に綴じストッパ42およびプッシャ40を配置する(S64)。具体的には、電子制御部22は、取得したサイズ情報を参照し、綴じストッパ42とプッシャ40との間隔がそのサイズ情報が示す用紙サイズの用紙搬送方向の長さと同一になり、収容される用紙の折りラインがステープル位置に位置するよう、綴じストッパ42およびプッシャ40を移動させる。ステープル位置とは、針綴じユニット96によって綴じ針が打ち込まれる位置をいう。
綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96でない場合、すなわち糊綴じユニット110である場合(S62のN)、電子制御部22は、糊綴じ処理用の位置に綴じストッパ42およびプッシャ40を配置する(S66)。具体的には、電子制御部22は、取得したサイズ情報を参照し、綴じストッパ42とプッシャ40との間隔がそのサイズ情報が示す用紙サイズの用紙搬送方向の長さと同一になり、且つ収容される用紙の折りラインが糊綴じ基準位置に位置するよう、綴じストッパ42およびプッシャ40を移動させる。糊綴じ基準位置とは、糊綴じユニット110によって転写される糊の用紙搬送方向の中心位置をいう。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動を完了すると、電子制御部22は、綴じストッパ移動フラグおよびプッシャ移動フラグをオンに設定する。綴じストッパ42およびプッシャ40の移動が完了している場合(S60のY)、S62〜S66の処理はスキップする。S68〜S90の処理は、図6におけるS22〜S44と同様であることから説明を省略する。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
ある変形例では、糊を転写する糊シートに代えて、糊噴射ノズルによって液体糊を噴射するなどして用紙に液体糊を付着させる糊綴じユニットが採用され、この糊綴じユニットが綴じユニット収容部44に着脱可能に構成される。この場合、液体糊が付着された個所周辺を押さえる押さえ機構が綴じユニット収容部44に設けられる。電子制御部22は、用紙蓄積部46において最上位に用紙が送り込まれた後、糊噴射ノズルによって用紙に糊が塗布される前または後に、最上位の用紙を押圧して下方の用紙同士を圧着させる。この場合も電子制御部22は、冊子の最後の用紙上面への糊を付着を回避するよう糊の噴射を制御する。このように液体糊を使用する糊綴じユニットを着脱可能に構成することにより、液体糊を使った冊子の作成も可能となる。
ある別の変形例では、ユーザは、綴じユニット収容部44に装着されたユニットが針綴じユニット96であるか糊綴じユニット110であるかを、コントロールパネル20を用いて入力することができる。綴じユニット収容部44に装着したのは針綴じユニット96であることを示すユーザによる入力があった場合、電子制御部22は、綴じユニット収容部44に装着されたユニットは針綴じユニット96であると判定する。綴じユニット収容部44に装着したのは糊綴じユニット110であることを示すユーザによる入力があった場合、電子制御部22は、綴じユニット収容部44に装着されたユニットは糊綴じユニット110であると特定する。
ある別の変形例では、第1の実施形態において、受けユニット90に代えてクリンチャおよびクリンチャのクリンチ位置にソレノイドなどのアクチュエータによって進退可能に設けられたカバーが設けられる。カバーは、糊綴じユニット110によって用紙蓄積部46に積載された最上位の用紙上面が押圧されたとき、最下位の用紙下面を支持する受け面を上面に有する。
この場合、図6のS14において、綴じユニット収容部44に装着されているユニットが針綴じユニット96である場合、電子制御部22は、カバーをクリンチ位置から退避したまま保持する。また、図6のS16において、綴じユニット収容部44に装着されているユニットが糊綴じユニット110である場合、電子制御部22は、カバーをクリンチ位置へ進出させる。このようにカバーを利用することで、クリンチャを用紙幅方向に移動させることなく受け面を形成することが可能となり、クリンチャの構成の複雑化を抑制することができる。
ある別の変形例では、糊綴じユニット110は、用紙蓄積部46に積載された最上位の用紙を押圧することにより、用紙蓄積部46に積載された用紙同士を圧着させる圧着処理を実行するが、当該最上位の用紙上面に糊を転写しない。この場合、糊綴じユニット110の上流側に、給紙装置12から送り込まれた各々の用紙の上面に糊を転写する糊転写機構が設けられる。このよう用紙蓄積部46に蓄積された用紙への糊の転写を回避することで、例えば用紙搬送プレート上など安定した場所で用紙上面に糊を転写することが可能となる。この場合においても、糊シートを使って用紙に糊を転写する代わりに、糊噴射ノズルで用紙に液体糊を噴射して付着させてもよい。
第1の実施形態に係る製本装置の全体構成図である。 第1の実施形態において、綴じユニット収容部に針綴じユニットが収容されたときの糊付け機構の構成を示す図である。 第1の実施形態において、綴じユニット収容部に糊綴じユニットが収容されたときの糊付け機構の構成を示す図である。 図3において糊綴じユニットを視点Pから見た図である。 第1の実施形態に係る製本装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る製本装置の製本手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、綴じユニット収容部に糊綴じユニットが収容されたときの糊付け機構の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る製本装置の製本手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 製本装置、 18 ディスプレイ、 20 コントロールパネル、 22 電子制御部、 30A及び30B 糊付け機構、 36 搬送プレート、 40 プッシャ、 42 綴じストッパ、 44 綴じユニット収容部、 46 用紙蓄積部、 90 受けユニット、 92 受け部材、 92a 受け面、 94 クリンチャ、 96 針綴じユニット、 98 プッシャ、 102 装着部材、 104 被装着部材、 106 装着センサ、 110 糊綴じユニット、 112 糊カセット、 114 中間ユニット、 120 糊シート。

Claims (10)

  1. 用紙を蓄積する用紙蓄積部と、
    前記用紙蓄積部に蓄積された用紙に針綴じ処理を施す針綴じユニット、および前記用紙蓄積部に蓄積された用紙のうち対向する用紙表面の少なくとも一方に糊付けされた用紙同士を圧着させる圧着処理を施す糊綴じユニットのいずれか一方を収容できるよう、針綴じユニットおよび糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられた綴じユニット収容部と、
    を備えることを特徴とする製本装置。
  2. 前記糊綴じユニットは、前記用紙蓄積部に蓄積された用紙のうち最上位に蓄積された用紙に糊付けすると共に当該最上位に蓄積された用紙を押圧して圧着処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 装着されたユニットが針綴じユニットか糊綴じユニットかを特定するユニット特定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  4. ユニット特定手段による特定結果を利用して、綴じユニット収容部に装着されたユニットが針綴じユニットか糊綴じユニットかをユーザに報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 装着されたユニットが針綴じユニットであると特定された場合は針綴じ処理の実行時に針綴じユニットを駆動し、装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定された場合は圧着処理の実行時に糊綴じユニットを駆動する駆動手段をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の製本装置。
  6. 前記駆動手段は、針綴じ処理の実行時には針綴じユニットを駆動し、圧着処理の実行時には糊綴じユニットを駆動する共通駆動源を有することを特徴とする請求項5に記載の製本装置。
  7. 針綴じユニットおよび糊綴じユニットの各々の前記綴じユニット収容部への装着を検出する装着センサをさらに備え、
    前記ユニット特定手段は、針綴じユニットの装着が検出された場合には装着されたユニットが針綴じユニットであると特定し、糊綴じユニットの装着が検出された場合には装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の製本装置。
  8. 装着されたユニットが針綴じユニットであるか糊綴じユニットであるかを示すユーザによる入力が可能な入力手段をさらに備え、
    前記ユニット特定手段は、装着されたユニットが針綴じユニットであることを示すユーザによる入力がなされたときは装着されたユニットが針綴じユニットであると特定し、装着されたユニットが糊綴じユニットであることを示すユーザによる入力がなされたときは装着されたユニットが糊綴じユニットであると特定することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の製本装置。
  9. 前記綴じユニット収容部は、前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面から他方の面に綴じ針を貫通させる針綴じユニット、および針綴じユニットによって綴じ針が貫通される位置と重なる個所において前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面を押圧する糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられ、
    前記用紙蓄積部は、針綴じユニットによって前記用紙蓄積部に蓄積された用紙に貫通された綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチャと、前記糊綴じユニットによって前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面が押圧されたときの他方の面を支持する受け部材と、を有し、
    前記受け部材は、前記クリンチャが綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチ位置に進退可能に設けられ、針綴じ処理を実行するときはクリンチ位置から退避し、圧着処理を実行するときはクリンチ位置に進出することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の製本装置。
  10. 前記綴じユニット収容部は、前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面から他方の面に綴じ針を貫通させる針綴じユニット、および針綴じユニットによって綴じ針が貫通される位置とは異なる個所において前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面を押圧する糊綴じユニットの各々を着脱可能に設けられ、
    前記用紙蓄積部は、針綴じユニットによって前記用紙蓄積部に蓄積された用紙に貫通された綴じ針の脚部を折り曲げるクリンチャと、前記糊綴じユニットによって前記用紙蓄積部に蓄積された用紙の一方の面が押圧されたときの他方の面を前記糊綴じユニットによって押圧される個所において支持する受け部材と、を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の製本装置。
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