JP2011026125A - 用紙折り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入用紙のサイズにかかわらず、折り畳み対象となる用紙に挿入用紙を挟み込むことができる装置を、簡易な構成にて実現する。
【解決手段】ある態様の用紙折り装置は、対向する一対の折りローラ34と、折り畳み対象の用紙P2を折り目が付けられるべき位置である折り畳み位置から一対の折りローラ34間に送り込んで挟圧させることにより折り畳む折り手段と、折り畳み対象の用紙P2が一対の折りローラ34間に送り込まれる過程で、折り畳まれる用紙P2の内側に挿入対象の用紙P5を挿入する用紙挿入手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は用紙折り装置に関し、特に、対象となる用紙をその内側に別の用紙を挟み込むようにして折り畳む用紙折り装置に関する。
例えば、用紙束の中央を綴じ、その綴じた位置に折り目が付くように用紙束を二つ折りして冊子を作成する中綴じ折り装置が知られている。このような装置には、その用紙束の内側に付録や応募ハガキなどの挿入対象の用紙(「挿入用紙」ともいう)を挟む中綴じ折り冊子などを作成するものもある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の装置においては、搬送ベルトにより用紙束を搬送する過程でその用紙束の搬送方向中央を綴じ、その綴じられた用紙束が折り処理位置に到達したときにストッパに突き当てて停止させる。その際、予め用紙束の半分サイズの挿入用紙が供給されてストッパに当接した状態で待機しているため、用紙束はその挿入用紙の上に重ねられるように導かれる。つまり、このとき用紙束の最下位の前半分が挿入用紙に重なった状態となる。この状態で下方から折りナイフとともに押圧用のローラを上昇させる。それにより、用紙束が折りナイフにより突き上げられるようにして一対の折りローラ間に押し込まれる。また、それと同時に挿入用紙が一対のローラの一方と押圧用のローラとの間に挟まれるようにして送られ、その一対の折りローラ間に導かれる。その結果、用紙束を折り畳むとともに、その内側に挿入用紙を挟み込むことができる。
また、特許文献2に記載の装置においては、一旦綴じ折り処理がなされた中綴じ折り冊子をサクションベルトに吸着させて開き、その開いた箇所に挿入用紙を挿入することにより挿入用紙を挟み込む手法がとられている。
特開平11−79546号公報 特開2007−111956号公報
しかしながら、引用文献1に記載の装置では、基本的に用紙束の半分サイズよりも小さい挿入用紙については押圧用のローラを当接させることができず、その挿入用紙を挟み込んだ冊子を形成するのが困難となる。また、引用文献2に記載の装置では、冊子を開く機構、その開きを維持しながら挿入用紙を導入するガイド機構などが必要となり、装置構成が複雑で高価になってしまうという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、挿入用紙のサイズにかかわらず、折り畳み対象となる用紙に挿入用紙を挟み込むことができる装置を、簡易な構成にて実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の用紙折り装置は、送り込まれた用紙を挟圧して折り畳む一対の折りローラと、折り目が付けられるべき位置である折り畳み位置で折り畳まれるよう、折り畳み位置を先頭に折り畳み対象の用紙を一対の折りローラ間に送り込む送り込み機構と、を有する折り畳み手段と、折り畳み対象の用紙が一対の折りローラ間に送り込まれる過程で、折り畳まれる折り畳み対象の用紙の内側に挿入対象の用紙を挿入する用紙挿入手段と、を備える。ここで、「用紙」は一枚の用紙であってもよいし、複数枚の用紙が重ねられた用紙束であってもよい。「一対の折りローラ」は、一組設けられてもよいし、複数組設けられてもよい。
この態様によれば、折り畳み対象の用紙(以下「折り用紙」ともいう)が一対の折りローラ間に送り込まれる過程で挿入対象の用紙(以下「挿入用紙」ともいう)が供給され、その折り用紙の折り畳み処理とともに挿入用紙の挟み込みが完了する。すなわち、折り用紙と挿入用紙とを予め位置決めした状態で折り畳み処理を実行するのではなく、折り用紙が折り畳まれる過程で挿入用紙を挿入するようにしたため、挿入用紙をそのサイズによらず折り用紙に挟み込ませることができる。また、挿入用紙を折り用紙に挿入するために挿入用紙を供給する機構を設ければ足りるため、簡易な装置構成にて実現することが可能となる。
具体的には、用紙挿入手段は、折り畳み対象の用紙の折り畳み位置が一対の折りローラに到達すると同時またはそれ以降に、挿入対象の用紙が折り畳み対象の用紙の折り目またはその近傍に到達するようなタイミングにて、挿入対象の用紙の供給を開始してもよい。
この態様によれば、折りローラによる折り用紙の折り畳み開始以後に挿入用紙の挟み込みが開始される。このため、挿入用紙が折り用紙の折り目に早く到達し過ぎてその挿入用紙の先端部が巻き込まれるように折れる先折れが発生するようなこともなく、冊子が形成されたときの品質を良好に保つことができる。
あるいは、用紙挿入手段は、一対の折りローラによる折り畳み対象の用紙の挟圧開始前に、挿入対象の用紙がその折り畳み対象の用紙における目標挿入位置に到達して挟持されるように、挿入対象の用紙を供給してもよい。
この態様によれば、折りローラによる折り用紙の折り畳み開始前に挿入用紙が差し込まれるものの、その挿入用紙が目標挿入位置にて挟持され、その挟持された状態で折り用紙とともに一対の折りローラ間に送り込まれる。このため、挿入用紙の先折れが発生するようなこともなく、冊子が形成されたときの品質を良好に保つことができる。
具体的には、折り畳み対象の用紙としての用紙束を、送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段と、用紙束を折り畳まれる前工程にて綴じる綴じ手段と、をさらに備えてもよい。そして、用紙挿入手段が、綴じ手段の予め定める動作タイミングを基準とする所定タイミングにて挿入対象の用紙の供給を開始してもよい。
ここでいう「予め定める動作タイミング」は、例えば綴じ手段による綴じ処理全体の開始や終了タイミング、あるいは綴じ処理内の特定動作の開始や終了タイミングなど、適宜設定することができる。その動作タイミングを基準とする所定タイミングにて挿入用紙の供給を開始することにより、折り用紙に適切に挟み込ませることができる。
あるいは、折り畳み対象の用紙を、送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで所定の搬送路に沿って搬送する搬送手段と、搬送路の所定位置に配置されて折り畳み対象の用紙の搬送を検出するとともに、その検出タイミングが送り込み機構の動作開始タイミングの基準とされる用紙センサと、をさらに備えてもよい。そして、用紙挿入手段が、用紙センサによる検出タイミングを基準とする所定タイミングにて挿入対象の用紙の供給を開始してもよい。この態様によれば、結果的に、送り込み機構の動作開始タイミングに応じて挿入用紙の供給が開始されるようになり、折り用紙に適切に挟み込ませることができる。
また、折り畳み対象の用紙を搬送する搬送手段と、折り畳み対象の用紙を一対の折りローラに対して位置決めするよう、搬送される折り畳み対象の用紙の先端部に当接する折りストッパと、をさらに備えてもよい。折り畳み対象の用紙がその折りストッパに当接した後も搬送動作が継続されることにより、その折り畳み対象の用紙が折り畳み位置にて湾曲されて一対の折りローラに送り込まれるように構成されてもよい。そして、用紙挿入手段は、折り畳み対象の用紙がその折りストッパに当接するタイミングを基準とする所定タイミングにて挿入対象の用紙の供給を開始してもよい。
ここで、「折りストッパに当接するタイミング」は、折りストッパそのものまたはその近傍に折り用紙の先端を検出するセンサ等を設けることで判定してもよいし、折り用紙が折りストッパに到達するまでの搬送路の所定位置にセンサを設け、そのセンサの検出位置と折りストッパの位置との距離と、折り用紙の搬送速度から折りストッパに当接するタイミングを割り出して判定してもよい。
この態様によれば、折り用紙の先端部が折りストッパに当接することでその搬送方向前部分に制動がかけられる一方、後部分はそのまま搬送されようとするため、折り用紙の中間部分が搬送路から離間して湾曲し、その中間部分が折り畳み位置として一対のローラ間に送り込まれる。このような折り用紙の自律的な動作からその送り込みがなされるため、送り込むための部材を別途設ける必要がなくなる。そして、その当接タイミングを基準とする所定タイミングにて挿入用紙の供給を開始することにより、折り用紙に適切に挟み込ませることができる。
あるいは、折り畳み対象の用紙を、送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段をさらに備えてもよい。送り込み機構は、基準位置に搬送された折り畳み対象の用紙の折り畳み位置に対して折りローラとは反対側から進退可能に設けられ、その進出により折り畳み対象の用紙を一対の折りローラ間に押し込み可能な折りナイフと、折りナイフを進退駆動する折りナイフ駆動機構と、を有していてもよい。折りナイフ駆動機構は、用紙挿入手段による挿入対象の用紙の供給タイミングを基準に折りナイフの駆動を開始してもよい。
この態様では、折り用紙を送り込むための部材として折りナイフが設けられる。その折りナイフが挿入用紙の供給タイミングに基づいて適切に進退駆動されることにより、折り用紙の折り畳みとともに挿入用紙の挟み込みを適切に行うことができる。
その場合、折りナイフ駆動手段は、折りナイフの先端が挿入対象の用紙よりも先に折り畳み対象の用紙に当接するよう折りナイフを駆動してもよい。これにより、挿入用紙の先折れを発生させることもなく、冊子が形成されたときの品質を良好に保つことができる。
本発明によれば、挿入用紙のサイズにかかわらず、折り畳み対象となる用紙に挿入用紙を挟み込むことができる装置を、簡易な構成にて実現することができる。
第1の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成とその動作を模式的に表す斜視図である。 用紙折り装置を図1のA方向からみた模式図である。 用紙折り装置の電気的構成を概略的に示す機能ブロック図である。 用紙折り装置の動作手順の概要を示すフローチャートである。 図4におけるS16の折り畳み処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成とその動作を模式的に表す斜視図である。 用紙折り装置を図6のB方向からみた模式図である。 第3の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成を表す側面図である。 図9は、第4の実施形態に係る用紙折り装置の構成を示す図である。 (a)は、図9において視点Pから用紙折り装置を見た図である。(b)は、(a)において視点Qから一対の折りローラを見た図である。 (a)〜(c)は、第4の実施形態に係る用紙折り装置での冊子作成工程を模式的に表す図である。 (a)〜(d)は、第5の実施形態に係る用紙折り装置での冊子作成工程を模式的に表す図である。 (a)〜(d)は、第6の実施形態に係る用紙折り装置での冊子作成工程を模式的に表す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成とその動作を模式的に表す斜視図である。本実施形態の用紙折り装置は、複数枚の用紙を重ねて作成された中綴じ折り冊子の内側に挿入対象の用紙(「挿入用紙」という)を挟み込む装置として構成されている。
用紙折り装置10は、第1給紙部12、折り曲げ部14、綴じ部16、折り畳み部18、第2給紙部20等を備える。各部への用紙の搬送は、図示しない搬送ベルトおよび搬送ローラ等を含む搬送機構(「搬送手段」として機能する)により行われる。
第1給紙部12は、本実施形態では丁合機からなり、頁順に一枚または少数枚重ねられた用紙P1を折り曲げ部14へ向けて送出する。なお、変形例においては印刷機などから構成されてもよい。
折り曲げ部14は、折機を含み、搬送されてきた用紙P1の幅方向中央にその搬送方向と平行な折り目を付ける。この折機は、用紙P1の搬送を利用してその折り畳み位置に沿った折り筋を形成する部材、その折り筋を利用して折り畳み位置およびその近傍を挟圧して折り癖を付ける部材等を備える。例えば、特開2003−211865号公報に記載のような構成を採用することができる。このようにして折り曲げられた用紙P1は、綴じ部16へ搬送される。
綴じ部16は、いわゆる鞍掛け用紙綴じ装置として構成され、鞍22、ストッパ24、送り機構26、ステッチャ28等を備える。鞍22は、折り畳み部18と共用に設けられ、その用紙搬送方向の上流側半部が綴じ部16として使用され、下流側半部が折り畳み部18として使用される。鞍22は、下方に向かって幅広となる鞍形状をなし、その上端部には綴じ機構や折り機構を挿通させるためのスリット(開口部)が設けられている。
ストッパ24は、図示しない駆動機構により鞍22上の所定位置に進退可能に駆動される。ストッパ24は、図示のように進出駆動された状態において上流側から搬送されてきた用紙P1の先端に当接し、用紙P1を綴じ部16における設定位置に停止させる。鞍22が折り曲げ部14の搬送路よりも一段低い位置にあるため、折り曲げ部14から搬送されてきた用紙P1は、図示のように設定位置にて順次重ねられて用紙束P2となる。綴じ部16の上流側には、綴じ部16へ用紙P1が送り込まれることを検出するための検出センサ50が設けられている。
送り機構26は、搬送チェーン30、プッシャ32、および搬送チェーン30の駆動機構等を備える。搬送チェーン30は、鞍22の下部に並設されており、所定間隔おきにプッシャ32が固定されている。用紙束P2が設定枚数に積み上げられると、図示のようにプッシャ32が駆動されて用紙束P2の後端を押圧し、ストッパ24との間に用紙束P2を挟むようにして揃えるとともに支持する。用紙束P2の綴じ工程が終了すると、ストッパ24が退避されるとともにプッシャ32が駆動される。それにより、用紙束P2がプッシャ32に押し進められるようにして折り畳み部18へと搬送される。プッシャ32は、このように用紙束P2を送り出した後、鞍22の下方に移動されて用紙束P2の搬送経路から一旦外される。それとともに、後続のプッシャ32が次に送られる用紙束P2に同様の動作をするための待機位置にセットされる。
ステッチャ28は、用紙束P2の綴じ位置にそれぞれ配置されたステッチャヘッド28a,28bを含む。ステッチャ28は、1本のワイヤをスプールから引き出して用紙束P2を貫通させて折り曲げるようにして綴じ処理を行うものである。このようなステッチャによる綴じ処理そのものは公知であるため、その詳細な説明については省略する。なお、本実施形態ではステッチャを採用した例を示したが、いわゆるステープラによって綴じ処理を行うようにしてもよい。
折り畳み部18は、ストッパ33、一対の折りローラ34、折りナイフ36、折りローラ34を回転駆動する折りローラ駆動機構(図示せず)、および折りナイフ36を進退駆動する折りナイフ駆動機構(図示せず)を備える。このうち折りナイフ36および折りナイフ駆動機構は、折り畳み対象の用紙を、折り目が付けられるべき位置である折り畳み位置を先頭に一対の折りローラ34間に送り込む送り込み機構として機能する。ストッパ33は、綴じ部16側から搬送されてきた用紙束P2の先端に当接し、用紙束P2を折り畳み部18における基準位置に停止させる。折り畳み部18の上流側には、折り畳み部18へ用紙束P2が送り込まれることを検出するための検出センサ52が設けられている。
一対の折りローラ34は、いずれも駆動ローラとして構成され、図示しないモータ等を含む駆動機構によりそれぞれ回転駆動される。一対の折りローラ34は、水平方向に並設されるとともに、各々の軸線が用紙束P2の搬送方向に平行となるように配設されている。
折りナイフ36は、用紙束P2の幅よりも用紙搬送方向に大きな幅を有し、鞍22の内方において一対の折りローラ34の間隙に対向するように延設されている。折りナイフ36は、図示しない駆動機構により上下に進退駆動される。用紙束P2が鞍22の基準位置にセットされた状態で折りナイフ36が駆動されると、その先端が用紙束P2の折り畳み位置に当接してこれを押し上げるようにして一対の折りローラ34間に送り込む。それにより、用紙束P2を二つに折り畳むことができる。本実施形態では、その用紙束P2の折り畳み工程において第2給紙部20から挿入用紙P5が供給され、その用紙束P2の折り畳みと同時に挿入用紙P5の挟み込みが行われる。
第2給紙部20は、収容トレイ38、分離給送機構40等を備える。収容トレイ38には、例えば付録や応募ハガキなど所定の画像が形成された挿入用の用紙P4が積載される。分離給送機構40は、収容トレイ38に積載された用紙P4のうち最上位の挿入用紙P5を分離して送り出す。本実施形態では、分離給送機構40としてエア吸引式のものが採用されている。具体的には、分離給送機構40は、クラッチの接続により図示しない駆動用モータの回転駆動力が伝達されるサクションベルトを有する。分離給送機構40は、吸引装置によって最上位の挿入用紙P5をサクションベルトに保持し、クラッチが接続されると、その挿入用紙P5を搬送路に送り出すように動作する。なお、このようなエア吸引式の分離給送機構そのものは公知であるため、その詳細な説明は省略する。なお、変形例においては、クラッチを介さずに駆動モータによりサクションベルトを直接駆動する構成とし、その駆動モータの駆動開始タイミングを検出センサ52により検出する用紙束P2の到来タイミングに基づいて決定するようにしてもよい。また、いわゆるフリクション式その他の分離給送機構を採用してもよい。
図2は、用紙折り装置を図1のA方向からみた模式図である。
第2給紙部20には、収容トレイ38から鞍22の内方に向かって延びる搬送路60が設けられ、その搬送路60には搬送ローラ62,64,66が配設されている。搬送ローラ64と搬送ローラ66との間には、挿入用紙P5の搬送を検出する検出センサ54が配設されている。収容トレイ38から送出された挿入用紙P5は、搬送ローラ62,64,66により順次搬送され、鞍22の基準位置に掛けられた用紙束P2の折り畳み位置に導かれる。したがって、折り畳み位置に挿入用紙P5を送り出す搬送ローラ66は、折り畳まれる用紙の内側に挿入対象の用紙を挿入する用紙挿入手段として機能する。
一方、折りナイフ36は、フッ素樹脂(本実施形態ではテフロン:登録商標)にてコーティング加工されて低摩擦に形成されている。折りナイフ36は、クランク機構70により昇降駆動される。すなわち、モータ72の駆動によりクランク機構70が作動すると、クランクロッド74に接続された折りナイフ36が上下に駆動される。折りナイフ36は、その上死点において一対の折りローラ34の間隙に到達し、下死点においては鞍22の上端に設けられたスリットから退避した状態となる。本実施形態では、検出センサ52が用紙束P2の搬送を検知すると、その検知タイミングで挿入用紙P5の供給が開始される。一方、検出センサ54がその先端を検知すると、その検知タイミングでモータ72が駆動され、折りナイフ36が上昇する。
そして、折りナイフ36が挿入用紙P5よりも先に用紙束P2に当接し、その用紙束P2をその折り畳み位置を先頭に一対の折りローラ34間に送り込むように変位させる。挿入用紙P5は、折りナイフ36の先端が用紙束P2の折り畳み位置に到達した後に、その折りナイフ36と用紙束P2との間に挟まれる形で一対の折りローラ34間に導かれる。すなわち、折りナイフ36の先端が用紙束P2の折り目に先に到達するため、挿入用紙P5が用紙束P2に対して必要以上に押し込まれることはなく、その先端折れが防止される。言い換えれば、用紙束P2、折りナイフ36および挿入用紙P5がそのような位置関係にて折りローラ34に送り込まれるよう折りナイフ36の駆動開始タイミングが設定されている。
ここで、折りナイフ36は用紙より小さい摩擦係数を有するため、一対の折りローラ34により用紙束P2の挟圧が開始されると、折りナイフ36は速やかに用紙束P2から離間して退避されるが、挿入用紙P5はそのまま残留して用紙束P2の間に挿入された状態でともに挟圧される。折りローラ34により挟圧されて二つに折り畳まれた用紙束P2は、その間に挿入用紙P5を挟んだ冊子P3(図1参照)として送出される。冊子P3は、搬送路68に沿ってさらに搬送され、図示しない断裁部へ送られ、その小口部および天地部が順次断裁されて1冊の冊子として完成される。
図3は、用紙折り装置の電気的構成を概略的に示す機能ブロック図である。
用紙折り装置10は、各部の動作を制御する制御部80を備える。制御部80は、作業者による操作入力にしたがって冊子を作成するための一連の処理を実行する。制御部80は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
制御部80には、作業者による操作入力が行われる入力装置82、上述した検出センサ50,52,54を含む各種センサ・スイッチ類等が接続され、各センサまたはスイッチの出力信号が入力される。また、制御部80には、第1給紙部12の給紙機構を駆動する給紙駆動アクチュエータ84、折り曲げ部14の折機を駆動する折機駆動アクチュエータ86、綴じ部16のストッパ24,送り機構26,ステッチャ28等の各駆動機構を駆動する綴じ駆動アクチュエータ88、折り畳み部18のストッパ33、折りローラ34、折りナイフ36等の各駆動機構を駆動する折り駆動アクチュエータ90、第2給紙部20の給紙機構を駆動する給紙駆動アクチュエータ92、および各部へ用紙を搬送する搬送機構を駆動するアクチュエータ等の各種アクチュエータが接続されている。制御部80は、作業者による操作入力に基づいて演算処理した結果得られた各種指令信号を、対応するアクチュエータに出力してこれを制御する。
図4は、用紙折り装置の動作手順の概要を示すフローチャートである。
制御部80は、入力装置82を介した操作入力により冊子作成プログラムの実行を開始すると、同図に示される処理を繰り返し実行する。まず、給紙駆動アクチュエータ84を駆動して第1給紙部12からの用紙P1の供給を開始し(S10)、続いて折機駆動アクチュエータ86の駆動によりその折り曲げ処理を行う(S12)。そして、この折り曲げ処理によって折り目が付けられた用紙P1を綴じ部16に搬送する。このとき、ストッパ24を進出駆動させておく。制御部80は、検出センサ50の出力信号に基づいて鞍22に積載される用紙P1をカウントし、その用紙P1が設定数に達して用紙束P2が形成されたと判定すると、綴じ駆動アクチュエータ88を駆動して綴じ処理を開始する(S14)。具体的には、プッシャ32を駆動して用紙束P2を揃えるようにして支持し、続いて、ステッチャ28を駆動して用紙束P2の所定位置を綴じる。この綴じ処理が終了すると、ストッパ24を退避させるとともにプッシャ32を再度駆動して用紙束P2を折り畳み部18へと搬送する。制御部80は、続いて折り畳み部18の折り駆動アクチュエータ90および第2給紙部20の給紙駆動アクチュエータ92を駆動し、挿入用紙P4を挿入しつつ用紙束P2を折り畳んで冊子P3を形成する折り畳み処理を実行する(S16)。その後、冊子P3を断裁部に搬送して断裁処理を実行し(S18)、冊子を完成させる。
図5は、図4におけるS16の折り畳み処理を示すフローチャートである。
制御部80は、検出センサ52からの入力に基づいて折り畳み部18への用紙束P2の搬送が開始されたか否かを判定する(S20)。折り畳み部18への用紙束P2の搬送が開始されていない場合(S20のN)、制御部80は、開始されるまでS20の判定を繰り返す。折り畳み部18への用紙束P2の搬送が開始されたと判定すると(S20のY)、制御部80は、分離給送機構40により挿入用紙P5の給紙を開始する。具体的には、分離給送機構40のクラッチを連結し、収容トレイ38に積載された挿入用紙P4の束から、その最上位にある一枚の挿入用紙P5を搬送する(S22)。また、それとともに折りローラ34の駆動を開始する(S24)。制御部80は、検出センサ54によりその挿入用紙P5の搬送が検出されたか否かを判定し(S26)、その挿入用紙P5の搬送が検出されない場合(S26のN)、検出されるまでS26の判定を繰り返す。その挿入用紙P5の搬送が検出されると(S26のY)、制御部80は、その検出タイミングにて折りナイフ36の駆動を開始させる(S28)。
このように、検出センサ52の検出タイミングと同時に挿入用紙P5の給紙が開始され、検出センサ54の検出タイミングと同時に折りナイフ36の駆動が開始される。それにより、折りナイフ36の先端が挿入用紙P5よりも先に用紙束P2の折り目に到達し、その折りナイフ36と用紙束P2との間に挿入用紙P5の挟ませるようにして一対の折りローラ34間に送り込むことができる。折りナイフ36はその後に退避されるが、挿入用紙P5は用紙束P2とともに一対の折りローラ34に挟圧されながら搬送されるため、用紙束P2が折りローラ34から排出されたときには挿入用紙P5を挟み込んだ冊子P3が形成されることになる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、用紙折り装置において予め折り目をつける折り曲げ部が設けられていない点、綴じ部が鞍掛け用紙綴じ装置として構成されていない点、用紙の綴じ方向が搬送方向と直角方向である点において第1の実施形態と大きく異なる。ただし、第1の実施形態と共通する構成部分もあるため、以下の説明においては実質的に同じ機能を有する構成については同一符号を付すなどしてその説明を省略または簡略化する。
図6は、第2の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成とその動作を模式的に表す斜視図である。
用紙折り装置210は、丁合機が設けられた第1給紙部から送出された用紙P1が綴じ部216に直接供給される。綴じ部216は、搬送路上に設けられたフラットな用紙設置面222、ストッパ224、ステッチャ28等を備える。ストッパ224は、図示しない駆動機構により用紙設置面222の前方位置にて進退可能に駆動される。ストッパ224は、図示のように進出駆動された状態において上流側から搬送されてきた用紙P1の先端に当接し、用紙P1を綴じ部216における設定位置に停止させる。綴じ部216の上流側には、綴じ部216へ用紙P1が送り込まれることを検出するための検出センサ50が設けられている。用紙P1は、第1の実施形態と同様に設定位置に積み上げられて用紙束P2を形成する。
ステッチャ28は、第1の実施形態とほぼ同様の構成を有するが、ステッチャヘッド28a,28bの配置方向が搬送方向に対して直角方向となっている。なお、本実施形態においてもステッチャを採用するが、ステープラによって綴じ処理を行うようにしてもよい。
折り畳み部218は、ストッパ233、一対の折りローラ34、折りナイフ36、およびそれらの駆動機構等を備える。ストッパ233は、綴じ部216側から搬送されてきた用紙束P2の先端に当接し、用紙束P2を折り畳み部218における基準位置に停止させる。折り畳み部218の上流側には、折り畳み部218へ用紙束P2が送り込まれることを検出するための検出センサ52が設けられている。一対の折りローラ34は、その軸線が用紙束P2の綴じ方向(綴じ位置を連ねる方向)に平行となるように配設されている。
第2給紙部220は、第1の実施形態の第2給紙部20とほぼ同様の構成を有するが、用紙束P2の搬送方向と同方向に挿入用紙P5を搬送するように各部の向きが設定されている。なお、本実施形態においてもエア吸引式の分離給送機構を採用しているが、フリクション式その他の分離給送機構を採用してもよい。
図7は、用紙折り装置を図6のB方向からみた模式図である。
第2給紙部220には、収容トレイ38から折り畳み部218の直下に向かって延びる搬送路260が設けられている。収容トレイ38から送出された挿入用紙P5は、搬送ローラ62,64,66により順次搬送され、折り畳み部218の基準位置にセットされた用紙束P2の折り畳み位置に導かれる。折り畳み部218の基準位置において用紙束P2の折り畳み位置が配置される位置に対向する箇所にはスリット219が設けられ、折りナイフ36および挿入用紙P5がそのスリット219を介して基準位置の上方に進出できるようにされている。
本実施形態においても、検出センサ52による用紙束P2の検出タイミングにて挿入用紙P5の供給が開始され、検出センサ54による挿入用紙P5の検知タイミングでモータ72が駆動され、折りナイフ36が上昇する。挿入用紙P5は、折りナイフ36の先端が用紙束P2の折り畳み位置に到達した後に、その折りナイフ36と用紙束P2との間に挟まれる形で一対の折りローラ34間に導かれる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、折りナイフを用いることなく用紙の搬送路の構成によってその折り畳み処理が行われる点において第1および第2の実施形態と大きく異なっている。
図8は、第3の実施形態に係る用紙折り装置の概略構成を表す側面図である。
用紙折り装置310は、第1給紙機構312、一対の第1折りローラ314、第2給紙機構316、一対の第2折りローラ318、排紙機構320、折り済用紙受321、および各機構の動作を制御する制御部を含む。各機構は複数の用紙搬送路により接続されている。なお、本実施形態においては、第1折りローラ314の一方が、第2折りローラ318の一方を兼ねている。
第1給紙機構312に積載された用紙Pは、給紙ローラ322およびサバキ板324によって一枚ずつ順次送出される。給紙ローラ322はシリコンゴムからなり、サバキ板324はウレタンゴムからなるため、給紙ローラと用紙との間の摩擦係数>サバキ板と用紙との間の摩擦係数>用紙間の摩擦係数といった関係があり、その摩擦力の大小関係を利用して用紙Pが一枚ずつ分離されて供給される。一方、第2給紙機構316に積載された挿入用紙P0は、給紙ローラ326およびサバキ板328によって一枚ずつ順次送出される。給紙ローラ326がシリコンゴムからなり、サバキ板328がウレタンゴムからなるため、積層された用紙Pが摩擦力の大小関係を利用して一枚ずつ分離されて供給される。
第1給紙機構312から送出された用紙Pは、まず、第1折りローラ314の上方を通過して用紙搬送路330に進入する。用紙搬送路330の所定位置にストッパ332が設けられているため、用紙Pは、その先端がストッパ332に当接するとそれ以上搬送方向前方に進むことができなくなる。一方、その後も用紙Pの搬送動作は継続されるため、用紙Pの折り畳み位置である中央部が撓み、その折り畳み位置を先頭として第1折りローラ314に巻き込まれて折り目が付けられる。
本実施形態では、このように用紙Pが第1折りローラ314に巻き込まれるタイミングにてその内側に挿入用紙P0を挿入する。すなわち、用紙搬送路330におけるストッパ332の手前の所定位置には検出センサ334が配設されており、この検出センサ334にて用紙Pの先端が検出されたタイミングにて第2給紙機構316からの給紙が開始される。その結果、挿入用紙P0が用紙搬送路335に送出され、搬送ローラ336,338によって一対の第1折りローラ314間に搬送される。このとき、挿入用紙P0の先端は、用紙Pの折り畳みが開始された直後のタイミングにて一対の第1折りローラ314間に到達し、用紙Pの内側に挟み込まれるようになる。
なお、用紙搬送路335の出口が、一対の第1折りローラ314の対向面における接線方向にほぼ沿う方向を向くため、用紙搬送路335から導出された挿入用紙P0は確実に一対の第1折りローラ314間に導入される。また、用紙搬送路330と用紙搬送路335とが交差するように設けられているため、第1給紙機構312から供給された用紙Pは用紙搬送路335ではなく、用紙搬送路330側に確実に導入される。
このようにして形成された冊子は、そのまま一対の第2折りローラ318間に送り込まれるか、必要に応じて第1折りローラ314の下方に位置する用紙搬送路340に導かれる。第1折りローラ314の出口側には図示しない経路切り替え部材が設けられており、その経路切り替え部材を駆動することによりいずれかの経路に切り替えることができる。前者の場合には、第1折りローラ314を経て形成された冊子の状態で排紙機構320に導かれ、折り済用紙受321に排出される。
一方、後者の場合には、第1折りローラ314を経て形成された冊子は、第2折りローラ318の側方を通過して用紙搬送路340に進入する。用紙搬送路340の所定位置にストッパ342が設けられているため、冊子は、その先端がストッパ342に当接するとそれ以上搬送方向前方に進むことができなくなる。一方、その後も冊子の搬送動作は継続されるため、その冊子の所定位置が撓み、その所定位置を先頭として第2折りローラ318に巻き込まれて第2の折り目が付けられる。このような切り替えは、例えば挿入用紙P0を用紙Pの1/3以下の大きさに形成し、用紙Pを三つ折りにした状態で挿入用紙P0を挟み込むような場合に有効となる。
ただし、その場合には、その三つ折りが実現できるよう、用紙搬送路330におけるストッパ332の位置、および用紙搬送路340におけるストッパ342の位置を調整する必要がある。その場合、検出センサ334をストッパ332とともに用紙搬送路330に沿って移動可能に構成し、用紙Pが一対の第1折りローラ314間に巻き込まれる直後に挿入用紙P0がその第1折りローラ314間に到達するよう、挿入用紙P0の給紙タイミングを調整するとよい。なお、第2給紙機構を除く具体的構成の細部については、例えば特開2004−345773号公報に記載の用紙折り装置の構成を採用することができる。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態に係る用紙折り装置500の構成を示す図である。以下、特に言及しない限り、用紙折り装置500の構成は第1の実施形態に係る用紙折り装置10と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
用紙折り装置500は、糊付け機構502および用紙センサ504を有する。用紙折り装置500では、搬送ローラ62と搬送ローラ64との間の用紙搬送路が第1の実施形態よりも長く形成されており、糊付け機構502はこの用紙搬送路の上方に配置され、用紙搬送路に搬送される挿入用紙P5に糊付けする。糊付け機構502は、基材の片面に糊が付着された糊シートを挿入用紙P5に押し付けることにより、基材から挿入用紙P5に糊を転写して糊付けする。このような糊付け機構は公知であるため、その構成に関する詳細な説明は省略する。なお、糊付け機構502は、糊シートによる糊の転写ではなく液体糊を挿入用紙P5の表面に塗布するものであってもよい。糊付け機構502は制御部80に接続されており、制御部80によってその作動が制御される。
用紙センサ504は、糊付け機構502の下流側端部近傍に配置され、用紙搬送路を搬送される挿入用紙P5の先端を検知する。用紙センサ504の検知結果は制御部80に入力される。制御部80は、用紙センサ504によって挿入用紙P5の先端が検知されたとき、搬送ローラ62を停止させて挿入用紙P5の搬送を停止させる。次に糊付け機構502を作動させて挿入用紙P5の先端近傍に糊付けする。
なお、糊付け機構502は、挿入用紙P5に対し用紙搬送方向と垂直な方向(以下、「用紙幅方向」という)に並ぶ複数個所に糊付け可能に構成されている。例えば糊付け機構502は、挿入用紙P5の先端近傍のうち、装置後方のコーナー部近傍に1個所、装置前方のコーナー部近傍に1個所など、用紙幅方向中央からの距離が均等となる複数個所に糊付けする。
後述するように、糊付けされた挿入用紙P5は、用紙束P2を折り畳む工程で同時に用紙束P2の内側に貼り付けられる。このように用紙幅方向の並ぶ複数個所に糊付けすることによって、挿入用紙P5を用紙束P2に貼り付けた後、挿入用紙P5の位置を保持しやすくすることができる。このため、例えば用紙折り装置500から排出された冊子の小口または天地を断裁するときにおいても挿入用紙P5の位置を安定化させることができ、適切な位置で挿入用紙P5を断裁することが可能となる。なお、糊付け機構502は、挿入用紙P5の先端近傍の1個所に糊付けしてもよい。このとき、糊付け機構502は、挿入用紙P5の肩部、すなわち先端の2個所のコーナー部のうち一方のコーナー部近傍に糊付けしてもよい。
また、用紙折り装置500には、折りローラ34に代えて折りローラ506が設けられ、折りナイフ36に代えて折りナイフ508が設けられている。以下、折りローラ506および折りナイフ508の構成について、図10(a)および図10(b)に関連して詳細に説明する。
図10(a)は、図9において視点Pから用紙折り装置500を見た図である。図10(b)は、図10(a)において視点Qから一対の折りローラ506を見た図である。図10(b)に示すように、一対の折りローラ506の各々には、軸方向に等間隔で同じ長さおよび同じ深さで凹む複数の小径部506aが設けられている。一対の折りローラ506の各々は、軸方向の同じ位置に複数の小径部506aが位置するよう配置される。したがって、互いに対向する小径部506aの間には間隔が設けられる。
一方、図10(a)に示すように、折りナイフ508は、上端において折りローラ506の軸方向に等間隔で同じ長さおよび同じ高さで突出する複数の凸部508aが設けられている。凸部508aは小径部506aよりも長さが短く形成されている。また、複数の凸部508aの配置間隔は複数の小径部506aの配置間隔と同じとされている。さらに、折りローラ506の軸方向において小径部506aが凸部508aと同じ位置となるよう、折りナイフ508が配置される。以上より、折りナイフ508が上昇すると、一対の折りローラ506の小径部506a同士の隙間に複数の凸部508aの各々が挿入される。こうして、一対の折りローラ506の各々の中心軸よりも高い位置まで凸部508aの上端が進出するよう折りナイフ508を上昇させた場合においても、折りナイフ508と一対の折りローラ506との間の接触を回避することができる。
図11(a)〜図11(c)は、第4の実施形態に係る用紙折り装置500での冊子作成工程を模式的に表す図である。なお、用紙束P2の状態が理解し易くなるようこれらの図において一対の折りローラ506の間に間隔が設けられているが、用紙束P2を折り畳むことができるよう、実際は一対の折りローラ506は互いに近接する方向に圧力が与えられている。
鞍22の上に用紙束P2が配置されると、制御部80は、一対の折りローラ506を停止させた状態で、図11(a)に示すように、折りナイフ508を上昇させて用紙束P2の中央、すなわち折り畳み位置を一対の折りローラ506のニップ部にわずかに挟み込ませる。このとき、一対の折りローラ506の小径部506aの間に凸部508aが入り込むが、凸部508aの間の上端がニップ位置まで到達しない位置まで折りナイフ508を上昇させる。
次に制御部80は、図11(b)に示すように、折りナイフ508によって挿入用紙P5を案内させながら、折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させるよう搬送ローラ66の駆動を制御する。これにより、用紙束P2に対し挿入用紙P5が位置決めされる。
なお、用紙束P2の中央は一対の折りローラ506によって挟持されるため、挿入用紙P5の先端は用紙束P2のうち折り畳まれた内側の折り目に達することはできず、その僅か手前において、折り目と先端とが平行となるよう折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に突き当てられる。
制御部80は、折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させた後、さらに挿入用紙P5を送り出すよう搬送ローラ66の駆動を制御することにより、挿入用紙P5を撓ませる。このように挿入用紙P5を撓ませることによって、一対の折りローラ506の回転が開始して用紙束P2と共に挿入用紙P5が送り出される場合においても、用紙束P2に対する挿入用紙P5の位置がずれることを回避できる。なお、挿入用紙P5を撓ませるスペースを確保できるよう、上述の実施形態よりも鞍22に膨らみが設けられていてもよい。
挿入用紙P5が折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に突き当てられた後、所定時間が経過したタイミングで、制御部80は、折りナイフ508を下降させるとともに、折りローラ506の駆動を開始させる。これにより一対の折りローラ506は、図11(c)に示すように用紙束P2が中央に挟まれた状態で挿入用紙P5を挟持して上方に送り出すことにより折り畳む。この所定時間は、挿入用紙P5の先端が折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に突き当てられた後、挿入用紙P5の側面が鞍22の内面に当接する直前くらい適度に挿入用紙P5が撓むまでの時間に設定されている。このように挿入用紙P5が挟まれた状態で用紙束P2を折り畳むことにより、挿入用紙P5に転写された糊によって挿入用紙P5が用紙束P2に貼り付けられ固定される。このとき、挿入用紙P5の先端が用紙束P2の折り目に沿うよう挿入用紙P5を用紙束P2に貼り付けることができる。
なお、用紙束P2を折り畳む工程においても挿入用紙P5がさらに撓んで鞍22の内側に接触するなどの事態を回避するため、一対の折りローラ506による用紙束P2の送り出し速度は、搬送ローラ66による挿入用紙P5の送り出し速度よりも大きくされている。さらに、用紙束P2を折り畳む工程において挿入用紙P5の撓みが完全になくなり挿入用紙P5が搬送ローラ66によって引っ張られる事態を回避すべく、搬送ローラ66にはワンウェイクラッチが設けられていてもよい。
このように挿入用紙P5を用紙束P2に挿入する前に挿入用紙P5に予め糊付けする、または既に糊付けされた挿入用紙P5を用紙束P2に挿入することにより、用紙束P2を折り畳む過程で同時に挿入用紙P5を用紙束P2に貼り付けることができる。このため、中綴じ折り冊子の内側に挿入する小サイズの付録や封筒、はがき等の脱落を抑制することができる。
また、糊付けされた挿入用紙P5を用紙束P2に対して位置決めして貼り付けることにより、用紙束P2に対して挿入用紙P5を正確な位置に貼り付けることができる。このため、挿入用紙P5が見えるよう広げたときの冊子の美観を高めることができる。また、例えば挿入用紙P5を挿入後に小口または天地を断裁する場合も、高い位置精度で挿入用紙P5を断裁することが可能となる。さらに、中綴じ折り冊子は、その性質上、表紙を含むページ数が4の倍数に限られるが、挿入用紙P5を糊付けすることによって、4の倍数に2を加えたページ数の冊子を作成することが可能となる。
なお、制御部80は、搬送ローラ66によって挿入用紙P5を送り出しているとき、糊付けされた挿入用紙P5を折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に当接させる前の所定タイミングで、折りローラ506の駆動を開始させるよう折りローラ駆動機構を制御してもよい。ユーザによって挿入用紙P5の貼り付け位置が入力装置82に入力可能とされていてもよく、制御部80は、ユーザに入力された貼り付け位置を取得し、これを利用して折りローラ506の駆動開始タイミングを制御してもよい。これにより、例えば用紙束P2を折り畳んだときの背から小口までの長さ(仕上げサイズ)よりも挿入用紙P5の搬送方向の長さが短い場合、すなわち挿入用紙P5が冊子から突出しない場合などにおいて、冊子内側の任意の位置に挿入用紙P5を貼り付けることができる。
(第5の実施形態)
図12(a)〜図12(d)は、第5の実施形態に係る用紙折り装置500での冊子作成工程を模式的に表す図である。以下、特に言及しない限り、用紙折り装置500の構成は第4の実施形態に係る用紙折り装置10と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
鞍22の上に用紙束P2が配置されると、制御部80は、一対の折りローラ506を停止させた状態で、図12(a)に示すように、折りナイフ508を上昇させて用紙束P2の中央を一対の折りローラ506のニップ部にわずかに挟み込ませる。
次に制御部80は、図12(b)に示すように、用紙束P2が折り畳み位置で一対の折りローラ506によって挟圧された状態のまま、折りナイフ508を退避させる。このとき、用紙束P2の一部が一対の折りローラ506に挟圧されることにより、挟圧個所の上流側、すなわち挟圧個所の下側において用紙束P2に逆V状の谷間が形成される。
ここで制御部80は、図12(c)に示すように、用紙束P2のこの谷間に挿入用紙P5の先端を当接させるよう搬送ローラ66の駆動を制御する。これにより、用紙束P2に対し挿入用紙P5が位置決めされる。なお、用紙束P2の中央は一対の折りローラ506によって挟持されるため、挿入用紙P5の先端は用紙束P2のうち折り畳まれた内側の折り目に達することはできず、その僅か手前において、折り目と先端とが平行となるよう、用紙束P2の谷間に突き当てられる。
制御部80は、用紙束P2の谷間に挿入用紙P5の先端を当接させた後、さらに挿入用紙P5を送り出すよう搬送ローラ66の駆動を制御することにより、挿入用紙P5を撓ませる。
挿入用紙P5が用紙束P2の谷間に突き当てられた後、所定時間が経過したタイミングで、制御部80は、折りローラ506の駆動を開始させる。これにより一対の折りローラ506は、図12(d)に示すように、挿入用紙P5が中央に挟まれた状態で用紙束P2を挟持して上方に送り出すことにより折り畳む。この所定時間は、挿入用紙P5の先端が用紙束P2の谷間に突き当てられた後、挿入用紙P5の側面が鞍22の内面に当接する直前くらい適度に挿入用紙P5が撓むまでの時間に設定されている。
このように用紙束P2の谷間に挿入用紙P5の先端を当接させることによっても、挿入用紙P5を用紙束P2に正確に位置決めして貼り付けることができる。一対の折りローラ506による用紙束P2の送り出し速度が搬送ローラ66による挿入用紙P5の送り出し速度よりも大きくされている点や、搬送ローラ66にワンウェイクラッチが設けられていてもよい点は上述と同様である。
(第6の実施形態)
図13(a)〜図13(d)は、第6の実施形態に係る用紙折り装置500での冊子作成工程を模式的に表す図である。以下、特に言及しない限り、用紙折り装置500の構成は第4の実施形態に係る用紙折り装置10と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所は同一の符号を付して説明を省略する。
第6の実施形態では、制御部80は、冊子作成工程中は、一対の折りローラ506を回転駆動させた状態を維持する。鞍22の上に用紙束P2が配置されると、制御部80は、用紙束P2の下面に先端が当接するまで折りナイフ508を進出させる。このとき制御部80は、折りナイフ508によって用紙束P2が上方に押されて一対の折りローラ506に接することがないよう、適度な位置まで折りナイフ508を進出させる。
次に制御部80は、図13(b)に示すように、折りナイフ508によって挿入用紙P5を案内させながら、折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させるよう搬送ローラ66の駆動を制御する。これにより、用紙束P2に対し挿入用紙P5が位置決めされる。制御部80は、折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させた後、さらに挿入用紙P5を送り出すよう搬送ローラ66の駆動を制御することにより、挿入用紙P5を撓ませる。
挿入用紙P5が折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に突き当てられた後、所定時間が経過したタイミングで、制御部80は、折りナイフ508をさらに上方に進出させ、用紙束P2の折り畳み位置を一対の折りローラ506に挟圧させる。この所定時間は、挿入用紙P5の先端が折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に突き当てられた後、挿入用紙P5の側面が鞍22の内面に当接する直前くらい適度に挿入用紙P5が撓むまでの時間に設定されている。なお、用紙束P2を撓ませておくことにより、用紙束P2を一対の折りローラ506に送り込むときに、挿入用紙P5の先端が折りナイフ508と用紙束P2との接触個所から外れる事態を回避している。
このように、用紙束P2を一対の折りローラ506に挟圧させる前に折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させることによって、挿入用紙P5の先端が折り目に当接するよう用紙束P2を折り畳むことが可能となる。一対の折りローラ506による用紙束P2の送り出し速度が搬送ローラ66による挿入用紙P5の送り出し速度よりも大きくされている点や、搬送ローラ66にワンウェイクラッチが設けられていてもよい点は上述と同様である。
なお、制御部80は、搬送ローラ66によって挿入用紙P5を送り出しているとき、糊付けされた挿入用紙P5を折りナイフ508と用紙束P2との接触個所に当接させる前の所定タイミングで、折りナイフ508の上方への進出を開始させるよう折りナイフ駆動機構を制御してもよい。制御部80は、上述のようにユーザに入力された貼り付け位置を取得し、これを利用して折りナイフ508の進出タイミングを制御してもよい。これによっても、冊子内側の任意の位置に挿入用紙P5を貼り付けることができる。
また、制御部80は、先端が用紙束P2の下面に当接するまで挿入用紙P5を送り出した後に、先端が用紙束P2に当接するよう折りナイフ508を進出させてもよい。この場合、折りナイフ508で挿入用紙P5を案内することが困難なため、搬送路60を構成するガイド板のうち、折りナイフ508に近いガイド板を、用紙束P2と挿入用紙P5とが接すべきラインに近い位置に先端が位置するよう延在させてもよい。鞍22に搬入される用紙束P2には、折り畳み位置に予め折り目が付けられている。例えばこの折り目を狙って、折りナイフ508の進出前に挿入用紙P5の先端を用紙束P2に当接させても、その後に折りナイフ508を進出させることで、用紙束P2と挿入用紙P5との接触個所に挿入用紙P5の先端を当接させることができる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
第1および第2実施形態では、第2給紙部からの挿入用紙の給紙開始タイミングを、検出センサ52による検出タイミングと同時に設定する例を示した。変形例においては、検出センサ52による検出タイミングの一定時間経過後に挿入用紙の給紙を開始するように給紙タイミングを設定してもよい。あるいは、綴じ部の上流側に設けられた検出センサ50の検出タイミング、ステッチャ28の駆動タイミング、または綴じ処理後の用紙束P2の搬送開始タイミング等に基づいて挿入用紙の給紙開始タイミングを設定してもよい。ただし、いずれの場合にも各実施形態と同様に挿入用紙が用紙束の適正な位置に挟まれるように設定する。
第1および第2実施形態では、折りナイフ36の駆動開始タイミングを、検出センサ54による検出タイミングと同時に設定する例を示した。変形例においては、搬送路60に設けられた検出センサ54による検出タイミングの一定時間経過後に折りナイフ36の駆動を開始するように駆動開始タイミングを設定してもよい。あるいは、分離給送機構40による挿入用紙の給紙開始タイミング、折り畳み部の上流側に設けられた検出センサ52の検出タイミング、綴じ部の上流側に設けられた検出センサ50の検出タイミング、ステッチャ28の駆動タイミング、または綴じ処理後の用紙束P2の搬送開始タイミング等に基づいて挿入用紙の給紙開始タイミングを設定してもよい。ただし、いずれの場合にも各実施形態と同様に挿入用紙が用紙束の適正な位置に挟まれるように設定する。
各実施形態においては、各給紙部において給紙機構が一つ設けられた例を示した。変形例においては、複数の給紙機構を設け、その各々から用紙を一枚ずつ送出して搬送しながら重ねて丁合いし、複数の用紙束として折り畳み部に導入するようにしてもよい。
第4〜第6の実施形態では、折りナイフ508と鞍22との間でたわみを形成しているが、ある変形例では、搬送路60を形成するガイド板を用紙束P2に近い位置まで伸ばし、搬送ローラ66の下流側において、挿入用紙P5を撓ませるスペースを確保するようガイド板同士の間隔を広げてもよい。これにより、搬送路60のガイド板内のスペースで挿入用紙P5を撓ませることが可能となる。
10 用紙折り装置、 12 第1給紙部、 14 折り曲げ部、 16 綴じ部、 18 折り畳み部、 20 第2給紙部、 22 鞍、 26 送り機構、 28 ステッチャ、 32 プッシャ、 34 折りローラ、 36 折りナイフ、 50,52,54 検出センサ、 60 搬送路、 80 制御部、 210 用紙折り装置、 216 綴じ部、 218 折り畳み部、 220 第2給紙部、 260 搬送路、 310 用紙折り装置、 312 第1給紙機構、 314 第1折りローラ、 316 第2給紙機構、 318 第2折りローラ、 320 排紙機構、 330 用紙搬送路、 332 ストッパ、 334 検出センサ、 335,340 用紙搬送路。

Claims (11)

  1. 送り込まれた用紙を挟圧して折り畳む一対の折りローラと、折り目が付けられるべき位置である折り畳み位置で折り畳まれるよう、前記折り畳み位置を先頭に折り畳み対象の用紙を前記一対の折りローラ間に送り込む送り込み機構と、を有する折り畳み手段と、
    前記折り畳み対象の用紙が前記一対の折りローラ間に送り込まれる過程で、折り畳まれる前記折り畳み対象の用紙の内側に挿入対象の用紙を挿入する用紙挿入手段と、
    を備えることを特徴とする用紙折り装置。
  2. 前記用紙挿入手段は、前記折り畳み対象の用紙の折り畳み位置が前記一対の折りローラに到達すると同時またはそれ以降に、前記挿入対象の用紙が前記折り畳み対象の用紙の折り目またはその近傍に到達するようなタイミングにて、前記挿入対象の用紙の供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の用紙折り装置。
  3. 前記用紙挿入手段は、前記一対の折りローラによる前記折り畳み対象の用紙の挟圧開始前に、前記挿入対象の用紙がその折り畳み対象の用紙における目標挿入位置に到達して挟持されるように、前記挿入対象の用紙を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙折り装置。
  4. 前記折り畳み対象の用紙としての用紙束を、前記送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段と、
    前記用紙束を折り畳まれる前工程にて綴じる綴じ手段と、
    をさらに備え、
    前記用紙挿入手段は、前記綴じ手段の予め定める動作タイミングを基準とする所定タイミングにて前記挿入対象の用紙の供給を開始することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の用紙折り装置。
  5. 前記折り畳み対象の用紙を、前記送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで所定の搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路の所定位置に配置されて前記折り畳み対象の用紙の搬送を検出するとともに、その検出タイミングが前記送り込み機構の動作開始タイミングの基準とされる用紙センサと、
    をさらに備え、
    前記用紙挿入手段は、前記用紙センサによる検出タイミングを基準とする所定タイミングにて前記挿入対象の用紙の供給を開始することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の用紙折り装置。
  6. 前記折り畳み対象の用紙を搬送する搬送手段と、
    前記折り畳み対象の用紙を前記一対の折りローラに対して位置決めするよう、搬送される折り畳み対象の用紙の先端部に当接する折りストッパと、
    をさらに備え、
    前記折り畳み対象の用紙がその折りストッパに当接した後も搬送動作が継続されることにより、その折り畳み対象の用紙が前記折り畳み位置にて湾曲されて前記一対の折りローラに送り込まれるように構成され、
    前記用紙挿入手段は、前記折り畳み対象の用紙がその折りストッパに当接するタイミングを基準とする所定タイミングにて前記挿入対象の用紙の供給を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙折り装置。
  7. 前記折り畳み対象の用紙を、前記送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段をさらに備え、
    前記送り込み機構は、
    前記基準位置に搬送された折り畳み対象の用紙の折り畳み位置に対して前記折りローラとは反対側から進退可能に設けられ、その進出により前記折り畳み対象の用紙を前記一対の折りローラ間に押し込み可能な折りナイフと、
    前記折りナイフを進退駆動する折りナイフ駆動機構と、
    を有し、
    前記折りナイフ駆動機構は、前記用紙挿入手段による前記挿入対象の用紙の供給タイミングを基準に前記折りナイフの駆動を開始することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の用紙折り装置。
  8. 前記折りナイフ駆動機構は、前記折りナイフの先端が前記挿入対象の用紙よりも先に前記折り畳み対象の用紙に当接するよう前記折りナイフを駆動することを特徴とする請求項7に記載の用紙折り装置。
  9. 前記折り畳み対象の用紙を、前記送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段と、
    をさらに備え、
    前記送り込み機構は、
    前記基準位置に搬送された折り畳み対象の用紙の折り畳み位置に対して前記折りローラとは反対側から進退可能に設けられ、その進出により前記折り畳み対象の用紙を前記一対の折りローラ間に押し込み可能な折りナイフと、
    前記折りナイフを進退駆動する折りナイフ駆動機構と、
    を有し、
    前記用紙挿入手段は、前記折りナイフと前記折り畳み対象の用紙との接触個所に前記挿入対象の用紙の先端を当接させることにより、前記折り畳み対象の用紙に対し前記挿入対象の用紙を位置決めすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の用紙折り装置。
  10. 前記折り畳み対象の用紙を、前記送り込み機構の動作を開始させるための基準位置まで搬送する搬送手段と、
    をさらに備え、
    前記送り込み機構は、
    前記基準位置に搬送された折り畳み対象の用紙の折り畳み位置に対して前記折りローラとは反対側から進退可能に設けられ、その進出により前記折り畳み対象の用紙を前記一対の折りローラ間に押し込み可能な折りナイフと、
    前記折りナイフを進退駆動する折りナイフ駆動機構と、
    を有し、
    前記用紙挿入手段は、前記折り畳み対象の用紙の一部が前記一対の折りローラに挟圧されることにより挟圧個所の上流側に形成される、前記折り畳み対象の用紙の谷間に前記挿入対象の用紙の先端を当接させることにより、前記折り畳み対象の用紙に対し前記挿入対象の用紙を位置決めすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の用紙折り装置。
  11. 前記用紙挿入手段は、前記挿入対象の用紙の先端を当接させた後さらに前記挿入対象の用紙を送り出すことにより、前記挿入対象の用紙を撓ませることを特徴とする請求項9または10に記載の用紙折り装置。
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