JP2016204117A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートを集積するスタッカ部40と、このスタッカ部40に収納されるシートに接着剤ATを塗布してシートを貼り合せて綴じる接着綴じユニット50と、上記スタッカ部40に集積したシートを綴じ針Spにより綴じる針綴じユニット240と、シートの綴じ位置でシートを二つ折りする折りローラ81とこの折りローラ81に綴じ合わせたシートを押し込む折りブレード86からなる折り機構部80と、前記折り機構部80を制御する制御部202とを備え、上記制御部202は、前記折り機構部80による上記接着綴じユニット50で綴じられたシートの折り速度VLを、上記針綴じユニット240で綴じられたシートの折り速度VHよりも低速(VL<VH)で折り処理する。
【選択図】図21
Description
また、このいずれかのユニットにより綴じられたシートを二つ折りにする折り機構部が示されている。
シートを綴じ後に折り合せるシート処理装置であって、搬送経路に沿って搬送されるシートを集積するスタッカ部と、このスタッカ部に収納されるシートに接着剤を塗布してシートを貼り合せて綴じる接着綴じユニットと、上記スタッカ部に集積したシートを綴じ針により綴じる針綴じユニットと、上記接着綴じユニットで貼り合せた綴じ位置あるいは針綴じユニットの綴じ位置で、シートを二つ折りする折りローラとこの折りローラに綴じ合わせたシートを押し込む折りブレードからなる折り機構部と、上記折り機構部を制御する制御部とを備え、上記制御部は、前記折り機構部による上記接着綴じユニットで綴じられたシートの折り速度を、上記針綴じユニットで綴じられたシートの折り速度よりも低速で折り処理するものである。
図1に示す画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排出口3からシートを搬出する。給紙部1は複数のサイズのシートが給紙カセット1a、1b、1cに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このように画像形成されたシートは本体排出口3から順次搬出される。図示の9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路10で表裏反転された後、本体排出口3から搬出される。
上述の画像形成装置Aに連結されたシート処理装置Bは、画像形成装置Aの本体排出口3から画像形成されたシートを受け入れ、1.このシートを第1排紙トレイ21に収容するか(プリントアウトモード)、2.本体排出口3からのシートを束状に部揃えしてステープル綴じした後、第1排紙トレイ21に収納するか、(ステープル綴じモード)、3.本体排出口3からのシートを1枚ずつ貼り合せて束状にした後冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納(接着綴じシート束折りモード)するか、4.本体排出口3からのシートを集積して部揃えしてステープル針で綴じ合わせた後冊子状に折り畳んで第2排紙トレイに収納(針綴じシート束折りモード)可能なように構成されている。
図2のシート搬入経路P1の下流側(装置後端部)に配置された第1スイッチバック搬送路SP1は次のように構成されている。シート搬入経路P1にはその出口端に排紙ローラ25と排紙口25aが設けられ、この排紙口25aと段差を隔てた下方に第1の処理トレイ(以下「処理トレイ29」という)が設けられている。この処理トレイ29は排紙口25aからのシートを積載支持するトレイで構成されている。この処理トレイ29の上方には正逆転ローラ30が設けられている。この正逆転ローラ30には正逆転モータM1が連結され処理トレイ29上にシートが進入する際は同図時計方向に回転し、シート後端がトレイ上に進入した後は反時計方向に回転するように制御される。この正逆転ローラ30にはキャタピラベルトに連結されトレイに接した位置とトレイから離間した位置に移動する昇降ローラ31が設けられている。従って上記第1の処理トレイ29上に第1スイッチバック搬送路SP1が構成されている。
前記シート搬入経路P1から分岐された第2スイッチバック搬送路SP2の構成について説明する。この第2スイッチバック搬送路SP2は図2に示すようにケーシング20に略々鉛直方向に配置され、経路入口に経路搬入ローラ45が、経路出口に搬送ローラ46が配置されている。この搬送ローラ46はシートに対してニップする位置とシートから離間した位置とに離間可能に構成されている。この構成は特に図示していないが、搬送ローラ46に圧接しているピンチローラをアームなどで離間するようになっている。
上記スタッカ部40の搬送方向後端側には前述の第2スイッチバック搬送路SP2であるともにスタッカ部40へシートを搬入する搬入経路41から分岐し、この搬入経路出口端とオーバーラップしてシートをスイッチバック搬送可能とする第3のスイッチバック経路SP3である退避経路47が連設されている。この退避経路47は、図2、図3に示されるように板材からなるスイッチバックガイド42で構成されている。このスイッチバックガイド42はシート搬送方向に沿って表面にリブが突出されていてシートの搬送をスムーズにしている。また、スイッチバックガイド42は、仮に退避経路内でシート束詰まり等が発生した場合に、ガイド解放軸43を中心に図示時計方向に回動して解放できるように構成されている。
ここで、図2及び図3に基づいて、搬入経路41から分岐した退避経路47からストッパ部90までの構成の概要を説明する。
まず、搬入経路41と退避経路47との合流点には、上述したようにシートを退避経路47のスイッチバックガイド42側に軽く押圧するようにバネが張設された偏向ガイド44を設けている。この偏向ガイド44はシートへの接着剤の塗布位置を避けた櫛歯条に設定されている。従って接着剤が塗布済みのシートもこの偏向ガイド44の下を通過しても接着剤が搬送路内に付着することがない。これらのシートの流れについては別途説明する。
なお、本発明における塗布とは、シートを押圧しながら接着剤をテープから移し替えるいわゆる転写も含むものとする。また、シートを押圧しながら接着剤を吹き付けるもの、あるいは糊部材を付けるものも含む。
次に図3から図6までにおいて接着剤の塗布を行う接着綴じユニット50について説明する。図3の破線で囲まれた範囲が本実施例における接着綴じユニット50の断面説明図である。図4は接着綴じユニット50の斜視図でこの装置範囲をユニットとしてシート処理装置B装着する。図5は接着部としての粘着テープユニット50a、50bの主要部分の説明図で、(a)はカム部材57等の平面図、(b)はカム部材57とスタンパホルダ52の係合状態を示す正面図、(c)の上段に示すものは粘着テープスタンパ51がシートから離間した位置、下段はシートに接し、プラテン79側にスタンパホルダ52を押圧する位置に移動したカム部材57の説明図である。図6は粘着テープスタンパ51の説明図で、(a)は斜視図、(b)内部機構図、(c)と(d)はスタンプ動作で転写テープATを巻き取る駆動説明図である。図7と図8は粘着テープスタンパ51を複数支持した粘着テープユニット50a、50bで粘着テープATをシートに塗布・転写する動作説明図である。
上述のようにユニット化することにより、各位置関係がシート処理装置Bに個々に取り付けるより精度が上がり、特に接着剤塗布後のシートの移動によって本来接着剤が付着してほしくない部位に、位置ずれによって接着剤が付着することが低減される。
ここで、粘着テープユニット50a、50bを構成するスタンパホルダ52に着脱できる粘着テープスタンパ51について図6を用いて説明する。まず、図6(a)外観を示し、スタンパーカバー70と、テープ基材に接着剤を有し順次繰りだされる転写テープATと、この転写テープが巻きつけられ、転写テープATをシートに押圧するためにバックアップする転写ヘッド72と、この転写ヘッド72の横に位置し転写ヘッド72から突出した位置と転写ヘッド72の同じ位置まで退避する位置との間で昇降移動可能なシート押えスライダ71とが表れている。このシート押えスライダ71は、転写ヘッド72が下降して転写テープATをシートに塗布・転写する際にシート押えスライダ71の下にあるシートを押えるとともにこの押え動作により、転写テープATを繰り出し、新しい転写面が繰りだされ、これを転写ヘッド72でバックアップ押圧して、シートに接着剤を塗布・転写する。
なお、この実施例における粘着テープATは、テープ基材に接着剤を有し、これをシートに押圧することで、この接着剤がシートに転写するように構成されている。
次に、図6で説明した粘着テープスタンパ51のシート押えスライダ71がシートを接着位置であるプラテン79に押圧する前に、シートの移動やばたつきを規制するシート押え65について、図3、図4、特に図7(a)により説明する。
すでに説明したように、接着綴じユニット50にはプラテン79に向かって、接着のために接着位置で停止したシートを規制するために押圧するシート押え65が昇降可能に取り付けられている。図7(a)に図示のように、粘着テープスタンパ51を支持する2つのスタンパホルダ52の両側にシート押え65を有するシート押え案内ロッド68を摺動支持するシート押え支持ブロック67が設けられている。このシート押え支持ブロック67は図示の丸孔がねじなどにより中央支持フレーム63に固設してある。また、このシート押え支持ブロック67とシート押え65の側縁押え65aの両側端にシート押え案内ロッド68に巻回した押え加圧スプリング65cを配置している。
ここで、接着綴じユニット50によりシートに接着剤を塗布(転写)する動作を図7から図8を用いてその動作を説明する。この図7、図8は図4の粘着テープスタンパ51と反対側のカム部材57の裏側から見た説明図である。
図7(a)の図で構成に触れると、カム部材57が初期位置にあり、このカム部材57のカム溝61に粘着テープスタンパ51が装着されたスタンパホルダ52を内側の案内ロッド53に沿って摺動する移動ブロック54とコロ56とが係合している。すでに説明したように移動ブロック54はスタンパホルダ52との間に加圧スプリング62が介在し、図7(a)のように移動ブロック54でスタンパホルダ52の裏面52cに当接するように押圧している。また、塗布装置フレーム50cを中央で連結する中央支持フレーム63に固設した支持ブロック55に各々スタンパホルダ52を昇降自在に外側の案内ロッド53に摺動するように構成されている。
一方、図示右側のスタンパホルダ52のコロ56も傾斜カム溝61bの下降を開始し、右側の粘着テープスタンパ51のシート押えスライダ71がシートの押えを開始する。
さらに、接着綴じユニットの動作説明で述べたように、図7及び図8に図示の左右のスタンパホルダ52が、左右とも同時にシートに転写ヘッド72を押圧するものではなく、まず左側の転写ヘッド72グループをシートに押圧し、この状態をカム部材57で維持しつつ、右側の転写ヘッド72グループをシートに押圧するように、順次押圧するタイミングをずらしているので、一度に押圧するものに比べて駆動力を小さく、ひいてはカム移動モータ60(M13)を小型化できるとともに、装置フレームが多少脆弱であっても装置を構成でき、軽量化がなされる。
次に、スタッカ部40内の接着綴じユニット50下流側に位置する針綴じユニット240について説明する。この針綴じユニット240は、スタッカ部40において、シートの搬送方向中央に金属ステープル239で中綴じ処理を行う金属中綴じステープラである。その構成を図9(a)(b)に基づいて説明する。この針綴じユニット240はドライバユニット241とクリンチャユニット250とで構成されている。ドライバユニット241は綴じ位置にセットされたシート束に金属ステープル239を刺入するヘッド部材242と、金属ステープル239を収容したカートリッジ243と、ドライブカム244と、このドライブカム244を駆動するステープルモータ(M16)とで構成されている。上記ドライバユニット241はフレームのヘッド部材242に図9(b)に示すようにドライバ部材246とフォーマ247とベンディングブロック248が上下にこの順に内蔵されている。そしてドライバ部材246とフォーマ247とは上死点と下死点との間で上下往復動するようにヘッド部材242に上下摺動自在に支持され、ベンディングブロック248は直線状の金属ステープル239をコの字状に折り曲げる成形型としてヘッド部材242に固定されている。
先に、図3で説明したように、上記接着綴じユニット50の下流側にはその両側にシートの幅方向に移動してスタッカ部40内のシート側縁を押圧する整合部材48が配置されている。
次に、上記整合部材48の整合動作時に、シートとのニップ及び圧接を解除しておく必要がある。この機構については特に図示していないが、例えば図3の搬送ローラ46は、これに圧接するピンチローラをアームに支持しこのアームを移動することにより、搬送ローラ46からピンチローラを離接するように構成すればよい。また、整合部材48の下流側に位置する加圧ローラも図示のようにアームに支持して、図3に示す破線位置との間で移動するように構成すれば、実線位置ではシートを追お圧して下流側に搬送し、破線位置ではシートから離間してストッパ部90によるシートの上流側への移動を許容するようにすればよい。
尚、加圧ローラ49の昇降は直接ソレノイドなどに結合して、昇降させてもよい。
図10により、ストッパ部90の先端に位置するグリッパ91のシートを把持する閉状状態と把持を解除した開状態を説明する。尚、ストッパ部90の昇降についてはすでに説明したので、ここでの説明は省略する。
図10(a)はグリッパ91の移動範囲全域を示し上下位置のものを仮想線で示している。図10(b)はグリッパ91をストッパ部90ともに上方からみた平面図である。グリッパ91は、ストッパ部90の先端に配置され、ストッパ部90の固定片91aから移動片91bが離接して構成されている。この移動片91bのグリッパ連結部152はストッパ部90及びストッパ連結部151の下方に進退自在に重ねられて配置されている。また、移動片91bの下方には常時この移動片91bを閉じ方向に付勢する閉じスプリング91cが設けられている。
次に、図11及び図12により接着綴じユニット50または針綴じユニット240で綴じられたシート束を二つ折りにする折り機構部80の駆動機構について説明図する。尚、図11は折りブレード86が待機したホーム位置にある状態を示す駆動機構斜視図であり、図12は折りブレード86が折りローラ81の間に侵入してシート折り位置に移動した駆動機構斜視図である。
図11と図12に示す折りブレード86を往復動する駆動系路は図中二点鎖線で表わされている。まず、駆動の開始は、図中下方に配置された折り駆動モータ300(M16)によってなされる。この駆動は、折り駆動モータ300の駆動軸に取り付けられたプーリ302から駆動ベルト304を経て駆動プーリ306に伝達される。そして、駆動プーリ306の軸に設けられた伝達ギア308からワンウェイクラッチ入りギア310に駆動伝達される。このワンウェイクラッチ入りギア310は一方向の回転で軸に駆動係合して駆動が伝達ギア312を駆動回転し、他方の回転では軸との間で駆動係合が外れ、ワンウェイクラッチ入りギアのみが他方に回転する。
シート束を二つ折りにする折りローラ81の回転駆動経路は、図11と図12に一点鎖線で示されている。すなわち、折りブレード86を移動する駆動原と同一の駆動モータ300から伝達ギア308からワンウェイクラッチ入りギア310を介して伝達ギア350で折りローラ81側の駆動系に駆動が分岐される。従って、駆動モータが他方回転しても、この伝達ギア350も正逆回転する。この伝達ギア350からの駆動は、伝達ギア352を介して伝達ギア354に伝達される。
ところで、上記した駆動プーリ306の伝達ギア308を駆動する軸にはエンコーダ305が設けられていて、このエンコーダ305の回転量を検出する検出センサ307が設けられている。検出センサからの信号によって、折り駆動モータ300の回転速度を検出し、この検出信号を後述するシート束折り処理制御部202に入力する。このシート折り処理制御部202は、綴じられたシートが針綴じユニット240で針綴じされたものであれば高速(本実施例にあっては、折りローラの回転速度は200mm/secで、折りブレードの移動速度は260mm/sec)で動作するよう供給電流を制御して折り駆動モータ300への速度を高速に維持するよう制御する。一方、綴じられたシートが接着綴じユニット50により接着剤で貼り合わされたシートであれば、低速(本実施例にあっては、折りローラの回転速度は100mm/secで、折りブレードの移動速度は130mm/sec)で折りブレード86の移動と折りローラ81の回転を行うように制御する。 このように上記の実施形態にあっては、駆動モータ300の回転量を制御して、低速と高速を設定している。
また、図11図12の実施例のものにあっては、折りローラ81と束排紙ローラ95は同一の駆動系となっているので、綴じシートの綴じ種別によって何れも速度が変わり、特に接着剤で綴じられたシートの接着がはがれたり、速度のずれによる皺などが発生したりすることが低減できる。
ところで、この実施例による上述の折り駆動モータ300はDCモータによって構成されている。従って、枚数が多いときなどの抵抗があるとはトルクが上げるようになっているが、速度を制御することにより一定の範囲で綴じ種別に応じた折り処理が可能となる。また、この折り駆動モータ300をステッピングモータで構成したときは、回転速度とトルクの両方を制御すればより微細な扱いができる。
ここで、針綴じされあるいは接着綴じされた束が接着束折り位置Sh2に移動しこの位置で折り処理する折り機構部80の動作について説明する。まず、図13において、針綴じユニット240により金属ステープルで針綴じされたシートを折り処理する動作を説明する。図14において、接着ユニットにより接着剤で貼り合わされたシートを折り処理する動作を説明する。
前述した針綴じユニット240の下流側に配置された折位置Yには、図(a)に示すように接着したシート束を折り合わせる折りローラ81とこの折りローラ81のニップ位置にシート束を挿入する折りブレード86が備えられている。折りローラ81は互いに圧接したローラ81a、81bで構成され、各ローラは略々最大シートの幅長さに形成されている。この折りローラ81を構成するローラ81a、81bは互いに圧接して接合するように回転軸81ax、81bxを図示しない装置フレームの長溝に嵌合され、圧縮スプリング81aS、81bSで圧接方向に付勢されている。尚、このローラは少なくとも一方が圧接方向に移動可能に軸支持され、その一方に付勢スプリングを掛け渡す構造であっても良い。
そこでシート折り処理制御部202は折りブレード86を待機位置からニップ位置に向かって比較的高速な速度VH(本実施例にあっては、折りブレードの移動速度は260mm/sec)で移動する。そこで図13(b)の状態にシート束は折り目位置を折りブレード86によって屈曲されローラ間に挿入される。このとき一対の折りローラ81は、夫々折りブレード86によって移動するシートに連なって駆動回転する。そしてシート折り処理制御部202はシート束が所定のニップ位置に到達する見込み時間の後、折り駆動モータ300を逆転し、折りブレード86を同図(c)の位置で静止させる。一方、折りローラ81は、引き続き折り方向に回転を継続する。これにより、シート束は繰り出し方向(同図左側)に送り出される。その後、シート折り処理制御部202は再び折り駆動モータ300を正転に回転方向を変えると、同図(d)の状態に折りローラ81によるシート束の繰り出しと並行してニップ位置に位置する折りブレード86を待機位置に向けて移動復帰させる。
なお、図13及び図14に示す折りローラ81と折りブレード86には、何れも駆動系を常時伝達して折り速度を変更するのでより確実にコントロールできるが、例えば図13及び図14の折りローラ81の軸81ax、81bxにワンゥエイクラッチを介在させ、折りブレード86の折りローラ81への押し込み動作に連動して追従するように構成し、所定の押し込み位置に折りブレード86が至ったとところで、軸81ax、81bxを駆動回転してもよい。この場合には、折り速度の変更は折りブレードによってなさることになる。
接着綴じユニット50で綴じされたシートの折りも折りローラ81と折りブレード86によって行うので、以下では接着綴じされた折りシートの折り動作を説明する。尚、同じ部材や同じ作用である場合は説明を省略する。
前述した針綴じユニット240の下流側に配置された折位置Yには、接着綴じユニット50で貼り合わされた折りシートも接着範囲の中央で折り込む。
図(a)に示すように接着剤ATで接着したシート束を折り合わせる折りローラ81とこの折りローラ81のニップ位置にシート束を挿入する折りブレード86が備えられている。
このように折り合わされたシート束が接着剤で貼り合わされた接着綴じシートである場合には、折りローラ81の回転速度及び折りブレード86の移動速度は比較的低速VL(本実施例にあっては、折りローラの回転速度は100mm/secで、折りブレードの移動速度は130mm/sec)で動作するので、接着した貼り合せ部分が剥がれたり接着部分が破れたりするなど毀損することを低減できる。
次に、図16から図18までにより、画像形成装置Aから搬送される3枚のシートに、スタッカ部40内の接着綴じユニット50により接着剤を塗布してシート相互を接着したシート束の生成動作を順次説明する。また、図19と図21により中綴じを行う針綴じユニット240で3枚のシートに針綴じを行う動作を説明する。
まず、シート相互を接着剤により貼り合せてシート束を生成する状態を説明する。画像形成装置において、本体排出口3からのシートを1枚ずつ貼り合せて束状とした後冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納する「接着綴じシート束折りモード」を指示する。
図16(b)に示す様にシート後端が搬入経路41と第3スイッチバック経路SP3を構成する退避経路47の分岐位置に至った時点で一旦停止する。シート後端はこの分岐位置にある偏向ガイド44により退避経路47側に付勢される。
次に、図16(c)に示す様に、ストッパ部90を上昇させるとシート後端側が退避経路47に沿って移動する。この移動によりシートの搬送方向長さの1/2の位置が接着綴じユニット50の下方に位置すると一旦シートを停止し、粘着テープスタンパ51をシートに押し付けて接着剤を塗布する。このシートの上昇過程で接着剤を塗布するのは、下降側への移動で接着剤を先に塗布すると接着剤が塗布されたままシートが搬送されることになるのを防ぐことにある。シートの上昇過程で塗布すれば直ちに退避経路47の塗布退避位置に移動することができ、接着剤が不要な箇所に付着することを防止できる。
図17(b)は、2枚目シートの1/2の位置に1枚目シートの塗布位置が重なる位置でストッパ部90及び加圧ローラ49をシートに押圧して下流側に移動しスタッカ部40に搬入させる。
図17(c)は、2枚が重なったシートの後端が分岐位置を過ぎた地点で一旦停止しした状態を示している。今度は、ストッパ部90を上昇させると後端が偏向ガイド44で付勢されているので、第3スイッチバック経路SP3の退避経路47内を重なったシートがスイッチバック(退避)搬送する。この動作は既に説明した図16(b)と同じであり、以後シートの1/2の位置で粘着テープスタンパ51をシートに押し付けて接着剤を塗布する。
尚、シートのスイッチバックさせる際は、加圧ローラ49はシートから離間状態になっている。
図14(c)は、3枚目が最終シートであるので、このシートには接着綴じユニット50による接着剤の塗布は行わず、シート押え65で3枚目を押圧するとともに、加圧ローラ49も下降してシートを押圧する。この押圧によりシート同士が貼り合わされながら、折りローラ81と折りブレード86の位置に移動する。この折り機構部80の位置は貼り合わされたシートの1/2の位置であり、後述する針綴じシートより折り速度を低速VLにして行う。そして、折りローラ81に折りブレード86でシートを押し込みながらシートを折り合せて第2排紙トレイに貼り合わされた折り冊子を収納する。
今度は、シートを金属ステープルなどの綴じ針により、シートの搬送方向中程を針綴じユニットで3枚のシートを綴じて束を生成する状態を図19と図20により説明する。この場合は、画像形成装置において、本体排出口3からのシートを束状に部揃えし、ステープルで中綴じ後冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納する「針綴じシート束折りモード」を指示する。
図19(b)に示す様にシート後端が搬入経路41と第3スイッチバック経路SP3を構成する退避経路47の分岐位置に至った時点で一旦停止する。シート後端はこの分岐位置にある偏向ガイド44により退避経路47側に付勢される。この搬入が完了した時点で整合部材48によりシート揃えを行う。
図19(c)は、上記の1枚目のシートが退避経路47側に付勢された状態で、2枚目のシートを搬入しこの2枚目シートの後端も偏向ガイド44により退避経路47側に付勢されている状態を示している。この場合も搬入が完了した時点で整合部材48によりシート揃えを行う。
したがって、針綴じユニット240と接着綴じユニット50によるシートの綴じ間のまたは貼り合せの際にスタッカ部40、ストッパ部、偏向ガイド44、退避経路47を共用して装置の簡易化とローコストを図っている。
また、ステープル針による針綴じシートと接着剤による貼り合せシートの折り速度を変更し、貼り合せシートの折り処理速度を低速としたので、接着剤の剥がれやずれ、あるいはシート破れが低減できる。一方シートの針綴じ時には高速折りを可能としたので、針綴じ束作成の生産性を落とすことがない。
一方、接着綴じを行う枚数が11枚を超える場合には、「折りスピードをさらに低速VLLにセット」(S21)する。この場合は、さらなる低速(本実施例にあっては、折りローラの回転速度は70mm/secで、折りブレードの移動速度は90mm/sec)で折り処理を行う(S23)ようになっている。そして、続くシート束がある場合には、再び折り枚数を確認し、この新たな接着綴じのシート折り枚数が、1枚〜10枚の場合は低速で折り処理し、11枚を超えるときはさらなる低速で折り処理を行うよう構成してもよい。
このように接着綴じの貼り合せ枚数を加味することで、折り処理する際に折り曲がる範囲は枚数が多いほど大きくなるので、これに応じて外側に位置する接着剤は低速で折り曲げられ、接着剤が折りに動作に応じて接着力を損なうことなく折り処理することができる。
上述した画像形成装置のシステム制御構成を図22のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成装置のシステムは画像形成装置Aの画像形成装置制御部180とシート処理装置Bのシート処理制御部191を備えている。画像形成装置制御部180は画像形成制御部181と給紙制御部186と入力部183を備えている。そしてこの入力部183に設けられたコントロールパネル18から「画像形成モード」「シート処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして画像形成装置制御部180はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部及び給紙制御部を制御し、所定のシートに画像形成した後、本体排出口3からシートを順次搬出する。
処理トレイ集積動作制御部197は、処理トレイ29や第1排紙トレイ21への搬入や処理トレイ29からシート束の搬出するため排紙ローラ25をニップまたは離間させるニップ離間モータM5の制御回路に接続されている。また、処理トレイ29上のシートを整合するためサイド整合板36をシート幅方向に往復動させるサイド整合板モータM6の制御回路に結線されている。
まず、スタッカ部集積動作制御部200は、スタッカ部40の中程に位置し、スタッカ部40に搬入するシートを押圧して下流側への搬送を行う加圧ローラ49の押圧位置への移動と回転駆動及び逆転してシートからの離間を行う加圧ローラニップ離間モータ141(M9)の制御回路に接続されて制御する。
また、「接着綴じシート束折りモード」における折り処理を行う駆動モータ300(M16)を低速で駆動するように制御することと「針中綴じシート束折りモード」にはこの駆動モータ300(M16)を高速で駆動することは、図21のフローを示す説明図などで述べたとおりである。
以上の説明における本発明の実施形態では、特に図11図12に示したように1つの折り駆動モータ300(M16)で折りローラ81の回転駆動と折りブレードの往復駆動を行い、この駆動モータへの供給電流を制御して折りローラ81の回転速度と折りブレード86の移動速度を変更している。これに変えて、図23に示す様に、折りローラ81の回転駆動と折りブレード86の移動駆動を別駆動とし、この各駆動モータの回転方向を正逆方向に切り替えることにより伝達経路を切り替えて、速度や移動トルクを変更するようにしてもよい。
まず、折りブレード駆動モータ400の駆動は出力プーリ402に巻回された伝達ベルト404により、ブレード選択ギア406に伝達される。このブレード選択ギア406の回転方向により駆動伝達経路(図示一点鎖線矢印ルートと二鎖線ルート)が異なる。そして、この2つの経路の1つからブレード移動ギア414を、移動ギア回転軸416を中心として回転させる。
これまでの説明におけるこの実施形態においては、特に図2、図3に示したように第2の処理トレイであるスタッカ部40に上流側から接着剤により貼り合せる接着綴じユニット50その下流側に金属針により綴じる針綴じユニット240を並べて綴じているものを示した。これによれば、背着剤を塗布した位置を比較的短い距離の移動で綴じることができるものである。これとは別に針綴じユニット240の下流に接着綴じユニット50を配置してもよい。
1.シートを綴じ後に折り合せるシート処理装置Bであって、搬入経路41に沿って搬送されるシートを集積するスタッカ部40と、このスタッカ部40に収納されるシートに接着剤ATを塗布してシートを貼り合せて綴じる接着綴じユニット50と、上記スタッカ部40に集積したシートを綴じ針Spにより綴じる針綴じユニット240と、上記接着綴じユニット50で貼り合せた綴じ位置Xあるいは針綴じユニットの綴じ位置SPで、二つ折りする折りローラ81とこの折りローラ81に綴じ合わせたシートを押し込む折りブレード86からなる折り機構部80と、前記折り機構部80を制御する制御部202とを備え、上記制御部202は、前記折り機構部80による上記接着綴じユニット50で綴じられたシートの折り速度VLを、上記針綴じユニット240で綴じられたシートの折り速度VHよりも低速(VL<VH)で折り処理するシート処理装置である。
これによれば、接着綴じユニット50で貼り合わされて綴じられた折り速度を低速VLで行うので、接着剤が折り処理に追従しながら折られることになり、折り処理時に剥がれや破れが生じることを少なくすることができ、一方、針綴じは比較的高速VHに折り処理できるのでも綴じシートの折り処理生産性を向上させることができるシート処理装置Bが提供できる。
前記折り速度(VHまたはVL)は、少なくとも折りブレード86のシートを折りローラに押圧する速度である上記1に記載のシート処理装置である。
これによれば、例えば折りローラ81の回転軸にクラッチを介在させて、折りブレードの移動に追従するように構成した場合には折りブレード86の移動速度を切り替えれば、綴じ種類に適した折り処理が実行できる。
これによれば、比較的簡便に接着剤によるシートの貼付が実現できる。
前記折りローラ81の回転と折りブレード86の移動を駆動モータによって行い、折り速度(VL、VH)の変更は前記制御部202による前記駆動モータ300の回転量の増減によって行う上記3に記載のシート処理装置である。
これによれば、駆動モータの回転量増減で速度変更が図れるように制御したので、比較的簡便に実現できる。
これによれば、折りローラ81と折りブレード86を夫々の駆動モータ400、450の正逆転制御で速度管理ができる。また、移動トルクも低下することなく折り処理が実現できる。
これによれば、1つのシート処理装置で接着綴じと針綴じとを何ら手間をかけずに何れの綴じも実行できる。
これによれば、装置を比較的に大きくしなくとも、ユニットを交換で接着綴じと針綴じが実行できる。
これによれば、接着綴じによる綴じの際に接着剤を塗布したシートを退避経路に退避するので、接着剤が余分な箇所に付着することを少なくでき、合わせて接着綴じユニット50で貼り合わされて綴じられた折り速度を低速VLで行うので、接着剤が折り処理に追従しながら折られることになり、折り処理時に剥がれや破れが生じることを少なくすることができ、一方、針綴じは比較的高速VHに折り処理できるのでも綴じシートの折り処理生産性を向上させることができるシート処理装置Bが提供できる。
これによれば、退避経路47に接着剤の等済みシートを偏向ガイド44で確実に偏向して案内するので、接着剤が次シートの所定の位置以外に付着すること低減できる。
これによれば、比較的簡便に接着剤によるシートの貼付が実現できる。
これによれば、接着剤による貼り合せシート枚数が所定枚数を越える場合には、より低速な折り速度にしたので、枚数の多い厚いシートであっても接着剤の剥がれや外れが少なくできる。
これによれば、上記1ないし10の効果を奏する画像形成装置が提供できる。
B シート処理装置
X 接着剤塗布位置
Y 折り位置
AT 粘着テープ
SP 針綴じ位置
29 処理トレイ
40 スタッカ部(第2の処理トレイ)
40a スタッカ上ガイド
40b スタッカ下ガイド
41 搬入経路
44 偏向ガイド
46 搬送ローラ
47 退避経路
48 整合部材
49 加圧ローラ
50 接着綴じユニット
51 粘着テープスタンパ(接着部材)
52 スタンパホルダ
53 案内ロッド
54 移動ブロック
55 支持ブロック
56 コロ
57 カム部材
60 カム移動モータ(M13)
61 カム溝
62 加圧スプリング
63 中央支持フレーム
65 シート押え(シート押え部材)
71 シート押えスライダ
72 転写ヘッド
79 プラテン
80 折り機構部
81 折りローラ
86 折りブレード
90 ストッパ部(シート規制部材)
91 グリッパ
100 塗布退避位置
191 シート処理制御部
201 シート綴じ・接着処理動作制御部
202 シート折り処理制御部(制御部)
239 金属ステープル
240 針綴じユニット(ステープル中綴じステープラ)
261 ユニット収納部
300 折り駆動モータ(M16)
400 折りブレード駆動モータ
450 折りローラ駆動モータ
Claims (12)
- シートを綴じ後に折り合せるシート処理装置であって、
搬送経路に沿って搬送されるシートを集積するスタッカ部と、
このスタッカ部に収納されるシートに接着剤を塗布してシートを貼り合せて綴じる接着綴じユニットと、
上記スタッカ部に集積したシートを綴じ針により綴じる針綴じユニットと、
上記接着綴じユニットで貼り合せた綴じ位置あるいは針綴じユニットの綴じ位置で、シートを二つ折りする折りローラとこの折りローラにシートを押し込む折りブレードからなる折り機構部と、
上記折り機構部を制御する制御部とを備え、
上記制御部は、前記折り機構部による上記接着綴じユニットで綴じられたシートの折り速度を、上記針綴じユニットで綴じられたシートの折り速度よりも低速で折り処理することを特徴とするシート処理装置。 - 前記折り速度は、少なくとも折りブレードのシートを折りローラに押し込む速度であることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記接着綴じユニットはテープ基材に接着剤を有する転写テープからなり接着剤のシートへの塗布はこの転写テープからのシートへの接着剤が転写されるようにシートに転写テープを押圧して行われ、この押圧によりシート間の接着も行うことを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
- 前記折りローラの回転と前記折りブレードの移動を駆動モータによって行い、折り速度の変更は前記制御部による前記駆動モータの回転量の増減によって行うことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
- 前記折りローラの回転と前記折りブレードの移動を夫々の正逆転可能な駆動モータとこの駆動を伝達する駆動経路によって行い、折り速度の変更は前記駆動モータの正逆転による前記駆動経路の変更によって行うことを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
- 前記接着綴じユニットと前記針綴じユニットとは、前記スタッカ部に併設して配置されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシート処理装置。
- 前記接着綴じユニットと前記針綴じユニットとを選択的に収納可能なユニット収容部を設け、このユニット収納部に前記接着綴じユニットあるいは前記針綴じユニットの何れかを収納してシートを綴じ合わせることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシート処理装置。
- シートを綴じ後に折り合せるシート処理装置であって、
搬送経路に沿って搬送されるシートを集積するスタッカ部と、
前記スタッカ部に搬送されるシートを規制するシート規制部材と、
前記スタッカ部の上流側に位置し、前記スタッカ部に搬入したシートを搬入方向と逆方向に搬送可能とする搬送経路から分岐した退避経路と、
この搬送経路と退避経路との合流位置に位置し接着剤の塗布によってシートを貼り合せて綴じる接着綴じユニットと、
上記スタッカ部に集積したシートを綴じ針により綴じる針綴じユニットと、
上記接着綴じユニットで貼り合せられまたは前記針綴じユニットで綴じられ上記スタッカ部に集積されるシートを折り合せる折り機構部と
上記折り機構部を制御する制御部とを備え、
上記退避経路は、次シートの前記スタッカ部への搬入時に接着剤が塗布された先行シートの塗布位置を退避させる経路であるとともに、上記針綴じユニットは上記接着綴じユニットと上記折り機構部との間の前記スタッカ部に配置されるとともに、さらに、上記制御部は、前記接着綴じユニットで綴じられたシートの上記折り機構部による折り速度を、前記針綴じユニットで綴じられたシートの折り速度よりも低速で折り処理することを特徴とするシート処理装置。 - 上記針綴じユニットでシートを綴じる際に、スタッカ部にシートが搬入する都度にこのシート搬送方向後端を前記退避経路に位置させる偏向ガイドを設け、この偏向ガイドが接着綴じユニットでシートを綴じる際には前記退避経路側にシートを案内する案内ガイドとなることを特徴とする請求項8に記載のシート処理装置。
- 前記接着綴じユニットはテープ基材に接着剤を有する転写テープからなり接着剤のシートへの塗布はこの転写テープからのシートへの接着剤が転写されるようにシートに転写テープを押圧して行われ、この押圧によりシート間の接着も行うことを特徴とする請求項9に記載のシート処理装置。
- 上記制御部は、さらに上記折り機構部による前記接着綴じユニットで綴じられたシートの折り速度を、折り合せる枚数が所定枚数を越える場合には、さらなる低速に設定して折り処理することを特徴とする請求項10に記載のシート処理装置。
- 順次シート上に画像形成する画像形成部と、
この画像形成部からのシートに所定の処理を施すシート処理装置とから構成され、このシート処理装置は請求項1乃至11の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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