JP5151195B2 - 可逆性感熱記録媒体、並びに可逆性感熱記録ラベル、可逆性感熱記録部材、画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
しかし、従来の可逆性感熱記録媒体においては、サーマルヘッドなどの加熱体により加熱して画像形成する際に、加熱体と感熱記録層との摩擦力が大きいためにスティッキングしたり、加熱体の熱及び圧力により表面が変形しやすいために表面にサーマルヘッドのドット密度に相当した周期的な凹凸ができ、画像形成と消去を繰り返すうちにその変形量が増大して、鮮明な画像を形成することは困難であった。
しかし、画像形成及び消去を行う画像処理装置の画像処理高速化にともない、サーマルヘッド等での画像処理を短縮するために、エネルギー印加時間を数msecオーダーの短パルスにした場合や、鮮明な画像を得るためにサーマルヘッド等の加熱体による印加圧力を高くした場合において、画像形成と消去を繰り返すと保護層表面にクラックが生じるという問題がある。また、クラック発生量の増加に伴って保護層の表面状態が悪化し、画像処理装置における搬送性が悪化することでスティッキングが発生し、画像が劣化するという問題がある。
しかし、これまで提案されてきた可逆性感熱記録媒体は、プリペイドカードやポイントカードなどの磁気感熱カード用途として広く使用され、該分野では、上述したように画像形成及び消去を行う画像処理装置におけるサーマルヘッドと可逆性感熱記録媒体の相互作用のみ議論され、作業者による可逆性感熱記録媒体の折り曲げは、その形態の大きさやカードの厚みから全く想定されていなかった。
<1> 支持体と、該支持体上に感熱記録層と、該感熱記録層上に保護層とを有する可逆性感熱記録媒体において、
前記感熱記録層が、電子供与性呈色性化合物及び電子受容性化合物を含有し、温度に依存して色調が可逆的に変化し、
前記保護層が、ペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物及びジペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物から選択される2種のアクリレート化合物を含む組成物の重合物を含有することを特徴とする可逆性感熱記録媒体である。
<2> 2種のアクリレート化合物のうち、一方がペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかと、エステル結合を有する重合性基とが直接結合したアクリレート化合物(A)であり、
他方がペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかと、エステル結合を有する重合性基との間に、エステル結合を有する置換基を有していてもよい鎖状の炭化水素基を有するアクリレート化合物(B)である前記<1>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<3> 2種のアクリレート化合物(A)及び(B)の配合質量比が(A)/(B)=1.0/9.0〜5.0/5.0である前記<2>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<4> 2種のアクリレート化合物が、下記構造式(1)及び(2)で表される前記<1>から<3>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<5> 電子受容性化合物が下記構造式(3)及び(4)のいずれかで表されるフェノール化合物である前記<1>から<4>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<6> 保護層の支持体側の面と接する層が、ペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかを有するアクリレート化合物を含有する前記<1>から<5>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<7> ペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかを有するアクリレート化合物が、下記構造式(5)で表されるアクリレート化合物(C)である前記<6>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<8> アクリレート化合物(C)の含有率が、アクリレート化合物(C)の乾燥質量/該アクリレート化合物(C)を含有する層の乾燥質量=0.01〜0.10である前記<7>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<9> 保護層の支持体側の面と接する層が、感熱記録層である前記<6>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<10> 保護層の支持体側の面と接する層が、感熱記録層と保護層の間の中間層である前記<6>から<8>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<11> 感熱記録層と支持体との間に、少なくとも中空粒子を含有する断熱層を有する前記<1>から<10>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<12> 中空粒子が、中空率70%以上であり、該中空粒子の最大粒子径(D100)が5.0〜10.0μmであると共に、50%頻度の粒子径(D50)との比率(D100/D50)が2.0〜3.0であり、前記中空粒子を形成する材料がアクリロニトリル及びメタアクリロニトリルの少なくともいずれかをモノマー単位とする共重合体である前記<11>に記載の可逆性感熱記録媒体である。
<13> 可逆性感熱記録媒体がラベル状、シート状及びロール状のいずれかの形態に加工されている前記<1>から<12>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<14> 可逆性感熱記録媒体の画像を形成する面及び反対側の面の少なくともいずれか一方の面の少なくとも一部に、不可逆な可視情報及び印刷可能部分の少なくともいずれかを有する前記<1>から<13>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体である。
<15> 前記<1>から<14>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体の画像を形成する面と反対側の面に、接着剤層及び粘着剤層のいずれかを有することを特徴とする可逆性感熱記録ラベルである。
<16> 情報記憶部と可逆表示部とを有し、該可逆表示部が前記<1>から<12>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体を有することを特徴とする可逆性感熱記録部材である。
<17> 情報記録部が、磁気感熱記録層、磁気ストライプ、ICメモリ、光メモリ、ホログラム、RF−IDタグカード、ディスク、ディスクカートリッジ及びテープカセットから選択されるいずれかである前記<16>に記載の可逆性感熱記録部材である。
<18> 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去手段との少なくともいずれかを有してなり、該可逆性感熱記録媒体が前記<1>から<14>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理装置である。
<19> 画像形成手段が、サーマルヘッド及びレーザー照射装置のいずれかである前記<18>に記載の画像処理装置である。
<20> 画像消去手段が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかである前記<18>から<19>のいずれかに記載の画像処理装置である。
<21> 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成工程、及び、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去工程の少なくともいずれかを含み、該可逆性感熱記録媒体が前記<1>から<14>のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理方法である。
<22> 画像の形成が、サーマルヘッド又はレーザー照射装置のいずれかを用いて行われる前記<21>に記載の画像処理方法である。
<23> 画像の消去が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかを用いて行われる前記<21>から<22>のいずれかに記載の画像処理方法である。
<24> サーマルヘッドを用いて画像を消去しつつ新しい画像を形成する工程を含む前記<22>から<23>のいずれかに記載の画像処理方法である。
前記感熱記録層が、電子供与性呈色性化合物及び電子受容性化合物を含有し、温度に依存して色調が可逆的に変化し、
前記保護層が、ペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物及びジペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物から選択される2種のアクリレート化合物を含む組成物の重合物を含有する。その結果、紙のように扱われても表面クラックが発生することなく、繰り返しても媒体がカールすることなく、かつ従来の媒体が備え持った印刷性、接着性、及び搬送性を両立し得、発色と消色の繰り返しが安定に行える。
本発明の可逆性感熱記録媒体は、支持体と、該支持体上に感熱記録層と、該感熱記録層上に保護層とを有してなり、アンダー層、中間層、更に必要に応じてその他の層を有してなる。
今まで提案されてきた可逆性感熱記録媒体は、プリペイドカードやポイントカード等の磁気感熱カード用途として広く使用され、該分野では、画像形成及び消去を行う画像処理装置におけるサーマルヘッドと可逆性感熱記録媒体の相互作用のみが議論されてきた。しかし、OA用途や工場などの部品管理及び工程管理用途のような分野では、従来のカード分野では全く想定されていなかった可逆性感熱記録媒体が紙のように取り扱われるため、サーマルヘッドとの物理的強度を重視していた従来の保護層では、該保護層が硬すぎて、繰り返し印刷する以前の取扱い時点で媒体表面にクラックが発生することで画像が劣化したり、また繰り返し画像形成及び消去をした場合には感熱記録層面側に可逆性感熱記録媒体がカールするなど、いままで予知できなかった新たな問題が発生した。
作業者の取扱い時点で媒体表面にクラックが発生するメカニズムは、作業者が可逆性感熱記録媒体を紙のようにつまんだり、曲げたり、折ったりするため、その際、支持体の柔軟性に対して最外層にある保護層の柔軟性が追随できず、保護層表面に亀裂が発生し、そこが起点となって支持体方向に亀裂が延びてクラックとなる。
前記2種のアクリレート化合物のうち、一方がペンタエリスリトール基又はジペンタエリスリトール基とエステル結合を有した重合性基が直接結合したアクリレート化合物(A)であり、他方がペンタエリスリトール基又はジペンタエリスリトール基とエステル結合を有した重合性基の間に、エステル結合を有した置換基も有してよい炭化水素基を有するアクリレート化合物(B)であることで前記問題点を更に解決できるに至った。
前記2種のアクリレート化合物(A)及び(B)は、下記構造式(1)及び(2)で表される化合物であることが好ましい。
前記離型剤としては、例えば、重合性基を持つシリコーン、シリコーングラフトをした高分子、ワックス、ステアリン酸亜鉛、シリコーンオイル等が挙げられる。
前記離型剤の添加量としては、前記保護層の樹脂成分全質量に対して0.01質量%〜50質量%が好ましく、0.1質量%〜40質量%がより好ましく、1質量%〜30質量%が更に好ましい。前記添加量が0.01質量%未満であると、添加による効果を得ることができなくなり、前記添加量が50質量%を超えると、下層との接着性に問題が生じることがある。
前記その他の成分としては、添加剤として従来公知の界面活性剤、レベリング剤、帯電防止剤等を含有していてもよい。
前記保護層の厚みは、0.1μm〜20μmが好ましく、0.5μm〜10μmがより好ましく、1.5μm〜6μmが更に好ましい。前記厚みが0.1μm未満であると、記録されている画像の消去及び印字を繰り返した際に保護層が破壊されてしまい十分な耐久性が得られなく、また、薬品などに対して容易に冒され、可逆性感熱記録媒体としての機能を失ってしまうことがあり、前記厚みが20μmを超えると、ドット再現性(印字画像の精細性)が悪いぼやけた画像しか得られず、また熱伝導性の問題から印字及び消去に使用するエネルギーが増大し、装置にかかる負担が増加することがある。
前記保護層の支持体側の面と接する層としては、感熱記録層、感熱記録層と保護層の間の中間層などが挙げられる。前記感熱記録層及び中間層については後述する。
前記アクリレート化合物(C)の含有率は、アクリレート化合物(C)の乾燥質量/該アクリレート化合物(C)を含有する層の乾燥質量=0.01〜0.10が好ましく、0.01〜0.08がより好ましく、0.01〜0.07が更に好ましい。前記アクリレート化合物(C)の乾燥質量/該アクリレート化合物(C)を含有する層の乾燥質量が、0.01未満では、接着性とクラックの両立に対して著しい効果が得られず、0.10を超えると、発色と消色の繰り返し安定性が悪くなることがある。
前記感熱記録層は、電子供与性呈色化合物及び電子受容性化合物を含有してなり、温度に依存して色調が可逆的に変化する。
本発明においては、前記感熱記録層が、保護層の支持体側の面と接する層である場合には、ペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物及びジペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物のいずれかを含有することが好ましく、具体的には、上記構造式(5)で表されるアクリレート化合物(C)を含むことが好ましい。
も、第一の特定温度と第二の特定温度で色の状態が変化するものが特に好ましい。
本発明の可逆性感熱記録媒体は、発色記録の形成はサーマルヘッドなどにより一旦溶融混合する温度に加熱し、急冷すればよい。また、消色は加熱状態から徐冷する方法と発色温度よりやや低い温度に加熱する方法の二つである。しかし、これらは両者が相分離したり、少なくとも一方が結晶化する温度に一時的に保持するという意味で同じである。発色状態の形成で急冷するのは、この相分離温度又は結晶化温度に保持しないようにするためである。ここにおける急冷と徐冷はひとつの組成物に対して相対的なものであり、その境界は発色剤と顕色剤の組合せにより変化する。
前記電子受容性化合物(顕色剤)としては、熱を因子として発消色を可逆的に行うことができるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(i)電子供与性呈色化合物(発色剤)を発色させる顕色能を有する構造(例えば、フェノール性水酸基、カルボン酸基、リン酸基など)、及び(ii)分子間の凝集力を制御する構造(例えば、長鎖炭化水素基が連結した構造)、から選択される構造を分子内に1つ以上有する化合物が好適である。なお、連結部分にはヘテロ原子を含む2価以上の連結基を介していてもよく、また、長鎖炭化水素基中にも同様の連結基及び芳香族基の少なくともいずれかが含まれていてもよい。これらの中でも、下記構造式(3)で表されるフェノール化合物、下記構造式(4)で表されるフェノール化合物が特に好ましい。
前記R3としては、以下に示すものが好適に挙げられる。
前記脂肪族炭化水素基は、直鎖でも分枝していてもよく、不飽和結合を有していてもよい。炭化水素基に結合している置換基としては、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基等がある。なお、R3及びR4の炭素の和が7以下では発色の安定性や消色性が低下するため、炭素数は8以上が好ましく、11以上がより好ましい。
前記R4としては、以下に示すものが好適に挙げられる。
前記電子供与性呈色化合物(発色剤)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ロイコ染料などが好適に挙げられる。
前記ロイコ染料としては、フルオラン化合物、アザフタリド化合物が好適であり、例えば、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジ(n−ブチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−プロピル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−イソプロピル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−イソブチル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−sec−ブチル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−iso−アミル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−プロピル−N−イソプロピルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(m−トリクロロメチルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリフルロロメチルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリクロロメチルアニリノ)−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−(2,4−ジメチルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−エチル−p−トルイジノ)−3−メチル−6−(N−エチルアニリノ)フルオラン、2−(N−エチル−p−トルイジノ)−3−メチル−6−(N−プロピル−p−トルイジノ)フルオラン、2−アニリノ−6−(N−n−ヘキシル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(o−クロロアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(o−クロロアニリノ)−6−ジブチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2,3−ジメチル−6−ジメチルアミノフルオラン、3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−ブロモ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−6−ジプロピルアミノフルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ブロモ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−クロロ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フルオラン、2−クロロ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(o−クロロアニリノ)−3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、2−(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2,3−ジクロロアニリノ)−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(m−トリフロロメチルアニリノ)フルオラン、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−7−アザフタリド、3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエチルアミノフェニル)−7−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(4−N−n−アミル−N−メチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−ヘキシルオキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−7−アザフタリド、などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、異なる色調に発色する層を積層することによってマルチカラー、フルカラーにすることもできる。
本発明においては、前記顕色剤と、消色促進剤として分子中にアミド基、ウレタン基、及び尿素基を少なくとも一つ有する化合物を併用することにより、消去状態を形成する過程において消色促進剤と顕色剤の間に分子間相互作用が誘起され、消去速度を格段に速くすることが可能である。
R5−NHCO−R7−CONH−R6 ・・・構造式(6)
R5−CONH−R7−NHCO−R6 ・・・構造式(7)
R5−NHCOO−R6 ・・・構造式(8)
R5−NHCOO−R7−OCONH−R6 ・・・構造式(9)
R5−OCONH−R7−NHCOO−R6 ・・・構造式(10)
R6としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘプタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、−C3H6OC3H6−基、−C2H4OC2H4−基、−C2H4OC2H4OC2H4−基、等が挙げられる。
R9としては、下記構造式で表されるものが好適に挙げられる。
(2)C15H31CONHC16H33、
(3)C17H35CONHC18H37、
(4)C17H35CONHC18H35、
(5)C21H41CONHC18H37、
(6)C15H31CONHC18H37、
(7)C17H35CONHCH2NHCOC17H35、
(8)C11H23CONHCH2NHCOC11H23、
(9)C7H15CONHC2H4NHCOC17H35、
(10)C9H19CONHC2H4NHCOC9H19、
(11)C11H23CONHC2H4NHCOC11H23、
(12)C17H35CONHC2H4NHCOC17H35、
(13)(CH3)2CHC14H35CONHC2H4NHCOC14H35(CH3)2、
(14)C21H43CONHC2H4NHCOC21H43、
(15)C17H35CONHC6H12NHCOC17H35、
(16)C21H43CONHC6H12NHCOC21H43、
(17)C17H33CONHCH2NHCOC17H33、
(18)C17H33CONHC2H4NHCOC17H33、
(19)C21H41CONHC2H4NHCOC21H41、
(20)C17H33CONHC6H12NHCOC17H33、
(21)C8H17NHCOC2H4CONHC18H37、
(22)C10H21NHCOC2H4CONHC10H21、
(23)C12H25NHCOC2H4CONHC12H25、
(24)C18H37NHCOC2H4CONHC18H37、
(25)C21H43NHCOC2H4CONHC21H43、
(26)C18H37NHCOC6H12CONHC18H37、
(27)C18H35NHCOC4H8CONHC18H35、
(28)C18H35NHCOC8H16CONHC18H35、
(29)C12H25OCONHC18H37、
(30)C13H27OCONHC18H37、
(31)C16H33OCONHC18H37、
(32)C18H37OCONHC18H37、
(33)C21H43OCONHC18H37、
(34)C12H25OCONHC16H33、
(35)C13H27OCONHC16H33、
(36)C16H33OCONHC16H33、
(37)C18H37OCONHC16H33、
(38)C21H43OCONHC16H33、
(39)C12H25OCONHC14H29、
(40)C13H27OCONHC14H29、
(41)C16H33OCONHC14H29、
(42)C18H37OCONHC14H29、
(43)C22H45OCONHC14H29、
(44)C12H25OCONHC12H37、
(45)C13H27OCONHC12H37、
(46)C16H33OCONHC12H37、
(47)C18H37OCONHC12H37、
(48)C21H43OCONHC12H37、
(49)C22H45OCONHC18H37、
(50)C18H37NHCOOC2H4OCONHC18H37、
(51)C18H37NHCOOC3H6OCONHC18H37、
(52)C18H37NHCOOC4H8OCONHC18H37、
(53)C18H37NHCOOC6H12OCONHC18H37、
(54)C18H37NHCOOC8H16OCONHC18H37、
(55)C18H37NHCOOC2H4OC2H4OCONHC18H37、
(56)C18H37NHCOOC3H6OC3H6OCONHC18H37、
(57)C18H37NHCOOC12H24OCONHC18H37、
(58)C18H37NHCOOC2H4OC2H4OC2H4OCONHC18H37、
(59)C16H33NHCOOC2H4OCONHC16H33、
(60)C16H33NHCOOC3H6OCONHC16H33、
(61)C16H33NHCOOC4H8OCONHC16H33、
(62)C16H33NHCOOC6H12OCONHC16H33、
(63)C16H33NHCOOC8H16OCONHC16H33、
(64)C18H37OCOHNC6H12NHCOOC18H37、
(65)C16H33OCOHNC6H12NHCOOC16H33、
(66)C14H29OCOHNC6H12NHCOOC14H29、
(67)C12H25OCOHNC6H12NHCOOC12H25、
(68)C10H21OCOHNC6H12NHCOOC10H21、
(69)C8H17OCOHNC6H12NHCOOC8H17、
これらのバインダー樹脂の役割は、組成物の各材料が記録消去の熱印加によって片寄ることなく均一に分散した状態を保つところにある。したがって、前記バインダー樹脂としては、耐熱性の高い樹脂を用いることが好ましい。また、前記バインダー樹脂としては、架橋剤を添加し、例えば、熱、紫外線、電子線などで架橋可能な硬化性樹脂を用いることが好ましい(以下、「架橋状態にある樹脂」と称することもある)。前記感熱記録層に硬化性樹脂を含有することによって、感熱記録層の耐熱性及び塗膜強度が向上し、可逆性感熱記録媒体の繰り返し耐久性が向上する。
これらの中でも、アクリルポリオール樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、ポリウレタンポリオール樹脂が特に好ましい。
また、前記硬化性樹脂の水酸基価としては、耐久性、塗膜表面硬度及びワレ抵抗性を向上させる点から、70KOHmg/g以上が好ましく、90KOHmg/g以上がより好ましい。前記水酸基価の大小は、架橋密度に影響するため、塗膜の耐化学薬品性、物性などを左右する。
前記架橋促進剤としてこの種の反応に用いられる触媒を用いてもよい。該架橋促進剤としては、例えば、1,4−ジアザ−ビシクロ[2,2,2]オクタンなどの3級アミン類、有機すず化合物などの金属化合物などが挙げられる。また、架橋剤は添加した全量が架橋反応をしていても、していなくてもよい。即ち、未反応架橋剤が存在していてもよい。この種の架橋反応は経時的に進行するため、未反応の架橋剤が存在していることは架橋反応が全く進行していないことを示すのではなく、未反応の架橋剤が検出されたとしても、架橋状態にある樹脂が存在しないということにはならない。また、ポリマーが架橋状態にあるのか非架橋状態にあるのかを区別する方法として、塗膜を溶解性の高い溶媒中に浸すことによって区別することができる。即ち、非架橋状態にあるポリマーは、溶媒中に該ポリマーが溶け出し溶質中には残らなくなるため、溶質のポリマー構造の有無を分析すればよい。そこで、溶質中にポリマー構造の存在が確認できなければ、該ポリマーは非架橋状態にあることが言え、架橋状態のポリマーと区別することができる。ここでは、これをゲル分率で表すことができる。
ここで、前記ゲル分率測定方法としては、支持体より膜を剥離してその膜の初期質量を測定し、その後、膜を400メッシュ金網に挾んで、架橋前の樹脂が可溶な溶剤中に24時間浸してから真空乾燥して、乾燥後の質量を測定することができる。
前記ゲル分率は、下記数式1により求めることができる。
また、前記測定の際に、支持体上に感熱記録層が設けられており、その上に保護層等の他の層が積層されている場合や、支持体と感熱記録層の間に他の層がある場合には、まず、前記した透過型電子顕微鏡(TEM)、走査型電子顕微鏡(SEM)等の断面観察により感熱記録層及びその他の層の厚みを測定しておき、該その他の層の厚み分の表面を削り、感熱記録層表面を露出させると共に、感熱記録層を剥離して前記測定方法と同様にゲル分率の測定を行えばよい。
記録層中に、前記保護層で記載した無機フィラー及び/又は有機フィラーの中から1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。複数の場合、無機フィラーと有機フィラーの組み合わせ方について特に限定はされない。また、形状としては球状、粒状、板状、針状等が挙げられる。
前記滑剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エステルワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等の合成ワックス類;硬化ひまし油等の植物性ワックス類;牛脂硬化油等の動物性ワックス類;ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類;マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸類;ソルビタンの脂肪酸エステルなどの高級脂肪酸エステル類;ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチロールステアリン酸アミド等のアミド類などが挙げられる。
前記滑剤の前記感熱記録層における含有量は、体積分率で0.1体積%〜95体積%が好ましく、1体積%〜75体積%がより好ましい。
なお、前記電子受容性化合物は前記感熱記録層中では粒子状に分散して存在している。
前記感熱記録層の塗工方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、ロール状で連続して、又はシート状に裁断した支持体を搬送し、該支持体上に、例えば、ブレード塗工、ワイヤーバー塗工、スプレー塗工、エアナイフ塗工、ビード塗工、カーテン塗工、グラビア塗工、キス塗工、リバースロール塗工、ディップ塗工、ダイ塗工等公知の方法で塗布する。
前記紫外線照射は、特に制限はなく、公知の紫外線照射装置を用いて行うことができ、該装置としては、例えば、光源、灯具、電源、冷却装置、搬送装置等を備えたものが挙げられる。
前記光源としては、例えば、水銀ランプ、メタルハライドランプ、ガリウムランプ、水銀キセノンランプ、フラッシュランプなどが挙げられる。該光源の波長は、前記可逆性感熱記録媒体用組成物に添加されている光重合開始剤及び光重合促進剤の紫外線吸収波長に応じて適宜選択することができる。
前記紫外線照射の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記樹脂を架橋するために必要な照射エネルギーに応じてランプ出力、搬送速度等を決めればよい。
前記電子線照射は、公知の電子線照射装置を用いて行うことができ、該電子線照射装置は、走査型(スキャンビーム)又は非走査型(エリアビーム)の2種に大別でき、その条件としては照射面積、照射線量等に応じて選択することができる。また、電子線照射条件は、樹脂を架橋するために必要な線量に応じて、電子流、照射幅、搬送スピードを考慮し、下記数式2から決定することができる。
なお、工業的には、前記数式(2)を簡略化し、下記数式(3)を用いることが好ましい。
前記感熱記録層の厚みが、薄すぎると発色濃度が低くなるため、画像のコントラストが低くなることがあり、厚すぎると層内での熱分布が大きくなり、発色温度に達せず発色しない部分が発生し、目的とする発色濃度が得られなくなることがある。
前記支持体としては、その形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記形状としては、例えば、平板状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記可逆性感熱記録媒体の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記支持体の材料としては、例えば、無機材料、有機材料、などが挙げられる。前記無機材料としては、例えば、ガラス、石英、シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、SiO2、金属等が挙げられる。前記有機材料としては、例えば、紙、三酢酸セルロース等のセルロース誘導体、合成紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、画像鮮明性の高いシートを得るために、支持体単独の曇り度(JIS K7105で規定される曇り度、ヘーズ)が10%以下であるポリエチレンテレフタレート、PET−Gフィルムが特に好ましい。
前記支持体は、塗布層の接着性を向上させる目的で、コロナ放電処理、酸化反応処理(クロム酸等)、エッチング処理、易接着処理、帯電防止処理、等により表面改質することが好ましい。また、前記支持体には、酸化チタン等の白色顔料などを添加して白色にすることが好ましい。
前記支持体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、10μm〜2,000μmが好ましく、20μm〜1,000μmがより好ましく、20μm〜300μmが更に好ましく、20μm〜200μmが特に好ましい。
前記支持体は、感熱記録層と同一面及び反対面の少なくともいずれかに磁気感熱記録層を有していてもよい。また、本発明の可逆性感熱記録媒体は粘着層等を介して、他の媒体へ貼り付けることもできる。
断熱層は、印加した熱を有効に利用し高感度化するため、又は支持体と感熱記録層の接着性の改善や支持体への感熱記録層材料の浸透防止を目的として、前記感熱記録層と前記支持体の間に設けられ、少なくとも中空粒子を含有してなり、バインダー樹脂、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記中空粒子としては、中空部が粒子内に一つ存在する単一中空粒子、中空部が粒子内に多数存在する多中空粒子、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記バインダー樹脂としては、前記感熱記録層と同様の樹脂を用いることができる。
また、前記断熱層には、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、カオリン、タルクなどの無機フィラー及び各種有機フィラーの少なくともいずれかを含有させることができる。
なお、前記断熱層には、その他、滑剤、界面活性剤、分散剤などを含有させることもできる。
前記断熱層の厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1μm〜100μmが好ましく、1μm〜80μmがより好ましく、5μm〜50μmが更に好ましく、5μm〜40μmが特に好ましい。
ここで、前記50%頻度の粒子径とは、粒子径分布を小さい方から累積%で表したときに、累積%が50%に達するときの粒子径を意味している。
このように、可逆性感熱記録媒体の断熱層に中空率が70%以上であり、最大粒子径(D100)は10.0μm以下が好ましく、5.0μm〜10.0μmがより好ましい。50%頻度の粒子径(D50)と最大粒子径(D100)の比率(D100/D50)は3.0以下が好ましく、2.0〜3.0がより好ましい。更に、2μm以下の割合は10%以下が好ましく、5%〜10%がより好ましい。また、ガラス転移温度(Tg)は95℃以上が好ましく、95℃〜150℃の中空粒子を用いることにより、断熱性、ヘッド密着性が向上し、サーマルヘッドの熱が効率よく可逆性感熱記録媒体表面へ伝わるため高感度化が達成させると共に、可逆性感熱記録媒体の表面を均一に保ち、印字白ぬけの発生を防止し、印字画像の均一性が向上する。
前記架橋性モノマーとしては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1.6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、PEG#200ジ(メタ)アクリレート、PEG#400ジ(メタ)アクリレート、PEG#600ジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート3−アクロイルオキシグリセリンモノアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、トリアリルホルマールトリ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタアクリレート、2,2'−ビス(4−アクリルオキシジエトキシフェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、フタル酸ジアリール、ジビニルベンゼン、等一般の架橋性モノマーを用いることができる。架橋性モノマーとしても、塩素原子等のハロゲン原子を含まないものが使用され、また、中空粒子の最大粒径を10μm以下とするためには、形成された中空粒子の粒径分布がシャープであることが必要であり、そのためには前記式(1)で表されるアクリルモノマーを含有した共重合体は、粒子の粒径分布がシャープとなるという特性を有し、この点で優れた効果を示す。該式(1)の左の環であるノルボルナンのクロスした結合手の末端は水素であるが、メチル基であってもよい。本発明で使用する架橋剤の使用量はモノマー中に0.1%〜10%程度が好ましい。
水溶性高分子としてジエタノールアミンアジピン酸縮合物、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン系ポリマーなど両性かカチオン系の水溶性高分子を用いる。
使用量は水性混合物への飽和量〜(飽和量−5%)の濃度で行う。前記混合物をpH3〜5に調整し、水系とする。
また、断熱層に用いられる紫外線硬化樹脂としてはウレタンアクリレート系水溶性紫外線硬化樹脂、エポキシアクリレート系水溶性紫外線硬化樹脂、アルコキシアクリレート系紫外線硬化樹脂、ポリウレタンアクリレート系紫外線硬化エマルジョン、アクリル系モノマー、ウレタンアクリル系オリゴマー、エーテル系ウレタンアクリレートオリゴマー、エステル系ウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオリゴマー等が挙げられる。
更に、断熱層に使用される水溶性樹脂としては、完全けん化ポリビニルアルコール、カルボキシル変成ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、スルホン酸変成ポリビニルアルコール、シリル変成ポリビニルアルコール、アセトアセチル変成ポリビニルアルコール、ジアセトン変成ポリビニルアルコール等各種変成ポリビニルアルコールが挙げられる。
前記アルカリ増粘性結着剤は、中空粒子100質量部に対し1質量部〜80質量部が好ましく、5質量部〜50質量がより好ましい。また、該結着剤はスチレン−ブタジエン共重合体であることが好ましいが、これに限定されるものではなく、アルカリ条件下で増粘するものであればどのようなものでもよい。また、断熱層液をアルカリ下に保つためにpH調整剤が必要となるが、そのようなものとして、例えば、NH3水などが用いられるが、著しく発色を阻害するものでなければこれに限定されるものでは無い。なお、断熱層には、プラスチック微小中空粒子及びアルカリ増粘性結着剤に加え、必要に応じて更にこの種の可逆性感熱記録媒体に慣用される補助添加成分、例えばフィラー、熱可溶性物質、界面活性剤等を使用することができる。この場合フィラー及び熱可溶性物質の具体例としては後記において感熱記録層成分との関連で示された各種のものが挙げられる。
前記中間層は、前記感熱記録層と前記保護層の接着性向上、保護層の塗布による感熱記録層の変質防止、保護層中の添加剤の感熱記録層への移行を防止する目的で、両者の間に中間層を設けることが好ましく、これによって発色画像の保存性が改善できる。
前記紫外線吸収剤の含有量は、前記中間層の樹脂成分100質量部に対し0.5質量部〜80質量部の範囲が好ましい。前記中間層には、紫外線吸収性又は遮蔽性の無機化合物、添加剤として従来公知の界面活性剤、レベリング剤、帯電防止剤等を含有していてもよい。
前記中間層の塗液に用いられる溶媒、塗液の分散装置、中間層の塗工方法、中間層の乾燥方法、硬化方法等は、前記感熱記録層、保護層で用いられた公知の方法を用いることができる。
前記中間層の厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1μm〜20μmが好ましく、0.5μm〜5μmがより好ましい。
A4サイズなど一般文書サイズに加工されたシート状のものは、印字/消去装置を用いることにより、試し印字はもちろんのこと、カードサイズよりも大きなシートサイズでは印字する範囲が広くなるため一般文書や工程管理用の指示書、回覧文書や会議資料など一時出力用途などに広く用いることができる。
更に、ロール状に加工されたものは、印字/消去部を有した装置に組み込まれるなどして、表示板、掲示板又は電子黒板に用いることができる。このような表示装置は、塵、ゴミなどの発生がないため、クリーンルームなどに好ましく用いることができる。
更に、本発明の可逆性感熱記録媒体には、セキュリティのためにホログラムを設けることもできる。また、意匠性付与のためにレリーフ状、インタリヨ状に凹凸を付けて人物像や社章、シンボルマーク等のデザインを設けることもできる。
前記画像処理装置としては、例えば、前記可逆性感熱記録媒体に対し、画像の形成を行うための画像形成手段と、画像の消去を行うための画像消去手段とを備えたものが好適に挙げられ、これらの中でも、処理時間が短い点で、前記画像形成手段と前記画像消去手段とを兼用した画像形成兼消去手段を備えたものが好ましい。具体的には、サーマルヘッドを用い、該サーマルヘッドに印加するエネルギーを変化させることにより画像を処理可能な画像処理装置、又は、画像形成手段がサーマルヘッドであり、画像消去手段がサーマルヘッド、セラミックヒータ(アルミナ基板上に発熱抵抗体をスクリーン印刷した発熱体)、ホットスタンプ、ヒートローラ、ヒートブロック等の発熱体を接着させる接触押圧型手段、あるいは温風や赤外線などを用いた非接触型手段のうち一つから選択される画像処理装置などが挙げられる。
本発明の可逆性感熱記録部材は、情報記憶部と可逆表示部とを有し、該可逆表示部が本発明の前記可逆性感熱記録媒体を有してなり、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
前記可逆表示可能な感熱記録層と情報記憶部とを、同一のカードに設け(一体化させ)、該情報記憶部の記憶情報の一部を感熱記録層に表示することにより、カード所有者等は特別な装置がなくてもカードを見るだけで情報を確認することができ、利便性に優れる。また、情報記憶部の内容を書き換えた時には可逆性感熱性記録部の表示を書き換えることで、可逆性感熱記録媒体を繰り返し何度も使用することができる。
(1)情報記録部を有する部材の一部を可逆性感熱記録媒体の支持体として、感熱記録層を直接形成したもの。
(2)情報記録部を有する部材に、別途形成された、支持体上に感熱記録層を有する可逆性感熱記録媒体の支持体面を接着したもの。
これら(1)及び(2)の場合、情報記憶部と可逆表示部のそれぞれの機能が発揮できるよう設定されることが必要であり、そうであれば、情報記憶部の設定位置は、可逆性感熱記録媒体における支持体の感熱記録層を設けた面と反対側の面に設けることも、支持体と感熱記録層との間でも、あるいは感熱記録層上の一部に設けることもできる。
前記情報記憶部としては、特に制限はないが、例えば、磁気感熱記録層、磁気ストライプ、ICメモリ、光メモリ、RF−IDタグ、ホログラムなどが好ましく用いられる。特にカードサイズよりも大きなサイズのシート媒体では、ICメモリ、RF−IDタグが好ましく用いられる。なお、前記RF−IDタグはICチップと、該ICチップに接続したアンテナとから構成されている。
前記ホログラムとしては、書き換え可能なものが好ましく、例えば、高分子アゾベンゼン液晶フィルムに干渉光を書き込んだ書き換え可能なホログラムなどが挙げられる。
また、可逆表示部と情報記憶部の双方を有する部材としては、例えば、カードの場合で説明すると、情報記憶部に記憶された情報の一部を感熱記録層に表示することによって、カード所有者等は、特別な装置がなくてもカードを見るのみで情報を確認することができて、可逆性感熱記録媒体を適用しないカードに比べてその利便性が非常に向上することになる。
ここで、更に具体的には、以下の本発明の可逆性感熱記録ラベル、可逆性感熱記録部材、画像処理装置及び画像処理方法などに特に好適に使用することができる。なお、本発明において、可逆性感熱記録媒体表面とは、感熱記録層側表面のことを意味し、保護層に限ったものでなく、印刷層表面、OP層表面など印字消去の際サーマルヘッドに接触する全て又は一部の面を意味している。
図2は、RF−IDタグ85の概略図を示す。このRF−IDタグ85はICチップ81と、該ICチップに接続したアンテナ82とから構成されている。前記ICチップ81は記憶部、電源調整部、送信部、受信部の4つに区分されており、それぞれが働きを分担して通信を行っている。通信はRF−IDタグ85とリーダライタのアンテナが電波により通信してデータのやり取りを行う。具体的には、RF−IDのアンテナ82がリーダライタからの電波を受信し共振作用により電磁誘導等により起電力が発生する。これにより、RF−IDタグ内のICチップ81が起動し、チップ内の情報を信号化し、その後、RF−IDタグ85から信号を発信する。この情報をリーダライタ側のアンテナで受信してデータ処理装置で認識し、ソフト側でデータ処理を行う。
として使われる。
本発明の可逆性感熱記録ラベルは、本発明の前記可逆性感熱記録媒体における画像を形成する面と反対側の面(支持体の上に前記感熱記録層を有する場合には、該支持体における前記感熱記録層を形成した面の反対側の面)に接着剤層及び粘着剤層の少なくともいずれかを有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の層を有してなる。なお、支持体として熱融着性のものが用いられた可逆性感熱記録媒体の場合には、支持体の感熱記録層を形成する面と反対の面に接着剤層又は粘着剤層は必ずしも必要ではない。
前記接着剤層乃至前記粘着剤層の形状、構造、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば前記形状としては、シート状、フィルム状などが挙げられ、前記構造としては、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよく、前記大きさとしては、前記感熱記録層よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
更に、ポリアセテート樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂シート又は合成紙等が挙げられ、これら材料を適宜組み合わせてもよく、これら材料を積層したものでもよい。
更に、図7に示されるように、コアシート6とオーバーシート7とを重ね合わせてなる基体シート4を用いる以外は、図6と同様にして行うこともできる。
前記基体シートとして、例えば、透明ポリ塩化ビニルシート/白色ポリ塩化ビニルシート/白色ポリ塩化ビニルシート/透明ポリ塩化ビニルシートのような積層体を用いた場合には、前記熱圧着時の加熱温度は、130℃〜150℃程度が好ましい。また透明PETG/白色PETG/白色PETG/透明PETGのような積層体を用いた場合の加熱温度は、100℃〜130℃程度が好ましい。
前記熱接着の条件は、特に制限はなく、用いる基体シートによって最適な条件が決定されるが、通常、90℃〜130℃の温度で1時間以下、1〜50分間保持した状態で行うことができる。
前記可逆性感熱記録機能を、カード、ディスク、ディスクカートリッジ、及びテープカセットのいずれかの上に設ける方法としては、前記可逆性感熱記録ラベルを貼る方法以外に、それらの上に前記感熱記録層を直接塗布する方法、予め、別の支持体上に前記感熱記録層を形成しておき、前記カード、前記ディスク、前記ディスクカートリッジ及び前記テープカセット上に該感熱記録層を転写する方法などが挙げられる。前記感熱記録層を転写する方法の場合には、前記感熱記録層上にホットメルトタイプなどの前記接着層や前記粘着層を設けておいてもよい。前記カード、前記ディスク、前記ディスクカートリッジ及びテープカセットなどのように剛直なものの上に前記可逆性感熱記録ラベルを貼付したり、前記感熱記録層を設ける場合には、サーマルヘッドとの接触性を向上させて画像を均一に形成するために弾力があり、クッションとなる層、又はシートを剛直な基体とラベル若しくは前記感熱記録層の間に設けることが好ましい。
図16Aは、集積回路233を示す概略の構成ブロック図である。また、図16Bは、RAMの記憶データの一例を示す構成ブロック図である。集積回路233は、例えば、LSIで構成されており、その中には制御動作を所定の手順で実行することのできるCPU235と、CPU235の動作プログラムデータを格納するROM236と、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAM237を含む。更に、集積回路233は、入力信号を受けてCPU235に入力データを与えるとともにCPU235からの出力信号を受けて外部に出力する入出力インターフェース238と、図示を省略しているが、パワーオンリセット回路、クロック発生回路、パルス分周回路(割込パルス発生回路)、アドレスデコード回路とを含む。
CPU235は、パルス分周回路から定期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコード回路は、CPU235からのアドレスデータをデコードし、ROM236、RAM237、入出力インターフェース238にそれぞれ信号を与える。入出力インターフェース238には、複数(図16A中では8個)の接触端子234が接続されており、前記専用プリンタ(リーダライタ)からの所定データがこの接触端子234から入出力インターフェース238を介してCPU235に入力される。CPU235は、入力信号に応答して、かつROM236内に格納されたプログラムデータに従って、各動作を行い、かつ所定のデータ、信号を入出力インターフェース238を介してシートリーダライタに出力する。
本発明の画像処理装置は、画像形成手段及び画像消去手段の少なくともいずれかを有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、搬送手段、制御手段等を有してなる。
本発明の画像処理方法は、前記本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像の形成及び消去の少なくともいずれかを行い、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、搬送工程、制御工程等を有してなる。
本発明の画像処理方法は、本発明の画像処理装置により好適に実施することができ、前記本発明の可逆性感熱記録媒体を加熱して画像の形成及び画像の消去の少なくともいずれかは前記画像形成手段及び画像消去手段の少なくともいずれかにより行うことができ、前記その他の工程は前記その他の手段により行うことができる。
前記画像形成手段は、本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を形成する手段である。また、前記画像消去手段は、前記本発明の可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を消去する手段である。
前記画像形成手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、サーマルヘッド、レーザーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記画像消去手段としては、本発明の前記可逆性感熱記録媒体を加熱して画像を消去する手段であり、例えば、ホットスタンプ、セラミックヒータ、ヒートローラ、ヒートブロック、熱風等や、サーマルヘッド、レーザー照射装置、等が挙げられる。これらの中では、セラミックヒータが好適である。前記セラミックヒータを用いることにより、装置が小型化でき、かつ安定した消去状態が得られ、コントラストのよい画像が得られる。前記セラミックヒータの設定温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、110℃以上が好ましく、112℃以上がより好ましく、115℃以上が更に好ましい。
前記サーマルヘッドを用いることにより、更に小型化が可能となり、また、消費電力を低減することが可能であり、バッテリー駆動のハンディタイプの装置も可能となる。また、前記画像の記録及び消去を兼ねて一つのサーマルヘッドとすることができ、この場合は、更に小型化が可能となる。一つのサーマルヘッドで記録と消去とを行う場合、一旦前画像を全部消去した後、改めて新しい画像を記録してもよいし、画像毎にエネルギーを変えて一度に前の画像を消去し、新しい画像を記録していくオーバーライト方式も可能である。該オーバーライト方式においては、前記画像の記録及び消去を合わせた時間が少なくなり、記録のスピードアップにつながる。
前記感熱記録層と情報記憶部とを有する可逆性感熱記録部材(カード)を用いる場合、前記装置には、情報記憶部の記憶を読み取る手段、書き換える手段なども含まれる。
前記搬送手段は、前記可逆性感熱記録媒体を順次搬送する機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、搬送ベルト、搬送ローラ、搬送ベルトと搬送ローラとの組み合わせ、などが挙げられる。
前記制御手段は、前記各工程を制御する機能を有する限り特に制限はなく、各工程の制御を行うことができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
図17に示すように、画像処理装置100は、ヒートローラ96と、サーマルヘッド95、及び搬送ローラを備えている。この画像処理装置においては、ヒートローラ96にて感熱記録層に記録された画像を加熱消去する。次いで、処理された新しい情報がサーマルヘッド95により感熱記録層に記録される。なお、図17中、97は給紙トレイ、98はリライタブルシート(可逆性感熱記録媒体)を表す。
図18及び図19に示すように、この画像処理装置100においては、最初、可逆性感熱記録媒体に貼り付けられたRF−IDタグの情報をRF−IDリーダライタ99により読み取り、新しい情報をRF−IDに入力した後に、ヒートローラにて感熱記録層に記録された画像を加熱消去する。更に、RF−IDリーダライタによって読み取り書き換えた情報を基にして、処理された新しい情報をサーマルヘッドにより感熱記録層に記録される。なお、RF−IDリーダライタ以外ではバーコード読み取り装置や、磁気ヘッド等を用いてもよい。バーコード読み取り装置の場合には可逆感熱記録層に既に記録されているバーコード情報を読み取った後、ヒートローラにより可逆感熱記録層に記録されたバーコード及び可視化情報を消去し、バーコードから読み取った情報を基に処理された新しい情報がバーコード及び可視化情報としてサーマルヘッドにより可逆感熱記録層に記録される。
ここで、ヒートローラの設定温度は可逆性感熱記録媒体の消去温度にマッチングする温度設定にすることが好ましい。例えば、ヒートローラ表面温度は、100℃以上190℃以下が好ましく、110℃以上180℃以下がより好ましく、115℃以上170℃以下が更に好ましい。
図20Aに示すように、この画像処理装置においては、最初、可逆性感熱記録媒体の磁気感熱記録層に記憶された情報を磁気ヘッドで読み取る。次に、セラミックヒータで可逆性感熱記録層に記録された画像を加熱消去する。更に、磁気ヘッドで読み取られた情報をもとにして、処理された新たな情報がサーマルヘッドにより、可逆性感熱記録層に記録される。その後、磁気感熱記録層の情報も新たな情報に書き換えられる。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が0.1μm〜1.0μmになるように粉砕分散した。
・2−アニリノ−3−メチル−6ジブチルアミノフルオラン(固形分100質量%)・・・1質量部
・下記構造式で表される電子受容性化合物(顕色剤、固形分100質量%)・・・4質量部
・アクリルポリオール樹脂40質量%溶液(三菱レイヨン株式会社製、LR327)・・・10質量部
・メチルエチルケトン・・・80質量部
得られた分散液にイソシアネート(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL、固形分75質量%)4質量部を加え、よく撹拌して、感熱記録層塗布液を調製した。次に、得られた感熱記録層塗布液を、厚み188μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン社製、テトロンフィルム)上にワイヤーバーを用いて塗布し、100℃にて2分間乾燥した後、60℃にて24時間加熱して、厚み12μm〜13μmの感熱記録層を設けた。
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が2μm〜3μmになるように粉砕し、分散させて、保護層塗布液を調製した。
・上記構造式(1)で表される化合物
ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA、固形分100質量%)・・・4質量部
・上記構造式(2)で表される化合物
ジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−60)・・・21質量部
構造式(1)の化合物/構造式(2)の化合物=1.6/8.4(質量比)
・シリカ(水澤化学工業株式会社製、P−526)・・・2質量部
・光重合開始剤(日本チバガイギー株式会社製、イルガキュア184)・・・1質量部
・イソプロピルアルコール・・・60質量部
・トルエン・・・10質量部
得られた保護層塗布液を前記感熱記録層上にワイヤーバーにて塗布し、90℃にて1分間加熱乾燥した後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ下で架橋させて、厚み3μmの保護層を設けた。以上により、参考例1の可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が0.1〜1.0μmになるように粉砕分散した。
・2−アニリノ−3−メチル−6ジブチルアミノフルオラン・・・1質量部
・下記構造式で表される電子受容性化合物(顕色剤)・・・4質量部
・アクリルポリオール樹脂40質量%溶液(三菱レイヨン株式会社製、LR327)・・・10質量部
・メチルエチルケトン・・・80質量部
得られた分散液にイソシアネート(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL)4質量部を加え、よく撹拌して、感熱記録層塗布液を調製した。次に、得られた感熱記録層塗布液を、厚み125μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルムU2L98W)上にワイヤーバーを用いて塗布し、100℃にて2分間乾燥した後、60℃にて24時間加熱して、厚み12μm〜13μmの感熱記録層を設けた。
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が2μm〜3μmになるように粉砕し、分散させて、保護層塗布液を調製した。
・上記構造式(1)で表される化合物
ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)・・・7質量部
・上記構造式(2)で表される化合物
ジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPEA−12)・・・18質量部
構造式(1)の化合物/構造式(2)の化合物=2.8/7.2(質量比)
・シリカ(水澤化学工業株式会社製、P−527)・・・3質量部
・光重合開始剤(日本チバガイギー株式会社製、イルガキュア184)・・・1質量部
・イソプロピルアルコール・・・60質量部
・トルエン・・・10質量部
得られた保護層塗布液を前記感熱記録層上にワイヤーバーにて塗布し、90℃にて1分間加熱乾燥した後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ下で架橋させて、厚み3μmの保護層を設けた。以上により、参考例2の可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が0.1μm〜1.0μmになるように粉砕し、分散した。
・2−アニリノ−3−メチル−6ジブチルアミノフルオラン・・・1質量部
・下記構造式で表される電子受容性化合物(顕色剤)・・・4質量部
・アクリルポリオール樹脂40質量%溶液(三菱レイヨン株式会社製、LR340)・・・10質量部
・メチルエチルケトン・・・80質量部
得られた分散液にイソシアネート(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL)4質量部を加え、よく撹拌して、感熱記録層塗布液を調製した。次に、得られた感熱記録層塗布液を、厚み100μmの白濁ポリエステルフィルム(東レ株式会社製、テトロンフィルム)上にワイヤーバーを用いて塗布し、100℃にて2分間乾燥した後、60℃にて24時間加熱して、厚み12μm〜13μmの感熱記録層を設けた。
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が2〜3μmになるように粉砕し、分散させて、保護層塗布液を調製した。
・上記構造式(1)で表される化合物
ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)・・・9質量部
・上記構造式(2)で表される化合物
ペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD THE−330)・・・16質量部
構造式(1)の化合物/構造式(2)の化合物=3.6/6.4(質量比)
・タルク(富士タルク工業株式会社製、LMS−300)・・・3質量部
・光重合開始剤(日本チバガイギー株式会社製、イルガキュア184)・・・1質量部
・イソプロピルアルコール・・・60質量部
・トルエン・・・10質量部
得られた保護層塗布液を前記感熱記録層上にワイヤーバーにて塗布し、90℃にて1分間加熱乾燥した後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ下で架橋させて、厚み3μmの保護層を設けた。以上により、参考例3の可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が0.1〜1.0μmになるように粉砕分散した。
・2−アニリノ−3−メチル−6ジブチルアミノフルオラン・・・1質量部
・下記構造式で表される電子受容性化合物(顕色剤)・・・4質量部
・アクリルポリオール樹脂40質量%溶液(三菱レイヨン株式会社製、LR340)・・・10質量部
・メチルエチルケトン・・・80質量部
得られた分散液にイソシアネート(日本ポリウレタン株式会社製、コロネートHL)4質量部を加え、よく撹拌して、感熱記録層塗布液を調製した。次に、得られた感熱記録層塗布液を、厚み75μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルムU3L99W)上にワイヤーバーを用いて塗布し、100℃にて2分間乾燥した後、60℃にて24時間加熱して、厚み12〜13μmの感熱記録層を設けた。
下記組成物をボールミルを用いて平均粒径が2〜3μmになるように粉砕分散し、保護層塗布液を調製した。
・上記構造式(1)で表される化合物
ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)・・・12質量部
・上記構造式(2)で表される化合物
ペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD TPA−330)・・・13質量部
構造式(1)の化合物/構造式(2)の化合物=4.8/5.2(質量比)
・タルク(富士タルク工業株式会社製、LMS−300)・・・3質量部
・光重合開始剤(日本チバガイギー株式会社製、イルガキュア184)・・・1質量部
・イソプロピルアルコール・・・60質量部
・トルエン・・・10質量部
得られた保護層塗布液を前記感熱記録層上にワイヤーバーにて塗布し、90℃にて1分間加熱乾燥した後、照射エネルギー80W/cmの紫外線ランプ下で架橋させて、厚み3μmの保護層を設けた。以上により、参考例4の可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
参考例1で得られた分散液に質量比が0.01になるようにジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA、固形分100質量%)を添加した以外は。参考例1と同様にして、感熱記録層を設けた。
−保護層の作製−
参考例1において、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)の替わりに、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)を用いた以外は、参考例1と同様にして、実施例5の可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
参考例2と同様にして感熱記録層を設けた。
前記感熱記録層上に下記組成物を混合撹拌した中間層塗布液をワイヤーバーで塗布し100℃で加熱乾燥して、厚み1.5μmの中間層を設けた。
・酸化亜鉛(住友大阪セメント株式会社製、ZS303、固形分32質量%)・・・4質量部
・熱硬化性樹脂(三菱レーヨン株式会社製、LR503、固形分50質量%)・・・2質量部
・コロネートHL(日本ポリウレタン株式会社製、固形分75質量%)・・・0.5質量部
・メチルエチルケトン・・・4質量部
質量比が0.02になるようにジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA、固形分100質量%)を添加した。
・ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)・・・0.02質量部
参考例2において、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)の替わりに、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)を用いた以外は、参考例2と同様にして、保護層を設けた。
下記組成物を混合して、常法によりバック層塗布液を調製した。
・ペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)・・・3質量部
・紫外線硬化型帯電防止剤
(新中村化学株式会社製、U−201PA−60)・・・7質量部
・光重合開始剤
(日本チバガイギー株式会社製、イルガキュア184)・・・0.5質量部
・シリカ(水澤化学工業株式会社製、P−526)・・・1質量部
・イソプロピルアルコール・・・17.5質量部
次に、前記感熱記録層、中間層、及び保護層を塗布済み支持体の塗工されていない側の面上に、前記バック層用塗布液をワイヤーバーにて塗布し、100℃にて2分間で乾燥後、60℃にて24時間キュアーを行って、厚み4μmのバック層を形成し、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
参考例3と同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例6と同様にして中間層を設けた。
−保護層の作製−
参考例3において、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)の替わりに、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)を用いた以外は、参考例3と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例6と同様にしてバック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−感熱記録層の作製−
参考例4と同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例6と同様にして中間層を設けた。
−保護層の作製−
参考例4において、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)の替わりに、上記構造式(1)で表される化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)を用いた以外は、参考例4と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例6と同様にしてバック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−断熱層の作製−
下記組成物を中空粒子が十分ほぐれるまで粉砕分散して断熱層塗布液を調製した。次に、得られた断熱層塗布液を、厚み188μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルム)上にワイヤーバーを用いて塗布し、110℃にて4分間乾燥して、厚み22μm〜24μmの断熱層を設けた。
・中空粒子の水分散液(固形分濃度30質量%)・・・30質量部
中空粒子:ガラス転移温度(Tg)105℃、中空率89%、D100=10μm、D100/D50=2.2
・ポリウレタン樹脂エマルジョン・・・28質量部
(固形分濃度35質量%、第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス150)
・完全ケン化ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度16質量%)・・・9質量部
・水・・・50質量部
実施例5と同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例6において、中間層のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)0.02質量%添加を、質量比が0.05になるようにペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD PET−30、固形分100質量%)0.05質量%添加した以外は、実施例6と同様にして、中間層を設けた。
−保護層の作製−
実施例5において、保護層組成物の構造式(1)の化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)の替わりに構造式(1)の化合物であるジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)を用いた以外は、実施例5と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例6と同様にして、バック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−断熱層の作製−
実施例9において、厚み188μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン社製、テトロンフィルム)の替わりに厚み125μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン社製、テトロンフィルムU2L98W)を用いた以外は、実施例9と同様にして、断熱層を設けた。
−感熱記録層の作製−
実施例6同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例6において、ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)0.02質量%添加の替わりにペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD PET−30)0.06質量%添加にした以外は、実施例6と同様にして、中間層を設けた。
−保護層の作製−
実施例6において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)を用いた以外は、実施例6と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例6と同様にしてバック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−断熱層の作製−
実施例9において、厚み188μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルム)の替わりに厚み100μmの白濁ポリエステルフィルム(東レ株式会社製)を用いた以外は、実施例9と同様にして、断熱層を設けた。
−感熱記録層の作製−
実施例7同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例7において、ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)0.02質量%添加の替わりにペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD PET−30)0.07質量%添加にした以外は、実施例7と同様にして、中間層を設けた。
−保護層の作製−
実施例7において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)を用いた以外は、実施例7と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例7と同様にしてバック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
<可逆性感熱記録媒体の作製>
−断熱層の作製−
実施例9において、厚み188μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルム)の替わりに厚み75μmの白濁ポリエステルフィルム(帝人デュポン株式会社製、テトロンフィルムU3L99W)を用いた以外は、実施例9と同様にして、断熱層を設けた。
−感熱記録層の作製−
実施例8同様にして感熱記録層を設けた。
−中間層の作製−
実施例8において、ジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)0.02質量%添加の替わりにペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD PET−30)0.08質量%添加にした以外は、実施例8と同様にして、中間層を設けた。
−保護層の作製−
実施例8において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD D−310)の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)を用いた以外は、実施例8と同様にして、保護層を設けた。
−バック層の作製−
実施例8と同様にしてバック層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。
参考例1において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)4質量部、及びジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−60)21質量部の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)25質量部を用いた以外は、参考例1と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
参考例2において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)7質量部、及びジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPEA−12)18質量部の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)25質量部を用いた以外は、参考例2と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
参考例3において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)9質量部、及びペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD THE−330)16質量部の替わりにジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)4質量部、及びジペンタエリスルトールアクリレート(根上工業株式会社製、UN−3320HA)21質量部を用いた以外は、参考例3と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
参考例4において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)12質量部、及びペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD TPA−330)13質量部の替わりにジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−60)25質量部を用いた以外は、参考例4と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
参考例3において、保護層組成物のジペンタエリスルトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPHA)9質量部、及びペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD THE−330)16質量部の替わりにジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−60)9質量部、及びジペンタエリスリトールアクリレート(日本化薬株式会社製、KAYARAD DPCA−12)16質量部を用いた以外は、参考例3と同様にして、可逆性感熱記録媒体を作製した。
作製した各可逆性感熱記録媒体を、直径4mmの鉄筒に巻きつけ記録媒体表面を目視により評価し、下記の評価基準に基づき評価した。
〔評価基準〕
◎:可逆性感熱記録媒体表面は正常でクラックなし
○:可逆性感熱記録媒体表面にほんの少しクラックが発生した
△:可逆性感熱記録媒体表面にクラックが発生した
×:可逆性感熱記録媒体表面にクラックが大きく発生し、表面が破壊した
作製した各可逆性感熱記録媒体を、三和ニューテック株式会社製シートプリンター(Prepeat3100)を用いて、消去と印字の繰返し画像形成を100回行った後に記録媒体のカールを定規により評価し、下記の評価基準に基づき評価した。
〔評価基準〕
◎:可逆性感熱記録媒体のカールがほとんど観察されなかった
○:可逆性感熱記録媒体のカールが1〜5mm未満だった
△:可逆性感熱記録媒体のカールが5〜10mm未満だった
×:可逆性感熱記録媒体のカールが10mm以上だった
作製した各可逆性感熱記録媒体上にRIテスターにて、OPニス(T&K TOKA社製、UP2L)を1μm形成し、80w/cmの紫外線ランプで架橋させて印刷を行ったときの印刷ののり具合を下記の評価基準に基づき評価した。
〔評価基準〕
○:印刷がねらい通り塗工され、爪で引っかいても剥がれなかった
△:印刷がねらい通り塗工されたが、爪で引っかくと剥がれた
×:印刷できなかった
作製した各可逆性感熱記録媒体上に碁盤目試験機を使い、カッターの刃で媒体面上に傷を設け、該傷にセロテープ(登録商標)(ニチバン株式会社製)を貼り、それをはがしたときの保護層の剥がれ具合を下記の評価基準に基づき評価した。
◎:剥がれなし
○:90%以内の剥がれ
△:50%以内の剥がれ
×:50%以上の剥がれ
作製した各可逆性感熱記録媒体を、PCC社製カードプリンター(R28000)を用いて、消去と印字の繰返し画像形成を100回行った後に記録媒体表面を目視により評価し、下記の評価基準に基づき評価した。
〔評価基準〕
○:記録媒体表面は正常でキズなし
△:記録媒体表面にキズが発生した
×:記録媒体表面にキズが大きく発生し、表面が破壊した
作製した各可逆性感熱記録媒体を、PCC社製カードプリンター(R28000)を用いて、消去と印字の繰返し画像形成を100回行った後にマクベス濃度計RD−914、X−Rite938にて発色部と消色部の画像濃度値を測定した。
2 鏡面板
3 可逆性感熱記録ラベル
4 基体シート
5 可逆性感熱記録媒体
6 コアシート
7 オーバーシート
10 可逆性感熱記録ラベル
11 支持体
13 感熱層
14 中間層
15 保護層
16 バック層
21 可逆性感熱記録カード
22 書き換え記録部
23 印刷表示部
24 バック層
25 窪み部
26 書き換え記録部
30 出入口
31 搬送ローラ
32 ガイドローラ
33 センサ
34 磁気ヘッド
34c 制御手段
35 プラテンローラ
36 ガイドローラ
37 搬送ローラ
38 セラミックヒータ
38c セラミックヒータ制御手段
39 ガイドローラ
40 搬送ローラ
43 センサ
43a センサ
44 プラテンローラ
45 搬送ローラ
46 搬送ローラ
47 搬送ローラ
48 搬送ベルト
49b 搬送路
50 搬送路
51 センサ
52 プラテンローラ
53 サーマルヘッド
53c サーマルヘッド制御手段
55a 搬送路切換手段
55b 搬送路切換手段
56a 搬送路
56b 搬送路
57a リミットスイッチ
57b リミットスイッチ
58 搬送ベルト
59 搬送ローラ
60 ガイドローラ
61 出口
70 MDディスクカートリッジ
71 CD−RW
72 ビデオカセット
81 ICチップ
82 アンテナ
85 RF−IDタグ
90 産業用リライタブルシート(可逆性感熱記録部材)
91 表示部
92 バーコード
94 セラミックヒータ
95 サーマルヘッド
96 ヒートローラ
97 給紙トレイ
98 可逆性感熱記録媒体(リライタブルシート)
99 RF−IDリーダライタ
100 画像処理装置
101 保護層
102 感熱層
103 支持体
104 バック層
105 接着剤層又は粘着剤層
106 中間層
107 反射放熱層
108 第2誘電体層
109 光情報記憶層
110 第1誘電体層
111 基体
112 ハードコート層
231 ウエハ
232 ウエハ基板
233 集積回路
234 接触端子
235 CPU
236 ROM
237 RAM
238 入出力インターフェース
239a〜239g 記憶領域
Claims (23)
- 支持体と、該支持体上に感熱記録層と、該感熱記録層上に保護層とを有する可逆性感熱記録媒体において、
前記感熱記録層が、電子供与性呈色性化合物及び電子受容性化合物を含有し、温度に依存して色調が可逆的に変化し、
前記保護層が、ペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物及びジペンタエリスリトール基を有するアクリレート化合物から選択される2種のアクリレート化合物を含む組成物の重合物を含有し、
前記保護層の前記支持体側の面と接する層が、ペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかを有するアクリレート化合物を含有することを特徴とする可逆性感熱記録媒体。 - 2種のアクリレート化合物のうち、一方がペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかと、エステル結合を有する重合性基とが直接結合したアクリレート化合物(A)であり、
他方がペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかと、エステル結合を有する重合性基との間に、エステル結合を有する置換基を有していてもよい鎖状の炭化水素基を有するアクリレート化合物(B)である請求項1に記載の可逆性感熱記録媒体。 - 2種のアクリレート化合物(A)及び(B)の配合質量比が、(A)/(B)=1.0/9.0〜5.0/5.0である請求項2に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 2種のアクリレート化合物が、下記構造式(1)及び(2)で表される請求項1から3のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 電子受容性化合物が、下記構造式(3)及び(4)のいずれかで表されるフェノール化合物である請求項1から4のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- ペンタエリスリトール基及びジペンタエリスリトール基のいずれかを有するアクリレート化合物が、下記構造式(5)で表されるアクリレート化合物(C)である請求項5に記載の可逆性感熱記録媒体。
- アクリレート化合物(C)の含有率が、アクリレート化合物(C)の乾燥質量/該アクリレート化合物(C)を含有する層の乾燥質量=0.01〜0.10である請求項6に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 保護層の支持体側の面と接する層が、感熱記録層である請求項1から7のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 保護層の支持体側の面と接する層が、感熱記録層と保護層の間の中間層である請求項1から7のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 感熱記録層と支持体との間に、少なくとも中空粒子を含有する断熱層を有する請求項1から9のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 中空粒子が、中空率70%以上であり、該中空粒子の最大粒子径(D100)が5.0〜10.0μmであると共に、50%頻度の粒子径(D50)との比率(D100/D50)が2.0〜3.0であり、前記中空粒子を形成する材料がアクリロニトリル及びメタアクリロニトリルの少なくともいずれかをモノマー単位とする共重合体である請求項10に記載の可逆性感熱記録媒体。
- 可逆性感熱記録媒体が、ラベル状、シート状及びロール状のいずれかの形態に加工されている請求項1から11のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 可逆性感熱記録媒体の画像を形成する面及び反対側の面の少なくともいずれか一方の面の少なくとも一部に、不可逆な可視情報及び印刷可能部分の少なくともいずれかを有する請求項1から12のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体。
- 請求項1から13のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体の画像を形成する面と反対側の面に、接着剤層及び粘着剤層のいずれかを有することを特徴とする可逆性感熱記録ラベル。
- 情報記憶部と可逆表示部とを有し、該可逆表示部が請求項1から11のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体を有することを特徴とする可逆性感熱記録部材。
- 情報記録部が、磁気感熱記録層、磁気ストライプ、ICメモリ、光メモリ、ホログラム、RF−IDタグカード、ディスク、ディスクカートリッジ及びテープカセットから選択されるいずれかである請求項15に記載の可逆性感熱記録部材。
- 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去手段との少なくともいずれかを有してなり、該可逆性感熱記録媒体が請求項1から13のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理装置。
- 画像形成手段が、サーマルヘッド及びレーザー照射装置のいずれかである請求項17に記載の画像処理装置。
- 画像消去手段が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかである請求項17から18のいずれかに記載の画像処理装置。
- 可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に画像を形成する画像形成工程、及び、可逆性感熱記録媒体を加熱して該可逆性感熱記録媒体に形成された画像を消去する画像消去工程の少なくともいずれかを含み、該可逆性感熱記録媒体が請求項1から13のいずれかに記載の可逆性感熱記録媒体であることを特徴とする画像処理方法。
- 画像の形成が、サーマルヘッド又はレーザー照射装置のいずれかを用いて行われる請求項20に記載の画像処理方法。
- 画像の消去が、サーマルヘッド、セラミックヒータ、ヒートロール、ホットスタンプ、ヒートブロック及びレーザー照射装置から選択されるいずれかを用いて行われる請求項20から21のいずれかに記載の画像処理方法。
- サーマルヘッドを用いて画像を消去しつつ新しい画像を形成する工程を含む請求項21から22のいずれかに記載の画像処理方法。
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