JP2005089100A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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秀樹 櫛田
Hiromichi Tsujino
浩道 辻野
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Itsuro Sekida
逸朗 関田
Kenichi Hayashi
賢一 林
Katsuaki Hirai
克明 平井
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Abstract

【課題】 生産性及び製本品質の優れたシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像が形成されたシート束を折る折り手段826に対向して突き出し手段825を設け、シート束を折る際は、突き出し手段825を折り手段826の方向に移動し、シート束の折り部分を折り手段826に向けて突き出すことにより、シート束を折るようにする。そして、シート束を折る際、シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて折り手段826の折り動作及び突き出し手段825の突き出し動作を制御するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像が形成されたシートの束を折って製本する製本処理が可能なものに関する。
従来、複写機、印刷機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、例えば画像形成装置本体から排出される画像形成済みのシートを順次取り込んだ後、図21に示すようにシートSの略中央付近を綴じると共に綴じられたシート束を折り込み手段へ搬送することにより2つ折り等の折り処理を行い、この後、シート積載部に排出して積載する中綴じ製本処理を行うシート処理装置を備えたものがある。
次に、このような中綴じ製本処理を行うシート処理装置について説明する。
図22は、このような構成の従来のシート処理装置の概略構成を示すものであり、同図に示すようにシート処理装置1600は、上記のような中綴じ製本処理を行うため、搬送ローラ1813,1821及び上下方向に移動可能なシートストッパ1823、シート整合手段1824、シート綴じ装置1818,1819、突き出し板(折り手段)1825、折りローラ対1826、排紙ローラ1827、シート束積載部である積載トレイ(シート束積載手段)1832を備えている。
ここで、このシート処理装置1600において、不図示の画像形成装置本体から排出され、シート処理装置内に搬送されたシートは、まず搬送ローラ1813によりシート綴じ装置1818,1819の近傍を通って搬送ローラ1821に受け渡され、この後、搬送ローラ1821により実線で示す第1積載位置で待機しているシートストッパ1823へ先端が到達するまで搬送される。
次に、先端がシートストッパ1823に到達したシートは、シート整合手段1824により側端部が揃えられることにより整合が行われる。そして、このような動作が、複写数枚のシートに対して繰り返されることにより、第1積載位置にあるシートストッパ1823に複数枚のシートが積載され、この後、積載されたシートはシート綴じ装置1818,1819により、中央が束綴じされる。
この後、シートストッパ1823が下降して破線で示す第2積載位置まで移動し、これにより、綴じられたシート束の中央部が突き出し板1825に臨む位置に移動する。そして、この状態で突き出し板1825を突き出すことにより、中央が綴じられたシート束は折りローラ対1826のニップに突入し、折りローラ対1826により2つ折りにされる。この後、2つ折りにされて製本されたシート束は排紙ローラ1827により積載トレイ1832に排出される。
図23は、このようなシート束の折り動作を示す図であり、(a)に示すように略中央部が突き出し板1825に臨む位置に移動した後、突き出し板1825によって突かれたシート束は(b)に示すように、折りローラ対側のシート(1) が折りローラ対1826に当接し、折りローラ対1826とシート(1) の摩擦搬送によって、折りローラ対1826のニップ近傍まで搬送される。
また、シート束内の突き出し板側のシート(2) は、シート(1) のシート表面摩擦搬送と綴じ部Xによる拘束搬送によって、折りローラ対1826のニップ近傍まで搬送されることによりシート束は2つ折りにされ、積載トレイ1832側に排出されるようになっている。ここで、シート(2)の搬送は、綴じ部X以外の部分においては、シート(1)とシート(2)の互いの接触表面で発生する表面摩擦によるため、接触面のμ(摩擦係数)に大きく依存する。
ところで、近年、印刷に関する分野において、オンデマンドプリントと呼ばれる分野が注目されている。ここで、このオンデマンドプリントは多品種、小ロットの需要に応えることができ、しかも内容の変更が可能であることから、マニュアル等のドキュメント、個人向けパンフレットの製作等に適している。また、印刷在庫の大幅な削減、インラインでデータ入力から製本までが可能となることによる大幅な工数時間の短縮、顧客とデジタル回線を通してつながることによるデータ転送の容易さ等に基づく納期の大幅な短縮、デリバリコストの削減等が実現できるという特徴を有している。
そして、このようなオンデマンドプリントが可能な画像形成装置としては、例えばデジタル複写機が近年広く普及しており、このデジタル複写機においては、画質も印刷物に近いレベルまで向上している。
一方、最近、市場に出回っているカタログや製品のマニュアル等の冊子情報、あるいはオフィス等における配布物等の冊子画像情報のカラー化が急速に進んできており、このような冊子作成においても、従来の白黒画像主体の冊子から白黒画像とカラー画像が混在するもの、あるいは、カラー画像のみのものが多くなってきている。
ところが、このように白黒画像とカラー画像が混在するシート束、あるいはカラー画像のみシート束、或は初期の未転写時において表面μの比較的低い表面コート紙、OHT等のフィルム材等のシートを含むシート束を2つ折りする場合、既述したように突き出し板側のシート(2) の搬送は、折りローラ対側のシート(1) とシート(2) の互いの接触表面で発生する表面摩擦によるため、接触面のμ(摩擦係数)に大きく依存される。
ここで、シート相互の摩擦係数μは、図24に示すように画像濃度に応じて減少するため、カラー全面画像等の画像濃度が高いシートの場合、白黒文字画像のシートに比べて接触面のμが低下する。このため、シート(1) 、或はシート(2) がカラー全面画像等の画像濃度が高いシートの場合、或は表面μの比較的低いフィルム材等のシートである場合には、図25に示すようにシート(1)が折りローラ1826に引き込まれる際に、シート(2)
の表面摩擦による搬送が不可能になり、この結果、シート(2) はスリップ状態となる。
そして、このようにシート(2) がスリップ状態となると、シート(1) 、つまり表紙のみが先行して折りローラ1825に搬送されるため、綴じ部においてシート破れやシワが発生するおそれがある。なお、この破れやシワの発生は、折り込みを開始した直後に発生しやすい。
そこで、このような問題を解決するために、図26に示すように、シートPの中央部Psのシート折込該当部に所定幅t(10mm〜16mm)の余白部を設けるように構成するなどして、折り込み部のシート相互の摩擦係数を低下させないようにしているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−322180号公報
ところが、このようにシート折込該当部に余白部を設けて折り込み部のシート相互の摩擦係数を低下させないようにした従来のシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置においては、画像濃度が比較的高い印刷物に対して、このような余白部を設けた場合、製本枚数UPが困難であり、また全域にプレプリントされた厚紙等の表紙/裏表紙用の用紙挿入製本が困難となる。
さらに、見開き中央部に画像なしの余白エリアを作らざるを得ないことから特に写真、ポスター画像等の全面画像用紙に対して、再現複写することができないため、品質面に対する懸念がある。
そこで、シート相互のμが低い場合、折りローラ回転速度、付き出し板移動速度を下げるようにすればシート相互間のすべりを抑えることができ、シートの破れやシワの発生に対して一定の効果を得ることができるが、この場合、製本品質は向上するが、生産性が低下するようになる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、生産性及び製本品質の優れたシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像が形成されたシート束を折って製本するシート処理装置において、前記画像が形成されたシート束を折る折り手段と、前記折り手段と対向して設けられ、かつ前記折り手段の方向に移動して前記シート束の折り部分を前記折り手段の折り部に向けて突き出す突き出し手段と、を備え、前記シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記突き出し手段を駆動する第1駆動手段を備え、前記シート間の摩擦の大きさに応じて前記第1駆動手段を制御し、前記突き出し手段の移動量及び移動速度を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記折り手段を駆動する第2駆動手段を備え、前記シート間の摩擦の大きさに応じて前記第2駆動手段を制御し、前記折り手段の折り速度を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記折り手段は、前記シート束を挟持しながら回転して該シート束を折る回転体対であり、前記回転体対の挟持圧を前記シート間の摩擦の大きさに応じて制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート間の摩擦の大きさを前記シートに形成された画像に関する情報に応じて判断することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートに形成された画像に関する情報は、前記シートへ転写されるトナーに関する情報であることを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートへ転写されるトナーに関する情報は、前記シートへ転写されるトナーの量であることを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートに転写されたトナー転写量を検出するトナー転写量検出手段を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記トナー転写量検出手段を前記折り手段及び前記突き出し手段の上流に配したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートへ転写されるトナーに関する情報は、トナーの種類であることを特徴とするものである。
また本発明は、前記トナーの種類を入力する入力手段を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート間の摩擦の大きさを前記シートの種類に応じて判断することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートの種類を入力する入力手段を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート束を綴じる綴じ手段を備え、前記綴じ手段によるシート束の綴じ部を前記シート束の折り部分とすることを特徴とするものである。
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部を備えた画像形成装置本体と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する上記のいずれかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御する制御手段を前記画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に設けたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記画像形成装置本体に前記シートの種類を判別するシート判別手段を設けたことを特徴とするものである。
また本発明は、原稿画像を読み取る画像読取部を備え、前記制御手段は、前記シートへ転写されるトナー転写量を前記画像読取部からの画像読取情報に基づいて判断することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート束の表紙を挿入する挿入部を備え、前記制御手段は、前記表紙と、該シート束のシートとの間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートの表裏両面に画像を形成することを特徴とするものである。
また本発明は、前記画像形成部はカラー画像及び白黒画像の少なくとも一方を形成するものであることを特徴とするものである。
以上説明したように本発明のように、シート束を折る際、シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて折り手段の折り動作及び突き出し手段の突き出し動作を制御することにより、生産性及び製本品質の優れたシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図であり、同図において、200は白黒及びカラー画像が形成可能な画像形成装置本体、600はシート処理装置であるフィニッシャ、250はシートを反転してフィニッシャ600に搬送可能な反転装置である。
図2は画像形成装置本体の斜視図、図3は画像形成装置本体の主要断面図であり、図2及び図3に示すように画像形成装置本体200は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する平行に配置された4つの画像形成媒体である感光体ドラム201a(イエロー)、201b(マゼンタ)、201c(シアン)、201d(ブラック)と、これら感光ドラム201a〜201dの下部に、これを縦断する態様で配置された転写搬送手段である転写ベルト221と備えている。
また、不図示のモータにより駆動される感光体ドラム201a〜201dの周囲には、それぞれ一次帯電器202a〜202d、現像器203a〜203d、及び転写帯電器204a〜204dが配置され、また感光ドラム201a〜201dの上方にはLED等で構成される露光装置206a〜206dが配置される。そして、これら感光体ドラム201a〜201d、一次帯電器202a〜202d等によりカラー画像及び白黒画像を形成することが可能な画像形成部200Aが構成される。
また、画像形成装置本体200は、シートである記録用紙を収納するカセット207a〜207dを備えている。なお、このカセット207a〜207dは、いずれも図中手前方向に引き出し可能な構成であり、例えば記録用紙の補給や、カセット内のジャム時におけるジャム処理等も、カセット207a〜207dを装置手前側に引き出すことにより可能な構成となっている。
さらに、画像形成装置本体200の上部には原稿給送装置50によりプラテンガラス51に搬送された原稿を読み取る画像読取部200Bが配されており、この画像読取部200Bにより読み取られた原稿画像に応じて露光装置206a〜206dは、感光ドラム201a〜201dに対して露光を行うようになっている。
次に、このように構成された画像形成装置本体200の画像形成動作について説明する。
画像を形成する場合には、まず画像読取部200Bにより原稿画像を読み取ると共に、帯電器202a〜202dにより帯電した感光体ドラム201a〜201dの表面を、露光装置206a〜206dから照射されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の光像により露光し、感光体ドラム201a〜201dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの潜像を形成する。
次に、それぞれの潜像を現像器203a〜203dにより現像し、感光体ドラム201a〜201d上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を順次、形成する。
一方、このようなトナー像形成動作に並行して記録用紙が、カセット207a〜207dのいずれかからピックアップローラ208a〜208dにより1枚ずつ送り出され、上搬送ローラ209を経てレジストローラ210に搬送される。この後、所定のタイミングでレジストローラ210が駆動されると、記録用紙は、搬送ガイド218に案内されて押さえローラ212と転写ベルト221で構成されるニップ部に搬送され、転写ベルト221上を図3に示すA方向に搬送される。
なお、押さえローラ212は不図示の加圧アームで保持されるようになっており、また押さえローラ212の転写ベルト221を挟んだ対向側にはバックアップローラ217が設けられている。
そして、このように押さえローラ212により転写ベルト221に押しつけられた記録用紙は、転写ベルト221により各感光体ドラム201a〜201dと対向した転写部に順次搬送され、各転写部に配置されたトナーと逆極性の電圧を印加された転写ブレード204a〜204dの作用により、感光体ドラム201a〜201d上の各色のトナー像が記録用紙上に重ね合わせて転写される。これにより、記録用紙上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせたカラー画像が形成される。
次に、このように4色のトナー像が転写された記録用紙は、転写ベルト221から搬送方向先端において分離して定着器211に搬送され、そこで熱及び圧力を受けることにより、各色のトナーが溶融混色してフルカラーのプリント画像として定着され、この後、定着器211の下流に設けられた排紙搬送手段263によって排出される。
そして、このように排出された記録用紙は、この後、反転装置250を経てフィニッシャ600に搬送される。なお、このフィニッシャ600の上流に設けられた反転装置250には、図1に示すように記録用紙に転写されたトナーの量、即ちトナーの載り量を検知するトナー転写量検出手段であるトナー載り量検出器1が設けられており、このトナー載り量検出器1により、画像形成後の記録用紙表面をモニターするようにしている。
ここで、このトナー載り量検出器1のトナー載り量検知信号は、例えば画像形成装置本体200に設けられたCPU2に入力され、CPU2は、このトナー載り量検知信号に応じて後述するようにフィニッシャ600の製本動作を制御するようにしている。
一方、フィニッシャ600は画像形成装置本体200から排出された記録用紙を順に取り込み、取り込んだ複数の記録用紙を整合して1つの束に束ねる処理、束ねた記録用紙束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理、取り込んだ記録用紙の後端付近に孔あけをするパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などの各シート処理を行うものであり、図4に示すように折り装置400と、処理部500と、表紙、合紙等の特殊用紙を画像が形成された記録用紙束に挿入するための挿入部であるインサータ900等が設けられている。
ここで、処理部500は、同図に示すように、画像形成装置本体200から反転装置250を経て排出された記録用紙を内部に導くための入口ローラ対502と、入口ローラ対502の下流に設けられ、記録用紙をフィニッシャパス552、または第1製本パス553に導くための第1切換フラッパ551とを備えている。
そして、フィニッシャパス552に導かれた記録用紙は、正逆転可能に構成されている搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られるようになっている。
なお、531は、入口ローラ対502と搬送ローラ対503間に設けられた入口センサであり、この入口センサ531の用紙搬送方向上流近傍において、第2製本パス554がフィニッシャパス552から分岐している。ここで、この分岐点Aは、入口ローラ対502から搬送ローラ対503に記録用紙を搬送するための搬送路への分岐点を成す一方、搬送ローラ対503が逆転して記録用紙を搬送ローラ対側から入口センサ側に搬送する際には、第2製本パス側のみに搬送されるワンウェイ機構を構成するものとなる。
また、550は搬送ローラ対503とバッファローラ505間に設けられたパンチユニットであり、このパンチユニット550は必要に応じて動作し、搬送されてきた記録用紙の後端付近に穿孔するようになっている。
ここで、バッファローラ505は、その外周に送られた記録用紙を所定枚数積層して巻き付け可能なローラであり、このバッファローラ505の外周には、押下コロ512,513,514により必要に応じて記録用紙が巻き付けられる。なお、このバッファローラ505に巻き付けられた記録用紙はバッファローラ505の回転方向に搬送される。
また、押下コロ513,514間には第2切換フラッパ510が配置されており、押下コロ514の下流には第3切換フラッパ511が配置されている。ここで、この第2切換フラッパ510はバッファローラ505に巻き付けられた記録用紙をバッファローラ505から剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に導くためのものである。
また、第3切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き付けられた記録用紙をバッファローラ505から剥離してソートパス522に、またはバッファローラ505に巻き付けられた記録用紙を巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのものである。
そして、第2切換フラッパ510によりノンソートパス521に導かれた記録用紙は、排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701上に排紙される。なお、ノンソートパス521の途中には、ジャム検出などのための排紙センサ533が設けられている。
また、第2切換フラッパ510によりソートパス522に導かれた記録用紙は、搬送ローラ506,507を介して中間トレイ(以下、処理トレイという)630上に積載される。なお、中間トレイ630上に束状に積載された記録用紙は、必要に応じて整合処理、ステイプラ601によるスティプル処理等が施された後、排出ローラ680a,680bにより、上下方向に自走可能に構成されたスタックトレイ700上に排出される。
一方、折り装置400は、第1製本パス553及び第2製本パス554を備えており、これら第1製本パス553及び第2製本パス554からの記録用紙は、搬送ローラ対813によって収納ガイド820に収納され、さらにこの後、先端が上下方向に移動可能な位置決め部材823に接するまで搬送されるようになっている。
なお、搬送ローラ対813の上流側には製本入口センサ817が配置されている。また、収納ガイド820の途中位置には綴じ手段である2対のステイプラ818が設けられており、このステイプラ818は、それに対向するアンビル819と協働して用紙束の中央を綴じるように構成されている。
また、ステイプラ818の下流位置には、用紙束を折る折り手段である折りローラ対826が設けられており、この折りローラ対826の収納ガイド側には収納ガイド20を挟んで突き出し手段である突出し部材825が設けられている。
そして、この折りローラ対826に対向して設けられた突出し部材825を収納ガイド820に収納された用紙束に向けて突き出すことにより、用紙束は折りローラ対826の折り部であるニップに押し出され、この折りローラ対826によって折りたたまれた後、折り紙排紙ローラ827を介してサドル排出トレイ832に排出されるようになっている。
なお、ステイプラ818で綴じられた用紙束を折る場合には、ステイプル処理終了後、用紙束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置になるように、位置決め部材823を所定距離分下降させるようにしている。また、折り紙排紙ローラ827の下流側には、製本排紙センサ830が配置されている。
インサータ900は、フィニッシャ600の上部に設けられ、トレイ901上に積載された表紙、合紙を成す用紙束を順次分離し、フィニッシャパス552、または第1製本パス553に搬送するものであり、インサータ900のトレイ901上には、特殊用紙が操作者から見て正視状態で積載される。即ち、特殊用紙はその表面が上に向けられた状態でトレイ901上に積載される。
そして、このトレイ901上の特殊用紙は、給紙ローラ902によって搬送ローラ903及び分離ベルト904からなる分離部に搬送され、最上位紙から1枚づつ順次分離されて搬送される。なお、この分離部下流側には引き抜きローラ対905が配置され、この引き抜きローラ対905により分離された特殊用紙は、安定して搬送パス908に導かれるようになっている。
さらに、引き抜きローラ対905の下流側には給紙センサ907が設けられ、また給紙センサ907と入口ローラ対502との間には、搬送パス908上の特殊用紙を入口ローラ対502に導くための搬送ローラ906が設けられている。
次に、このように構成されたフィニッシャ600の動作を説明する。
まず、ソートモード時におけるインサータ900及び画像形成装置本体200からフィニッシャ600内の処理トレイ630への用紙搬送について図5〜図10を用いて説明する。
特殊用紙を表紙として画像形成後の記録用紙に挿入する場合、まず図5に示すように、特殊用紙Cがインサータ900のトレイ901にセットされる。このとき、特殊用紙Cは、画像面が上向きで綴じ位置が操作者から見て左になるようにセットされ、図中の矢印の方向へ給紙される。この特殊用紙Cのセット状態は、原稿給送装置50における原稿のセット状態で同じであり、これにより特殊用紙Cのセットを行う際の操作性を向上させることができる。
次に、特殊用紙Cがトレイ901にセットされると、その最上段の特殊用紙C1の給紙が開始され、第1切換フラッパ551がフィニッシャパス552側に切り換えられる。これにより、特殊用紙C1は搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、この特殊用紙C1の先端が入口センサ531により検出されると、この後、図6に示すように画像形成装置本体200からの画像形成後の記録用紙P1の給送が開始される。
次に、図7に示すように、画像形成装置本体200から給紙された記録用紙P1がフィニッシャ600内に導かれるとともに、特殊用紙C1はバッファローラ505を介してソートパス522に導かれる。このとき、第2及び第3切換フラッパ510,511(図4参照)はいずれもソートパス522側に切り換えられている。
これにより、ソートパス522に導かれた特殊用紙C1は、図8に示すように処理トレイ630上に収納される。このとき、画像形成装置本体200からの記録用紙P1は、フィニッシャパス552内に導かれている。そして、この後、この記録用紙P1は、図9に示すように特殊用紙C1と同様に、バッファローラ505を介してソートパス522に導かれ、処理トレイ630に向けて搬送される。
また、このとき、同図に示すように記録用紙P1に続く記録用紙P2がフィニッシャパス552内に導かれている。そして、この後、図10に示すように記録用紙P1は既に処理トレイ630に収納されている用紙C1に積み重ねられて収納され、それに続く記録用紙P2が記録用紙P1に積み重ねられて収納される。
ここで、画像形成装置本体200からの各記録用紙P1,P2には鏡像処理された画像が形成されており、その各記録用紙P1,P2は反転排紙により排紙されているから、各記録用紙P1,P2は特殊用紙C1と同様に、その画像面を下向きにして、かつその綴じ位置をステイプラ601側に向けて処理トレイ630に収納される。
なお、本実施の形態において、図10には示していないが、次の束に対する特殊用紙があるときには、現在の束を構成する用紙P1,P2の給送中に、この特殊用紙を搬送パス908に給送して待機させるように構成されている。この構成によりソートモード処理時における生産性を向上させることができる。
次に、中綴じ製本モードについて説明する。
まず、中綴じ製本モード時の画像形成装置本体200における画像形成について説明する。
操作部(不図示)で製本モードが指定されると、原稿給送装置50にセットされた原稿を、その先頭頁から順に読み取り、読み取った原稿の画像を順にハードディスクに格納し、同時に読み取った原稿枚数をカウントする。
次に、原稿の読取が終了すると、読み取った原稿画像を下記の式により分類し、画像形成順、画像形成位置を決定する。
M=n×4−k
M:原稿枚数
n:1以上の整数で用紙枚数
k:0,1,2,3のいずれかの値
なお、画像形成順、画像形成位置制御に関しては詳細な説明を省略する。
ここで、中綴じ製本モード時における画像形成動作を読取原稿枚数が8枚の場合を例にして説明すると、図11(a)に示すように不図示のハードディスクには8頁分の原稿画像データ(R1からR8)が読み取った順番に格納される。
次に、各画像データ(R1からR8)に対してその画像形成順、画像形成位置が決定される。これにより、図11(b)に示すように、上述した鏡像処理が施された後に、1頁目の記録用紙P1の第1面(表面)には、その左半分にR4画像、右半分にR5画像が形成され、この記録用紙P1は、不図示の反転パスにより反転し、この後、その第2面(裏面)の左半分にR6画像、右半分にR3画像が形成される。
そして、このようにして両面に画像が形成された用紙P1は、反転装置250により反転されて排紙された後、フィニッシャ500の第1製本パス553に送られる。なお、このような反転排紙により、記録用紙P1は、図11(c)に示すように、R6画像及びR3画像が形成されている第2面を上向きに、かつR6画像を先頭にして図中の矢印の方向に搬送される。
次いで、2頁目の記録用紙P2の第1面(表面)に対して、その左半分にR2画像、右半分にR7画像が形成され、この記録用紙P2は反転した後、その第2面(裏面)の左半分にR8画像、右半分にR1画像が形成される。
そして、この記録用紙P2は、反転装置250により反転されて排紙された後にフィニッシャ600の第1製本パス553に送られる。ここで、このように反転装置250によって反転させることにより、用紙P2に関しては、図11(c)に示すように、R8画像及びR1画像が形成されている第2面を上向きにかつR8画像を先頭にして図中の矢印の方向に搬送される。
次に、各記録用紙P1,P2は、順次フィニッシャ600の第1製本パス553を介して収納ガイド820内に導かれて収納される。ここで、収納ガイド820内においては、図11(d)に示すように記録用紙P1が突出し部材825側に、記録用紙P2が折りローラ対826側にそれぞれ収納されるように構成されている。なお、各記録用紙P1,P2の第1面は突出し部材825側に向けられて収納される。
次に、製本モード時におけるインサータ900及び画像形成装置本体200からフィニッシャ内の収納ガイド820への用紙搬送について説明する。
特殊用紙C1を表紙として画像形成後の記録用紙に挿入して製本化する場合には、まず特殊用紙C1が図12に示すように画像R及び画像Fが形成されている画像面を上向きにして、即ち特殊用紙C1が操作者から見て正視状態で、インサータ900のトレイ901にセットされる。なお、この特殊用紙C1のセット状態は、原稿給装置における原稿のセット状態で同じである。よって、特殊用紙C1のセットを行う際の操作性を向上させることができる。
次に、特殊用紙C1がトレイ901にセットされると、その最上段の特殊用紙C1の給紙が開始され、図13に示すように第1切換フラッパ551がフィニッシャパス552側に切り換えられる。これにより、特殊用紙C1は搬送パス908から入口ローラ対502を経てフィニッシャパス552内に導かれ、この特殊用紙C1の先端が入口センサ531により検出されると、図14に示すように画像形成装置本体200から画像形成後の記録用紙Pの給送が開始される。
次に、画像形成装置本体200から給紙された記録用紙Pがフィニッシャ600内に導かれるとともに、同図に示すように、特殊用紙C1はバッファローラ505を介してノンソートパス521側に導かれる。このとき、第2切換フラッパ510(図4参照)はノンソートパス521側に切り換えられている。
この後、さらに特殊用紙C1がノンソートパス521側に導かれ、その後端が入口センサ531を通過するまで搬送されると、特殊用紙C1は一旦停止される。このとき、画像形成装置本体200からの記録用紙Pは、フィニッシャ600内に導かれる。
そして、このように特殊用紙C1が停止された状態で、記録用紙P1は、図15に示すように、第1切換フラッパ551により第1製本パス553に導かれて収納ガイド820内に収納され、この記録用紙P1に続く記録用紙P2が同様に第1製本パス553に導かれる。なお、記録用紙P1は、収納ガイド820内に収納された後、整合板824により側端部が揃えられることにより整合が行われる。
このとき、特殊用紙C1に続く特殊用紙C2は分離されて搬送ローラ対906の手前まで搬送され、所定枚数の記録用紙が収納ガイド820に収納されるまで待機するようになっている。そして、所定枚数の記録用紙Pが収納ガイド820に収納されると、図16に示すように特殊用紙C1が反転給送され、分岐点A及び第2製本パス554を経由して収納ガイド820内に導かれる。
このとき、特殊用紙C1は、図17に示すように画像R側を先頭にして搬送され、そして既に収納ガイド820に収納されている記録用紙Pの束に重ね合わされて収納される。そして、このように特殊用紙C1が収納ガイド820に収納されると、特殊用紙C1に続く特殊用紙C2の給送が開始される。
なお、例えば特殊用紙C2が所定のサイズと異なるサイズであるような不適切な用紙であるとき場合には、既述した図15に示す状態で一旦停止させることなく、図18に示すようにサンプルトレイ701に排出する。
次に、収納ガイド820において特殊用紙C1が記録用紙Pの束に重ね合わされて収納された後は、図19の(a)に示すように特殊用紙C1と記録用紙Pの束に対して突出し部材825が突出され、これにより用紙束が折りローラ対826に向けて押し出される。そして、このように押し出された用紙束は、折りローラ対826により、用紙束の中央部(画像面の画像境界部分)で折りたたまれてサドル排出トレイ832に排出される。
ここで、このようにして折りたたまれた状態の用紙束は、図19(b)に示すように、特殊用紙C1の画像Fが表紙頁に、また画像Rが最終頁に配置され、各記録用紙Pの画像が頁順に配置されることになり、また特殊用紙C1、記録用紙Pの各画像の向きが一致するようになる。
このように、インサータ900からの特殊用紙C1の給紙制御、画像形成装置本体200からの記録用紙Pの搬送制御により、製本化状態において、特殊用紙C1の画像Rが表紙頁に、また画像Rが最終頁に配置され、各記録用紙Pの画像が頁順に配置されるとともに、その画像の向きが一致されるので、記録用紙と特殊用紙とを合せて製本化することができる。
さらに、ソートモード時には、フィニッシャ600により特殊用紙を一旦フィニッシャパス552内に待機させた後に、記録用紙を収納ガイド820内に導いて収納し、この記録用紙の収納後、フィニッシャパス552内に待機している特殊用紙を収納ガイド820内に導いて収納するようにすることにより、記録用紙と特殊用紙とを合せて製本化する際の生産性を向上させることができる。
また、必要に応じて、収納ガイド820において特殊用紙C1が記録用紙Pの束に重ね合わされて収納された状態において、ステイプラ818により、その用紙束を中央部で綴じることもできる。
なお、このように中央部が束綴じされた用紙束は、この後、位置決め部材823が下降することにより、綴じ部が突き出し板825に臨む位置に移動する。そして、この状態で突き出し板825を突き出すことにより、中央部が綴じられた用紙束は折りローラ対826により2つ折りにされる。
ところで、図20は、折り装置400の駆動系を説明する図であり、同図に示すように、本実施の形態において、折り装置400は、6つの駆動モータM1〜M6を備えている。即ち、搬送ローラ813、821を回転駆動させる搬送モータM1、位置決め部材823を昇降させる後端規制モータM2、突き板部材825を移動させる突き板モータM3、折りローラ対826、排紙ローラ827を回転駆動させる折り搬送モータM4、シート束の横方向の整合を行う整合板824を移動させる整合モータM5、ステイプラ818を動作させるためのステイプルモータM6とを備えている。
そして、これら各モータM1〜M6は、既述した用紙束折り動作(製本動作)を行うことができるようフィニッシャ600(折り装置400)に設けられ、既述した画像形成装置本体200に設けられたCPU2と共に制御手段を構成する制御部600Aにより、所定のタイムラグをもって制御されるようになっている。
ところで、この突き板825を駆動する第1駆動手段である突き板モータM3と折りローラ対826を駆動する第2駆動手段である折りモータM4は、ステッピングモータであり、かつ2速もしくは3速といった複数の回転速度で回転することができるようになっている。そして、フィニッシャ600に設けられた制御部600Aは、画像形成装置本体200に設けられたCPU2を介して入力されるトナー載り量検出器1からの画像形成情報、即ち記録用紙のトナーの載り量に基づいて、突き板モータM3と折りモータM4のモータ速度及び回転タイミングを制御するようにしている。
ここで、本実施の形態においては、トナー載り量検出器1からの検出情報により、記録用紙の中央部の折り込み箇所のトナー載り量を検知するようにしている。そして、例えばトナー載り量検出器1によりシート折込み箇所のトナー載り量が少ないと判断すると、突き板モータM3及び折りモータM4を高速で回転させるようにしている。
ここで、シート折込み箇所のトナー載り量が少ない場合、折込みシート相互の摩擦係数μは大きくなるため、このように突き板モータM3及び折りモータM4を高速で回転させても用紙の破れ、或はシワが発生しにくい。したがって、このようにシート折込み箇所のトナー載り量が少ない場合には、突き板モータM3及び折りモータM4を高速で回転させることにより、生産スピードを上げることができ、生産性を向上させることができる。
一方、シート折込み箇所のトナー載り量が多い場合には、折込みシート相互の摩擦係数μが小さくなるため、突き板モータM3及び折りモータM4を低速で回転させるようにしている。そして、このようにシート折込み箇所のトナー載り量が多い場合には、突き板モータM3及び折りモータM4を低速で回転させることにより、用紙の破れ、或はシワが発生しないようすることができ、製本品質を向上させることができる。
このように、用紙束を折る際、用紙束を形成する用紙間の摩擦、或は表紙となる特殊用紙と記録用紙との間の摩擦の大きさに応じて突き板部材825の移動速度及び折りローラ対826回転速度を制御することにより、即ち折込みシート相互の摩擦係数μが小さい場合には、突き板モータM3及び折りモータM4を低速で回転させることにより、破れ、シワを発生させることなく、シート束を折り込むことが可能になり、製本品質を向上させることができる。また、シート相互の摩擦係数が比較的大きくなる組み合わせの紙種、画像条件の場合は突き板モータM3及び折りモータM4を高速で回転させることにより、生産性を向上させることができる。
そして、以上のことから、ポスター・写真等の画像濃度が低い印刷物や全域にプレプリントされた厚紙等の表紙/裏表紙用の用紙挿入製本を行う場合においても、画像濃度が比較的低い印刷物に対しては、製本枚数UP及び生産スピードのUPが可能となる。特に写真、ポスター画像等の全面画像用紙に対して、見開き中央部に画像なしの余白エリアを作ることなく再現複写が可能である。
なお、本実施の形態では、製本品質及び生産性を向上させるため、用紙間の摩擦の大きさに応じて突き板部材825の移動速度及び折りローラ対826の回転速度を制御するようにしたが、本発明はこれに限らず、用紙間の摩擦の大きさに応じて突き板モータM3と折りモータM4の加減速タイミング、突き板部材825の移動量、及び用紙束を挟持することにより用紙束を折る回転対である折りローラ対826の用紙束挟持圧を、不図示の挟持手段を介して制御するようにしても良い。
また、これまでは反転装置250に設けたトナー載り量検出器1によって画像形成情報(トナーの載り量)を検出するようにしたが、ユーザーによる入力手段である操作部からの入力(例えば、文字or写真画像、濃度入力)等によりトナーの載り量を検出して制御を行うようにしても同等の効果を得ることができる。
また、これまでは、トナーの載り量に応じて突き板モータM3及び折りモータM4の駆動を制御する場合について述べてが、転写トナーの種類によってもシート相互の摩擦係数μに違いが生じることから、ユーザーによって入力手段により入力されるトナーの種類に応じて突き板モータM3及び折りモータM4の駆動を制御するようにしても良い。
さらに、原稿読取時における画像読取部200Bからの原稿画像情報に基づいて記録用紙へ転写されるトナー転写量を判断し、このトナー転写量に応じて突き板モータM3及び折りモータM4の駆動を制御するようにしても良い。
またさらに、記録用紙の種類によっても突き板モータM3及び折りモータM4の駆動を制御するようにしても良い。なお、この場合、記録用紙の種類の判別手段としては、ユーザーによる操作部入力でも、画像形成装置本体200の、例えばカセットに設けたシート厚検出手段によって自動判別するようにしても良い。
また、これまでの説明においては突き板モータM3及び折りモータM4としてステッピングモータを使用する場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、電磁クラッチ等を用いて突き板モータM3及び折りモータM4の回転速度制御を行うようにしても同等の効果を得ることができる。
さらに、これまでの説明においては、制御手段を画像形成装置本体200に設けられたCPU2と、フィニッシャ600に設けられた制御部600Aにより構成した場合について述べてきたが、これらの一方で突き板モータM3及び折りモータM4の駆動を制御するようにしても良い。
本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図。 上記画像形成装置の画像形成装置本体の斜視図。 上記画像形成装置本体の主要断面図。 上記シート処理装置の概略構成図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第1の図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第2の図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第3の図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第4の図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第5の図。 上記シート処理装置のソートモード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から処理トレイへの用紙搬送を説明する第6の図。 上記画像形成装置本体の中綴じ製本モード時における画像形成動作を説明する図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第1の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第2の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第3の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第4の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第5の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第6の図。 上記シート処理装置の製本モード時におけるインサータ及び画像形成装置本体から収納ガイドへの用紙搬送を説明する第7の図。 上記製本モードの動作説明図。 上記シート処理装置の折り装置の駆動系を説明する図。 従来のシート束の2つ折り処理を示す図。 従来のシート処理装置の概略構成を示す図。 従来のシート処理装置の製本モードにおける動作説明図。 画像(トナー)濃度とシート相互間摩擦係数との関係を示す図表。 従来のシート処理装置の問題を説明する図。 上記従来のシート処理装置の問題を解決するための方法を説明する図。
符号の説明
1 トナー載り量検出器
2 CPU
200 画像形成装置本体
200A 画像形成部
200B 画像読取部
250 反転装置
400 折り装置
600 フィニッシャ
600A 制御部
818 ステイプラ
826 折りローラ対
825 突出し部材
900 インサータ
M3 突き板モータ
M4 折りモータ

Claims (21)

  1. 画像が形成されたシート束を折って製本するシート処理装置において、
    前記画像が形成されたシート束を折る折り手段と、
    前記折り手段と対向して設けられ、かつ前記折り手段の方向に移動して前記シート束の折り部分を前記折り手段の折り部に向けて突き出す突き出し手段と、
    を備え、
    前記シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記突き出し手段を駆動する第1駆動手段を備え、
    前記シート間の摩擦の大きさに応じて前記第1駆動手段を制御し、前記突き出し手段の移動量及び移動速度を制御することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記折り手段を駆動する第2駆動手段を備え、
    前記シート間の摩擦の大きさに応じて前記第2駆動手段を制御し、前記折り手段の折り速度を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
  4. 前記折り手段は、前記シート束を挟持しながら回転して該シート束を折る回転体対であり、前記回転体対の挟持圧を前記シート間の摩擦の大きさに応じて制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記シート間の摩擦の大きさを前記シートに形成された画像に関する情報に応じて判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記シートに形成された画像に関する情報は、前記シートへ転写されるトナーに関する情報であることを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
  7. 前記シートへ転写されるトナーに関する情報は、前記シートへ転写されるトナーの量であることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 前記シートに転写されたトナー転写量を検出するトナー転写量検出手段を備えたことを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  9. 前記トナー転写量検出手段を前記折り手段及び前記突き出し手段の上流に配したことを特徴とする請求項8記載のシート処理装置。
  10. 前記シートへ転写されるトナーに関する情報は、トナーの種類であることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  11. 前記トナーの種類を入力する入力手段を備えたことを特徴とする請求項10記載のシート処理装置。
  12. 前記シート間の摩擦の大きさを前記シートの種類に応じて判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  13. 前記シートの種類を入力する入力手段を備えたことを特徴とする請求項12記載のシート処理装置。
  14. 前記シート束を綴じる綴じ手段を備え、前記綴じ手段によるシート束の綴じ部を前記シート束の折り部分とすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  15. 画像形成部を備えた画像形成装置本体と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記シート束を形成するシート間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御する制御手段を前記画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に設けたことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記画像形成装置本体に前記シートの種類を判別するシート判別手段を設けたことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  18. 原稿画像を読み取る画像読取部を備え、前記制御手段は、前記シートへ転写されるトナー転写量を前記画像読取部からの画像読取情報に基づいて判断することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  19. 前記シート束の表紙を挿入する挿入部を備え、前記制御手段は、前記表紙と、該シート束のシートとの間の摩擦の大きさに応じて前記折り手段の折り動作及び前記突き出し手段の突き出し動作を制御することを特徴とする請求項15乃至18の何れか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記シートの表裏両面に画像を形成することを特徴とする請求項15乃至19の何れか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記画像形成部はカラー画像及び白黒画像の少なくとも一方を形成するものであることを特徴とする請求項15乃至20の何れか1項に記載の画像形成装置。
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